東海大学 2015 年度 海洋地球科学研究 サーフィンに適した沿岸波浪および気象条件 導出の試み 指導轡田邦夫教授 東海大学海洋学部海洋地球化学科 2BKJ1158 氏名辻政孝

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1 東海大学 2015 年度 海洋地球科学研究 サーフィンに適した沿岸波浪および気象条件 導出の試み 指導轡田邦夫教授 東海大学海洋学部海洋地球化学科 2BKJ1158 氏名辻政孝

2 論文の内容要旨 論文題目 サーフィンに適した沿岸波浪および気象条件導出の試み 辻政孝 (2BKJ1158) 入学当初から始めたサーフィンを少しでも科学に適用できないかという思いと, サーフィンに適した波浪 気象条件を統計的に示した研究がほとんどないことが本研究の動機である. 従来のサーフィンに適した条件は, 多くのサーファー自身の体験に基づく主観的視点に頼っており, 波の特性などへの良い指標がないため, それらを数値化し客観的指標へ転換することを目的とした. 実際, サーフィンの好条件時に関係する事象として, 地形 潮汐 有義波高 周期 風速 風向等の条件が想定されるが, 本研究では県内有数のサーフィンスポットである御前崎海岸を対象とし, 全国港湾海洋波浪情報網 ( ナウファス ) による有義波高 有義波周期および地上気象観測による風速 風向を使用すると共に, 現場観測によるブログから波のサイズ, 観測時間, 写真から海面の情報を用いて好条件を設定し, それらの時期に対する波浪および気象条件に関する統計解析を行った. その結果, 従来の経験則から好条件とされているオフショア ( 岸から海へ ) の風が約 75% であると共に. 風速が約 8m/s 以下であることが実証された. また有義波高および周期はそれぞれ 0.6m~1.0m 及び 5~8s の時期が好条件に相当することが明らかになった. 今回の解析ではデータ数が少なく, 潮汐を考慮すべきなどの課題が残る結果となった.

3 目次 1. 序論 1 1 序論 2 用語 2 2. 解析方法 使用データ 解析方法 9 3. 結果及び考察 全体 要素別ヒストグラムの作成 風向への依存性 結論 今後の展望 16 謝辞 17 参考文献 18 付図 20

4 序論本研究の発端は, 入学当初から行っているサーフィンを少しでも科学に適用できないかという思いに基づく. サーフィンは海の上で板を使用して波に乗るスポーツである. サーフィンには, ショートボード, ロングボード, ファンボード, ボディボード, ボディーサーフ,SUP サーフ (STAND UP PADDLE) の 6 種類がある ( 富山ほか,1997) が, 本研究ではショートボードを使用したサーフィンを想定して行った. 日本は海に囲まれている国なのにサーフィンに適した波浪 気象条件を統計的に示した研究例がほとんどない点が本研究の動機である. 現行のサーフィンに適した条件は, 多くのサーファー自身の経験に頼っており, 波や気象条件等に対する良い指標が存在するとは言い難い. そのため多くのサーファーは天気図を見て個々の考えで波を予測したり ( 森,2012), 波情報サイトを利用して波の情報を得ているのが現状である. これらのサイトは, それらを運用するスタッフ自身が現場に赴き目視して得た情報により, それらを統計的に処理された例はほとんどない. そこで本研究では, 従来の多くのサーファー自身の体験に基づく主観的視点による数値を客観的指標へ転換することを試みた. 実際, サーフィンの好条件時に関する事象として地形 潮汐 波高 周期 風速 風向 波向き 最大波高 波数等の条件が想定されるが, 本研究では県内有数のサーフィンスポットである御前崎海岸を対象とし, 全国港湾海洋波浪情報網 ( ナウファス ) による有義波高 有義波周期および地上気象観測による風速 風向を使用すると共に, 現場観測によるブログから波のサイズ, 観測時間, 写真から海面の情報を用いて好条件を設定し, それらの時期に対する波浪および気象条件に関する統計解析を行った. 23 1

