システム分析とデータベース設計

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えのしのしま
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1 システム設計 1. 構造化システム設計 DFD からモジュール設計 2. プログラミング HTML,VBScript,ASP, データベース 3. プログラミング作法レイアウト, プログラム 3 構造 4. プログラミング補題 ( 会員登録 )

2 システム設計技法 - 受注処理の DFD を例に受注処理の DFD さらなるプロセスの詳細化商品ファイル在庫ファイル会員会員番号商品番号商品番号商品名単価画像特徴商品番号新在庫数会員会員番号ログイン会員照合会員名住所会員番号, 会員名, 住所エラーコード商品選択エラーコード在庫数会員番号, 会員名, 住所, 商品番号個数注文確定支払方法会員番号, 会員名, 住所, 電話番号商品番号, 商品名, 単価, 個数, 請求金額, 支払方法支払処理会員ファイルエラー処理受注ファイル 2

3 構造化システム設計 - モジュール設計受注処理ログイン商品選択注文確定支払処理入力認証表示詳細表示購入注文表示支払選択確定システムの詳細化データベース注文変更削除個数クレジット番号入力会員 : 属性名商品 : 属性名注文 : 属性名会員 : 属性名会員番号会員名住所電話番号商品番号商品名単価特徴受注番号会員番号支払方法明細 : 属性名受注番号商品番号個数会員番号会員名住所電話番号クレジット番号追加

4 モジュールのプログラム図示ログイン Begin Begin 入力認証入力画面表示入力画面表示会員番号入力会員番号入力 NO 暗証番号入力暗証番号忘れた? YES 再発行処理暗証番号忘れた? YES NO 再発行処理暗証番号入力別モジュール認証処理別モジュール認証処理 End End フローチャート PAD(Program Analysis Diagram

Login.html ログインモジュールのプログラミング入力ログイン認証プログラミングの基本を理解しましょう 1 データ入力フォーム 2 プログラムの 3 構造連接反復条件 3 データベース操作 <HTML> <HEAD> <TITLE> ログイン </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> ユーザ ID とパスワードを入力してください.

5 Login.html ログインモジュールのプログラミング入力ログイン認証プログラミングの基本を理解しましょう 1 データ入力フォーム 2 プログラムの 3 構造連接反復条件 3 データベース操作 <HTML> <HEAD> <TITLE> ログイン </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> ユーザ ID とパスワードを入力してください. <FORM Action= "Ninsho.asp" Method="GET"> <TABLE Border="2"> <TR> <TD> ユーザ ID</TD> <TD><INPUT Type="TEXT" Name="UserID" ></TD> </TR> <TR> <TD> パスワード </TD> <TD><INPUT Type="password" Name="UserPW"></TD> </TR> </TABLE> <BR> <INPUT TYPE="submit" value=" ログイン "> <INPUT TYPE="reset " value=" 中止 "> </FORM> </CENTER> </BODY> </HTML> 各自の PC の実験では

DBを使わないログインモジュールのプログラミング Ninsho.asp <%@ LANGUAGE="VBScript" %> <HTML> <HEAD> <TITLE> 認証 </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> <% ' 登録ユーザ Users=3 登録会員数プログラムの 3 構造 ( 連接, 反復, 分岐 ) を理解しよう.

6 DBを使わないログインモジュールのプログラミング Ninsho.asp LANGUAGE="VBScript" %> <HTML> <HEAD> <TITLE> 認証 </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> <% ' 登録ユーザ Users=3 登録会員数プログラムの 3 構造 ( 連接, 反復, 分岐 ) を理解しよう. User_ID=Array("yamada","suzuki","tanaka") User_PW=Array("taro", "ichiro", "masahiro") ' ログインデータ受信 (From Login.html) Custm_ID=Request("UserID") Custm_PW=Request("UserPW") ' 認証チェック For i=0 to Users-1 If (User_ID(i)=Custm_ID) Then If (User_PW(i)=Custm_PW) Then Response.Write User_ID(i) & " さん <BR>" Response.Write " ログインしました <BR>" Exit For Else Response.Write " 暗証番号が違います <BR>" Exit For Next If (i>users-1) Then Response.Write " 会員登録して下さい <BR> " %> </BODY> </HTML>

