第９回ネットワークプランニング13（ＣＳ３年・荒井）

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せとかやぶき
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第 9 回 6/17 (CS3 年荒井 ) ネットワークプランニングルータのシリアル接続とスタティックルート本資料は授業後 ( 数日以内 ) に WEB で閲覧できるようにします今日の予定 Cisco ルータ設定の簡単なおさらい 2-Ether によるルーティング ( サブネットでの例 ) 設定ファイルとリセット ( 8-5) シリアル I/F とその設定 ( 12-2) 2

IOS コマンド ( 5-2:p200-203) 復習 IOSのコマンドは階層的な構成 enable ユーザモード最初の階層でかなり限られた情報を見たり簡単な操作しかできない設定情報は表示不可特権モード=イネーブルモードこれより深くは特権ユーザつまり管理者が使用通信状態設定情報の確認ができるユーザモードから enable コマンドで移動コンフィグモード実際の設定を行う

16 /24 を 16 個にサブネット化し 2 番目のサブネット 16=2^4 なので本来 ( クラス C) 24bit がネットワーク部であったが 24+4=28bit をネットワーク部にするサブネットマスク :/28 FF.FF.FF.F0 255.255.255.240 2 番目のサブネット 192.168.16.[0001 xxxx] (1[0000] 2[0001] 3[0010] ) IP 範囲 :192.

1 第 9 回 6/17 (CS3 年荒井 ) ネットワークプランニングルータのシリアル接続とスタティックルート本資料は授業後 ( 数日以内 ) に WEB で閲覧できるようにします今日の予定 Cisco ルータ設定の簡単なおさらい 2-Ether によるルーティング ( サブネットでの例 ) 設定ファイルとリセット ( 8-5) シリアル I/F とその設定 ( 12-2) 2 台のルータのシリアル接続スタティックルートの設定 ( 概略 ) ( 10-2) 演習 ; ネットワーク構築と設定と疎通確認 3 つのネットワークをシリアル接続した 2600 ルータ 2 台で構築 ( ネットワークはサブネットを利用 ) 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) /06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 2 IOS コマンド ( 5-2:p ) 復習 IOSのコマンドは階層的な構成 enable ユーザモード最初の階層でかなり限られた情報を見たり簡単な操作しかできない設定情報は表示不可特権モード=イネーブルモードこれより深くは特権ユーザつまり管理者が使用通信状態設定情報の確認ができるユーザモードから enable コマンドで移動コンフィグモード実際の設定を行う特権モードから config t にて移動コマンドは省略補完 Help 可能 disable コマンド Router(config)# 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 3 2NW 接続のルータ設定 -subnet- 復習 2600Router1 台に 2 つのネットワークを FastEthernet で接続 NW1: /24 を 16 個にサブネット化し 2 番目のサブネット 16=2^4 なので本来 ( クラス C) 24bit がネットワーク部であったが 24+4=28bit をネットワーク部にするサブネットマスク :/28 FF.FF.FF.F 番目のサブネット [0001 xxxx] (1[0000] 2[0001] 3[0010] ) IP 範囲 : [ ] [ ] ネットワークアドレス : ブロードキャスト : NW2: /16 を 512 個にサブネット化し 512 番目のサブネットを利用 512=2^9 なので本来 ( クラス B)16bit がネットワーク部であったが 16+9=25bit をネットワーク部にするサブネットマスク :/25 FF.FF.FF 番目のサブネット [ ].[1 xxx xxxx] IP 範囲 : [ ] [ ] ネットワークアドレス : ブロードキャスト : /06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 4 2NW 接続のルータ設定復習機器構成と IP の設計機器構成の例としては右上図但しここでは簡単にするため右下図 IP はユーザ機器は小さな方から NW 機器は大きな方からとする NW1: /28 host= ~ /28» Def-GW はルータに向けるルータ = /28 NW2: /25 host= ~ /25» Def-GW はルータに向けるルータ = /25 スイッチルータ 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 5 ハブ 2NW 接続のルータ設定復習 ( 8-3) 2600Routerの設定ルータF0/0: F0/0とF0/1の2ポー ( =Host-AのDef-GW) トを有効化 Host A: ルータF0/1: これら2ポートに IP ( =Host-BのDef-GW) アドレスとサブネット Host B: マスクを設定 / /25 特権モードへ en Configモードへ conf t IF-confモードへ int f0/ /28 ポートの有効化 no shutdown ポートのIP 設定 ip address / もう一つのポートも同じように int f0/1 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 6 ルータのシリアル接続とスタティックルート 1

