Windows 10 対応の アプリケーション テスト環境の作成について 作成 2015 年 9 月
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目次 はじめに... 4 Windows 10 互換性環境の構築について... 4 仮想マシン環境の作成... 5 Hyper-V 仮想マシンのダウンロード... 5 Hyper-V での仮想マシンの作成... 6 仮想マシンの起動... 11 日本語の言語パックのインストール... 14 Microsoft Azure 環境の作成... 19 アプリケーションのテスト... 27 3 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
はじめに Windows 10 互換性環境の構築について Windows 10 におけるアプリケーションの互換性を検証するには Windows 10 の環境を作成する必要があります Windows 10 リリース直後においては 次の 2 種類の環境でアプリケーションをテストすることが推奨されます アプリケーションをインストール済みの Windows 8.1 あるいは Windows 7 より Windows 10 へアップグレードした環境 Windows 10 を新規インストールした環境を使って アプリケーションをインストールした環境 このガイドでは テストするアプリケーションを除く Windows 10 環境の構築方法について 説明します Windows 10 環境を作成するには 次の 4 種類の方法があります 1. Windows 8.1 あるいは Windows 7 環境を Windows 10 へアップグレードする Windows 10 へアップグレードした PC に対して Windows 10 を新規インストールする 2. Windows 10 の新規インストールメディアを使って 新規インストールする この作業には Windows 10 の新規購入 あるいは MSDN サブスクリプションが必要になります 3. 仮想マシンの Windows 10 環境を構築する 4. MSDN サブスクリプションをお持ちの場合は MSDN の Microsoft Azure 特典を使用して Microsoft Azure 上に Windows 10 仮想マシンを構築する 1 から 3 の作業には Windows 10 にするための PC が必要になります 3 の仮想マシン環境を作成するためには Hyper-V VrtualBox VmWare などの仮想化ソ フトウェアが必要になります 4 の Microsoft Azure の仮想マシン環境を作成するためには MSDN サブスクリプションが 必要になります 本ガイドでは 3 の仮想マシン環境の構築方法を説明します 4 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
仮想マシン環境の作成 Hyper-V 仮想マシンのダウンロード Microsoft Edge デベロッパーセンターの [ ツール ] [ 仮想マシン ] より Microsoft Edge on Win 10 をダウンロードします https://dev.modern.ie/tools/vms/windows/ Vertual machine: Microsoft Edge on Win 10 を選択します プラットフォームの選択 : HyperV_2012 を選択します ダウンロードした Microsoft Edge.Win10.For.Windows.HyperV.zip を展開します 展開す ると 次のフォルダーが作成されます Virtual Hard Disks IE11 - Win10.vhdx ファイルが含まれています Virtual Machines 38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML ファイルが含まれています 5 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
Hyper-V での仮想マシンの作成 Hyper-V を使用するには Windows Server 2012 Windows Server 2012 R2 Windows 8.1 のホスト OS が稼働する PC が必要になります これらのホスト OS で Hyper-V を使用できるようにしておきます ( サーバー OS の場合は 役割の追加で Hyper-V を追加します Windows 8.1 の場合は Windows の機能の追加で Hyper-V を追加します ) Hyper-V が使用できる環境になりましたら 最初にダウンロードした仮想マシンを展開してできた 38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML を編集します 編集は 75 行目の pathname の値である C:\Users\Alex\Desktop\Modern.IE\HyperVListaParaSysprep\IE11 - Win10 を適切なパスに変更します <drive0> <iops_limit type="integer">0</iops_limit> <iops_reservation type="integer">0</iops_reservation> <pathname type="string">c:\users\alex\desktop\modern.ie\hypervlistaparasysprep\ie11 - Win10\Virtual Hard Disks\IE11 - Win10.vhdx</pathname> <persistent_reservations_supported type="bool">false</persistent_reservations_supported> <type type="string">vhd</type> <weight type="integer">100</weight> </drive0> 38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML の編集後に上書き保存をしましたら Hyper-V マネージャー を起動します 6 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[ 仮想マシンのインポート ] をクリックします [ 次へ ] をクリックします 7 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[ インポートする仮想マシンを含むフォルダーを指定してください ] に ダウンロードして展 開した仮想マシンの 38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML のフォルダーを指 定してから [ 次へ ] をクリックします 8 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
インポートする仮想マシンに IE11- Win10 が選択されているのを確認してから 次 へ をクリックします インポートの種類を選択してから [ 次へ ] をクリックします 9 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
環境に応じてエラーが発生しましたら その対応を行ってから [ 次へ ] をクリックします この例では イーサネットスイッチ のエラーが発生していますので 仮想スイッチを 設定してから [ 次へ ] をクリックします インポートが完了すれば [ 完了 ] をクリックします 注仮想マシンに設定するメモリは 1G から 2G が推奨値となります インポートの種類 を インプレース を選択すると 仮想ハードディスクは展開した IE11 - Win10.vhdx が使用されるようになります 10 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