7 DB によるログインモジュールのプログラミング NinshoDB.asp LANGUAGE="VBScript" %> <HTML> <HEAD> <TITLE> 認証 </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> <% ' ログインデータ受信 (From LoginDB.html) Custm_ID=Request("UserID") Custm_PW=Request("UserPW") ' データベースプログラム Set DB=Server.CreateObject("ADODB.Connection") DB.Provider="Microsoft.ACE.OLEDB.12.0" DB.Open Server.MapPath(" 受注管理.accdb") Set RS=DB.Execute("Select * from 会員 ") ' 認証チェック Do Until (RS.EOF=True) If (Custm_ID=RS.Fields(" 会員番号 ")) Then If (Custm_PW=RS.Fields(" 暗証番号 ")) Then Response.Write RS.Fields(" 会員名 ") & " さん <BR>" Response.Write " ログインしました <BR>" Exit Do Else Response.Write " 暗証番号が違います <BR>" Exit Do RS.MoveNext ' 次の会員レコードを検索 Loop If (RS.EOF=True) Then Response.Write " 会員登録して下さい <BR> " RS.Close DB.Close %> </BODY> </HTML> LoginDB.html を作っておくこと. 変更箇所は Action= NinshoDB.asp

8 ログインから次のモジュールに移行するプログラミング NinshoDB.asp LANGUAGE="VBScript" %> <HTML> <HEAD> 省略 </HEAD> <BODY> <CENTER> <% ' ログインデータ受信 (From LoginDB.html) Custm_ID=Request("UserID") Custm_PW=Request("UserPW") ' データベースプログラム Set DB=Server.CreateObject("ADODB.Connection") DB.Provider="Microsoft.ACE.OLEDB.12.0" DB.Open Server.MapPath(" 受注管理.accdb") Set RS=DB.Execute("Select * from 会員 ") ' 認証チェック Do Until (RS.EOF=True) If (Custm_ID=RS.Fields(" 会員番号 ")) Then If (Custm_PW=RS.Fields(" 暗証番号 ")) Then Response.Write RS.Fields(" 会員名 ") & " さん <BR>" Response.Write " ログインしました <BR>" Response.Write "<A Href=Order.asp?ID=" & Custm_ID & "&Name=" & RS.Fields(" 会員番号 ") & "&Addrs=" & RS.Fields(" 住所 ") & "> 注文画面へ </A>" Else Response.Write " 暗証番号が違います <BR>" Exit Do RS.MoveNext ' 次の会員レコードを検索 Loop If (RS.EOF=True) Then Response.Write " 会員登録して下さい <BR> " RS.Close DB.Close %> </BODY> </HTML> LoginDB.html を作っておくこと. 変更箇所は Action= NinshoDB.asp

9 プログラミング再考 1. モジュール設計 : 構造化システム設計 = モジュール設計 1 1 モジュールの命令数は 60 行以内が目安. 2 モジュールの説明, 入力データの説明, 出力データの説明を書こう. 3 モジュールはさらに分割されることがある. これをサブモジュールと呼ぶ. 分割は 7 つ以内 (fan out). 複数のモジュールから呼出されるモジュールもある. 呼出しも 7 つ以内 (fan in) 2. プログラミング作法 1 わかりやすいこと : プログラムは引き継がれる. 自分がわかればいいは NG. 2 見やすいレイアウト : 処理の始まり (begin) と終わり (end) がわかるブロック構造を意識する. 字下げ (indent) 桁合わせをタブキーで行う. 3 適切なコメント : そのブロックの処理内容を簡潔に説明. 4 適切な変数名 :c=a*b より,kingaku=tanka*kosu とする. 変数名の説明があると, さらによい. 5 プログラムは石頭 (CPU) への作業命令 : まずは紙と鉛筆で考えよう. 3. プログラムの構造は三つ 1 順接 2 反復 3 比較 For Next, Do While( ) Loop, Do Until( ) Loop If ( ) Then Else 4. プログラムは図示して考えよう 1 フローチャート (Flow Chart) 2 PAD(Program Analysis Dialog)

プログラミング補題データベースに新規会員を登録するシステムを作り SQL の Insert コマンドを理解する. 1. 新規会員登録リンクの書き方. LoginDB.html の改変 2. 新規会員データの入力画面. Custm.html 3. 会員テーブルへデータを追加するプログラム. Insert_Custm.asp LoginDB.

10 プログラミング補題データベースに新規会員を登録するシステムを作り SQL の Insert コマンドを理解する. 1. 新規会員登録リンクの書き方. LoginDB.html の改変 2. 新規会員データの入力画面. Custm.html 3. 会員テーブルへデータを追加するプログラム. Insert_Custm.asp LoginDB.html <HTML> <HEAD> <TITLE> ログイン </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> ユーザ ID とパスワードを入力してください. <FORM Action= "NinshoDB.asp" Method="GET"> <TABLE Border="2"> <TR> <TD> ユーザ ID</TD> <TD><INPUT Type="TEXT" Name="UserID" ></TD> </TR> <TR> <TD> パスワード </TD> <TD><INPUT Type="password" Name="UserPW"></TD> </TR> </TABLE> <BR> <INPUT TYPE="submit" value=" ログイン "> <INPUT TYPE="reset " value=" 中止 "> <A Href="Custm.html"> 会員登録 </A><BR> </FORM> </CENTER> </BODY> </HTML> 追加ヒント : リンク表示会員登録はボタン形式や画像にすることもできる画像は準備しておくことボタン <INPUT TYPE="button" value=" 会員登録 "> 画像 <IMG SRC=" 会員登録.JPG">

