目次 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み

Size: px

Start display at page:

Download "目次 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み"

ようじろうくだら
7 years ago
Views:

1 IICP Institute for Information and Communications Policy クールジャパン戦略としての放送コンテンツの海外展開 Television Content Exports as a Key to Success of the Cool Japan Initiative 平成 26 年 11 月 18 日総務省情報通信政策研究所主任研究官数永信徳

2 目次 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み

3 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み

4 1-1 日本のコンテンツ市場年の日本のコンテンツの国内市場規模は 11 兆 2,401 億円そのうち放送コンテンツは 3 兆 6,473 億円であり約 3 割を占める地上波テレビ番組 2 兆 7,589 億円 (24.5%) テキスト系ソフト新聞雑誌書籍等 4 兆 9,044 億円 (43.6%) 日本の国内コンテンツ市場規模 11 兆 2,401 億円衛星 CATV 放送 8,884 億円 (7.9%) 放送コンテンツ 3 兆 6,473 億円 (32.4%) 音声系ソフト音楽ラジオ等 8,211 億円 (7.3%) 映像系ソフト映画ビデオ放送ゲーム等 5 兆 5,147 億円 (49.1%)

5 1-2 放送コンテンツの特徴 5 放送コンテンツはマルチユースが可能テレビ番組は初回放送が終了してもその後さらに他の様々なメディアで流通 ( マルチユース ) していくことが可能様々な流通経路で提供できる放送コンテンツは国際流通に適しているしたがって放送コンテンツはテレビ番組の再放送だけでなく DVD などのパッケージ化やインターネットへの動画配信など様々な流通経路を駆使したウィンドウ戦略が可能であり国際流通に適した特性を有していると言える

6 1-3 海外への販売手法の変化 6 番組放送権伝統的な方法テレビ番組に関連する事業の諸権利等フォーマットリメイク権テレビ番組輸出放送コンテンツ商品化権ビデオ DVD 化権インターネット配信権国内海外

7 その他例 : 放送番組の一部を海外の番組の中で番組素材 ( フッテージ ) として活用する権利番組放送権 1-4 放送コンテンツ海外輸出額の構成 7 番組放送権の販売による番組の完成パッケージ ( 完パケ ) の販売は海外展開の伝統的な方法であり翻訳 ( 字幕や吹き替え ) などにより販売先の国に対応 ( ローカライズ ) させて海外で放送テレビ番組に関連する事業の諸権利等商品化権例 : アニメなどの放送番組のキャラクターを商品化して海外で販売する権利ビデオ DVD 化権放送番組をビデオ DVD 化して海外で販売する権利海外への販売手法の変化フォーマットリメイク権バラエティ番組などのコンセプトや制作手法をフォーマットとして海外へ販売またはドラマなどの舞台設定や登場人物などの構成要素を取り出してリメイク権として販売しそれに基づいて海外の放送局制作会社が現地の出演者やスタッフを活用して番組を制作放送インターネット配信権海外の動画配信サイトが放送番組を現地の国に対応 ( ローカライズ ) させてネット配信する権利

8 1-5 調査の実施概要 (2012 年度 ) 8 調査方法と調査期間調査項目調査方法調査期間 2012 年度における海外向け放送コンテンツ関連販売額 (2012 年度に収入のあった額 ) 訪問インタビュー調査郵送電子メールでのアンケート配布回収平成 25 年 12 月 13 日 ~ 平成 26 年 2 月 28 日対象メディアと回答数メディア別対象回答回答率地上基幹放送事業者 ( テレビジョン放送事業者 NHK を含む ) % 衛星系放送事業者 % プロダクション % 合計 % 注 1: 地上基幹放送事業者は NHK 民放キー局準キー局ローカル局のテレビジョン放送事業者全社を対象注 2: 衛星系放送事業者は衛星放送協会の正会員社のうち地上基幹放送事業者関連の社等を除いて対象注 3: プロダクションは日本動画協会加盟社のうち海外展開を行う部門を有することが確認できる社等を対象

