Microsoft Word - Fusion Viewer 操作説明書V.doc

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しまなはやしもと
4 years ago
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1 ソフトウェアの概要本プログラム (FusionViewer) は日本メジフィジックス株式会社により研究実験用に開発された画像重ね合わせ専用のインターフェイスソフトウェアです FusionViewer は機能的情報を持つ核医学画像と MRI や X 線 CT で得られた解剖学的情報を持つ画像を重ね合わせ表示しより情報量の多い診断画像を提供するためのプログラムです動作環境本ソフトウェアの正常な動作が確認されている OS は日本語版 Windows 2000(SP4)/XP(SP2) です実用的な処理速度を保つため 1GHz 以上の動作周波数を持つ Intel Pentium 互換プロセッサ 1GB 以上のメモリの使用を推奨します上記以外の OS については正常なプログラムの動作は確認されておりませんのでご注意くださいソフトウェア使用に関する確認事項本ソフトウェアをご使用になる前に FusionViewer 使用に関する確認事項を良くお読みくださいソフトウェア使用許諾に示す諸条件に同意頂いた方だけが本ソフトウェアをご使用いただけます本書では開発および旧バージョンでの操作画面を使用し記載している箇所がありますそのためリリースバージョンの操作画面と若干異なる箇所があることをご了承ください 2010 年 4 月日本メジフィジックス株式会社

2 よくわかる! FusionViewer C O N T E N T S Part1 これが FusionViewer だ! 6 STEP1-1 FusionViewer 使用に関する確認事項 7 STEP1-2 動作環境 8 STEP1-3 Fusion って? 8 STEP1-4 画像位置合わせの方法 9 STEP1-5 位置合わせが上手くいかない例 10 STEP1-6 臨床画像の個人情報取扱いについて 12 Part2 準備しよう 13 STEP2-1 FusionViewer の初期設定 14 Part3 FusionViewer の操作を覚えよう 17 STEP3-1 FusionViewer の起動と終了 18 STEP3-2 ファイルをロードする 21 STEP3-3 スケールを調整する 23 STEP3-4 透過率を調整する 28 1

3 STEP3-5 表示スライスを変更する 31 STEP3-6 画像をCINE 表示する 34 STEP3-7 画像の表示方向を変更する 37 STEP3-8 画像を拡大 / 縮小する 39 STEP3-9 画像を移動する 41 STEP3-10 画像を分割して表示する 43 STEP3-11 レイアウトを変更する 45 STEP3-12 MIP 画像を表示する 46 STEP3-13 素早く目的のスライスを表示する 48 STEP3-14 Target と Reference を連動させる 51 STEP3-15 コレジを実行する 53 STEP3-16 Target と Reference の位置を合わせる 55 STEP3-17 画像を回転させる 61 STEP3-18 レジストレーション画像を保存する 65 STEP3-19 スライス画像を個別に保存する 66 STEP3-20 現在の状態を保存する 67 STEP3-21 ロードした画像を消去する 68 STEP3-22 レポートを作成する 70 2

4 Part4 画像の位置合わせを使いこなそう 72 STEP4-1 3D Coregistration を表示する 73 STEP4-2 位置合わせの基準画像を変更する 75 STEP4-3 位置合わせの基準範囲を変更する 77 STEP4-4 Reference 画像を反転させる 80 STEP4-5 位置合わせの処理速度を向上させる 85 STEP4-6 画像の一部を抜き取る 87 Part5 画像の切り取りを使いこなそう 90 STEP5-1 Image Extraction を表示する 91 STEP5-2 範囲を指定して画像を切り取る 93 STEP5-3 画像の一部を抜き取る 96 Part6 レイアウトを使いこなそう 98 STEP6-1 レイアウトを選択して変更する 99 STEP6-2 画像の表示設定を行う 106 Part7 MIP を使いこなそう 111 STEP7-1 MIP Parameter を表示する 112 STEP7-2 回転中心軸を変更する 116 STEP7-3 フレーム数を変更する 116 3

