行政基準 行政指導指針は (ⅰ) 行政作用を行う複数の行政機関に対して 事務処理の統一を図るために一つの行政機関が定めるものと (ⅱ) 行政作用を行う行政組織 行政機関が自らの事務処理のために定めるもの ( 例 判例集 93 事件 ) に分類できる (ⅰ) の典型は 本省が地方支分部局に対して発する

Size: px
Start display at page:

Download "行政基準 行政指導指針は (ⅰ) 行政作用を行う複数の行政機関に対して 事務処理の統一を図るために一つの行政機関が定めるものと (ⅱ) 行政作用を行う行政組織 行政機関が自らの事務処理のために定めるもの ( 例 判例集 93 事件 ) に分類できる (ⅰ) の典型は 本省が地方支分部局に対して発する"

Transcription

1 (3) 法規命令と行政規則の二分論の限界私人の行態の定め行政組織の定め私人に対する拘束力 ( も ) 法規命令 1 行政組織内部での効力 ( のみ ) 2 行政規則 1 法律の委任を受けて 行政機関が政省令の形式で行政組織の構造を定めることがある ( 省組織令 組織規則等と称される 国家行政組織法 7 条 5 項 6 項 8 条 8 条の 2) 行政機関がこうした政省令に違反した場合 私人は管轄違いの違法等を主張できる 2 私人の法的地位 ( 権利義務 ) さらにより広く 行政機関があるべきと考える私人の行態について 行政規則として定められる場合 この行政規則は 法規命令と異なり 私人を直接拘束する効力は持たないとしても 私人に対して何らかの法的な効果を持つのではないかが 問題となる 行政規則の外部化現象 行政規則の外部効果 といわれる問題である ( (4)) (4) 行政基準 行政指導指針 ( 塩野 Ⅰ99~110 頁 ) [ 文献 ] 平岡久 行政立法と行政基準 (a) 内容による分類 - 行政基準 行政指導指針上記 (3)2に該当する行政規則は 内容によって 次のように分類できる 1 まず 私人の法的地位 ( 権利義務 ) について定める行政規則 これを 行政基準 と呼んでおく ( ) 行政基準 の語は論者によって異なる意味に用いており 確立した語法がない ここではあくまで 説明の便宜のために語を用いることに注意 行政基準には 次のようなものがある (ⅰ) 申請に対する処分に関する 審査基準 ( 行政手続法 2 条 1 項 8 号ロ参照 例 判例集 事件 ) (ⅱ) 不利益処分に関する 処分基準 ( 同ハ参照 例 判例集 93 事件 ) (ⅲ) 行政法令が規定する許認可の必要な行為や 禁止される行為について定める 適用基準 ( 塩野 Ⅰ299 頁 例 判例集 160 事件 R の事案 ) (ⅳ) さらに 公権力の行使以外の 行政契約に関する基準 ( 例 契約に関する給付規則 - 判例集 171 事件 ) 2 行政基準のように私人の法的地位について定めるのではなく 単に私人に特定の行為を求める 行政指導指針 がある ( 行政手続法 2 条 1 項 8 号ニ参照 判例集 177 事件の指導要綱 ) (b) 他の分類法 1 策定主体による分類 41

2 行政基準 行政指導指針は (ⅰ) 行政作用を行う複数の行政機関に対して 事務処理の統一を図るために一つの行政機関が定めるものと (ⅱ) 行政作用を行う行政組織 行政機関が自らの事務処理のために定めるもの ( 例 判例集 93 事件 ) に分類できる (ⅰ) の典型は 本省が地方支分部局に対して発する通達である ( 例 判例集 92 事件 ) 国の各大臣が法定受託事務 ( ) に関して地方公共団体に対して定める 処理基準 は ( 地自法 245 条の 9) もはや 通達 行政規則 ではないが( Ⅱ1(3)(c)) 行政作用を行う地方公共団体を拘束する行政組織間の定めとして ここでいう (ⅰ) の行政基準 行政指導指針に含めることができる これに対し 国の各大臣が地方公共団体に対して発する 技術的助言 勧告 は ( 同法 245 条の 4) そもそも行政作用を行う地方公共団体に対する拘束力がないので (c) 以下に述べるような私人に対する効果は持たない ( ) 現在の地方自治法は 地方公共団体の事務を 自治事務と法定受託事務に二分している (2 条 8 項 9 項 ) 大まかに言って 前者は国の関与が弱い事務 後者は強い事務であり 後者に当たる事務は個別に法律に列挙される ( 例 都市計画法 87 条の 5) かつての機関委任事務のかなりの部分が 法定受託事務に移行された 2 法的性質による分類また 行政基準の法的性質による分類として (ⅰ) 行政機関が裁量を行使する基準を定める 裁量基準 と ( 例 判例集 92 事件 ) (ⅱ) 法令の解釈について定める 解釈基準 を ( 例 判例集 160 事件 ) 区別できる 3 形式 名称行政基準 行政指導指針は 発出者 ( 各省の局長 課長等バラバラである ) と宛先 ( 行政機関の場合 関係団体の場合等がある ) を示して 通知 の形式で定められる場合が多い 名称も 規程 要綱 事務取扱 最近ではガイドライン等 様々である (c) 私人による行政基準の援用可能性行政機関が行政基準に従うよう私人が請求するための根拠として どのような一般法原則を用いることが考えられるか ( 例えば 補助金交付要綱の定める要件を満たす私人が 補助金交付を求める場合 ) 塩野 Ⅰ102~107 頁およびⅠ2(3) を読んで 考えなさい ただし判例集 6 131R3 (d) 行政基準等により定着した行政実務の変更の手続行政基準に従うなどして行政実務が定着している場合 それを変更するには どのような一般法原則により どのような手続をとることが要請されるか 判例集 93 判決 160 判決 27 3 判決およびⅠ2(3) を読んで 考えなさい (e) 行政基準の策定 ( 努力 ) 義務 公表義務 42

3 (c)(d) は既存の行政基準の効果の問題であるが さらに行政手続法は 5 条 12 条で 処分庁が 審査基準 を策定 公表する原則的な義務 および 処分基準 を策定 公表する努力義務を規定した ( 塩野 Ⅰ293~294 頁 301 頁を参照 なお Ⅰ2(3)(b)2) 行政基準が 個別事案における行政庁の恣意的な不平等取扱いを排除し 私人にとって行政決定の予測可能性を高め さらに 行政の判断プロセスを段階づけて決定の合理性を担保する意味を持つことが 明確に認められたものといえる (f) 判断過程の統制法理による場合の裁量基準の効力解釈基準は確かに 私人が援用できる 逆に言うと 行政機関が基準を適用しないで決定を行うことは 手続法上の違法に当たる ( (c)) しかし解釈基準は 私人や裁判所を拘束はしない つまり法的には 私人は行政基準を無視して行政決定の違法を主張でき 裁判所は行政決定の実体法上の違法性を 行政基準を無視して判断できる しかし 裁判所が行政機関の判断過程の合理性を審査するという 最近の行政裁量の統制方法に従うと ( Ⅲ2) まず裁量基準に合理性があるか 次に裁量基準を個別事案に適用した判断過程に合理性があるかといった枠組で 裁判所は行政決定の実体法上の違法性を判断するよう拘束され 私人は行政決定の違法性を主張するよう拘束されることになる ( 判例集 126 判決 ) (g) 法規命令との差異化 - 個別事情 適時性考慮義務による行政基準の効力の相対化しかし翻って 法律の委任のない行政基準が 法規命令と実際上ほぼ同様の効果を持つことにならないか? - 行政機関は 個別事案に関する決定に当たり 一般的には行政基準を適用するとしても 個別事案に特殊な事情 および個別事案に適用する時点において基準の根拠が維持されているかを審査し 個別事案の特殊性 あるいは基準がもはや古くなったことを理由にして ( 理由付記義務があれば理由中に示して ) 基準から逸脱することが許容ないし要請される と解される ( 一般的にではないが 芝池 総論講義 295 頁 塩野 Ⅰ106 頁 小早川 下 Ⅰ25 頁等 ) この意味で 行政基準の効力は柔軟性を持ち 法規命令の硬い拘束力から区別される 判例集 91 判決 92 判決 (h) 行政基準の発出が私人の行為に影響を与えた場合の国家賠償など 判例集追補 160R2 掲載の 2 つの最高裁判決 (5) 行政立法のコントロール (a) 行政立法手続 ( 行政手続法 38 条以下 塩野 Ⅰ 314~318 頁 ) (b) 司法審査行政立法の違法性は 行政行為など個別の行為が行われる段階で 取消訴訟などにおいて付随的に争うことができる ( 判例集 157~159 事件など ) - 行政行為など個別の行為が行われる前に 行政立法の違法性を主張して 自ら 43

4 の法的地位を確認する訴訟を提起することが考えられる ( 行訴法 4 条の公法上の当事者訴訟に当たる ) 例えば行政判例百選 Ⅰ52 事件においては 異宗徒埋葬義務不存在確認訴訟などが考えられる - 自らの法的地位に関わらない部分も含めて 行政立法全体の違法無効を宣言する判決を求める訴訟 ( 規範統制訴訟 ) は 日本では法定されておらず 一般には不適法と解されている (6) 条例 規則 ( 塩野 Ⅲ167~173 頁 ) 地方公共団体の議会は条例 長は規則を定めることができる ( 憲法 94 条 地方自治法 14 条 15 条 ) 両者は私人に対しても規律力 拘束力を持つ (a) 法律の留保と条例日本では一般に 法律の留保 に関して 条例が法律と同じ効力を持つ つまり 法律の根拠がなくても条例の根拠によって私人の自由や財産を侵害する作用ができる と解されている - ただし 特に 法律で定める との規定がある場合や ( 憲法 29 条 2 項 ) 特別に重大な人権侵害効果を持つ行為については 条例だけで可能か 議論の余地がある ( 憲法判例百選 107 判決 判例集 19 判決 ) (b) 法律と条例の抵触条例は法律に違反してはならない ( 憲法 94 条 地自法 14 条 ) 問題はどのような場合に 違反 するといえるかである 1 法律から独立の条例 ( 並行条例 ) の場合判例集 16 判決が重要なリーディングケース ほかに 判例集 判決 2 法律の定める制度に付加される条例 ( 法律規定条例 ) の場合近年学説上議論されているテーマである 行政法の争点 (3 版 )160~161 頁に 都市計画法 33 条 3 項 4 項 ( 政令で定める基準に従い 条例で ) および墓埋法 10 条 ( 墓地経営等の許可 許可要件の定めがない ) を例にして (ⅰ) 法令を 標準設定 標準法 と見て 条例制定の余地を広く認める説 (ⅱ) 逆に法令を完結したものと見て 条例を国の行政立法と同様の範囲でのみ許容する説という 両極が挙げられている 3 行政の法形式 行為形式 (2) 行政行為 (1) 意義 ( 塩野 Ⅰ111~115 頁 ) 行政行為は 行政活動の法形式 ( Ⅰ1(4)) の一つである ( 一つでしかない ) 実定法に直接には定義されていない 学問上の概念である 行政個別法を理解するためには 行政行為 44

