HATS　Genaral

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1 1 通信機器の相互接続性確保に向けて -HATS 総論 : 高度通信相互接続推進会議 (HATS) の活動 - 要約 : 情報通信技術の進歩は大変急激に進んできており 多くの機器やサービスが提供されている 健全な情報通信市場の発展のためには 製品レベルの標準に基づく接続性の確保が重要な課題である 本セッションでは多くのベンダ / キャリアの各種情報通信機器間での相互接続を確認する 下記内容について説明する HATS の活動概要 ( 本資料 ) 光アクセスシステムの標準化動向と相互接続試験 ( 別資料 ) 最近のマルチメディアコミュニケーションに関する相互接続試験の動向 ~ 215 年度 HATS NGN 端末間相互接続試験結果 ~( 別資料 ) 215 年 1 月 8 日 HATS 推進会議実施推進部会沖電気工業株式会社高呂賢治

2 2 HATS とは ご利用いただく情報通信機器はつながることが大切です! HATS 推進会議 ( 高度通信相互接続推進会議 ) Harmonization of Advanced Telecommunication Systems 異なるメーカの機器間の情報通信機器の相互接続性を確認するために活動する非営利団体 (NPO) です

3 HATS の必要性 8 代前半まで ISDN サービス開始 (1988) 新キャリアとデジタル サービスの 増加 8 代後半以降 音声による通信アナロク 通信網 HATS 設立 情報通信デジタルネットワーク 各種の情報通信機器が多くのベンダーから市場に投入された 2 年以降 IP-Network NGN < 通信システムの相互接続性の要求 > 健全な情報通信市場の発展のために 異なるベンダーの機器間のエンドーエンドで の相互接続性を確保する仕組みが必要 HATS 設立 1988 年 8 月 - 会員 : 情報通信関係のメーカ ベンダ キャリア 特別会員 : 一般社団法人情報通信技術委員会 (TTC) 総務省等 - 事務局 : 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会 (CIAJ) 3

4 212-14, HATS Conference 4 標準化と相互接続 標準仕様のみでは相互接続性の担保は困難 Conformance vs Interoperability Conformance: 仕様準拠の確認 Interoperability: 接続要領の制定 ( 接続ガイドライン ) 相互接続試験の実施

5 HATS の組織構成 (214) 議長推進委員会 HATS の活動方針の策定 実施連絡会の設置 廃止の決定 幹事会 HATS 活動主要方針審議 企画運営委員会 HATS 活動の全般の審議 普及促進部会 / デモ実行委員会 HATS 活動の支援 普及 ( 広報 ) 各種セミナーやテ モンストレーションの実施 実施推進部会 情報通信関連標準と相互接続の必要性の調査 活動計画の策定 実施連絡会間の調整 外部の相互接続試験関連団体との連絡 調整 NEW 評議会 HATS 活動に対する客観的アト ハ イス 相互接続試験実施連絡会 (TILC) 相互接続試験の計画と実施 実施カ イト ライン ( 案 ) の作成 相互接続の問題点抽出と検討 光アクセス ファクシミリ PBX テレコムサーバ マルチメディア通信 AV 通信機器 WG ホームネットワーク接続 WG IP カメラ WG NEW HDTV 会議 SWG T トラハ ーサル SWG 終了 G3-PLC アドホック SWG 終了 5

6 6 6. 日本における標準化活動 ITU-R ITU, ISO ITU-T IETF 等その他フォーラム International standard JCTEA: Japan Cable Television Engineering Association ARIB: Association of Radio Industries and Businesses 国内標準化機関 ITU 部会 その他の部会 TTC ARIB JCTEA 総務省 TTC 標準 ARIB 標準 JCTEA 標準 国内必須規格 承認 JATE/TELEC HATS Upstream Downstream 情報通信機器製造者 ( ベンダー ) 通信事業者 消費者団体 日本ケーブルラボ

