短期入所重度者 ( 多動, 医療行為 ) の対応できる事業所が少ない緊急で早急に対応が必要なケースの受け入れ先がない介護者の入院等で期間が長くなった場合, また, 家庭の事情で引き離しが必要な場合など受け入れ先を探すことがとても困難な状態にある利用がなければ報酬が入らないために短期入所のみの

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ほだかおまた
7 years ago
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1 5 現状と課題及び事業所アンケート結果を踏まえ, 第 4 期計画で目指すこと ( 案 ) (1) ニーズに対応できていないサービスの改善に向けた具体的取組の実施市町村には, 障害者が希望するサービスを利用できるように提供体制を確保することが求められている国は, 必要なサービスを確保するために, 市町村は事業を行う意向を有する事業者の把握に努めた上で, 広く情報提供を行う等により多様な事業者の参入を促進する等の工夫を図ることが適当であるとしているしかし障害者自立支援法の施行以後, 大半のサービスの事業者が増加する中で, 利用者から見て利用できる事業所が実質的に増えていないサービス ( 提供体制が進まないサービス ) が依然としてあり, それらは事業者にとって運営上負担となるサービスであることから, 現状では変化が難しく, 行政の何らかの支援がなければ改善が望めないという状況が明らかになってきている第 3 期計画においても, 行動援護や生活介護, 短期入所に関してサービス提供体制に課題があることを指摘していたが, 具体的な対策を伴っていなかったため, 状況を大きく変えるには至らなかったところであり, 今回のアンケートでもこれらのサービスが改善されていないことが改めて確認された事業所へのアンケートにより, 課題とされた内容の例課題があるサービス行動援護事業所が1か所しかなく利用できない事業所数が少なく, 職員も不足していて, 利用希望があっても断られている生活介護重度対応, 特に医療的ケアが可能なところが少ない対応可能な時間が短い入浴対応が可能な場所が少ない特に身体に対応した事業所が少ないサービスの提供体制が進まない理由 ( 主なもの ) リスクの高さに対して単価が低い資格のある職員の確保が困難資格を取るために結構高額の研修費が必要であったと記憶しています看護師確保 ( 賃金, 人材 ) が困難設備投資に費用がかかる現状の人員や設備では対応が困難利用需要の見込が立てづらい地域のニーズ把握不足改善のため, 市に対して求める取組 ( 主なもの ) スタッフが一人で危険回避をするために, かなりのスキルが求められる衝動性, 多動性, 自傷, 他害などの障害特性によって, 二人対応の単価を出していただけたら, もう少し事業所が増えるかもしれない医療依存度の高い利用者にサービス提供可能な事業者に対する施設, 設備整備への助成生活介護の各事業所の状況を詳しく把握して, 受入可能と思われる事業所をピックアップ, さらに具体的な受入プランなども提示して重度の受入を促進しては 1

2 短期入所重度者 ( 多動, 医療行為 ) の対応できる事業所が少ない緊急で早急に対応が必要なケースの受け入れ先がない介護者の入院等で期間が長くなった場合, また, 家庭の事情で引き離しが必要な場合など受け入れ先を探すことがとても困難な状態にある利用がなければ報酬が入らないために短期入所のみの専門職員の配置が困難となっている利用者の確保が必要になるが, 確保することを優先すると緊急時の利用が困難となり必要とする人の受け入れ先がない状態になる職員の確保が民間事業所で厳しい ( 事前情報なしの突発利用に対応が難しい ) 空床を常に確保するためには, 利用者 1 人当たりの床面積 8 m2と, 緊急時に対応できるスタッフの両方を確保しなければならないそこで普段遊ばせておけるだけの単価, または助成があれば対応できるかもしれない不特定多数の利用者を受け入れる訳ですから, 緊急時の場合, どうしても情報不足に陥りがちになる何かあってからでは, どうすることもできない市としてどれだけ保障に関わってもらえるのか, 事業所として一番関心のあるところではないでしょうかアンケートにおいてある事業所から指摘があったとおり, 今の障害福祉において, 市が直接的に事業に関わることは難しいため, 実際の事業展開や事業所数を増やすということに関しては, 各民間法人に頼ることになるこのたびのアンケートにおいて, 事業所がサービス改善のために市に対して望んでいることの具体的内容が把握できたところであり, 改善を求める声が強かったサービスについて, アンケートへの回答であげられた要望や提言を踏まえた具体的な市の支援策を計画に盛り込み, サービス提供体制の強化を目指す (2) 障害者や介護者の高齢化に備えた居住サービスの充実の必要性国は施設入所者の地域生活への移行を推進することを目指し, 地域における居住の場としてのグループホームの充実を図ることを市町村に求めているこのため入所施設は縮小傾向にあるが, 一方では現在在宅生活を送っていても, 将来家族が介護できなくなった時などの安心のために, 入所施設の充実を望んでいる人もまた少なくない今後, 障害者及び介護者の高齢化に伴い, 親亡き後を見据え, 終の住みかへの期待がますます高まることが予想されるが, 入所施設の拡大が困難な現状をふまえれば, グループホームへの期待が大きいグループホームの定員は着実に増加しており ( 平成 24 年度末 417 人平成 25 年度末 451 人 ), 数字的には順調に拡大しているサービスであるが, 地域での暮らしの安心感をもたらすには至っていないグループホームについては, 報酬の面から職員の夜間常駐などが困難であるとされており, 緊急時の対応などへの不安が事業者利用者ともにあることが見受けられる 2

