平成 29 年度第 29 回全国高等学校情報処理競技大会主催全国商業高等学校長協会公益財団法人全国商業高等学校協会後援文部科学省全国大会競技問題 [Ⅱ] 表計算とアルゴリズム ( 解答時間問題 1, 2, 3, 4 とあわせて 40 分 ) 注意事項 (1) 筆記用具は, 鉛

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もりよりすわ
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1 平成 29 年度第 29 回全国高等学校情報処理競技大会主催全国商業高等学校長協会公益財団法人全国商業高等学校協会後援文部科学省全国大会競技問題 [Ⅱ] 表計算とアルゴリズム ( 解答時間問題, 2, 3, 4 とあわせて 40 分 ) 注意事項 () 筆記用具は, 鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムです (2) 筆記用具などの物品の貸借はできません (3) 電卓は使用できません (4) 解答は明瞭に記入してください (5) 答案を訂正する場合は, 消しゴムできれいに消してください (6) 答案作成が終わっても, 着席したまま静かにしていてください (7) 途中で気分が悪くなった場合は, 手をあげて係員に知らせてください注意係員の指示があるまで, 問題に手を触れないでください

2 全 7-Ⅱ- ある会社では, パートタイム従業員の給与を計算するために表計算ソフトウェアを活用しているワークシートの構成と作成条件および作成手順にしたがって, 各問いに答えなさいワークシートの構成シート名勤務表 A B C D E F G H I 2 勤務表年 6 月度 4 5 所属番号 H25002 従業員名栗原直美 6 勤務月日曜日 7 コード勤務状態始業時刻終業時刻休憩時間勤務時間 8 6 木平日勤 9:50 5:0 0:45 4: 金平日勤 9:55 4:30 0:30 4: 土 3 休日勤 0:30 3:55 0:45 2: 日月平日勤 9:52 5:02 0:45 4: 火水平日勤 0:00 5:00 :00 4: 木 2 有給残 3 日金 2 有給残 2 日土 3 休日勤 8:50 4:5 :30 3: 日月平日勤 9:58 5:0 0:45 4: 火平日勤 9:50 6:50 0:45 6: 水木平日勤 8:50 5:20 :00 5: 金平日勤 8:45 6:35 :00 6: 土日月平日勤 0:00 5:33 0:45 4: 木平日勤 0:00 6:0 0:45 5: 金平日勤 9:55 4:50 0:45 4:0 38 シート名給与明細表 A B C D E F 給与明細表年 6 月度 3 4 所属番号 H25002 従業員名栗原直美 5 6 平日勤日数有給休暇日数休日勤日数勤怠 8 平日勤務時間うち残業時間休日勤務時間 9 78:00 4:00 2:30 0 基本給残業手当休日手当精勤手当 52,480 4,350 3,838 5,000 支給 2 通勤手当総支給額 3 5,440 9,08 4 健康保険厚生年金所得税控除合計 5 4,374 8,000 9, 2,485 控除 6 差引支給額 7 69,623 シート名所属表 A B C D E F 2 所属表有給休暇日あたり所属番号従業員名時間給 3 残り日数通勤手当所得税率 4 H2500 笠井未帆 % 5 H25002 栗原直美 % 6 H2600 岡村栄子 % 7 H26002 渡辺颯太 % 8 H26003 石村次郎 % 9 H2700 新島祐二 % 0 H2800 福田加奈子 % H28002 吉田理久 % シート名社会保険料表 A B C D E 2 社会保険料表 3 等級月額報酬健康保険厚生年金 ,999 2,883 8, ,000 72,999 3,380 8, ,000 82,999 3,877 8, () 83,000 92,999 4,374 8, (2) 93,000 00,999 4,87 8, (3) 0,000 06,999 5,69 9, (4) 07,000 3,999 5,467 0,000 8(5) 4,000 2,999 