5 序論 2 用語サーフィンとはサーフィンとは本来波に乗ることであるが, 現在は, 浮力のある板 ( サーフボード ) を使って沖合から波打ちぎわまで波乗りする海のスポーツを意味するのが一般である. 板を使用して行うもの以外にもカヌーのようにパドル ( 櫂 ) を用いるサーフスキーもある.( 加藤,2006) サーフィンの歴史サーフィンの起源はあまりにも古くはっきりとした時期が分からない. だが, 西暦 400 年頃にはサーフィンの原形が存在したといわれている. 今日分かっていることは, 古代ポリネシア民族のライフスタイルと深い関係がある. 古代ポリネシア人は海の民と呼ばれ大洋を航海する高度な技術を持っていた. 漁から戻ってくるときに珊瑚礁の上を通過する時に波を乗って戻ってくる漁業技術の一つで 波乗り が娯楽に代わり舟から木の板へと変化していった. 古代サーフィンは, he enalu と呼ばれていた. ヨーロッパ人でサーフィンを始めて知ったのは探検家ジェームズ クック船長だとされている. ジェームズ クック船長がタヒチとハワイでサーフィンを見たことを航海日誌に書き残している. 古くから波乗りが行われている.( 加藤,2006)( 富山,1997)

6 サーフィンの種類サーフィンの種類は前筋でも説明したが, 基本的に波に乗ることである. ここでは板を使用したサーフィンの種類について説明する. 種類だがショートボード, ロングボード, ファンボード, ボディボード, ボディーサーフ,SUP サーフ (STAND UP PADDLE) の 6 種類がある. ショートボードショートボードの定義は長さが 6ft6inch までが一般的解釈である. 長さが短く回転性が良いため派手な動きが可能だが, 十分な浮力があるわけではないため初心者が立つまでには時間がかかる. サーフボードは波の力を受けて走るので, 浮力の少ないショートボードはボードコントロールによって波の力ある場所を使用してボードを走らせる. 本研究ではショートボードを対象にした.( 富山,1997) 図 1 ショートボード ファンボードファンボード ( ミッドレングスボードの総称 )6ft7inch~8ft11inch までが一般的. ファンボードには2 種類ある.1つはショートボードを伸ばしたタイプある. 回転性も重視しかつ板の厚み幅を増やし浮力が増したボードである.2つめはロングボードを短くしたタイプである.1960 年代まではロングボードが支流だったが,60 年代後半から 70 年代にかけて回転性を向上させるためボードが短くなった. この期間の間にミッドレングスボードといわれるロングボードのデザインがベースとなっているため前者のボードより浮力がある. 図 2 ファンボード ( 小倉,2011)

7 ロングボードロングボードの定義は長さ 9.0 ft 以上のボードが一般的である. ロングボードは浮力があるため小さな波に乗ることも容易にできる. 更には波の力を十分に受けてくれるので, ボードが走り出したらボードの上に立っただけでも長い距離波に乗ることができる. ショートボードより長く乗ることができる. ただしショートボードのような派手なアクションは難しい. 初めてサーフィンを行う人の多くが使用している. 図 3 ロングボード ( 細川,2007) ボディーボード起源は浪打ち際の波に安全に乗るために生まれた. スポーツである. サーフボードとの違いはビート板を大きくしたものに近いスポンジでできているため比較的安全である. サーフィンと違い腹ばいになり波に乗る. 更に足にフィンを着用している. 図 4 ボディーボード ( 森田,1996) ボディーサーフィン道具を使わずに波に乗って滑るスポーツ. 補助道具としてハンドプレーンやフィンを使用するが基本的に体一つで波に乗る. 図 5 ハンドプレーン SUP サーフィン SUP(STAND UP PADDLE) でサーフィンを行うスポーツ SUP にはパドルを 用いて初めから板の上に立った状態で波乗りを行う. 図 6 SUP ボード 90 4