7 HATS 活動概要 ITU 等標準機関 標準 規格等の作成 TTC 国内標準 規格等の作成 高度通信システム相互接続推進会議 :HATS 標準や規格の解釈の統一 STEP1 相互接続対象機器の決定 対象機器 例 FAX STEP2 試験実施要領の作成 制定 相互接続試験実施要領 (Guide Line) STEP3 相互接続試験の実施 A 社 B 社 C 社 接続確認完了 製品の出荷 STEP4 標準や規格の曖昧性のフィードバック 相互接続試験の計画策定実施推進部 試験方法 / 手順の確認 ( 試験カ イト ライン ) 試験組織の設置と相互接続試験の実施 ( 原則的に総当たり試験 ) 会の活動 試験結果のレビューと検討 ( 試験結果のプレスリリース ) 7

8 8 HATS 相互接続試験の変遷 < 最近の活動 > 212 光アクセスアドホック WG を新設 VoIP 機器 WG と TV 電話 TV 会議 WG を統合して AV 通信機器 WG を設立 213 G3-PLC アドホック SWG を新設 214 光アクセスアドホック WG を光アクセス連絡会に変更ホームネットワーク接続 WG の G3-PLC アドホック SWG と NAT トラバーサル SWG をクローズ

9 最近の新しい活動 1 ホームネットワーク接続 WG (1) 当初は 様々な方式が存在する NAT(Network Address Translation) 越えの相互接続性の検証から開始 (2) 同時に新世代ネットワーク推進フォーラム IP ネットワーク WG レジデンシャル ICT SWG の描く次世代ホームネットワークの実現に向け ホームネットワーク WG と連携して相互接続に係る課題を抽出し その試験実施方法について検討実施する (3) G3-PLC アドホック SWG と NAT トラバーサル SWG をクローズし 新規テーマを模索中 研究開発 遠隔から情報家電を管理 メンテナンスする技術 どの家電でも簡単にホームネットワークに接続する技術 HEMS 等エネルギー抑制等のアプリケーション等の研究開発 新世代ネットワーク推進フォーラム 相互接続試験 関連団体の関係 標準化 産業界が連携してホームネットワーク関連機器の実装仕様レベルまでの標準化 ITU 寄書の審議 TTC 国際標準化団体 :ITU-T ISO GSC など 端末機器の種類が情報家電から住宅設備まで 一気に多様化する中で 事業者と端末メーカが個別に接続試験を行うこれまでの方法では限界 HATS の場の活用が必要 CIAJ HATS 9

10 212-14, HATS Conference 1 様々な端末がホームネットワークに接続 家庭の端末向けネットワークサービス IP 電話 PC フ リンタ AV 家電白物家電住宅設備 センサ類 DSL 光 NGN コンテンツ配信事業者 ホームセキュリティ

11 2 IP カメラ接続 WG 監視などに応用される IP カメラと これを利用した監視システムの構築に必要な レコーダー そのほかさまざまなセンサーや周辺機器などに関して システムの構築を容易かつ確実に行えるように相互接続性の確保と 問題点の抽出をおこなう 当面の課題 ONVIF で標準化が進められている仕様に関して 相互接続性の評価を通じて仕様に対する要望 改善点 追加機能などの提言をまとめる 相互接続と ONVIF との連携について 212 年度より ONVIF と HATS は協力関係を構築 HATS では 相互接続試験を ONVIF とは四半期ずらして実施 第 7 回 ONVIF Plug Fest (212 年 9 月 ) を日本国内にて共催 その後 2 回試験を行い 最近では 214 年 12 月に接続試験を実施を実施 ONVIF (Open Network Video Interface Forum) とは マルチベンダで構成されたシステムの相互運用性確立を目的に活動 28 年にアクシスコミュニケーションズ ボッシュ ソニーの 3 社で設立 世界 5 以上の団体が会員として活動 45 以上の機種 ソフトが準拠認定取得 オープンかつスケーラブルなシステムを目指し IT の標準化された技術 (Web サービス SOAP WSDL) を積極活用 , HATS Conference 11

12 最新技術仕様 最新の仕様書バージョンは (212 年 12 月公開 ) テスト仕様書の最新は (212 年 12 月公開 ) プロファイル対応 プロファイルの導入 ( 互換性のある機能の特定が容易 ) Profile S: ストリーミング (212 年 12 月公開 ) Profile G: ストレージ (213 年中にリリース予定 ) Profile C: アクセスコントロール (213 年中にリリース予定 ) 12

