Oracle Application Server 10g R3 ( ) 新機能概要

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1 Oracle Application Server 10g R3 ( ) 新機能概要 オラクル ホワイト ペーパー 2006 年 10 月

2 Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 1.0 概要 標準対応 : J2EE インフラストラクチャ プレゼンテーション層 : Java Server Pages および JavaServer Faces ビジネス層 : Enterprise Java Beans 永続性 : TopLink Oracle TopLink EJB 3.0 Persistence オブジェクト /XML データ ソースおよびトランザクション データ ソース トランザクション Java 2 Connector Architecture セキュリティ コアとなるコンテナ 認証 整合性および機密保護のための WS-Security ジョブ スケジューラ クラス ロード処理 オープン ソースの実行時の統合 開発ツール Oracle JDeveloper コア IDE Java コーディングおよびリファクタリング J2SE 5.0 のサポート J2EE 1.4 のサポート JavaServer Faces の開発 オープン ソースの設計時統合 Oracle Application Development Framework Eclipse コマンドライン ツールおよびスクリプティング Oracle Enterprise Messaging Service サービスの質 エンタープライズ メッセージの統合 ストア アンド フォワード Oracle Business Rules Web Services J2EE 1.4 Web サービス Web Services Metadata アノテーション ベースの Web サービス Web Services Interoperability(WS-I) Web Services Reliable Messaging データベース Web サービス Web Services Invocation Framework のサポート Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 2

3 6.7 REST Web サービス Oracle Application Server Service Registry Application Server Control 軽量アーキテクチャ 業界標準に準拠した管理 リモート管理 ロール ベースの管理 トポロジおよびグループ管理 高可用性と操作特性 状態のレプリケーション オンライン操作 大規模な分散トポロジ ローリング アップグレード 相互運用可能な統合トポロジ 包括的な SOA インフラストラクチャ 結論 Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 3

4 Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 1.0 概要 Oracle Application Server 10g R3 は Oracle Fusion Middleware で提供されるサービス指向アーキテクチャ機能の最新リリースです Oracle Application Server 10g Release 3( ) は Oracle Fusion Middleware の基盤となるコア サービス指向アーキテクチャ プラットフォームの最新リリースで サービス指向アーキテクチャをデプロイする企業に 標準ベースのミッション クリティカルなプラットフォームを提供します Oracle Application Server 10g R3 には このホワイト ペーパーで説明するコアとなる基幹業務アプリケーション サーバーをはじめ 広範囲にわたる Oracle Fusion Middleware プラットフォームの主要コンポーネントが含まれています 主要コンポーネントには Oracle Business Rules Oracle BPEL Process Manager Oracle Web Services Manager Oracle Enterprise Service Bus Oracle Identity Management Oracle Application Server Service Registry などがあります 図 1 に Oracle Fusion Middleware の概要を示します 図 1: Oracle Fusion Middleware この基本インフラストラクチャの成功の要は サービス指向アーキテクチャの主要な標準に対する比類ないサポート機能です これらの標準には Java 2 Enterprise Edition(J2EE)1.4 コンポーネント モデルと Web サービスがあります このインフラストラクチャの基盤となる Enterprise Application Server エンジンは Oracle Containers for J2EE 10g R3(OC4J) です 軽量で使いやすく生産性が高い OC4J は Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 4

5 パフォーマンスとコスト効率において引き続き業界ベンチマークでトップの成績を収めています Oracle Application Server 10g R3 の推進力になっているのは 次の 6 つの設計テーマです Oracle Application Server 10g R3 の新機能 J2EE 1.4 に対する包括的サポート Web Services に対するサポートの強化 メッセージ交換 トランザクション管理およびセキュリティ機能の強化 Web Services Registry の拡張 クラスタリングおよびグリッド コンピューティング機能の拡張 システムの監視機能と管理機能の拡張 標準 (EJB 3.0 Java Server Faces J2EE 1.4 Java 1.5) に対するサポートの拡張 新しい Business Rules Engine ESB BPEL Process Manager Web Services Manager Identity Management を対象とした拡張機能 1. サービス指向アーキテクチャ向けの移植可能で相互運用可能な基盤を使用できるようにする J2EE 1.4 標準の大規模なサポート 2. 新しいアプリケーションおよび異機種バックエンド インフラストラクチャに接続するアプリケーションを対象に業界トップのパフォーマンス 信頼性 可用性 スケーラビリティを達成するインフラストラクチャ機能の強化 3. 単一ノードから大規模な分散デプロイメントへ管理対象を拡大するように設計された運用機能と管理機能の簡素化 4. 粗結合されたサービス指向アプリケーションを支える 次世代の企業向け Web サービスのプログラミングおよび管理インフラストラクチャの大規模な導入 5. 次世代の技術進歩を提供することで実現するミドルウェア インフラストラクチャの革新 これらの技術進歩には Java Platform Enterprise Edition 5.0 からの Enterprise Java Beans 3.0 の完全実装 JavaServer Faces サービス指向アプリケーション開発を対象としたネイティブなビジネス ルール エンジンやオブジェクトから XML へのツールなどがあります 6. この実行時アーキテクチャ上における Oracle Fusion Middleware の高度なコンポーネントの大規模な統合 これらのコンポーネントには Oracle Business Rules Oracle BPEL Process Manager Oracle Web Services Manager Oracle Enterprise Service Bus Oracle Identity Management Oracle Application Server Service Registry などがあります Oracle Application Server 10g R3 の設計テーマ全体に浸透している根本的な考え方は ミッション クリティカルなアプリケーションをデプロイするための業界で最も強固なインフラストラクチャとしての伝統を守りつつ 異機種ミドルウェア インフラストラクチャ内の環境を簡素化しオープンで使いやすくするというものです 2.0 標準対応 : J2EE インフラストラクチャ 最大の生産性を得て ミドルウェア インフラストラクチャを使用する際のリスクを低減する鍵は 幅広い標準の導入です Oracle Application Server 10g R3 は標準ファイル ベースの J2SE 5.0 準拠 Java 仮想マシン上で動作する J2EE 1.4 に完全に準拠したコンテナであると認証されており JavaServer Pages(JSP) Servlet Enterprise JavaBean(EJB) Java Message Service J2EE Connector Architecture Web サービス ならびにデプロイ 管理トランザクションおよびセキュリティのすべての基盤である J2EE サービスを完全にサポートします 表 1 に Oracle Application Server 10g R3 でサポートされる主要な J2EE 1.4 標準および Web サービス標準を示します Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 5

6 JavaServer Pages(JSP) Servlets Java Server Faces Enterprise JavaBeans(EJB) Java Management Extensions(JMX) JMX Remote Access API J2EE Management J2EE Application Deployment Java Transaction API(JTA) Java Message Service(JMS) Java Naming and Directory Interface Java Mail Java Database Connectivity(JDBC) Java Authentication & Authorization Service J2EE Connector Architecture Enterprise Web Services Web Services Metadata Java API for XML-Based RPC(JAX-RPC) SOAP with Attachments API for Java(SAAJ) Java API for XML Processing(JAXP) Java API for XML Registries(JAXR) Java API for Rules Engine Common Annotations for the Java Platform JSR (JSR-77) 1.1(JSR-88) (JSR-921) 1.0(JSR-181) JSR-94 JSR-250 表 1: Oracle Application Server 10 g R3 の標準対応 Oracle Application Server 10g R3 は 管理用の事前構成済コンソール ルール管理エンジン メッセージ ルーティング サービスなどシステム固有の新しい機能が大幅に追加されているにもかかわらず システムインストールに必要なディスク容量は 69 MB と 前のリリースの特徴である軽量かつ小さなフットプリントをそのまま引き継いでいます そのため インストール時間が 20 分以内と短く 組込み管理コンソールで非常に簡単に使用できます また Java 言語で書かれているため 32 ビットと 64 ビットの標準オペレーティング システムおよび Linux Solaris HP-UX AIX Windows NT/2000/2003 などの広範囲にわたるハードウェア プラットフォーム上の JDK で利用できます Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 6

