3 対象として実施し これらの事業所の民間企業従業員の給与との比較を行っている このような比較方法及び調査対象としている理由は 以下のとおりである 給与は 一般的に 職種を始め 役職段階 勤務地域 学歴 年齢等の要素に応じてその水準が定まっていることから これらの要素が異なれば 給与水準も異なること

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b 特定管理職員 勤勉手当の支給割合を1.05 月分 ( 再任用職員にあっては 0.5 月分 ) とすること c 指定職俸給表の適用を受ける職員 ( 再任用職員を除く ) 勤勉手当の支給割合を0.9 月分とすること ( イ ) 平成 28 年 6 月期以降の支給割合 a b 及び指定職俸給表の適用を

平成12年職種別民間給与実態調査の概要

Microsoft Word - 02 H29別記第1・報告_第10稿⇒最終版

2 民間給与関係資料 平成 26 年職種別民間給与実態調査の概要 今回の報告の基礎となった本委員会の職種別民間給与実態調査の概要は 次のとおりである (1) 調査の目的と時期 この調査は 職員給与を検討するため 平成 26 年 4 月現在における県内民間事業所の給 与の実態を調査したものである (2

百分の一 五七五) を 勤勉手当減額基礎額に の下に 六月に支給する場合においては を 百分の九十五) の下に 十二月に支給する場合においては百分の八十五(特定管理職員にあつては 百分の百五) を加える 別表第一から別表第十一までを次のように改める

第 13 表 産業別, 企業規模別調査事業所数 産業 企業規模 規模計 500 人以上 100 人以上 500 人未満 50 人以上 100 人未満 産業計 212 事業所 86 事業所 92 事業所 34 事業所 農業, 林業, 漁業 鉱業, 採石業, 砂利採取業, 建設業 8 3

平成 24 年職種別民間給与実態調査の概要 今回の報告の基礎となった本委員会の職種別民間給与実態調査の概要は 次のとおりである 1 調査の目的と時期この調査は 本市職員の給与を検討するため 平成 24 年 4 月現在における民間給与の実態を調査したものである 2 調査機関 本委員会 人事院 広島県人

(26\221\34615,16\225\\ \215\304\224C\227p.xls)

目次 1 給与勧告の仕組みと本年の給与改定 2 給与制度の総合的見直しの概要 9 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 高齢層職員の能力及び経験の活用 10 3 民間給与との比較 4 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 民間給与との較差に基づく給与改定 5

参考資料目次

が必要とされる中で 公務においては 民間企業と異なり 市場の抑制力という給与決定上の制約が存しないこと等から その給与水準は その時々の経済 雇用情勢等を反映して労使交渉等によって決定される民間の給与水準に準拠して定めることが最も合理的であると考えられることによる 国家公務員の給与と民間企業従業員の

Microsoft Word - 【1001まで反映】別紙1.doc

1 人事委員会勧告の対象職員 人事委員会の勧告の対象となるのは 給与条例の適用を受ける一般職の職員です その給料表ごとの内訳は以下のとおりです 職員数は 20,859 人であり 昨年より 130 人の減 ( 行政職については 4,681 人で 31 人の減 ) 職員の平均年齢は 43 歳 10 月で

目 次 1 国家公務員給与関係 第 1 表 国家公務員の適用俸給表別人員 平均年齢 平均経験年数 1 第 2 表 国家公務員の適用俸給表別 学歴別 性別人員構成比 2 第 3 表 国家公務員の平均給与月額 3 第 4 表 行政職俸給表 ( 一 ) の経験年数階層別 給与決定上の 学歴別人員及び平均俸

職務や勤務実績に応じた給与配分を見直すことを内容とする給与制度の総合的見直しを3 年間にわたって段階的に実施している 本年度は 4 月から実施している諸手当の改定のほか 前述のとおり地域手当の支給割合の改定を行うとともに 平成 28 年度において 諸手当の所要の改定を行うこととする 第 1 給与勧告

給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント

本院の給与勧告は 国家公務員に対し 社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものであり 国家公務員の給与水準を民間企業従業員の給与水準と均衡させること ( 民間準拠 ) を基本としている 民間準拠を基本とするのは 国家公務員も勤労者であり 勤務の対価として適正な給与を支給することが必

目次 1 給与勧告の仕組みページ 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 3 4 民間給与と職員給与との比較 4 2 本年の給与改定 1 本年の給与改定 5 2 特別給の調査結果 6 3 その他の事項 7 4 行政職平均給与 ( 比較給


Ⅰ 調査の説明 1 調査の趣旨と沿革人事院は 国家公務員法等の規定に基づいて 国家公務員の給与が適正に定められるよう 民間における給与 生計費その他について調査研究を行う責務を有している このため 給与については 公務員と類似の仕事をしている民間事業所の従業員の給与と 公務員の給与とを直接比較できる

別紙第 1 職員の給与に関する報告 人事委員会勧告制度は 地方公務員法に基づく労働基本権制約の代償措置として 職員の勤務条件を社会一般の情勢に適応させるための機能を有するものであり 住民に対する説明責任を果たし 理解を得るためにも その役割は重要である 本委員会は こうした認識の下 従来より 職員の

Taro-H26勧告・報告の説明

目次 1 給与勧告の仕組みページ 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 3 4 民間給与と職員給与との比較 4 2 本年の給与改定 1 本年の給与改定 5 2 特別給の調査結果 6 3 行政職平均給与 ( 比較給与ベース ) 7 4

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任法人の長 2,164 17,994 10,824 4, A 理事 B 理事 A 監事 16,722 9,816 4,762 1, ,12

目 次 別紙第 1 職員の給与に関する報告 1 第 1 給与勧告制度の基本的考え方 1 第 2 官民給与の状況と給与改定 5 第 3 給与制度の改正等 13 第 4 給与勧告実施の要請 20 別紙第 2 職員の給与の改定に関する勧告 25 別紙第 3 国家公務員の育児休業等に関する法律の改正について

目次 1 給与勧告の仕組みと本年の給与改定 2 給与制度の改正 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 1 給与制度の総合的見直しの概要 9 2 扶養手当の見直し 10 3 民間給与との比較 3 3 専門スタッフ職俸給表 4 級の新設 11 4 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較

目 次 給与便覧の見方 Ⅰ 給料編 1 行政職給料表 2 医療職給料表 ( 一 ) 3 医療職給料表 ( 二 ) 4 医療職給料表 ( 三 ) 5 研究職給料表 6 福祉職給料表 7 教育職給料表 ( 一 ) 8 教育職給料表 ( 二 ) 9 教育職給料表 ( 三 ) 10 公安職給料表 11 技能

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円 法人の長 15,153 10,740 4, ( 通勤手当 ) * 前職 A 監事 千円千円千円千円 9,801 7,020 2,757

