Hyperledger Projectのセキュリティと方向性

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すずりたなせ
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1 Hyperledger Project のセキュリティと向性平成 28 年 8 23 本アイビーエム株式会社グローバルビジネスサービス事業アソシエイトパートナー隆

2 ブロックチェーンのセキュリティインシデントハッキング等により相応の仮想通貨資産が流出情報セキュリティの 3 要素関連インシデント機密性許可されていない個エンティティはプロセスに対して情報を使させずまた開しない特性 Mt. Gox:$450m 相当のビットコイン預かり資産を喪失 (2014 年 ) Bitfinex:Multisig 対策を施していたにも関わらず $60m 相当のビットコイン預かり資産を喪失 (2016 年 7 ) 完全性正確さ及び完全さの特性 The DAO:$50m 相当の仮想通貨イーサリウムが流出 (2016 年 6 ) 可性許可されたエンティティが要求したときにアクセス及び使が可能である特性課題 1 ブロックチェーンの出 ( 鍵管理 ) 2 取引の正確さ及び完全さの検証 ( コンセンサス ) 1

3 Hyperledger Project Linux Foundationのもと業界横断でブロックチェーンのオープンスタンダードを検討 IBM の取組みプライバシー要件にも対応したブロックチェーン基盤 OBC (Open Block Chain) をコード提供 IBM OBCをDAH 社のブロックチェーン基盤と統合 (Hyperledger Fabric) Hyperledger Fabric v.1 に向けて対応中 DTCCと共同でスマートコントラクトの JAVA 語対応を実施 2

4 Hyperledger Fabric 機密性を確保する為の仕組みとして Membership Services( 認証局 ) を導コンポーネント A B C コンポーネント概要 1Membership Services 認証局参加者の identity 確認ユーザ権限管理 ( 許可制 ) Trusted Third Party に依存しない identity 管理も検討中 2Chaincode Services 取引のデータ構造やロジックを由に定義できる仕組み例 : ( 仕向被仕額備考 ){ 重払いがないかチェック } GO 語に加え JAVA にも対応 (DTCC-IBM Joint Proposal) * 取引要求 3Blockc chain Service es Consensus Manager Distributed Storage ブロックチェーン KVS * 取引承認 * 取引実 * 取引確定検証ブロックチェーン KVS ブロックチェーン KVS 取引を相互検証する仕組み PBFT(Batch) PoW( マイニング ) 等ユースケースに応じて様々なコンセンサスアルゴリズムに対応可能 Next Generation Consensusも対応中 *1 ユースケースに応じてデータ構造を由に定義ブロックチェーンに加えより多くのデータを管理できるKVS (Key Value Store) も意ビットコインのUTXO 構造にも対応可能 *2 3 Hyperledger Fabric コンポーネントアーキテクチャー *1 *2

5 Membership Services の仕組み Ecert とは別に期限が設定可能なワンタイム証明書 Tcertを導することで鍵漏洩紛失に伴うセキュリティリスクを低減 Membership auditors End-user Client Ledge r Validating Entities Led dger Anonymous credentials User registration ti Nominal credential Membership0 Management0 registraaon Nominal credenaal Ledge er Users prove identity and credentials are issued to them: Enrollment certificates (nominal) Transaction certificates (anonymous) s only issued enrollment certificates Nominal credentials contain encryption & signing keys Auditors can audit certificates and ownership 4

6 Membership Services の前提検証は検証の鍵を保有する為既存の融システムと同等のセキュリティ対策がなわれていることを前提とする TransacAons Nominal, visibleonlyto validaangenaaes End-user Alice Client Anonymous, visibleonly tovalidaang enaaes&bob0 Validating Entities Led dger Client End-user Bob Contracts can be encrypted such that decryption is possible only by the validating entities and potentially authorized users Audit of Bob s contracts Contract & system auditors Audit of ledger s contracts Audi5ng0through0proper0key0distribu5on0at:00 systemlevel,i.e.,allsystemtransacaons userlevel,i.e.,auser stransacaons contractlevel,i.e.,contractsmessages 5

7 Next Generation Consensus 機密性完全性可性をめた新コンセンサスアルゴリズムを Hyperledger Project 内で検討中取引の正確さ及び完全さを検証する仕組みを整備することも検討 (The DAO 事件のようなスマートコントラクトの不正検知含め ) 次検証次検証取引確定 Submitting S 1 が Endorsement E 1 /E 2 に次検証を依頼 Endorsement E 1 /E 2 が次検証を実施 Submitting S 1 が取引をハッシュ化の上 Concentorに次検証を依頼 Concentorが次検証を実施 Concentor がブロックを配布参照 6

8 High Security business network for IBM Blockchain IBMからはハードウェアによる鍵管理も提供サービスの特徴セキュリティ機能が充実した IBM LinuxOne Emperor サーバーを活したブロックチェーンサービスブロックチェーンを活してダイヤモンドなどの価な品物の追跡と保護をうEverledgerがセキュアなインフラストラクチャーにえられたIBM Blockchainでソリューションを構築 LinuxOne Emperor の特徴 Hardware encryption with built-in i accelerators for blockchain hashing, signing and security Faster responses with hipersockets Global Security Standards compliant Tamper proof crypto keys in firmware/crypto cards Unlimited random keys to encode transactions 7

9 uport Hyperledger Project Identity WG では uport の鍵管理も調査 Ethereum & uport (ConsenSys Christian Lundkvist) より抜粋 8

10 安全性を踏まえたフェージング戦略例安全性の観点からプライベートブロックチェーンン既存システムから取り組むことを検討されている欧融機関も存在 Phase 1 Phase 2 Phase n 他社同期コンーシアムブロックチェーン同期プライベートブロックチェーンコンソーシアムブロックチェーン社同期 ( ブロックチェーン既存 DB) 同期 ( ブロックチェーン既存 DB) HA データベースアーキテクチャー ( 可性 ) HA データベースアーキテクチャー ( 可性 ) 9

11 10

証券ポストトレードへのブロックチェーン技術検証と今後の課題

証券ポストトレードへのブロックチェーン技術検証と今後の課題 2017 年 2 月 28 日株式会社みずほ銀行富士通株式会社 0 本プレゼンテーションには出願中の特許 (2 件 ) の内容が含まれております目次 1. これまでの取組み証券ポストトレードでのフェイルを低減証券ポストトレードの実証実験の流れ 2. 今回の取組み Bitcoin と Hyperledger Fabric の違いアプリケーション開発における課題参加者管理認証局における課題