e.Typist v.11.0 簡易操作マニュアル 表原稿編

Similar documents
e.Typist v.12.0 表原稿編 簡易操作マニュアル

e.Typist v.11.0 簡易操作マニュアル 基本操作編

e.Typist v.9.0 基本操作編

e.Typist v.9.0 表原稿編

e.Typist v.9.0 表原稿編

やさしくPDFへ文字入力 v.2.0

やさしくPDFへ文字入力 フォーム入力用 v.3.0 簡易操作マニュアル

文字入力PRO.doc

e.Typist v.12.0 操作マニュアル 基本操作編

読取革命Ver.15 かんたん操作ガイド

読取革命Lite かんたん入門ガイド

e.Typist v.15.0 かんたん操作マニュアル

やさしく名刺ファイリング PRO v.7.0 簡易操作マニュアル

3. 文字の入力 文字 ボタンをクリックします 文字入力したい範囲をドラックし 文字枠を作成します 文字を入力します この作業を繰り返します マウスポインタの形 4. 文字枠のサイズ変更 拡大 ボタンをクリックします 大きさを変えたい文字枠をクリックします マウスポインタを文字枠の右下のハンドル (

PowerPoint プレゼンテーション

PDF Convertor for mac スタートアップガイド

DocDesk かんたん操作マニュアル

RR1soft.book

やさしく名刺ファイリング PRO v.7.0 簡易操作マニュアル

2. PhotoScore Lite を起動すると PhotoScore Ultimate へのアップグレードを促す画面が表示されます 確 認したら [continue] をクリックしてください 以上で準備は完了です ステップ 1 へ進みましょう ステップ 1 - 楽譜のスキャン PhotoScor

やさしく名刺ファイリング PRO v.7.0 簡易操作マニュアル

EPSON GT-S620/GT-F720 活用+サポートガイド

Img_win.book

SHOFU SureFile for DentalX Manual

EPSON GT-S600/F650/F700 活用ガイド

やさしくPDFへ文字入力 PRO v.5.0 簡易操作マニュアル

EPSON GT-F670 活用+サポートガイド

旅のしおり

目次 はじめに ツールのインストール ソフトウェアを起動する 画像ファイルの選択... 7 位置の調整... 8 背景色の設定 進捗バーの設定 パスワード設定 ユーザー情報の設定 設定

GR Firmware Update JP

SnNCutCnvs ステッカーウィザードを使ってデザインを作成する ここでは スターターキットに付属している A4 サイズ (210 mm 297 mm) のプリントステッカーを使用する場合の例を説明します [ ステップ 1] エリアサイズを変更します パソコンの場合 : 編集画面 >[ プロジェ

利用ガイド

PENTAX Firmware Update Software for K10D Windows 2000/Me/XP 日本語版 / Mac OS 対応版 導入方法

EPSON PX-A640 活用+サポートガイド

NGate_mac.book

ふれんずらくらく流通図面マニュアル

CubePDF ユーザーズマニュアル

目次 第 1 章はじめに 本ソフトの概要... 2 第 2 章インストール編 ソフトの動作環境を確認しましょう ソフトをコンピュータにセットアップしましょう 動作を確認しましょう コンピュータからアンインストー

G800 Firmware update

FlashAir 設定ソフトウエア株式会社東芝セミコンダクター & ストレージ社 Copyright 2012 TOSHIBA CORPORATION, All Rights Reserved. 対応 OS: Windows XP SP3 / Vista SP2 / 7 (32bit/64bit)

EPSON E-700 活用+サポートガイド

目次 第 1 章はじめに 本ソフトの概要... 2 第 2 章インストール編 ソフトの動作環境を確認しましょう ソフトをコンピュータにセットアップしましょう 動作を確認しましょう コンピュータからアンインストー

EPSON E-720 活用+サポートガイド

目次 1. はじめに 準備 機器構成 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップと動作確認 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップ... 5 Windows Windows 8.