1 9( 沖縄の復帰に伴う等の適用の特別措置等 ) 1 12( 日本国有鉄道退職希望職員及び日本国有鉄道清算事業団職員を採用する場合の任用 給与等の特例等 ) 沖縄の復帰に伴う等の適用の特別措置等について規定 日本国有鉄道退職希望職員等を採用する場合の任用 給与等の特例等について規定,, 国家公務員

職員給与概要

若年者雇用実態調査

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結  果  の  概  要

第 12 回委員会資料

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円 法人の長 理事 ( 寒地土木研究所長 ) 理事 監事 監事 ( 非常勤 ) 16,840 11,580 3,407 1,853 ( 役員特別調整手当

扶養手当制度の概要 1 支給要件 扶養親族 ( 他に生計の途がなく主として職員の扶養を受けているもの ) を有する職員に対して支給 年額 130 万円以上の恒常的な所得があると見込まれる者は対象外 2 支給月額 配偶者 : 13,000 円子など : 1 人につき 6,500 円 ( 配偶者のない場

経済センサス活動調査速報

職員給与関係

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 理事長 1,418 ( 地域手当 ) 18,451 11,820 5, ( 通勤手当 ) 3 月 31 日 副理事長 1,315 ( 地域手当 ) * 1


経済センサス活動調査速報

給料表別人員 平均給与月額 平均年齢 給料表 区分適用人員及び構成比平均給与月額平均年齢 人 % 円歳 全給料表 149, , 行政職給料表 ( 一 ) 22, , 行政職給料表 ( 二 ) 1, ,69

名古屋市職員給与実態調査の概要 職員の給与は 各表とも すべて平成 25 年 4 月 1 日現在の全職員について調査したものである ただし 次のものは集計から除外した 1 組合専従職員 2 派遣職員 3 育児休業職員集計にあたっては 上記対象職員を給料表の種類により分類した その分類は下表のとおりで

Microsoft Word - 国家公務員給与減額閣議決定全文

岩美町の給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分住民基本台帳人口 ( 27 年 1 月 1 日 ) 26 年度人 1 2, 歳出額 A 千円 6, 6 8 1, 実質収支人件費 B 千円千円 8 8, , 1 6 7,

事業所

h23_Ⅰ給与公表ガイドライン(様式1)300619

05【特区連】行政系人事制度の改正について(最終案)

日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平成28年度

目 次 平成 0 年職員給与等実態調査の要領 平成 0 年職員給与等実態調査の概要 () 職員数 第 表 給料表別職員数対前年比較 第 表 給料表別 部局別職員構成 第 図 給料表別職員構成 第 図 部局別職員構成 第 表 給料表別平均年齢対前年比較 第 図 年齢別職員構成 6 第 表 給料表別 学

人事行政の運営等の状況の公表について

理事 役員報酬支給基準は 月額及び期末勤勉手当から構成されている 月額については 役員報酬規程に則り 本給 803,500 円に地域手当 160,700 円 通勤手当を加算して算出している 期末勤勉手当については 法人の長と同様の基準により算出している なお 平成 29 年度は 役員報酬基準について

役員の報酬等の支給状況平成 8 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 法人の長 A ( 非常勤 ), ,789 0,944 4,653 4,907 9,3 4, ( 特別地域手当 ) ( 通勤手当 ) 4 月

23shokuinkyuyo

< F2D95CA E518D6C8E9197BF C8E86816A82A9>

内閣府令本文

22shokuinkyuyo

4 共済組合 共済組合は 組合員及びその家族の相互救済を目的とした社会保障制度です 病気 負傷 出産などに対する 短期給付事業 退職 障害または死亡に対する 長期給付事業 及び組合員の健康管理 福利厚生 診療所の運営 または貯金 貸付等を行う 福祉事業 の三つの主な事業を行っています 特許庁の職員と

取締役 当行の平成 27 年度における取締役の役員報酬基準の内容は以下のとおり 本俸( 月額 ) :864 千円 特別調整手当( 月額 ): 特別手当( 年額 ) : 平成 27 年度における改定内容として 以下のとおり実施 常勤監査役 当行の平成 27 年度における常勤監査役の役員報酬基準の内容は

平成 21 年経済センサス 基礎調査確報集計結果 (2) 産業分類別 - 従業者数 ( 単位 : 人 %) 北海道 全国 従業者数従業者数 (*2 (*2 A~S 全産業 A~R 全産業 (S 公務を除く )

02 大学入試センター

2 役員の報酬等の支給状況平成 27 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名前職報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円法人の長 1,642 ( 特別地域手当 ) 17,374 10,944 4, ( 通勤手当 ) 3 月 31 日 A 理事 B 理事

理事 役員報酬基準は 法人の長と同様である 役員給与規則に則り 本給 地域手当 ( 本給の 20%) 通勤手当及び期末特別手当から構成されている 期末特別手当については 役員給与規則に則り 期末特別手当基準額 ( 本給 + 地域手当 +{( 本給 + 地域手当 ) 100 分の 20}+ 本給 10

18職員給与

名古屋市職員給与実態調査の概要

m07 北見工業大学 Ⅰガイドライン_様式1_180614_2最終版

29年度公表様式【全体版】 修正後

理事 同上 監事 同上 監事 ( 非常勤 ) 非常勤役員手当の月額については 当基金役員給与規程に基づいた額としている 2 役員の報酬等の支給状況 役名 A 理事長 B 理事 C 理事 D 理事 E 理事 F 監事 G 監事 ( 非常勤 ) 平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 (

職員の給与等に関する報告及び給与改定に関する勧告 平成 29 年 10 月 広島県人事委員会

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平成27年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

理事 同 上 監事 同 上 監事 ( 非常勤 ) 非常勤役員手当の月額については 当基金役員給与規程に基づいた額としている 2 役員の報酬等の支給状況 役名 A 理事長 B 理事 C 理事 D 監事 E 監事 ( 非常勤 ) 平成 28 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 ( 給与 ) 賞与そ

公表表紙

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

別紙第 1 職員の給与 ( 海事職給料表の導入等 ) に関する報告 本委員会は 船舶に乗り組む職員 ( 以下 船舶乗組員 という ) の給与について 昨年 10 月 9 日の職員の給与に関する報告でも言及したとおり 勤務の特殊性から見直す必要があると考え 検討を重ねてきた その結果は 次のとおりであ

<4D F736F F D F89A1956C8E7388EA94CA F582CC8B8B975E82C98AD682B782E98FF097E18B7982D189A1956C8E7388EA94CA904582CC94438AFA F582CC8DCC97708B7982D18B8B975E82CC93C197E182C98AD682B782E98FF097E182CC88EA9

30年度公表様式

2 民間給与との較差等に基づく給与改定 (1) 民間給与との比較結果 1 職種別民間給与実態調査県内の企業規模 50 人以上 かつ 事業所規模 50 人以上の民間事業所 371 事業所中 126 事業所を実地調査 2 給与比較の結果 ア月例給職員と民間従業員の4 月分の給与について ラスパイレス方式

