Optical Access Ad-hoc Ethernet PON の標準化と光アクセスアドホック WG の活動計画について 2013 年 2 月 1 日鈴木謙一実施推進部会光アクセスアドホック WG 主査日本電信電話株式会社,NTT アクセスサービスシステム研究所 2013 年 2 月 1 日

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ふみなかやぬま
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1 Ethernet PON の標準化と光アクセスアドホック WG の活動計画について 2013 年 2 月 1 日鈴木謙一実施推進部会光アクセスアドホック WG 主査日本電信電話株式会社,NTT アクセスサービスシステム研究所

2 目次光アクセスアドホックWG 設置の背景 EPONのシステムレベルの標準化光アクセスアドホックWGの概要 WGスケジュール他組織との連携まとめ

3 PON を用いたブロードバンドサービスの普及ブロードバンドの普及に伴い PON(Passive Optical Network) を用いた光アクセスシステムの利用が拡大日本では特に Ethernet ベースの PON(EPON) が普及 Data from Press materials, Ministry of Internal Affairs and Communications of Japan, Quarterly data on the number of subscribers, etc., of electrical communication services in Japan, 3

4 Ethernet ベースの PON 標準化 Internet の普及により Ethernet が注目され,IEEE802.3 において Ethernet フレームベースの EPON が標準化しかしながら, これまでの EPON の標準は物理層や MAC 層に限定. これらを除いたシステム仕様は実装次第. ベンダ間をまたいでシステムを構築したいキャリアにとっては, 新たなファーム開発やハード改造が必要. ベンダにとっても標準準拠の装置を開発しても相互接続が確保できないため, ビジネス機会を喪失. 4

5 光アクセスアドホック設置の背景 : システムレベルの標準化と光アクセスアドホック WG の設置 2010 年より EPON の相互接続性の向上を目的としたシステムレベルの標準化 ( ) が行われており, 日本仕様が SIEPON パッケージ B として盛り込まれる予定. IEEE P Service Interoperability in Ethernet Passive Optical Network (SIEPON) それに加え, 日本仕様である SIEPON パッケージ B が,ITU-T において G.epon として勧告化される見込. さらに, それぞれの標準において適合性試験手順 (SIEPON Conformance) の制定とその認定プログラム (SIEPON Certificate Program) の実施, 相互接続試験のための実装ガイドライン (G.epon Implementers guide) の制定を計画. EPON の相互接続性の確保のため, 適合性試験 / 相互接続試験の実施とそれに付随する課題を話し合う場として,HATS 推進会議実施推進部会の下に光アクセスアドホック WG を設置 5

6 目次光アクセスアドホックWG 設置の背景 EPONのシステムレベルの標準化光アクセスアドホックWGの概要 WGスケジュール他組織との連携まとめ

7 SIEPON/G.epon の標準化範囲 SIEPONはシステムレベルのEPON 標準化仕様 G.eponはSIEPON Package BにOMCIを適用したITU-T 版システムレベルのEPON 標準化仕様 Common Ethernet services HN management BBF TR-142 (TR-069 for PON) Service model BBF TR-156, 200 (TR-101 for PON) G.988(Generic OMCI) G.987 G.986 (XG-PON) (1G-P2P) G.984 (G-PON) System level specification 802.3av (10G-EPON) 802.3ah (GE-PON) PON management ( Ex. OAM) Higher layer specifications ( Ex. QoS management) MAC layer specifications ( Ex. Frame structure) Physical layer specifications ( Ex. Transmission bandwidth) ITU-T Recommendations G.epon IEEE standards SIEPON 7

8 SIEPON/G.epon 標準化の狙い 1G-EPON(IEEE 802.3ah),10G-EPON(IEEE 802.3av) で規定しなかった上位レイヤの標準仕様を策定項目備考 Higher layer (Management Client) 暗号認証プロテクションパワーセーブサービス管理システム監視 OAM client OAMディスカバリー警報処理監視制御系統 MAC client キュー制御シェーパ優先処理ポリシング他主信号系統 MAC control client 帯域制御, レポート生成, ディスカバリー制御 PON アクセス制御系統 8