7 2.1 プレゼンテーション層 : Java Server Pages および JavaServer Faces Oracle Application Server 10g R3 で包括的にサポートされるフレームワークは 次のとおりです Java Server Pages 2.0 Servlet 2.4 Java Server Faces Oracle Application Server 10g R3 では Sun 社の JavaServer Pages 仕様バージョン 2.0 に準拠した JSP トランスレータとランタイム エンジンが提供されます これらのトランスレータとランタイム エンジンは Servlet 2.4 準拠のランタイムと連動します この基盤となるランタイム環境をベースに構築された Oracle Application Server 10g R3 は JavaServer Faces(JSF) を包括的にサポートします JavaServer Faces は Web アプリケーション開発の生産性を高める新しい標準 Java フレームワークで Web ユーザー インタフェースの開発にコンポーネント中心の手法を利用してアプリケーション開発を簡素化します JSF のユーザー インタフェースのコンポーネント技術で最も不可欠な側面の一つは プラグ可能なレンダリング機能です JSF UI コンポーネントには コンポーネントを表示するクライアントのタイプに応じてレンダリングを行う機能があります オラクル社は 先頭に立って JavaServer Faces の導入に貢献してきました Java Specification Requests 127 および 252 への取組みだけではなく JavaServer Faces フレームワークの導入をスムーズにするポピュラーなオープン ソース コミュニティ MyFaces にも積極的に参加しています さらに Eclipse コミュニティ内部でもオープン ソースの JavaServer Faces のデザイン タイム環境の構築を推進するため活動しています さらに これらの活動は オラクル社のOracle JDeveloperに対する取組みにより補完されています この取組みにおいてオラクル社は JSFデザイン タイムに着手し ADF FacesというJSFコンポーネントの充実したファミリを開発しました JSF の詳細とチュートリアルについては アノテーション主導型の開発モデルは EJB 3.0 仕様で広く使用され Java Enterprise Edition 5.0 仕様ではさらに普及が進んでいるため OC4J Web コンテナは Web アプリケーション コード内でのアノテーションの使用をサポートしています EJB 開発者は コンテナがアプリケーションのロード時に自動的に移入する必要があるリソースの依存性を指定できます これは 生産性に対するメリットはありますが このサポートでは Web 開発者にも同じようなメリットがあります 2.2 ビジネス層 : Enterprise Java Beans Oracle Application では 追加設定なしで EJB 3.0 仕様を完全にサポートします EJB 3.0 では EJB のプログラミング モデルが大幅に簡略化され Java プラットフォーム対応の永続性モデルが標準化されます Java 開発者にとって Oracle Application Server 10g R3 の EJB 3.0 実装は EJB 3.0 の最終決定仕様がサポートされる予定の本番リリースへの準備として アプリケーションの構築およびデプロイを通じた EJB 3.0 の機能探索のチャンスとなります Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 7

8 JSF によるプレゼンテーション層の場合と同様 オラクル社は業界に対しても自社製品に対しても強い意識を持ち 次の 4 つの分野に取組みながら次世代標準の EJB3.0 を推進しています 1. EJB 3.0 の完全な実装を提供する業界初の商用 J2EE サーバーとして この重要な新しい開発の枠組みの導入をリードする 2. オラクル社の EJB 3.0 実装を Java EE 5.0 プラットフォームのリファレンス実装として寄与して J2EE ベンダーで幅広く導入されるようにする オラクル社は Java Community Process で EJB 3.0 のスペック リードも務めています 3. Oracle TopLink Essentials を Java Persistence API(JPA) のリファレンス実装として Sun 社の Sun Java System Application Server ソフトウェアのオープン ソース実装である GlassFish プロジェクトに提供する 4. Eclipse での EJB 3.0 のパーシステンス プロジェクトの先導役を務め EJB 3.0 アプリケーション開発時のオープン ソースのデザイン タイムを確保する オラクル社がこの投資を行うのは JavaServer Facesとの取組み同様 この新しいプログラミング モデルがJavaアプリケーション開発を根本から簡素化し 生産性を大幅に向上させ J2EEプラットフォームにエンタープライズ品質のアプリケーションを提供するために必要な金銭的 時間的投資が最終的に削減されると確証するからです EJB 3.0 の詳細およびチュートリアルについては 図 2 に オラクル社がお薦めする EJB 3.0 と JSF に基づいた新しいアプリケーション開発モデルを示します 図 2: JSF と EJB 3.0 開発モデル 2.3 永続性 : TopLink Oracle Application Server 10g R3 では TopLink に次の新機能が追加されています Container Managed Persistence オブジェクト リレーショナルおよびオブジェクトと XML 間のマッピング Virtual Private Database およびストアド関数のサポート JMX ベースの管理 包括的な EJB 3.0 のサポート Oracle TopLink Oracle TopLink は Oracle Application Server 10g R3 インフラストラクチャに完全に統合されています Oracle TopLink は高度なオブジェクト永続性とオブジェクト変換フレームワークで 開発とメンテナンスの労力を削減し 基幹業務アプリケーション機能を向上させる開発ツールとランタイム機能を提供します Oracle TopLink は Java 2 Enterprise Edition(J2EE) および Java アプリケーション アーキテクチャで広範囲に使用する設計がされています Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 8

9 リレーショナル Java Database Connectivity(JDBC) ドライバを使用してアクセスするリレーショナル データベースに対して Java オブジェクトのトランザクションを永続化させます オブジェクト リレーショナル Oracle データベースなどのオブジェクト リレーショナル データベースのストレージに最適化された専用の構造化データ ソース表現に対して Java オブジェクトのトランザクションを永続化させます Enterprise Information Service(EIS) J2EE Connector Architecture(J2CA) アダプタや任意の EIS レコード タイプ ( 索引タイプ マップ タイプ XML など ) によりアクセスする非リレーショナル データ ソースに対して Java オブジェクトのトランザクションを永続化させます XML Java オブジェクトと XML 文書間の非トランザクションの永続化を伴わない変換を対象とします この XML 文書は XML Schema Document(XSD) ベースで Java Architecture for XML Binding(JAXB) を使用します Oracle TopLink 10g R3 は Oracle Application Server と緊密に統合され CTS 1.4 準拠の EJB CMP JMX ベースの管理フレームワーク 標準ロギング フレームワークおよびセキュリティ ポリシーをサポートします Oracle TopLink 10g R3 は Oracle データベースを利用し Virtual Private Database XML DB XMLType フラッシュバック ストアド関数をサポートします Oracle TopLink には TopLink Workbench キャッシング クラスタ化およびトランザクション領域の大幅な機能拡張も含まれています Oracle TopLink は Oracle Application Server 以外のアプリケーション サーバーを継続して広範にサポートします EJB 3.0 Persistence Oracle TopLink は Oracle の EJB 3.0 永続化エンジンの基盤で Java EE 5.0 プラットフォームを対象とした EJB 3.0 Persistence Reference Information のソースになります EJB 3.0 仕様では 従来の Entity Bean スタイルが Plain Old Java Object(POJO) をベースとする軽量永続性モデルで置き換えられ Java アプリケーション データの永続化に必要な作業が大幅に簡素化します Oracle Application Server 10g R3 内での EJB 3.0 Persistence への移行をさらに容易にするのが TopLink と EJB 3.0 間の密接な関連です オブジェクト /XML Oracle TopLink では JAXB によるオブジェクトと XML 間のマッピングに新しい重要な機能を導入しています Oracle TopLink では 既存 Java オブジェクトの XML へのマッピングなど JAXB をはるかに上回るアプリケーション開発が可能です TopLink Workbench を使用すると これらの Java オブジェクトを XML へマッピングしたり カスタマイズすることができます TopLink では オブジェクト モデルの XML スキーマへのマップ方法を管理するオブジェクト リレーショナル機能と同等の機能が提供されるため 徹底した柔軟性も得られます Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 9

