ShadowProtect IT Edition バックアップ取得手順書 2011 年 3 月 Asgent, Inc.
ShadowProtect IT Edition バックアップ取得フロー 本手順書は ShadowProtect IT Editionを利用し Windowsシステムのバックアップをオンラインにて取得する標準的なフローを記載しております 構成として バックアップ対象のサーバー パソコン (CDドライブ搭載) と バックアップファイルの保存先 HDD( 外部ストレージ ) が必要になります 本書では Windows7 搭載パソコンのCドライブのバックアップを 外付けUSB HDD(E: ) へ保存します 利用したIT Editionは 2011 年 4 月 6 月版になります
ShadowProtect の起動準備 1. 起動中のサーバー パソコンの CD ドライブへ ShadowProtect IT Edition の製品メディア (CD) を挿入します 2. オートラン ( 自動起動 ) により ShadowProtect を起動します ( 下図 ) -Windows の設定により 表示画面 / 手順が異なる事があります ここをクリック
ShadowProtect の起動準備 3. オートラン ( 自動起動 ) にて起動しない場合 エクスプローラより以下を実行して下さい CD 直下にある START SHADOWPROTECT.CMD このファイルを実行
ShadowProtect の起動準備 4. ポップアップにて下図が表示される場合があります ( ログの保存先選択画面 ) 必要に応じて 保存先を指定 不要な場合は キャンセルをクリック ここをクリック キャンセルの場合
5. ShadowProtect の起動画面 ( 下図 ) ShadowProtect の起動 6. バックアップ取得を開始 バックアップウィザード をクリック ここをクリック
ShadowProtect でのバックアップ取得設定 7. バックアップ取得開始ウィザードが表示 そのまま 次へ をクリック ここをクリック
ShadowProtect でのバックアップ取得設定 8. バックアップ取得対象のドライブを選択 - ドライブレター表示 (C: や *: など ) 横のチェックボックスをクリック複数ドライブの同時指定も可能です ( 対象先を全てチェック ) - 今回は C: のみをチェック 9. 次へ を選択 1. 選択 2. ここをクリック
ShadowProtect でのバックアップ取得設定 10. 初めての場合は 完全バックアップ を選択 - 既に 完全バックアップ を取得済みの場合 前回取得分との差分のみの取得が可能その場合は 差分バックアップ を選択下さい ( 詳しくはマニュアルを参照下さい ) 11. 次へ を選択 1. 選択 2. ここをクリック
保存先のフォルダを選択 バックアップファイル名ShadowProtect でのバックアップ取得設定 12. 参照 をクリックし バックアップファイル ( イメージ ) の保存先を指定 - 今回は 外付け USB-HDD(E: ) 配下の Backup フォルダを指定 - バックアップファイル名は自動的に設定されますが 変更可能です ファイル名 欄のファイル名 ( 今回は C_VOL) をダブルクリックし変更 13. 次へ を選択 1. ここを選択 2. ここをクリック
ShadowProtect でのバックアップ取得設定 14. オプション選択画面 ( パスワード設定や暗号化 圧縮の個別設定等が可能 ) - オプションの詳細はマニュアルを参照下さい - 特別な指定が無い場合は変更は不要です 15. 次へ を選択 ここをクリック
ShadowProtect でのバックアップ取得設定 16. 設定内容確認画面 終了 をクリック - バックアップの取得が開始 ( 実行 ) されます ここをクリック
ShadowProtect でのバックアップ取得 17. バックアップ取得開始画面 ( 画面解説 ) - バックアップ取得時間 ( 転送速度 ) は実行直後は不安定ですが 徐々に安定しますので 暫くお待ち下さい 進捗状況 (%) 残り時間 バックアップ完了目安時間 現在のデータ転送速度 詳細表示 バックアップ取得プロセスを表示 ( 次頁 )
ShadowProtect でのバックアップ取得 18. バックアップ取得中の 詳細表示 画面 ( 画面解説 ) - 中央に実行中のログが表示されます - 下段 プログレスバー にて進捗状況を確認頂けます - プログレスバー の上に 残り時間 と 転送率 ( 速度 ) が表示されます 残り時間 と 転送率 ( 速度 ) 表示 下のバーが プログレスバー
ShadowProtect でのバックアップ取得 19. バックアップ取得完了 ( 画面解説 ) 20. ShadowProtect を終了する場合は 右上の をクリック 引き続きバックアップ取得する場合は ウィザード タブをクリック ( 手順.5 へ戻ります ) ウィザード タブ 実行時間 ( 結果 )