9 1-6 海外輸出している日本の放送コンテンツの例 (2012 年度 ) 9 番組タイトル ( ) 内はジャンル放送局プロダクションワイルドライフ ( ドキュメンタリー ) 大河ドラマ平清盛 ( ドラマ ) マネーの虎 ( バラエティ ) HUNTER HUNTER( アニメ ) ドラえもん ( アニメ ) Doctor-X~ 外科医大門未知子 ~( ドラマ ) SASUKE( バラエティ ) ATARU( ドラマ ) NARUTO( アニメ ) イナズマイレブン ( アニメ ) VS 嵐 ( バラエティ ) リッチマンプアウーマン ( ドラマ ) 住人十色 ( バラエティ ) 大改造!! 劇的ビフォーアフター ( バラエティ ) NHK 日本テレビテレビ朝日 TBS テレビ東京フジテレビ毎日放送朝日放送 37 歳で医者になった僕 ( ドラマ ) 関西テレビ宇宙兄弟 ( アニメ ) おにぎりあたためますか ( バラエティ ) 侍戦隊シンケンジャー ( ドラマ ) ワンピース ( アニメ ) 鉄腕アトム ( アニメ ) 読売テレビ北海道テレビ放送東映東映アニメ手塚プロダクション

10 1-7 諸外国における放送コンテンツの海外展開 (2012 年 ) 10 ( 百万ドル ) < 国別比較 > アメリカ 16,222 百万ドル放送映画計アメリカ ,222 イギリス 2,727 2,127 4,854 フランス韓国日本イギリス 4,854 百万ドル米国のデータは映画と放送の合計フランス 435 百万ドル韓国 254 百万ドル日本 184 百万ドル放送 2,727 百万ドル放送 163 百万ドル放送 234 百万ドル放送 131 百万ドル為替レートは OECD 平均レートを使用

11 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み

12 2-1 日本と韓国の放送コンテンツ輸出額の構成比較 (2012 年 ) 12 日本の放送コンテンツ海外輸出額の構成 (2012 年度 ) インターネット配信権 6.7% フォーマットリメイク権 7.0% その他 0.4% 韓国の放送コンテンツ海外輸出額の構成 (2012 年 ) タイムブロック 11.3% ビデオ DVD 販売 3.4% フォーマット 0.6% その他 0.7% ビデオ DVD 化権 9.7% 商品化権 16.6% 1 億 3100 万ドル (104.3 億円 ) 番組放送権 59.6% 7,800 万ドル (62.2 億円 ) 2 億 3400 万ドル (186.8 億円 ) 番組放送権 84.1% 1 億 9700 万ドル (157.1 億円 ) その他には放送番組の一部を海外の番組の中で番組素材 ( フッテージ ) として活用する権利を含む為替レート :OECD 2012 年平均による出典 : 総務省情報通信政策研究所放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 (2014.4) p2 タイムブロックとは海外の放送局の番組枠を確保して自国の放送を放映するものビデオ DVD 販売 : 韓国内事業者がビデオや DVD を製作した後海外配給先に直接販売するもの出典 : 韓国文化体育観光部 2013 コンテンツ産業統計 (2012 年データ ) ( ) p200 表をもとに作成

13 ( 百万ドル 300 ) 2-2 日本と韓国の放送コンテンツ輸出額の経年比較日本韓国年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年円円円円円円円円円グラフの濃い色 ( 実線部分 ) は番組放送権の輸出額グラフの薄い色 ( 点線部分 ) は商品化権ビデオ DVD 化権フォーマットリメイク権インターネット配信権等の輸出額為替レート :OECD 各年平均による出典 : 日本は総務省情報通信政策研究所放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 (2014.4) p1 韓国の 2007 年以前は未来創造科学部放送通信委員会 2013 年放送産業実態調査報告書 ( ) p393 をもとに作成韓国の 2008 年以降は文化体育観光部 2013 コンテンツ産業統計 (2012 年データ ) ( ) p200 表等をもとに作成