仮想マシンの起動 Hyper-V マネージャーから IE11 Win10 をダブルクリックします [ 起動 ] をクリックして 仮想マシンを起動します 11 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
仮想マシンが起動すると [ 画面の設定 ] が表示されます 適切な解像度を選択して [ 接続 ] をクリックします ユーザーが IEUser となり パスワード入力になります パスワードに Passw0rd! ( 大文字の P 小文字で assw 数字のゼロ 小文字で rd 記号の!) を入力します 12 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
注既定のユーザー名 / パスワードである IEUser/Passw0rd! を変更するようにしてくだ さい その理由は 誰もが知っているためです また 必要に応じて Windows Update を 実施して 更新プログラムをインストールするようにしてください 注仮想マシンを起動してから 90 日間の検証作業を行うことができます 90 日を超える場合は 仮想マシンを削除してから 作成しなおしてください この制限は Microsoft Edge デベロッパーセンターの [ ツール ] [ 仮想マシン ] のリリースノートに記載されています 13 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
日本語の言語パックのインストール 設定アプリを起動します [Time & Language] [Region & Language] をクリックします 14 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[Add a Language] をクリックします [ 日本語 ] をクリックします 15 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[ 日本語 ] をクリックしてから [Options] をクリックします [Download] をクリックします ダウンロードが完了しましたら 日本語を既定の言語に設定します 16 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[ 日本語 ] をクリックしてから [Set as default] をクリックします 仮想マシンで サインオフしてから サインインしなおします 17 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
これで日本語環境になりました この後は 動作検証するアプリケーションをインストール して アプリケーションに問題がないかどうかを確認します 注 Microsoft Edge デベロッパーセンターで提供される仮想マシンは Microsoft Edge や Internet Explorer のテスト目的に提供されています この点に ご注意ください 18 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
Microsoft Azure 環境の作成 Microsoft Azure でクライアント OS の仮想マシンを作成するには MSDN サブスクリプシ ョンの特典を使って Microsoft Azure のサブスクリプションを作成しておく必要がありま す 注 MSDN サブスクリプションの特典を有効化するには クレジットカードの登録が必要 になります Microsoft Azure の管理ポータルにサインインします https://manage.windowsazure.com/ Azure プレビューポータルに切り替えます (2015 年 9 月時点 ) 19 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[ 新規 ] [Compute] [Marketplace] を選択してから フィルターに Windows 10 と入力し ます Windows 10 Enterprise (x64) を入力して [Enter] キーを押します 20 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
Windows 10 Enterprise (x64) をクリックします デプロイモデルに クラシック を選 択します [ 作成 ] をクリックします 21 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
ホスト名 ユーザー名 パスワードを入力してから 価格レベルを選択して [ 作成 ] をクリ ックします これで 仮想マシンのデプロイが始まりました 状況を確認するには [ クラ ウドサービス ]-[ 名前 ] をクリックします 22 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
デプロイが終了すると 開始中 に切り替わります 開始中になってから [ 接続 ] をクリ ックします ブラウザの設定に左右されますが rdp ファイルのダウンロードの確認が表示されます フ ァイルを開くを選択すれば リモートデスクトップで接続することができます 注 rdp ファイルを保存しておけば 次回からは保存した rdp ファイルをダブルクリック することで接続することができます 23 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
接続時に 次のようなセキュリティの警告ダイアログが表示されます [ 接続 ] をクリックします 24 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
ユーザー名とパスワードを指定して 接続します 注ユーザー名は 作成時に指定した ホスト名 \ ユーザー名 と指定してください 上記 の例では TestWin10\ ユーザー名 という形式になります リモートコンピューター名 の -luxtj6k7.cloudapp.net は自動的に付与される形式となります セキュリティの警告が表示されますが [ はい ] をクリックして接続します 接続が完了する とリモートデスクトップが全画面で表示されます 25 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
後は 日本語の言語パックのインストール ( 仮想マシン環境の作成と同じです ) したり Windows Update で更新をしたりして OS として環境を準備すればテスト環境としての Windows 10 環境の完成となります 26 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
アプリケーションのテスト Windows 10 のテスト環境ができましたら アプリケーションのテストを行います テスト は 以下の 3 パターンを行います 1. アプリケーションのインストール 2. アプリケーションの動作確認 3. アプリケーションのアンインストール 3 パターンのテストを行って 問題が発生しないかどうかを確認してください 問題が発生しなければ アプリケーションは Windows 10 で問題なく動作することになります もし 問題が発生しましたら アプリケーションに対策を行ってから もう一度テストを行ってください このテストで Windows 10 におけるアプリケーションの新規導入テストは完了となりま す もし Windows 10 へアップグレードする予定の PC をお持ちの場合は アプリケーションをインストールしたままでアップグレードをして アプリケーションに問題が発生しないかどうかをご確認ください アップグレード後であっても アプリケーションに問題が発生しないのであれば アプリケーションの Windows 10 対応作業はこれで完了となります 27 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.