平成22年5月12日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官
|
|
|
- えつと つねざき
- 9 years ago
- Views:
Transcription
1 平成 26 年 10 月 15 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 26 年 ( ワ ) 第 号発信者情報開示等請求事件 口頭弁論終結日平成 26 年 8 月 27 日 判 決 大阪市 < 以下略 > 原 告 株式会社 P G Sホーム 同訴訟代理人弁護士 神 田 知 宏 大阪市 < 以下略 > 被 告 さくらインターネット株式会社 同訴訟代理人弁護士 小 栗 久 典 主 文 1 被告は, 原告に対し, 別紙発信者情報目録記載の各情報を開示せよ 2 訴訟費用は被告の負担とする 事実及び理由第 1 請求主文同旨第 2 事案の概要本件は, 原告が, 別紙ウェブページ目録記載の閲覧用 URLにより表示されるウェブページ ( 以下 本件ウェブページ という ) をトップページとするウェブサイト群 ( 以下 本件サイト という ) の記載により, 不正競争防止法 2 条 1 項 14 号若しくは13 号の不正競争が行われ, 又は原告の名誉権が侵害されたと主張して, 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律 ( 以下 法 という ) に基づき, 被告に対し, 本件ウェブページが蔵置されたサーバー領域 ( 以下 本件サーバー という ) の契約者に係る別紙発信者情報目録記載の発信者情報の開示を求める事案である ( なお, 当庁は, 民事訴訟法 11 条の規定により, 本件につき管轄権を有す 1
2 る ) 1 前提となる事実 ( 当事者間に争いがないか, 証拠により容易に認められる ) (1) 原告は, 住宅ペイント, 一般住宅 マンション ビルのトータルリフォーム等を業とする法人である ( 甲 1) (2) 被告は, 本件サーバーを保有 管理する法人である ( 争いがない ) (3) 本件サイト本件ウェブページ ( 甲 4の1) は, みんなのおすすめ, 塗装屋さん と題する本件サイトのトップページであり, 口コミランキング のウェブページ ( 甲 4の3) へのリンクがある 口コミランキング のウェブページには, 口コミランキング一覧 として塗装業者のランキングが記載されており,1 位は オンテックス,2 位は 住友不動産,3 位は 積水ハウス, 以下,10 位までの塗装業者名が記載されているが, 原告の名称は記載されていない ( 甲 4の3 以下 本件ランキング という ) 本件ウェブページには, 掲載業者一覧 のウェブページ( 甲 4の4) へのリンクがあり, 掲載業者一覧 のウェブページには, 平成 26 年 4 月 3 0 日当時, 原告の名称が記載されていた ( 甲 4の4 なお, 平成 26 年 6 月 5 日時点では, 掲載業者一覧 のウェブページから原告の名称は削除されている 乙 1 ) 掲載業者一覧 のウェブページには, 原告の口コミのウェブページ ( 甲 4の5) へのリンクがあり, 原告の口コミのウェブページには, 原告の口コミ13 件が記載されていた ( 甲 4の5 なお, 平成 26 年 8 月 27 日時点では, 原告の口コミのウェブページは存在しない 弁論の全趣旨 ) (4) 本件サイトの口コミランキングで1 位と表示されている オンテックス は, 一般住宅 ビル マンションのトータルリフォームを業とする, 株式会社オンテックス ( 以下 オンテックス という ) である ( 甲 3, 甲 4の3) 2
3 オンテックスは, 原告と競争関係にある ( 甲 1,3, 弁論の全趣旨 ) (5) 被告は, 本件サーバーの契約者の住所氏名等の情報を保有している ( 争いがない ) 2 争点 (1) 権利侵害の明白性 (2) 発信者情報開示を受けるべき正当な理由第 3 争点に関する当事者の主張 1 争点 1( 権利侵害の明白性 ) について ( 原告の主張 ) (1) 営業誹謗行為 ( 不正競争防止法 2 条 1 項 14 号 ) ア虚偽の事実 ( ア ) 本件サイトは, 口コミ件数 をもとにランキングが作成されている, いわゆる口コミランキングサイトだと書かれている ( 甲 