理事 役員報酬基準は 独立行政法人国立公文書館役員報酬規程に則り 俸給 (81 8,000 円 ) 地域手当 ( 俸給に 100 分の 20 を乗じて得た額 ) 通勤手当及び期末手当としている 期末手当についても 独立行政法人国立公文書館役員報酬規程に則り 基礎額 ( それぞれの基準日現在において当

◎00_01_参考資料表紙

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【m48H24豊橋技術科学大学】様式1(修正2)

i05 製品評価技術基盤機構Ⅰ給与公表ガイドライン(様式1)改

N0.252

基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

①会計検査院_31指定職

2 役員の報酬等の支給状況 役名 平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 千円 千円 千円 千円 法人の長 15,387 11,001 4,386 0 A 理事 13,094 9,325 3, ( 通勤手当 ) 前職 B 理

2 役員の報酬等の支給状況 役名 理事長 A 理事 平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 14,426 11,340 3, ( 寒冷地手当 ) 4 月 1 日 12,992 9,252 3, ( 寒冷地手当 )

Ⅰ 事業所に関する集計 1 概況平成 26 年 7 月 1 日現在の本道の事業所数 ( 国及び地方公共団体の事業所を含む 事業内容不詳の事業所を含む ) は 25 万 3,139 事業所 従業者数は 245 万 7,843 人となっており 全国順位は 事業所数 従業者数ともに 東京都 大阪府 愛知県

厚生労働省発表

21 国立青少年教育振興機構

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人事院前26別.indd

平成24年経済センサス-活動調査

資料 1 平成 27 年人事院勧告の概要

< CF6955C8E9197BF88C4817A F945F8BC68ED2944E8BE08AEE8BE020976C8EAE82502E786C73>

●一般職の国家公務員の給与の改定及び臨時特例等に関する法律案

事業所規模 5 人以上 (1 表 ) 月間現金給与額 産 業 ( 単位 : 円 %) 現金給与総額 きまって支給する給与 所定内給与 特別に支払われた給与 対前月増減差 対前年同月増減差 全国 ( 調査産業計 確報値 ) 278, , ,036

職務の級及び職制上の段階ごとの職員数 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 行政職俸給表 1 級 2 級 3 級 職務の級 級別基準職務表に規定する基準となる職務 主事補 技師補の職務保育士の職務 主事 技師の職務困難な業務を行う保育士の職務 主任主事 主任技師の職務主任保育士の職務 係長の職

参考資料

Transcription:

3 1 1 3 職員の給与は 国公法上 法律に基づき定められることとされ ( 給与法定主義 ) 社会一般の情勢に適応するよう国会により随時変更でき その変更に関して人事院は勧告を怠ってはならないとされている このため 人事院は 俸給表が適当であるかどうかについて 毎年少なくとも1 回 国会及び内閣に同時に報告しなければならないとされており その際 給与を決定する諸条件の変化に応じて適当な勧告をする義務を負っている ( 情勢適応の原則 ) 給与法においても 職員の給与額を研究して適当と認める改定等を国会及び内閣に同時に勧告することが定められている また 人事院は 給与制度の実施の責めに任じることとされており その公正妥当な運用を確保するため 所要の規則の制定 給与支払いの監理等を行っている 1 1 1 国公法第 28 条は 国家公務員の給与について 国会により社会一般の情勢に適応するように随時変更することができるとしており 人事院には その変更に関して勧告をすることを怠ってはならないとするとともに 国会及び内閣に対し 毎年 少なくとも1 回 俸給表が適当であるかどうかについて報告を行う責務を課している 国家公務員は その地位の特殊性及び職務の公共性に鑑み 憲法で保障された労働基本権が制約されており 人事院の給与勧告は 労働基本権制約の代償措置として 国家公務員に対し 社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものである 給与勧告においては 従来より 給与水準の改定のみならず 俸給制度及び諸手当制度の見直しも行ってきている また 国公法第 3 条は職員の利益の保護を人事院の基本的役割としており 勧告を通じて国家公務員に適正な処遇を確保することは 職務に精励している国家公務員の士気の向上 公務における人材の確保や労使関係の安定にも資するものであり 能率的な行政運営を維持する上での基盤となっている 2 人事院の給与勧告は 国家公務員に対し 社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものであり 国家公務員の給与水準を民間企業従業員の給与水準と均衡させること ( 民間準拠 ) を基本としている 民間準拠を基本とするのは 国家公務員も勤労者であり 勤務の対価として適正な給与を支給することが必要とされる中で 公務においては 民間企業と異なり 市場の抑制力という給与決定上の制約が存しないこと等から その給与水準は その時々の経済 雇用情勢等を反映して労使交渉等によって決定される民間の給与水準に準拠して定めることが最も合理的であると考えられることによる 国家公務員の給与と民間企業従業員の給与との比較においては 主な給与決定要素を同じくする者同士の4 月分の給与額を対比させ 精密に比較を行っている また 職種別民間給与実態調査 は 企業規模 50 人以上 かつ 事業所規模 50 人以上の事業所を調査 28 141

3 対象として実施し これらの事業所の民間企業従業員の給与との比較を行っている このような比較方法及び調査対象としている理由は 以下のとおりである 給与は 一般的に 職種を始め 役職段階 勤務地域 学歴 年齢等の要素に応じてその水準が定まっていることから これらの要素が異なれば 給与水準も異なることとなる したがって 公務と民間企業の給与を比較する場合 両者の給与の単純な平均値で比較することは適当でなく 給与決定要素を合わせて比較 ( 同種 同等比較 ) することが適当である 人事院が行っている民間給与との比較は 一般の行政事務を行っている国家公務員 ( 行政職俸給表 ( 一 ) 適用職員 ) とこれに類似すると認められる事務 技術関係職種の民間企業従業員をその対象とした上で 主な給与決定要素である役職段階 勤務地域 学歴 年齢を同じくする者同士の4 月分の給与額を対比させ 国家公務員の人員数のウエイトを用いて比較 ( ラスパイレス方式 ) を行っている すなわち 個々の国家公務員に 役職段階など主な給与決定要素が同一である民間企業従業員の給与額を支給したと仮定して算出される公務全体の給与支給総額と 現に国家公務員に支給している給与支給総額との比較を行っている 具体的な比較に当たっては それぞれの給与決定要素を一定の区分に細分化し 各給与決定要素から一区分ずつを取り出して作成した組合せ ( 例えば 役職段階が係員 勤務地域が地域手当 1 級地 ( 東京都特別区 ) 学歴が大学卒 年齢が24 歳 25 歳 ) ごとの国家公務員の平均給与額と これと条件を同じくする民間企業従業員の平均給与額を用いることとしている 国家公務員との給与比較の対象となる民間企業従業員については 現行の調査対象企業規模より小さい規模の企業の従業員も対象にすべきとの議論がある一方 国の公務の規模等の観点から 規模が大きい企業の従業員のみと比較すべきとの議論もある また 国の行政がその課題に的確に対応していくためには 民間企業等との人材確保における競合がある中で 有為な人材を計画的かつ安定的に確保 維持する必要があり そのような観点を踏まえた適正な給与水準の確保の重要性についての指摘もある 調査対象企業規模については 民間企業従業員の給与をより広く把握し国家公務員の給与に反映させる観点から 平成 18 年にそれまでの100 人以上から50 人以上に引き下げた 企業規模 50 人以上の多くの民間企業においては 公務と同様 部長 課長 係長等の役職段階を有しており 公務と同種 同等の者同士による給与比較が可能であることに加え 現行の調査対象となる事業所数であれば 実地による精緻な調査が可能であり 調査の精確性を維持することができる 事業所規模 50 人未満の事業所については調査対象としていないが これは 事業所規模 50 人未満の事業所を調査対象とすると 事業所数が増加してこれまでのような実地調査を行うことができなくなり 調査の精確性を維持することができなくなることに加え 同一企業においては 一般的に 当該企業に勤務する従業員の給与について 当該従業員が勤務する事業所の規模による差を設けていないと考えられることによる 142