8 有義波高 有義波周期波浪は不規則で波高や周期によって風浪とうねりに分類される. 複雑な性質があるため波浪の記述の方法としてある測点において一定の観測時間内に波周期の記録を行い, 波高の高い順に選び出し大きいものから数えて全数の 3 分の 1 をとり, それらの波高および周期の平均を求めたものである.( 永田,1998) オフショア オンショアについて オフショア岸から海に向けて吹く風のこと. オフショアはうねりや波を整え, サーフィンに適した波を作る. サーフスポットでは, どの風向から吹く風がオフショアになるかは必ず知っておきたい. オフショアが強すぎると沖に流されてしまう事もあるので注意が必要.( 栗林,2008) オンショアオフショアとは逆に海から岸に向かって吹く風であり. うねりや波の面を悪くし, あまりサーフィンに適さない風を言う.( 栗林,2008) 波のサイズの読み方多くのサーファーが波のサイズについて体の部位で表現する. サーファーが波に乗った時にボトムからどの体のどの高さかをサイズで判断している.( 図 7 波のサイズのはかり方 ) 図中の人物は日本の平均身長の約 170 cm を想定している.( 栗林,2008) 111 5

9 , 解析方法 2-1 使用データ (1) 全国港湾海洋波浪情報網 ( ナウファス )Nationwide Ocean Wave information network for Ports and HArbourS )( 以降, ナウファスと略す ) 国土交通省港湾局 各地方整備局 北海道開発局 沖縄総合事務局 国土技術政策総合研究所および国立研究開発法人港湾空港技術研究所の相互協力のもとに構築 運営されている.( リアルタイムナウファス : 国土交通省港湾局全国港湾海洋波浪情報網 観測機器 ナウファスで使用さている観測機器は海象計を用いている. 海象計は株式会社ソニック USW-1000 を使用している ナウファスのデータについてナウファスのデ-タには 速報値 と 確定値 があり. 速報値 はノイズを機械的にチェックしたデータから波高 周期等の緒元を計算した結果であり, 確定値 は 速報値 をさらに精査したものある.( リアルタイムナウファス : 国土交通省港湾局全国港湾海洋波浪情報網 今回使用したのは確定値のものを使用した. 観測項目は表面波 水粒子速度 水圧波である.( 株式会社ソニック海象計 それにより算出されるのは波数 平均波高 平均周期 有義波高 有義波周期 1/10 波高.1/10 波周期 最高波高 最高波周期 波向きの観測を行っている. 今回使用した数値は有義波高 有義波周期の 2 種類である

10 使用地点 1970 年より観測開始された当初は酒田港, 金沢港, 八戸港, 鹿島港, 東京湾, 潮岬, 神戸港, 宇部港, 端島, 田子の浦港, 苫小牧港, 留萌港, 紋別港, 釧路港の 15 点で行われていた 年から, 新しい連続観測システムの運用を開始した.2014 年末時点における連続観測システムの運用は,71 地点である. 従来は 2 時間毎のデータで,1 日 12 回の波浪解析が行なわれてきたが, 新システムでは, 波浪解析が連続的に実施できるようになり, 観測が 20 分間毎に 1 日 72 回の波浪解析が行なわれている. これによって, より詳細な波浪情報の提供が可能となった 年 3 月現在,78 観測地点において波浪の定常観測を実施している. 本研究で使用する御前崎港の観測は 1988 年から開始され, 数回の観測点の移動があった. 本研究の期間である 2012/8~20113/6 の観測位置の緯度経度は N E である. 本研究では連続データを使用した. ( 海洋情報研究領域海象情報研究チーム全国港湾海洋波浪観測年報一覧

11 (2) 気象庁地上気象観測 アメダスデータアメダスとは AMeDAS:Automated Meteorological Data Acquisition System の略で, 地域気象観測システム 雨, 風, 雪などの気象状況を時間的, 地域的に細かく監視するために, 降水量, 風向 風速, 気温, 日照時間の観測を自動的におこなう. アメダスは 1974 年 11 月 1 日に運用を開始して, 現在, 降水量を観測する観測所は全国に約 1,300 か所 ( 約 17km 間隔 ) ある. このうち, 約 840 か所 ( 約 21km 間隔 ) では降水量に加えて, 風向 風速, 気温, 日照時間を観測しているほか, 雪の多い地方の約 320 か所では積雪の深さも観測している ( 気象庁のホームページ ). 本研究では 2012 年 8 月から 2013 年の 6 月までのアメダス御前崎観測所のデータを使用した. 御前崎観測所は 1975 年 12 月 11 日から観測開始され, その緯度経度は N E であり, 海面上の高さ 45(m) で風速計の高さは 16.3(m) である. 使用した項目は 10 分値の風向と風速のデータを使用した.10 分値を有義波高と同じ時間軸で確認するため 20 分値に転換して使用した.( 国土交通省気象庁地域気象観測システム ( アメダス ) (3) 現場観測データ本研究で使用した現場でのデータは (TA5/ ウェブリブログ 以降, サーフブログと書く ) からの情報を基に情報のシートを作成した. サーフブログ情報には波のサイズと観測した時間, 風速, 風向の情報と波の写真が記載されてある