10 XML 機能に対する TopLink のオブジェクトの主なメリットの 1 つは マッピング情報は外部に格納されるため Java クラスまたは XML スキーマに変更を加える必要がないことです そのため 開発者は複数のスキーマにドメイン オブジェクトをマップできます 基盤となるスキーマを変更した場合も 開発者はマッピング メタデータを更新するだけで ドメイン クラスの変更は必要ありません 2.4 データ ソースおよびトランザクション Oracle Application Server 10g R3 でのデータ ソース機能の拡張 管理データ ソースおよび非管理データ ソースの効率化 接続キャッシュの最適化 Oracle Database (RAC を含む ) のサポート MSFT SQL-Server データベース DB/2 データベース Sybase データベース Informix データベースのサポート データ ソース Oracle Application Server 10g R3 では データ ソースの分野 特に基盤となるインフラストラクチャの簡素化と強化に 継続的に多額の技術投資が行われています 簡素化については Oracle Application Server 10g R3 ではデータ ソースを次の 2 つに分類し合理化を図ることに重点を置いています 管理データ ソース : 管理データ ソースは Oracle Containers for J2EE で提供されるデータ ソース実装で JDBC ドライバまたはデータ ソースに対しラッパーの役割を果たします Oracle Containers for J2EE は 管理データ ソースにグローバルなトランザクション管理 接続キャッシュ JMX による動的構成 エラー処理などを提供する 重要なシステム インフラストラクチャです ネイティブ データ ソース : ネイティブ データ ソースは オラクル社や DataDirect 社などの JDBC driver のベンダーが提供するデータ ソース実装です Oracle Containers for J2EE では ネイティブ データ ソースのラップは行いません インフラストラクチャの強化においては Oracle Application Server 10g R3 のデータ ソースに新しい接続キャッシング メカニズムが付属します このメカニズムは 新しい Implicit Connection Cache 機能を Oracle Database 10g JDBC で利用します 新しい接続キャッシュにより得られるメリットの例を 次に示します ドライバの独立性 JDBC 3.0 標準に準拠 接続キャッシュへの透過的アクセス キャッシュ 1 つにつき複数のユーザーおよびパスワードの処理 接続の再利用および失効した接続のリフレッシュ 属性ベースの接続検索 複数のキャッシュ対応の DataSource 接続キャッシュ コールバック メカニズム RAC Fast Connection Failover の統合サポート Oracle Application Server 10g R3 のデータ ソースは JMX により動的に管理されるようになりました したがって データ ソースで変更を行って Oracle Containers for J2EE を再起動する必要はありません Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 10

11 2.4.2 トランザクション Oracle Application Server 10g R3 では すべての XA 対応リソースをサポートする中間層トランザクション コーディネータの機能を拡張しています これらのリソースには Oracle データベースを始め IBM DB2 Microsoft SQL Server および WebSphere MQ Tibco Sonic などの JMS プロバイダなどが含まれます さらに ORMI では Oracle Containers for J2EE プロセス間のすべてのトランザクション伝播がサポートされ OC4J インスタンスを分散トランザクションへ参加できるようにします 2.5 Java 2 Connector Architecture EIS(Enterprise Information System) を使用するアプリケーション インテグレータ向けの重要なアップグレードでは Oracle Application Server 10g R3 で J2EE Connector Architecture リリース 1.5 の完全な実装を提供します このアップグレードには ライフサイクル管理 セキュリティ管理 作業単位管理 メッセージ インフローおよびトランザクション インフローなど システム レベル契約の完全なサポートが含まれます J2CA 1.5 では インバウンド コミュニケーションとアウトバウンド コミュニケーションに新しく標準化されたアプローチが導入されました これにより外部 EIS はアクティビティをコンテナに戻したり 前述のようにコンテナからの入力を取得できます 2.6 セキュリティ Oracle Application Server 10g R3 でのセキュリティ機能の拡張 Active Directory およびすべての LDAP ストアを対象とした固有サポート セキュリティ コンテキストの伝播 JACC サポート XMLDigSig XMLEncryption Security Tokens SAML のサポートを含む包括的な Web サービス セキュリティ インフラストラクチャ コアとなるコンテナ Oracle Application Server 10g R3 では 企業のためのデプロイメントに適した新機能に加え J2EE 1.4 標準遵守の一環として 基本セキュリティ インフラストラクチャの様々な機能拡張を提供します これには次が含まれます Active Directory や Sun Java System Application Server( 旧称 : iplanet) などのサード パーティ製 LDAP サーバーの固有サポート Oracle Containers for J2EE のインスタンス間のセキュリティ コンテキストの伝播 ( サブジェクトの伝播とも呼ばれる ) JACC のサポート この機能により JSR-115(Java Authorization Contract for Containers) が実装されます Oracle CoreID のサポート 認証 整合性および機密保護のための WS-Security Oracle Application Server 10g R3 では 認証 暗号化による機密保護 デジタル署名による整合性チェックを行うための WS-Security が包括的に実装されます その詳細を次に説明します XML デジタル署名 : メッセージ整合性は デジタル署名を使用して SOAP メッセージに対し送信中に不正変更が加えられていないことを確認します Oracle Application Server は XML Digital Signatures を使用してメッセージ整合性を確保します Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 11

12 XML 暗号化 : メッセージ機密保護は 暗号化を使用して SOAP メッセージの部分を機密扱いします Oracle Application Server は XML Encryption を使用してメッセージ機密保護を確保します セキュリティ トークン : メッセージ認証は ID をメッセージと対応付ける方法を提供します たとえば デジタル証明またはユーザー名トークンです Oracle Application Server は メッセージ認証機能を提供するために WS-Security SecurityTokens を使用します SAML: WS-Security 内の認証メカニズムとしてのサポート SAML トークン プロファイル WS-Security 内の認証メカニズムとしてのサポート SAML トークン プロファイル この機能により ユーザーは業界標準に準拠した認証を使用し ID を標準の相互使用可能な方法で 1 つの Web サービスから別の Web サービスに伝播できます 図 3 に Oracle Application Server Web Services の WS-Security 構成モデルを使用して Web サービスのエンドポイントから独立して WS-Security の機能を構成する方法を示します 図 3: Oracle Application Server Web Services でのセキュリティの実装 2.7 ジョブ スケジューラ Oracle Application Server 10g R3 には Application Server の一部として新しいスケジューリング エンジンが導入されています Oracle Containers for J2EE Job Scheduler によって J2EE クライアントは Oracle Containers for J2EE(OC4J) で実行する非同期の自律型バックグラウンド ジョブを送信できます このコンポーネントの主な機能は 次のとおりです 時間ベースおよびトリガー ベースのジョブ 失敗したジョブの自動再試行 ジョブのブラックアウト画面 Oracle Containers for J2EE ジョブ スケジューラの監視と管理を行う Java Management Extensions(JMX) 構成可能な様々なシステム メッセージ エラー メッセージ 警告メッセージのロギング Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 12