3 1 1 なお 企業規模 50 人以上の民営事業所の正社員数は 民営事業所全体の正社員数 の63.1% となっている ( 平成 26 年経済センサス基礎調査 ( 総務省 ) を基に人事院において集計 ) また 国家公務員採用試験( 平成 27 年度の総合職試験及び一般職試験 ( 大卒程度 )) の内定者を対象としたアンケート調査 ( 人事院において実施 ) によると 他に内定を得た民間企業の規模は 従業員 50 人以上の企業が大多数を占めている ( 図 3-1) 職種別民間給与実態調査 の具体的な方法については 民間企業従業員の給与をより広く把握し国家公務員の給与に反映させるため 産業構造や組織形態等の変化も踏まえつつ 必要な見直しを行ってきている 具体的には 平成 18 年に前述のとおり調査対象企業規模をそれまでの100 人以上から50 人以上に引き下げるとともに 比較対象従業員の範囲をスタッフ職に拡大したほか 平成 25 年に調査対象産業を全ての産業に拡大し 平成 26 年に比較対象従業員に中間職 ( 職責が部長と課長の間に位置付けられる従業員等 ) を追加するなどの見直しを行っている 図 3-1 民間給与との比較 調査対象 企業規模 50 人以上の多くの民間企業においては 公務と同様 課長 係長等の役職段階があることから 同種 同等の者同士による比較が可能 現行の調査対象であれば 実地による精緻な調査が可能 企業規模 50 人未満 企業規模 50 人以上 比較方法 民間給与との比較は 主な給与決定要素を同じくする者同士で比較する必要 国家公務員の人員数のウエイトを用いたラスパイレス比較 < 主な給与決定要素 > 28 役職段階 勤務地域 ( 部長 課長 係長 係員等 ) 地域手当 1 級地 ( 東京 23 区 ) ~7 級地 地域手当非支給地 年齢学歴 ( 役職段階の例 ) 部長課長課長課長代理係長係員係員 企業規模 50 人未満企業規模 36.9% 50 人以上 63.1% 民営事業所全体の正社員数の 6 割を超える人数をカバー 平成 26 年経済センサス基礎調査 ( 総務省 ) を基に人事院において集計 国家公務員の内定者が内定を得た民間企業の規模 企業規模 1,000 人以上 62.7% 企業規模 50 ~ 99 人 企業規模 100~999 人 31.2% 4.2% 企業規模 50 人未満 1.9% 平成 27 年度の総合職試験及び一般職試験 ( 大卒 ) の内定者を対象 [ 人事院調査 ] 3 毎年 国家公務員給与等実態調査 及び 職種別民間給与実態調査 を実施して公務と民間の4 月分の給与を精確に把握し 前記のラスパイレス方式により精密に比較を行い 公務員と民間企業従業員の給与水準を均衡させること ( 民間準拠 ) を基本に勧告を行っている ( 図 3-2) 特別給については 職種別民間給与実態調査 により 前年 8 月から当年 7 月までの直近 1 年間の民間の特別給 ( ボーナス ) の支給実績を精確に把握し これに公務員の特別給 143

国家公務員給与の調査水準の改( 給与法の改正 ) 定 俸給制度 諸手当制度の見直し事院勧告 報告民間給与の調査 3 ( 期末手当及び勤勉手当 ) の年間支給月数を合わせることを基本に勧告を行っている ( 図 3-2) 図 3-2 給与勧告の手順 個人別調査4 月分給与 約 25 万人 ( 新規採用者等を除く ) 全員を対象 役職段階 勤務地域 学歴 年齢を同じくする者同士の給与を比較 ( ラスパイレス方式 ) 各地域において有識者 中小企業経営者等と意見交換 各府省 職員団体等の要望 意見を聴取 情勢適応の原則(民間準拠)国家公務員 ( 行 ( 一 )) と民間の月例給を比較 人国会 法案提出企業規模 50 人以上かつ事業所規模 50 人以上の事業所を実地調査 母集団事業所約 53,400 事業所のうち 約 11,700 事業所を調査 従業員別調査事業所別調査4 月分給与 約 49 万人を対象 給与改定や諸手当の支給状況 ボーナス ( 前年 8 月から当年 7 月まで ) 国家公務員の特別給の支給月数と民間の特別給の支給割合を比較 内閣 ( 勧告の取扱い決定 ) 2 28 平成 28 年 8 月 8 日 人事院は国会及び内閣に対して 一般職の職員の給与について報告及び 勧告を行った その内容は第 1 部第 1 章に掲げるとおりである 3 民間給与との比較のための基礎となる国家公務員の給与の状況を把握するため 毎年 各府省の協力を得て 国家公務員給与等実態調査 を実施している 調査の概要は次のとおりである 調査の対象 :1 月 15 日現在に在職する給与法 任期付研究員法 任期付職員法の適用を受ける職員 ( 休職者 派遣職員 ( 専ら派遣先の業務に従事する職員に限る ) 在外公館勤務者等を除く ) 調査項目 : 俸給 諸手当の受給状況 年齢 学歴 採用試験の種類等調査の集計 :4 月 1 日における給与等の状況を集計 平成 28 年国家公務員給与等実態調査結果の概要は 次のとおりである 1 国家公務員の人数は 引き続く定員抑制措置などにより年々減少傾向にあり 10 年前の平成 18 年と比べると約 3 万 5 千人減少している ( 図 3-3) また 全職員の平均年齢は43.3 歳であり 平成 26 年以降横ばいとなっている ( 図 3-4) ( 資料 3-1~3-3) 144

