Visual Studio で VisualC++ をつかう --Visual Studio 2005 対応 -- 2003.10.1nk 05.10.5 07.5.23 07.6.6 Visual Studio 2005 にバージョンアップされた それに対応するように改訂した 最も単純な Visual C++.net のプログラムをつくるための方法 Visual C++ の使い方を示す ( 重要 ) ここに示してあることを忠実に実行すること 1 つ 1 つ確認しながら実行すること 準備 1 プロジェクトのホルダーを置くところ作る : 新規作成 フォルダー で作成する 高度情報化基盤センターでは Z: ドライブにフォルダーを作りそこを使う ( 例 :Z: VCproject,Z: VStudio) 準備 2 ファイルの拡張子を表示するようにする 理由はいずれ説明する ツール メニュウから フォルダーオプション を選び 表示 タブを選ぶ そこに 詳細設定 の項目があるので ずっと下の方に 登録されている拡張子は表示しない の項目があるので の中のチェックをはずす それから すべてのフォルダーに適用 のボタンをクリックする フォルダーオプション 終了 1.Visual Stuido2005 を起動する スタート から プログラム Windows 系開発言語 Microsoft Visual Studio2005 Microsoft Visual Studio2005 と選ぶ 起動される 2. ファイル 新規作成 プロジェクトとすると 新しいプロジェクト のウィンドウ ( 図 1) が開く プロジェクトの種類で Visual C++ が選ばれている その Win32 をクリックして, 次にテンプレートの Win32 コンソールアプリケーション をクリックして選択する 図 1. 新しいプロジェクトのウィンドウ 1
プロジェクト名を指定 ( 例 :kadai1: アルファベットで簡潔に, 日本語はダメ ) すると, ソリューション名に同じ名前が自動的に指定される プロジェクト名 / ソリューション名に対応して プロジェクト名.cpp という C++ のプログラムを作ることになる 場所を指定 : プロジェクトのホルダーを置くところ :( 例 :Z: VStudio07) 高度情報化基盤センターでは Z: ドライブにホルダーを作りそこを使う OK をクリック 注意 もし, 下の図のように, ソリューションのところが, 図 1 と異なっている場合は, 一度,VS2005 を修了させて, 再度立ち上げて, 図 1 になるようにしてください 下の場合うまく行かない場合があります 図 1(a). 新しいプロジェクトのウィンドウ ( 問題が生ずる場合 ) 2
3.Win32 のアプリケーションウィザードのウィンドウ ( 図 2) が開く 概要 が選択されている場合もある 必ず アプリケーションの設定 を選んで アプリケーションの種類の項で コンソールアプリケーション にチェックをする コンソールアプリケーション は C++ のプログラミングの初歩を学習するのに適している 完了 をクリック 図 2.Win32 のアプリケーションウィザードのウィンドウコンソールアプリケーションをチェックして選択する 完了 をクリック 3
4.Visual Studio2005 のウィンドウが開かれて, 図 3 のようにコンソールアプリケーションのテンプレートが作成される 標準ではソリューションエクスプローラ ( 図 4), プログラム ( コンソールアプリケーションのテンプレート ( 図 5)), 出力ウィンドウ (Visual Studio が出す情報を表示 ) 図 3.Visual Studio のウィンドウ全体 自動的にコンソールアプリケーションのテンプレートが作成されて表示されるが 表示されない時は ソリューションエクスプローラのウィンドウ ( 図 7) から 例の場合 kadai1.cpp をダブルクリックすると テンプレートが示される ( 図 8) 初心者は作成しているプログラム以外のソースファイル, ヘッダーファイルを開かないようにしよう エラーの確率を低くするためです 4
5. ランタイムライブラリを確認する 後に示す実行時 ( ランタイム ) のエラーを回避するために, 以下のことする (1) プロジェクト メニューから **** のプロパティ を選ぶ ( 図 4) と, **** のプロパティのページ ( 図 5) が開く 図 4. プロジェクトのプロパティを開く 図 5.**** のプロパティのページ (2) **** のプロパティのページ の左側のメニューで, [ 構成プロパティ ] を展開して -[C/C++]-[ コード生成 ]-[ ランタイムライブラリ ] を選択します 標準では マルチスレッドデバッグ DLL(/MDd) が表示されます 5
図 6(a).[ 構成プロパティ ]-[C/C++]-[ コード生成 ]-[ ランタイムライブラリ ] マルチスレッドデバッグ DLL(/MDd) 表示 (3)[ ランタイムライブラリ ] を マルチスレッドデバッグ (/MTd) へ変更します 図 6(b).[ 構成プロパティ ]-[C/C++]-[ コード生成 ]-[ ランタイムライブラリ ] マルチスレッドデバッグ (/MTd) に変更 以上のように, ランタイムライブラリ を マルチスレッドデバッグ DLL(/MDd) から マルチスレッドデバッグ (/MTd) へ変更します OK をクリックして, 元にもどります 6