エプソン社製スキャナドライバImage Scan! for Linux インストール手順

Microsoft Word - ラベルマイティStep1.doc

Microsoft PowerPoint - BIGPADマニュアル日本語_ pptx

スライド 1

GR Firmware Update JP

パソコン研修資料 - カシミール 3D の使い方 年度版 倉敷ハイキング倶楽部 HP 委員会

PowerPoint プレゼンテーション

EPSON GT-D1000 活用+サポートガイド

BBB_マニュアル(聴講者用)

G800SE HTMLdocument update

Readiris 15

200_CAD(画面回りの機能)の基本操作

Microsoft Word - macマニュアル【 】.doc

やさしく名刺ファイリング Pro とは? OKI 複合機のスキャナ機能を活用し 大量の名刺やハガキを文字認識 (OCR) し データベース化することで名刺情報を管理 活用するソフトフェアです < やさしく名刺ファイリング Pro 起動画面 > ネットワーク経由で直接保存 名刺スキャン PC の共有フ

Microsoft Word - XPC4ソフトマニュアル.doc

Microsoft Word - _ ‘C’³_V1.6InstManual.doc

ページ MAP 本マニュアルでは 以下の操作手順を説明します スキャンする スキャンする手順を知りたい原稿の一部分をスキャンしたい書籍をきれいにスキャンしたい A4 を超える原稿をスキャンしたい P5 P19 P21 P23 保存する 印刷する 画像または PDF で保存したい P9 Word また

manual_ezcap_edit


目次 ページ 動作環境 2 システムの起動 3 データファイルの管理方法 3 タコグラフ タスクメーターデータの読込み 4 ( 接続されているスキャナから直接読込む方法 ) タコグラフ タスクメーターデータの読込み 9 ( 既にスキャン済みの画像データから読込む方法 ) 運転日報ファイルの Exce

CX6_firmup

EPSON CD/DVDレーベル印刷簡単ガイド

リコーイメージング株式会社 RICOH GR III ファームウェアアップデート手順説明書 本説明書では ホームページからダウンロードしたファームウェアを利用し アップデートを行う方法を説明しています 用意するもの RICOH GR III 本体 RICOH GR III でフォーマットされた SD

セル G5 に 大手町店 の合計を求めましょう 暮らしのパソコンいろは 1 セル G5 をクリックします 2 ホーム タブをクリックします 3 編集 グループの ( 合計 ) をクリックします セル G5 と数式バーに =SUM(D5:F5) と表示され セル範囲 D5:F5 が点滅する線で囲まれま

FlashAir ソフトウェア更新ツール Version 東芝メモリ株式会社 Copyright 2017 Toshiba Memory Corporation, All Rights Reserved. 対応 OS: 最新の対応 OS は Web サイトをご参照ください 概要本ソフ

Android用 印刷プラグイン Canon Print Service マニュアル

タッチディスプレイランチャー

CSD004AA

GR Firmware Update JP

ぱっと転送アプリについて ぱっと転送は ipad iphone のファイルを他の ipad iphone へファイル転送するアプリケーションです Wi-Fi Bluetooth を利 し 1 対 1 または 複数台の端末へファイルを転送できますので 資料の共有やペーパーレスな会議を えます 各端末で

. フォントを OS にインストールする インターネット等で入手したフリーのフォントをインストールすることにより Windows に標準でインストールされているフォント以外のものを利用することができます 多数のフォントをインストールするとパソコンの動作が遅くなります 必要なフォント以外はインストール

シヤチハタ デジタルネーム 操作マニュアル

目次 第 1 章はじめに 取扱いについて 記載内容について... 6 第 2 章基本操作 Excel Online を開く ファイル ( ブック ) を作成する ファイル ( ブック ) を開く..

PDF・画像の貼付け

■新聞記事

IPPO - 校内研修支援プログラム - 使用説明書 目次 項 目 ページ 1 プログラム利用の準備 この説明書の記述について プログラムの動作環境等 プログラムファイルのコピー プログラムファイルの起動 4 2 プログラムファイルの利用

Microsoft Word - SureFileマニュアル_V1.3.doc

ご利用の前に 目次 推奨環境とソフトウェアのバージョン 推奨環境について Windows8 Windows8.1 について Internet Explorer のバージョン確認 SAMWEB の初期設定 セ

F KDbarcode_CODE39 Microsoft WORD/EXCEL のアドイン製品 Kernel Computer System カーネルコンピュータシステム株式会社 本社 : パッケージ販売部 横浜市神奈川区金港町 6-3 横浜金港町ビル 6F TEL:

タ通パソコンと本製品を付属の USB ケーブルで接続して 本製品を HSDPA 通信のモデム ( ) として利用できます パソコンと接続してインターネットに接続するための機器 信データ通信 データ通信の準備 データ通信を行う前に このページから 8-36 ページで説明している 1~3 のことを行いま

Microsoft Word - BJ-Trans_JW_SXFInstallguide.doc

目次 1. ログイン ログアウト デスクトップ ( 例 :Word Excel 起動中 ) Dock( 例 :Word Excel 起動中 ) Finder ウィンドウ メニューバー ( 例 :Word 起動中 )...