14 ( 百万ドル 300 ) 韓流ブームとはグラフの濃い色 ( 実線部分 ) は番組放送権の輸出額グラフの薄い色 ( 点線部分 ) は商品化権ビデオ DVD 化権フォーマットリメイク権インターネット配信権等の輸出額為替レート :OECD 各年平均による出典 : 日本は総務省情報通信政策研究所放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 (2014.4) p1 韓国の 2007 年以前は未来創造科学部放送通信委員会 2013 年放送産業実態調査報告書 ( ) p393 をもとに作成韓国の 2008 年以降は文化体育観光部 2013 コンテンツ産業統計 (2012 年データ ) ( ) p200 表等をもとに作成年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年円日本韓流ブームのはじまり円円韓国円円ビデオ DVD 販売による輸出額の増加円円円円

15 2-4 輸出先による日本と韓国の比較 15 日本の番組放送権の輸出先 (2012 年度 ) 中南米 2.7% ヨーロッパ 16.2% その他 1.9% アジア合計 57.1% 韓国の番組放送権の輸出先 (2012 年 ) ヨーロッパ 1.2% 中南米 0.1% 北米 7.0% その他 0.2% アジア合計 91.5% 北米 22.1% 韓国その他アジア 39.6% その他アジア 29.1% 日本 ( 全体の 62.4%) ( 全体の 17.5%) 出典 : 総務省情報通信政策研究所放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 (2014.4) p8 出典 : 韓国文化体育観光部 2013 コンテンツ産業統計 (2012 年データ ) ( ) p201 表をもとに作成 15

16 2-5 韓流コンテンツの対日輸出額の推移 ,000 [ 千ドル ] 180,000 日本台湾中国米国その他 160,000 グラフ中の数値は韓国の番組放送権の輸出額に占める対日輸出額 ( ) 内は対日輸出額の割合 140, , ,000 80,000 60,000 40,000 20,000 1,187 (10.6%) 韓流ブームのはじまり 2,450 (12.9%) 5,915 (21.2%) 35,181 (62.5%) 65,511 (61.9%) 47,632 (48.2%) 53,494 (57.4%) 65,627 (69.9%) 65,279 (62.6%) 49,713 (39.1%) 102,058 (60.4%) 112,088 (62.4%) 0 韓国の番組放送権の輸出額 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 11,206 千ドル 18,924 千ドル 27,947 千ドル 56,303 千ドル 105,885 千ドル 98,844 千ドル 93,265 千ドル 93,920 千ドル 104,246 千ドル 127,075 千ドル 168,941 千ドル 179,718 千ドル 2007 年 2008 年については米国への輸出額が不明出典 : 韓国未来創造科学部放送通信委員会 2013 年放送産業実態調査報告書 ( ) p143-p144 等をもとに作成

17 2-6 ジャンルによる日本と韓国の比較 17 日本の番組放送権の輸出額に占めるジャンル別の割合 (2012 年度 ) スポーツ 1.9% ドキュメンタリー 3.5% その他 11.0% ドキュメンタリ 4.5% 韓国の番組放送権の輸出額に占めるジャンル別の割合 (2012 年 ) アニメ 0.0% バラエティ 4.3% スポーツ 0.0% その他 1.3% バラエティ 18.0% ドラマ 23.9% アニメ 41.7% ドラマ 89.9% 出典 : 総務省情報通信政策研究所放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 (2014.4) p6 出典 : 韓国文化体育観光部 2013 コンテンツ産業統計 (2012 年データ ) ( ) p202 表をもとに作成

18 2-7 韓国の輸出額に占めるドラマの推移 , , , , ,000 [ 千ドル ] 71.5% 80.2% 91.4% 94.2% 93.4% 91.2% 87.8% 韓国の番組放送権の輸出総額ドラマドラマシェア 94.8% 92.6% 92.3% 91.5% 89.9% 100.0% 90.0% 80.0% 70.0% 60.0% 100, % 80, % 60, % 40, % 20, % 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 0.0% 出典 : 韓国文化体育観光部 2013 コンテンツ産業統計 (2012 年データ ) ( ) p202 表等をもとに作成