13 ジョブの送信 管理および監視を行う API ジョブの送信と管理を対象とした API レベルの Java Transaction API(JTA) の サポート 2.8 クラス ロード処理 Oracle Application Server 10g R3 では クラス ロードを処理するフレームワークの設計に大幅な変更が加えられ リソースを Oracle Application Server からデプロイ済みアプリケーションに提供する方法を管理 構成するための柔軟なオプションのセットを提供します この新しいフレームワークに固有の概念は 共有ライブラリです 共有ライブラリはコード ソースのセット (JAR ファイル ) に相当するため クラス ローダでアクセスできます クラス ロードを処理する新しいフレームワークを導入すると Oracle Application Server 自体が稼働時に依存する共有ライブラリと アプリケーションでインストールされ使用できる追加の共有ライブラリが明確に区別されます この新しいフレームワークでは顧客が実行時環境でサード パーティ製品やオープン ソース製品のテストや認証を行う場合の使い勝手が改善されています 2.9 オープン ソースの実行時の統合 Oracle Application Server 10g R3 では オラクル社は次のようなポピュラーなオープン ソース テクノロジの試験および認証を行いましたが その例を次に示します Spring Apache Struts Apache Axis Apache MyFaces Tapestry Ant Hibernate Log4J 様々な企業の開発プロジェクトにとってオープン ソースのフレームワークとソフトウェアの重要性が急速に増大しています この動きに対して オラクル社は Oracle Application Server 10g R3 での主要なオープン ソースのソフトウェア フレームワーク ライブラリおよび製品の認証に多額の投資を行っています Oracle Application Server 10g で正式に認証される予定の主要なオープン ソース プロジェクトの一部を次に示します Spring Apache Struts Apache Axis Apache MyFaces Tapestry Ant Hibernate Log4J オープン ソース コミュニティでは オラクル社はさらに積極的に活動しました Eclipse では JSF BPEL EJB 3.0 Persistence プロジェクトの指導的役割を担い Eclipse で Oracle Containers for J2EE の J2EE Deployment(JSR 88) を作成し Glassfish プロジェクトにこの EJB 3.0 リファレンス実装を寄与しました これらのリソースへの特筆すべき重要な取組みは リソースおよびソフトウェアをオープン ソース コミュニティに寄与させたいというオラクル社の強い関心を表しています Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 13

14 3.0 開発ツール Oracle JDeveloper 10g R3 には 次の新機能が導入されています J2SE 5.0 のサポート J2EE 1.4 のサポート 40 以上の新しいリファクタリング操作 ルック アンド フィールの改善 使いやすさの大幅な改善 新しいデータベース開発機能 Application Development Framework の機能拡張 3.1 Oracle JDeveloper Oracle JDeveloper 10g は アプリケーションと Web サービスのモデリング 開発 デバッグおよびデプロイに対するエンドツーエンド サポートを備えた J2EE 開発環境です Oracle JDeveloper 10g R3 は Oracle Application Server 10g R3 と同時期に出荷予定です コア IDE Oracle JDeveloper 10g R3 には ドラッグ アンド ドロップのフィードバック 高速最大化およびリストア機能 タイトル バーのタブ化 エディタ ウィンドウの分割など ウィンドウ管理を容易にする様々な機能を持つ最新のルック アンド フィールが導入されています JDeveloper には 動的プロジェクト 作業セット 共有可能でユーザー固有のローカル プロパティ チーム開発環境を簡素化するライブラリ管理など ファイルおよびプロジェクト管理の改善が組み込まれます Java コーディングおよびリファクタリング新しいリファクタリング フレームワークには 40 以上のリファクタリング アクションが追加され 高速で強力なリファクタリング操作に対応します この新しいフレームワークにより struts-config.xml ファイルなどの非 Java ファイル Java ソース ファイルのコメントおよび文字列の任意検索 / リファクタリングが可能です 新規 Java コード ナビゲーションには Find Usages Hierarchy Brower Implemented and Overridden マージン マーカーを使用して メンバー間で簡単にナビゲートする機能があります コード アシスト機能により コード内の不具合を特定できます また 自動修正機能もあります 動的コード テンプレート キーボード ショートカット コード フォールディング インポート アシスタンス ファイル全体の余白設定などの機能により コーディング時間が短縮され大量のコードとの相互対話が簡素化されます J2SE 5.0 のサポート Oracle Application Server 10g R3 のサポート機能を補完するために Oracle JDeveloper 10g では J2SE 5.0 を完全サポートします 新しい J2SE は Java プロジェクトのコンパイル 実行 デバッグおよびプロファイリングに使用することができ IDE は J2SE 5.0 で導入された新しいコーディング コンストラクトを支援するツールも提供されます たとえば Structure Pane Code Insight Code Editor はすべて更新され メタデータ アノテーション generic ボックス化の自動化 var arg などが使用できます また コード テンプレートやリファクタリングなどの IDE の機能は強化されて J2SE の新しい機能が活用できます Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 14

15 3.1.4 J2EE 1.4 のサポート Oracle JDeveloper 10g R3 では J2EE 1.4 仕様を使用する様々な J2EE 製品の開発をサポートします EJB 2.1 の開発は 双方向対話により簡単に実現します JSP 2.0 および Servlets 2.4 に対しては coda や prelude の作成などの新機能をサポートするビジュアル開発環境が提供されます JDeveloper では 次期バージョンの EJB 3.0 API に対しても開発をサポートします JDeveloper の今回の新規リリースでは JAX-RPC クライアントとサービスの作成機能および Web Services Metadata を使用して Web サービスを公開する機能を持つ Oracle Application Server 10g R3 で J2EE 1.4 対応 Web サービス ランタイムをサポートします このリリースには WS-Security WS-Reliability WS-Management の新しいウィザードも含まれており ユーザーはデプロイメント前に セキュリティ サービスの質 Web サービスのロギング プロパティを設定できます JavaServer Faces の開発 Oracle JDeveloper 10g R3 により Ant JUnit CVS Struts XDoclets SubVersion PCVS などのオープン ソース ツールのサポート機能が強化されています Oracle JDeveloper は JavaServer Faces(JSF) のビジュアル開発環境と JSF コンポーネント (Oracle ADF Faces) の広範なライブラリを提供します ユーザー インタフェース コンポーネントのドラッグ アンド ドロップのサポートおよびフェイス ナビゲーションに加え 開発者は JSF ソース コードに常時アクセスできます Oracle JDeveloper には ADF Faces MyFaces およびサード パーティの JSF コンポーネントなどのカスタム コンポーネントをはじめ JSF Reference Implementation(RI) で提供される JSF コンポーネントを対象としたビジュアル エディタでのライブ レンダリング機能があります さらに Oracle JDeveloper では JSF コントローラ用のビジュアル ページ フロー モデラー ( 以前のバージョンで Struts コントローラ向けに提供されていたものと同様 ) が提供され jsf-config.xml ファイルの編集作業を容易にするダイアログが追加されています オープン ソースの設計時統合 Oracle JDeveloper 10g R3 では オープン ソースに対するサポートをさらに強化し Ant JUnit CVS Struts および Xdoclet との統合を容易にします JSR-198 が確定された場合 Oracle JDeveloper は JSR-198 のリファレンス実装を提供する予定です これにより この仕様に対応するツールとの統合が可能になります Oracle Application Development Framework Oracle ADF 10g R3 は Java Server Faces Enterprise Java Beans 3.0 視覚的および宣言的なページ デザイン 宣言を使用する JSR-227 に基づくデータ バインディングへの対応など 新しい機能を備えています Oracle Application Development Framework(Oracle ADF) では 設計パターンおよびアプリケーションのインフラストラクチャを実装するコードの書込みが最小限で済むため J2EE 開発を簡素化します 1 セットのランタイム サービスだけでは不十分という認識に立ち Oracle ADF では J2EE 開発への視覚的かつ宣言的なアプローチを提供する開発エクスペリエンスに焦点を当てています Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 15

