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1 資料 2 他県の放置艇対策及び動向 (1) 事例 1: 長崎県 (2) 事例 2: 香川県 (3) 保管施設 規制措置の最近の動向 1

2 (1) 長崎県 ~ 全国で最初の泊地等保管施設導入事例 ~ 1. 経緯 1 平成 8 年プレジャーボート全国実態調査 県内( 三水域 ) の確認艇は11,500 隻放置艇は 7,000 隻 (61%) 放置艇が多く また放置艇率も高い 2 平成 9 年 プレジャーボート対策協議会設置 3 平成 10 年 長崎県プレジャーボート対策要綱の制定 港湾管理条例等の一部改正 プレジャーボート係留許可制 ( 泊地等保管施設 ) 開始 ( 以後他県は長崎県を参考に泊地等保管施設の導入を図る ) 4 平成 13 年泊地等保管施設のある全ての港湾で放置等禁止区域の指定 5 平成 22 年プレジャーボート全国実態調査 県内 ( 三水域 ) の確認艇は 8,088 隻放置艇は 2,785 隻 (34%) 放置艇数 放置艇率共に減少 2

3 (1) 長崎県 ~ 全国で最初の泊地等保管施設導入事例 ~ 2. 対策の概要 1 暫定係留施設 ( 泊地等保管施設 ) の設定施設本来の機能に支障の無い範囲で 全港湾の既存の防波堤内側の水域や護岸等の前面水域で暫定的な係留施設を設定した ( 約 50 港湾 450 箇所 ) 2 係船環 梯子の設置当面は個人が打設した係船環 梯子などを使用しながら 順次係船環 梯子を設置した 3 暫定係留施設のランク付け施設の利便性 ( 水深 静穏度 アクセス等 ) に応じて 5 段階にランク付けし 使用料にスライドさせた 4 地域格差の設定長崎市から島嶼部まで 地価を基礎に 4 地域に区分し地域格差を設定した 5 年間使用料 ( 係船料 ) 施設のランク 地域格差により 25 フィート (7,5 メートル ) 艇の年間使用料は 9,344 円から 58,400 円まで 24 通りの料金 3

4 (1) 長崎県 ~ 全国で最初の泊地等保管施設導入事例 ~ 3. 管理体制 1 使用料の使い方使用料は一般会計の収入になり 港湾課は直接的には使えないが みなし収入と考え 半分相当を係船環等の整備費に 半分相当を管理運営費に使うこととした ( 現在港湾だけで 年間 5~6 千万円の収入 ) 2 施設の管理フロー 料金徴収代行権限委譲納付 (100) (100) 県 市 町 交付金 (50) 業務委託 プレジャーボート泊地 利用者 委託料 (35) 漁協使用許可 施設の点検 指導 a. 県は市町にプレジャーボート泊地の使用等について権限委譲 b. 市町は利用者に使用許可を与え料金徴収を代行し 全額県に納付する c. 県は全額 100 のうち 50 を交付金として市町に交付する d. 市町は施設の点検等の業務委託をし 交付金 50 のうち最大 35 を委託料として漁協に支払う 県が市町を通さず漁協と直接業務委託を締結する場合や市町が漁協に業務委託をしない場合も例外的にある 4

5 (1) 長崎県 ~ 全国で最初の泊地等保管施設導入事例 ~ 4. 泊地の事例 長崎港香焼泊地 (B ランク ) 時津港西時津泊地 (C ランク ) 長崎港小ヶ倉泊地 (D ランク ) 長崎港神ノ島泊地 (E ランク ) 5

6 (2) 香川県 ~ 近隣県の事例 ~ 1. 経緯 1 平成 17 年度新しいルールの制定 放置等禁止区域の指定港湾内での船舶等放置の禁止 小型船舶用泊地の指定定められた指定区域内において保管係留 小型船舶用泊地使用料の設定係留には使用許可と使用料が必要 2 平成 18~19 年度新ルールを順次実施 3 平成 20 年 4 月県管理港湾全体 (23 港 ) で新ルールを実施 4 平成 20 年度末県管理港湾の放置艇は 18 年度約 2,400 隻から約 750 隻に減少 新たなプレジャーボート対策用の条例 要綱を設置するのではなく 既存の法制度 ( 改正を含む ) の中で実施 6