5 に関する規定を見つけて 行政行為がどのような要件でなされ どのような効果を持つかを明らかにすることが 重要な手掛かりになる そして 行政過程における多様な行政活動を理解するためには 行政行為との相違や関係が 重要な ものさし になる すぐ次に述べるように 行政行為は 行政機関が法を適用しつつ いわば自ら法を定める行為であり 法治国原理に従った行政活動の特徴を最も典型的 集約的に表しており 法治国原理の諸法理が最も典型的 集約的に適用される モデル であるからである 沿革 Justizförmigkeit der Verwaltung 三段階モデル (2) 定義 (a) 行政行為は 規律 である すなわち 法 ( 私人の法的地位 権利 義務 ) を判断 決定 表示し 私人を拘束する行為である ( 塩野 Ⅰ115~123 頁 ) ( 行政行為が規律として法的拘束力を持つこと を厳密に言い換えると 行政行為の示す法に抵触する主張をするには 行政行為が上位の法規範 ( 法律など ) に違反することを理由に 行政行為を取り消し あるいは 行政行為が無効であると主張しなければならない ということ ) この意味で行政行為は 規律の性格 拘束力を持たない 事実行為 ( 例 行政指導 公表 さらに具体的な例として 海難審判の原因裁決 ( 最大判昭和 民集 15 巻 3 号 467 頁行政判例百選 164 判決 現在は運輸安全委員会による事故等調査 ) 住民票の続柄の記載 ( 判例集 84)) から区別される 1 行政行為は どのような私人の法的地位を決定するかに応じて分類できる 私人の作為義務を定める 下命 不作為義務を定める 禁止 法律が一般的に定める不作為義務を解除する 許可 作為義務を解除する 免除 包括的に私人に資格を付与することを定める 特許 私人から資格を奪うことを定める 剥権行為 私人に財やサービスを給付することを定める 給付決定 等 このような行政行為の学問上の分類と 法令上の用語とは 必ずしも一致しない ( この点は2 以下も同様 ) 例えば 特許法にいう特許( 5) は 学問上は特許ではないといわれる 法令上 認可 といっても 学問上は 許可 に当たるものがある 等 いずれにせよ1の分類自体は 頭の整理以上の意味を持たない 2 許可 には 私人がある種の行為を行う事前に必ず行政機関が公益適合性をチェックするために制度化されている許可と それだけに留まらず 許可される場合が例外であることも意味する 例外許可 とがある ( 例えば 市街化区域における開発許可と 市街化調整区域における開発許可 都市計画法 33 条 34 条 ) この区別は 理念型であり 現実の許可制度がどちらか一方にきれいにあてはまるわけではないが 各行政個別法の定める許可制度の趣旨を理解する手掛かりになろう ( 例えば 判例集 157 の登録制度の例外許可的性格 2(2)(d)) 45

6 (b) 3 許可あるいは特許を得ずに行った私人の行為が 民事法上の法律行為としての効力を一律に否定される場合 この許可あるいは特許を 認可 という ( 例 農地の権利移動の許可 農地法 3 条 ) 民事法上の法律行為としての効力を個別の事情に応じて否定される場合もある ( Ⅱ3(2)(b)2) 認可制であることは 法律が明示に定めている場合もある ( 例 農地法 3 条 4 項 ) そうでない場合 法律行為の効力は 関係する行政個別法と民法の解釈によって判断しなければならない ( Ⅱ3(2)(b)2) 認可を受けても 民事法の定める法律行為の有効要件が満たされていなければ 法律行為は無効である 逆に認可がなくても 認可の直接の対象以外の部分について法律行為の効力が否定されるわけではない ( 判例百選 Ⅰ15 判決および解説 ) 4 行政行為には 人の要素に ( も ) 着目して行われる対人処分と 専ら物の要素に着目して行われる対物処分がある 両者は 個別法の趣旨を基準に区別される ( 判例集 123 阿部 行政法解釈学 Ⅰ347 頁 ) 5 準法律行為的行政行為 という概念は 現在では一般に使われていない ただし かつて準法律行為的行政行為と呼ばれた行為の中には 規律の性格 拘束力 あるいは後で述べる不可争力を 完全には備えていないが 手続法 争訟法において形式的に 行政行為と同様に扱われているものがある点には 注意を要する この点については やや難しい判断になるが 各個別法の規定を分析して判断する必要がある 例えば - 民事法上の法的地位に関する公証 受理等 ( 登記 - 不動産登記法 124 条 128 条 130 条 ( 行審法 14 条の適用除外 )- 最判平成 判時 婚姻届出受理 - 民法 739 条 740 条 戸籍法 117 条の 条 119 条の 2 特許 ( 拒絶 ) 査定 - 特許法 49 条 51 条 121 条 123 条 - 判例集 120 判決 (R も参照 ) 供託 - 供託法 1 条の 3 1 条の 4 1 条の 8( 行審法 14 条の適用除外 )- 最大判昭和 民集 24 巻 7 号 771 頁 ( 判例百選 Ⅱ198 事件 )) - 技術基準適合性の判断 ( 詳しくは 11 章で説明する 建築確認 - 建築基準法 6 条 9 条 - 最判昭和 民集 38 巻 10 号 1169 頁判例百選 Ⅱ181 事件 開発許可は制度も性質も異なるが 建築確認と同様に理解した疑問のある判決として 最判平成 民集 47 巻 7 号 4955 頁判例百選 Ⅱ181 解説末尾 ) - 強制措置の準備 ( 行政代執行の戒告 - 行政代執行法 3 条 ) - 自動確定 ( ) する租税に関する簡易迅速な手続 ( 判例集 122- 登録免許税過誤納金還付等に関する通知の拒否通知 ) ( ) 後述コラム参照 行政行為は 一方的 な規律である この点で 同じく規律の性格を持つが 合意に 46

7 (c) (d) 基づく 契約 から区別される もっとも 申請に基づく許可などは 一方的 ではなく 申請をした私人と許可を行った行政庁との意思の合致に基づいているように見える しかし 行政行為の定義でいう一方性はあくまで 行為の形式 ないし行為の形式を定める法律の文言の上で 申請 許可のように 私人の行為と行政機関の行為とが非対称なものとされていることを指す 行政行為は内容が 具体的 な規律である この点で 同じく規律の性格を持つが 抽象的な内容の法規命令 ( 政省令など 2(2)) から区別される もっとも 内容が具体的であるが 名宛人が特定されていないという意味で一般的な行政行為がある 一般処分 と言われる 万人に道路の自由使用を認める供用開始決定 ( 判例集 116 判決 Ⅱ3(2) コラム ) などである 判例集 162( みなし道路 ( 建築基準法 42 条 2 項 ) の一括指定 ) 行政行為は 私人 ( 行政組織のいわゆる外部 ) に対する行為である この点で 行政組織の 内部行為 から区別される ( Ⅱ1(3)(a)) 内部行為の例として 消防長の同意 ( 判例集 59 判決 ) (3) 法的根拠 (a) 行政行為が 法 を定める意味を持つとすると ( (2)(a)) ある行政活動を行政行為と解するには 基本的には 法律あるいは条例の根拠が必要である ( 1(1)(c) ) 法律あるいは条例に (ⅰ) 許可 など典型的な行政行為を表現する文言が使われている場合 または (ⅱ) 行政手続法や行政不服審査法上の 処分 に当たる旨が規定されている もしくは前提とされている場合 ( (4)(a)) などがこれに当たる ただし(ⅱ) の場合も この法律の規定による処分についての審査請求は 等と 法律の 雑則 などに概括的に規定されているために 何が 本法の定める処分 に当たるかが なお明確でない場合もある (b) 法律の根拠の存否が明確でない場合 行政活動の実質的な内容が 社会における利益衡量 あるいは資源の配分に関する決定であることが ( Ⅱ2) 行政活動を行政行為と解するための補助的 実質的な根拠になる このような性格は 財産を管理し または事業を運営する主体として公的主体が締結する ( 民法による ) 契約と 対照的である 判例集 114R 115 判例集 (4) 効果 効力 (a) 序 - 実定法の規定行政事件訴訟法 ( 行訴法 )3 条 2 項の 処分 行政不服審査法 ( 行審法 )2 条 1 項の 処分 は 立法者が学問上の行政行為を念頭に置いて規定したものであり 主に 学問上の行政行為 47

8 を指すものと解釈できる そして行訴法および行審法は 処分 に関する訴訟および不服審査 ( ) の手続について 学問上の行政行為の性質に対応するような特別の定めを置いている ( 具体的な規定については (b)(c))( ) 不服審査第 2 部で詳論するが 極めて大雑把に言うと 私人が行政活動について - 裁判所でなく- 行政機関に不服を申し立て 行政機関が行政活動をレヴューする制度 (ⅰ) 行政活動を行った ( 行う ) 当の行政機関に対する 異議申立て および当該行政機関による ( 異議 ) 決定 と (ⅱ) 行政活動を行った ( 行う ) 行政機関の上級行政機関その他 第三者 的な行政機関に対する 審査請求 および請求を受けた行政機関による 裁決 とに分かれる 近年では 行政行為 に代えて 行政処分 の用語を使う論者も増えている ( 小早川 行政法上 275~281 頁 ) ここでは 一方で 実定法自体は 処分 を定義していないこと 他方で 実定法は行政行為以外の公権力的事実行為 ( 強制 即時強制等 後述 5) を含めて 処分 という用語を用いていることから 理論上の概念である行政行為と 実定法上の概念である 処分 とを いったん分けて説明した しかし こだわる必要はない 行政行為 ( 行政庁の処分 ) 特殊な類型を含む ((2)(a) 5) 公権力的事実行為 ( 強制等 ) ( 裁決等 - 行 訴 3 条 2 項 ) 公権力の行使に当たる行為 = 処分 形式的行政処分?? ( 第 2 部 ) Column 租税に関わる手続の基本的な流れ ( 小早川 行政法上 211~213 頁 宇賀 行政法概説 Ⅰ 119~120 頁 ) (ⅰ) 成立 ( 国税通則法 15 条 2 項 ) (ⅱ) 確定 (15 条 1 項 ) - 自動確定の場合 (15 条 3 項 ) - 申告納税方式の場合 ( 申告 更正 決定 16 条以下 ) - 賦課課税方式の場合 ( 賦課決定 31 条以下 ) ( 更正 決定 賦課決定等が 課税処分に当たる ) (ⅲ) 徴収 - 納税告知 (36 条 ) 督促(37 条 ) 滞納処分( 差押 公売等 国税徴収法 ) 48

<433A5C C6B617A B615C B746F705C8E648E965C8D7390AD8F918E6D82CC8BB38DDE5C A28F6F91E882CC8FF095B696E291E88F D7390AD A5C95BD90AC E937894C55C D837A A96A28F6F91E882CC8FF

<433A5C C6B617A B615C B746F705C8E648E965C8D7390AD8F918E6D82CC8BB38DDE5C A28F6F91E882CC8FF095B696E291E88F D7390AD A5C95BD90AC E937894C55C D837A A96A28F6F91E882CC8FF 1 行政手続法 次の各文章を読んで 正しいものまたは適切なものには を 誤っているものまたは不適切なものには をつけてください 第 1 章 総則 平成 26 年度本試験 問題 13 選択肢 5で出題 問 1 処分 行政指導及び届出に関する手続並びに命令等を定める手続に関して行政手続法に規定する事項について 他の法律に特別の定めがある場合は その定めるところによる (1 条 2 項 ) 問 2 行政手続法において

More information

Microsoft Word - 行政法⑤

Microsoft Word - 行政法⑤ GET ビジネス学習舘 2014 行政書士講座 第 5 回行政法テキスト補助 本書は 著作権法 によって 著作権等の権利が保護されています 本書の一部又は全部につき 無断で天気 複写その他の方法で記録されると 著作等の権利侵害となります 上記のような使い方をされる方は あらかじめ岐阜ひまわり事務所の許諾を求めてください http://ido.gyosei.or.jp 7 行政行為の附款 1. 意義

More information

平成 27 年度 特定行政書士法定研修 考査問題 解答と解説 本解答と解説は 正式に公表されたものではなく 作成者が独自に作成したものであり 内容の信頼性については保証しない 以下の事項に全て該当 遵守する場合にのみ 利用を許可する 東京都行政書士会葛飾支部会員であること 営利目的でないこと 内容を