2NW 接続のルータ設定復習疎通確認一番簡単な接続例としてルータ ( の各 FastEther ポート ) に PC( ホスト )2 台を直結し IP アドレスとネットマスク Default GW アドレスを設定 ping コマンドにより疎通確認 192.168.16.17/28 192.168.16.30/28 172.27.255.

Minimum = 22ms, Maximum = 23ms, Average = 22ms 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング13( 荒井 ) 7 IP アドレスの設定について ( 補足 ) Overlap エラーについてルータは違うネットワークをつなぐものなので同じネットワーク内の IP を両 I/F に設定しようとするとエラーとなる :f0/0 に 192.168.

2 2NW 接続のルータ設定復習疎通確認一番簡単な接続例としてルータ ( の各 FastEther ポート ) に PC( ホスト )2 台を直結し IP アドレスとネットマスク Default GW アドレスを設定 ping コマンドにより疎通確認 / / / /25 (Host-AからHost-Bへ) C: >ping Pinging with 32 bytes of data: Reply from ;bytes=32 time=22ms TTL=254 Ping Statistics for : 既に自分で Packets Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss), 確かめたは Approximate round trip times in milli-seconds: ずですネ! Minimum = 22ms, Maximum = 23ms, Average = 22ms 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング13( 荒井 ) 7 IP アドレスの設定について ( 補足 ) Overlap エラーについてルータは違うネットワークをつなぐものなので同じネットワーク内の IP を両 I/F に設定しようとするとエラーとなる :f0/0 に /24, f0/1 に /24 :f0/0 に /16, f0/1 に /16 :f0/0 に /26, f0/1 に /26 Bad mask エラーについてルータの I/F に NW アドレスやブロードキャストアドレスを IP アドレスとして設定しようとするとエラーとなる設定した IP アドレスを削除 no ip address (config-if モード内 ) なお削除しなくても上書きすれば前の設定は消える但し上記のように Overlap,Bad-mask などのエラーになることも 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 8 その他の IOS コマンド復習ルータに設定されている全情報の確認 [p351] show running-config コマンド ( 特権モード内 ) 各 I/F 情報の確認 [p359] show ip interface ( 特権モード内 ) show ip interface brief とすると確認がしやすい [New] ルーティング情報の確認 [p439] show ip route ( 特権モード内 ) ルータに名前を付ける [p344] hostname [ 名前 ] コマンド ( コンフィグモード内 ) I/F 説明文設定 [p349] [New] description [ 説明 ] コマンド (config-i/f モード内 ) 設定ファイルとリセット ( 8-5) 設定の保存 [p360] copy running-config startup-config 実機を使う場合に重要これをしないと設定した情報は電源を Off するとなくなるこれらは実際にはファイルとして管理されている電源を入れると startup-config が running-config にコピーされこの設定情報で動作する設定のリセット [p361] erase startup-config reload reload の代わりに電源を Off/On してもよい reload は startup-config を読み込んで動作しなおす 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) /06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 10 ネットワークケーブル LAN のケーブル接続 LAN を構成する際のケーブル代表例 ;UTP( 以前作成したケーブル ), 光ファイバ WAN のケーブル接続 WAN と接続する際に必要となるケーブルコンソール接続ネットワーク機器の設定などの際に必要となるケーブル WAN のケーブル接続 ( 12-2) WAN では遠隔地と通信する必要があり通信事業者などから提供を受ける通信事業者では DCE( データ通信装置 ) を設置しユーザ側で準備する DTE( データ端末装置 ) を接続する DCE と DTE 間の接続には通常 RS232C や X.21 などシリアルケーブルを利用 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) /06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 12 ルータのシリアル接続とスタティックルート 2