11 新規会員データの入力画面 Custm.html <HTML> <HEAD> <TITLE> 会員登録画面 </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> 会員データを入力してください. <FORM Action="Insert_Custm.asp" Method="GET"> <TABLE Border="2"> <TR> <TD> ユーザ ID( 半角英数字 10 桁以内 )</TD> <TD><INPUT Type="TEXT" Name="UserID"></TD> </TR> <TR> <TD> パスワード ( 半角英数字 10 桁以内 )</TD> <TD><INPUT Type="TEXT" Name="UserPW"></TD> </TR> <TR> <TD> 会員名 </TD> <TD><INPUT Type="TEXT" Name="UserName"></TD> </TR> </TABLE> <BR> <INPUT TYPE="submit" value=" 登録 "> <INPUT TYPE="reset" value=" 中止 "> </FORM> </CENTER> </BODY> </HTML>

Insert_Custm.asp 新規会員データの追加 ( 挿入 ) 追加 <%@ LANGUAGE="VBScript" %> <HTML> <HEAD> <TITLE> 会員登録 </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> <% On Error Resume Next ' エラー発生時の対処 ' 会員データ受信 (From Custm.

12 Insert_Custm.asp 新規会員データの追加 ( 挿入 ) 追加 <%@ LANGUAGE="VBScript" %> <HTML> <HEAD> <TITLE> 会員登録 </TITLE> </HEAD> <BODY> <CENTER> <% On Error Resume Next ' エラー発生時の対処 ' 会員データ受信 (From Custm.html) Custm_ID=Request("UserID") Custm_PW=Request("UserPW") Custm_NM=Request("UserName") ' データベースオープン Set DB=Server.CreateObject("ADODB.Connection") DB.Provider="Microsoft.ACE.OLEDB.12.0" DB.Open Server.MapPath(" 受注管理.accdb") データベース追加のための SQL 作成 SQLs="INSERT INTO 会員 ( 会員番号, 会員名, 暗証番号 )" SQLs=SQLs & " VALUES('" & Custm_ID & "','" & Custm_NM & "','" & Custm_PW & "')" DB.Execute(SQLs) ' 動作チェック If (DB.Errors.Count=0) Then Response.Write Custm_NM & " さんを登録しました.<BR>" Else Response.Write " エラーが発生しました.<BR>" Response.Write " エラーコード :" & DB.Errors(0).Description & "<BR>" DB.Close %> </BODY> </HTML> TEXT データはアポストロフィで囲む INSERT コマンド : INSERT INTO 会員 ( 会員番号, 会員名, 暗証番号 ) 半角空白 VALUES( aoki, 青木大介, hikone777 )

13 INSERT コマンド解説 INSERT コマンドは,Connection オブジェクトの Execute メソッドで実行します.Insert コマンドの書式を理解してください重要 Web システムのようにインターネットからデータベースを利用するユーザに対してデータベースのセキュリティが強化されました通常は読み取り (SELECT) しか許可されていませんレコードの追加 (INSERT) や更新 (UPDATE) 削除 (DELETE) を実行するためにはセキュリティプロパティを変更する必要があります方法データベースファイルを右クリックしてプロパティセキュリティタブインターネットゲストアカウントをフルコントロールにする INSERT コマンドの書式 INSERT INTO テーブル名 ( フィールド名 1,, フィールド名 n) VALUES ( 値 1,, 値 n) フィールド名と Values の値とは対応していること. 例.Insert Into 会員 ( 会員番号, 会員名 ) VALUES(31000, 菅野美穂 )" 文字列は必ずシングルクォーテーションで囲む. 文字列の中に半角シングルクォーテーションやダブルクォーテーションがあると文字列がそこで分割されるので注意 INSERT コマンドの実行 DB.Execute INSERT コマンドエラーの確認 IF (DB.Errors.Count=0) Then エラーなし Else エラーありエラー情報は DB.Errors(0).Description で確認可能

14 MS Access セキュリティ設定

IISとASPの動作設定

IISとASPの動作設定 Windows10 における IIS と ASP および ODBC の設定メモポイント 1. IS の機能追加 :Windows10 で IIS 1 (Internet Information Service) を利用する場合 IIS の機能を追加する必要があります 2. ODBC の設定 :Windows10 でデータベースプログラムを作成する場合 ODBC(Open Database Connectivity)