平成 27 年度 特定行政書士法定研修 考査問題 解答と解説 本解答と解説は 正式に公表されたものではなく 作成者が独自に作成したものであり 内容の信頼性については保証しない 以下の事項に全て該当 遵守する場合にのみ 利用を許可する 東京都行政書士会葛飾支部会員であること 営利目的でないこと 内容を 平成 27 年度 特定行政書士法定研修 考査問題 解答と解説 本解答と解説は 正式に公表されたものではなく 作成者が独自に作成したものであり 内容の信頼性については保証しない 以下の事項に全て該当 遵守する場合にのみ 利用を許可する 東京都行政書士会葛飾支部会員であること 営利目的でないこと 内容を改変しないこと 上記に該当する場合は 特別な許可を得ていること 本書は無償で利用できるが 著作権は放棄していない

More information

では ここで 行政 とは具体的にどういうことなのだろうか まず 国家の三権を簡単にいうと以下のようになる 立法 ~ 法律を作ること 司法 ~ 裁判をすること 行政 ~ 法を執行すること この 法を執行すること とはどういうことなのか もっとも身近な行政活動として 税金 ( 所得税 ) の徴収を考えて

では ここで 行政 とは具体的にどういうことなのだろうか まず 国家の三権を簡単にいうと以下のようになる 立法 ~ 法律を作ること 司法 ~ 裁判をすること 行政 ~ 法を執行すること この 法を執行すること とはどういうことなのか もっとも身近な行政活動として 税金 ( 所得税 ) の徴収を考えて 一 行政法の学び方 行政法は行政書士試験のなかでも最も大きいウェイトを占め また 地方自治法などの基礎になるものでもある 行政書士試験に合格する上では避けて通れないばかりが 苦手にすると合格から大きく遠ざかる科目と言える 本書を利用してぜひ行政法を得意科目にして欲しい 行政法をマスターするためには まず他の法分野とは異なる 行政法の特色を知ることが必要である では その特色を端的に示すものは何かというと

More information

なお, 基本事件被告に対し, 訴状や上記移送決定の送達はされていない 2 関係法令の定め (1) 道路法ア道路管理者は, 他の工事又は他の行為により必要を生じた道路に関する工事又は道路の維持の費用については, その必要を生じた限度において, 他の工事又は他の行為につき費用を負担する者にその全部又は一

なお, 基本事件被告に対し, 訴状や上記移送決定の送達はされていない 2 関係法令の定め (1) 道路法ア道路管理者は, 他の工事又は他の行為により必要を生じた道路に関する工事又は道路の維持の費用については, その必要を生じた限度において, 他の工事又は他の行為につき費用を負担する者にその全部又は一 平成 2 7 年 ( ソ ) 第 7 0 号移送決定に対する即時抗告事件 主 文 原決定を取り消す 事実及び理由 1 事案の概要 (1) 基本事件の要旨基本事件 ( 以下 本件訴訟 ともいう ) は, 抗告人 ( 基本事件原告 ) が, 基本事件被告に対し, 同被告が平成 2 5 年 1 2 月 2 3 日午前 4 時 8 分頃, 抗告人の管理する高速道路である東京湾アクアライン海ほたるパーキングエリア内を進行中,

More information

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4 諮問番号 : 平成 29 年諮問第 9 号 答申番号 : 平成 30 年答申第 1 号 答申書 第 1 京都府行政不服審査会 ( 以下 審査会 という ) の結論本件諮問に係る審査請求 ( 以下 本件審査請求 という ) は 棄却されるべきであるとする審査庁の判断は 妥当である 第 2 事案の概要本件は 京都府 広域振興局長 ( 知事の権限の受任者 以下 処分庁 という ) が審査請求人に対して行った地方税法

More information

法第 20 条は, 有期契約労働者の労働条件が期間の定めがあることにより無期契約労働者の労働条件と相違する場合, その相違は, 職務の内容 ( 労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度をいう 以下同じ ), 当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して, 有期契約労働者にとって不合

法第 20 条は, 有期契約労働者の労働条件が期間の定めがあることにより無期契約労働者の労働条件と相違する場合, その相違は, 職務の内容 ( 労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度をいう 以下同じ ), 当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して, 有期契約労働者にとって不合 Q45. 有期契約労働者が正社員と同じ待遇を要求する 1 問題の所在有期契約労働者の労働条件は個別労働契約, 就業規則等により決定されるべきものですので, 正社員と同じ待遇を要求することは認められないのが原則です しかし, 有期契約労働者が正社員と同じ仕事に従事し, 同じ責任を負担しているにもかかわらず, 単に有期契約というだけの理由で労働条件が低くなっているような場合には, 期間の定めがあることによる不合理な労働条件の禁止

More information

Microsoft Word - 行政法⑨

Microsoft Word - 行政法⑨ GET ビジネス学習舘 2013 行政書士講座 第 9 回行政法テキスト補助 本書は 著作権法 によって 著作権等の権利が保護されています 本書の一部又は全部につき 無断で天気 複写その他の方法で記録されると 著作等の権利侵害となります 上記のような使い方をされる方は あらかじめ岐阜ひまわり事務所の許諾を求めてください http://ido.gyosei.or.jp 第 4 章行政事件訴訟法 (46

More information

平成  年(行ツ)第  号

平成  年(行ツ)第  号 平成 26 年 ( 行ツ ) 第 96 号, 平成 26 年 ( 行ヒ ) 第 101 号 選挙無効請求事件 平成 26 年 7 月 9 日第二小法廷決定 主 文 本件上告を棄却する 本件を上告審として受理しない 上告費用及び上告受理申立費用は上告人兼申立人の負担とする 理 由 1 上告について民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは, 民訴法 312 条 1 項又は2 項所定の場合に限られるところ,

More information

選択式問題を解く基礎力もつきます そして 通常の5 肢選択式問題を解くことによって 記述式の難しい事例問題も解けるようになっていきます 記述式問題の勉強と5 肢選択式問題の勉強は 互いに影響しあう あざなえる縄のような関係にあります 難しい事例問題を解くのも このような基礎的な問題を解くことによって

選択式問題を解く基礎力もつきます そして 通常の5 肢選択式問題を解くことによって 記述式の難しい事例問題も解けるようになっていきます 記述式問題の勉強と5 肢選択式問題の勉強は 互いに影響しあう あざなえる縄のような関係にあります 難しい事例問題を解くのも このような基礎的な問題を解くことによって 2014 年浜野行政書士試験塾インターネット講座演習第 8 回 今回 ( 第 8 回 ) から行政法に入ります 1 まずは 行政法の基礎的な概念を勉強します 行政法の基礎的な概念を勉強するために 記述式問題をやってみましょう [ 演習 01] オリジナル問題行政法記述式問題 行政救済に関する法 とは何か 40 字程度で記述しなさい 2 解答編第 8 回 を見て [ 演習 01] の答え合わせをしてください

More information

< F2D8CA48B8689EF8E9197BF31352E6A7464>

< F2D8CA48B8689EF8E9197BF31352E6A7464> 研究会資料 15 扶養関係事件の国際裁判管轄に関する論点の検討 第 1 夫婦, 親子その他の親族関係から生ずる扶養の義務に関する審判事件につき, 次のような規律を設けることについて, どのように考えるか 裁判所は, 夫婦, 親子その他の親族関係から生ずる扶養の義務に関する審判 事件 ( ただし, 子の監護に要する費用の分担の処分の審判事件を含む ) ( 注 ) について, 次のいずれかに該当するときは,

More information

<4D F736F F D D7390AD8BE689E682CC95CF8D5882C994BA82A4936F8B4C96BC8B60906C939982CC8F5A8F8A82CC95CF8D5882C98C5782E9936F8B4C8E9

<4D F736F F D D7390AD8BE689E682CC95CF8D5882C994BA82A4936F8B4C96BC8B60906C939982CC8F5A8F8A82CC95CF8D5882C98C5782E9936F8B4C8E9 行政区画の変更に伴う登記名義人等の住所の変更に係る登記事務の取扱い ( 通知 ) ( 平成 22 年 11 月 1 日法民二第 2759 号 ) に関する解説 第 1 はじめに旧不動産登記法 ( 明治 32 年法律第 24 号 ) においては 行政区画又はその名称の変更に伴う登記名義人の表示の変更の登記は いわゆる みなし規定 により 法律上 当然に変更されたものとみなされていたところである しかし

More information

市町村合併の推進状況について

市町村合併の推進状況について 住民監査請求 住民訴訟制度について 参考資料 1 住民監査請求 住民訴訟制度について 1 制度の意義住民からの請求に基づいて 地方公共団体の執行機関又は職員の行う違法 不当な行為又は怠る事実の発生を防止し 又はこれらによって生じる損害の賠償等を求めることを通じて 地方公共団体の財務の適正を確保し 住民全体の利益を保護することを目的とする制度 住民訴訟は 地方自治の本旨に基づく住民参政の一環として 裁判所に請求する権能を与え

More information

上告理由書・構成案

上告理由書・構成案 平成 23 年 ( 行ノ ) 第 202 号 申立人 A B 相手方荒川区 上告受理申立理由書 平成 24 年 1 月 26 日 最高裁判所御中 上記申立人ら訴訟代理人 弁護士 榊原富士子 他 14 名 - 1 - 目次 第 1 はじめに 3 頁第 2 原判決に最高裁判例と相反する判断があること 3 頁 1 はじめに 3 頁 2 最高裁判例が 訴訟事件につき憲法 32 条及び 82 条 1 項の保障が及ぶとしていること

More information

( 続紙 1 ) 京都大学博士 ( 法学 ) 氏名重本達哉 論文題目 ドイツにおける行政執行の規範構造 - 行政執行の一般要件と行政執行の 例外 の諸相 - ( 論文内容の要旨 ) 本論文は ドイツにおける行政強制法の現況を把握することを課題とするもので 第 1 部 行政執行の一般要件 - 行政行為

( 続紙 1 ) 京都大学博士 ( 法学 ) 氏名重本達哉 論文題目 ドイツにおける行政執行の規範構造 - 行政執行の一般要件と行政執行の 例外 の諸相 - ( 論文内容の要旨 ) 本論文は ドイツにおける行政強制法の現況を把握することを課題とするもので 第 1 部 行政執行の一般要件 - 行政行為 Title ドイツにおける行政執行の規範構造 - 行政執行の一般要件と行政執行の 例外 の諸相 -( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 重本, 達哉 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2010-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/120749 Right Type Thesis or Dissertation

More information

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) について 1 条例制定の趣旨 債権 とは 仙台市が保有する金銭の給付を目的とする権利のことで 市税や国民健康保険料 使用料 手数料 返還金 貸付金など様々なものを含みます そして 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理を 債権管理 といい 具体的には 納付通知書の送付や台帳への記録 収納状況の管理 滞納になった場合の督促や催告 滞納処分 強制執行 徴収の緩和措置等の手続きを指します

More information

Microsoft Word 資料1 プロダクト・バイ・プロセスクレームに関する審査基準の改訂についてv16

Microsoft Word 資料1 プロダクト・バイ・プロセスクレームに関する審査基準の改訂についてv16 プロダクト バイ プロセス クレームに関する 審査基準の点検 改訂について 1. 背景 平成 27 年 6 月 5 日 プロダクト バイ プロセス クレームに関する最高裁判決が2 件出された ( プラバスタチンナトリウム事件 最高裁判決( 最判平成 27 年 6 月 5 日 ( 平成 24 年 ( 受 ) 第 1204 号, 同 2658 号 ))) 本事件は 侵害訴訟に関するものであるが 発明の要旨認定の在り方にも触れているため

