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Paint Shop Pro 7J 光華女子大学 短期大学部情報教育センター平成 9 年 7 月 10 日第 1 版 ( 4.2J) 平成 12 年 7 月 10 日第 2 版 ( 6J) 平成 13 年 4 月 1 日第 3 版 (7J) 1 Paint Shop Pro とは Paint Shop Pro はペイントツールの 1 種です. 描画機能のほか, 画像編集をはじめとする各種の画像処理機能を備えています. 各種のツールを使って絵を描くほかに, 描いた絵や読み込んだ画像の変形や色の変更など, さまざまな加工を行うことができます. とくに, ホームページに掲載する画像の作成に便利な画像加工機能が豊富に備えられています. また, バージョン 6J からはドローイング機能も用意され,7J ではこれが, より一層強化されています. Paint Shop Pro の主な機能は次のとおりです. 描画機能直線, 四角形, 円, 楕円, およびフリーハンドの描画機能があります. フリーハンドの描画には, ブラシとエアブラシが用意されており, さまざまな形状やサイズを使用することができます. 文字の挿入画像の中に文字を挿入する機能があります. さまざまな書体の文字を使用することができ, サイズは自由に選ぶことができます. 画像編集画像の方向反転, 回転, 複写, 移動などを行うことができます. カラー編集画像のカラー構成を変更する機能です. 明るさやコントラスト, あるいは色調の変更を行うことができます. イメージ処理影や切り抜きなどの特殊効果, 球面への画像の貼り付けなどの変形, 輪郭の強調やぼかしなど, さまざまな処理を画像に加えることができます. 画像読み込みスキャナやデジタルカメラを使って画像を読み込むことができます. 2 Paint Shop Pro の画面図 1 は Paint Shop Pro を起動し, キャンバスを用意したときの画面です. 画面上には, メニュー, ツールバー, ツールパレットおよびカラーパレットが用意されています. それぞれ次のような機能を備えています. - 1 -

- 2 - (1) メニュー Paint Shop Pro を使用する上で必要なさまざまな機能を選択するときに使用します. (2) ツールバーメニュー上に用意されているもののうち, 比較的よく使用される機能をワンタッチで実行できるようにボタンが用意されています. 各ボタンの機能は図 2 のとおりです. (3) ツールパレット描画および画像編集関係の操作を行う際の起動用ボタンが用意されています. 各ボタンの機能は図 3 のとおりです. (4) カラーパレットカラーパレットは描画などで使用する描画色と背景色を選択する際に使用します. カラーパレットは図 4 のような部分で構成されています. 図 1 起動時の画面構成メニューツールバーツールパレットカラーパレットレイヤーパレットツールオプションパレットキャンバス図 2 ツールバーヘルプヒストグラム表示カラーパレット表示ツールオプションウィンドウの表示ツールパレット表示実寸表示全画面表新しいイメージとして貼り付けコピー切り取り元に戻す印刷上書き保存開く新規作成やり直しレイヤーパレット表示オーバービューの表示キャプチャの開始

配置 ズーム 変形 トリミング 移動 選択 自由選択 自動選択 色の選択 ブラシ クローンブラシ カラー消しゴム レタッチ スクラッチ除去 消しゴム ピクチャーチューブ エアブラシ 塗りつぶし テキスト ドロー 図形 ベクタ選択 図 3 ツールパレット (5) レイヤーパレット前景色後で説明するように,PaintShopPro の画像はレイヤーという層を重ねる形で作成されます. レイヤーパレットには, 図 5 のようにレイヤーの様子が表示され, これを操作するときに使用します. このパレットは通常, 画面上でタイトルバーだけが表示されており, マウスを近づけると図 5 のように全体が表示されます. (6) ツールオプション現在選択されているツールに関するオプションを選択するためのウィンドウです. このウィンドウも通常はタイトルバーだけが表示されており, マウスを近づけると図 6 のように全体が表示されます. 図 6 は 図形 ツールを選択したときのオプションです. 背景色 使用できる色 枠線のパターン 内部のパターン 枠線のテクスチャ 内部のテクスチャ カレントカラーパネル 図 4 カラーパレット 図 5 レイヤーパレット 3 PaintShopPro の基本知識図 6 ツールオプションパレット 3.1 キャンバスとレイヤーについて PaintShopPro で絵を書いたり写真を加工したりするときの画面をキャンバスと呼びます. キャンバスは透明のシートで構成され, その 1 枚 1 枚をレイヤーと呼びます. キャンバス上の画像はこのような透明のシートを重ねたものです ( 図 7). したがって, 上のレイヤー上で画像のない部分 - 3 -