19 注 : 為替レート :OECD 2012 年平均による日本の強み 2-8 日本の放送コンテンツの海外展開の特徴 19 多彩なジャンルアニメドラマバラエティ多様な輸出先アジア北米欧州クールジャパンを世界に広く効果的に発信することが可能更なる挑戦へ日本国内の市場に対して輸出額の割合が 0.4% 早期にかつ継続的に輸出額を増加させていくことが必要

20 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み

21 3-1 クールジャパンとは 21 クールジャパン日本の現代文化や生活様式などの魅力クール = かっこいいと世界中に根強い人気のあるアニメポップスマンガなどの日本のコンテンツカワイイ =cute と海外の若者に人気のある日本のファッションクールジャパン戦略クールジャパンを世界に広げていくことを支援する取組み放送コンテンツの海外展開クールジャパンを世界に広く効果的に発信していく手段ファッション食生活空間観光ご当地産ポップカルチャー音楽出版物映像作品を放送コンテンツを通じて世界に広く効果的に紹介していく今や単にテレビ番組を輸出するだけではない

22 3-2 クールジャパン戦略としての放送コンテンツの役割 22 クールジャパンファッション食生活空間観光ご当地名産ポップカルチャー音楽出版物映像作品放送コンテンツの海外展開世界に広く効果的に発信多彩なジャンル多様な輸出先世界市場アジア北米欧州クールジャパン戦略の成功の鍵

23 3-3 放送コンテンツの海外展開への支援 23 ローカライズクールジャパン戦略に貢献する映画放送コンテンツアニメーション電子コミックゲームその他の映像作品に対して字幕付与や吹き替えといったいわゆるローカライズするための費用を支援プロモーション映画やテレビ番組だけでなく音楽出版キャラクターなどクールジャパン戦略に貢献する表現作品を対象として海外展開に関連するプロモーション費用を支援国際共同製作日本の放送局等と海外の放送局が連携してコンテンツを製作発信することを目指すアジア地域における国際共同製作など四つの類型

24 タイムブロック 3-4 クールジャパンを ASEAN 諸国へ 24 海外の放送局の番組枠を確保して自国のテレビ番組を放映する手法 ASEAN 諸国へクールジャパンファッション食生活空間観光ご当地名産ポップカルチャー音楽出版物映像作品フィリピン放送コンテンツベトナムインドネシアマレーシアタイミャンマー

25 3-5 クールジャパンをフランスへ 25 Japan in Motion とは番組名 : Japan in Motion 日本の観光情報料理歴史 J-POP ファッションアングラ文化など様々な日本文化の側面やガイドブックに載っていない情報をフランス人に紹介する番組フランスでの放送時間 2009 年からフランスの NO LIFE というケーブルテレビで放送開始毎週火曜日の 19 時 30 分 ~20 時 (30 分間 ) に放送再放送 ( リピート ) は一週間に合計 8 回タイのケーブルテレビ局 True vision の X-ZYTE チャンネルでも放送開始 ( ~) 毎週土曜日 20 時 30 分 ~21 時

26 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み

27 4-1 クールジャパン戦略が目指すもの 27 クールジャパンファッション食生活空間観光ご当地名産ポップカルチャー音楽出版物映像作品放送コンテンツの海外展開世界市場アジア北米欧州波及効果海外での日本の製品やサービス等の消費拡大再び世界市場へ訪日観光客の増加日本での消費拡大