More information

2013行政法前半復習1-13

2013行政法前半復習1-13 2013 年度秋学期行政法 ( 春学期の復習 ) 行政法の基礎 (1) 法律による行政の原理 * 法律による行政の原理 の目的は? 行政権の行使を議会が制定したルール ( 法律 ) の下に置き 行政権の横暴から国民を守ること 1 の原則 = 法規を創造するのは法律であるということ 2 の原則 いかなる行政活動も法律の定めに反してはならないということ 3 の原則 一定の行政活動については 法律によって一定の要件の下に一定の行為をするよう授権されていなければ

More information

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら 指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限らず どのような種類の使用者等であっても 指針の 第二適正な手続 をはじめとする指針の項目全般を参照してください

More information

問題 4 解説 行政代執行法の対象に関する基礎的な問題 行政代執行法の条文知識を確認する趣旨である 行政代執行法 2 条によると, 行政代執行を用いて履行を確保することができるのは, 法律( 法律の委任に基く命令, 規則及び条例を含む ) により直接に命ぜられ, 又は法律に基き行政庁により命ぜられた

問題 4 解説 行政代執行法の対象に関する基礎的な問題 行政代執行法の条文知識を確認する趣旨である 行政代執行法 2 条によると, 行政代執行を用いて履行を確保することができるのは, 法律( 法律の委任に基く命令, 規則及び条例を含む ) により直接に命ぜられ, 又は法律に基き行政庁により命ぜられた 問題 1 解説 法令と自主条例の関係に関する基礎的な問題 法令と自主条例の関係についての最高裁判例の理解を確認する趣旨である 最大判昭和 50 9 10 刑集 29 巻 8 号 489 頁 ( 徳島市公安条例事件 ) の 特定事項についてこれを規律する国の法令と条例とが併存する場合でも, 後者が前者とは別の目的に基づく規律を意図するものであり, その適用によつて前者の規定の意図する目的と効果をなんら阻害することがないときや,

More information

平成  年(オ)第  号

平成  年(オ)第  号 平成 25 年 ( 行ヒ ) 第 35 号固定資産税等賦課取消請求事件 平成 26 年 9 月 25 日第一小法廷判決 主 文 原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人の負担とする 理 由 上告代理人岩谷彰, 同水島有美, 同谷川光洋の上告受理申立て理由について 1 本件は, 被上告人が, 坂戸市長から自己の所有する家屋に係る平成 22 年度の固定資産税及び都市計画税

More information

2006 年度 民事執行 保全法講義 第 4 回 関西大学法学部教授栗田隆

2006 年度 民事執行 保全法講義 第 4 回 関西大学法学部教授栗田隆 2006 年度 民事執行 保全法講義 第 4 回 関西大学法学部教授栗田隆 T. Kurita 2 目 次 1. 執行文に関する争いの解決 ( 民執 32 条 -34 条 ) 2. 請求異議の訴え ( 民執 35 条 ) 3. 執行停止の裁判 ( 民執 36 条 37 条 ) 執行文の付与等に関する異議 (32 条 ) 債権者 執行文付与申立て 執行文付与拒絶 債権者 異議 書記官 事件の記録の存する裁判所の裁判所書記官

More information

た損害賠償金 2 0 万円及びこれに対する遅延損害金 6 3 万 9 円の合計 3 3 万 9 6 円 ( 以下 本件損害賠償金 J という ) を支払 った エなお, 明和地所は, 平成 2 0 年 5 月 1 6 日, 国立市に対し, 本件損害賠償 金と同額の 3 3 万 9 6 円の寄附 (

た損害賠償金 2 0 万円及びこれに対する遅延損害金 6 3 万 9 円の合計 3 3 万 9 6 円 ( 以下 本件損害賠償金 J という ) を支払 った エなお, 明和地所は, 平成 2 0 年 5 月 1 6 日, 国立市に対し, 本件損害賠償 金と同額の 3 3 万 9 6 円の寄附 ( 平成 2 6 年 9 月 2 5 日午後 1 時 1 5 分判決言渡し ( 3 号法廷 ) 平成 2 3 年 ( ワ ) 第 4 1 号損害賠償請求事件 東京地方裁判所民事第 2 部 増田稔 ( 裁判長 ), 替藤充洋, 不破大輔 判決要旨 当事者 原告国立市 被告上原公子 ( 元国立市長 ) 主文 原告国立市の請求を棄却する 訴訟費用は原告国立市の負担とする 事案の概要 本件訴訟に至る経過 1 (

More information

Microsoft Word - 行政法⑤

Microsoft Word - 行政法⑤ GET ビジネス学習舘 2013 行政書士講座 第 5 回行政法テキスト補助 本書は 著作権法 によって 著作権等の権利が保護されています 本書の一部又は全部につき 無断で天気 複写その他の方法で記録されると 著作等の権利侵害となります 上記のような使い方をされる方は あらかじめ岐阜ひまわり事務所の許諾を求めてください http://ido.gyosei.or.jp 第 3 章行政上の強制措置 勉強法その1

More information

い ( ただし 当該書面を交付しないで是正の要求等をすべき差し迫った必要がある場合 は この限りでない ) こととされていることに留意すること (2) その他地方自治法第 245 条の5 第 5 項の規定により 是正の要求を受けた地方公共団体は 当該事務の処理について違反の是正又は改善のための必要な

い ( ただし 当該書面を交付しないで是正の要求等をすべき差し迫った必要がある場合 は この限りでない ) こととされていることに留意すること (2) その他地方自治法第 245 条の5 第 5 項の規定により 是正の要求を受けた地方公共団体は 当該事務の処理について違反の是正又は改善のための必要な 第 5 地方自治法に基づく対応等 1 概要職業紹介事業の適正な運用を確保し労働力需給の適正な調整を図るとともに 求職者の適正な就業条件を確保することにより その保護及び雇用の安定を図るため 求職者等からの相談に対する適切な対応や 特定地方公共団体に対する職業紹介制度の周知徹底 研修への協力等を行うとともに 必要な場合には 地方自治法に基づく対応を行うこととする 2 特定地方公共団体への周知徹底職業紹介事業の適正な運営と

More information

第 1 民法第 536 条第 1 項の削除の是非民法第 536 条第 1 項については 同項を削除するという案が示されているが ( 中間試案第 12 1) 同項を維持すべきであるという考え方もある ( 中間試案第 12 1 の ( 注 ) 参照 ) 同項の削除の是非について どのように考えるか 中間

第 1 民法第 536 条第 1 項の削除の是非民法第 536 条第 1 項については 同項を削除するという案が示されているが ( 中間試案第 12 1) 同項を維持すべきであるという考え方もある ( 中間試案第 12 1 の ( 注 ) 参照 ) 同項の削除の是非について どのように考えるか 中間 民法 ( 債権関係 ) 部会資料 68B 民法 ( 債権関係 ) の改正に関する要綱案の取りまとめに向けた検討 (5) 目次 第 1 民法第 536 条第 1 項の削除の是非... 1 i 第 1 民法第 536 条第 1 項の削除の是非民法第 536 条第 1 項については 同項を削除するという案が示されているが ( 中間試案第 12 1) 同項を維持すべきであるという考え方もある ( 中間試案第

More information

民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資

民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資 民法 ( 債権関係 ) 部会資料 85 民法 ( 債権関係 ) の改正に関する要綱案の取りまとめに向けた検討 (18) 目次 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置... 1 第 2 時効の規定の改正に関する経過措置... 1 第 3 債権総則の規定の改正に関する経過措置... 2 第 4 契約総則 各則の規定の改正に関する経過措置... 4 i 民法 ( 債権関係 )

More information

1 アルゼンチン産業財産権庁 (INPI) への特許審査ハイウェイ試行プログラム (PPH) 申請に 係る要件及び手続 Ⅰ. 背景 上記組織の代表者は

1 アルゼンチン産業財産権庁 (INPI) への特許審査ハイウェイ試行プログラム (PPH) 申請に 係る要件及び手続 Ⅰ. 背景 上記組織の代表者は 1 アルゼンチン産業財産権庁 (INPI) への特許審査ハイウェイ試行プログラム (PPH) 申請に 係る要件及び手続 -------------------------------------------------------------------------- Ⅰ. 背景 上記組織の代表者は 2016 年 10 月 5 日 ジュネーブにおいて署名された 特許審査手続における協力意向に係る共同声明

More information

Taro-議案第13号 行政手続条例の

Taro-議案第13号 行政手続条例の 議案第 1 3 号 向日市行政手続条例の一部改正について 向日市行政手続条例の一部を改正する条例を制定する よって 地方自治法 ( 昭和 2 2 年法律第 6 7 号 ) 第 9 6 条第 1 項 第 1 号の規定により 議会の議決を求める 平成 2 7 年 2 月 2 4 日提出 向日市長久嶋務 - 1 - 条例第 号 向日市行政手続条例の一部を改正する条例 向日市行政手続条例 ( 平成 8 年条例第

More information

特例適用住宅 という ) が新築された場合 ( 当該取得をした者が当該土地を当該特例適用住宅の新築の時まで引き続き所有している場合又は当該特例適用住宅の新築が当該取得をした者から当該土地を取得した者により行われる場合に限る ) においては, 当該土地の取得に対して課する不動産取得税は, 当該税額から

特例適用住宅 という ) が新築された場合 ( 当該取得をした者が当該土地を当該特例適用住宅の新築の時まで引き続き所有している場合又は当該特例適用住宅の新築が当該取得をした者から当該土地を取得した者により行われる場合に限る ) においては, 当該土地の取得に対して課する不動産取得税は, 当該税額から 平成 28 年 ( 行ヒ ) 第 6 号不動産取得税還付不許可決定処分取消請求事件 平成 28 年 12 月 19 日第一小法廷判決 主 文 原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人の負担とする 理 由 上告代理人橋本勇, 同茂木伸仁, 同黒澤洋介の上告受理申立て理由について 1 本件は, 土地の取得に対する不動産取得税を納付した被上告人が, 当該土地上に建築された複数棟の建物につき同税が減額されるべき住宅に該当するとして,

More information

到達目標 xlsx

到達目標 xlsx 第 1 章行政過程の全体像第 1 節基本的概念 法治主義 法の支配 法治国原理 法治国家などと呼ばれる概念の意義について 法律 裁判 民主主義 基本的人権 適正手続保障 信義則などとの関連を含め 理解している いわゆる法律による行政の原理にいう法律の留保の意義について 具体例を挙げて説明することができる 第 2 節主要な行為形式 1-2-1 行政処分 行政処分の根拠規定及び処分庁を示す規定を 条文を参照して説明することができる

More information

ものであった また, 本件規則には, 貸付けの要件として, 当該資金の借入れにつき漁業協同組合の理事会において議決されていることが定められていた (3) 東洋町公告式条例 ( 昭和 34 年東洋町条例第 1 号 )3 条,2 条 2 項には, 規則の公布は, 同条例の定める7か所の掲示場に掲示して行

ものであった また, 本件規則には, 貸付けの要件として, 当該資金の借入れにつき漁業協同組合の理事会において議決されていることが定められていた (3) 東洋町公告式条例 ( 昭和 34 年東洋町条例第 1 号 )3 条,2 条 2 項には, 規則の公布は, 同条例の定める7か所の掲示場に掲示して行 平成 27 年 ( 行ヒ ) 第 156 号損害賠償請求事件 平成 28 年 1 月 22 日第二小法廷判決 主 文 原判決中上告人敗訴部分を破棄する 前項の部分につき本件を高松高等裁判所に差し戻す 理 由 上告代理人小泉武嗣の上告受理申立て理由 ( ただし, 排除されたものを除く ) について 1 本件は, 東洋町がA 漁協 ( 以下 A 漁協 という ) に対し漁業災害対策資金として1000 万円を貸し付けたこと