7 (2) 香川県 ~ 近隣県の事例 ~ 2. 対策の概要 ( その 1) 1 放置等禁止区域の指定 対象 全県管理港湾 区域 港湾区域並びに港湾隣接地域等の陸域 放置禁止物件 船舶 浮桟橋 2 小型船舶用泊地の指定プレジャーボートなど小型船舶の保管のために 公共水域内で管理上支障の無いエリアを小型船舶用泊地として位置づけ指定 3 泊地の区分 ( ランク ) 泊地の利便性等から 3 ランクに区分 泊地 A 係留施設の前面水域 泊地 B 外郭施設の前面水域 泊地 C 干潮時に干上がるなど係留条件の劣るもの 4 地域格差の設定港湾施設の他の使用料に合わせ高松港と高松港以外に区分して設定 高松港 10 に対し高松港以外は 8 の割合 7

8 (2) 香川県 ~ 近隣県の事例 ~ 2. 対策の概要 ( その 2) 小型船舶用泊地使用料 の設定 ( 条例改正 ) 小型船舶用泊地使用料 ( 円 /m/ 月 ) 高松港 泊地 A 630 泊地 A 500 泊地 B 500 高松港以外 泊地 B 400 泊地 C 400 泊地 C 320 県設置係船環 150 円 / 月 県設置はしご 450 円 / 月 私設浮桟橋は船の長さに加算して計算 小型船舶用泊地使用許可 使用料 : 年間許可 年額納付 高松港朝日地区 8

9 (2) 香川県 ~ 近隣県の事例 ~ 3. 管理体制 1 使用料 ( 係船料 ) の使い方みなし収入と考え 4 割を運営費 ( 交付金 ) 6 割を施設整備 簡易代執行 沈廃船処理 修繕費に使う ( 現状 )( 現在港湾だけで 年間 4 千万円以上の収入 ) 2 施設の管理フロー 県 権限委譲 納付 (100) 市 町 料金徴収代行(100) 交付金 (40) 使用許可小型船舶用泊地 利用者 a. 県は小型船舶用泊地の使用等について市町へ権限委譲 b. 市町は利用者に使用許可を与え料金徴収を代行し 全額県に納付する c. 県は全額 100 のうち 40 を交付金として市町に交付する 県が市町を通さない場合も例外的にある 漁協には基本的に業務委託をしない 9

10 (2) 香川県 ~ 近隣県の事例 ~ 4. 課題 対応 1 未申請者 ( 所有者が判明している不法係留船 ) 対策 所有者に対し港湾法違反により海上保安部に取り締まり要請 (1 名 2 隻 ) 行政代執行法に基づく不法係留船の撤去 ( 行政代執行 ) はしてない * この港湾法違反は 1 年以下の懲役 又は 50 万円以下の罰金 *( 参考 ) 八戸港では 23 人が 10 万円の罰金刑を受けている 2 所有者不明船対策 約 300 隻ある所有者不明船は順次撤去する ( 簡易代執行 ) *22 年度から 40 隻以上を撤去 10

11 (3) 保管施設 規制措置の最近の動向 1. 保管施設の動向 1) 泊地等保管施設の普及 1 放置艇の保管施設は 自治体の財政難等から整備費が小さく また利用者の低保管料ニーズにあった泊地等保管施設が主流 ( 県レベルでは 9 県 ) 泊地等保管施設 護岸等の前面水域を活用した簡易施設 暫定係留施設 2) 泊地等保管施設の施設概要 1 施設は 当面は個人が打設した係船環等を使うが 順次公共が整備 2 駐車場は地方部では確保されている ( 専用ではない ) 場合が多いが 都市部は確保されていない場合が多い 3) 泊地等保管施設の管理運営 1 料金の地域格差はあまり細分化せず 全県一律か 2 3 区分である ( 香川は高松港とそれ以外 高知は全県一律 ) 2 施設の利便性による料金ランクは 3 ランク程度が多い ( 香川 高知とも 3 ランク ) 3 管理運営方式は 地域の事情にあわせ港湾管理者の直接管理 市町の管理 また運営業務の一部を財団 漁協 利用者団体 民間事業者等に委託する等様々 11

