みずほインサイト 政策 2013 年 12 月 17 日 国民年金保険料の徴収体制強化へ年金制度に対する理解促進も重要な課題 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 03-3591-1308 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 2013 年 12 月 13 日に厚生労働省の社会保障審議会年金部会の 年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会 が国民年金保険料の納付率向上策等について報告書を取りまとめた 国民年金保険料の納付率は低下傾向が続いており 2012 年度は 59.0% である 納付率の低下は 将来の無年金 低年金者の増加を招くとともに 国民の年金不信を増大させる懸念がある 報告書は 高所得の保険料長期滞納者から強制徴収を実施するとともに 低所得者には免除制度の適用を促進するとしているが 国民の年金制度に対する理解を深めることも不可欠である 1. 年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会が報告書を取りまとめ 2013 年 12 月 13 日に 厚生労働省の社会保障審議会年金部会の 年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会 が報告書を取りまとめた 同委員会は 社会保障 税一体改革担当大臣の下に設けられた 年金保険料の徴収体制強化等の検討チーム が2013 年 8 月 8 日に取りまとめた 年金保険料の徴収体制強化等に関する論点整理 1 を踏まえ 専門的観点から検討を進めるために同年 10 月に設置されたものである 報告書は Ⅰ. 国民年金保険料の基本的考え方 Ⅱ. 国民年金保険料の納付率向上策 Ⅲ. 厚生年金の適用促進策 Ⅳ. 国民の利便性向上策 で構成されている ( 詳細は後述 ) 一番の注目点は Ⅱ. 国民年金保険料の納付率向上策であり 長年の懸案事項であった国民年金保険料の納付率の低下にどう対応するか その対策がまとめられている 今後 厚生労働省は この報告を踏まえ 実現に向けた予算措置や法令面の整備等に取り組む見通しである 本稿では 国民年金保険料の納付率の推移や 未納者に対する督促等の状況を確認し 国民年金保険料の納付率向上策を中心に報告書のポイントを解説 評価する 2. 国民年金保険料の納付率の推移国民年金保険料を納付するのは 国民年金第 1 号被保険者 (2012 年度末時点で1,864 万人 ) であるが 2 低所得者等は免除制度や納付猶予制度が適用される 2012 年度末時点の免除者は373 万人 猶予者等 3 は 214 万人であり その他は保険料の納付対象者である 納付対象者のうち 2011 年 4 月から2013 年 3 月まで24カ月保険料が未納となっている者は296 万人に上る 1
また 保険料の納付対象月数に占める納付月数の割合 ( 納付率 ) は 低下傾向が続いており 2012 年度時点で59.0% となっている ( 図表 1) 保険料は過去 2 年分の納付が可能であるため 最終的な納付率は多少上昇するが 過去の傾向からみても2012 年度の最終納付率は60% 台半ば程度にとどまるとみられる 3. 国民年金保険料の滞納者に対する対応国民年金保険料の滞納者に対する対応としては 納付期限 ( 翌月末 ) を過ぎると 電話 戸別訪問 文書による納付督励 ( 低所得者等には免除勧奨 ) を実施する 度重なる督励にも応じない場合には 最終催告状を送付する 最終催告状は 納付書とともに送付する催告文書で記載した指定期限までに保険料の納付を求め 納付しない場合には滞納処分 ( 財産差押 ) を開始することを明記したものである 最終催告状の指定期限までに納付しない者には督促状が送付される 督促状の指定期限までに納付しない場合には滞納処分が開始され 延滞金が課されるほか 滞納者だけではなく連帯納付義務者 ( 滞納者の世帯主や配偶者 ) の財産差押が実施される しかし 2009 年度の督促の実施率 ( 滞納月数ベース ) をみると 納付期限までに納付されなかった保険料の約 0.2% 相当分しか行われていない また 実施件数でみると 2012 年度は最終催告件数が6.9 万件 督促件数 3.4 万件 差押件数 0.6 万件にとどまっており 保険料負担の公平性の確保やモラルハザードの防止の観点等からも対応が必要になっている 4. 報告書のポイントと評価報告書では まず Ⅰ. 国民年金保険料の基本的考え方として 1 保険料の納付は義務であることを確認 2 強制徴収 ( 督促 財産差押 ) 納付しない人への説得 勧奨 納付しやすい環境整備 納付へ図表 1 国民年金保険料の納付率の推移 (%) 100 90 80 70 82.5 83.7 84.7 85.2 85.7 85.7 84.3 85.5 85.3 84.5 82.9 79.6 76.6 74.5 73.0 70.9 最終納付率納付率 ( 現年度分 ) 66.9 67.4 68.2 72.4 70.8 68.6 66.8 65.3 64.5 60 67.1 66.3 62.8 63.4 63.6 63.9 62.1 60.0 59.3 58.6 59.0 50 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 ( 年度 ) ( 注 )1. 