13 13 その他の活動状況 1 ファクシミリ連絡会 G4 FAX 198 年代 G4 199 年代 2 年代 21 年代 1 2 東芝 TF-777 FAX 相互接続試験の歩み スーハ ー G3 FAX SG3 JBIG カラー FAX インターネット FAX S: シンプルモード F: フルモード D: ダイレクトSMTP D-HG: ダイレクトSMTP 高解像度 NEC Ai75 FコードキヤノンC7 カラー IFAX(S) IFAX(F) 25.7 OKI OF598 IFAX(D) Panafax SP2 IFAX(D- HG) IFAX(C ) IP- FAX C: カラー NGN リコー IMAGIO

14 14 インターネット FAX の概要と技術の変遷 概要 インターネット FAX( モノクロ ) インターネット FAX( カラー ) IP ネットワーク経由で画像ファイルを伝送する通信方式 高速で高画質の通信が可能 通信モードシンプルモード / フルモード同左 通信方式 メール型 ( サーバ経由 ) インターネットでメールサーバーを利用した E-m ail での画像伝送方式 ダイレクト SMTP イントラネットで IP アドレスを指定して端末から端末へ直接画像を伝送する方式 ファイルデータ形式 Profile-S(MH)/Profile-F(MR/MMR)/Profi le-j(jbig) カラーインターネット FAX 21 年インターネット FAX で製品化伝送レートの高速化 通信プロトコル差異により G3FAX に比べ通信時間を大幅に低減した 同左 Profile-C(JPEG)/Profile-L(JBIG) インターネットFAX ( ダイレクトSMTP HG) インターネットFAX ( ダイレクトSMTP) インターネットFAX (W-NET FAX)

15 OKI OKI OKI OMNIMUX OKI OMNIMUX OKI OKI 2 PBX 相互接続確認の概要 IP ネットワークでの音声 データ統合イントラネットの本格普及 VoIP 技術の進展で 独立している音声用とデータ用のネットワークを統合して TCO 削減が図れる PBX TDM TDM PBX 音声ネットワーク 本社 テ ータ テ ータ ルータ テ ータテ ータテ ータ IPネットワーク テ ータ ルータ テ ータ テ ータ 支社 VoIP インタフェース装置 VoIP インタフェース装置 音声 b 音声 b IP PBX 本社 音声 a テ ータテ ータ ルータルータテ ータ音声 b テ ータ音声 a IPネットワーク SIP(RFC3261: 制御信号 ) 音声 a テ ータテ ータ IP PBX 支社 15

16 16 最近の活動 <NGN による相互接続試験実施要領の策定 > 1. 策定の目的 本試験でも使用可能な要領であることの確認 2. 相互接続試験範囲の規定 1 対象プロトコル : 条件 : IP イントラネット網の VoIP(SIP) プロトコル仕様 SIP(JT-Q342,JJ-22.1) 2 接続形態 : NGN 網 3 対象サービス : 発信 着信 通話品質 切断 準正常試験 NGN IP イントラ網自動転送 ( 中継接続 ) 中継接続番号発信 4 実施形態 : 発信 : 自 PBX から対向 PBX に発信し その通話の正常性を確認する 着信 : 対向 PBX から自 PBX に着信し その通話の正常性を確認する < 試験結果 > 215 年 7 月 14 日 4 社 4 機種で NGN 網を利用した SIP による IP-PBX 間相互接続試験 を実施し 良好な結果を得た 参加企業 : 沖電気工業株式会社 (OKI) 日本電気株式会社 (NEC) 株式会社日立情報通信エンジニアリング 富士通株式会社