12 (3) 保管施設 規制措置の最近の動向 2. 規制措置 1) 放置等禁止区域の指定 1 泊地等保管施設を整備した場合は 必ず港湾法の 放置等禁止区域 等を指定し 放置艇に対する規制を実施している 2 泊地等保管施設が無い場合でも 放置艇の撤去 発生防止等のために指定している港湾も多い 放置等禁止区域 みだりに船舶その他の物件を捨て 又は放置することを禁止する区域 違反した場合の罰則 監督処分 港湾法第 56 条の 4 第 1 項 同法第 56 条の 4 第 2 項 罰則 港湾法第 61 条第 2 項 船舶その他の物件の撤去命令 所有者不明船の簡易代執行 1 年以下の懲役又は 50 万円以下の罰金 2) 要綱 条例の制定 1 港湾法の放置等禁止区域以外にも 地域の事情を踏まえ独自のプレジャーボート対策要綱 条例を制定している県 市がある ( 要綱は 6 県 市 条例は 12 県 市 ) 2 最近の条例は規制を強化し 不法係留艇への立入調査 移動しない不法艇所有者に対する指導 勧告及び氏名公表 また不法係留艇の移動 撤去に関して規定したものが多い 3 また保管場所の確保を義務化した条例もある 12

13 ( 港湾法に基づく放置等禁止区域の指定状況 ) 31 港湾管理者 205 港湾で指定 平成 22 年 3 月現在 黒字は水域のみ指定船川港 (H20.2) 青字は陸域のみ指定秋田港 (H20.2) 赤字は水域 陸域ともに指定本荘港 (H20.2) 新潟港 (H15.4) 御前崎港 ( 水域 H17.3) ) ( 陸域 H19.8) 相良港 ( 水域 H17.8) ( 陸域 H19.8) 名古屋港 (H18.8) 大津港 竹生島港 (H18.5) 彦根港 長浜港 ( 水域 H18.5) ) ( 陸域 H19.10) 福井港 (H15.5) 西郷港 重栖港 (H14.2) 津居山港 (H17.1) 相生港 (H16.5) 姫路港 (H16.11) 鳥取港 (H14.6) 境港 (H19.2) 引田港等 6 港 (H19.11) 高松港等 5 港 (H20.1) 丸亀港 多度津港 (H20.3) 男木港等 4 港 (H17.5) 直島港等 10 港 (H19.11) 立石港 (H17.5) 衣浦港 (H15.12) 広島港 (H13.5) 尼崎西宮芦屋港大村港 (H17.5) 東播磨港 (H18.9) 甲浦港 (H20.3) 佐世保港 ( 水域 H15.3) 奈半利港 室津港 (H18.3) ( 陸域 H18.11) 手結港 (H16.12) 高知港 (H17.3) 長崎港他 69 港 (H13.3) 須崎港 (H14.4) 宿毛湾港 (H14.3) 上ノ加江港 (H20.3) 久礼港 (H22.1) 佐賀港 (H14.3) 清水港 (H20.3) 上川口港 (H17.3) あしずり港 (H14.3) 下田港 (H18.3) 以布利港 下ノ加江港 (H16.5) 尼崎西宮芦屋港 (H15.7) 清水港浜名港 苫小牧港 苫小牧港 (H14.3) 大湊港八戸港酒田港 大湊港 (H18.4) 八戸港 (H18.4) 酒田港 (H19.3) 加茂港鼠ヶ関港相馬港 加茂港 (H19.3) 関港 (H19.3) 相馬港 (H14.10) 小名浜港等 4 港 (H14.10) 茨城港等 7 港 (H16.9) 横浜港横須賀港熱海港 横浜港 (H19.11) 横須賀港 (H15.10) 熱海港 (H18.3) 伊東港 ( 水域 H17.3) ( 陸域 H19.8) 清水港 (H14.4) 浜名港 (H14.2) 那覇港 那覇港 (H17.3) 13