納付率は 保険料の納付対象月数に占める納付月数の割合 保険料は過去 2 年分の納付が可能であり 最終納付率は過年度に納付されたものを加えた納付率 2.2002 年の納付率低下は保険料収納事務を国が一元的に実施したことや 免除基準の改正等が実施された影響による 3.2005 年に納付率が回復したのは若年者納付猶予制度の導入の影響による ( 資料 ) 第 1 回年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会 (2013.10.11) 資料よりみずほ総合研究所作成 2
の理解促進 を組み合わせて取り組みを強化 3 保険料納付のメリットの周知 の3つを挙げている その上で Ⅱ. 国民年金保険料の納付率向上策として (1) 督促の促進及び強制徴収体制の強化 (2) 徴収コストの滞納者負担 ( 延滞金等 ) のあり方 (3) 免除等における申請主義の見直しについて (4) 年金保険料の納付機会の拡大について (5) 確実かつ効率的な収納体制の強化 (6) 関係行政機関との連携強化 (7) 雇用形態など社会経済の変化への対応 (8) 公的年金制度に対する理解の促進 の 8 項目を明示している ( 図表 2) このうち 最も注目すべき点は (1) 督促の促進及び強制徴収対策の強化 である 前述の通り 督促や財産差押という強制徴収の手続きの実施率が低く 事実上 保険料未納が容認されている状況下 報告書では 今後 督促範囲の拡大を実施することが適切であるとしている ただし 強制徴収を行う場合の徴収コストが100 円当たり90 円程度と高いこと 滞納者の中には低所得者も含まれていることから 全ての滞納者に直ちに強制徴収を実施することは現実的ではない そこで報告書は まずは 高所得でありながら長期間保険料を滞納している者から強制徴収を実施し その範囲を拡大する 図表 2 年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会報告書のポイント Ⅰ. 国民年金保険料の基本的考え方 社会保険制度である公的年金は 社会連帯の仕組みであり 保険料の納付は義務であることを確認 強制徴収 説得 勧奨 納付しやすい環境整備 納付への理解促進を組み合わせて取り組みを強化 保険料納付のメリットを分かりやすく説明していくことが必要 Ⅱ. 国民年金保険料の納付率向上策 (1) 督促の促進及び強制徴収体制の強化負担の公平性の確保やモラルハザード防止等の観点からも対応が必要 徴収コスト等を考慮し 高所得者で長期間保険料を滞納している者から督促を実施 順次対象を拡大 (2) 徴収コストの滞納者負担 ( 延滞金等 ) のあり方延滞金の賦課対象者を拡大 延滞金の率は他制度とのバランスを考慮して引き下げ検討 (3) 免除等における申請主義の見直しについて職権による免除は慎重に考えるべき 被保険者本人の免除申請意思を簡便な方法で確認できる仕組みを設ける (4) 年金保険料の納付機会の拡大について保険料の徴収債権の時効は 2 年だが事後的な納付機会を設けることは有効 しかし 時限的な措置とすべき Ⅲ. 厚生年金保険の適用促進策 (5) 確実かつ効率的な収納体制の強化 日本年金機構の管理体制を強化 年金事務所の職員による保険料収納範囲の拡充 (6) 関係行政機関との連携強化国税庁 市町村 ハローワーク等の関係行政機関との連携を強化 (7) 雇用形態など社会経済の変化への対応短時間労働者への厚生年金適用拡大は重要 第 1 号被保険者の被用者は事業主の協力を得て賃金から保険料を納付できる任意の仕組みを検討 関係する職能団体等に保険料納付に関する事業主の協力について周知を検討 (8) 公的年金制度に対する理解の促進公的年金制度への理解や関心を高め 制度を周知することにより納付率向上を期待 制度の理解なく強制徴収の拡大を行えば かえって国民の年金不信を招く懸念がある 国税庁に対して稼働中の法人に関する情報の提供を依頼 関係省庁に協力を求めるなどしながら 各業界団体等への協力要請などの働き掛けを実施等 Ⅳ. 国民の利便性向上策 住民税の申告義務がない者からの国民年金保険料の免除申請にかかる手続きの簡素化 厚生年金 労働保険共通の滞納事業所にかかる財産 債権等の情報の一元管理 ( 資料 ) 年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会報告書 (2013.12.13) よりみずほ総合研究所作成 3