親指シフトキーボード(FMV-KB611)、JISキーボード(FMV-KB621)、FMV-LIFEBOOK(親指シフトキーボードモデル)をお使いになる方へ

改訂履歴 改訂日付 改訂内容 2014/11/01 初版発行 2017/01/16 Studuino web サイトリニューアルに伴う改訂 2017/04/14 Studuino web サイトリニューアルに伴う改訂 2018/01/22 ソフトウェア OS のバージョンアップに伴う改訂

フォントサイズ :20point を目安に, 幅, 行間を調節. Excel の列にマウスを置きクリックすると pixelが表示されるため, 表幅を規程の 800pixel か1600pixel に合わせておくと保存しやすい. サイズが中途半端な場合は左右に余白をとって調節する. 見出し行には, 原

ご利用の前に 目次 - 0. 推奨環境とソフトウェアのバージョン 推奨環境について Windows8 Windows8. について Internet Explorer のバージョン確認 SAMWEB の初期設定 セキュリティ設定..

EPSON PM-D600 活用ガイド

目次 マップとレイヤについて... 2 地図操作... 3 背景図の選択... 5 地図への情報表示... 6 地図への情報表示 ( 属性情報 ) 計測 メモ 凡例一覧の表示 印刷 概観図の利用 操作例... 24

monologue Sound Librarian 取扱説明書

PowerPoint2003基礎編

データの作成方法のイメージ ( キーワードで結合の場合 ) 地図太郎 キーワードの値は文字列です キーワードの値は重複しないようにします 同じ値にする Excel データ (CSV) 注意キーワードの値は文字列です キーワードの値は重複しないようにします 1 ツールバーの 編集レイヤの選択 から 編

Alfa-Products_installguide

親指シフトキーボード(FMV-KB611)、JISキーボード(FMV-KB621)、FMV-LIFEBOOK(親指シフトキーボードモデル)をお使いになる方へ

取引上手くん 9 のインストール時にエラーが表示される際の対処法 ~Windows8 Windows8.1~ 本ドキュメントは Windows8/8.1 のパソコンにおいて 取引上手くん 9 のインストールが正常にできなかった場合の対処 法をまとめたものです なお インストールの手順そのものにつきま

SHOFU SureFile Manual V.1.6

_責)Wordトレ1_斉木

Transcription:

e.typist v.11.0 簡易操作マニュアル 表原稿編 1

e.typist v.11.0 簡易操作マニュアル表原稿編 目次 ページ 1. はじめに...3 2.e.Typist の起動...4 3. スキャナの設定...5 4. 原稿の読み込み...7 4-1. スキャナから...7 4-2. ファイルから...8 4-3. デジカメから...8 5. 画像の修正... 11 6. 認識条件の設定... 12 7. 認識枠の作成... 13 7-1. 自動で作成... 13 7-2. 手動で作成... 13 7-3. 認識枠の表示... 14 8. 認識...15 9. ワンタッチ転送... 16 補足 : 罫線のない表の認識... 17 2

1. はじめに 表原稿を認識する場合には 次のことに気を付けてください 罫線と文字が近すぎないか 接触罫線除去機能 によってある程度の認識は可能ですが認識結果に影響を与えます 部分的なセル結合 分割など 複雑な表でないか 文字の認識に影響を与えることがあり また表の再現が難しくなります 網掛けが入っていないか ノイズ除去 では除去しきれずに 誤認識の原因となります また 網掛けと一緒に文字まで除去されてしまう場合もあります e.typist v.11.0 で 読み込んだ画像から表のセル幅や高さ フォントなど そのまま全く同じ形 で再現することはできません ひな形ができる 程度にお考えください 履歴書 申請書 納品書等に文字を入力し 印刷する事が目的であれば やさしく PDF へ文字入力 PRO がぴったりです! やさしく PDF へ文字入力 PRO であれば スキャナから取り込んだ書類に文字を入力してそのまま印刷することが可能です 弊社ホームページに 30 日間お試しいただける体験版をご用意しております ぜひ ご利用ください http://pac.mediadrive.jp/ypp/ 3