16 Oracle ADF の今回のリリースには View/Controller レイヤーとしての JSF および Model レイヤーでの EJB 3.0 をサポートする機能も含まれています さらに Model レイヤーに対する宣言を用いた妥当性チェックの定義やビジュアルな開発環境の拡張機能など 様々な改善が追加されています 3.2 Eclipse Oracle Application Server 10g R3 は Web Tools Project との統合 BPEL および Java Server Faces のモデル化 Data Tools のサポートなど Eclipse に対応する様々な新機能を備えています オラクル社は 次の 4 つの分野で Eclipse をサポートしています 1. Eclipse で JSF デザイン タイムを作成するためのエンジニアリング リソースの寄付 2. Eclipse での EJB 3.0 Persistence プロジェクトに関するエンジニアリング リソースの寄付およびこのプロジェクトの指導 3. Oracle Application Server 10g R3 へのデプロイメントを容易にする Web Tools プロジェクト用の JSR 88 Deployment プラグインの構築 4. Eclipse の BPEL デザイン タイム プロジェクトに対するエンジニアリング リソースの寄付およびこのプロジェクトの指導さらに Oracle Application Server 10g R3 に固有のスクリプティング機能と単純な Ant タスクを追加することにより Eclipse 環境における Oracle Application Server 10g R3 向けの J2EE 開発および Web サービス アプリケーションの開発がシームレスになります 3.3 コマンドライン ツールおよびスクリプティング Oracle Application Server 10g R3 では 開発およびデプロイ環境のスクリプティングを使用可能にするために 広範囲にわたるコマンドライン ツールを継続して提供します 今回のリリースでは JSR 88 デプロイメント 構成操作 Web サービス デプロイメントに対応する Ant ベース タスクの完全サポートが すぐに使えるエクスペリエンス に追加されました さらに Groovy Beanshell Jython などの一般的な言語によるスクリプト作成のサポート機能も追加され デプロイメント タスクとリソース構成タスクのスクリプトが簡単に作成できます 4.0 Oracle Enterprise Messaging Service Oracle Application Server 10g R3 により 大幅に機能拡張されたエンタープライズ メッセージ機能が提供されます Oracle Application Server 10g R3 には Oracle Enterprise Messaging Service(OEMS) が導入されています これは Oracle Containers for J2EE で提供される JMS 1.1 に基づいた次世代のインフラストラクチャです OEMS は Java Message Service (JMS) や J2EE Connector Architecture(JCA) などの Java 2 Enterprise Edition(J2EE) 標準に基づき 統合されたメッセージ指向の分散アプリケーションを構築する上で必要な時間 コスト 労力を削減する設計がされています 図 4 に OEMS 環境の概要を示します Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 16

17 図 4: Oracle Enterprise Messaging Service のアーキテクチャ 4.1 サービスの質 OEMS の基礎は 広い選択肢からメッセージの永続性モデルを選択できる Oracle Application Server 10g R3 と Oracle Database 10g プラットフォームです OEMS では JMS 1.1 準拠のインタフェースを実装することにより 分散アプリケーションの設計および統合時に 選択範囲を適合可能にできます 軽量ソリューションでは メッセージをメモリ内で存続させるか またはファイル システムに格納するかを選択できます より堅牢なソリューションの場合は Oracle Database の Oracle Streams Advanced Queuing(AQ) を使用してメッセージを格納します 4.2 エンタープライズ メッセージの統合分散環境で基幹業務アプリケーションを統合する場合 複雑な仕組みとコストの削減は 至難の技です この目標を達成するために OEMS にはメッセージ ベースのアプリケーションを Oracle Containers for J2EE にデプロイされたアプリケーションに接続するという標準化された手段があります WebSphereMQ Tibco Enterprise JMS SonicMQ などの既存のメッセージ システムと OC4J Message Drive Bean(MDB) との統合は Oracle Application Server の JCA ベースの汎用リソース アダプタ実装である JMS Connector を使用して実現できるようになりました 4.3 ストア アンド フォワード分散メッセージ環境では ローカル サーバーまたはリモート サーバー上に存在するアプリケーション間で信頼できる柔軟なメッセージ配信を行う必要があります メッセージのエンドポイントにあるサーバーが停止した場合 送信側のサーバーは送信先サーバーが起動状態に復帰するまで メッセージを確実に格納する必要があります その上 これらのアーキテクチャでは 異種のメッセージ システムの統合を柔軟に行う必要もあります 組込み JMS ルーターでは Oracle JMS のインメモリー システムとファイル ベース システムから Oracle JMS のデータベース システム WebSphereMQ Tibco Enterprise JMS SonicMQ メッセージ システムへのメッセージ伝播を保証し この要件を満たします Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 17

18 5.0 Oracle Business Rules Oracle Application Server 10g R3 には ビジネス ルールを宣言によって定義できる Business Rules エンジンが採用されます Oracle Application Server 10g R3 では ランタイムの一部として Oracle Business Rules が提供されます Oracle Business Rules により アプリケーション開発者はアプリケーションに機敏性と透明性を組み込むことができます たとえば ビジネス アナリストは プログラマに頼らずに新しいビジネス ポリシーを反映したアプリケーション変更を直接行うことができます Oracle Business Rules は BPEL アプリケーション 特に SOA アプリケーションの一部としてのデプロイする場合や機敏性が重視されるアーキテクチャへデプロイする場合に最適です 図 5 に Oracle Business Rules エンジンのアーキテクチャの概要を示します 図 5: Oracle Business Rules 6.0 Web Services Oracle Application Server 10g R3 Web Services は J2EE 1.4 Web Services をサポートする新しいランタイム インフラストラクチャを提供します 図 6 に この新しいインフラストラクチャのアーキテクチャの概要を示します Web サービス ランタイムでは コアとなる Oracle Application Server 10g R3 環境のスケーラビリティ 信頼性およびパフォーマンスを十分に活用します Java Web サービスのパブリッシュとコンシュームのサポートに加え Oracle Application Server Web Services 環境では WS-Security WS-Reliability コンテンツ ベースのロギングおよび監査など これらのサービスのエンドポイントでの QoS 特性の宣言も可能です Oracle Application Server Web Services フレームワークは Web サービスを開発するための単独の開発者用プラットフォームとしてだけではなく Oracle プラットフォーム全体にわたり基本の Web サービス インフラストラクチャとして Oracle BPEL Process Manager Oracle Application Development Framework Enterprise Service Bus Web Services Manager など 様々なコンポーネントで使用されます Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 18

19 図 6: Oracle Application Server 10g R3( ) の Web Services フレームワーク 6.1 J2EE 1.4 Web サービス Oracle Application Server 10g R3 には 包括的な Web サービス インフラストラクチャが導入されます Java Web サービスのパブリッシュおよびコンシュームに対応 WS-Security WS-Reliability コンテンツ ベースのロギングおよび監査など サービスのエンドポイントでの QoS 特性の宣言 WS-I Basic Profile 1.0 に完全対応 MSFT.NET との相互運用性 J2EE 1.4 仕様には 移植可能な Web サービスのプログラミング モデルとなる一連の標準が記述されています Oracle には これらの標準を完全に実装する予定です 中核のプログラミング API に基づき この実装には Java API for XML Remote Procedure Calls(JAX-RPC 1.1) および SOAP Attachment API for Java(SAAJ)1.2 が含まれます EJB 2.1 インタフェースを Web サービスとして宣言する固有のメカニズムが追加されていることも コンポーネント開発者に効果をもたらします そして Enterprise Web Services 1.1(JSR 921) には Web サービスを対象とした移植可能なパッケージングおよびデプロイメント モデルが定義されています この標準ベースのインフラストラクチャを使用すると 次の Java アーティファクトが Oracle Application Server 10g R3 でパブリッシュ可能になります Java クラス ステートフル Java クラス EJB components JMS キューおよびトピック 6.2 Web Services Metadata アノテーション ベースの Web サービス J2EE 1.4 が提供する完全に指定された Web サービスのプログラミング API に加え Oracle Application Server Web Services により Web Services Metadata(JSR 181) に準拠した Java 5.0 アノテーションを Web サービス向けにプログラミングする業界初の商用実装製品が初めて紹介されます Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 19