6.Visual Studio2005 のウィンドウに戻ります 先に示したように, 自動的にコンソールアプリケーションのテンプレートが作成されて表示されていると思います 表示されない時は ソリューションエクスプローラのウィンドウ ( 図 7) から 例の場合 kadai1.cpp をダブルクリックすると テンプレートが示される ( 図 8) 初心者は作成しているプログラム以外のソースファイル, ヘッダーファイルを開かないようにしよう 図 7. ソリューションエクスプローラのウィンドウ kadai1.cpp をダブルクリックすると テンプレートが表示される ( 図 8) 図 8. コンソールアプリケーションのテンプレート示された kadai1.cpp のテンプレート プログラムは { と } の間に作成する 7. プログラムを書くプログラムは { と } の間に作成する 初めは簡単なプログラムを記入して見よう 実際に どのように動作するかをチェックしておこう 7
8. 実行する Visual C++ でプログラムを実行 デバッグ ( 虫とり : エラーを直すこと ) するには とりあえず次のようにする デバッグ デバッグなしで開始 を選ぶ ( 図 9) ( デバッグの基本 の HP を見よ ) すると ビルド ( コンパイル ) に続いてプログラムが実行される 図 9. 実行の方法 デバッグ デバッグなしで実行 を選ぶ ビルドするかとうか聞いてくる コンパイルの進行状況とエラーがあればエラーメッセージが表示される ( 図 10) 図 10(a). 正常にビルド ( コンパイル ) された場合 8
図 10(b). ビルドに失敗した場合, エラーが示される デバッグの基本 を参照してください 図 10(c). ビルドに失敗した場合, 警告がでる いいえ を選び中断する 7. エラーを直す コンパイルの時にエラーが有ったら プログラムを修正する エラーは 先頭の方のエラーが無くなるように検討して 修正する デバッグの基本 参照 再度 デバッグ デバッグなしで開始 を選んで 実行する 9
8. できた 完成 エラーが無くなると ビルド ( コンパイルとリンク ) が行われて 実行される コンソールアプリケーションは いわゆる DOS 窓 ( 黒いウィンドウ ) が開かれて実行され 結果が表示される ( 図 8) キーのどれかをタイプすると 終了して DOS 窓が消える ( 必ず, 意識的に消すこと ) 図 8. コンソールアプリケーションは いわゆる DOS 窓 ( 黒いウィンドウ ) が開かれて実行される 結果が表示される 9. 既に作ったプログラムがある場合 Visual Stuido2005 を起動する ファイル から 開く を選び, プログラム ( 実は, プロジェクト, ソリューション ) ばあるホルダーに行く 例えば, Z: VStudio07 の下にホルダー kadai1 があり, 更にその下に kadai1 と kadai1.sln がある この kadai1.sln はソリューション ( 実はプログラムの別名 ) これを開く すると kadai1.cpp のプログラムが, 先に示したコンソールアプリケーションのテンプレート領域に示されるので, これを修正して, 実行すればよい 10
================================== 付録 : デバッグ デバッグなしで開始 をツールバーに追加すると便利 ツール カスタマイズ を選んで ユーザー設定 ウィンドウで コマンドを選択して 分類 : デバッグを指定して コマンドにある デバッグなしで開始 をクリックしてそのままツールバーにドラッグする 問題点 現在分かっている問題点は次の図 9 に示すエラーがでたときです 対処方法が分かりません 調査中です この場合は, とりあえず,VS を終了して, 再度立ち上げてみてください???????? です Microsoft のミスです 上のようにすれば, 次の実行時のエラーは回避できると思います それでも, エラーがでた場合は, 別紙 Visual Studio エラー発生時の対処方法について を参考にしてください 図 9. 実行時のエラーが生じた場合 対処方法 - 富士通からの情報 を次に示します 参考 : 以下の HP を参考にしました http://homepage.broba.ws/kmaeda/vcnet/vcnet.htm http://homepage.broba.ws/kmaeda/vcnet/consol.htm 11
別紙 Visual Studio エラー発生時の対処方法について に Visual Studio 利用時に以下のエラーメッセージが表示された場合の対処方法を以下示します エラーメッセージ内容 : MSVCR80D.dll が見つからなかったため このアプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります (1) プロジェクトのクリーンを行ないます 1[ ビルド ]-[< プロジェクト名 > のクリーン ] を選択し 実行します (2) プロジェクトのプロパティにおいて ランタイムライブラリ を マルチスレッドデバッグ DLL(/MDd) から マルチスレッドデバッグ(/MTd) へ変更します 1[ プロジェクト ]-[< プロジェクト名 > のプロパティ ] を選択します 12
2 下図ウィンドウが表示されます 3[ 構成プロパティ ]-[C/C++]-[ コード生成 ]-[ ランタイムライブラリ ] を選択します 標準では マルチスレッドデバッグ DLL(/MDd) が表示されます 13
4[ ランタイムライブラリ ] を マルチスレッドデバッグ (/MTd) へ変更します 以上です 14