12 解析方法 サーフブログより時間, 波のサイズを作成した. 表 1 サーフブログ情報をシート化 本研究で用いた良い波かどうかの判断には, 基本的に波のサイズが腰以上ク ローズ未満の間で写真から海面が荒れていなかサーフィンに好条件化を判断し て作成を行った. day/time 波のサイズ良かった日 2012/8/1 5:30 頭オーバー 2012/8/2 6:00 頭オーバー 2012/8/3 6:30 頭オーバー /8/4 5:30 頭 /8/5 6:00 頭オーバー /8/6 6:00 胸肩 /8/7 6:00 肩頭 /8/8 6:00 胸 /8/9 6:30 腰胸 /8/10 6:00 腰 /8/11 6:30 膝腰 2012/8/12 7:00 膝腰 表 1 のシートを基に類似時間のナウファスの有義波高, 周期を合わせた. 表 2 ブログとナウファス情報ナウファスの情報とアメダスの情報ブログの情報 day/time 有義波高 有義波周期波のサイズ良かった日 2012/8/1 5: 頭オーバー 2012/8/2 6: 頭オーバー 2012/8/3 6: 頭オーバー /8/4 5: 頭 /8/5 6: 頭オーバー /8/6 6: 胸肩 /8/7 6: 肩頭 /8/8 6: 胸 1 を 1 度に比較するために類似時間を選択しシートを作成した. 風向が文字媒体 9

13 なのでこれを 16 方位の数値に変換して解析を行った. 表 3 ブログの情報とナウファスおよびアメダスの情報 day/time 有義波高 有義波周期風速 風向 波のサイズ良かった日 2012/8/1 5: 東北東 67.5 頭オーバー 2012/8/2 6: 東 90.0 頭オーバー 2012/8/3 6: 北北東 22.5 頭オーバー /8/4 5: 東北東 67.5 頭 /8/5 6: 東北東 67.5 頭オーバー /8/6 6: 東 90.0 胸肩 /8/7 6: 北北東 22.5 肩頭 /8/8 6: 東北東 67.5 胸 /8/9 6: 南東 腰胸 /8/10 6: 北東 45.0 腰 /8/11 6: 北 0.0 膝腰 2012/8/12 7: 北東 45.0 膝腰 表 3 を用いて統計的な解析を行った. 具体的には, 各要素に対して, どの要素が高条件時影響を与えているのかに 注目した. 解析期間 2012 年 8 月 1~2013 年 6 月 30 日 (334 日 ) である

14 結果及び考察 3-1 全体御前崎における 2012/6~2013/8 の期間に対して, 序論で定義した良かった日は 82 日検出された. これは対象とした全日数 334 日の約 25 % に相当する. 言い換えると全体の 1/4 は良い波であり, 四日に 1 度は良い波が来たことに相当する 上記で良いとされた日に対して月別の頻度をグラフに示した. その結果,12~3 月までが明らかに少ない傾向を示している ( 図 8). その理由として西風が多いことがあげられる. そこで月別風向発生頻度ヒストグラム図 9 (f)~(i) を見ると, どれも西寄りの風の発生頻度が高いことがわかることから, 西高東低の気圧配置の時に良くない条件になることが推測される. 更に他の時の天気図を確認すると ( 図 10-1,2,3), 梅雨前線, 台風, 秋雨前線が関係していることが示唆される