4の2) しかし,1 位の オンテックス の口コミ数は108 件, 以下,2 位の 住友不動産リフォーム が 48 件,3 位の 積水ハウス が 16 件, 4 位の 積水化学工業 が8 件,5 位の 大和ハウス工業 が5 件であるのに対し ( 甲 4の3), ランキング圏外,11 位以下の原告は ( 甲 4 の4), 口コミ総数が 13 件 である ( 甲 4の5) そうすると, 本件ランキングが真実 口コミ件数 を基準にランキングを決めているのであれば, 原告は4 位となるはずであって, 原告が ランキング圏外 の企業であり, 11 位以下 の企業であるとの事実は, 虚偽の事実である ( イ ) 比較広告の適法性昭和 62 年 4 月 21 日 比較広告に関する景品表示法上の考え方 ( 公正取引委員会 ) によると, 比較広告は,1 内容の客観的実証性,2 比較数値の正確かつ適正な引用,3 比較方法の公正性を基準に判断される 3
4 しかるに, 本件ランキングは, 口コミ件数 以外の何らかの要素で決められているため,1 客観的実証性に欠け, 上記のとおり2 数値も正確に引用されておらず, 何を比較しているのか判然としないため,3 比較方法の公正性も欠く したがって, 本件ランキング自体も, 虚偽の事実である ( ウ ) 本件サイトでは, 各企業のページで, サイト訪問者が口コミを入力するという体裁になっている ( 甲 6の1ないし3) しかし, 入力欄にあるのは 名前 メールアドレス ウェブサイト コメント 欄であり, 地域を入力する欄がない にもかかわらず,1 位の企業の口コミでは, 必ず, 日付, 地域, コメントが表示されている ( 甲 6の1) 日付は入力日だとしても, 地域は入力項目ではないにも拘わらず, 常に表示されている この点に注目して1 位以外の企業について口コミを見ると, 地域の部分に 匿名 と表示されたものや ( 甲 6の2), Aⅰ と表示されたものが見つかる ( 甲 6の3) そうすると, 本件サイトを訪問して口コミを入力する多数の者が 名前 欄に地域名を入力していることになり, 極めて不自然である したがって, 口コミ自体, 本件サイトの管理者が入力した虚偽のものと理解するのが合理的である その上で, 本件サイトの管理者は 口コミ数 でランキングを決めていると書いているのだから, 本件ランキング自体が虚偽の事実の摘示である イ営業上の信用 ( ア ) 口コミの数が圧倒的に多い1 位の企業 ( 口コミが108 個ある, 甲 6 の1) に比べ, 口コミの数が13 個 ( 甲 4の3) しかなければ, それだけ利用者が少なく, 事業規模の小さな企業だと一般消費者は理解するの 4
5 だから, 営業上の信用は害される 現在では, 原告の会社名が削除されることで, 口コミが1つもない, それだけ利用者もいない規模の会社だと一般消費者に理解されるから, 営業上の信用は害される ( イ ) また, 比較広告で低いランキングと表示されること自体が, それだけ評価の低い企業だと一般消費者は理解することから, 営業上の信用を害する ウ競争関係 ( ア ) 本件サイトの管理者は, オンテックスの依頼に基づき, 又は, 仮にそうでないとしてもオンテックスを利するために, 本件サイトを作成している ( イ ) ワードプレスのテーマ名本件サイトは, ブログ作成ツールである WordPress ( 甲 5の1 以下 ワードプレス という ) を使って作成されており,H TMLソースの随所に /wp-content/themes/ /wp-content/plugins/ 等, ワードプレスの標準フォルダ名が記述されている ( 甲 5の2) ワードプレスでオリジナルのデザインを作る場合は, wp-content/themes/ の中に独自のフォルダを作り, ここに画像ファイルなどを保存する仕組みになっている フォルダ名は自由に設定できるが, 通常は, デザインのテーマの名前を付ける ( 甲 5の3) しかるに, 本件サイトの画像ファイル等は, wp-content/themes/ontex/ フォルダの下位フォルダに保存されている オンテックスのロゴだけでなく, 他社のロゴも含め, 全ての画像が ontex フォルダの下位フォルダに保存されている ( 甲 5の4,5) この事実は, 本件サイトのテーマ ( 目的 ) が ontex であることの証左であり, 本件サイトがオンテックス支援のためのサイトであることの 5