3 グループホーム事業の課題サービスの提供体制が現状の課題進まない理由 ( 主なもの ) 空室状態で待てる事業所がないので, 入りたいと言われても偶然がない限り利用できない重度者が利用できる場所が少ない夜間や休日の支援が手薄建物に対する基準が厳しく, 増やしにくい事業所が少ないこともあり, 高齢者の方が入居しているグループハウスへの入居支援が増加しているしかし, 障害に対しての専門的知識が乏しく困難ケースの方の対応ができないために利用を断られることがあった障害に対しての専門的知識のあるグループホームの充実を図ることが必要と思われる利用者ありきのサービスであるため, 利用予定なく申請することはないので, 事実上常に空きがないため報酬単価が低いために充実した職員配置ができない ( 常勤職員を配置することができず非常勤職員で対応する事業所が多い ) 看護師などの専門職を配置するだけの報酬単価が見込めないグループホームの建築基準等のため, 開設費用がかかりすぎる土地, 建物の確保の問題が大きいと思われる精神や発達障害の対応は難しい面が多く, 対応できる職員事業所が限られている改善のため, 市に対して求める取組 ( 主なもの ) 配置人員を増員できるよう, それなりの報酬をつけてほしい働く人が魅力を感じることができるような報酬体系の整備をしてほしい報酬単価が低く, 職員の確保が難しいのが現状また, 建築基準法, 消防法を順守するために, 借家でのホーム新設は難しくなるしかし新設は土地確保, 建築費も必要で, もっと資金が必要この二つの問題を解決するためには新設当初の補助金, 運営のための補助金が必要グループホームを希望する人たちの期待リストが必要である時々, 退所することによって空きができることがあるその際, 誰が必要としているのか把握することは, 単独の事業所ではできないため, 長いこと空きが埋められないことがある市としては平成 24 年度にグループホームの創設増築のために補助金を交付するなど, これまでも支援に取り組んできているが, 今後ともグループホームの整備を引き続き推進していくその際は, グループホームを必要としている重度障害者が増えてきているという状況を踏まえ, 介護ニーズに対応しようとする法人の積極的な努力を評価する方向で市としての支援の在り方を検討する必要がある今までのグループホームは施設から出て利用という流れだったが, 在宅からグループホーム ( 自立, 親の高齢化のため ) への移行の時代になってきていると思う家庭から重度, 多様性, 高齢化した人たちが利用するグループホームとして施設整備, 職員配置など, 求められるものが地域の中の当たり前の生活を送るための必要な支援になると思う ( グループホームの事業所よりの意見 ) 3

4 (3) 障害福祉サービス費の予算増の抑制につながる取組の普及障害福祉サービス費の大幅な増加が今後も継続すれば, いずれ地域生活支援事業の縮小が避けられないことになるおそれがある必要とされる障害福祉サービスの提供体制を確保することを目標とする障害福祉計画としては変則的であるが, 現状はニーズに対応できていないサービスの改善を目指す一方で, 障害福祉サービスについて, 質を落とさずに事業費増の抑制を図るための手法も検討しなければならない状況にあると考えているこのために行政事業所関係機関市民などが取り組めることは何かという問いに対して, 事業所から, 幅広い視点から多くの意見が寄せられた地域全体で, 子どもや障害者などの弱者に対する見守りや, 関わりが必要と思われるサービスありきから地域での見守りへと, 社会全体が変わっていくことが必要ではないだろうかまず町内から, そして地域へと広がっていってほしいと思う障害を持っている方へのサービスの提供はあくまで福祉事業者や一部の従事者などであり, 地域社会 ( 市民 ) にはまだまだ受け入れられていないと感じる福祉事業者等で対応が出来ても, 地域社会で同じように対応してもらえるほどの障害への認知度は低いと感じます難しいとは思いますが, 我々が行っている事がもう少し市民の皆様に認知されるよう, 解りやすい宣伝 (?) などがあれば良いかと考えますかなり古くから聞く話ですが, 伊達市では知的障がいについて街ぐるみで支援がされていて障がい特性についての説明書きも当たり前のように街中に掲示してあるといった話をききましたそのため町の人も意識が高いそうです障がい者と一括りにしても特性によって対応は様々です困っている人を見て手助けしたいと感じる人は多くいると思いますがどう助けたらいいのかかえって失礼ではないかと考える人にとっては具体的知識を提供し実際の行動に繋がるようになれば, 障がいを持つ人にとって住みよい街になりますし, 障がいサービスの底上げや予算抑制にもつながる可能性はあるのではないでしょうか障害児に関しては, 育児不安の解消などの子育て支援策が, 結果として福祉サービス利用の減少につながるという趣旨の指摘が多かった早期療育は大切だとは思いますが, 本当に子供への支援が必要なのか, 親御さんの子供へのかかわり方のみで改善できるのか, 感情論をまったく抜きに見極めることができるかどうか, だと思いますそのためには, 福祉サービスに依存した形態を改め, 社会資源が育児相談を気軽にできる場所を増やして, 育児の孤独から解放していけるといいと思いますある程度の経験と知識, 人格を持った障害者の親が, 幼い障害児を育てている親に助言する機会があるだけで, やみくもに福祉サービスに頼らなくても良い状況が生まれる方もいるんじゃないかと思いますいずれにしても, 障害福祉の分野だけで完結するものではなく, 具体的な取組とするまでには困難なものが多いが, アンケートで寄せられた幅広い意見提言を計画に盛り込み, 今後の議論の出発点とする 4