15 要素別のヒストグラムを作成有義波高 Waveh1 のグラフ ( 図 11) から有義波高 0.4~0.7 (m) の時の発生頻度が高いことが見て取れる. これらは全体の約 40 % に相当する. 次に Waveh2( 図 12) をみると, このグラフは良かった日の有義波高を選択して作成したグラフを示しており, これから 0.6~1.0 (m) 時に高い値を示している. この波高の範囲は良い波とされている全日数の 56% を占めている. 次に全期間 (334 日 ) の中で 0.6~1.0 (m) の範囲を決め, その中での良かった日の割りあいは約 34 % になった. これより一つの指標として有義波高.6~1.0 (m) の範囲が良い波の条件としてあげられる 有義波周期 Wavep1 2 のヒストグラム ( 図 13.14) は Y 軸が周期であり,0.5 秒間隔での発生頻度を示している. 図 13 からは 4.6~6.5 (s) の時の発生頻度が高く, これらが全体の約半分を占めている. 次に良かった日に相当する同様のヒストグラム ( 図 14Wavep2) を見ると, 明らかに 5.1~8.5 (s) の時に良い波が来ている. これは良い波とされていた全日数の 81% を占めており, 次に全期間 (334 日 ) の中で 5.1~8.5 (s) の範囲を決め, その中での良かった日の割合いは 28% になった. 更に図 14 から X 軸の 2% 以上の条件だけを選択すると 5.1~5.5 (s),6.1~8.0(s) の条件にり. 上記と同じことを行った結果約 30% となった. これより周期の指標は 5.1 (s)~8.5 (s) である. 今後データを増やすことによって明確な指標の提示が可能である

16 風速 Wind2( 図 15) から明らかなことは,8.1 (m/s) 以上の時には良い波が来ていないことがわかる. よってサーフィンを行う上で風は弱ければ弱いほど良いといえるが, 今回データが少なかったために 0.1~1.0 (m/s) までの風速が弱い日をグラフに示せなかった. 風速 1.1~4.0 (m/s) は良かった日の 77 % を占めている. 今回のデータからはサーフィンに適した風速は 1.1~4.0 (m/s) であることが明らかになった. 全期間 (334 日 ) の中で風速 1.1~4.0 (m/s) の範囲を決め, その中での良かった日の割合いは約 37 % であった 風向 Windd1( 図 17) に対する結果は西風が明らかに多いことを示した. 次に多いのが北北東の風向の時である. ウインドローズ ( 図 19) を見ても明らかなように, 本研究で対象とした御前崎付近では西風の発生率が高い傾向がみられる. 次に Windd2( 図 18) を見ると, 北 ~ 東北東の風が良い日全体の約 75 % も占めている. 以上から, サーフィンに適した風向は北, 北北東, 北東, 東北東と言える. 全体からこれらの条件指定をしたうえで, よかった日を抽出する ( 良かった日 / 全体の条件指定の風向 ) と, 約 41 % の発生頻度であった. これらは他の要素に対する同様の条件に比べて, 唯一 40 % 以上の数値を示している. 以上のことからサーフィンに適した風向はオフショアの風であることが証明できた

17 風向への依存性前節までの解析結果から, 特に高い発生比率を示した風向に注目して更なる解析を行った. 始めに風向と波高, 風向と周期, 風向と風速を比較した ( 図 21.22). その結果, 風向と周期の間には系統的な関係性を検出することは困難である. 図 24 より波高が 0.5 (m) 以上の時に良いことが再確認できた. 風速も同様に図 23 より 4.0 (m/s) 以下の時良い状況が多いことが再確認できた 図 24 より波高が高い時でも好条件になっている, 風向は北北東, 北東, 東北東の風向のときである. 図 26 より風速も同様に 5.0 (m/s) 以上の風速の時は北北東, 北東, 東北東の風向である. 以上 2 つの事から考察すると, オフショアの時に限り高い波高, かつ風速が高い時に良い条件になりうる可能性がある. その理由として考えられることは, 風によって波が抑制されていることが考えられる. その根拠として, 通常なら良い条件に入る波高にも関わらず条件から除外された際の共通点として, 風速が高いことが挙げられる. 今後の課題として砕波する波高の条件が確定すればこの考察の裏付けになると言える