17 ,63 1,131 累計機器数 1,175 1,214 1,257 1,28 1,38 1,326 1,344 1,365 1,414 1,468 1,491 年度機器数 HATS 相互接続試験実績 近年の状況 ITEMS ITEMS PBX Facsimile LAN 11 6 FAX H CONTENT 4 4 SIP NGN VoIP 1 5 MPEG TV Conf. 4 5 H HDTV H-NW 3 IP-Camera G-EPON Total アナログテレビ電話 テ シ タルテレヒ 電話 / テレヒ 会議, LAN ルータ スーハ ー G3 FAX MPEG2(H.262) LAN ルータ (ATM, IPsec), H.324 テレビ電話インターネット FAX 2- VoIP(H.323 ), カラー FAX 21- ADSL, LAN ルータ (IPv6 native/tunnel mode), PBX(VoIP:IP-QSIG), VoIP/ テレビ電話 / テレビ会議 (H.323 ), VoIP(SIP), インターネット FAX 22- ADSL, LAN ルータ (OSPFv2/PPPoE), PBX(IP-QSIG), VoIP/ テレビ電話 / テレビ会議 (H.323 ), VoIP(SIP), インターネット FAX 23- ADSL, LAN ルータ (VRRP), sycc 色空間カラー FAX, H.323, SIP, PBX(IP-QSIG) 24- LAN ルータ ( インターネット VPN: IPsec-IKE), PBX-SIP, H.323, SIP 25- PBX-SIP, IP-FAX, SIP, MPEG4 26- PBX-SIP, IP-FAX, SIP, MPEG4, H 上記機器の試験機能を拡大 さらにホームネットワーク IP カメラ NGN などにスコープを拡大中 1,5 1,4 1,3 1,2 1,1 1, HATS 相互接続機器数推移棒グラフ ( 左軸 ): 累計数折線グラフ ( 右軸 ): 年度数 累計数 年度数 HATS で相互接続試験された情報通信機器数 (214 年度 ) 23 (TOTAL: 年度 ) 1,491 注 1:215.3 現在の値 '9 '91 '92 '93 '94 '95 '96 '97 '98 '99 ' '1 '2 '3 '4 '5 '6 '7 '8 '9 '1 '11 '12 '13 ' 年度 17

18 HATS の今後の取り組み -1 以上のように今までの HATS は既存勧告に基づいた機器の相互接続試験を行ってきたが 今後は機器のみでは無く IP-NW 化が進み NW を含んだサービスなど範囲が変化してきています 今後はサービスの相互接続性の確保など 柿を推進してゆく予定である 1NW を含み検討範囲を拡充 NGN 関係の接続検証 2 関連市場での問題点を防止すべく 現在検討されている NGN や AB~J の課題を解決 3 国内のみならず HATS 活動を World-wide に展開 ITU-T への提案 APT-IOT イベントへの参加 < 最近の取り組みの一例 > (1) ITU-T SG11 への UP-STREAM HATS での相互接続試験実施要領をベース TTC/HATS の連携によりに提案 Q.3948 Q.3949:VoIP,NGN 関係 その他 : 下記の提案を勧告 NGN 付加サービス着信転送仕様 (Q.CDIV) で Q.3616 IP-FAX-testing 関係で Q.3951 (2) ITU インターオペラビリティイベントへの協力 : 21 年 9 月 : ITU-T Interop イベント ( ジュネーブ ) 212 年 7 月 :HATS における NGN インターオペラビリティイベント 213 年 9 月 : 第 2 回 HATS における NGN インターオペラビリティイベント (3) APT/ITU C&I イベントに協力 213 年 9 月 9-11 日 : タイ バンコク 214 年 8 月 日 : タイ バンコク 215 年 9 月 7-9 日 : タイ バンコク 18

19 マルチベンダ化が進む中で さまざまな高度情報通信機器を 安心して導入いただける環境作り それが HATS の仕事です Hall 1(1L2)HATS PLAZA にて実機デモと最新動向を展示中 Thank you! HATS 推進会議に関するお問い合わせは下記にお願い致します 高度通信システム相互接続推進会事務局一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会 (CIAJ) TEL: ( 大坪 / 小形 ) m-ootsubo@ciaj.or.jp, ogata@ciaj.or.jp 東京都港区浜松町 2 丁目 2 番 12 号 JEI 浜松町ビル 3F 19