という方法を示している こうした方向性は 実現可能性やその効果から考えて妥当であろう 一方で (3) 免除等における申請主義の見直しについて では 保険料の免除基準に該当する低所得者が免除申請をせずに滞納者となっている場合について 日本年金機構が市町村から入手した所得情報等に基づいて職権で免除を行う可能性について指摘されている ただし 対象者を漏れなく確実に把握する仕組みが整っておらず 公平性の観点から問題があること等により 職権で免除することには慎重な姿勢を示している 代わりに 所得情報等から免除基準に該当する可能性が高いと判定できる者に対して 被保険者本人の申請意思を簡便な方法で確認できるような仕組みを設ける案が示された 保険料免除期間については将来の年金額が2 分の1( 全額免除の場合 ) になること等を考えれば 最終的な被保険者本人の免除申請の意思確認は必要であろう 一方で 多段階の免除制度があることやその所得基準等 ( 図表 3) に関する認識が不足しているために 免除申請をしていない者も少なくないとみられる そこで 報告書で指摘されているように免除基準に該当する可能性が高いと判定できる被保険者に対し 簡便な方法で申請意思の確認ができるような仕組みを設けることは必要であろう その他 (7) 雇用形態など社会経済の変化への対応 では 被用者でありながら厚生年金の適用対象とならずに国民年金第 1 号被保険者となっている短時間労働者等について 厚生年金の更なる適用拡大が重要であることを指摘するとともに 事業主の協力を得て賃金から国民年金保険料を納付できる任意の仕組みを設けることや 関係する職能団体等に対して保険料納付に関する事業主の協力について周知することを検討すべきであるとしている 国民年金第 1 号被保険者の就業状況をみると 1996 年時点では自営業主 家族従業者が39.3% 被用者が25.0% であったが 2011 年時点では自営業主 家族従業者が22.2% 被用者が36.0% と 15 年間でその割合が逆転している ( 図表 4) 被用者に相応しい社会保障制度を確保するために 厚生年金の適用拡大は進めるべきであるとともに 特に 国民年金第 1 号被保険者である従業員が多い企業に対しては 給与天引きによる国民年金保険料の納付や 保険料の口座振替促進等に関する協力を求めることも 具体的に検討を進める必要があろう 世帯構成 4 人世帯 ( 夫婦 + 子 2 人 ) 2 人世帯 ( 夫婦のみ ) 図表 3 2013 年度の申請免除等の所得基準 ( 目安 ) 全額免除若年者猶予 3/4 免除 半額免除学生特例 1/4 免除 162 万円 230 万円 282 万円 335 万円 92 万円 142 万円 195 万円 247 万円 単身世帯 57 万円 93 万円 141 万円 189 万円 ( 注 ) 金額については基準額の目安であり 所得基準は控除額により変動する 天災や失業による特例がある 若年者猶予は若年者納付猶予制度 学生特例は学生納付特例制度のこと 両制度の対象等については 文末脚注 3 を参照 ( 資料 ) 第 1 回年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会 (2013.10.11) 資料よりみずほ総合研究所作成 4
さらに 納付率向上策として (8) 公的年金制度に対する理解の促進 が項目として取り上げられており 制度への理解が無いまま強制徴収の範囲の拡大を行えば かえって国民の不信を招くおそれもあると指摘されている 国民年金制度に対する正しい理解の促進は 強制徴収体制の強化を進めるためだけではなく 自主的な保険料の納付率引き上げにも有効である 国民年金については 将来の年金額は減額され 負担した保険料ほど給付が受けられないのではないか といった年金保険料の払い損の懸念が根強く 保険料の未納を誘発する一因になっていると考えられる しかし 基礎年金の給付費の2 分の1は税金で賄われており これが給付額の水準を支えている 厚生労働省の2009 年財政検証によると 将来世代についても 40 年間国民年金保険料を納付した場合の保険料負担総額に対する年金給付総額 (60 歳時平均余命まで受給 ) は1.5 倍になると試算されている 4 仮に 将来の給付額がさらに3 割減額されたとしても 負担した保険料総額に相当する額以上の年金給付総額を受けられる見通しである なお 国民年金第 1 号被保険者は その多くが医療保険制度において国民健康保険の対象になるが 保険料の納付率を比較すると 国民健康保険料 5 は89.8%(2010 年度 ) と国民年金保険料の納付率 (2010 年度 59.3% 2012 年度 59.0%) と比較するとかなり高水準である いずれも保険料の納付率は年齢とともに高くなる傾向にあるため ( 図表 5) 納付対象者の年齢が74 歳までの国民健康保険の方が 同 59 図表 4 国民年金第 1 号被保険者の就業状況の変化自営業主 家族従業者被用者無職不詳 1996 年 39.3 25.0 31.4 2011 年 22.2 36.0 38.9 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%) ( 注 ) 被用者は 常用雇用と臨時 パートの合計 ( 資料 ) 厚生労働省 国民年金被保険者実態調査 (1996 年 2011 年 ) よりみずほ総合研究所作成 図表 5 