28 4-2 4K/8K に向けた取組み 28 地上放送のデジタル移行が完了 (2012 年 3 月末 ) し放送が完全デジタル化ハイビジョンの放送インフラが整備現行ハイビジョンを超える画質 ( いわゆるスーパーハイビジョン ) の映像の規格が標準化 (2006 年 ITU( 国際電気通信連合 )) 規格は 4K 8K (K は 1000 の意 ) の二種類 ( 現行ハイビジョンは 2K ) 4K は現行ハイビジョンの 4 倍 8K は同じく 16 倍の画素数高精細で立体感臨場感ある映像が実現解像度画面サイズ ( 例 ) 実用化状況 2K 約 200 万画素 1,920 1,080 = 2,073, インチ等テレビ (HDTV: 地デジ等 ) 約 2,000 = 2K 2K の 4 倍約 800 万画素 50 インチ等 4K 3,840 2,160 = 8,294,400 映画 ( デジタル製作配信 ) 約 4,000 = 4K 2K の 16 倍 100 インチ等 8K 約 3,300 万画素 7,680 4,320 =33,177,600 約 8,000 = 8K 実験段階 ( パブリックビューイング )

29 京オリンピックパラリンピック4-3 4K/8K へのロードマップ 29 スーパーハイビジョン (4K/8K) ブワールドカップ地デジ化完了 2K 年前倒し放送開4K 始放4 年前倒し送開始ラジル(リオ) 地上放送リオデジャネイク東放送開始放送開始リンピックパラロオリンピッ8K

30 4-4 4K 8K 推進のための新たなロードマップ (2014 年 9 月公表 ) 30 放送サービスの高度化に関する検討会においてロードマップを策定 (2013 年 6 月 ) それを受け 2014 年 2 月より 4K 8K ロードマップに関するフォローアップ会合を開催しロードマップの取組の具体化加速化について検討を進め 2014 年 9 月に中間報告を策定公表今後も更に 4K 8K の普及を図っていくためフォローアップ会合を継続し課題等の検討を実施衛星ケーブルテレビ IPTV 等CSBS2014 年 2015 年し 2016 年 2018 年 2020 年 4K 試験放送 (124/128 度 CS) 4K 試験放送 4K VOD トライアル 4K 試験放送 4K VOD 実用サービス 4K 実用放送 (124/128 度 CS) 4K 実用放送 4K 実用放送 1 年前倒 4K 実用放送 (124/128 度 CS) 4K 8K 試験放送 ( 衛星セーフティネット終了後のチャンネル ) 8K に向けた実験的取組 8K に向けた実験的取組 4K 8K 実用放送 ( 可能な限り早期に ) < 目指す姿 > 東京オリンピックパラリンピックの数多くの中継が 4K 8 K で放送されている全国各地におけるパブリックビューイングにより東京オリンピックパラリンピックの感動が会場のみでなく全国で共有されている 4K 8K 放送が普及し多くの視聴者が市販のテレビで 4 K 8K 番組を楽しんでいる ( 注 1) ケーブルテレビ事業者がIP 方式で行う放送はケーブルテレビに分類することとする赤字部分は2014 年 9 月の中間報告時の新規追加事項 ( 注 2) ケーブルテレビ以外の有線一般放送は IPTV 等に分類することとする ( 注 3) 伝送路として衛星セーフティネット終了後の空き周波数帯域 (BS) のほか 110 度 CS 左旋及び帯域再編や国際調整等により今後新たに活用可能となる帯域も想定され得る

31 クールジャパンを世界へ!

IICP Institute for Information and Communications Policy 放送コンテンツの海外展開に関する現状分析平成 26 年 4 月総務省情報通信政策研究所

IICP Institute for Information and Communications Policy 放送コンテンツの海外展開に関する現状分析平成 26 年 4 月総務省情報通信政策研究所日本の放送コンテンツの海外輸出額 1 2012 年度の日本の放送コンテンツ関連輸出額は 100 億円超の規模うち番組放送権の輸出額は約 60% でほぼ横ばいで推移なお 2012 年度からフォーマット権

目次 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパン を世界に発信するために 4. クールジャパン 戦略と 4K8K に向けた取組み

目次 1. 日本の放送コンテンツの海外展開に関する現状分析 2. 放送コンテンツの海外展開に関する日韓比較 3. クールジャパンを世界に発信するために 4. クールジャパン戦略と 4K8K に向けた取組み