5 STEP7-4 表示角度を調整する 118 STEP7-5 MIP 画像に立体感をつける 120 Part8 レポートを使いこなそう 122 STEP8-1 画像として保存する 123 STEP8-2 DICOM 形式で保存する 124 STEP8-3 印刷する 125 STEP8-4 クリップボードにコピーする 126 STEP8-5 コメントを編集する 127 STEP8-6 全画面表示する 129 STEP8-7 レポートにマークをつける 130 STEP8-8 個人情報を非表示にする 133 Part9 ROI を使いこなそう 134 STEP9-1 ROI 画面を表示する 135 STEP9-2 ROI を描画する 137 STEP9-3 ROI の保存と読み込みを行う 145 STEP9-4 描画した ROIを編集する 148 STEP9-5 ピクセル値を指定して情報を取得する 152 STEP9-6 ROI の色を変更する 156 STEP9-7 その他の機能 158 4

6 Part10 3D ROI を使いこなそう 164 STEP10-1 3D ROIとROIの違い 165 STEP10-2 3D ROI 画面を表示する 166 STEP10-3 3D ROIを描画する 168 STEP10-4 3D ROI の保存と読み込みを行う 173 STEP10-5 描画した 3D ROI を編集する 176 STEP10-6 ピクセル値を指定して情報を取得する 180 STEP10-7 3D ROIの色を変更する 183 STEP10-8 その他の機能 185 Part11 情報を表示しよう 188 STEP11-1 情報を表示する 189 STEP11-2 SUV 値に変換する 191 STEP11-3 ピクセルサイズを変更する 193 お問い合わせ先 195 5

7 これが FusionViewer だ!! 6

8 STEP 1-1 FusionViewer 使用に関する確認事項本ソフトウェアをご使用になる前に下記の使用許諾条件をよくお読みください本項に示す諸条件に同意頂いた方だけが本ソフトウェアをご使用いただけます使用許諾条件 1. ライセンスの許諾本ソフトウェアは非売品ですまた期間限定のライセンスが設定されているためご使用にあたってはユーザー登録が必要です日本メジフィジックス株式会社はユーザー登録を行い本項に示す諸条件を承諾した方に限り本ソフトウェアを使用する権利を許諾します 2. 著作権本ソフトウェアに関する著作権などの全ての権利は日本メジフィジックス株式会社ワシントン大学 (NEUROSTAT 提供 ) 開発関係各社および団体が法律に基づきそれぞれ所有しています 3. 使用範囲本ソフトウェアは医学研究医学教育医学学習に関連する目的においてのみ使用することができます 4. 禁止事項本ソフトウェアを著作権者の許可なく無断で転載複製譲渡再配布することまた解析 ( 逆コンパイルまたは逆アセンブル ) および改変 ( リバースエンジニアリング ) することはできません本ソフトウェアに関わる著作権商標その他財産権の表示を削除することはできません 5. 保証及び責任の制限日本メジフィジックス株式会社ワシントン大学 (NEUROSTAT 提供 ) 開発関係各社および団体は本ソフトウェアに瑕疵がないことその他本ソフトウェアに関していかなる保証もいたしません本ソフトウェアを使用した全ての利益および不利益の責任はその使用者にあり日本メジフィジックス株式会社ワシントン大学 (NEUROSTAT 提供 ) 開発関係各社および団体は一切の責任を負いません 6. ご注意本ソフトウェアの使用に際しては個人情報の保護に十分ご留意ください本ソフトウェアの使用に際してはプログラムを充分に熟知した上でデータごとにプログラムが正常に作動していることを必ず確認しデータおよび解析結果については使用者ご自身による定期的なバックアップなど適切な管理を行ってください本ソフトウェアおよび付属の文書などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください 7. 商標について記載されている会社名製品名は各社の登録商標または商標です記載されている団体 / 商品に対してその商標権著作権を侵害する意図は一切ありません 7