では, 下のレイヤーの画像が透けて見えます. これを利用すると, いろいろと便利なことができます. たとえば, 写真と写真を重ねて合成をレイヤー 2 するようなとき,1 つのレイヤーの上でレイヤー 1 これを行うと, あとから一方の画像の位背景置だけを変えたり変更したり, あるいは加工したりすることはできません. これをそれぞれ別のレイヤー上に作ってお図 7 レイヤーくと, それぞれ別個に処理することができるので, 自由に操作することができます. 次に説明するように, ベクター画像では 1 つのレイヤー上でも図形は個々に移動 変形などができますが, ラスタ画像ではこれができません. ベクター画像では基本的に線画として扱えることが条件で, 写真などは扱えません. また可能な加工も限られます. したがって, レイヤー機能は画像処理の上で大変重要な機能です. 3.2 ベクター画像とラスタ画像上記のように,PaintShopPro ではベクター画像とラスタ画像の 2 種類の画像を扱います. これらは, 画像をどのようなデータで表すかという点が異なります. ベクター画像では, 画像を構成する ( 画像を描く ) 線についてのデータで画像を表します. つまり, 画像を描く線がどこで始まり, どこを通ってどこで終わるかというデータで表します. これを画像上の図形 ( オブジェクトと呼ぶ ) ごとに保管しておきます. したがって, 図形はいつでも個々に動かしたり変形したりすることができます. これに対してラスタ画像では, キャンバス上に規則的に配置された点について, その点をどのような色と明るさで表すかというデータで画像を表します. つまり, 画像は点の集合で表されます. したがって, 画像が重なると, 重なった点ではどちらか一方の画像のデータしかもたないので, 再度,2 つの画像に分離することはできません. しかし, 線画として表すことができない写真のような画像でも自由に表現することができます. 4 画像作成の準備 (1) 新規作成画像を新規に作成するには, 次の手順で新しいキャンバスを準備します. 1メニューの ファイル - 新規作成 を選択します. 図 7 のダイアログボックスが表示されます. 2 作成する画像のサイズや属性を指定します. 新規画像のプロパティとして, 次の項目を指定して OK ボタンを押します. 幅と高さキャンバスのサイズとして, 幅と高さをピクセル, インチ, センチ単位で指定します. - 4 -

キャンバスの色キャンバスの色を指定します. 描画色, 背景色, 白, 黒, 赤, 緑, 青, 透過の中から選ぶことができます. これは背景レイヤーの色を選択することを意味します. イメージの種類カラーモードとして, モノクロ,2 色,16 色, グレースケール (8 ビット ),256 色, および True Color (24 ビット ) の中から選ぶことができます. 図 8 画像の新規作成 (2) 用意されるキャンバスとレイヤーの挿入新規作成で最初に作成されるレイヤーは 背景 です. ただし, キャンバスの色として 透過色 を選んだときは, 背景レイヤーは作成されず, レイヤー 1 が用意されます. レイヤー機能を使用するときは, 画像を作成する前に, メニューの レイヤー から 新しいラスタレイヤー または 新しいベクタレイヤー を選択します. ペイントで画像作成を行うときは 新しいラスタレイヤー を, ドローで作成するときは 新しいベクタレイヤー を選択します. この種のソフトでは通常, ペイントで画像作成することが多いでしょう. 写真などはラスタになります. (3) 既存の画像の呼び出し既存の画像をファイルから呼び出して画像処理を行う場合は, メニューの ファイル - 開く を選び, 対象となる画像を呼び出します. なお,JPEG などのレイヤー構造を持たない画像は, 背景レイヤーとして呼び出されます. 5 描画色などとその選択描画では, これに用いるカラー, スタイル, テクスチャの設定が必要となります. 5.1 カラー描画などに使用するカラーはアクティブカラーとして選択されている必要があります. アクティブカラーには前景色と背景色があり, カラーパレット上で, 次のようにして選択することができます. カラーパレットの 使用できる色 パネルを使う. カラーパレットの 前景色 背景色 ボックスを使う. カラーパレットのスタイルボックスを使う. 色の選択 ツールを使う. それぞれ, 次のように操作します. (1) カラーパレットの 利用できる色 パネルを使う方法マウスカーソルをカラーパレットの 使用できる色 パネル上に置くと, マウスカーソルがスポイト状に変わります. と同時に, スポイトのある位置の色がカラーパレット最下部の カレントカラーパネル に表示されます. そこで, 左ボタンを押すと描画色として, 右ボタンを押すと背景色としてこの色が選択されます. 前景色と背景色は, パレット最上段の 前景色 背景色 - 5 -