20 このアプローチによって Web サービスのプログラミング モデルを大幅に簡素化できます これにより開発者は Java クラスに単純なアノテーション マークアップを追加し これらのクラスを Web サービスとして記述できます 他のコンフィグレーションは必要ありません リスト 1 に クラスをアノテーションとして記述した Web サービスの例を示します package sample1; import javax.jws.webmethod; import name = "EchoEndpoint", targetnamespace = ) public class Echo public String echostring(string p) { return "echo" + p; } リスト 1: Java クラスをアノテーションとして付加した Web サービス Java 5.0 でのアノテーションを使用するプログラミング手法は Java プラットフォーム全体の使い勝手と生産性を高める大きな一歩であると考えられます オラクル社は このモデルができるだけ早期に開発者コミュニティで利用して 開発者自身が開発環境でこのモデルの最適な利用方法を理解できるよう 入念な措置を講じてきました 6.3 Web Services Interoperability(WS-I) J2EE 1.4 の Web サービスにおける大規模な取組みは JAX-RPC および SAAJ を使用して作成した Web サービスを WS-I Basic Profile に容易に適合させることでした オラクル社 IBM 社 マイクロソフト社 Sun Microsystems 社などが定義した一連のベスト プラクティスである WS-I Basic Profile に準拠することにより 開発者は 自身が作成した Web サービスが異機種環境にある Web サービス実装全体にわたって相互運用可能だという十分な確信が持てます デフォルトでは Oracle Application Server 10g R3 Web Services で構築された Web サービスは WS-I Basic Profile 1.1 に準拠します さらに WS-I Basic Security Profile 1.0 に準拠する WS-Security 実装との相互運用性の認証にも オラクル社は同様に取り組みました 6.4 Web Services Reliable Messaging Oracle Application Server 10g R3 では SOAP Reliable Messaging の完全なインフラストラクチャを提供します この Reliable Messaging の実装は Web サービスのクライアントとサーバー間のメッセージ配信を確実にし "at least once" "at most once" "exactly once" という SOAP メッセージの配信を保証します 現行バージョン Oracle Application Server 10g R3 には OASIS 標準の WS-Reliability が実装されますが 現在オラクル社は WS-Reliable Exchange の実装の配布に力を注いでいます これは 標準化団体 OASIS から提起された時点で オラクル社 IBM 社 BEA システムズ社 マイクロソフト社などの主要な Web サービス インフラストラクチャ ベンダーの合意を得た信頼できるメッセージ交換の改良バージョンです Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 20

21 6.5 データベース Web サービス Oracle Application Server 10g R3 Web Services Infrastructure でサポートされるテクノロジは次のとおりです WS-I Basic Profile 1.0 WS-Reliability データベース Web サービス Web Services Invocation Framework (WSIF) REST スタイルの Web サービス Oracle9iAS Release 2 以降 Oracle Application Server Web Services では Web サービスとして PL/SQL をパブリッシュする機能にサポートしています Oracle Database 10g では Oracle Application Server Web Services も Java ランタイムとして使用し Web サービスのコールアウトを処理します このサポートは継続しますが 新しい J2EE 1.4 対応の Web サービス インフラストラクチャがベースとなります 今回のリリースでは Oracle Application Server Web Services のデータベース機能およびツールを拡張して 次のデータベースのアーティファクトを Web サービスとして宣言 定義する機能を含めます SQL 文 DML 文 AQ キュー データベースの Java 仮想マシン内にロードされる Java 6.6 Web Services Invocation Framework のサポート開発者の中には WSDL を使用してリソースを記述したいという人はいますが 起動モデルに必要な処理の抽象化を XML SOAP メッセージ ベースにすることを求める人はいません Apache Web Services Invocation Framework(WSIF) は SOAP ベースのメッセージ交換ではなく 独自のプロトコルを使用してプログラムに基づく構造を呼び出すフレームワーク ならびに WSDL を使用してプログラムに基づいた任意の構造を記述する汎用性および拡張性を持つメカニズムを提供します Oracle Application Server Web Services には 標準 Java EJB PL/SQL Web サービス内で WSIF バインディングを生成するツールとともに WSIF の初期実装が組み込まれます この実装は Oracle BPEL Process Manager と連動して機能するように設計されています Oracle BPEL Process Manager は 粗結合された Web サービス および WSIF バインディングに基づいた固有で高パフォーマンスのトランザクション サービス インタフェースを使用します 6.7 REST Web サービス Oracle Application Server 10g R3 では 複数のプロトコルにまたがる SOAP メッセージと REST スタイルの Web サービスと呼ばれるメッセージに対応するために 通常の JAX-RPC Web サービスを宣言して定義できます REST は Representational State Transfer の略で HTTP URI および Plain Old XML(PoX) の簡略データ形式の基本的な Web インフラストラクチャに基づき Web サービスを構築するための単純モデルを定義します Oracle Application Server 10g R3 をベースに構築された任意の JAX-RPC または Web サービス メタデータの Web サービスは SOAP を使用した Web サービスまたは REST を使用した Web サービスとして公開できます REST の場合 メッセージ交換に SOAP ラッパーではなく XML 形式のメッセージのコンテンツのみが必要です ただし プレーン テキストの XML メッセージが WSDL で定義するメッセージ スキーマの制約を受ける状況は変わりません 結果として Web サービス統合およびアプリケーションを構築するための生産性が高く しかも非常に簡単なモデルが得られます Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 21

22 6.8 Oracle Application Server Service Registry Oracle Application Server 10g R3 には UDDI V3 標準に基づいた Oracle Application Server Service Registry が組み込まれます Oracle Application Server Service Registry は SOA ガバナンスおよびライフサイクル管理を可能にする 最良の ビジネス サービス レジストリです この新しいレジストリは 構成可能で 拡張性がありセキュアな Web サービスのリポジトリを提供します このリポジトリは Oracle Fusion Middleware で管理 検出 制御ができます これらの製品で使用する相互運用性のある UDDI ブラウザでは Oracle BPEL PM Oracle Web Services Manager および Oracle JDeveloper との直接統合が実現します このリリースの主な機能は次のとおりです コア サービス UDDI V3 標準に対応 (Web サービスのサブスクリプション Web サービスの変更に関する自動通知のサポートなど ) 情報サービス業務別および専門分野別の分類に基づいたビジネス サービス検出機能などのビジネス サービス データへのアクセスで 基盤となる UDDI データ構造の知識は不要 Lifecycle Services 業務に関連した分類に基づきビジネス サービス全体をナビゲートできるビジネス サービスの高性能ブラウザをベースとしたビジネス サービス検出 構成可能な Web ベースのビジネス サービス コンソール構成可能なユーザー定義のレジストリに 開発者 アーキテクト 管理者など様々なコミュニティを対象とした構成済みユ ザー プロファイルが附属 7.0 Application Server Control Oracle Application Server 10g R3 の Oracle Application Server Control に組み込まれる新機能は 次のとおりです JSR-77 ベースの管理 JSR-88 ベースのデプロイメント 軽量コンソール ロール ベースの管理 Oracle Application Server Control は Oracle Application Server 10g R3 の単一ノードおよび分散トポロジ用の管理コンソールです このコンソールは Oracle Application Server J2EE アプリケーション JMX が実装されたアプリケーションのエンドツーエンド構成の包括的な管理とリアルタイム監視を行う設計がされています 新バージョンには Oracle Containers for J2EE(OC4J) のローカル管理 リモート管理 ロール ベース管理機能があります この新しい管理フレームワークは Oracle Application Server のアーキテクチャ全体を補完するための高性能 J2EE アーキテクチャをベースとし IT 管理コストの低減および管理担当者の業務の効率化を図ります Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 22