5,865 0, (6) 22,000 29,999 6,262, (7) 30,000 37,999 6,660 2,82 4 (8) 38,000 45,999 7,057 2,909 シート名備考表 A B C D E F G H 2 勤務状態表 3 勤務コード勤務状態 4 平日勤 5 2 有給休暇 6 3 休日勤 7 8 曜日表 9 曜日コード曜日日月火水木金土シート名勤務データ表 A B C D E F G 2 勤務データ表勤務月日所属番号 3 コード始業時刻終業時刻休憩時間 4 6 H2500 8:26 4:45 0: H :50 5:0 0: H2600 8:40 6:00 0: H :55 4:30 0:30 作成条件. パートタイム従業員は, 週 3 日程度, 日に 4 時間勤務し, 月ごとに集計して時間給により給与が支払われるなお, 月ごとに集計した平日の勤務時間合計が,( 平日勤日数 + 有給休暇日数 ) 4 時間を超えた場合は, その超過分が残業時間となる 2. 勤務コードは, シート名備考表のとおり,( 平日勤 ),2( 有給休暇 ),3( 休日勤 ) である 3. 有給休暇とは, 給与が支払われる休暇日であり, 有給休暇の場合, 勤務時間は平日勤務の 4 時間とする 4. 残業手当は, 時間給の.25 倍とするまた, 休日手当は, 時間給の.35 倍とし, 残業時間は考えない作成手順. シート名勤務表は, 次のように作成されている ⑴ 年, 月度, 所属番号を入力すると, 勤務コードおよび始業時刻休憩時間は, シート名勤務データ表を参照して表示される ⑵ 従業員名は, 所属番号をもとに, シート名所属表を参照して表示するただし, エラーになる場合は, 何も表示しない ⑶ 月および日は,B3 の年と E3 の月度をもとに, 当該月のすべての月, 日を順番に表示するただし, 当該月にない日の行は何も表示しない ⑷ 曜日は, 年, 月, 日をもとに, シート名備考表を参照して表示する ⑸ 勤務状態は, 勤務コードが 2 の場合, 所属番号をもとに, シート名所属表の有給休暇残り日数から当月の該当行までの有給休暇の日数を引いた値に有給残および日を結合して表示し, それ以外は, シート名備考表を参照して表示する ⑹ 勤務時間は次の式で求めるただし,F8I38 のセルは, 時刻表示の設定がされている終業時刻 - 始業時刻 - 休憩時間 2. シート名給与明細表は, 次のように作成されている ⑴ 年, 月度, 所属番号, 従業員名は, シート名勤務表を参照して表示する ⑵ 平日勤日数は, シート名勤務表の勤務コードがの数を数える有給休暇日数, 休日勤日数も同様に求める ⑶ 平日勤務時間および休日勤務時間は, シート名勤務表の勤務コードがと 3 の勤務時間のそれぞれの合計を 30 分単位で切り捨てて求めるただし, 有給休暇の場合は日につき 4 時間を平日勤務時間に加算するなお,B9D9 のセルは, 時刻表示の設定がされている

3 全 7-Ⅱ-2 ⑷ うち残業時間は, 作成条件にしたがって求めるただし,30 分単位で切り捨てて求める ⑸ 基本給は, 所属番号をもとに, シート名所属表を参照して時間給を求め, 平日勤務時間からうち残業時間を引いた値を掛けて求める残業手当, 休日手当は, 作成条件 4にしたがって求める ⑹ 精勤手当は, 該当月の日数の半分以上勤した場合,5000 を表示し, それ以外は,0 を表示する ⑺ 通勤手当は, 所属番号をもとに, シート名所属表を参照して日あたり通勤手当を求め, 平日勤日数と休日勤日数の合計を掛けて求める ⑻ 総支給額は, 次の式で求める基本給 + 残業手当 + 休日手当 + 精勤手当 + 通勤手当 ⑼ 健康保険および厚生年金は, 総支給額をもとに, シート名社会保険料表を参照して表示する ⑽ 所得税は, 総支給額に対し, 所属番号をもとに, シート名所属表を参照した所得税率を掛けて求めるただし, 整数未満を切り上げる ⑾ 控除合計は, 次の式で求める健康保険 + 厚生年金 + 所得税 ⑿ 差引支給額は, 次の式で求める総支給額 - 控除合計問シート名勤務表の F5 に設定する式の空欄 ()(3) にあてはまる適切なものを解答群から選び, 記号で答えなさい =IFERROR( () (C5, (2),2,FALSE), (3) ) 解答群ア HLOOKUP イ所属表!A4:B ウ所属表!B3:F エ MATCH オ "" カ VLOOKUP キ INDEX ク " エラー " 問 2 シート名勤務表の A8 に設定する式の空欄 ()(4) にあてはまる適切なものを解答群から選び, 記号で答えなさい =IF( () <= (2) (DATE($B$3,$E$3 (3),) (4) ),$E$3,"") 解答群ア - イ MONTH ウ ROW()-7 エ DAY オ YEAR カ COLUMN()-7 キ -3 ク + 問 3 シート名勤務表の E8 に設定する式の空欄 ()(5) にあてはまる適切なものを解答群から選び, 記号で答えなさいただし, この式を E38 までコピーする =IFERROR( () ( (2)," 有給残 " (3) (4) ($C$5, 所属表!$A$4:$C$,3,FALSE) - (5) ($D$8:D8,2) (3) " 日 ", (4) (D8, 備考表!$A$4:$B$6,2,FALSE)),"") 解答群ア HLOOKUP イ D8=2 ウ & エ COUNT オ + カ COUNTIF キ IF ク VLOOKUP 問 4 シート名給与明細表の C9 に設定する式の空欄 ()(4) にあてはまる適切なものを解答群から選び, 記号で答えなさい =IF(B9>SUM( () )* (2), (3) (B9-SUM( () )* (2), (4) ),0) 解答群ア B7:C7 イ CEILING ウ B7:D7 エ FLOOR オ TIME(0,0,30) カ TIME(4,0,0) キ TIME(0,30,0) ク TIME(0,4,0) 問 5 シート名給与明細表の B に設定する式の空欄 ()(3) にあてはまる適切なものを解答群から選び, 記号で答えなさい = () (B4, 所属表!A4:D,4,FALSE)*( (2) )* (3) 解答群アイ 24 ウ.35 エ B9-C9 オ VLOOKUP カ B9+C9 キ.25 ク HLOOKUP

4 全 7-Ⅱ-3 2 ある販売店は,CRM の向上を目指し, 顧客別の売上データを分析するために表計算ソフトウェアを活用しているワークシートの構成と作成条件および作成手順にしたがって, 各問いに答えなさいワークシートの構成シート名顧客表 A B C D E F G H I 2 顧客表 ( 回 ) ( 千円 ) ( 日 ) 直近購入顧客番号顧客名購入回数購入金額計検索番号 3 経過日数 Recency Frequency Monetary 4 00 細田心美小川奏太岩井拓己宮前唯人沖本志保小山田優那増井美代子三輪有美石塚優介泉谷亮平細田結菜上島豪宮木美和子新宅澪今泉菜穂鳥海結奈村岡咲菜大河原愛北野柚折原百合子シート名売上表 A B C D E 2 売上表 ( 千円 ) 3 売上番号顧客番号売上日売上金額検索連番 /4/ /4/ /4/ /4/ /4/ /4/ /4/ /4/ /4/ /6/ /6/ /6/ シート名分析表 A B C D E F シート名 RFM 表デシル RFM 分析 2 3 割引率 4 30% 5. デシル分析 ( 千円 ) ( 千円 ) 6 カテゴリ売上合計売上比率売上累計比率一人あたり費用対効果値 7 3, % 23.0% , % 39.3% , % 54.9% ,29 0.6% 65.5% , % 75.4% , % 83.9% , % 90.7% , % 95.9% , % 99.3% % 00.0% RFM 分析 9 ランク Recency Frequency Monetary RFランク2 次元分析 27 Rランク \Fランク顧客分析人数 35 Rランク範囲 Fランク範囲人数 36 優良顧客新規顧客安定顧客離反見込顧客離反顧客 A B C D 2 RFM 表 ( 日 ) ( 回 ) ( 千円 ) 3 ランク Recency Frequency Monetary 作成条件. デシル分析とは, 顧客ごとに売上金額を集計したものを, 売上金額の降順に並べ替えて 0 等分し分析する手法である 2.RFM 分析とは,Recency( 直近購入経過日数 ),Frequency( 購入回数 ),Monetary( 購入金額 ) をランク付けし, そのランクから顧客を分析する手法であるまた,Recency と Frequency のランクから, その業態や業種によって次のような顧客の分類ができる顧客分類の例 R ランク \F ランク優良顧客離反見込顧客安定顧客新規顧客離反顧客 3. 