9 STEP 1-2 動作環境 FusionViewer は Windows 専用のソフトウェアです本ソフトウェアは下記の OS においてのみ正常な動作を確認しております FusionViewer の動作環境は? OS: 日本語版 Windows 2000(SP4)/ XP(SP2)/Vista TM Windows NT / Me / 98 / 95 では動作しません CPU:Intel Pentium 互換プロセッサ推奨 Pentium4 1GHz / Celeron 1GHz 以上 HD:1GB 以上の空き容量メモリ : 推奨 1GB 以上メモリおよびハードディスク容量は処理する画像データ量に依存します STEP 1-3 Fusion って? Fusion には 2 つ以上のものを 1 つに合わせる融合という意味がありますここでは医療画像の Fusion と Registration について説明します Fusion と Registration の違い 2 画像以上の画像を重ね合わせて新たな画像を作り出すことを Fusion といいます日本語に訳すと重ね合わせという意味になります Fusion の処理過程でほとんどの場合位置合わせを行うため Fusion = 位置合わせと混同されがちですが Fusion には位置合わせという意味はなく厳密には意味が異なります画像の位置合わせを行う場合手動と自動の 2 通りの方法があり手動位置合わせを Manual 自動位置合わせを Registration といいます 2 つの画像の位置がずれていても重ね合わせ表示していれば Fusion 画像となります ( 例 ) FDG-PET CT Fusion ズレていても重ね合わせ表示は Fusion 8

10 STEP 1-4 画像位置合わせの方法 FusionViewer での画像位置合わせ方法について説明します FusionViewer での画像位置合わせ FusionViewer では手動または自動で位置合わせを行うことができます手動位置合わせの場合は術者の目でみて主観的に位置合わせを行います自動位置合わせの場合は 2 画像の類似性を評価する相互情報量 (Mutual Information) を用いて位置合わせを行います自動位置合わせでは基準 ( リファレンス ) 画像は動かさずに対象 ( ターゲット ) 画像のみを動かして基準画像の座標に対象画像の座標を合わせ込みます基準画像対象画像レジストレーション画像 Y R Y D Y R Z R X R Z D X D Z R X R 位置合わせの際には移動回転拡大縮小といった 9 変数の線形変換を行います形態を変化させる非線形変換は行いません線形変換非線形変換位置合わせが終了したターゲット画像はレジストレーション画像とも呼ばれリファレンス画像上に Fusion 表示されますそのため術者は処理を行う前に 2 つの画像のどちらをリファレンス画像にするかを決めておく必要があります 9

11 一般的に CT や MRI などの解剖学的情報を持った画像をリファレンス機能的情報を持った PET や SPECT などの核医学画像をターゲットとしますリファレンス画像とターゲット画像を決めたら位置合わせを行いますターゲット画像 ( レジストレーション画像 ) Fusion 画像手動 or 自動リファレンス画像 FusionViewer では初回の自動位置合わせの結果がずれてしまった場合再処理時に精度を向上させる機能を搭載させています位置合わせを行う領域を絞り込み部分的な位置合わせを行う機能頭部領域の処理速度を速める機能胸部 CT 画像の肺野領域の CT 値を反転させ精度を高める機能 CT 画像の骨分布を制御し位置あわせの精度を高める機能これらの機能を上手く使用することでミスレジストレーションを起こす頻度を低下させることができます 10

12 STEP 1-5 位置合わせが上手くいかない例 FusionViewer ではどんな画像でも自動で位置合わせができるわけではありませんここでは自動位置合わせで位置ズレ ( ミスレジストレーション ) を起こしやすい画像について示しますミスレジストレーションを起こす可能性が高い画像 FusionViewer の自動位置合わせでは評価関数に Mutual Information 法を用いています但し非線形変換 ( ワーピング ) 機能を搭載していないため下記に示すような画像の場合はミスレジストレーションを起こす可能性がありますあらかじめご了承ください情報量の少ない画像 Mutual Information 法では画像を情報量に変換して位置合わせを行っていますスライス枚数が少ない場合には情報量が足りずミスレジストレーションを起こす可能性があります部位にもよりますが 20 枚以上のスライス数を推奨します CT 画像 CT 画像では他のモダリティ画像とは画素値の分布形態が異なることが多いためミスレジストレーションを起こしやすくなりますその主な原因として CT 画像の骨分布が影響していると考えられていますまた特に胸部や上腹部の CT 画像では呼吸の影響により同一被検者でも臓器の位置が変動している場合がありミスレジストレーションを起こす場合があります体幹部肺や肝臓などの臓器は呼吸や体位による重力の影響を受けて変形しやすくまた消化器系の臓器は位置や形状が変化するため同一被検者の画像でもミスレジストレーションを起こす場合があります体軸方向の位置合わせ 2 画像の撮影範囲が大きく異なる場合にはミスレジストレーションを起こしやすくなりますあらかじめ解析範囲の絞り込みを行ってから処理をしてください別々の装置で撮像した画像体位やポジショニングの違い ( 上下肢の位置や頸部の角度 ) により位置合わせの成功率は低下しますミスレジストレーションを起こした場合は解析範囲を絞込んでから再処理してください 11