9 SIEPON/G.eopn のアーキテクチャモデル 9

10 SIEPON/G.eopn のアーキテクチャモデル EPON Service Path(ESP) サービスにおけるコネクションや QoS を実現する最小単位 ONU のシングル LLID/ マルチ LLID 等の実装差分を抽象化 OLT/ONU 内の片方向のみ EPON Service Path (ESP) ESP の例双方向ユニキャストコネクション OLT ESP #1 ONU ESP #2 コネクティビティに関わるブロックサービス品質に関わるブロック ESP #3 ESP #4 10

11 関連する EPON 標準化文書 IEEE P SIEPON Package A: System level EPON specifications for North American MSO market Package B: System level EPON specifications for Japan market Package C: System level EPON specifications for China market IEEE P SIEPON/Conformance Conformance 01: Conformance Test case for Package A Conformance 02: Conformance Test case for Package B Conformance 03: Conformance Test case for Package C ITU-T G.epon ITU-T EPON standards based on IEEE P SIEPON package B and ITU-T G.988 EPON OMCI IEEE 802.3ah: Ethernet First Mile, Ethernet Standards for Access System including 1G-EPON PHY and MAC layer specifications IEEE 802.3av: Optical Interfaces and PHY layer specifications for 10G- EPON 11

12 目次光アクセスアドホックWG 設置の背景 EPONのシステムレベルの標準化光アクセスアドホックWGの概要 WGスケジュール他組織との連携まとめ

13 光アクセスアドホック WG の目的 EPON( 特に日本発 EPON 仕様である SIEPON Package B/G.epon ) のグローバルスタンダードとしての地位を確固たるものとし, 国内外のビジネス機会を確保する. 適合性試験に加えて IOP 試験を推進することによりベンダが協調して海外展開ができる環境を整える. また, 日本で成熟させた光アクセス技術を安く新興国に提供することで, 新興国の通信インフラの発展に寄与する. SIEPON Package B/G.epon 準拠 EPON 間の相互接続性の確保とその検証実施に向けた課題の検討, 抽出. 相互接続試験を SIEPON/Conformance 等の標準化完了に先立ち実施し, アドホック WG の成果を標準にフィードバックする. 13

14 光アクセスアドホック WG の構成 Steering Committee 実施推進部会 Planning Committee 運営委員会 Facsimile PBX TILC Telecom Server TILC Multimedia Communication TILC メンバー (9 社 25 名 ): 沖電気 (5),Oliver Solutions(1), 住友電工 (3),NEC(2), 日立製作所 (3),PMC シエラ (2), 富士通テレコムネットワークス (FTN)(4), 三菱電機 (2),NTT(3) オブザーバ :TTC, 事務局 :CIAJ サブ WG(SWG) 活動方針策定 SWG: 活動計画, 運営方針, 他組織 (IEEE, TTC(ITU-T)) との連携方針の策定試験ガイドライン策定 SWG: 試験実施方針の策定, 試験ガイドラインの策定 WG 光アクセスアドホック 2012 年 8 月発足 Planning SWG 活動計画策定 Guideline SWG 試験ガイドライン策定 14

15 SWG の狙い活動計画策定 SWG 相互接続試験計画の立案及び試験の運営 2014 年度以降の本格活動に向けた WG の活動方針の立案 IEEE SIEPON WG,SIEPON CASG,TTC 等の関連団体との連携方法の立案及び実践テスト結果等の管理情報についての取り扱い方針の策定試験ガイドライン策定 SWG 相互接続試験の実施方針についての検討試験ガイドラインの策定 15

16 目次光アクセスアドホックWG 設置の背景 EPONのシステムレベルの標準化光アクセスアドホックWGの概要 WGスケジュール他組織との連携まとめ

17 全体スケジュール 2012 年 8 月発足 2013 年 2 月にパイロットテスト (10G-EPON 装置相互接続試験 ) を実施予定 SEATEC2013への出展,ASTAP C&Iイベントへの出展に向けたパイロットテストを実施予定 (2013 年 7 月頃 ) 2014 年度 ( 関連標準化完了後 ) から本格運用に移行予定 2012FY 2013FY 2014FY IEEE P Conformance D3.0 (8 月 ) Approve (5 月 ) Pilot test program (to be planed) SIEPON Certificate Program ITU-T G.epon Implementers guide (to be proposed by TTC) D2.0 (12 月 ) D3.0 (6 月 ) Approve (7 月 ) Approve (12 月 ) Approve ( 時期未定 ) HATS WG Kick off (8 月 ) 本格運用前に Pilot Test を何回か実施 Pilot Test (2 月 ) Pilot test for CEATEC2013 and ASTAP C&I event (7 月頃 ) 本格運用開始 17