売上を伸ばすための戦略として, 割引きを行うその広告を顧客に DM 発送し, 費用対効果値を計るため, 次の式を利用するなお, 割引費用は, 割引しなかった場合の利益と比べ, 割引きしたことによって減少した利益分であり, 広告 DM 諸費用は, 顧客あたり 4,500 円に人数を掛けたものであるまた, 費用対効果値はを超えないと効果がない費用対効果値 = ( 売上合計利益率 (%) (- 割引率 )) ( 割引費用 + 広告 DM 諸費用 ) 4. 売上表は,207 年 4 月から 6 月までの最大 3,000 件分のデータが売上番号順に記録してあるなお, 本日の日付は 207 年 7 月日であるまた, 売上表の検索連番は, 顧客ごとに顧客番号の末尾に購入した回数を 2 桁の連番で付加した値であるなお, 顧客一人あたりの購入回数は 00 回未満である

5 全 7-Ⅱ-4 作成手順. シート名顧客表は, 次のように作成されているなお, 顧客表は, 最大,000 人分の顧客データを入力できる ⑴ C4は, シート名売上表から顧客番号ごとに件数を求める ⑵ D4は, シート名売上表から顧客番号ごとに売上金額の合計を求める ⑶ E4は, 顧客番号の末尾に購入回数を付加するため, 顧客番号を 00 倍し, 購入回数を加えて求める ⑷ F4は, 本日の日付から, 検索番号をもとに, シート名売上表の検索連番を参照し, 売上日を引いて求めるなお, 購入回数が 0 の場合,00 を表示する ⑸ G4は, 直近購入経過日数をもとに, シート名 RFM 表を参照して, ランクを表示するなお,H4は, 購入回数,I4は, 購入金額計をもとに同様に求める 2. シート名分析表は, 次のように作成されている ⑴ B7は, シート名顧客表の購入金額計を上位から0 等分し, 上位 0 分のを対象に合計を求める B8は,0 等分したうちの2 番目にあたる購入金額計を対象に合計を求め, カテゴリ3 以下も同様であるなお,0 等分した端数は四捨五入する ⑵ C7C6 は, 全カテゴリの売上合計に対する各カテゴリの売上合計の比率を求めるまた,D7D6は, 各カテゴリに対する売上比率の累計を求める ⑶ E7E6 は, 売上合計をそのカテゴリに属している人数で割って求める ⑷ F4は, 売上を伸ばすための戦略となる割引き率を入力する ⑸ F7は, 作成条件 3を参考に求める ⑹ B20D24 は, シート名顧客表からランク,RFM ごとに件数を求める ⑺ B28F32 は, シート名顧客表から, Recency と Frequency のランクごとに件数を求める ⑻ B36C40は, 会社の戦略に応じて, 作成条件 2を参考に対象にする Rランクと Fランクの範囲を入力する ⑼ D36は, Rランク範囲に入力されたランクを基準として, 行数と高さ, さらに, Fランク範囲に入力されたランクの列数と幅によって該当する人数を求める問シート名顧客表の F4 に設定する式の空欄 ()(3) をうめなさい =IF( (),00, (2) ()-INDEX( 売上表!$C$4:$C$3003,MATCH( (3), 売上表!$E$4:$E$3003,0),)) 問 2 シート名顧客表の H4 に設定する式の空欄 ()(3) をうめなさいただし, この式を I003 までコピーする =INDEX(RFM 表! (),MATCH( (2),RFM 表! (3),)) 問 3 シート名分析表の B8 に設定する式の空欄 ()(4) をうめなさいただし, この式を B6 までコピーする = () ( 顧客表!$D$4:$D$003,">="& (2) ( 顧客表!$D$4:$D$003,ROUND( (3) ( 顧客表!$B$4:$B$003)/0,0)*A8), 顧客表!