3 1 1 図 3-3 職種別職員数 ( 国家公務員給与等実態調査 ) 専門行政職 7,594 人 医療職 2,777 人 平成 28 年 253,624 人 行政職 143,662 人 税務職 50,925 人 公安職 44,734 人 教育職 162 人 その他 3,770 人 平成 18 年 288,935 人 行政職 174,291 人 税務職 53,344 人 公安職 42,770 人 教育職 245 人その他 3,690 人 専門行政職 7,920 人 医療職 6,675 人 0 100,000 200,000 300,000( 人 ) ( 注 )1 職員数は 給与法 任期付研究員法及び任期付職員法が適用される 4 月 1 日現在の在職者 ( 新規採用者 再任用職員 休職者 派遣職員 ( 専ら派遣先の業務に従事する職員に限る ) 在外公館勤務者等は含まない ) である ( 以下図 3-4 表 3-1 及び表 3-2 において同じ ) 2 行政職のうち 行政職俸給表 ( 一 ) 適用の在職者は 平成 28 年が 140,786 人 (55.5%) 平成 18 年が 168,722 人 (58.4%) である 図 3-4 平均年齢の推移 ( 歳 ) 43.5 ( 国家公務員給与等実態調査 ) ( 単位 : 歳 ) 43.3 43.3 43.3 43.0 43.0 28 42.5 42.5 42.8 42.0 42.2 41.6 41.9 41.5 41.0 41.2 41.4 40.5 40.0 平成 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28( 年 ) 2 平成 28 年 4 月 1 日における平均給与月額及び諸手当の受給状況は 表 3-1 及び表 3-2 のとおりである ( 資料 3-2) 145

3 表 3-1 給与種目別平均給与月額 ( 平成 28 年国家公務員給与等実態調査 ) 給与種目全職員行政職俸給表 ( 一 ) 適用職員 俸給 341,323 331,816 地域手当等 40,909 41,583 俸給の特別調整額 11,657 12,316 扶養手当 11,409 11,387 住居手当 5,058 5,471 その他 7,038 8,411 合計 417,394 410,984 ( 注 ) その他 は 本府省業務調整手当 単身赴任手当 ( 基礎額 ) 寒冷地手当 特地勤務手当等であり 通勤手当 特殊勤務手当 超過勤務手当等の実費弁償又は実績給である給与は含まない 表 3-2 主な手当の受給者数 受給者割合及び受給者平均手当月額 ( 平成 28 年国家公務員給与等実態調査 ) 給与種目 受給者数 受給者割合 受給者平均手当月額 通勤手当 206,383 人 81.4% 14,395 地域手当 202,745 人 79.9% 48,817 扶養手当 139,779 人 55.1% 20,702 住居手当 50,575 人 19.9% 25,363 俸給の特別調整額 42,960 人 16.9% 68,822 広域異動手当 30,140 人 11.9% 15,858 寒冷地手当 27,780 人 11.0% 7,042 単身赴任手当 20,597 人 8.1% 45,599 4 公務員給与を適切に決定するための基礎資料を得ることを目的として 毎年 都道府県 政令指定都市等の人事委員会と共同で 職種別民間給与実態調査 を実施し 公務と類似の仕事をしている民間事業所の従業員について その給与の実態を把握している 1 28 企業規模 50 人以上 かつ 事業所規模 50 人以上の全国 ( 熊本県を除く ) の民間事業所 53,426 事業所 調査対象事業所を都道府県 政令指定都市等別に組織 規模 産業により895 層に層化し これらの層から無作為に抽出した11,711 事業所 平成 28 年 5 月 1 日から同年 6 月 17 日までの間において 都道府県 ( 熊本県を除く ) 政令指定都市 ( 熊本市を除く ) 等人事委員会と共同により 同年 4 月分として支払われた給与月額等について直接事業所に赴き実地調査を実施 総計や平均値の算出に関しては 事業所と従業員の抽出率の逆数を乗じて母集団に復元した形で行い 特定の地域 規模 産業に偏った結果が出ることのないように配 146

3 1 2 慮 2 28 10,170 事業所 ( 調査完了率 87.7%)( 資料 3-4) 公務と類似の職務と考えられる76 職種 ( うち 初任給関係 18 職種 ) に従事する常勤の従業員 494,805 人 ( うち 初任給関係 33,384 人 ) なお 初任給関係職種以外の調査の対象となる従業員の推定数は3,844,248 人 資料 3-5から資料 3-7のとおり 2 1 行政組織の新設 改廃 官職の新設等に伴い 公安職俸給表㈡等の適用範囲の変更を行うため規則 9-2( 俸給表の適用範囲 ) の一部を改正したほか 規則 9-6( 俸給の調整額 ) 規則 9-17( 俸給の特別調整額 ) 等の一部を逐次改正した 2 1 職員の給与は その職務と責任等に応じて決められる俸給表及び職務の級に基づいて支給され 職員の職務の級は級別定数の枠内で決定することとされている 級別定数は 府省ごとに 職員の職務をその複雑 困難及び責任の度に応じて各俸給表の職務の級別に分類し その職務の級ごとの適用職員数 ( 枠 ) を 会計別 組織別及び職名別に定めたものであり 各府省において 適正 妥当な職務の級の決定が行われるよう 給与格付の統一性 公正性を確保する役割を担っている 具体的には 各俸給表の職務の級ごとに定められた標準的な職務を基準とし 職員の担当する職務の困難度や責任の程度等を踏まえ 当該職務の遂行に必要な資格 能力や経験等の内容も考慮して級別定数が設定される 級別定数の設定 改定及び指定職俸給表の号俸の決定は 組織管理の側面を持つことから内閣総理大臣の所掌に属するものとされているが 級別定数等は 職員の給与決定の基礎となる勤務条件であり その設定 改定に当たって 労働基本権制約の代償機能が十分に確保される必要があることから 内閣総理大臣は 職員の適正な勤務条件の確保の観点からする人事院の意見については 十分に尊重するもの と給与法で定められている この人事院の意見は 憲法上保障された労働基本権制約の代償機能として 職員の適正な勤務条件を確保する観点から内閣総理大臣に提出するものであり 国会及び内閣に対し その完全実施を要請している人事院勧告と同様の性格を有するものである 級別定数等については 行政需要の増大や行政の複雑 多様化等に伴う業務の変化に対応し 能率的な行政運営を推進するとともに 適正かつ安定した人事運用を確保するため 毎年 所要の見直しを行ってきている 平成 28 年度においても 平成 28 年 8 月末の各府省要求に始まる予算編成過程において 人事院は労使双方の意見を聴取して級別定数 28 147