23 7.1 軽量アーキテクチャ Enterprise Manager AS Control は で全面的に再設計されました Application Server Control は クラスタ内の J2EE コンテナ OC4J のいずれかで動作する J2EE アプリケーションです 小規模なデプロイメントの場合 Application Server Control のホスティングを行う OC4J を 顧客アプリケーションのホスティングにも使用できます この新しいアーキテクチャにより 個別の Enterprise Management Agent も必要ありません このようなフットプリントとリソースの削減は エンド ユーザーのアプリケーションに使用できるシステム リソースの増加をもたらし 影響を最小限に抑えたアプリケーションの管理 監視が可能になります 7.2 業界標準に準拠した管理 Application Server Control は JMX に基づいており OC4J(J2EE コンテナ ) で提供される JSR 77 MBeans を活用して構成 監視および状態管理を行います 標準準拠のアーキテクチャは Application Defined MBean による管理と監視もサポートします 新しい MBean ブラウザは MBean 属性値と統計の表示 MBean メソッドの呼び出し JMX 通知に対するサブスクリプション 状態管理などの Application Defined MBean のオペレーションをサポートするほか JSR 77 も完全にサポートします Application Server Control は アプリケーションのデプロイメントに関する JSR 88 仕様に対応します JSR 88 ベースのデプロイメント ウィザードにより J2EE アプリケーションのデプロイメントおよび再デプロイメントを容易に実現します デプロイ時 タスク指向のデプロイメント プラン エディタにより 使用頻度の高いデプロイメント ディスクリプタの割当てまたはマッピングが容易になります 拡張構成のすべてのデプロイメント ディスクリプタへは 汎用性のあるデプロイメント プラン エディタを使用してアクセスします JNDI ブラウザでは サーバーの JNDI バインディングが一目でわかるように階層表示されます そのため J2EE 開発者や管理者は アプリケーションに関連する問題を容易に診断しデバッグできます Web サービス管理機能により コンテナ OC4J にデプロイされた Web サービスに対する監査 ロギング セキュリティ 信頼性および Oracle Web Services Manager エージェントの構成が可能になります Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 23

24 図 7: Oracle Application Server Control の画面例 7.3 リモート管理新規の軽量 J2EE アプリケーションおよび標準準拠のアーキテクチャにより Application Server Control は OC4J インスタンスをリモート管理できます 管理者は Oracle Application Server 10g R3 クラスタ内のすべての OC4J インスタンスを 1 つのコンソールで管理と監視ができるようになります 軽量アーキテクチャとの組合せにより リソース管理の効率化がさらに向上します 複数の OC4J インスタンスの一元管理により 総所有コストも大幅に削減されます さらに リモート管理と管理ロールが統合され 包括的なクラスタ管理ソリューションが提供されます 7.4 ロール ベースの管理一般的な本番データ センターでは 様々な管理者のグループが データ センターのデプロイメントとセキュリティ ポリシーに応じて 構成 アプリケーションのデプロイ アプリケーション サーバー インスタンスのプロセス管理および監視などの管理操作を行います 一般には 完全な権限を持つ管理者が これらの管理責任の一部を特定の管理操作のみに制限された権限を持つユーザーに委任します Application Server Control は 次の 3 つの管理ロ ルに対応します 管理者 完全な管理権限 アプリケーション管理者 J2EE アプリケーションのデプロイ 再デプロイおよび状態管理を行う権限 監視担当者 Application Server Control でのビューアによるページへのアクセス権限 ( 読取り専用 ) Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 24

25 これらのロールは Application Server Control アプリケーションの J2EE セキュリティ ロールとして定義されます セキュリティ プロバイダを使用して J2EE ロールをグループにマッピングする JAAS の機能は 標準機能として装備されます サード パーティのセキュリティ プロバイダとこれらの管理ロ ルとの統合もサポートされます ただし その場合 セキュリティ プロバイダ ツールで手動構成を行う必要があります 7.5 トポロジおよびグループ管理 Oracle Application Server のクラスタ構成では OC4J インスタンスのセットを明示的にクラスタ化し グループと呼ばれる管理構成メンバーを形成できます Oracle Application Server Control 管理コンソールでは 次に示す様々な管理や管理操作をグループ レベルで行うことができます プロセス管理操作 起動 停止 再起動 デプロイメント操作 デプロイ アンデプロイ 再デプロイ 共有ライブラリの公開および構成 JDBC リソースの構成およびテスト JMS リソースの構成およびテスト Application Server Control では グループ固有の管理ペ ジで実行される管理操作に加え クラスタ MBean ブラウザで JMX 操作として公開される管理操作に直接アクセスできます グループは Oracle Application Server で提供されるコマンドライン ユーティリティ (admin_client.jar) および事前パッケージされた Oracle Ant タスクの管理対象として指定できます そのため 管理者は必要なタスクの実行に最適なツールを柔軟に選択できます 8.0 高可用性と操作特性 Oracle Application Server 10g R3 には 様々な新しい高可用性機能が導入されます たとえば 拡張クラスタリング リソース管理 動的なマウント ポイント登録 負荷バランシングおよびフェイルオーバー バックアップとリカバリ 障害時リカバリなどが組み込まれます Oracle Application Server 10g R は 計画停止時間および計画外停止時間を低減させる高可用性機能を以前のリリースから継承します Oracle Database Server を使用するすべてのユーザーにとって主要なバリューは Oracle Application Server 10g R3 への Oracle Database 10g の最新高可用性機能の統合です その結果 最新のメカニズムが中間層とアプリケーションのデ タベース間のロード バランシングおよびフェイルオーバーに対して提供されます 図 8 に これらの機能の概要を示します Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 25

26 図 8: Oracle Application Server 10g R3 のエンドツーエンドの高可用性 この機能を有効にするために コアとなる Oracle Application Server 10g R3 は 表 2 に示すコンポーネントの統合セットで構成されています コンポーネント名 Oracle HTTP Server および mod_oc4j Oracle Process Management and Notification Oracle Containers for J2EE Oracle TopLink Oracle Application Server Control Backup and Restore 障害時リカバリ Application Development Framework Oracle Business Rules Oracle JDeveloper 内容 HTTP サーバーおよびルータープロセス管理 J2EE コンテナ永続化管理バックアップ / リストア ユーティリティ障害時リカバリ ユーティリティ開発フレームワークルール エンジン Oracle Application Server 10g R3 とは別にリリース 表 2: Oracle Application Server 10g R3 のコンポーネント 8.1 状態のレプリケーション Oracle Application Server 10g R3 には 新しいアプリケーション レベルのクラスタリング モデルが導入されます OC4J インスタンスは このモデルにより クラスタ化アプリケーションと非クラスタ化アプリケーションを同時にホスティングできます 状態のレプリケーションでは マルチキャスト プロトコル peer-to-peer プロトコル データベースでバックアップされたプロトコルなど 複数のプロトコルを使用できます この新しいクラスタ モデルでは 制御の柔軟性 使い勝手 パフォーマンスが向上しています アプリケーションのクラスタ設定は構成可能で デプロイ時に Application Server Control でデプロイメント プラン エディタを使用します Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 26