18 結論本研究では, サーフィンをする上で波のサイズに注目し, それに適した条件を抽出して, それらの発生頻度の高いときの波浪や気象条件に対する主観的視点を客観的指標へ変換することが目的であった. その理由として, 科学的にサーフィンに適した指標がない現状があり, 良いとされている状況には科学的根拠が示されていないことがある. 更に統計的に扱った研究例も少ないことがあげられる. 用いた資料はナウファス, アメダス, サーフィンブログを用いた. サーフブログなら多くのショップが波情報と共に写真を挙げていることが多く, かつ誰でも見ることが可能であるためである. この 3 つのデータを使用して一枚のシートを作成し, それを基に統計解析を行った. その結果, 約一年間でサーフィンに適した好条件は全体の約 25% であった. 月毎でグラフを作成した結果,12~3 月までは御前崎ではサーフィンに適していない時期である.4~11 月までが良い, 特に良い月は 6 月および 8 月である. その理由として,6 月は天気図 (2013 年 6 月 ) より日本付近に前線が多かった (26 日 ) ためであることがあげられる. また 8 月は気象庁のデータ (2012 年 8 月 ) より台風が (5 つ ) 発生し, 天気図より日本付近に台風が存在した日数が 30 日見て取れた. よって台風の影響であるとかんがえられる. 次に大まかな指標を提示することができた. 有義波高 0.6m~1.0 m 334 周期 5s~8 s 335 風速風速 4.0 m/s ( 特殊な事例として 8 m/s 以下 ) 336 風向 北, 北北東, 北東, 東北東の風向き 以上がそれぞれの要素の結果である. 次に風向に関してサーフィンに適している風向はオフショアであることが証明できた. 風向がオフショアの条件下で波高が高く風速が速い時には, サーフィンに好条件な時もあることがわかった. 複数の要因が重なった時に好条件になる例もある. 15

19 今後の展望本研究で行った解析では, サーフィンに適した全ての好条件時に対応できる指標を表すことができなかったが, 一方でサーフィンに適した好条件時には多くの要因が関係している事を証明できたと言える. 今後の課題として, 第 1 が, データ数が少なかったために対象とした期間および事象がわずかであったので, 更に多くのデータを用いた統計解析をする必要がある. データ数が増えれば月変動を統計的に扱い, サーフィンに適した月を詳しく見ることができるとともに, 年ごとの変動も見ることが可能となる. 更に今回は一つのポイントで検証を行ったので地域間での相違を比較する事ができなかった. 従って, 比較対象ポイントを増やし, 他のポイントでも同様な解析をする必要がある. 第 2 が今回使用した対象が 4 つの要素だけであったが, サーフィンには他の要素も関係していることが推察されるため, 有義波高, 有義波周期, 風速, 風向以外にも沿岸の海底地形, 潮汐, 波向き, 波数, 最大波高なども考慮した更なる解析を通して, より詳しく調べる必要がある. 最後にサーフィンは基本的に波がないとできない. そこで波を起こす要因である台風や熱帯低気圧, 爆弾低気圧, 梅雨前線, 秋雨前線などの気象学的要因も含めた総合的な解析をする必要がある

20 361 謝辞 本研究にあたって私の言葉不足で内容を伝えるのに時間がかり手間をおかけしました. 最後までご指導していただいた東海大学海洋学部海洋地球科学科の轡田邦夫教授に深く感謝しております. また, 研究の助言をしていただいた東海大学海洋学部海洋地球科学科の植原量行教授, および轡田研究室の先輩, 亀田さん 八木さん 亀村さん. 同研究室のメンバー長谷川くん, 塚本くん, 平山くんにも深く感謝しています. 他の研究室でありながら私に多くの助言を言ってくれた小端くん, 山田さんには本当に感謝しています

21 372 参考文献 小倉伸一 (2011) スポーツ用語辞典海洋情報研究領域海象情報研究チーム, /2/1 過去天気日本気象協会, /2/1 加藤周一 (2006) 世界大百科事典第 2 版株式会社ソニック海象機器 /2/1 栗林了二 (2008) ショートボードサーフィンをマスターするスキージャーナル株式会社 159pp 国土交通省気象庁地域気象観測システム ( アメダス ) /2/1 TA5/ ウェブリブログ /2/1 富山英輔 (1997): サーフィン上達 101 のコツ, 枻出版社,221 pp. 森朗 (2012): 海の気象学がよくわかる本 趣味の教科書, 枻出版社,231pp 森朗 (1998): 風と波を知る 101 のコツ, 海辺の気象学入門, 枻出版社, 233 pp. 森田親男 (1996):SJテクニックシリーズ作道雅明プロのボディボード上達, 講座改訂版入門編ドルフィンスルーからエルロロまで, 初 中級者必読の上達テキスト!, スキージャーナル株式会社,138pp 永田豊 (1990): ハワイの波は南極から, 海の波の不思議, 丸善株式会社, 152 pp. 18