2.e.Typist の起動 デスクトップのアイコンをダブルクリックするか スタート ボタンから すべてのプログラム e.typist v.11.0 e.typist v.11.0 を選択します ( 下図は Windows XP の操作画面になります ) e.typist v.11.0 が起動するとメインウインドウが表示されます インストール後の初回起動時に プログラムを最新の環境に更新するためのアップデートメッセージが表示されます OK をクリックしますと インターネットに接続し 自動アップデートを開始します 管理者権限が必要です また インターネットに接続できる環境が必要です 4

3. スキャナの設定 ファイル メニューから スキャナの選択 を選択します スキャナドライバの選択 ダイアログが表示されます お使いのスキャナドライバを選択し OK ボタンをクリックしてください 選択画面に表示されるスキャナドライバの名称はお使いの環境によって変わります お使いのスキャナによってはチェックが付けられないものがあります チェックが付けられない場合は スキャナメーカーの取り込みパネルをお使いいただきます チェックが付けられるスキャナについての情報は 弊社ホームページ e.typist v.11.0 のページより 専用スキャンユーティリティ 5 対応スキャナ にてご確認いただけます また 動作確認済みのスキャナも同ページにてご確認いただけます 対応スキャナページ :http://pac.mediadrive.jp/support/et/et11_scanner.html スキャナメーカーの Twain インターフェースを使用しない にチェックを付けると スキャナから画像を取り込む際に下図の専用パネルが表示されます 5

スキャナメーカーの Twain インターフェースを使用しない にチェックが入らない場合は スキャナメーカーの取り込みパネルが表示されます ( 下図はサンプルです お使いのスキャナによって画面が異なります ) Canon 社製複合機の場合 拡張モード (V) のボタンをクリックすると さらに細かく設定が行えます EPSON 社製スキャナの場合 モードによって設定できる項目が変わります 6

4. 原稿の読み込み 4-1. スキャナから スキャナ ボタンをクリックすると スキャナの取り込みパネルが表示されます 弊社専用パネル以外の操作方法については各スキャナメーカーの操作説明書をご参照ください スキャンタイプは原稿にあわせて選んでください ( カラー グレースケール モノクロ ) 解像度は通常 400 または 300 に設定します 認識精度が低い場合や 原稿の文字が小さい場合は 600 で読み込んでください 新聞や雑誌などをスキャンする際は 裏写りに注意して濃度を調整してください 専用パネルの場合には 濃度を ユーザ設定 に変更することで濃度調整のスライドバーを使った調整が可能となります カラースキャンを行うとファイルサイズが大きくなり 表示に時間がかかることがあります 取り込みパネルを閉じると e.typist 上に読み込んだ画像が表示されます 7

4-2. ファイルからメニューバーの ファイル メニューから 画像ファイルを開く を選択し ファイルを指定します e.typist で開くことのできる画像のファイル形式は下記の通りです BMP TIFF( 非圧縮 /Huffman/Packbits/G3/G4 各圧縮形式のシングル マルチページ ) JPEG PNG PDF マルチページ TIFF や複数ページの PDF ファイルを読み込んだ場合 読み込むページを指定するダイアログが表示されます 全ページを読み込む場合は すべてのページ を選択します ページ番号を指定する場合は ページ指定 を選択し ページ範囲を入力して OK ボタンをクリックします 4-3. デジカメから デジタルカメラで撮影した画像を e.typist へ読み込みます パソコンの OS が Windows XP の例で説明しています この操作を行うには ご利用のデジカメが以下の条件を満たしている必要があります 1 デジカメの記録フォーマットとして DCF に準拠していること 2 デジカメを USB ケーブルでパソコンに接続したとき リムーバブルディスクとして認識されること また リムーバブルディスク直下のフォルダ名が DCIM で構成されていること 3 画像ファイルが Exif 形式であること 以上の条件を満たしているデジカメは パソコンと接続するだけで自動的に写真の読み込みが行えます リムーバブルディスクとして認識されないカメラであっても DCF 対応のメディアであれば カードリーダー ( 別途必要 ) にセットして自動読み込みができます ご利用のデジタルカメラの仕様については デジタルカメラに付属のマニュアルを参照されるか または メーカーにお問い合わせください 8

デジカメをパソコンの USB ポートに接続しますと Windows のソフトウェアの選択ウィザード が起動します e.typist v.11.0 使用 を選択して OK ボタンをクリックします デジカメ読込 ダイアログにデジカメ内の画像がサムネイル ( 縮小画像 ) で表示されます 読み込む画像をクリックして選択 ( 選択を解除する場合は同じ画像をクリック ) し コピー ボタンをクリックします 読み込んだ画像の処理を設定できます 表示されている画像を一括で選択 / 解除することもできます 同じメディア内の別フォルダにある画像を読み込む場合は 前のフォルダ / 次のフォルダ ボタンをクリックして表示を切り替えます ただし 読み込みはフォルダごとに行ってください 9