ボックスにそれぞれ表示されます. (2) カラーパレットの 前景色 背景色 ボックスを使う方法 前景色 背景色 ボックスをクリックすると, 色の設定 ダイアログボックスが表示されます. ここで希望の色を選んで OK ボタンを押します. (3) カラーパレットのスタイルボックスを使う方法スタイルボックスが単色を表示しているときに, ここを左クリックすると 色の設定 ダイアログボックスが表示されます. ここで希望の色を選んで OK ボタンを押します. (4) 色の選択 ツールを使う方法 色の選択 ツールを使用すると, 画像上の任意の点の色を前景色または背景色として選択することができます. ツールパレットの 色の選択 ボタンを押すと, マウスカーソルがスポイト状に変わります. これを画像上の任意の点に合わせると, その点の色が カレントカラーパネル に表示されます. そこで, 左ボタンを押すと前景色として, 右ボタンを押すと背景色としてこの色が選択されます. 5.2 スタイル前景色および背景色による描画や塗りつぶしのスタイルとして, 描画する図形の枠線と内部に対して, 単色, グラデーション, パターン, なし, のいずれかが選択できます. これらの選択は, スタイルボックスの右端の三角印をクリ ックして表示されるボタンで行います. (1) 単色 選択された色をそのまま使用して描画します. 図 9 グラデーションダイアログボックス (2) グラデーション濃度や色を連続的に変化させることをグラデーションと呼びます. これを選択すると, 描画はグラデーションを使用して行われます. グラデーションの設定を行うには, スタイルボックスをクリックし, 図 9 のような グラデーション ダイアログボックスで行います. (3) パターン塗りつぶしや描画をパターンを使って行います. パターン を選択した上で, スタイルボックスをクリックストと, パターン の選択を行うダイアログボックスが表示されます. 5.3 テクスチャ描画時にテクスチャを適用するかどうかと, 適用する場合には適用するテクスチャの指定を行います. この指定は, 描画する図形の枠線と内部に対して行うことができます. テクスチャボックスの右端の三角印をクリックし, テクスチャまたはなしを選択するとことにより適用の要否を選択します. 適用するテクスチャは, テクスチャを選択後, テクスチャボックスをクリックし, 表示される テクスチャ ダイアログボックスで選択します. 5.4 前景色と背景色何らかのツールを用いて図形を描くとき, その描画には通常, 前景色が使用されます. これに - 6 -

対して背景色は, 各オブジェクト ( 画像 ) の後ろにある色 ( 下地の色 ) と考えておくとよいでし ょう. したがって, 画像を剥ぎ取ると背景色が出てきます. 6 描画 ツールパレット ( 図 3) にあるツールを使って描画を行うことができます. 以下, その主なものについて, その機能と使用法を説明します. 各ツールにはオプションがあり, 図 6 のツールオプションパレットでその選択ができます. オプションパレットは通常, 画面上でタイトルバーだけが表示されており, マウスを近づけると全体が表示されます. 描画は通常, ラスタデータ ( ペイント系の画像 ) として描かれますが, ドロー, 文字, および 図形 の機能で描画する場合は, ベクタデータとしての描画を選択することができます. (1) ドローマウスをドラッグすることにより直線および曲線を描画できます. 描く線の種類や太さなどはツールオプションパレットで選択します. ドローのツールオプションパレットには ベクタデータ という項目があります. これをチェックすると, ベクタデータとして描画されます. (2) 図形四角形, 正方形, 楕円, および円のほか, ボタンをはじめてとして様々な図形を描くことができます. 描画する図形の種類, スタイル, 線の幅 ( 太さ ) などは, ツールオプションパレットで選択します. 図形のツールオプションパレットには ベクタデータ という項目があります. これをチェックすると, ベクタデータとして描画されます. 図形の色, スタイル, テクスチャ図形の色などは, 図形の枠と内部についてそれぞれ指定することができます. これらはカラーパレット上で指定します ( 図 4 と 5.2,5.3 節参照 ). 図形の選択描画する図形を選択します. 線のスタイルの選択実線, 破線, 矢印線などの中から選択します. 線の幅の指定描画する輪郭線の幅を指定します. ベクタかラスタかの選択図形をベクタで描く場合, ベクタ をチェックします. ラスタで描く場合は, これをはずします. 描画の手順 1 描画する図形 ( 形状 ) を選択します. 2ベクタかラスタかを選択します. 3 必要に応じて, 線の種類の選択と線の幅の指定を行います. 4 描画したい位置でマウスの左ボタンをクリックして, 描画したい方向へドラッグします. 5 希望のサイズになったところで左ボタンを離します. (3) ブラシ - 7 -