6 証左である ( ウ ) 本件ウェブページのタイトル等本件ウェブページのタイトル (<title> タグの値 ) は, おすすめの外壁塗装 リフォーム業者の口コミ 評判 評価 全国版オンテックス他多数あり, 同じく説明 (<meta> タグの description) は, オンテックスなど複数の企業の口コミが掲載されています 外壁塗装のリフォームを実施された方の口コミ 評判 おすすめの業者を評価 共有し これから外壁塗装 リフォーム業者を選定する方へのサイトです, 同じくキーワード (<meta> タグの keywords) は オンテックス, 口コミ, おすすめ外壁塗装屋さん, 外壁塗装, 口コミ, 評判 評価 リフォーム, 全国 となっている ( 甲 5の2) メタタグの keywords は, ウェブページの検索キーワードを示すもので, 検索サイトにおいて keywords に指定したキーワードが検索されたとき, 当該ウェブページが検索結果として表示されやすくなる また, メタタグの description は, 検索サイトにおいて, ウェブページのタイトルとともに表示される内容である 本件ウェブページでは,keywords に オンテックス が指定されているため, 検索サイトで オンテックス をキーワードとして検索すると, 本件ウェブページのタイトルや説明が検索結果として表示され, これに誘導された閲覧者が本件ページを開くと, ランキング1 位としてオンテックスが表示される, という導線が想定されている エ営業者にあらざる共犯者原告とオンテックスはリフォーム事業において競争関係にあることから, オンテックスに競業上の利益を得させている本件サイトの管理者は, たとえオンテックスの依頼に基づかないとしても ( 依頼に基づくならばもちろん ), 営業者にあらざる共犯者 として不正競争防止法 2 条 1 項 14 号 6
7 の誹謗者に当たる (2) 優良誤認行為 ( 不正競争防止法 2 条 1 項 13 号 ) 本件ランキングは, ランキング1 位の企業について, 口コミが一部上場企業をはるかに超える108 個もあり (2 位の住友不動産が48 個,3 位の積水ハウスが16 個,4 位の積水化学工業が8 個,5 位の大和ハウス工業が5 個 ), それだけ利用者が多く, 他の事業者よりも著しく役務の質が優良であると, 一般消費者に印象づけている 特に ランキングベスト5 で No.1 との表示が, 一般消費者をして, 役務の質が著しく優良であると印象づけている しかるに, 上記 (1) のとおり, 本件ランキングは口コミ数で順位を決めていると書きながら, 実際には口コミ数に基づいておらず, また, 上記のとおり, 本件サイトを訪問した者が口コミを書いているのではなく, 多くの口コミは本件サイトの管理者が書いたものであり, 誤認させる に当たる (3) 本件ランキングによる名誉権侵害原告は, 本件ランキングの圏外に表示されることにより, それだけ一般消費者に利用されていない, 需要の少ない企業という印象を受けることから, 社会的評価が低下する しかるに, 上記 (1) のとおり, 本件ランキングは恣意的な調査結果が生じうるような事情があることから, ランキングは真実ではなく, 違法性阻却事由はない (4) 原告に対する口コミによる名誉権侵害ア 2012 年 8 月 7 日の口コミ原告に関する2012 年 8 月 7 日の口コミ ( 甲 4の5 以下 本件口コミ1 という ) は 見積もった壁面の面積が実際の面積のおよそ 2 倍, 足場代等をゼロにするといっても これではたまらない 見積の盲点だと思う と指摘しており, 一般読者の普通の注意と読み方を基準にする 7