22 細川哲夫 (2007): 確実に上達するロングボード サーフィン, スキージャーナル株式会社,159 pp. リアルタイムナウファス : 国土交通省港湾局全国港湾海洋波浪情報網

23 付図 20

24 図 1 ショートボード ( 撮影場所お店 LABsurf)

25 15 16 図 2 ファンボード ( 撮影場所お店 LABsuf) 17 22

26 18 19 図 3 ロングボード ( 撮影場所お店 LABsurf) 図 4 ボディーボード ( 参考ボディボードに必要な道具 グッズ [ ボディボード ] All About) 23

27 図 5 ハンドプレーン ( 撮影場所お店 LABsurf) 図 6 SUP ボード ( 参考 SUP スタンドアップパドルボード徹底解剖 STAND UP PADDLE BOARD

28 波のサイズ 51 図7 50 波のサイズ cm 140cm 120cm 100cm 80cm 60cm 40cm 20cm 25

29 回数 月変動 6/1 5/1 4/1 3/1 2/1 month 1/1 12/1 11/1 10/1 9/1 8/ 回数 図 8 月別発生頻度ヒストグラム 26

30 61 62 表 4 月別風向頻度 8 月 風向 日数 良かった日数 9 月 風速 日数 良かった日数 10 月 風向 日数 良かった日数 北 1 0 北 2 1 北 4 1 北北東 11 6 北北東 10 0 北北東 2 1 北東 2 1 北東 0 2 北東 0 0 東北東 8 4 東北東 2 2 東北東 1 0 東 2 1 東 0 0 東 0 0 東南東 0 0 東南東 1 0 東南東 0 0 南東 1 1 南東 1 0 南東 2 0 南南東 0 0 南南東 1 0 南南東 0 0 南 0 0 南 0 0 南 0 0 南南西 0 0 南南西 0 0 南南西 0 0 南西 1 0 南西 1 0 南西 0 0 西南西 3 1 西南西 1 0 西南西 1 0 西 2 1 西 3 0 西 5 1 西北西 0 0 西北西 0 0 西北西 1 0 北西 0 0 北西 7 0 北西 5 4 北北西 0 0 北北西 1 0 北北西 10 6 合計 合計 30 5 合計 月 風向 日数 良かった日数 12 月 風向 日数 良かった日数 1 月 風向 日数 良かった日数 北 1 0 北 4 2 北 1 0 北北東 9 4 北北東 4 北北東 3 0 北東 3 1 北東 2 北東 1 1 東北東 0 0 東北東 0 東北東 1 0 東 0 0 東 1 東 0 0 東南東 0 0 東南東 0 東南東 0 0 南東 0 0 南東 0 南東 0 0 南南東 0 0 南南東 0 南南東 0 0 南 0 0 南 0 南 0 0 南南西 0 0 南南西 0 南南西 0 0 南西 0 0 南西 0 南西 0 0 西南西 0 0 西南西 0 西南西 0 0 西 10 0 西 17 1 西 17 1 西北西 5 0 西北西 3 西北西 7 1 北西 2 0 北西 0 北西 1 0 北北西 0 0 北北西 0 北北西 0 0 合計 30 5 合計 31 3 合計 月 風向 日数 良かった日数 3 月 風向 日数 良かった日数 4 月 風向 日数 良かった日数 北 2 0 北 1 北 1 1 北北東 2 1 北北東 4 1 北北東 1 2 北東 2 0 北東 1 1 北東 3 1 東北東 0 0 東北東 0 東北東 3 2 東 0 0 東 1 1 東 0 0 東南東 0 0 東南東 0 東南東 0 0 南東 0 0 南東 0 南東 1 0 南南東 0 0 南南東 1 南南東 1 0 南 0 0 南 1 南 1 0 南南西 0 0 南南西 0 南南西 0 0 南西 1 0 南西 0 南西 1 0 西南西 0 0 西南西 5 西南西 3 1 西 12 2 西 11 西 10 0 西北西 8 0 西北西 5 西北西 2 0 北西 1 0 北西 1 北西 2 1 北北西 0 0 北北西 0 北北西 1 0 合計 28 3 合計 31 3 合計 月 風向 日数 良かった日数 6 月 風向 日数 良かった日数 北 2 1 北 3 3 北北東 8 2 北北東 6 4 北東 7 3 北東 5 1 東北東 0 東北東 4 3 東 0 東 2 1 東南東 3 3 東南東 1 1 南東 0 南東 0 0 南南東 0 南南東 0 0 南 1 南 1 0 南南西 0 南南西 0 0 南西 1 南西 1 0 西南西 2 西南西 2 0 西 5 1 西 3 0 西北西 2 西北西 0 0 北西 0 北西 1 1 北北西 0 北北西 1 0 合計 合計