3 の設定 改定等に関する案を作成し 予算概算閣議決定前の平成 28 年 12 月 21 日に意見として内閣総理大臣に提出した 人事院の意見を反映した平成 29 年度予算の成立を視野に 人事院は各府省における級別定数の運用に必要な事項等を加えた平成 29 年度級別定数等に係る意見を平成 29 年 3 月 28 日に内閣総理大臣に提出し 内閣総理大臣は人事院の意見どおり級別定数の設定 改定等を行った 意見の作成に当たって 人事院は 公務組織の滑な運営及び職員の士気の維持 高揚を図る必要性並びに職員構成の変化による世代間の大きな不公平や府省間の著しい不均衡が生じないこと等に配慮しつつ 職務 職責の内容 程度 職務の遂行に必要な資格 能力や経験等の内容に応じた適切な給与上の評価を行うとともに 必要性の薄くなった定数については積極的に回収を進めるなど 各府省の実情を踏まえたものとしている このほか 平成 28 年度の年度途中において政府が行った機構の新設及び定員の増減等に対応して 人事院は 級別定数の設定及び指定職の号俸の決定に関する9 件の意見の申出を行った 人事院の意見の申出を受けて 内閣総理大臣は いずれも意見の申出どおり級別定数の設定等を行った 2 職員の採用 昇格 昇給に当たっての給与決定については 規則 9-8( 初任給 昇格 昇給等の基準 ) 等に定める基準に従い 各府省において決定できることとしている ただし 本府省の企画官等の標準的な職務の級である行政職俸給表 ( 一 )7 級以上の上位級への決定において基準どおりでない例外的な給与決定に係る案件や 民間における特に有用な知識 経験を有する者の初任給決定における特例的な決定を行う案件等については 人事院への協議を必要としている このため 人事院は各府省からの個別の協議に応じ 審査を行った 3 総務大臣が定める給与水準公表のガイドライン等に基づき 独立行政法人 国立大学法人 特殊法人及び認可法人等の給与水準が公表されている 人事院は これら法人 ( 平成 28 年度 202 法人 ) による給与水準の公表に当たり 各法人と国家公務員との給与の比較指標等を作成 提供するなど 専門機関として必要な協力を行った 148

3 1 3 資料 3-1 俸給表の適用範囲 俸給表の種類 適用を受ける職員の範囲 行政職俸給表 ( 一 ) 他の俸給表の適用を受けない全ての職員 ( ただし 非常勤職員を除く ) 行政職俸給表 ( 二 ) 専門行政職俸給表 税務職俸給表 公安職俸給表 ( 一 ) 公安職俸給表 ( 二 ) 海事職俸給表 ( 一 ) 海事職俸給表 ( 二 ) 教育職俸給表 ( 一 ) 教育職俸給表 ( 二 ) 研究職俸給表 医療職俸給表 ( 一 ) 医療職俸給表 ( 二 ) 医療職俸給表 ( 三 ) 福祉職俸給表 専門スタッフ職俸給表 指定職俸給表 特定任期付職員俸給表 任期付研究員俸給表 機器の運転操作 庁舎の監視その他の庁務及びこれらに準ずる業務に従事する職員で人事院規則で定めるもの 植物防疫官 家畜防疫官 特許庁の審査官及び審判官 船舶検査官並びに航空交通管制の業務その他の専門的な知識 技術等を必要とする業務に従事する職員で人事院規則で定めるもの 国税庁に勤務し 租税の賦課及び徴収に関する事務等に従事する職員で人事院規則で定めるもの 警察官 皇宮護衛官 入国警備官及び刑務所等に勤務する職員で人事院規則で定めるもの 検察庁 公安調査庁 少年院 海上保安庁等に勤務する職員で人事院規則で定めるもの 遠洋区域又は近海区域を航行区域とする船舶その他人事院の指定する船舶に乗り組む船長 航海士 機関長 機関士等で人事院規則で定めるもの 船舶に乗り組む職員 ( 海事職俸給表 ( 一 ) の適用を受ける者を除く ) で人事院規則で定めるもの 大学に準ずる教育施設で人事院の指定するものに勤務し 学生の教育 学生の研究の指導及び研究に係る業務に従事する職員その他の職員で人事院規則で定めるもの 高等専門学校に準ずる教育施設で人事院の指定するものに勤務し 職業に必要な技術の教授を行う職員その他の職員で人事院規則で定めるもの 試験所 研究所等で人事院の指定するものに勤務し 試験研究又は調査研究業務に従事する職員で人事院規則で定めるもの 病院 療養所 診療所等に勤務する医師及び歯科医師で人事院規則で定めるもの 病院 療養所 診療所等に勤務する薬剤師 栄養士その他の職員で人事院規則で定めるもの 病院 療養所 診療所等に勤務する保健師 助産師 看護師 准看護師その他の職員で人事院規則で定めるもの 障害者支援施設 児童福祉施設等で人事院の指定するものに勤務し 入所者の指導 保育 介護等の業務に従事する職員で人事院規則で定めるもの 行政の特定の分野における高度の専門的な知識経験に基づく調査 研究 情報の分析等を行うことにより 政策の企画及び立案等を支援する業務に従事する職員で人事院規則で定めるもの 事務次官 外局の長 試験所又は研究所の長 病院又は療養所の長その他の官職を占める職員で人事院規則で定めるもの 任期付職員法の規定により任期を定めて採用された職員のうち 高度の専門的な知識経験又は優れた識見を一定の期間活用して遂行することが特に必要とされる業務に従事する職員 ( 特定任期付職員 ) 任期付研究員法の規定により任期を定めて採用された職員 149 28

3 資料 3-2 俸給表別職員数 平均年齢 平均経験年数及び平均給与月額 全俸給表 俸給表 職員数 人 253,624 平均年齢 歳 43.3 平均経験年数 年 21.7 平均給与月額 417,394 俸給 341,323 地域手当等 40,909 ( 平成 28 年国家公務員給与等実態調査 ) 俸給の特別調整額 11,657 扶養手当住居手当その他 11,409 行政職俸給表 ( 一 ) 140,786 43.6 22.0 410,984 331,816 41,583 12,316 11,387 5,471 8,411 行政職俸給表 ( 二 ) 2,876 50.4 29.8 329,358 287,447 25,136 11,400 3,787 1,588 専門行政職俸給表 7,594 42.0 19.7 442,036 349,008 51,251 12,591 10,867 7,998 10,321 税務職俸給表 50,925 43.3 22.2 442,569 366,926 44,380 13,604 10,904 4,380 2,375 公安職俸給表 ( 一 ) 22,082 41.3 20.0 371,411 315,764 29,288 5,686 13,313 2,614 4,746 公安職俸給表 ( 二 ) 22,652 41.1 19.5 406,808 341,550 31,316 9,336 12,002 5,741 6,863 海事職俸給表 ( 一 ) 178 45.2 23.6 469,676 375,561 52,342 13,761 16,646 4,726 6,640 海事職俸給表 ( 二 ) 295 41.9 23.0 385,710 316,451 43,862 13,451 5,220 6,726 教育職俸給表 ( 一 ) 80 45.9 21.8 471,916 425,810 19,154 5,077 16,063 5,063 749 教育職俸給表 ( 二 ) 82 48.5 24.2 459,780 397,117 37,532 3,154 11,835 6,289 3,853 研究職俸給表 1,419 45.9 22.5 557,131 400,779 76,154 55,851 11,633 7,439 5,275 医療職俸給表 ( 一 ) 532 51.1 24.3 836,386 496,997 87,427 22,699 12,576 5,590 211,097 医療職俸給表 ( 二 ) 458 45.5 20.4 352,319 308,263 22,738 1,395 8,920 5,906 5,097 医療職俸給表 ( 三 ) 1,787 46.9 21.7 346,820 314,264 17,082 607 7,125 4,893 2,849 福祉職俸給表 243 42.4 18.5 379,832 330,211 27,379 4,171 10,041 5,541 2,489 専門スタッフ職俸給表 198 55.3 32.2 598,047 486,969 95,460 12,672 2,182 764 指定職俸給表 898 56.5 33.1 1,030,184 861,354 163,055 5,775 特定任期付職員俸給表 456 42.8 618,949 521,985 96,461 503 第一号任期付研究員俸給表 21 41.3 478,943 408,952 69,991 第二号任期付研究員俸給表 62 33.5 393,739 335,371 58,368 ( 注 )1 職員数は 給与法 任期付研究員法及び任期付職員法が適用される 4 月 1 日現在の在職者 ( 新規採用者 再任用職員 休職者 派遣職員 ( 専ら派遣先の業務に従事する職員に限る ) 在外公館勤務者等は含まない ) である 2 全俸給表 の 平均経験年数 には 特定任期付職員及び任期付研究員は含まれていない 3 俸給 には 俸給の調整額 平成 27 年切替えに伴う経過措置額及び差額基本手当を含む 4 地域手当等 には 異動保障による地域手当及び広域異動手当を含む 5 その他 は 本府省業務調整手当 単身赴任手当 ( 基礎額 ) 寒冷地手当 特地勤務手当等である 5,058 7,038 150