画像ウインドウで画像の状態を確認する 読み込んだ画像の状態によって認識の精度が違ってきます 画像ウインドウで画像の状態を確認してください 原稿の向きは正しいですか? 原稿の向きが正しくないと 認識の結果も正しく表示されません 横向きの原稿を読み込んだときには 画像の回転が必要です 回転 ボタンを使って正しい向きにしてください 下図のような場合には 右 90 度 を選択すると正しい向きになります 原稿の状態は良好ですか? 読み込んだ文字がはっきりと読める状態でないと 正しく認識できません 下図のような場合には 濃度を調整しながら再度スキャンしてください 濃度が薄い濃度が濃い下地の色が濃い カラーやグレースケールでスキャンする場合 裏写り 下地 文字の色が文字認識に影響を与える場合があります また モノクロと比べファイルサイズが大きくなり表示にも時間がかかります 裏写り 下地と文字の色が近い 10

5. 画像の修正 取り込んだ画像にゴミのようなものが入っている場合や 白抜きの文字を認識させたい場合 歪んでしまったデジカメ画像を認識させたい場合は画像修正を行います 範囲設定 をクリックし 画像修正 を選択します 画像ウインドウのツールバーのボタンが下のように変わります 画像のゴミを消す ノイズ除去 ボタンをクリックすると 下記のように項目が表示されます ノイズを除去するレベルを選択してください ノイズ除去でもきれいにならない場合は 消しゴム ボタンを使ってゴミを消してください ノイズ除去機能はモノクロの画像に対して使用できます カラー グレースケールの画像は消しゴムボタンで削除してください 原稿の状態によっては文字まで除去されてしまう場合がありますのでご注意ください 白黒を反転する下図のような白抜き文字の状態では認識ができません この部分を 範囲選択 ボタンで囲みます この状態で 反転表示 ボタンをクリックします このようになりました これで認識が可能になります モノクロの画像に対して使用できます デジカメ画像を補正する 長方形補整 ボタンをクリックすると デジタルカメラで撮影した画像の歪み( 水平 垂直がとれていない ) を補整できます 樽型歪補整 ボタンをクリックすると デジタルカメラで撮影した画像の歪み ( 樽型の膨らみや四隅が引っ張られた歪み ) を補整できます 画像の修正が終わったら 画像修正 を 範囲設定 に戻してください 11

6. 認識条件の設定 認識枠を作る前に認識条件を設定すると 同じ条件で認識枠を作成できます インストール時は 認識種別指定 や 段組指定 の項目が自動判定に設定されています 認識枠を作った後にそれぞれの枠に対して条件を設定し直すこともできます 画面右上の認識属性ツールバーで認識条件の設定を行います 日本語以外の言語を設定する e.typist v.11.0 では 日本語 英語 ドイツ語など主要 13 言語に加え 欧米 43 ヵ国語 中国語 ( 繁体字 / 簡体字 ) ハングルの認識が可能です 原稿にあわせて言語を設定してください 認識言語 ボタンをクリックすると 下図のように表示されます 英語 を選択した場合 ( 日の丸 ) のボタンが ( 星条旗 ) に変わります 日本語内に欧米語の単語が含まれる文章を認識する場合 日本語( 欧文混在 ) を選択してください 欧文混在 の例 欧米言語 を選択した場合 ボタンはそれぞれの国旗のデザインで表示されます 他の言語 を選択した場合は 共通のボタンで表示されます アジア言語 を選択した場合は ( 中国語簡体字 ) ( 中国語繁体字 ) ( ハング ル ) で表示されます 12

7. 認識枠の作成 表原稿の場合 表の種類によってはレイアウト解析が正確にできない事があります 通常 縦 横が罫線できちんと区切られている表組の場合は自動で作成ができますが 縦 横が罫線で区切られていない表や罫線が欠けている表など 自動で認識枠が正しく作成できない場合は手動で認識枠を作成する必要があります 7-1. 自動で作成 レイアウト ボタンをクリックして認識枠を自動で作成します 下図のように原稿全体に対して認識枠が自動作成されます 認識枠の色は それぞれ次のような意味があります 緑の枠 - 文章領域青の枠 - 表領域赤の枠 - 図領域 7-2. 手動で作成 認識したい表部分をマウスでドラッグして囲みます 囲まれた範囲がレイアウト解析され 認識枠が作成されます 13