31 日数 2012 年 8 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(a) 月別発生ヒストグラム 28

32 日数 2012 年 9 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(b) 月別発生ヒストグラム 68 29

33 日数 2012 年 10 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(c) 月別発生ヒストグラム 71 30

34 日数 2012 年 11 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(d) 月別発生ヒストグラム 74 31

35 日数 2012 年 12 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(e) 月別発生ヒストグラム 77 32

36 日数 2013 年 1 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(f) 月別発生ヒストグラム 80 33

37 日数 2013 年 2 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(g) 月別発生ヒストグラム 83 34

38 日数 2013 年 3 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(h) 月別発生ヒストグラム 86 35

39 2013 年 4 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(i) 月別発生ヒストグラム 89 36

40 2013 年 5 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 日数 図 9(j) 月別発生ヒストグラム 92 37

41 2013 年 6 月 北北西北西西北西西西南西南西南南西 風向 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 図 9(k) 月別発生ヒストグラム

42 97 98 図 /8/4 天気図 99 39

43 図 /11/12 天気図

44 図 /6/22 天気図

45 106 波高 波高 日数 図 11 Waveh1(wave height) 全体の 0.1(m) 間隔の波高別ヒストグラム 図 42

46 波高 波高 % 図 12 Waveh2 良かった日の波高別ヒストグラム

47 周期 周期 日数 図 13 WaveP1(wave period) 全体の 0.5(s) 間隔の周期別ヒストグラム 44

48 周期 周期 % 図 14 wavep2 良かった日の周期ヒストグラム 45

49 風速 風速 回数 図 15 Windv1(wind velocity) 全体の 1(m/s) ごとのヒストグラム 46

50 風速 風速 % 図 16 Windv2 良い日の 1(m/s) ごとの割合ヒストグラム 47

51 風向 北北西北西西北西西西南西南西南南西 方位 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 図 17 日数 Windd1(wind direction) 全体の風向ごとのヒストグラム 48

52 風向 北北西北西西北西西西南西南西南南西 方位 南南南東南東東南東東東北東北東北北東北 % 図 18 Windd2(wind direction) 良い日の風向のヒストグラム 49

53 西北西 西 北西 北北西 北 北北東 北東 東北東 東 西南西 東南東 南西 南東 南南西 南南東 125 南 図 19 wind lose 全体の頻度を風向ごとに描いた 北西 北北西 北 北北東 北東 西北西 東北東 5 西 0 東 系列 1 西南西 東南東 南西 南東 128 南南西 南 南南東 129 図 20 ウインドローズ ( よかった日 ) 50

54 有義波周期 全体 有義波周期 図 21 風向と周期レーダグラフ 51

55 12 有義波周期 良かった日 有義波周期 図 22 良かった日の周期と風向のレーダグラフ

56 有義波高 全体 有義波高 図 23 波高と風向のレーダグラフ 53

57 有義波高 良かった日 有義波高 図 24 良かった日の波高と風向のレーダグラフ

58 風速 全体 風速 図 25 風速と風向のレーダグラフ

59 風速 良かった日 風速 図 26 良かった日の風速と風向のレーダグラフ

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