3 1 資料 3-3 俸給表別 最終学歴別及び性別人員構成比 区分 学歴別人員構成比 ( 平成 28 年国家公務員給与等実態調査 ) ( 単位 :%) 性別人員構成比 俸給表 計 大学卒 うち 短大卒 高校卒 中学卒 男性 女性 大学院修了 全俸給表 100.0 52.0 5.7 13.7 34.1 0.2 82.8 17.2 行政職俸給表 ( 一 ) 100.0 55.8 6.5 12.7 31.5 0.0 82.6 17.4 行政職俸給表 ( 二 ) 100.0 6.9-10.4 75.7 7.0 76.1 23.9 専門行政職俸給表 100.0 59.2 24.2 29.3 11.4 0.0 81.0 19.0 税務職俸給表 100.0 45.3 1.4 3.9 50.8 0.0 80.9 19.1 公安職俸給表 ( 一 ) 100.0 52.6 1.7 8.8 38.5 0.1 90.9 9.1 公安職俸給表 ( 二 ) 100.0 43.5 2.6 37.1 18.9 0.5 87.1 12.9 海事職俸給表 ( 一 ) 100.0 32.6-34.8 28.1 4.5 100.0 - 海事職俸給表 ( 二 ) 100.0 2.4-23.7 65.1 8.8 99.3 0.7 教育職俸給表 ( 一 ) 100.0 95.0 55.0 5.0 - - 92.5 7.5 教育職俸給表 ( 二 ) 100.0 67.1 12.2 30.5 2.4-72.0 28.0 研究職俸給表 100.0 97.7 77.2 0.8 1.5-82.2 17.8 医療職俸給表 ( 一 ) 100.0 100.0 28.8 - - - 77.1 22.9 医療職俸給表 ( 二 ) 100.0 48.9 3.7 48.7 2.4-58.1 41.9 医療職俸給表 ( 三 ) 100.0 4.8 0.5 88.5 6.7-17.2 82.8 福祉職俸給表 100.0 80.2 5.8 14.4 4.9 0.4 59.7 40.3 専門スタッフ職俸給表 100.0 89.9 22.7 1.5 8.6-94.4 5.6 指定職俸給表 100.0 98.7 11.7 0.4 0.9-96.9 3.1 特定任期付職員俸給表 100.0 96.5 40.8 2.4 1.1-83.6 16.4 第一号任期付研究員俸給表 100.0 100.0 95.2 - - - 47.6 52.4 第二号任期付研究員俸給表 100.0 100.0 96.8 - - - 77.4 22.6 ( 注 )1 大学卒 には修士課程及び博士課程修了者を 短大卒 には高等専門学校卒業者を含む 2 構成比は 小数点以下第 2 位を四捨五入しているため 内訳の合計が計と一致しない場合がある 資料 3-4 平成 28 年職種別民間給与実態調査の産業別 企業規模別調査事業所数 産業 企業規模 規模計 3,000 人以上 1,000 人以上 3,000 人未満 500 人以上 1,000 人未満 100 人以上 500 人未満 ( 単位 : 所 ) 50 人以上 100 人未満 産業計 10,170 1,538 1,236 1,241 4,333 1,822 農業, 林業 漁業 19 0 0 1 8 10 鉱業, 採石業, 砂利採取業 建設業 701 108 95 96 234 168 製造業 4,407 511 561 566 1,940 829 電気 ガス 熱供給 水道業 情報通信業 運輸業, 郵便業 1,810 438 194 194 662 322 卸売業, 小売業 882 144 113 127 384 114 金融業, 保険業 不動産業, 物品賃貸業 教育, 学習支援業 医療, 福祉 サービス業 491 177 89 47 148 30 1,860 160 184 210 957 349 ( 注 )1 上記調査事業所のほか 企業規模 事業所規模が調査対象となる規模を下回っていたため調査対象外であることが判明した事業所が 111 所 調査不能の事業所が 1,430 所あった 2 調査対象事業所 11,711 所から企業規模 事業所規模が調査対象外であることが判明した事業所 111 所を除いた 11,600 所に占める調査完了事業所 10,170 所の割合 ( 調査完了率 ) は 87.7% である 3 サービス業 に含まれる産業は 日本標準産業大分類の 学術研究, 専門 技術サービス業 宿泊業, 飲食サービス業 生活関連サービス業, 娯楽業 複合サービス事業 及び サービス業 ( 他に分類されないもの ) ( 宗教及び外国公務に分類されるものを除く ) である 151 28