$D$4:$D$003)-SUM( (4) ) 問 4 シート名分析表の F7 に設定する式の空欄 ()(4) をうめなさいただし, この式を F6 までコピーする =(B7*000*%* () )/(B7*000*%* (2) + ROUND( (3) ( 顧客表!$B$4:$B$003)/0,0)* (4) ) 問 5 シート名分析表の B28 に設定する式の空欄 ()(3) をうめなさいただし, この式を F32 までコピーする = () ( 顧客表!$G$4:$G$003, (2), 顧客表!$H$4:$H$003, (3) ) 問 6 シート名分析表の D36 に設定する式の空欄 ()(4) をうめなさい = () (OFFSET($B$28, (2) -VALUE( (3) (B36,)), (2) -VALUE( (3) (C36,)), (4) (B36), (4) (C36))) OFFSET 関数は, 第引数の基準であるセルまたはセル範囲から, 第 2 引数の行数の分, 第 3 引数の列数の分だけをシフト ( 移動 ) した位置のセルやセル範囲を参照した結果を返すまた, 第 4 引数の高さ, 第 5 引数の幅を設定すると, セル範囲を指定できる書式 OFFSET( 基準, 行数, 列数,[ 高さ ],[ 幅 ])

6 全 7-Ⅱ-5 3 ある会員制の総合スーパーマーケットでは, 会員情報の管理および, 会計処理のプログラムを作成した処理条件にしたがって, 流れ図の ()(5) の空欄にあてはまる適切なものを解答群から選び, 記号で答えなさい入力形式会員ファイル会員番号会員名生年月日保有ポイント処理条件 ⑴ 本日の月 (Tuki), 本日のポイント倍数 (Bai) をシステムから取得する ⑵ 会員ファイルは, 前日までの会員登録者が会員番号の昇順に記録されているなお, 生年月日は,999 年 7 月 7 日の場合, と記録されているまた, 会員登録者数は,,000 件以下である ⑶ 会員ファイルを読み, 配列 Bango に会員番号, 配列 Mei に会員名, 配列 Seinen に生年月日, 配列 Pointo に保有ポイントを記憶するなお,Bango,Mei, Seinen,Pointo の添字は, それぞれ対応している ⑷ 会計時に会員番号 (Ban), 購入金額 (Kin),500 円値引券の使用枚数 (Mai) を入力し, 会員番号をもとに配列 Bango を探索する ⑸ 次の販売促進に基づいて, 購入金額から割引きしたあとに,500 円値引券の使用枚数に応じた金額を値引きして, 請求金額を求めるなお, 値引券を 3 枚単位で使用すると,2,000 円の値引きとなり, 値引額が請求金額を超えた場合は, おつりはさず請求もしない割引き内容は, 次の決定表に基づく条件行動誕生月での買い物 Y Y N 購入金額が 0,000 円以上 Y N Y 5% の割引き X - - 0% の割引き - X - 5% の割引き - - X Y: 条件を満たす N: 条件を満たさない X: 行動 -: 行動なし力形式 2 請求金額に % をポイント付与するただし, 本日のポイント倍数 (4) に応じて乗じ, 小数点以下を切り捨てる 3 一日に 2 回以上買い物をした場合は, 請求金額に関係なくその都度 5 ポイントを付与する 4 ポイント付与したあと, 保有ポイントの 450 ポイントごとに次回以降の買い物で使用できる 500 円値引券を枚発行する ⑹ 本日来店した会員の配列 Bango の添字を配列 Raiten に Raiten() から順に記憶するなお, 一日に複数回会計処理した会員は, Raiten には新たに記憶せず, 会計処理のたびに保有ポイントに 5 ポイントを付与するまた, 一日の純来客数は 500 人以下である ⑺ 会員番号, 会員名, 主な販売促進内容, 請求金額, 会計後保有ポイントを会計ごとに力する ⑻ 閉店後,Ban にを入力して, 力形式のような日計処理を行い, 会員番号から保有ポイントまでを会員ファイルに力するなお, 入力データにエラーはないものとする ( 会計処理 ) ( 会員番号 ) 02 ( 会員名 ) 小林結衣 ( 主な販売促進内容 ) 5% 割引き 500 円値引券枚発行 ( 請求金額 ) 0,625 ( 会計後保有ポイント ) 79 ( 日計処理 ) ( 請求金額計 ) 472,530 ( 純来客数 ) 285 ( 客単価 ),658 ( 値引券発行枚数 ) 9 配列 Bango 配列 Mei 配列 Seinen (0) (0) (0) ⑴ ⑴ ⑴ ⑵ ⑵ ⑵ (000) (000) (000) 配列 Pointo (0) (0) ⑴ ⑴ ⑵ (500) (000) 配列 Raiten 解答群ア Bango(Ma) = Ban イ r Raiten(0) ウ r Raiten(r) エ (Nn Seinen(Ma)) 00 Tk オ Bango(Ma) > Ban カ SeiKin 0.0 Bai Po キ SeiKin 0.0 Bai Po ク (Seinen(Ma) - Nn 00) 0000 Tk ケ Bango(Raiten(r)) Ban または Raiten(r) 0 コ (Seinen(Ma) - Nn 0000) 00 Tk サ Bango(Ma) < Ban シ SeiKin 0.0 Po ス Bango(Raiten(r)) = Ma または Raiten(r) = 0 セ r + r ソ Bango(Raiten(r)) Ban かつ Raiten(r) 0

7 全 7-Ⅱ-6 はじめ検索処理配列 Bango, Raiten を準備し, 初期化する Ka 配列 Mei,Seinen, Pointo を準備する k Jo 0 k 0 Sokei 0 Gmai (Ka + Jo) 2 Ma Tuki,Bai を取得するループ 4 Bango(Ma) Ban の間ループデータがある間 (4) k + k 会員ファイルを読み Bango(k), Mei(k), Seinen(k), Pointo(k) にデータを記憶する Ma - Jo (Ka + Jo) 2 Ma Ma + Ka ループループ 4 キーボードから Ban を入力ループ 2 Ban の間キーボードから Kin, Mai を入力検索処理 "" Text "" Text2 割引き値引き処理 Sokei + SeiKin Sokei () 割引き値引き処理 Seinen(Ma) 0000 Nn (5) Tk = Tuki Kin 0000 Kin 0.85 Kin Kin 0000 Kin 0.9 Kin Kin 0.95 Kin Pointo(Ma) + Po Pointo(Ma) "5% 割引き " Text "0% 割引き " Text "5% 割引き " Text r ループ 3 (2) の間 Mai r + r Mai 3 m ループ 3 r Raiten(0) (3) Pointo(Ma) + 5 Pointo(Ma) Kin - (2000 m (Mai - m 3)) SeiKin SeiKin < 0 0 SeiKin Kin SeiKin Ma Raiten(r) Pointo(Ma) 450 Pointo(Ma) 450 Ne 日計処理力処理 "500 円値引券 " & Ne & " 枚発行 " Text2 Pointo(Ma) - Ne 450 Pointo(Ma) Sokei Raiten(0) Ktan Sokei,Raiten(0), Ktan,Gmai を力 Ban を力 Mei(Ma) を力 Gmai + Ne Gmai n Text を力力処理キーボードから Ban を入力ループ 2 ループ 5 n k の間 Bango(n),Mei(n), Seinen(n),Pointo(n) を会員ファイルに力 n + n Text2 を力 SeiKin を力 Pointo(Ma) を力日計処理ループ 5 おわり小数点以下切り捨て ( 注 ) 流れ図の & は, 文字列の結合を表す