18 2012 年度年間スケジュール 2 月に第一回パイロットテスト (10G-EPON 装置相互接続試験 ) を実施予定日程, 場所 :2 月 4 日 ( 月 )-6 日 ( 火 )@CIAJ 会議室実施内容 : 光アクセスネットワーク装置相互接続試験ガイドライン HATS-J-105-V1.0( 第 1.0 版 2012 年 12 月 19 日 :HATS 推進会議 ) に沿って実施 (SIEPON D3.x 相当 10G-EPON 装置の IOP 試験, 導通中心 ) 12 月中に事前試験を実施 (12 月 17 日 ~12 月 21 日,NTT 横須賀研究開発センタ ) 試験の位置づけ :WG 本格運用前に行うパイロットテストの一環. 2Q 12 3Q 12 4Q 12 1Q 13 Kick-off (8 月 ) Test Policy Consideration Pilot Test Test Guide Line Pre Test (12 月中旬.) Pilot Test (2/4-6) Test Guide Line 2012 Test Planning 2013 Annual Schedule Planning 2013 Test Planning 実施推進部会 18

19 目次光アクセスアドホックWG 設置の背景 EPONのシステムレベルの標準化光アクセスアドホックWGの概要 WGスケジュール他組織との連携まとめ

20 相互接続試験実施フォーメーション IEEE P SIEPON/ITU-T G.epon に準拠した装置の適合性 / 相互接続試験を実施試験ガイドラインの作成 ( 特に G.epon) について TTC と密に連携. IEEE Certificate Program については, その連携方法を模索. SIEPON 相互接続試験 IEEE SIEPON Certification Program (SIEPON CSCG) 適合性試験を実施し Certificate を発行 Test lab 認定試験機関 ( 日本未設置 ) ベンダ A B C SIEPON IOP Test Program SIPON Certificate を取得した装置の IOP 試験の実施 IOP 試験ガイドラインの策定参加企業の海外展開の促進 HATS 推進会議光アクセスアドホック WG キャリア A B IOP 試験への参加試験装置等の提供試験結果の利用 SIEPON 相互接続試験の実施連携 G.Epon 相互接続試験 G.epon Conformance and IOP test program G.epon Implementers guide に従い適合性試験と IOP 試験を実施試験ガイドラインを策定すると共に, 参加企業の海外展開を促進 D TTC C 20

21 関連団体 SIEPON WG: IEEE P Service Interoperability in EPON WG SIEPON CASG: SIEPON Conformity Assessment Steering Group for conducting Conformance Tests Test Lab: IEEE Qualified Test Laboratory for SIEPON Certificate Program (There are no organizations in Japan) TTC: Telecommunication Technical Committee (of Japan) 21

22 目次光アクセスアドホックWG 設置の背景 EPONのシステムレベルの標準化光アクセスアドホックWGの概要 WGスケジュール他組織との連携まとめ

23 まとめ光アクセスアドホック WG は以下の目的で SIEPON/G.epon 準拠 EPON 装置の相互接続性試験を推進 SIEPON/G.epon 準拠 EPON 装置のグローバル展開試験結果と WG の成果の関連標準化へのフィードバック相互接続試験を関連団体と連携して推進 G.epon に関しては, 試験ガイドラインの策定について TTC と協力体制を構築 SIEPON Certificate Program については認定試験機関の設置を含めた連携方法を模索今後本格活動に向け, 対象とする光アクセス装置の範囲を拡大する予定 23

ｽﾗｲﾄﾞﾀｲﾄﾙなし

ｽﾗｲﾄﾞﾀｲﾄﾙなし HATS セミナー 2013 Ethernet PON の相互接続性確保に向けた取組み 2013 年 11 月 14 日 HATS 推進会議光アクセアドホック WG 主査 NTT アクセスサービスシステム研究所鈴木謙一 / 石井比呂志 1 目次 1. 背景 2. 光アクセスアドホックWG 3. EPONのシステムレベルの標準化 4. 相互接続試験活動 5. まとめ 2 The number of