100 人未満事務 技術関高校卒 160,955 162,297 159,986 160,548 その 3 資料 3-5 民間の職種別 学歴別 企業規模別初任給 職種学歴企業規模計 500 人以上 新 卒 事 務 員 新 卒 技 術 者 新卒事務員 技術者計 ( 平成 28 年職種別民間給与実態調査 ) ( 単位 : ) 100 人以上 500 人未満 50 人以上 大学院修士課程修了 222,188 227,952 213,748 * 199,448 大学卒 197,294 200,417 194,846 193,476 短大卒 169,564 173,185 166,163 169,644 高校卒 158,199 160,209 157,065 156,386 大学院修士課程修了 223,355 228,897 216,407 209,277 大学卒 201,932 206,404 199,574 198,027 短大卒 181,462 182,658 180,989 178,743 高校卒 163,572 164,368 162,644 164,589 大学院修士課程修了 222,936 228,544 215,467 207,094 大学卒 198,898 202,196 196,670 195,171 短大卒 175,447 177,976 173,092 174,703 新卒船員海上技術学校卒 * 235,879 - * 235,879 - 新卒大学助教大学卒 x - x - 新卒高等学校教諭大学卒 206,069 * 214,139 203,602 - 新卒研究員大学卒 211,706 227,609 200,099 * 185,369 短大卒 * 184,545 * 190,323 * 174,660 - 新卒研究補助員高校卒 162,990 * 164,757 * 156,467 x 他準新卒医師大学卒 391,011 359,530 * 504,793 - 準新卒薬剤師大学卒 225,244 225,364 227,026 x 準新卒診療放射線技師養成所卒 196,187 * 191,359 201,725 - 新卒栄養士短大卒 * 170,714 * 171,062 * 170,202 - 準新卒看護師養成所卒 211,346 212,673 209,320 * 226,400 準新卒准看護師養成所卒 182,289 * 181,299 182,720 - ( 注 )1 金額は 基本給のほか事業所の従業員に一律に支給される給与を含めた額 ( 採用のある事業所の平均 ) であり 時間外手当 家族手当 通勤手当等 特定の者にのみ支給される給与は除いている 2 準新卒 とは 平成 27 年度中に資格免許を取得し 平成 28 年 4 月までの間に採用された者をいう なお 医師については 平成 25 年 3 月大学卒業後 平成 25 年度中に免許を取得し 2 年間の臨床研修を修了した後 平成 28 年 4 月までの間に採用された者に限っている 3 x は 調査事業所が 1 事業所の場合である 4 * は 調査事業所が 10 事業所以下であることを示す 152

3 1 資料 3-6 民間の職種別従業員数 平均年齢及び平均支給額 ( 平成 28 年職種別民間給与実態調査 ) 平成 28 年 4 月分平均支給額 職種名 調査実人員 調査人員 ( 復元後 ) 平均年齢 きまって支給する給与 (A) うち時間外手当 (B) (A - B) うち通勤手当 備考 支店長 人 721 人 3,583 歳 52.4 787,399 1,525 785,874 構成員 50 人以上の支店 ( 社 ) の長 13,253 ( 取締役兼任者を除く ) 2 課以上又は構成員 20 人以上の部の長 事 務 部 長 14,354 96,132 52.4 694,693 2,369 692,324 15,224 職能資格等が上記部の長と同等と認められる部の長及び部長級専門職 ( 取締役兼任者を除く ) 事務部次長 5,904 41,816 50.7 662,646 10,980 651,666 16,076 上記部長に事故等のあるときの職務代行者職能資格等が上記部の次長と同等と認められる部の次長及び部次長級専門職中間職 ( 部長 - 課長間 ) 事務課長 28,413 198,978 48.5 587,283 9,136 578,147 15,494 2 係以上又は構成員 10 人以上の課の長職能資格等が上記課の長と同等と認められる課の長及び課長級専門職 事務課長代理 10,081 63,479 46.1 544,242 45,050 499,192 14,908 上記課長に事故等のあるときの職務代行者課長に直属し部下に係長等の役職者を有する者課長に直属し部下 4 人以上を有する者職能資格等が上記課長代理と同等と認められる課長代理及び課長代理級専門職中間職 ( 課長 - 係長間 ) 事務係長 28,928 191,731 44.2 461,962 53,598 408,364 14,312 係の長及び係長級専門職 事務主任 25,040 167,586 40.5 411,784 60,760 351,024 13,799 事務係員 117,087 916,941 35.8 329,108 41,830 287,278 13,533 係長等のいる事業所における主任係長等のいない事業所における主任のうち 課長代理以上に直属し 部下を有する者係長等のいない事業所において 職能資格等が上記主任と同等と認められる主任中間職 ( 係長 - 係員間 ) 構成員 50 人以上の工場の長工場長 528 2,196 53.2 711,636 1,451 710,185 9,442 ( 取締役兼任者を除く ) 技術部長 9,572 59,016 52.1 705,443 3,446 701,997 16,534 事務部長に同じ 技術部次長 3,515 18,881 51.0 615,385 6,106 609,279 12,336 事務部次長に同じ 技術課長 24,863 163,778 48.6 576,638 8,278 568,360 12,130 事務課長に同じ 技術課長代理 7,673 55,255 44.7 510,381 37,452 472,929 10,656 事務課長代理に同じ 技術係長 24,459 191,930 43.2 517,376 91,033 426,343 21,593 事務係長に同じ 技術主任 23,312 173,491 41.0 451,962 79,749 372,213 14,821 事務主任に同じ 技術係員 85,088 762,786 34.7 358,134 65,836 292,298 10,078 電話交換手 57 331 48.6 293,665 16,845 276,820 8,128 見習 外国語の電話交換手を除く 自家用乗用自動車運転手 289 1,162 53.4 372,837 67,071 305,766 7,702 守衛 705 4,542 44.9 338,397 75,292 263,105 7,819 用務員 438 4,190 44.7 318,824 23,142 295,682 11,938 業務委託契約等に基づき 他の事業所において業務に従事している者を除く ( 注 )1 中間職 ( 部長 - 課長間 ) とは 部長と課長の両方がいる場合で 役職 職能資格又は給与上の等級 ( 格付 ) から職責が部長と課長の間に位置付けられる者をいう 2 中間職 ( 課長 - 係長間 ) とは 課長と係長の両方がいる場合で 役職 職能資格又は給与上の等級 ( 格付 ) から職責が課長と係長の間に位置付けられる者をいう 3 中間職 ( 係長 - 係員間 ) とは 係長と係員の両方がいる場合で 役職 職能資格又は給与上の等級 ( 格付 ) から職責が係長と係員の間に位置付けられる者をいう 153 28

3 資料 3-7 民間の給与改定等の状況 ( 平成 28 年職種別民間給与実態調査 ) 1 本年のベース改定の状況 ( 単位 :%) 役職段階 項目 ベースアップ実施ベースアップ中止ベースダウンベースアップの慣行なし 係員 26.6(30.3) 9.0(7.1) 0.2(0.2) 64.2(62.4) 課長級 22.2(25.2) 9.6(8.1) 0.1(0.3) 68.1(66.4) ( 注 )1 ベースアップの慣行の有無が不明及びベースアップの実施が未定の事業所を除いて集計した 2 ( ) 内は 平成 27 年調査の結果である ( 以下同じ ) 2 本年の定期昇給の実施状況 ( 単位 :%) 役職段階 項目 定期昇給制度あり 定期昇給実施 増額減額変化なし 定期昇給中止 定期昇給制度なし 係員 87.0(86.2) 84.8(84.0) 24.2(27.0) 7.7(5.3) 52.9(51.7) 2.2(2.2) 13.0(13.8) 課長級 80.7(79.6) 78.4(77.2) 22.0(24.7) 7.5(4.8) 48.9(47.7) 2.3(2.4) 19.3(20.4) ( 注 ) 定期昇給の有無が不明 定期昇給の実施が未定及びベースアップと定期昇給を分離することができない事業所を除いて集計した 154