3 コンソール接続 ( 5-1) 実機を使う場合に重要スイッチやルータなどのネットワーク機器を設定などする際には機器に直接 PC などを接続する機器にはキーボードやモニターがないため勿論設定前はネットワークにも接続されていないためリポートでの設定も不可能機器のコンソールポートとコンピュータの COM ポートを接続このケーブルをロールオーバーケーブルと呼ぶ RJ-45 コネクタが一般的で UTP と間違えないことシリアルインタフェース ( 12-2) Cisco 2600(2621) ルータは 2 ether+2 シリアルシリアルは主に WAN 接続で利用シリアルケーブルには DCE と DTE がある DCE( 回線終端装置 ): 1 秒間に何ビットデータをやり取りするか (bps) を設定 clock rate (IF-conf 内 ) [p514] ここでは bps をとする» 通常プロバイダ側が DCE DTE( データ端末装置 ): 通常ルータは DTE として動作ルータ同士をシリアルで接続する場合どちらかを DCE として動作させなければならない ( どちらでも良い ) 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) /06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 14 ルータ同士のシリアル接続ルータを直結するといっても論理的にはルータの間には一つのネットワークが存在よってこの場合シリアルインタフェースにも IP アドレスを割り振らなければいけないネットワーク 5 これら全体がシリアルケーブルに相当ネットワーク 3 ネットワーク /06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 15 スタティックルートの設定 ( 10-2) とネットワーク 3 はによってルーティングされている上に直接接続した NW について自動的にルーティングテーブルができているしかしはについての情報が全くなく宛てのパケットはルーティングできない同様にはを知らない p444 の注意点に気を付けること ip route NW subnet nexthop (conf モード内 ) ネットワーク3 ルーティングテーブルの確認 show ip route コマンド ( 特権モード内 ) ルーティング設定の削除 no ip route NW subnet nexthop (conf モード内 ) 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 16 ( スタティック ) ルーティングネットワ NW1/2 上の端末ーク3 ルータA Def-GWにより自 NW 以外へはルータA/Bに送られるルータAでのルーティングルータAに届いたパケットの宛先を見て NW2 宛てならばルータBのNW3 側 I/Fに橋渡し! ここをNext Hopとする後はルータBに任せてしまう ; NW1 宛てならば NW1 側 I/Fに橋渡し! NW3 宛てならば NW3 側 I/Fに橋渡し! ルータBでも同様 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 17 スタティックルートの設定 ( 10-2;p442) ルーティング情報の設定 ip route NW subnet nexthop (conf モード内 ) 例 ; そのルータにおいて /16 宛てのパケットは転送すべき先の IP アドレス ( 通常アクセス可能な別のルータの I/F) 宛てにルーティングさせる場合 ; ip route つまり /16 はこのルータが知らない離れたネットワーク NW: ネットワークアドレス ( 機器の IP アドレスではない!) Nexthop: 転送すべき IP アドレスルータAでは NW2 宛のパケットはNW3: ルータB 宛てに送るようにしたいルータBでは NW1 宛のパケットはNW3: ルータA 宛てに送るようにしたいルーティングテーブルの確認 show ip route コマンド ( 特権モード内 ) 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 18 ルータのシリアル接続とスタティックルート 3

ルータ同士のシリアル接続の構成 2 ルータシリアル接続 IP アドレスの設計ルータ間の NW: NW3 は管理者のみなので大きい方からでなくても良い 192.168.17/24 とするシリアル IF の IP アドレスは 192.168.17.1(Rt-A) と 192.168.17.2(Rt-B) とするの Ether 側 NW: 192.168.0/24 -F0/0: 192.168.0.254 Host A: 192.

26.0.0 255.255.0.0 192.168.17.2 172.26/16 宛は 192.168.17.2(Rt-B の S0) に転送するように設定 (DTE とする ) S0/0, F0/0 の IP を設定し有効化 ip route 192.168.0.0 255.255.255.0 192.168.17.1 192.168.0/24 宛は 192.168.17.1 に転送 (Rt-A の S0) するように設定ルーティングが設定されていなくてもたとえば Host-A から 192.