7-3. 認識枠の表示画像ウインドウの範囲設定ツールバーにある 認識領域番号表示 ボタンをクリックしますと認識枠の左上に下図のような記号が表示されます この表示によって それぞれの枠がどのように設定されているのか確認することができます 数字は認識する順番を表します は表領域として認識されることを表します ( は文章領域 は図領域 ) は日本語で認識されることを表します ( は英語 は日本語 ( 欧文混在 ) など ) は横多段組で認識されることを表します ( は横一段 は縦一段 は縦多段 ) 一般的な表原稿の場合 段組の指定は 横多段 としてください この表示を見て 間違って設定されている認識枠があれば設定の変更を行ってください 認識領域番号表示 ボタンを再度クリックして表示する/ しないの切り替えができます 14

8. 認識 認識 ボタンをクリックすると認識が始まります 認識が終わると 取り込んだ原稿と認識結果の二つに画面が分割されます 元の画像 認識結果 テキストウインドウでは文字の修正を行うことはできますが 罫線 列幅 行幅の修正を行うことはできません 認識した文字だけを確認したい場合には テキストウインドウの表示が変えられます 表示 メニューから テキストレイアウト表示 を選択してください 簡易表示 モードでは 認識した文字が左詰めで表示されます 元に戻す場合は再度同じメニューを選択してください 15

9. ワンタッチ転送 認識結果を直接アプリケーションに転送することができます 文字の修正が終わりましたら ワンタッチ転送ツールバーから Excel を選択します Microsoft Excel が起動し 認識結果が転送されます 注意 表の形はある程度再現できますが 元の原稿と全く同じにはなりません 文字数によってセルが大きく広がってしまうことがあります 罫線や位置の修正は Excel に貼り付け後 改めて行ってください 罫線を再現したくない場合は Excel ボタンの右にある をクリックし テキスト転送 に変更してください 数値を文字列ではなく数値として貼り付けたい場合などは 環境設定パネル ( ツール 環境設定 ワンタッチ転送 Excel ) で転送前に設定を変更してください 16

補足 : 罫線のない表の認識 罫線の入っている表組は自動で認識枠が作成できますが 罫線の入っていない表組の場合 思ったように認識枠が作成されないことがあります ここでは右のような原稿を例に 説明を行います 表原稿の場合 罫線が入っている原稿ならば自動で 表領域 として判断されますが 罫線が入っていない場合は右のように 表領域 として判断されず 文章領域 と判断されてしまいます 罫線が入っていないので 表領域 として判断されていません このように 文章領域 として細かく分割されて認識枠が作成された場合には 間違って作成された認識枠を1つずつ修正するのは大変な手間がかかります いったん 作成された認識枠をすべて削除して作り直しましょう すべての認識枠を削除するには レイアウト取消 ボタンをクリックします まず 上 2 つの枠を作成します 17

続いて メインウインドウで認識属性ツールバーの 領域種別指定 を 表領域 に設定します この状態で 表の部分をマウスで囲みます 表組の部分をマウスで範囲指定すると 自動でレイアウト解析が行われ 左図のように表領域として設定されます 原稿によっては自動的にデータ区切り線が入らないものもあります そのような場合には セパレータ挿入機能 または 補助線作成機能を使ってデータを区切ります セパレータを挿入する左図のように 表の中が分割されていない場合 セパレータ挿入 ボタンをクリックして手動で表内を分割します マウスカーソルの形が + に変わりますので マウス左ボタンを押したままデータの区切り位置をなぞってください セパレータ ( 青線 ) が表示されます 18

補助線を作成する表領域を選択して 認識属性ツールバーの データ区切り設定 ボタンをクリックします さらに データ区切り設定 ダイアログの 補助線作成 ボタンをクリックします 補助線設定 ダイアログで 縦線作成 ( または 横線作成 ) を選択し 補助線を入れたい位置でクリックします 間違えて作成した場合は 縦線削除 ( または 横線削除 ) を選択し 削除したい補助線上でクリックします 19

セパレータの挿入 補助線作成が終わりましたら認識を実行してください 認識結果を見ると データ区切り線の引かれた位置に薄い線が入ります Excel に転送を行うと 下図のようになります 20