5 (4) 聴覚障害者等のコミュニケーション支援を行う人材育成の強化聴覚障害者が必要としているコミュニケーション支援に関する事業は, 全国共通の障害福祉サービスではなく, すべて地域生活支援事業に位置づけられているそのため, 地域生活支援事業の充実が厳しくなっている本市の現状において, 聴覚障害者は, 障害福祉サービスに係る事業費の増加に伴う近年の障害者福祉費の予算の伸びをほとんど実感できない状況にある平成 25 年 4 月 1 日に施行された障害者総合支援法により, 意思疎通支援を行う者の養成を行う事業が強化されたこれにより盲ろう者向け通訳介助員の養成研修が新たに中核市の業務となり, 従前からの手話通訳者や要約筆記者と合わせ, 人材を養成する業務がより重要になっている聴覚障害者等のコミュニケーションを広く保障するためには, 必要な時に手話通訳や要約筆記などの業務に従事できる人材が確保できていなければならないが, 登録人数は 50 人以上いても, 就労等により日中の活動ができない通訳者が多いこともあり, 人材は常に不足がちとなっている人材の育成には長い時間を要するが, 他の機関ではできない行政の責務であり, 着実に進める必要がある平成 26 年 3 月 25 日に旭川市議会から国に提出された手話言語法 ( 仮称 ) の制定を求める意見書手話とは, 言葉を音声ではなく手や指, 体などの動きや顔の表情を使う独自の語彙や文法体系を持つ言語である聾者にとって手話は, 聞こえる人たちの音声言語と同様に, 情報獲得とコミュニケーションの手段として大切に守られてきたが, 一方では, 聾学校で手話が禁止されたり, 社会で手話を使うことで差別されてきた長い歴史があったしかしながら,2006 年 12 月に採択された国連の障害者権利条約には, 手話は言語であることが明記され, また障害者権利条約の批准に向けて日本政府も国内法の整備を進め,2011 年 8 月に成立した改正障害者基本法では全て障害者は, 可能な限り, 言語 ( 手話を含む ) その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保されると定められたまた, 同法第 22 条において国及び地方公共団体に対して障害者の情報利用に配慮する施策を義務づけていることから, 国が手話を言語として普及, 研究することのできる環境整備に向けた法整備を実現することが必要であると考えるよって, 国においては, 手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め, 聞こえない子どもが手話を身につけ, 手話で学べ, 自由に手話が使え, さらには手話を言語として普及, 研究することのできる環境整備を目的とした手話言語法 ( 仮称 ) を制定するよう強く要望する市に対しても手話言語条例 ( 仮称 ) の制定を求める動きがあるが, 手話通訳者の十分な確保がなければ, 法令にふさわしい効果をあげることは困難である 5

も少なくありませんこうした状況に鑑み舞鶴市は言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するためこの条例を制定するものです 2. 条例の

も少なくありませんこうした状況に鑑み舞鶴市は言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するためこの条例を制定するものです 2. 条例の舞鶴市言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の骨子 ( 案 ) 1. 条例制定の背景障害の有無に関わらず社会経済文化その他あらゆる分野の活動に参加し心豊かに暮らすためにはお互いの意思や感情を伝え合うコミュニケーション手段の確保が極めて大切です舞鶴市では昭和 21 年に聴覚障害者が舞鶴ろうあ協会を昭和 23 年に視覚障害者が