4 ルータ同士のシリアル接続の構成 2 ルータシリアル接続 IP アドレスの設計ルータ間の NW: NW3 は管理者のみなので大きい方からでなくても良い /24 とするシリアル IF の IP アドレスは (Rt-A) と (Rt-B) とするの Ether 側 NW: /24 -F0/0: Host A: /24 の Ether 側 NW: /16 -F0/0: Host B: /16 ホストには Def-GW も設定しよう 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 19 (DCE とする ) S0/0, F0/0 の IP を設定し有効化 S0/0 の clock rate を設定 (DCE 側だから ) ip route /16 宛は (Rt-B の S0) に転送するように設定 (DTE とする ) S0/0, F0/0 の IP を設定し有効化 ip route /24 宛はに転送 (Rt-A の S0) するように設定ルーティングが設定されていなくてもたとえば Host-A から ( 側のシリアル IF) までは ping 可能 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 20 ルータのシリアル接続とスタティックルート ( まとめ ) 片方を DCE とし clock rate を設定片方は DTE となり clock rate は不要ルータ間も一つのネットワークシリアルポートもイーサポートと同様に IP アドレスの設定有効化を各ルータにおいてルータが直結していないネットワークに対してはスタティックルートを設定 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 21 演習課題 A 2 つのネットワークをルータ 2 台で接続 2 台のルータをシリアルで接続片方のは FastEther で NW1 を接続 NW1: /24 もう片方のは 1 つの FastEther で NW2 を接続 NW2: /16 ルータ間 (NW3): シリアル接続 NW3: /24 2 つの Ether ネットワークには各々ホスト 1 台のみを直結でよい論理的なネットワーク構成 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 22 演習課題 B 3 つのネットワークをルータ 2 台で接続 2 台のルータをシリアルで接続片方のは FastEther で 2 つの NW(NW1,NW2) を接続 + シリアルでと接続もう片方のは 1 つの FastEther で 1 つの NW(NW3) を接続 + シリアルでと接続ルータ間を NW4 とする 3 つの Ether ネットワークにはホスト 1 台のみを直結論理的なネットワーク構成 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 23 演習課題 B ネットワークの構成 * ( 先週の課題 B) NW1: /24 を 16 個にサブネット化し 2 番目のサブネットを利用 NW2: /16 を 512 個にサブネット化し 512 番目のサブネットを利用 * NW3: /24 * との間 NW4: /30 クラス C(/24) をサブネット化して /30 にしその 2 番目という意味 DCE/DTE はどちらでも OK NW1 先週の課題 B の続きでも可能具体的なネットワーク構成例但し IP などは違っています Rt-A NW2 NW4 Rt-B NW3 全て設定し疎通確認も行うこと! 提出 : 上記ネットワークを保存して * ホストは小さなIP ルータは大きなIPから割ファイル提出ファイル名は B- 学籍番号としり振る Aは授業内の例題で二つを提出ネットワークドライブに提出 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング13( 荒井 ) 24 ルータのシリアル接続とスタティックルート 4

5 今日のまとめ Cisco ルータ設定の簡単なおさらい 2-Ether によるルーティング ( サブネットでの例 ) 設定ファイルとリセットシリアル I/F とその設定 2 台のルータのシリアル接続スタティックルートの設定演習 ; ネットワーク構築と設定と疎通確認 A:2 つのネットワークをシリアル接続した 2600 ルータ 2 台で構築 B:3 つのネットワークをシリアル接続した 2600 ルータ 2 台で構築 ( ネットワークはサブネットを利用 ) 宿題演習課題が完成していない人は必ず完成させておこう今日までの内容に不安がないようにきちんと復習しておくこと分からないところを分からないままにしておかないこと! 2013/06/17 第 9 回ネットワークプランニング 13( 荒井 ) 25 ルータのシリアル接続とスタティックルート 5

第９回ネットワークプランニング16（ＣＳ３年・荒井）

第９回ネットワークプランニング16（ＣＳ３年・荒井）第 9 回 6/6 (CS3 年荒井 ) ネットワークプランニングルータのシリアル接続とスタティックルート本資料は授業後 ( 数日以内 ) に WEB で閲覧できるようにします 2016/06/06 第 9 回ネットワークプランニング 16( 荒井 ) 1 今日の予定 Cisco ルータ設定の簡単なおさらい 2-Ether によるルーティング ( サブネットでの例 ) サブネット化と 2,16