8 と, 原告は消費者の不知に乗じて実際の壁面の2 倍の面積で見積を書いておきながら, 諸経費を無料にすると言って有利誤認行為をしていると読めることから, 原告の社会的評価を低下させ, 名誉権を侵害する しかるに, 原告の見積書には足場代, シート代 ( 飛散防止養生ネット代 ) 等が計上されており ( 甲 9の1ないし5), また, 壁の面積については総面積から窓やドア等の開口部を非塗装面として差し引くため, 実際の面積より少なくなるのであり, 実際の面積の2 倍で見積もるという事実はなく, 有利誤認行為をしている事実はないことから ( 甲 8), 本件口コミ1に違法性阻却事由はない イ 2012 年 8 月 9 日の口コミ原告に関する2012 年 8 月 9 日の口コミ ( 甲 4の5 以下 本件口コミ2 といい, 本件口コミ1と合わせて 本件口コミ という ) は 8 月 7 日に入力された方と全く同意見, もともと 足場代やシート代をただにする話で 塗装の単価を設定している と指摘しており, 一般読者の普通の注意と読み方を基準にすると, 原告は, 塗装単価を高く設定しておきながら, 足場代やシート代を無料にすると言って有利誤認行為をしていると読めることから, 原告の社会的評価を低下させ, 名誉権を侵害する しかるに, 原告の塗装単価は, 月刊積算資料 SUPPORT ( 一般財団法人経済調査会発行 ) において公表しており ( 甲 7), 料金の客観性は市場原理により担保されている また, 上記のとおり, 原告は足場代, シート代 ( 飛散防止養生ネット代 ) を受領しており ( 甲 9の1ないし5), 有利誤認行為をしているとの事実はないから ( 甲 8), 本件口コミ2に違法性阻却事由はない (5) 上記 (1) ないし (4) のいずれかの理由により, 本件サイトに係る侵害情報の流通によって原告の権利が侵害されたことが明らかである ( 被告の主張 ) 8
9 本件サイトの記載は認め, その余は不知, 否認ないし争う なお, 本件サーバーについて被告と利用契約を締結している者 ( 以下 本件利用者 という ) に被告が問い合わせたところ, 本件サイトを管理する者 ( 以下 本件サイト管理者 という ) と本件利用者は別の主体であり, 本件利用者は, 本件サイトの内容や運営には一切関与していないとの回答を得ている 2 争点 2( 発信者情報の開示を受けるべき正当な理由 ) について ( 原告の主張 ) 原告は, 本件サイト管理者 ( 上記 1(1) ないし (3) の場合 ) 又は本件口コミの各投稿者 ( 上記 1(4) の場合 ) に対し, 権利侵害を理由として不法行為に基づく損害賠償請求等の準備をしている そのためには, 本件サーバーの契約者 ( 本件利用者 ) に関する発信者情報が必要であって, 発信者情報の開示を受けるべき正当な理由がある ( 被告の主張 ) 争う 第 4 当裁判所の判断 1 争点 1( 権利侵害の明白性 ) について (1) 原告に対する口コミによる名誉権侵害についてア本件口コミ1について本件サイト中に存在した, 原告に関する2012 年 8 月 7 日の口コミ ( 本件口コミ1) は, 関西 とのみ記載された投稿者から投稿された体裁の, 飛び込みの営業で キャンペーン価格で という / 見積もりをとったら おどろき 単価はそこそこだが 見積もった壁面の面積が実際の面積のおよそ2 倍 こちらが我が家の壁面の面積など知らないと思ったのかしら / 足場代等をゼロにするといっても これではたまらない 見積の盲点だと思う / 依頼するなら気をつけた方がいいでしょう というものであった ( / は改行を示す 甲 4の5) 9
10 本件口コミ1は, 一般読者の普通の注意と読み方を基準にすると, 原告が, 実際の壁面の2 倍の面積で ( それに単価を乗じた不当に高額の ) 見積書を作成し, 足場代等を無料にすると言って ( 不当に高額な見積りから割り引いたように見せかけ ) 不当な営業行為を行っているとの事実を摘示するものであり, 原告の社会的評価を低下させるものである 原告代表者の陳述書 ( 甲 8) 及び原告の見積書 ( 甲 9の1ないし5) によれば, 原告の使用している見積書には 仮設足場 の欄があり, これを無料にするとの営業行為は行っていないこと, また, 壁の面積については総面積から窓やドア等の開口部を非塗装面として差し引くため, 実際の面積より少なくなるのが通常であり, 壁面の面積を実際の面積の2 倍で見積もるという営業行為も行っていないことが認められるから, 本件口コミ1 について違法性を阻却する事由も存在しないと認められる イ本件口コミ2について本件サイト中に存在した, 原告に関する2012 年 8 月 9 日の口コミ ( 本件口コミ2) は, 関西 とのみ記載された投稿者から投稿された体裁の, 8 月 7 日に入力された方と全く同意見です / もともと 足場代やシート代をただにする話で 塗装の単価を設定しているようです / 仕上りに関しては問題ありませんでした というものであった ( / は改行を示す 甲 4の5) 本件口コミ2も, 一般読者の普通の注意と読み方を基準にすると, 原告が, 塗装単価を ( 実質的に足場代やシート代を含めるように不当に ) 高く設定し, 足場代やシート代を無料にすると言って ( 不当に高額な見積りから割り引いたように見せかけ ) 不当な営業行為を行っているとの事実を摘示するものであり, 原告の社会的評価を低下させるものである 月刊積算資料 SUPPORT 2012 年 5 月号 ( 甲 7), 原告代表者の陳述書 ( 甲 8) 及び原告の見積書 ( 甲 9の1ないし5) によれば, 原 10