8 全 7-Ⅱ-7 4 あるスポーツ運営会社は, ある大会のエントリー数からトーナメントを作成し, 力形式のように表示するプログラムを作成した処理条件にしたがって, 流れ図の ()(6) の空欄をうめなさい入力形式エントリーファイルエントリー選手名選手ポイント処理条件 ⑴ エントリーファイルのエントリーは, 申し込み順の連番である選手ポイントは, ある大会時点における選手の得点であり, 選手ポイントが高い選手ほど優遇 ( シード ) されるなお, 選手ポイントに同点はないものとするまた, エントリー数は,828 である ⑵ エントリー数を 2 n 単位で切り上げた数をトーナメントの大きさとし, その /4 がシード選手となる例えば, エントリー数 29 の場合, トーナメントの大きさは 32, シード数は 8, エントリー数 48 の場合, トーナメントの大きさは 64, シード数は 6, エントリー数 88 の場合, トーナメントの大きさは 28, シード数は 32 となる ⑶ エントリーファイルを読み, 配列 Pname に選手名, 配列 Pdata にエントリー, 選手ポイントを記憶する ⑷ シード数の分だけ, 選手ポイントの降順に配列 Pdata を並べ替えるシード選手以外は, 抽選とする抽選は, 乱数を発生させ,0 999 までの整数を Pdata の 2 列目に記憶し, Pdata を乱数の値の降順に並べ替えるなお, 乱数は Rnd 関数によって求める Rnd 関数は,0 以上未満の数値を返す ⑸ 配列 Pdata をもとに配列 Tnm を利用して, 次のとおり組み合わせを決定する第シード ( 選手ポイントの最上位 ) を Tnm() に配置する 2 第 2 シードは, 第シードを基準値とし, トーナメントの大きさの分だけ離れた場所に配置する 3 第 2 シード, 第シードの場所を探索して基準値とし, トーナメントの大きさの /2 だけ離れた場所を第 3 シード, 第 4 シードとする 4 第 4 シード, 第 3 シードの場所を探索して基準値とし, トーナメントの大きさの /4 だけ離れた場所を第 5 シード, 第 6 シードとする 5 以下配置する選手がいなくなるまで繰り返す ⑹ 配列 Drw および配列 Dgr を利用して, トーナメントの罫線を記憶する Drw の 0 列目に選手名を記憶し, 回戦で対戦相手がいない場合, トーナメントに配置された行位置が奇数の場合, 偶数の場合を Drw に記憶する 2 回戦以降, 位置に応じて,,, を記憶するなお, 配列 Dgr にはあらかじめ罫線が記憶してあるなお,Mod 関数 (Mod(A,B)) は,A を B で割った余りを返す ⑺ トーナメントを力するただし, シード選手は, 第およびシードを加えて力する力形式 ( 大会トーナメント ) ( シード ) ( 選手名 ) 第シード第 8シード第 5シード第 4シード第 3シード第 6シード第 7シード第 2シードエントリー数 29 の場合トーナメントの大きさ 32 シード数 8 第シード第 8 シード第 5 シード配列 Pname 配列 Pdata 配列 Tnm ⑴ ⑵ (0) (0) (0) ⑴ ⑴ ⑴ ⑵ ⑵ ⑵ 第 4 シード第 3 シード (28) (28) (28) 配列 Drw 配列 Dgr (0) ⑴ ⑵ ⑺ (0) (0) ⑴ ⑴ ⑵ ⑵ ⑶ (28) ⑷ 第 6 シード第 7 シード第 2 シード回戦 2 回戦 3 回戦 4 回戦 5 回戦

9 全 7-Ⅱ-8 はじめ優先順序決定組み合わせ決定配列 Pname,Pdata を準備する配列 Tnm を準備し, 初期化する配列 Drw を準備し, スペースを記憶する配列 Dgr を準備し, データを記憶する 0 Entry ループデータがある間 Entry + Entry データを読み Pdata(Entry,), Pname(Entry), Pdata(Entry, 2) にデータを記憶するループシード選手決定その他選手抽選組み合わせ決定トーナメント作成トーナメント力おわり i Mx i + j ループ 5 j Entry の間 Pdata(j, 2) > Pdata(Mx, 2) j Mx j + j ループ 5 i Mx Pdata(i, ) Pdata(0, ) Pdata(Mx, ) Pdata(i, ) Pdata(0, ) Pdata(Mx, ) Pdata(i, 2) Pdata(0, 2) Pdata(Mx, 2) Pdata(i, 2) Pdata(0, 2) Pdata(Mx, 2) i + i Tnm() 2 i SpanMx Span ループ 8 i Entry の間 (3) ループ 