今回の実施環境と取得速度 A) Windows7 搭載 PC の C: をバックアップ > 253GB のドライブで 46.5GB を使用中 B) 保存先は外付けの USB-HDD (USB2.0) C) 取得時間 25 分 7 秒で完了 ( 平均転送率 : 30.8MBps 秒 ) D) 取得バックアップファイル ( イメージ ) サイズは 28.2G 圧縮率 : 60.6% 取得対象ドライブ (C: ) のプロパティ 取得バックアップファイルのプロパティ - ファイル名 : C_VOL.spf - ファイルサイズ : 28.2GB
バックアップ取得のヒント 1. バックアップ取得時間はどの位? バックアップ取得時間には下記の要素が関連します a) 対象のデータサイズ b) 保存先ディスクへの転送速度 c) 圧縮率 d) CPU/ メモリ 例えば 100GB のドライブで 10GB を使用中 100Mbps の LAN 経由で取得する場合 - 10GB(Byte) = 10,000MB(Byte) - 100Mb(bit)ps = 12.5MB(Byte)ps 理論上は 1 秒間に 12.5MB のデータ転送が可能 実行率は ( 環境によりますが ) 20 ~ 30% 程度が目安 (20% とすると 2.5MBps) 単純に計算すると 10,000MB 2.5MBps = 4,000 秒 ( 約 66 分 ) 但し ShadowProtect の圧縮技術により取得データの圧縮を実施圧縮により 取得対象データ自体が小さくなり 取得時間の削減が可能 - ビジネスやシステムデータ中心の場合 約 50~60% 程度のサイズに圧縮 ( 目安 ) - 音楽 動画 画像など既に圧縮がされたデータ中心の場合は圧縮率が低下 参考 : 転送速度について Gigabit: 1Gbps = 1000Mbps = 125MB(Byte)ps USB2.0: 480Mbps = 60MB(Byte)ps
バックアップ取得のヒント 2. バックアップファイルは どこに保存可能? ShadowProtect はディスク (Disk) ベースでのイメージバックアップツールとなります その為 バックアップファイル ( イメージ ) の保存先もディスク (Disk) が対象となります - 外付け HDD USB-HDD NAS SAN CD や DVD,Blu-Ray など - オンラインで取得時には OS (Windows) からドライブとして認識出来ている事 -CD や DVD などは 取得設定にてファイルの分割設定が必要です ( 手順. 14) CD や DVD への書き込み時間分 バックアップ取得時間が遅延します 3. バックアップ取得可能な単位は? ShadowProtect は ドライブ単位でのバックアップ取得となります (C: や D: など ) 但し ファイルやフォルダ単位でのリストア が可能です - ShadowProtect から バックアップイメージの参照 を選択し 対象のバックアップファイル ( イメージ ) を選択する事で 仮想ドライブとしてマウントされます 4. 現在の主な制限事項は? 複数ボリュームでの復元 機能は 現在バージョンでは実現できません また その他詳細に関しましては ホームページ (FAQ) を参照下さい - http://www.shadowprotect.jp/support/faq/
バックアップ取得のヒント 5. バックアップ取得対象先について ShadowProtect では 通常 Windows 上では表示されないドライブが表示されます 今回事例とした Windows7 搭載 PC では ShadowProtect 上の ディスクマップ 画面,*: で表示のドライブは通常 Windows では見えない領域 上段から *: Recovery パソコンに標準搭載のリカバリ領域 ( 初期状態への復元用データ ) *: System Windows7 特有のシステム予約領域 起動ドライブ ( 必須領域 ) C: ラベル無し 通常のCドライブ Windowsやアプリケーションなど格納 D: ボリューム 通常のDドライブ データやアプリケーションを格納 E: ラベル無し 外付けのUSB-HDD Eドライブと表記 ( 今回のバックアプ先 ) F: JPN 内臓のCD/DVDドライブ
バックアップ取得のヒント 6. その他機能について 使い方詳細はマニュアルを参照下さい A) バックアップドライブ ( パーティション ) サイズの縮小 - バックアップ取得したイメージ ( パーティション ) を縮小する事が可能です ( 除く Windows 2000, XP) B) コールド起動でのバックアップ ( オフラインバックアップ ) - 対象マシンを起動せずに 製品メディア (CD) からブートする事で可能です C) 非 Windows(CIFS) 形式のバックアップ -Linux や ESX/ESXi などを対象に オフラインでの RAW バックアップも可能ですが 現状サポート対象外となります ( 詳細は FAQ を参照下さい ) 7. リカバリについて 以下のリカバリが可能です ( 詳しくは Web やマニュアルを参照下さい ) 取得したマシンへのリカバリ 取得したマシンの HDD を交換してのリカバリ 他のハードウェア ( 例 : 他メーカーのサーバー ) へのリカバリ 仮想マシンへのダイレクトリカバリ ( コンバージョンレス )
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