11 告の使用している見積書には 仮設足場 飛散防止養生ネット の欄があり, これらを無料にするとの営業行為は行っていないこと, 原告の塗装単価は公表されており, 実質的に足場代やシート代を含めた不当に高額の設定にはしていないことが認められるから, 本件口コミ2について違法性を阻却する事由も存在しないと認められる (2) 以上によれば, 本件口コミが原告の名誉権を侵害することが明らかであるから, その余の点について判断するまでもなく, 侵害情報の流通によって当該開示の請求をする者の権利が侵害されたことが明らかであるとき ( 法 4 条 1 項 1 号 ) の要件を充足する 2 争点 2( 発信者情報の開示を受けるべき正当な理由の有無 ) について原告は, 本件口コミの投稿者に対し, 損害賠償請求権等を行使する意向を示しているところ, その準備のためには, 被告から本件サーバーについて被告と利用契約を締結している者 ( 本件利用者 ) の情報を得, 本件利用者から本件サイト管理者の情報を得, 本件サイト管理者から本件口コミ投稿者の情報を得ることが必要であると認められるから, 本件利用者に係る氏名又は名称, 住所の情報は, 法 4 条 1 項, 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律第四条第一項の発信者情報を定める省令 1 号の その他侵害情報の送信に係る者の氏名又は名称, 同 2 号の その他侵害情報の送信に係る者の住所 として, 当該発信者情報が当該開示の請求をする者の損害賠償請求権の行使のために必要である場合その他発信者情報の開示を受けるべき正当な理由があるとき ( 法 4 条 1 項 2 号 ) の要件を充足する 本件口コミが本件サイトから既に削除されている ( 弁論の全趣旨 ) としても, 本件口コミの投稿者に対し, 本件口コミによって過去に原告が被った損害の賠償請求をするため, 原告に本件利用者に係る発信者情報の開示を受けるべき正当な理由が認められることに変わりはない 3 以上によれば, 本件請求は理由があるからこれを認容することとし, 主文の 11
12 とおり判決する 東京地方裁判所民事第 29 部 裁判長裁判官 嶋末和秀 裁判官 西村康夫 裁判官 石神有吾 12
平成 30 年 10 月 26 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 30 年 ( ワ ) 第 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 9 月 28 日 判 決 5 原告 X 同訴訟代理人弁護士 上 岡 弘 明 被 告 G M O ペパボ株式会社 同訴訟代理人弁護士
平成 30 年 月 26 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 30 年 ( ワ ) 第 21931 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 9 月 28 日 判 決 原告 X 同訴訟代理人弁護士 上 岡 弘 明 被 告 G M O ペパボ株式会社 同訴訟代理人弁護士 佐 藤 明 夫 尾 西 祥 平 塩川理恵 松本雄真 主 文 1 被告は, 原告に対し, 別紙侵害行為目録記載の行為に係る別紙発信者
最高裁○○第000100号
平成 28 年 2 月 15 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 17362 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 27 年 12 月 9 日 判 決 原告株式会社ティアラ 被告 A 同訴訟代理人弁護士冨田烈 同河野佑果 主 文 1 原告の請求を棄却する 2 訴訟費用は原告の負担とする 事実及び理由 第 1 請求被告は, 原告に対し,375 万円及びこれに対する平成