STEP 1-6 臨床画像の個人情報取扱いについて FusionViewer に Load する画像のヘッダーには個人情報が含まれています本ソフトではレポート画面で個人情報を非表示にできます個人情報の非表示方法 Fusion 画像をレポート表示するとヘッダー情報から読み込んだ患者名 ID 年齢性別

13 STEP 1-6 臨床画像の個人情報取扱いについて FusionViewer に Load する画像のヘッダーには個人情報が含まれています本ソフトではレポート画面で個人情報を非表示にできます個人情報の非表示方法 Fusion 画像をレポート表示するとヘッダー情報から読み込んだ患者名 ID 年齢性別が自動的に表示されますこれらの個人情報はレポート画面上で手入力にて書き換えることができますまた Anonymously ボタンですべての個人情報をアスタリスク表示することも可能です FusionViewer で臨床画像を扱う際は個人情報の取扱いについては使用者の責任となりますので充分ご注意ください 12

14 準備しよう 13

STEP 2-1 FusionViewer の初期設定ここでは FusionViewer の初期設定の確認方法について説明します初期設定の確認インストール後下記のとおり初期設定の確認を行ってください設定がされていないと自動位置合わせ Co-Registration が動作しません FusionViewer

15 STEP 2-1 FusionViewer の初期設定ここでは FusionViewer の初期設定の確認方法について説明します初期設定の確認インストール後下記のとおり初期設定の確認を行ってください設定がされていないと自動位置合わせ Co-Registration が動作しません FusionViewer のアイコンをダブルクリックし FusionViewer.exe を立ち上げます Tool Panel ボタンをクリックし Settings を開きます FusionViewer インストール先フォルダ内の NuclearMedicine NEUROSTAT フォルダが指定してあるか確認します空欄であれば指定してください 14

16 Options ダイアログから Co-Registration する際に動かされる画像の確認と DICOM ファイルを読み込んだ時に反映される方向を確認します Option ボタンをクリックし Options を開きます Co-Registration する際に動かされる画像を設定しますモダリティオーダー別に方向を設定します 15

コレジ用の設定について Options ダイアログでは Co-Registration する際に動かされる画像を設定します基準となる画像が Reference となり動かされる画像が Target になります基準となる画像が Target となり動かされる画像が Reference になります備考 : ここで設定した動かされる画像 (Target or Reference)

17 コレジ用の設定について Options ダイアログでは Co-Registration する際に動かされる画像を設定します基準となる画像が Reference となり動かされる画像が Target になります基準となる画像が Target となり動かされる画像が Reference になります備考 : ここで設定した動かされる画像 (Target or Reference) が保存される画像ですそして基準画像の画像サイズに変更されて保存されます画像の方向定義について方向が未定義のファイルを読み込んだ時に反映される方向を設定します方向定義はモダリティ (NM MR CT PT) ごとにスライス断面の方向定義 (Trans axial Sagittal Coronal それぞれの左右前後上下の方向定義 ) を個々に設定できますこのオプションを設定変更するには管理者権限でログインしている必要がありますモダリティを選択しますスライス断面ごとに画像方向定義を選択します 16

FALCON 取扱説明書

FALCON 取扱説明書本ソフトウェアは日本メジフィジックス株式会社により研究実験用に開発されたものです本ソフトウェアの開発に際して日本メジフィジックス株式会社開発関係各社および団体は研究実験におけるプログラムの使用を前提としています本ソフトウェアは医学研究医学教育医学学習に関連する目的においてのみ使用することができます本 CD-ROM に収載のプログラムの使用に伴う全ての利益および不利益の責任はその使用者にあり