More information

Microsoft PowerPoint - kobetsuB4-slide-静山.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - kobetsuB4-slide-静山.ppt [互換モード] 地方公共団体における情報公開 個人情報保護制度に関する考察 - 地方公共団体の組合における問題を中心に - 情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科キリティ研究科 ( 博士前期課程 ) 静山直樹 地方公共団体の組合における条例制定義務 権利義務の享有主体としての組合の住民 構成する普通地方公共団体 特別区の条例による対応の可否 一部事務組合の制度に関する問題 はじめに 地方から始まった情報公開

More information

Microsoft Word - 行政法⑨

Microsoft Word - 行政法⑨ GET ビジネス学習舘 2014 行政書士講座 第 9 回行政法テキスト補助 本書は 著作権法 によって 著作権等の権利が保護されています 本書の一部又は全部につき 無断で天気 複写その他の方法で記録されると 著作等の権利侵害となります 上記のような使い方をされる方は あらかじめ岐阜ひまわり事務所の許諾を求めてください http://ido.gyosei.or.jp 3. 執行停止の取消し審査庁は執行を停止した後でも

More information

第 1 節取消訴訟の訴訟要件 処分性 原告適格 狭義の訴えの利益 取消訴訟の訴訟手続的要件第 2 節取消訴訟の排他的管轄 ( 行政処分の公定力 ) 第 3 節取消訴訟の本案審理 違法事由の主張 理由の差替え 基準時

第 1 節取消訴訟の訴訟要件 処分性 原告適格 狭義の訴えの利益 取消訴訟の訴訟手続的要件第 2 節取消訴訟の排他的管轄 ( 行政処分の公定力 ) 第 3 節取消訴訟の本案審理 違法事由の主張 理由の差替え 基準時 金沢大学版 到達目標 : 行政法 目次 第 1 章行政過程の全体像第 1 節基本的概念第 2 節主要な行為形式 1-2-1 行政処分 1-2-2 法規命令 1-2-3 行政契約第 3 節行政過程における制度 手法 1-3-1 個別法が想定する行政過程 1-3-2 行政指導 1-3-3 行政調査 1-3-4 行政計画 1-3-5 行政上の義務違反に対する強制執行 1-3-6 行政上の義務違反に対する制裁第

More information

京都大学法科大学院の到達目標(行政法)

京都大学法科大学院の到達目標(行政法) 目次 京都大学法科大学院の到達目標 ( 行政法 ) 第 1 章行政過程の全体像第 1 節基本的概念第 2 節主要な行為形式 1-2-1 行政処分 1-2-2 法規命令 1-2-3 行政契約第 3 節行政過程における制度 手法 1-3-1 個別法が想定する行政過程 1-3-2 行政指導 1-3-3 行政調査 1-3-4 行政計画 1-3-5 行政上の義務違反に対する強制執行 1-3-6 行政上の義務違反に対する制裁第

More information

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文 SGEC 附属文書 2-8 2012 理事会 2016.1.1 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文この文書の目的は 生産拠点のネットワークをする組織によるCoC 認証を実施のための指針を設定し このことにより

More information

上陸不許可処分取消し請求事件 平成21年7月24日 事件番号:平成21(行ウ)123 東京地方裁判所 民事第38部

上陸不許可処分取消し請求事件 平成21年7月24日 事件番号:平成21(行ウ)123 東京地方裁判所 民事第38部 上陸不許可処分取消し請求事件平成 21 年 7 月 24 日事件番号 : 平成 21( 行ウ )123 東京地方裁判所民事第 38 部 裁判長裁判官 : 杉原則彦 裁判官 : 品田幸男 角谷昌毅 < 主文 > 1. 本件訴えを いずれも却下する 2. 訴訟費用は 原告の負担とする < 事実および理由 > 第 1: 請求 1. 大阪入国管理局 関西空港支局 特別審理官が原告に対して平成 20 年 9

More information

<解説資料> 処分取消訴訟における原告適格

<解説資料> 処分取消訴訟における原告適格 < 解説資料 > 処分取消訴訟における原告適格 1 行政事件訴訟法第 9 条 ( 原告適格 ) 第 9 条処分の取消しの訴え及び裁決の取消しの訴え ( 以下 取消訴訟 という ) は 当該処分又は裁決の取消しを求めるにつき法律上の利益を有する者 ( 処分又は裁決の効果が期間の経過その他の理由によりなくなつた後においてもなお処分又は裁決の取消しによつて回復すべき法律上の利益を有する者を含む ) に限り

More information

行政調査の種類 ( 犯則調査を含む ) について 条文を参照して説明することができる ( 法律の根拠の要否を含む ) 行政計画 行政計画の具体例を 条文を参照して説明することができる 行政計画と 委任立法 ( 法規命令等 ) 行政処分の異同を理解している( 法律の根拠の要否を含む ) 都

行政調査の種類 ( 犯則調査を含む ) について 条文を参照して説明することができる ( 法律の根拠の要否を含む ) 行政計画 行政計画の具体例を 条文を参照して説明することができる 行政計画と 委任立法 ( 法規命令等 ) 行政処分の異同を理解している( 法律の根拠の要否を含む ) 都 第 1 章行政過程の全体像第 1 節基本的概念 法治主義 法の支配 法治国原理 法治国家などと呼ばれる概念の意義について 法律 裁判 民主主義 基本的人権 適正手続保障 信義則などとの関連を含め 理解している いわゆる法律による行政の原理にいう法律の留保の意義について 具体例を挙げて説明することができる 第 2 節主要な行為形式 1-2-1 行政処分 行政処分の根拠規定及び処分庁を示す規定を 条文を参照して説明することができる

More information

特定個人情報の取扱いの対応について

特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正平成 30 年 9 月 12 日改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 特定個人情報の取扱いの対応について 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という )( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) に基づく社会保障 税番号制度により

More information

Unit1 権利能力等, 制限行為能力者 ( 未成年 ) 1 未成年者が婚姻をしたときは, その未成年者は, 婚姻後にした法律行為を未成年であることを理由として取り消すことはできない (H エ ) 2 未成年者が法定代理人の同意を得ないで贈与を受けた場合において, その贈与契約が負担付の

Unit1 権利能力等, 制限行為能力者 ( 未成年 ) 1 未成年者が婚姻をしたときは, その未成年者は, 婚姻後にした法律行為を未成年であることを理由として取り消すことはできない (H エ ) 2 未成年者が法定代理人の同意を得ないで贈与を受けた場合において, その贈与契約が負担付の Unit1 権利能力等, 制限行為能力者 ( 未成年 ) 1 未成年者が婚姻をしたときは, その未成年者は, 婚姻後にした法律行為を未成年であることを理由として取り消すことはできない (H27-04- エ ) 2 未成年者が法定代理人の同意を得ないで贈与を受けた場合において, その贈与契約が負担付のものでないときは, その未成年者は, その贈与契約を取り消すことはできない (H27-04- オ )

More information

目  次

目  次 共通的到達目標モデル ( 第二次案 ): 行政法 目次 第 1 章行政過程の全体像第 1 節基本的概念第 2 節主要な行為形式 1-2-1 行政処分 1-2-2 法規命令 1-2-3 行政契約第 3 節行政過程における制度 手法 1-3-1 個別法が想定する行政過程 1-3-2 行政指導 1-3-3 行政調査 1-3-4 行政計画 1-3-5 行政上の義務違反に対する強制執行 1-3-6 行政上の義務違反に対する制裁第

More information

Microsoft PowerPoint - 01_職務発明制度に関する基礎的考察(飯田先生).pptx

Microsoft PowerPoint - 01_職務発明制度に関する基礎的考察(飯田先生).pptx 弁護士飯田秀郷 1 職務発明制度の全体構造 従業者による 特許を受ける権利 の原始取得 産業上利用できる発明をした者は その発明について特許を受けることができる (29 条 1 項柱書 ) 使用者の法定実施権 職務発明について特許を受けたとき使用者はその特許権について通常実施権を有する (35 条 1 項 ) 事前の定めによる使用者への権利の承継 あらかじめ ( 職務発明の完成前 ) 契約 勤務規則その他の定めにより

More information

48

48 47 48 提案事項に係る見解について ( 補足資料 ) 平成 29 年 8 月 2 日厚生労働省 市や福祉事務所において 児童扶養手当の返還請求権が発生した際の返還額相当分の回収が困難であることが 貴市からのご提案の背景にあると考えており そのような状況を生じさせない何らかの工夫が重要であると考えている 類似の事例として 生活保護法における 被保護者が遡及して年金を受給した場合における当該被保護者が受けた保護金品に相当する金額の返還

More information

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条 議案第 2 号杉並区行政手続条例の一部を改正する条例上記の議案を提出する 平成 27 年 2 月 10 日提出者杉並区長田中良 杉並区行政手続条例の一部を改正する条例杉並区行政手続条例 ( 平成 7 年杉並区条例第 28 号 ) の一部を次のように改正する 第 4 章行政指導 ( 第目次中 第 4 章行政指導 ( 第 30 条 第 34 条 ) を第 4 章の2 処分等の 30 条 第 34 条の

More information

丙は 平成 12 年 7 月 27 日に死亡し 同人の相続が開始した ( 以下 この相続を 本件相続 という ) 本件相続に係る共同相続人は 原告ら及び丁の3 名である (3) 相続税の申告原告らは 法定の申告期限内に 武蔵府中税務署長に対し 相続税法 ( 平成 15 年法律第 8 号による改正前の

丙は 平成 12 年 7 月 27 日に死亡し 同人の相続が開始した ( 以下 この相続を 本件相続 という ) 本件相続に係る共同相続人は 原告ら及び丁の3 名である (3) 相続税の申告原告らは 法定の申告期限内に 武蔵府中税務署長に対し 相続税法 ( 平成 15 年法律第 8 号による改正前の 税務訴訟資料第 263 号 -249( 順号 12373) 東京地方裁判所平成 年 ( ) 第 号裁決取消請求事件 国側当事者 国 ( 国税不服審判所長 ) 平成 24 年 4 月 24 日棄却 控訴 判原告被告同代表者法務大臣裁決行政庁同指定代理人 決 選定当事者甲 ( 選定者は別紙選定者目録記載のとおり ) 国小川敏夫国税不服審判所長孝橋宏渡邊未来子野村昌也山口克也阿部晃子小板橋賢一甲斐香 主文

More information

<4D F736F F D2090AC89CA95A887458F8A974C8ED282AA95A CC8FEA8D8782CC97AA8EAE91E38EB78D732E646F6378>

<4D F736F F D2090AC89CA95A887458F8A974C8ED282AA95A CC8FEA8D8782CC97AA8EAE91E38EB78D732E646F6378> 所有者が複数の場合 ( 遺産共有を含む 共有 の場合 ) における 過失がなくてその措置を命ぜられるべき者を確知することができないとき ( 法 14 条 10 項 ) の適用について ( 一社 ) 岡山住まいと暮らしの相談センター理事 弁護士小寺立名 1 所有者が複数の場合 ( 遺産共有を含む 共有 の場合 ) における 過失がなくてそ の措置を命ぜられるべき者を確知することができないとき ( 法

More information

そこで、X男は、八年前にY女が出した離婚届は民法742条に該当し、無効だと裁判を起こした

そこで、X男は、八年前にY女が出した離婚届は民法742条に該当し、無効だと裁判を起こした 7 届出意思を欠く無効な婚姻の追認 最高裁昭和 47 年 7 月 25 日第三小法廷判決 ( 昭和 45 年 ( オ ) 第 238 号婚姻無効確認請求事件 ) 民集 26 巻 6 号 1263 頁 判時 677 号 53 頁 2010 年 4 月 21 日報告分 婚姻の無効 = 成り立つと婚姻の成立要件 1 当事者間に婚姻をする意思がないとき 742 条 1 号 婚姻は当事者の自由な意思の合致によって成立するので