平成年月日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官
平成 27 年 11 月 5 日判決言渡同日判決原本領収裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 9005 号商号使用差止等請求事件 口頭弁論終結日平成 27 年 10 月 22 日 判 決 原告ユーシーシーホールディングス株式会社 同訴訟代理人弁護士岡田春夫 同瓜生嘉子 被告株式会社ユー シー シー 主 文 1 被告は, 株式会社ユー シー シー の商号を使用してはならない 2 被告は, 大阪法務局平成
令和元年 6 月 20 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 31 年 ( ワ ) 第 2629 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 31 年 4 月 16 日 判 決 5 原告日本コロムビア株式会社 原告株式会社バンダイナムコアーツ 10 原告キングレコード株式会社 原告ら訴訟代理人
令和元年 6 月 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 31 年 ( ワ ) 第 2629 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 31 年 4 月 16 日 判 決 原告日本コロムビア株式会社 原告株式会社バンダイナムコアーツ 原告キングレコード株式会社 原告ら訴訟代理人弁護士笠島祐輝 1 同林幸平 同尋木浩司 同前田哲男 同福田祐実 被告ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
平成 年 月 日判決言渡し 同日判決原本領収 裁判所書記官
平成 27 年 1 月 29 日判決言渡平成 26 年 ( ネ ) 第 10095 号不正競争行為差止等請求控訴事件 ( 原審東京地方裁判所平成 25 年 ( ワ ) 第 28860 号 ) 口頭弁論終結日平成 26 年 12 月 17 日 判 決 控訴人 ( 一審原告 ) X 訴訟代理人弁護士勝部環震 被控訴人 ( 一審被告 ) Y 被控訴人 ( 一審被告 ) 株式会社宝島社 両名訴訟代理人弁護士芳賀淳
とは, 原告に対する名誉毀損に該当するものであると主張して, 不法行為に基づき400 万円の損害賠償及びこれに対する不法行為日以降の日である平成 24 年 9 月 29 日から支払済みまで民法所定の年 5 分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である 1 前提事実 ( 当事者間に争いがないか,
平成 25 年 7 月 16 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官上原啓司 平成 24 年 ( ワ ) 第 24571 号損害賠償等請求事件 ( 口頭弁論の終結の日平成 25 年 6 月 6 日 ) 判 決 東京都武蔵野市 以下略 原 告 A 同訴訟代理人弁護士 小 倉 秀 夫 東京都足立区 以下略 被 告 B 主 文 1 被告は, 原告に対し,50 万円及びこれに対する平成 24 年 9 月 29
控訴人は, 控訴人にも上記の退職改定をした上で平成 22 年 3 月分の特別老齢厚生年金を支給すべきであったと主張したが, 被控訴人は, 退職改定の要件として, 被保険者資格を喪失した日から起算して1か月を経過した時点で受給権者であることが必要であるところ, 控訴人は, 同年 月 日に65 歳に達し
平成 25 年 7 月 4 日判決言渡平成 25 年 ( 行コ ) 第 71 号不作為の違法確認請求控 訴事件 主 文 1 本件控訴を棄却する 2 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 厚生労働大臣が平成 22 年 4 月 15 日付けで控訴人に対してした被保険者期間を411 月, 年金額を179 万 4500 円とする老齢厚生年金支給処分を取り消す