9 i Entry かつ Rival > 0 の間 j ループ 0 Tnm(j) Rival の間 j + j ループ 0 Mod(j,2) = j + Span - k i Tnm(k) i + i Rival - Rival j - Span + k シード選手決定 i ループ 2 Entry 4 > i の間 i 2 i その他選手抽選ループ 6 i Entry の間 Rnd() 000 Pdata(i, 2) i + i ループ 9 (4) ループ8 ループ 2 ループ 6 i Seed (2) () ループ 7 i Entry の間 SpanMx Span 優先順序決定 0 Stage ループ 7 ループ 3 Span > の間 Span 2 Span Stage + Stage ループ 3 i ループ 4 i Seed の間優先順序決定ループ 4 小数点以下切り捨て ( 注 ) 条件式がかつで複合されている場合, 先に記述された条件式が偽になった時点で, 判定を終了する流れ図の & は, 文字列の結合を表す

10 問題を読みやすくするために, このページは空白にしてあります

11 全 7-Ⅱ-9 トーナメント作成 i トーナメント力 i i ループ SpanMx の間 i ループ5 SpanMx の間 Pname(Pdata(Tnm(i), )) Drw(i, 0) i + j i - j " 第 " & Tnm(i) & " シード " Text 0 k " " Text " " Text Dgr(2 - Mod(i,2)) Drw(i, ) i + ループ i Dgr(3) Drw(i, ) k ループ6 Stage の間 Text & Drw(i, k) Text k + ループ 6 k 4 Span 2 k ループ2 Span SpanMx の間 i ループ 3 i < SpanMx の間 Dgr() Drw(i, k) i + i ループ5 m m ループ4 Span 2 の間 Dgr(4) (5) m + m ループ 4 0 j j Dgr(2) (6) i + Span i ループ 3 Span 2 k + Span k ループ 2

12 全 7-Ⅱ-0 [Ⅱ] 表計算とアルゴリズム解答用紙選手番号得点問 () (2) (3) 問 2 () (2) (3) (4) 問 3 () (2) (3) (4) (5) 問 4 () (2) (3) (4) 問 5 () (2) (3) 2 問 () (2) (3) 問 2 () (2) (3) 問 3 () (2) (3) (4) 問 4 () (2) (3) (4) 問 5 () (2) (3) 問 6 () (2) (3) (4) 3 () (2) (3) (4) (5) 4 () (2) (3) (4) (5) (6)

13 全 7-Ⅱ- [Ⅱ] 表計算とアルゴリズム審査基準選手番号得点問 () カ (2) イ (3) オ問 2 () ウ (2) エ (3) ク (4) ア問 3 () キ (2) イ (3) ウ (4) ク (5) カ問 4 () ア (2) カ (3) エ (4) キ問 5 () オ (2) エ (3) イ 2 問 () C4=0 (2) TODAY (3) E4 問 2 () $A$4:$A$8 (2) C4 (3) C$4:C$8 問 3 () SUMIF (2) LARGE (3) COUNTA (4) 問 4 () (-$F$4) 別解 (-F$4) (2) $F$4 別解 F$4 問 5 () COUNTIFS (2) $A28 (3) B$27 問ごとに 4 点 20 点 $B$7:B7 別解 B$7:B7 (3) COUNTA (4) 4500 問 6 () SUM (2) 5 (3) LEFT (4) LEN 3 問ごとに 5 点 30 点 () キ (2) ソ (3) イ (4) オ (5) コ 4 () i 4 SpanMx 別解 Seed 4 SpanMx (2) Seed + i (3) i - Rival (4) Span 2 Span (5) Drw(i + m, k) (6) Drw(i + Span 2 + j, k) 各 4 点 20 点各 5 点 30 点