More information

Microsoft Word gyouseitetuduki.doc

Microsoft Word gyouseitetuduki.doc 高知市行政手続条例の改正( 案 ) の概要について パブリックコメント公表資料 行政手続法の一部を改正する法律の施行 ( 平成 27 年 4 月 1 日 ) を踏まえ, 高知市においても, 高知市行政手続条例 の改正を検討しています この条例の改正にあたり, 高知市市民意見提出制度 ( パブリック コメント ) に基づき, 市民の皆さまからのご意見を募集します 1 行政手続法の改正の経緯国において,

More information

相談件数 相談主体別 合計 ( 注 1) 行政機関 職員 事業者 労働者 一般 国民 弁護士 等 不明 その他 件数 相談内容別 ( 重複あり ) ( 注 2) 法律解釈 行政機関 ガイドライン 民間事業者 ガイドライン 教

相談件数 相談主体別 合計 ( 注 1) 行政機関 職員 事業者 労働者 一般 国民 弁護士 等 不明 その他 件数 相談内容別 ( 重複あり ) ( 注 2) 法律解釈 行政機関 ガイドライン 民間事業者 ガイドライン 教 資料 3 追加的検討事項 ( 消費者庁の役割について ) 1 通報 通報対応に関する意見 苦情等の一元窓口 (1) 第 1 次報告書で示された検討の方向性ア通報に関して既存の行政機関を活用し 処分等の権限を有する行政機関の他にも外部通報を受け付ける体制を整備して 通報事案の進捗状況を把握すること等により 通報対応状況の透明性の向上を図ることが適当である こうした観点から 消費者庁が果たすべき役割について

More information

<4D F736F F D E90528DB88AEE8F8095F18D908F915B8FA D25D62>

<4D F736F F D E90528DB88AEE8F8095F18D908F915B8FA D25D62> 平成 26 年度特許庁産業財産権制度各国比較調査研究等事業 ASEAN 主要国及び台湾における特許及び商標の 審査基準 審査マニュアルに関する調査研究報告書 商標編 平成 27 年 3 月 一般社団法人日本国際知的財産保護協会 AIPPI JAPAN i 2. インドネシア 2.1 インドネシアにおける商標関連法規 インドネシアにおける商標関連法規は 以下のとおりである 商標法 2001 年法律第

More information

別紙 新旧対照表 ( 注 ) アンダーラインを付した部分は 改正部分である 改正後改正前引用の法令番号一覧表引用の法令番号一覧表 索引法令名法令番号 か ( 省略 ) ( 省略 ) 索引法令名法令番号 か ( 同左 ) ( 同左 ) 家事事件手続法 平成 23 年法律第 52 号 家事審判法 昭和

別紙 新旧対照表 ( 注 ) アンダーラインを付した部分は 改正部分である 改正後改正前引用の法令番号一覧表引用の法令番号一覧表 索引法令名法令番号 か ( 省略 ) ( 省略 ) 索引法令名法令番号 か ( 同左 ) ( 同左 ) 家事事件手続法 平成 23 年法律第 52 号 家事審判法 昭和 別紙 新旧対照表 ( 注 ) アンダーラインを付した部分は 改正部分である 改正後改正前引用の法令番号一覧表引用の法令番号一覧表 索引法令名法令番号 か ( 省略 ) ( 省略 ) 索引法令名法令番号 か ( 同左 ) ( 同左 ) 家事事件手続法 平成 23 年法律第 52 号 家事審判法 昭和 22 年法律第 152 号 主要省略用語一覧表 主要省略用語一覧表 索引 省略用語 条項 省略された用語

More information

上告理由書・構成案

上告理由書・構成案 平成 23 年 ( 行サ ) 第 214 号上告人 A B 被上告人荒川区 上告理由書 平成 24 年 1 月 26 日 最高裁判所御中 上記上告人ら訴訟代理人 弁護士 榊原富士子 他 14 名 - 1 - 目次 第 1 本件の概要 3 頁第 2 原判決に憲法 32 条及び 82 条違反があること 3 頁 1 裁判の公開原則 3 頁 2 本件不受理の取消しを求める紛争が 訴訟事件 に該当すること 4

More information

処分済み

処分済み 答 申 審査請求人 ( 以下 請求人 という ) が提起した固定資産税及び 都市計画税 ( 以下 固定資産税等 という ) 賦課処分に係る審査請 求について 審査庁から諮問があったので 次のとおり答申する 第 1 審査会の結論 本件審査請求は 棄却すべきである 第 2 審査請求の趣旨本件審査請求の趣旨は 東京都 都税事務所長 ( 以下 処分庁 という ) が請求人に対し平成 28 年 6 月 1 日付けで行った別紙物件目録記載の土地

More information

定していました 平成 25 年 4 月 1 日施行の 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律 では, 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止について規定されていますが, 平成 25 年 4 月 1 日の改正法施行の際, 既にこの基準に基づく制度を設けている会社の選定基準につい

定していました 平成 25 年 4 月 1 日施行の 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律 では, 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止について規定されていますが, 平成 25 年 4 月 1 日の改正法施行の際, 既にこの基準に基づく制度を設けている会社の選定基準につい Q22. トラブルの多い社員が定年退職後の再雇用を求めてくる 1 高年齢者雇用確保措置の概要高年法 9 条 1 項は,65 歳未満の定年の定めをしている事業主に対し, その雇用する高年齢者の65 歳までの安定した雇用を確保するため, 1 定年の引上げ 2 継続雇用制度 ( 現に雇用している高年齢者が希望するときは, 当該高年齢者をその定年後も引き続いて雇用する制度 ) の導入 3 定年の定めの廃止のいずれかの措置

More information

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付 プライバシーマーク付与適格性審査に関する標準約款 第 1 章総則 ( 第 1 条 ~ 第 3 条 ) 第 2 章付与適格性審査 ( 第 4 条 ~ 第 11 条 ) 第 3 章秘密保持 ( 第 12 条 ~ 第 16 条 ) 第 4 章異議の申出 ( 第 17 条 ) 第 5 章補則 ( 第 18 条 ) 第 1 章総則 ( 適用範囲 ) 第 1 条一般社団法人日本マーケティング リサーチ協会 (

More information

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3 日田市空家等対策の推進に関する特別措置法施行細則逐条解説 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 1 2 7 号 以下 法 という ) の施行に関し必要な事項を定めるものとする この規則は 平成 2 6 年 1 1 月 2 7 日に公布された 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 以下 法 という ) の規定に基づく措置等を実施するため 必要な事項を定めることを目的とします

More information

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する 和歌山市空家等対策の推進に関する特別措置法施行細則 ( 平成 29 年規則 11 ) ( 趣旨 ) 1 条この規則は 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律 127 以下 法 という ) の施行に関し 空家等対策の推進に関する特別措置法施行規則 ( 平成 27 年総務省 国土交通省令 1 ) に定めるもののほか 必要な事項を定めるものとする ( 立入調査等 ) 2 条法 9 条

More information

第 6 平等原則違反の場合の救済方法 第 6 平等原則違反の場合の救済方法裁判所による直接的救済 ( 部分違憲 )( 1) 判例 参考 問題の所在, 前提 国籍法事件当時の国籍法 3 条 1 項は, 外国人の母より出生したが, 1 母が日本人の父と婚姻をし, 2 父より認知された場合に, 日本国籍の

第 6 平等原則違反の場合の救済方法 第 6 平等原則違反の場合の救済方法裁判所による直接的救済 ( 部分違憲 )( 1) 判例 参考 問題の所在, 前提 国籍法事件当時の国籍法 3 条 1 項は, 外国人の母より出生したが, 1 母が日本人の父と婚姻をし, 2 父より認知された場合に, 日本国籍の 第 6 平等原則違反の場合の救済方法 第 6 平等原則違反の場合の救済方法裁判所による直接的救済 ( 部分違憲 )( 1) 判例 参考 問題の所在, 前提 国籍法事件当時の国籍法 3 条 1 項は, 外国人の母より出生したが, 1 母が日本人の父と婚姻をし, 2 父より認知された場合に, 日本国籍の取得を認めていた 国籍法事件の原告は, フィリピン人の母より出生し, 日本人の父より胎児認知を受けていないものの,

More information

<4D F736F F D2089EF8ED096408CA48B8689EF8E9197BF E7189BB A2E646F63>

<4D F736F F D2089EF8ED096408CA48B8689EF8E9197BF E7189BB A2E646F63> 会社法研究会資料 13 株主総会資料の新たな電子提供制度に関する検討 ( 前注 1) 本資料における 新たな電子提供制度 とは, 概要として, 米国やカナダの Notice & Access 制度 ( その概要は参考資料 8を参照 ) を参考とした以下の1から3までに掲げるような内容の株主総会資料の電子提供制度をいう 1 株主総会の招集に際して法令上株主に対して提供しなければならない情報 ( 以下

More information

130306異議申立て対応のHP上の分かりやすいQA (いったん掲載後「早く申請してください」を削除)

130306異議申立て対応のHP上の分かりやすいQA (いったん掲載後「早く申請してください」を削除) 救済措置に関する Q&A 水俣病被害者の救済措置に申請をされ 対象者に当たらないとの関係県の判定を受けた方のうち それに対する異議申立てを出されている方がいらっしゃいます これについて 水俣病被害者救済特措法 ( 以下 特措法 ) を所管する環境省としては 救済措置の判定は行政処分ではなく 行政不服審査法に基づく異議申立ての対象には当たらないと法律の解釈をしております 詳細について以下をご参照ください

More information

Microsoft Word - guideline02

Microsoft Word - guideline02 大和市防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン 解説付 平成 20 年 8 月 1 日制定 すでにテレビなどで報道されているように 防犯カメラが犯罪の解決に役立つことや 設置が犯罪の抑止に繋がることなど その効果は社会的にも認められており 現在では 金融機関 商業施設 駅 駐車場などさまざまな施設に防犯カメラが設置されています しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーが侵害されていると感じる人もおり

More information

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな 北上市空家等対策規則をここに公布する 平成 28 年 6 月 1 日 市長署名 北上市規則第 32 号 北上市空家等対策規則 ( 別紙のとおり ) 北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は

More information

審査請求書の記載に当たっては 別紙 審査請求書の書き方 を参照してください 付表 1 号様式 ( 次葉 ) 正本原処分に係る異議申立ての状況 9 異議申立てをした場合 ( 該当する番号を で囲む ) 10 異議申立てをしていない場合 ( 該当する番号を で囲む ) 審査請求書 ( 次葉 ) 審査請求

審査請求書の記載に当たっては 別紙 審査請求書の書き方 を参照してください 付表 1 号様式 ( 次葉 ) 正本原処分に係る異議申立ての状況 9 異議申立てをした場合 ( 該当する番号を で囲む ) 10 異議申立てをしていない場合 ( 該当する番号を で囲む ) 審査請求書 ( 次葉 ) 審査請求 審査請求書 ( 初葉 ) 国税不服審判所長殿 審査請求人総代又は収受日付 ( 注 ) 必ず次葉とともに 正副 2 通を所轄の国税不服審判所に提出してください 正本 審判所 2 住所 所在地 ( 納税地 ) 3 ( ふりがな ) 法 人住所 所在地の代表者4( ふりがな ) 通信日付確認整理簿記入本人確認 番号確認 整理欄本人確認書類個人番号カード / 通知カード 運転免許証その他 1 請求年月日平成年月日