27 8.2 オンライン操作 Oracle Application Server 10g R3 では 既存の投資を発展させ 実行時に発生する構成変更に対して停止時間をゼロにします その場合 実行中のアプリケーションに影響を与えずに すべての構成操作をオンラインで行う新しい JMX インフラストラクチャを活用します 実行中のアプリケーションに影響する場合を除き ローリング アップグレードのサポートにより アプリケーションおよびアプリケーション構成のアップグレードが管理されます したがって 通常の構成操作でシステムを停止する必要はありません 8.3 大規模な分散トポロジ Oracle Application Server 10g R3 には 様々な新しい高可用性機能が導入されます たとえば 拡張クラスタリング リソース管理 動的なマウント ポイント登録 負荷バランシングおよびフェイルオーバー バックアップとリカバリ 障害時リカバリなどが組み込まれます Oracle Application Server 10g R3 の大規模なデプロイメントには 一般に ウェブ キャッシュ HTTP サーバーのクラスタ J2EE サーバーのクラスタ データベース サーバーのクラスタ ( リアル アプリケーション クラスタ (RAC)) などが含まれます これらはすべて 他に類のない QoS の論理アプリケーション サーバーとして動作します 統合された管理インフラストラクチャによりシームレスに 新機能を追加 削除およびプロビジョニングできる透過的な方法による管理は Oracle Application Server 10g R3 でも引き続きデプロイメント機能の中心的な設計原理となります 図 9: Oracle Application Server 10g R3 の分散トポロジ Oracle Application Server 10g R3 では様々な機能が追加され 分散トポロジの実装に必要な労力を削減します 追加された拡張機能は 次のとおりです トポロジ構成 : Oracle HTTP Server を Oracle Containers for J2EE に接続する構成を簡略化します 動的トポロジ : Oracle Container for J2EE インスタンスをアプリケーション サーバーのクラスタに追加すると Oracle HTTP Server(OHS) のルーティング表を自動的に更新します Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 27

28 動的なルーティング リレーションシップ : Oracle HTTP Server と OC4J 間のルーティング リレーションシップは 動的に設定されます すべての Oracle HTTP Server は ルーティング リレーションシップを持つ OC4J からの通知をリスニングします したがって 各 Oracle HTTP Server では mod_oc4j 構成ファイルに静的に定義された OC4J ではなく ルーティング先となる OC4J を検出します マウント ポイント検出 : アプリケーションが OC4J にデプロイされると Oracle HTTP Server が受信する Oracle Naming Service のメッセージを介して アプリケーション通知が行われます その後 mod_oc4j 内のルーティング表が更新されます mod_oc4j.conf での構成変更 ( マウント ポイントなど ) は不要で プロセスを再起動する必要はありません 8.4 ローリング アップグレード Oracle Application Server 10g R3 では 引き続きローリング アップグレードがサポートされ Containers for J2EE で実行中のアプリケーションを正常に停止し 特定のノードで実行中のアプリケーションを停止して 残りのノードへアプリケーションおよび状態を移行する機能を提供します そのため この管理操作全体が簡素化され 1 つの Oracle HTTP Server および 2 つの Oracle Containers for J2EE を使用して アプリケーションの停止時間ゼロ 実行時の状態またはトランザクション消失ゼロで 実行中のアプリケーションをアップグレードする操作が実現します 8.5 相互運用可能な統合トポロジ Oracle Application Server インフラストラクチャを大規模にデプロイした Oracle Application Server ユーザーの多くは J2EE 1.4 での最新拡張機能を利用したいと望んでいます Oracle Application Server 10g R3 は 既存の トポロジと相互運用でき接続可能にして この要望を実現することが認証済です これにより 最新機能を使用する Oracle Application Server インストール ベースの能力が最大になります Oracle Application Server 10g R3 で認証される機能は 次のとおりです Oracle Web Cache Oracle HTTP Server Portal Development Kit Oracle Application Server および の Oracle Internet Directory による認証 Oracle Application Server および のシングル サインオンによるシングル サインオン Oracle CoreID これらの機能に加え Oracle BPEL Process Manager Oracle Web Services Manager および Oracle Enterprise Service Bus も Oracle Application Server 10g R3( ) で認証されるようになりました Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 28

29 図 10 に Oracle Application Server 10g R3 および Oracle Application Server を 使用するトポロジの混在バージョンを示します Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 29

30 図 10: Oracle Application Server 10g R3 の相互運用可能な分散デプロイメント 9.0 包括的な SOA インフラストラクチャ Oracle Application Server の最新リリースは サービス指向アーキテクチャの構築および管理を行うための堅牢な環境を提供することを目的としています Oracle SOA Suite を構成する Oracle Fusion Middleware の重要なコンポーネントの中には ボタンを 1 回クリックするだけで Oracle Application Server にインストールできるものもあります Oracle SOA Suite では 統合し再利用しやすいモジュール型ビジネス サービスとして基幹業務アプリケーションが簡単に開発でき 柔軟で順応性のある IT インフラストラクチャが構築されます これらのコンポーネントの例を 次に示します 高性能ルール エンジンを使用してイベントのルーティングと配信を柔軟に行う Oracle Business Rules サービスをビジネス プロセスとしてまとめる業界初のネイティブ BPEL (Business Process Execution Language) エンジンである Oracle BPEL Process Manager 安全かつ信頼できるメッセージ ルーティングによりアプリケーションを接続する Oracle Enterprise Service Bus サービスのセキュリティの確保 管理およびサービスについてのポリシーの施行を集中的に行うプラットフォームとなる Oracle Web Services Manager これらの各コンポーネントの管理コンソールを Oracle Application Server にデプロイした場合 Application Server Control コンソールにアクセスするときと同じログインでアクセスできます Oracle Application Server にデプロイして SOA Suite インストールを補完する Oracle 製品は 次のとおりです Oracle Service Registry 企業全体の Web サービスや関連するリソースの公開 分類 検出を行う UDDI v3 対応のプラットフォーム Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 30

31 Oracle Business Activity Monitoring 豊富な監視機能を持つダッシュボードを介してビジネス イベントおよびイベント パターンをリアルタイムで分析します BPEL プロセスや ESB サービスの構築 デプロイを行うユーティリティ EJB 3.0/JPA 1.0 の設計時のサポート EJB 3.0 仕様の Web サービス用インタフェースの作成などが含まれる JDeveloper の拡張バージョン Fusion Middleware のこれらのコンポーネントの詳細は Oracle Technology Network (OTN) を参照してください 10.0 結論 Oracle Application Server 10g R3 は Oracle Fusion Middleware の基盤となるコア インフラストラクチャの最新リリースです Oracle Application Server 10g R3 は Oracle Business Rules Oracle BPEL Process Manager Oracle Web Services Manager Oracle Enterprise Service Bus Oracle Identity Management Oracle Application Server Service Registry など Oracle Fusion Middleware 機能を提供する基本の SOA プラットフォームです 組織はこれにより 大規模に統合され相互運用可能なサービス指向アーキテクチャを開発 デプロイおよび管理できます Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 31

32 Oracle Application Server 10g R3( ) 新機能概要 2006 年 10 月著者 : Mike Lehmann 寄稿者 : Dan Hynes, Viresh Garg, John Lang, Debu Panda, Frances Zhao and Steve Button Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA U.S.A. 海外からのお問合せ窓口 : 電話 : ファックス : Copyright 2006, Oracle. 無断転載を禁ず この文書はあくまで参考資料であり 掲載されている情報は予告なしに変更されることがあります オラクル社は 本ドキュメントの無謬性を保証しません また 本ドキュメントは 法律で明示的または暗黙的に記載されているかどうかに関係なく 商品性または特定の目的に対する適合性に関する暗黙の保証や条件を含む一切の保証または条件に制約されません オラクル社は 本書の内容に関していかなる保証もいたしません また 本書により 契約上の直接的および間接的義務も発生しません 本書は 事前の書面による承諾を得ることなく 電子的または物理的に いかなる形式や方法によっても再生または伝送することはできません Oracle JD Edwards PeopleSoft および Retek は Oracle Corporation および関連会社の登録商標です 他の製品名は それぞれの所有者の商標です

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