平成年月日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官
平成 28 年 3 月 15 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 7540 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 28 年 1 月 21 日 判 決 原告共和ゴム株式会社 同訴訟代理人弁護士久世勝之 被告さくらインターネット株式会社 同訴訟代理人弁護士小栗久典 同高瀬亜富 主 文 1 被告は, 原告に対し, 別紙発信者情報目録記載の情報を開示せよ 2 訴訟費用は被告の負担とする
に表現したものということはできない イ原告キャッチフレーズ1は, 音楽を聞くように英語を聞き流すだけ/ 英語がどんどん好きになる というものであり,17 文字の第 1 文と12 文字の第 2 文からなるものであるが, いずれもありふれた言葉の組合せであり, それぞれの文章を単独で見ても,2 文の組合
D-102 キャッチフレーズ 著作権侵害等差止等請求事件 : 東京地裁平成 26( ワ )21237 平成 27 年 3 月 20 日 ( 民 29 部 ) 判決 < 請求棄却 > キーワード 広告 ( 新聞 ウェブサイト ), キャッチフレーズ, 著作物, 不正競争 ( 商品等 表示 ), 一般不法行為, 競争関係の有無 事案の概要 1 本件は, 原告 ( 株式会社エスプリライン ) が, 被告
丙は 平成 12 年 7 月 27 日に死亡し 同人の相続が開始した ( 以下 この相続を 本件相続 という ) 本件相続に係る共同相続人は 原告ら及び丁の3 名である (3) 相続税の申告原告らは 法定の申告期限内に 武蔵府中税務署長に対し 相続税法 ( 平成 15 年法律第 8 号による改正前の
税務訴訟資料第 263 号 -249( 順号 12373) 東京地方裁判所平成 年 ( ) 第 号裁決取消請求事件 国側当事者 国 ( 国税不服審判所長 ) 平成 24 年 4 月 24 日棄却 控訴 判原告被告同代表者法務大臣裁決行政庁同指定代理人 決 選定当事者甲 ( 選定者は別紙選定者目録記載のとおり ) 国小川敏夫国税不服審判所長孝橋宏渡邊未来子野村昌也山口克也阿部晃子小板橋賢一甲斐香 主文
た損害賠償金 2 0 万円及びこれに対する遅延損害金 6 3 万 9 円の合計 3 3 万 9 6 円 ( 以下 本件損害賠償金 J という ) を支払 った エなお, 明和地所は, 平成 2 0 年 5 月 1 6 日, 国立市に対し, 本件損害賠償 金と同額の 3 3 万 9 6 円の寄附 (
平成 2 6 年 9 月 2 5 日午後 1 時 1 5 分判決言渡し ( 3 号法廷 ) 平成 2 3 年 ( ワ ) 第 4 1 号損害賠償請求事件 東京地方裁判所民事第 2 部 増田稔 ( 裁判長 ), 替藤充洋, 不破大輔 判決要旨 当事者 原告国立市 被告上原公子 ( 元国立市長 ) 主文 原告国立市の請求を棄却する 訴訟費用は原告国立市の負担とする 事案の概要 本件訴訟に至る経過 1 (
淡路町知財研究会 (松宮ゼミ)
淡路町知財研究会 ( 松宮ゼミ ) 大阪地方裁判所 平成 28 年 5 月 9 日判決言し 平成 26 年 ( ワ )8187 号審決取消請求事件 不正競争行為差止等請求事件 検索連動型広告 他 2018 年 5 月 26 日 ( 土 ) 藤岡茂 1 当事者 原告 ( 商標権者 ) 株式会社生活と科学社日用品雑貨, 洋品雑貨, 石けんの販売等を業とする株式会社インターネットに 石けん百貨 の名称で石けん等を取り扱う店舗サイトを開設し,
Webエムアイカード会員規約
Web エムアイカード会員規約 第 1 条 ( 目的 ) Web エムアイカード会員規約 ( 以下 本規約 といいます ) は 株式会社エムアイカード ( 以下 当社 といいます ) がインターネット上に提供する Web エムアイカード会員サービス ( 以下 本サービス といいます ) を 第 2 条に定める Web エムアイカード会員 ( 以下 Web 会員 といいます ) が利用するための条件を定めたものです