More information

きる ( 改正前民法 436 条 ) 1 改正法と同じ 2 前項の債権を有する連帯債務者が相殺を援用しない間は その連帯債務者の負担部分についてのみ他の連帯債務者が相殺を援用することができる 本条は 負担部分の限度で 他の連帯債務者が債権者に対して債務の履行を拒むことができると規定したものであり 判

きる ( 改正前民法 436 条 ) 1 改正法と同じ 2 前項の債権を有する連帯債務者が相殺を援用しない間は その連帯債務者の負担部分についてのみ他の連帯債務者が相殺を援用することができる 本条は 負担部分の限度で 他の連帯債務者が債権者に対して債務の履行を拒むことができると規定したものであり 判 第 17 多数当事者 1 連帯債務 ( 変更 ) 民法第 432 条債務の目的がその性質上可分である場合において 法令の規定又は当事者の意思表示によって数人が連帯して債務を負担するときは 債権者は その連帯債務者の一人に対し 又は同時に若しくは順次に全ての連帯債務者に対し 全部又は一部の履行を請求することができる ( 改正前民法 432 条 ) 数人が連帯債務を負担するときは 債権者は その連帯債務者の一人に対し

More information

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所 諮問庁 : 国税庁長官諮問日 : 平成 30 年 10 月 10 日 ( 平成 30 年 ( 行個 ) 諮問第 178 号 ) 答申日 : 平成 30 年 12 月 7 日 ( 平成 30 年度 ( 行個 ) 答申第 144 号 ) 事件名 : 特定法人等が特定税務署に法定調書として提出した本人に係る給与所得の源泉徴収票の不開示決定 ( 存否応答拒否 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論特定法人

More information

特定個人情報の取扱いの対応について

特定個人情報の取扱いの対応について 特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という ) が成立し ( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) 社会保障 税番号制度が導入され 平成 27 年 10

More information

<4D F736F F D20819A DB90C5916B8B7997A796408BD68E7E82C982C282A282C482CC88D38CA98F912E646F63>

<4D F736F F D20819A DB90C5916B8B7997A796408BD68E7E82C982C282A282C482CC88D38CA98F912E646F63> 不利益課税遡及立法についての意見書 2014 年 ( 平成 26 年 )3 月 19 日日本弁護士連合会 第 1 意見の趣旨 2004 年 3 月 26 日に国会において可決 成立した 所得税法等の一部を改正する法律 によって改正された租税特別措置法附則第 27 条第 1 項 第 6 項 ( 以下 租税特措法附則 という ) は, 施行日より前に遡り, 同年 1 月 1 日以降に行われた個人の土地建物等の譲渡に関する譲渡損益について他の種類の所得との損益通算を禁止したが,

More information

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を 公益通報者保護法を踏まえた国の行政機関の通報対応に関するガイドライン ( 内部の職員等からの通報 ) 平成 17 年 7 月 19 日関係省庁申合せ平成 26 年 6 月 23 日一部改正平成 29 年 3 月 21 日一部改正 1. 本ガイドラインの意義及び目的公益通報者保護法 ( 平成 16 年法律第 122 号 以下 法 という ) を踏まえ 国の行政機関が内部の職員等からの通報に対応する仕組みを整備し

More information

5-1から3許可・不許可

5-1から3許可・不許可 第 5 章許可及び不許可 第 1 節許可及び不許可の処分 ( 許可又は不許可の通知 ) 第 35 条都道府県知事は 開発許可の申請があったときは 遅滞なく 許可又は不許可の処分をしなければならない 2 前項の処分をするには 文書をもって当該申請者に通知しなければならない 福島市行政手続条例 ( 理由の開示 ) 第 8 条行政庁は 申請により求められた許認可等を拒否する処分をする場合は 申請者に対し

More information

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律 ( 第 7 次地方分権一括法 ) の概要 平成 29 年 4 月内閣府地方分権改革推進室平成 29 年 4 月 19 日成立平成 29 年 4 月 26 日公布 第 7 次地方分権一括法 提案募集方式 に基づく地方からの提案について 平成 28 年の地方からの提案等に関する対応方針 ( 平成 28 年 12 月 20

More information

点で 本規約の内容とおりに成立するものとします 3. 当社は OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用申込みがあった場合でも 任意の判断により OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用をお断りする場合があります この場合 申込者と当社の間に利用契約は成立し

点で 本規約の内容とおりに成立するものとします 3. 当社は OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用申込みがあった場合でも 任意の判断により OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用をお断りする場合があります この場合 申込者と当社の間に利用契約は成立し OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能の利用規約 第 1 条 ( 本規約の適用 ) OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能の利用規約 ( 以下 本規約 といいます ) はエヌ ティ ティ コミュニケーションズ株式会社 ( 以下 当社 といいます ) が提供する OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用に関し お客様と当社との間に適用されます 第

More information

<4D F736F F D E63188C4816A8D4C93878CA78BC696B18AC7979D91CC90A78A6D94468C9F8DB88EC08E7B97768D6A816989FC90B38CE3816A2E646F63>

<4D F736F F D E63188C4816A8D4C93878CA78BC696B18AC7979D91CC90A78A6D94468C9F8DB88EC08E7B97768D6A816989FC90B38CE3816A2E646F63> 広島県介護サービス事業者業務管理体制確認検査実施要綱 第 1 目的この要綱は, 広島県知事 ( 以下 知事 という ) が介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の33, 第 115 条の34の規定及び介護サービス事業者業務管理体制確認検査指針 ( 平成 21 年 3 月 30 日付老発第 0330077 老健局長通知 以下 検査指針 という ) に基づき,

More information

取得に対しては 分割前の当該共有物に係る持分割合を超える部分の取得を除いて 不動産取得税を課することができないとするだけであって 分割の方法に制約を設けているものではないから 共有する土地が隣接している場合と隣接していない場合を区別し 隣接していない土地を一体として分割する場合に非課税が適用されない

取得に対しては 分割前の当該共有物に係る持分割合を超える部分の取得を除いて 不動産取得税を課することができないとするだけであって 分割の方法に制約を設けているものではないから 共有する土地が隣接している場合と隣接していない場合を区別し 隣接していない土地を一体として分割する場合に非課税が適用されない 諮問番号 : 平成 29 年諮問第 7 号 答申番号 : 平成 30 年答申第 5 号 答申書 第 1 京都府行政不服審査会 ( 以下 審査会 という ) の結論本件諮問に係る審査請求 ( 以下 本件審査請求 という ) は 棄却されるべきであるとする審査庁の判断は 妥当でない 第 2 事案の概要本件は 審査請求人及び審査請求人と土地を共有している者 ( 以下 共有者 という ) が共有に係る1~6の6

More information

審決取消判決の拘束力

審決取消判決の拘束力 (1) 審決取消判決の拘束力の範囲 - 発明の進歩性判断の場合 - 特許業務法人サンクレスト国際特許事務所弁理士喜多秀樹 1. はじめに審決取消訴訟の取消判決が確定すると 従前の審決が取り消されるため事件は特許庁の審判手続に戻り 審判官は更に必要な審理を行って再び審決をしなければならない ( 特許法 181 条 5 項 ) この場合 その後の審決が 先の取消判決を無視して前審決と同じ理由で同じ結論を下すと

More information

第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項に より いずれも棄却すべきである 第 5 調査審議の経過審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日審議経過 平成 30 年 3 月 6 日 諮問 平成 30 年 4 月 26 日審議 ( 第

第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項に より いずれも棄却すべきである 第 5 調査審議の経過審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日審議経過 平成 30 年 3 月 6 日 諮問 平成 30 年 4 月 26 日審議 ( 第 答 申 審査請求人 ( 以下 請求人 という ) が提起した各不動産取得税賦 課処分に係る各審査請求について 審査庁から諮問があったので 次の とおり答申する 第 1 審査会の結論 本件各審査請求は いずれも棄却すべきである 第 2 審査請求の趣旨本件各審査請求の趣旨は 都税事務所長 ( 以下 処分庁 という ) が 請求人に対し 平成 2 9 年 7 月 7 日付けの納税通知書により行った別紙 1

More information

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の 諮問番号 : 平成 30 年諮問第 13 号 答申番号 : 平成 30 年答申第 15 号 答申書 第 1 京都府行政不服審査会 ( 以下 審査会 という ) の結論本件諮問に係る審査請求 ( 以下 本件審査請求 という ) は 棄却されるべきであるとする審査庁の判断は 妥当である 第 2 事案の概要本件は 福祉事務所長 ( 以下 処分庁 という ) が審査請求人に対して行った生活保護法 ( 昭和

More information

行政不服審査法等の改正について KL14190

行政不服審査法等の改正について KL14190 行政不服審査法等の改正について 0 001112 141902 KL14190 はじめに 2014 年 6 月 13 日に, 公正性の向上, 使いやすさの向上, 国民の救済手段の充実の観点から 抜本的に見直された行政不服審査法ほか関連二法 ( 行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整 備等に関する法律, 行政手続法の一部を改正する法律 ) が公布されました ただ, 肝心の行政不服審査法について, その具体的な施行日が明らかではないため

More information

平成11年6月8日

平成11年6月8日 境港市空家の適正管理に関する条例施行規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 境港市空家の適正管理に関する条例 ( 平成 26 年境港市条例第 10 号 以下 条例 という ) 第 15 条の規定に基づき 条例の施行について必要な事項を定めるものとする ( 立入調査員証 ) 第 2 条条例第 7 条第 2 項に規定する身分を示す証明書は 立入調査員証 ( 式第 1 号 ) とする ( 指導の方法 )

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション (1) マイナンバー法案と関連法案について 社会保障 税番号大綱 ( 平成 23 年 6 月 30 日政府 与党社会保障改革検討本部決定 ) に基づき 次期通常国会に次の 3 法案を提出 1 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律案 ( マイナンバー法案 ) 内閣官房 2 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案

More information

3-2

3-2 税務調査への対応 Ⅰ. 税務署が税務調査の日を指定した場合の対応 1. 税務調査とは 1. 定義課税庁の職員が 法律の規定に基づいて 納税者その他納税者と関係のある者に対して 1 質問 2 検査 3 臨検 4 捜索を行うことをいいます 2. 税務調査の種類 1 強制調査 2 任意調査とがあります 3. 強制調査とは 調査対象者の意思に関係なく実施される調査 調査対象者は 強制調査を拒むことができず

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 資料 7 個人情報と 信書の秘密 の 保護について 信書の秘密 の保護 1 憲法上保障された権利 表現の自由の確保及びプライバシー保護の観点から 基本的人権として 検閲の禁止 と併せて 通信の秘密 の 保護を明記 憲法第 21 条第 2 項 検閲は これをしてはならない 通信の秘密は これを侵してはならない 2 信書便法における担保措置 憲法上の要請を受け 信書便法においても 検閲の禁止 と併せて

More information

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい 地方公務員の退職管理の適正の確保について 総務省自治行政局公務員部高齢対策室 1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3について 離職後 2 年間 離職前

More information

( 事案の全体像は複数当事者による複数事件で ついての慰謝料 30 万円 あり非常に複雑であるため 仮差押えに関する部 3 本件損害賠償請求訴訟の弁護士報酬 分を抜粋した なお 仮差押えの被保全債権の額 70 万円 は 1 億円程度と思われるが 担保の額は不明であ を認容した る ) なお 仮差押え

( 事案の全体像は複数当事者による複数事件で ついての慰謝料 30 万円 あり非常に複雑であるため 仮差押えに関する部 3 本件損害賠償請求訴訟の弁護士報酬 分を抜粋した なお 仮差押えの被保全債権の額 70 万円 は 1 億円程度と思われるが 担保の額は不明であ を認容した る ) なお 仮差押え 参考資料 1 不当な仮差押命令に関する損害賠償請求についての近時の裁判例 1 2 裁判所 判決日 文献番号等事案の概要結果 被告は 原告の取得した本件各土地を同人から買い受けるとの売買契約が成立したと主張して 同契約に基づく所有権移転登記請求権を被保全権利とする処分禁止の仮処分決定を得た ( 担保の額は 8000 万円 ) ものの 原告と被告との間の本東京地裁平成 26 年 1 月 23 日判件各土地に関する所有権移転登記手続に係る本決