年齢階級別の国民健康保険料と国民年金保険料の納付状況の比較 1 国民健康保険料 ( 税 ) の世帯主の年齢階級別の収納率 (%) 合計 25 歳未満 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 65~74 歳 2010 年度 89.8 62.4 72.6 78.8 81.4 90.0 97.0 2 国民年金保険料の被保険者の年齢階級別の納付率 ( 現年度分 ) (%) 合計 20~24 歳 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~59 歳 2010 年度 59.3 49.2 48.8 56.9 63.6 72.6 2012 年度 59.0 51.3 48.1 56.8 62.2 72.2 ( 注 )1 は 2011 年 9 月末現在の国民健康保険世帯の 2010 年度保険料収納率を集計したもの ( 資料 ) 第 2 回年金保険料の徴収体制強化等に関する専門委員会 (2013.10.25) 資料よりみずほ総合研究所作成 5
歳までの国民年金より納付率が高くなる面があるが 年齢階級別に比較しても国民健康保険料の納付率の方が高い 6 国民健康保険料の収納率が高い理由としては 年齢に関係なく給付が受けられ 若年世代も保険料を納付するメリットを感じやすいことが一因と考えられる 一方で 国民年金は原則として65 歳から老齢基礎年金を受給するまで保険料納付のメリットを実感できない しかし 障害を負った時には障害基礎年金が受けられることや 生計維持者が死亡した時は一定の遺族に遺族基礎年金が支給されること等も含め 国民年金に対する正しい理解が周知されれば 国民年金保険料の納付率が高まることも期待される その他 報告書では Ⅲ 厚生年金の適用促進策 で 厚生年金の未適用事業所に関して国税庁に情報提供を依頼すること Ⅳ 国民の利便性向上策 で 国民年金保険料の免除申請に関する手続きの簡素化等が指摘されている 5. 今後の課題国民年金保険料の納付率向上策としては 報告書で指摘されている通り 一定の所得がある滞納者に強制徴収の対象を拡大し 低所得者の滞納者には免除制度の適用を促進するという2つが基本的な対策として必要であろう 一方で 公的年金制度に対する国民の理解を促進していくために具体的な施策を検討することも 今後の重要な課題として位置づけられる ただし 現在の公的年金制度は 改革の途上であり 今後 将来世代の負担増に歯止めをかけるために 給付水準の見直しをはじめとする更なる改革が必要である 年金改革の遅れは 国民の年金不信につながりやすい 2013 年 12 月 5 日に成立した 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律 では 年金制度について 1 年金額の改定の仕組み 2 短時間労働者の厚生年金適用拡大 3 高齢期の年金受給のあり方 4 高所得者の年金給付と年金課税の見直し の 4つの検討項目が挙げられている しかし いずれも具体的な改革案や実施時期等については今後の検討になり 改革の見通しは立っていない 特に 遅れている年金給付水準の調整については 将来世代への負担の先送りを避けるためにも 年金額の改定の仕組みを見直すことが不可欠である 国民の年金不信の払拭は 年金保険料の納付率の向上にもつながる 年金改革の検討を停滞させることなく 速やかに進めることが求められる 6
1 論点整理では 国民年金保険料の納付率向上策 厚生年金の適用促進策 国民の利便性向上策 歳入庁について等の論点を示している このうち 歳入庁については 歳入庁の創設により納付率向上等の課題が解決するものではないとされている 2 国民年金保険料は定額で 2013 年度は月額 15,040 円 国民年金第 2 号被保険者 ( 会社員 公務員等 ) は 報酬比例の保険料で被用者年金 ( 厚生年金 共済年金 ) の保険料に国民年金 ( 基礎年金 ) 分の保険料が含まれる 同第 3 号被保険者は第 2 号被保険者に扶養される配偶者で 配偶者の加入している被用者年金制度が保険料を負担する 3 猶予者等は 学生納付特例者と若年者納付猶予者の合計 学生納付特例制度は 所得の少ない学生に国民年金保険料の納付を猶予する度である 若年者納付猶予制度は 30 歳未満で本人及び配偶者の所得が一定以下の場合に保険料の納付を猶予する制度で 2025 年 6 月までの時限措置である いずれも期間中は障害基礎年金 遺族基礎年金の支給要件の対象期間となる また 同期間は受給資格期間に算入されるが 10 年以内に保険料を追納しなければ年金額には反映されない 4 将来の年金水準の低下は織り込み済み 5 市町村等により国民健康保険税として徴収している 6 国民健康保険料は世帯主の年齢階級別の収納率 国民年金保険料は被保険者の年齢階級別の納付率を比較しているため 単純な比較はできない 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 商品の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります 7