(2) 訴訟費用は 被告らの負担とする 2 被告国 (1) 本案前の答弁ア原告の被告国に対する訴えを却下する イ上記訴えに係る訴訟費用は 原告の負担とする (2) 被告国は 本案について 原告の被告国に対する請求を棄却する旨の裁判を求めるものと解する 3 被告 Y1 市 (1) 本案前の答弁ア原告の
平成 25 年 7 月 3 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 年 ( ) 第 号配当異議請求事件 口頭弁論終結日平成 25 年 5 月 22 日 判 決 原告被告被告被告被告 有限会社 X 国 Y1 市 Y2 株式会社 Y3 主 文 1 原告の請求をいずれも棄却する 2 訴訟費用は 原告の負担とする 事 実 第 1 当事者の求めた裁判 1 原告 (1) さいたま地方裁判所が同庁平成 年 (
求めるなどしている事案である 2 原審の確定した事実関係の概要等は, 次のとおりである (1) 上告人は, 不動産賃貸業等を目的とする株式会社であり, 被上告会社は, 総合コンサルティング業等を目的とする会社である 被上告人 Y 3 は, 平成 19 年当時, パソコンの解体業務の受託等を目的とする
平成 27 年 ( 受 ) 第 766 号損害賠償請求事件 平成 28 年 9 月 6 日第三小法廷判決 主 文 1 原判決中, 上告人の被上告人ら各自に対する1 億 6 500 万円及びこれに対する平成 20 年 1 月 23 日から支払済みまで年 5 分の割合による金員の支払請求に関する部分を破棄する 2 前項の部分につき, 本件を東京高等裁判所に差し戻す 3 上告人のその余の上告を却下する 4
平成 25 年 7 月 17 日判決言渡 平成 24 年 ( 行ケ ) 第 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 25 年 5 月 29 日 判 決 原 告 株式会社ファランクス 訴訟代理人弁護士 江 森 史麻子 同 呰 真 希 被 告 有限会社サムライ 訴訟代理人弁理士 小 谷 悦
平成 25 年 7 月 17 日判決言渡 平成 24 年 ( 行ケ ) 第 10441 号審決取消請求事件 口頭弁論終結日平成 25 年 5 月 29 日 判 決 原 告 株式会社ファランクス 訴訟代理人弁護士 江 森 史麻子 同 呰 真 希 被 告 有限会社サムライ 訴訟代理人弁理士 小 谷 悦 司 同 小 谷 昌 崇 同 川 瀬 幹 夫 同 脇 坂 祐 子 主 文 1 原告の請求を棄却する 2
資料 10-1 海外事業者を相手方とした発信者情報開示 差止請求について ( 神田弁護士ヒアリングメモ ) 平成 30 年 8 月 6 日 1. クラウドフレアに対する発信者情報開示請求について 自分が弁護士として権利者から海賊版サイトに関する相談を受けた場合 まず, サイト管理者の連絡先を調査し,
資料 10-1 海外事業者を相手方とした発信者情報開示 差止請求について ( 神田弁護士ヒアリングメモ ) 平成 30 年 8 月 6 日 1. クラウドフレアに対する発信者情報開示請求について 自分が弁護士として権利者から海賊版サイトに関する相談を受けた場合 まず, サイト管理者の連絡先を調査し, 判明しない場合はサーバー管理者の連絡先を調査するだろう サーバー管理者の IP アドレスとしてクラウドフレアの
民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資
民法 ( 債権関係 ) 部会資料 85 民法 ( 債権関係 ) の改正に関する要綱案の取りまとめに向けた検討 (18) 目次 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置... 1 第 2 時効の規定の改正に関する経過措置... 1 第 3 債権総則の規定の改正に関する経過措置... 2 第 4 契約総則 各則の規定の改正に関する経過措置... 4 i 民法 ( 債権関係 )
平成 年(オ)第 号
平成 25 年 ( 行ヒ ) 第 35 号固定資産税等賦課取消請求事件 平成 26 年 9 月 25 日第一小法廷判決 主 文 原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人の負担とする 理 由 上告代理人岩谷彰, 同水島有美, 同谷川光洋の上告受理申立て理由について 1 本件は, 被上告人が, 坂戸市長から自己の所有する家屋に係る平成 22 年度の固定資産税及び都市計画税