More information

民事訴訟法

民事訴訟法 2015 年民事訴訟法 3 関西大学法学部教授栗田隆 第 4 回 ( 目次 ) (42 条 -46 条 ) (42 条 -46 条 ) 債権者 保証債務履行請求 Y 保証人 Z 主債務者 T. Kurita 2 の意義 とは 他人間の訴訟の結果について利害関係を有する第三者が 当事者の一方を勝訴させることによって自己の利益を守るために訴訟に参加することをいう 人は 自らの利益を守るために自らの名と費用において訴訟を追行するが

More information

当法 22 条 2 項,3 項により本件滞納社会保険料等の徴収に関する権限を承継した被告に対し, 本件滞納社会保険料等のうち平成 17 年 5 月分以前のもの ( 以下 本件請求対象社会保険料等 という ) についての納付義務は時効等により消滅しているとして, 本件交付要求のうち本件請求対象社会保険

当法 22 条 2 項,3 項により本件滞納社会保険料等の徴収に関する権限を承継した被告に対し, 本件滞納社会保険料等のうち平成 17 年 5 月分以前のもの ( 以下 本件請求対象社会保険料等 という ) についての納付義務は時効等により消滅しているとして, 本件交付要求のうち本件請求対象社会保険 主 文 1 本件訴えを却下する 2 訴訟費用は原告の負担とする 事実及び理由 第 1 請求 1 被告が破産者 A 株式会社 ( 以下 破産会社 という ) の破産手続において平成 21 年 12 月 22 日付けで大阪地方裁判所に対してした交付要求のうち, 平成 17 年 5 月分以前の健康保険料, 厚生年金保険料及び児童手当拠出金並びにこれらに対する延滞金に係る部分を取り消す 2 被告が破産会社の破産手続において平成

More information

< F2D96AF A88CA081408D C52E6A7464>

< F2D96AF A88CA081408D C52E6A7464> 民法 2 物権 ( 第 3 版 ) (22114-7) 補遺相続法改正と物権法 2019 年 1 月 1 2018 年相続法の改正案が国会を通過し ( 平成 30 年法律 72 号 ), 一部を除き 2019 年 7 月に施行される予定である 相続法の改正により, 配偶者 ( 短期 ) 居住権の創設 (2020 年 4 月施行 ), 自筆証書遺言の簡易化 (2019 年 1 月施行 ), 遺留分を遺留分減殺請求による現物返還から遺留分侵害額請求による金銭請求に変えたことなど重要な改正が幾つか行われている

More information

個人情報の保護に関する規程(案)

個人情報の保護に関する規程(案) 公益財団法人いきいき埼玉個人情報保護規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 埼玉県個人情報保護条例 ( 平成 16 年埼玉県条例第 65 号 ) 第 59 条の規定に基づき 公益財団法人いきいき埼玉 ( 以下 財団 という ) による個人情報の適正な取扱いを確保するために必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において 個人情報 個人情報取扱事業者 個人データ 保有個人データ

More information

文書管理番号

文書管理番号 プライバシーマーク付与適格性審査実施規程 1. 一般 1.1 適用範囲この規程は プライバシーマーク付与の適格性に関する審査 ( 以下 付与適格性審査 という ) を行うプライバシーマーク指定審査機関 ( 以下 審査機関 という ) が その審査業務を遂行する際に遵守すべき事項を定める 1.2 用語この基準で用いる用語は 特段の定めがない限り プライバシーマーク制度基本綱領 プライバシーマーク指定審査機関指定基準

More information

(イ係)

(イ係) 平成 26 年 5 月 19 日判決言渡 平成 25 年 ( 行コ ) 第 391 号所得税更正処分取消請求控訴事件 主 文 本件控訴を棄却する 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由 第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 四日市税務署長が平成 25 年 3 月 15 日付けで控訴人に対してした平成 21 年分所得税の更正処分のうち課税総所得金額 2361 万 7000 円, 還付金の額に相当する税額

More information

間延長をしますので 拒絶査定謄本送達日から 4 月 が審判請求期間となります ( 審判便覧 の 2.(2) ア ) 職権による延長ですので 期間延長請求書等の提出は不要です 2. 補正について 明細書等の補正 ( 特許 ) Q2-1: 特許の拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正は

間延長をしますので 拒絶査定謄本送達日から 4 月 が審判請求期間となります ( 審判便覧 の 2.(2) ア ) 職権による延長ですので 期間延長請求書等の提出は不要です 2. 補正について 明細書等の補正 ( 特許 ) Q2-1: 特許の拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正は 拒絶査定不服審判 Q&A 1. 期間の延長について 拒絶理由通知の応答期間の延長 ( 特許 ) Q1-1: 特許について 拒絶査定不服審判請求後 ( 前置審査中を含む ) に受けた拒絶理由通知に対する応答期間を延長することはできますか A1-1: 出願人が国内居住者のときは 以下の理由 (1) を満たすときに 1 回 ( 最大 1 か月 ) 限りの延長が認められます 出願人が在外者のときは 以下の理由

More information

したがって, 本件売却は,362 条 4 項 1 号に基づき取締役会決議が必要である 2) 利益相反取引に該当するか (356 条 1 項 2 号,3 号 ) 甲社は取締役会設置会社であるから, 本件売却が甲社において直接取引または間接取引に該当するときも,356 条 1 項 2 号または3 号,3

したがって, 本件売却は,362 条 4 項 1 号に基づき取締役会決議が必要である 2) 利益相反取引に該当するか (356 条 1 項 2 号,3 号 ) 甲社は取締役会設置会社であるから, 本件売却が甲社において直接取引または間接取引に該当するときも,356 条 1 項 2 号または3 号,3 2018 年度同志社大学大学院司法研究科 後期日程入学試験問題解説 商法 設例の事案の概要甲社 ( 取締役会設置会社 ) 代表取締役 A( 株式 40%) A の配偶者 B 非役員,25% 保有レストランP 乙社代表取締役 C (Bの兄) Bが全株式を保有 AもBも日常的な経営に関与せず レストランQ( 総資産の40%) 客観的な評価額 8000 万円 乙社への売却価額 5000 万円 Qを譲り受け,

More information

【PDF】MyJCB利用者規定(セブン銀行用)

【PDF】MyJCB利用者規定(セブン銀行用) MyJCB 利用者規定 ( セブン銀行用 ) 第 1 条 (MyJCBサービス) 株式会社ジェーシービー ( 以下 JCB といいます ) および株式会社セブン銀行 ( 以下 当社 といいます ) が 両社所定のWEBサイトである MyJCB において提供するサービスを MyJCBサービス ( 以下 本サービス といいます ) といいます 第 2 条 ( 利用申込 登録等 ) 1. お客さまは 本規定を承認のうえ

More information

次のように補正するほかは, 原判決の事実及び理由中の第 2に記載のとおりであるから, これを引用する 1 原判決 3 頁 20 行目の次に行を改めて次のように加える 原審は, 控訴人の請求をいずれも理由がないとして棄却した これに対し, 控訴人が控訴をした 2 原判決 11 頁 5 行目から6 行目

次のように補正するほかは, 原判決の事実及び理由中の第 2に記載のとおりであるから, これを引用する 1 原判決 3 頁 20 行目の次に行を改めて次のように加える 原審は, 控訴人の請求をいずれも理由がないとして棄却した これに対し, 控訴人が控訴をした 2 原判決 11 頁 5 行目から6 行目 主 文 本件控訴を棄却する 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 処分行政庁が平成 19 年 6 月 27 日付けでした控訴人の平成 16 年 10 月分の源泉徴収に係る所得税の納税告知処分及び不納付加算税賦課決定処分をいずれも取り消す 3 被控訴人は, 控訴人に対し7446 万 1087 円及びうち39 万 4200 円に対する平成 19 年 6

More information

第 5 無効及び取消し 1 法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果について 次のような規律を設けるものとする (1) 無効な行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は 相手方を原状に復させる義務を負う (2) (1) の規定にかかわらず

第 5 無効及び取消し 1 法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果について 次のような規律を設けるものとする (1) 無効な行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は 相手方を原状に復させる義務を負う (2) (1) の規定にかかわらず 民法 ( 債権関係 ) 部会資料 88-2 民法 ( 債権関係 ) の改正に関する要綱案 ( 案 ) 補充説明 目次 第 5 無効及び取消し... 1 1 法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果... 1 第 9 法定利率... 1 2 金銭債務の損害賠償額の算定に関する特則 ( 民法第 419 条第 1 項関係 )... 1 第 15 債権者代位権... 2 7 訴えによる債権者代位権の行使...

More information

処分に関する規則(案)

処分に関する規則(案) 処分に関する規則 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 日本学生野球憲章第 7 章に基づく処分および処分に付随する指導 並びに 処分の解除 変更に関する審査決定手続を定める ( 手続における通信手段 ) 第 2 条この規則の定めにしたがい書面の提出を必要とする場合には 書面に代えて ファックス 電子メール等の通信手段によることができる この場合 日本学生野球協会事務局は 当該当事者に対して

More information

?? TAX LAW NEWSLETTER 2017 年 2 月号 (Vol.24) 国税庁 米国リミテッド パートナーシップをパススルー ( 構成員課税 ) と取り扱うとの見解を公表 Ⅰ. はじめに Ⅱ. これまでの議論 Ⅲ. 今回の国税庁の見解の内容 Ⅳ. 最高裁判決との関係 ( 納税者のパスス

?? TAX LAW NEWSLETTER 2017 年 2 月号 (Vol.24) 国税庁 米国リミテッド パートナーシップをパススルー ( 構成員課税 ) と取り扱うとの見解を公表 Ⅰ. はじめに Ⅱ. これまでの議論 Ⅲ. 今回の国税庁の見解の内容 Ⅳ. 最高裁判決との関係 ( 納税者のパスス 2017 年 2 月号 (Vol.24) 国税庁 米国リミテッド パートナーシップをパススルー ( 構成員課税 ) と取り扱うとの見解を公表 Ⅰ. はじめに Ⅱ. これまでの議論 Ⅲ. 今回の国税庁の見解の内容 Ⅳ. 最高裁判決との関係 ( 納税者のパススルー / 団体課税の選択が認められるか ) Ⅴ. 実務への影響 森 濱田松本法律事務所 弁護士 税理士大石篤史 TEL. 03 5223 7767

More information

Webエムアイカード会員規約

Webエムアイカード会員規約 Web エムアイカード会員規約 第 1 条 ( 目的 ) Web エムアイカード会員規約 ( 以下 本規約 といいます ) は 株式会社エムアイカード ( 以下 当社 といいます ) がインターネット上に提供する Web エムアイカード会員サービス ( 以下 本サービス といいます ) を 第 2 条に定める Web エムアイカード会員 ( 以下 Web 会員 といいます ) が利用するための条件を定めたものです

More information

あ 論点整理表 ( 案 ) 4 法律 条例 予算による統制のあり方 協約との関係 資料 5 論点番号 4-(3)2 法律 条例の改正又は予算の増額修正が必要となる協約についてその締結手続及び効力発生要件等をどのようにすべきか 2 法律 条例の改正案又は補正予算案の提出を内容とする協約について どう考えるか 担当委員髙橋委員 論点 参考資料名 頁 法律 条例の改正案又は補正予算案の提出を内容とする協約について

More information