14 ( プレジャーボート対策条例 要綱等の指定状況 ) 全国の条例の制定状況 ( 条例 :12 県市, 要綱 :6 県市 ) 立入調査 所有者の公表 強制移動等 凡例条例制定要綱制定条例または要綱制定済の都市 ( ) は制定年 大阪府プレジャーボート対策要綱 ( 平成 6 年 ) 兵庫県プレジャーボートによる公共水域等の利用の適正化に関する要綱 ( 平成 13 年 ) 岡山県プレジャーボート対策要綱 ( 平成 3 年 ) 佐世保市プレジャーボート対策要綱 ( 平成 14 年 ) 神戸市民の環境をまもる条例 ( 平成 6 年 ) 広島県プレジャーボートの係留保管の適正化に関する条例 ( 平成 10 年 ) 滋賀県プレジャーボートの係留保管の適正化に関する条例 ( 平成 18 年 ) 秋田県港湾 河川の船舶利用適正化要綱 ( 平成 20 年 ) プレジャーボート等に係る水域の適正な利用及び事故の防止に関する条例 ( 平成 16 年 ) 東京都船舶の係留保管の適正化に関する条例 ( 平成 15 年 ) 千葉県プレジャーボートの係留保管の適正化に関する条例 ( 平成 15 年 ) 横浜市船舶の放置防止に関する条例 ( 平成 8 年 ) 横須賀市船舶の放置防止に関する条例 ( 平成 22 年 ) 神奈川県プレジャーボートの保管場所に関する条例 ( 平成 14 年 ) 長崎県プレジャーボート対策要綱 ( 平成 10 年 ) 和歌山県プレジャーボートの係留保管の適正化に関する条例 ( 平成 20 年 ) 高知県プレジャーボートの係留保管の適正化に関する条例 ( 平成 12 年 ) 静岡県プレジャーボートの係留保管の適正化等に関する条例 ( 平成 12 年 ) 14

15 (3) 保管施設 規制措置の最近の動向 2. 規制措置 3) 代執行 取締り 1 所有者不明船の撤去は FRP 船のリサイクル事業と合わせて 近年多数実施 2 所有者判明船の撤去は 話し合いを優先していること等から少ない 3 代わりに海上保安部等と連携し 所有者を取り締まる事例が出ている 放置艇 ( 不法艇ではない ) 放置等禁止区域の指定 所有者不明船 簡易代執行 ( 撤去 ) 船に対する措置 所有者判明船 放置艇 ( 不法艇 ) 人に対する措置 行政代執行による撤去 海上保安部と連携した取締 ( 撤去 ) 15

16 監督処分の実施 尼崎西宮芦屋港における簡易 行政代執行 西宮北護岸の旧県有桟橋を不法に使用する放置艇 107隻に対して 西宮ボートパークへの保管誘導 H19年7月 9月 説明会 移動対象艇 107隻 約半数がボートパークに移動 H20年2月 簡易代執行(6隻) H20年9月1日 戒告書の送付 41隻 H20年9月17日 代執行令書の送付 38隻 H20年9月24 25日 行政代執行の執行 6隻 写真 新聞記事参照 代執行当日の実施状況 職員85名 海上艇移動の様子 新聞記事 16

17 ( 海上保安部との連携による取締 ) 八戸港における放置艇の取締り H18 年 4 月 : 放置等禁止区域の指定 白銀ホ ートハ ーク供用開始 移動要請 H19 年 8 月 : 八戸港管理所から八戸海上保安部へ取締要請 H19 年 9 月 : 一斉検挙 (23 隻 (2 法人 23 名 )) 適用罪名 : 港湾法違反 ( 同法第 37 条の3 第 1 号 ) 同法第 61 条第 2 項第 2 号 ) その後 : 書類送検 略式裁判で全員に10 万円の罰金刑検挙以降放置艇は全て自主撤去 八戸港の取締りを踏まえ 広島港 高松港も実施 是正指導 是正勧告 法令等違反事実の通知 指示書 ( その他口頭指導 貼り紙 ) 勧告書 弁明の機会の付与 指導に従わない場合の対応方針の通知 弁明通知書 新聞記事 艇に対して実施 戒 告 行政代執行 監督処分 ( 撤去命令 ) 行政代執行に基づく最終通告 移動できない理由の弁明機会の付与 撤去命令書 期日を指定した移動命令 人に対して実施 戒 告 書 海上保安部との連携 ( 取り締まり要請 ) 海上保安部 呼び出し 取調べ 送 検 規制措置実施フロー 23 名分の捜査書類 17

2 対策の進め方第 2 段階 ア暫定係留施設への移動について 財団で簡易な桟橋 係留杭を設置し約 100 箇所 4,600 隻分の整備を行いました 不法係留船等 暫定係留施設整備後 イ暫定係留施設整備時期の簡易代執行等の実績について 平成 8 年当時の船艇全ての所有者が判明した訳ではありませんでした 沈廃 船も約 220 隻存在したため 水域管理者は簡易代執行と廃棄物としての処理を 行い 11 年度から

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