ブラシを使用してフリーハ ンドで描画します. ブラシはラ スタのみの描画になります. マウスの左ボタンを押すと 描画され, そのままドラッグす ることによって, 図 10 のよう に連続して描画することがで きます. ブラシの種類など, 次 のような事項をツールオプションパレット ( 図 6 参照 ) で選択することができます. テクスチャ は, カラーパレットの テクスチャ ボックスで指定します. 形状 サイズ その他 ブラシの先の形状です. 正方形, 円形, 直線などが選択できます. ブラシの大きさ ( 太さ ) を指定します. 硬さ, 不透明度, ステップ, 密度などが指定できます. (4) エアブラシ エアブラシを使用してフリーハンドで描画します. マウスの左ボタンを押すと描画され, そのままドラッグすることによって, 図 11 のように連続 して描画することができます. エアブラシでは ブラシ と同様, ツールオプションパレットで 次のようなオプションが選択できます. テクスチャは, カラーパレットの テクスチャ ボック スで指定します. サイズ エアブラシの大き さを指定します. 形状 エアブラシの形状 ( 吹き付ける形 ) を指 定します. 不透明度 吹き付ける色の透明度を 1 から 100 の数値で指定します.1 とするとほとんど透明で, 吹き 付けられた色はほとんど現れません. その下に画像がある場合, 不透明度が低いと透けて見え ます. 密度 吹き付ける塗料の密度を指定します. 密度が低いとまばらになります. (5) 消しゴム 不透明度 100 密度 100 画像の全体あるいは一部を取り除くことができます. 背景色のテクスチャが指定されていると, その模様を残す形で消去が行われます. 図 10 ブラシによる描画例左から, テクスチャ なし, 木目, レンガ 不透明度 30 密度 100 図 11 エアブラシによる描画例 不透明度 100 密度 30-8 -

直線状あるいはフリーハンドで消していくことができます. フリーハンドの場合は, ブラシで描くときと同様に, マウスの左ボタンを押した状態で, 消したい箇所をなぞります. 直線状に消すときは, 始点でマウスをクリックした後, 終点で SHIFT キーを押しながらもう一度クリックします. 消しゴムについては, サイズ, 形状, 不透明度, 硬さ, ステップ, 密度をツールオプションパレットで指定することができます. 不透明度は 1 から 100 の範囲で指定することができ,1 回の操作でどの程度消すかを指定します. テクスチャは, カラーパレットの テクスチャ ボックスで指定されたものが使用されます. (6) カラー消しゴムイメージの中のある色を別の色に置き換えるツールです. 背景色を描画色で, あるいはその逆に描画色を背景色で置き換えます. マウスの左ボタンを使用すると背景色を描画色に, 右ボタンを使用すると描画色を背景色に置き換えることができます. 置き換えはフリーハンドと直線で行うことができます. その操作は 消しゴム と同様です. カラー消しゴムについては, サイズ, 形状, 許容誤差, ステップおよび密度を, ツールオプションパレットで指定することができます. テクスチャは, カラーパレットの テクスチャ ボックスで指定されたものが使用されます. 許容誤差は置き換えの対象となる色をどの程度まで 同色 と見なすかを設定するものです.0 から 200 までの値を指定できます. 大きいほど 同色 と見なされる色の範囲が広くなります. (7) レタッチブラシフォトレタッチ効果をイメージに適用するツールです. このブラシでなぞった箇所にさまざまな効果を与えることができます. フォトレタッチ効果には, 明るく, 暗く, ソフト, シャープ, エンボス, しみなど, 全部で 20 種類があります. これらはツールオプションの レタッチモード として指定します. (8) 塗りつぶしツールある範囲を指定した色で塗りつぶします. 比較モード, 許容誤差, ブレンドモード, 不透明度, およびスタイルとテクスチャを指定することができます. スタイルとテクスチャ ( 塗りつぶしの模様 ) はどのように塗りつぶすかを指定するもので, カラーパレットの スタイル ボックスおよび テクスチャ ボックスで指定されたものが使用されます. どのような範囲 ( または対象 ) を塗りつぶすかを比較モードと許容誤差で指定します. 比較モードには, RGB 値 色相 明るさ および なし があります. RGB 値 色相 明るさ ではそれぞれ, 塗りつぶしツールでクリックした地点と RGB 値, 色相, あるいは明るさが同じとみなされた連続した範囲が塗りつぶされます. 許容誤差 はカラー消しゴムのときと同様の意味で使用することができます. 7 文字の挿入 画像の中に貼り付ける形で文字を挿入することができます. 文字はベクタおよびラスタを選択 することができます. ベクタでは入力された文字列単位に, 入力後も移動, 変形などの変更を行 うことができます. ラスタでは影つけなどのさまざまな効果を加えることができます. ベクタで - 9 -

作成した文字をラスタに変換することもできます. (1) 手順 1ツールパレットの テキスト ボタンをクリックします. マウスカーソルが左の図のように変わります. 2キャンバス上の適当な位置でクリックします. 図 12 のダイアログボックスが表示されます. 3 文字を入力します. このとき, フォント, サイズ, スタイル, テクスチャ, 文字飾りなどを指定することができます.2でクリックした位置に文字が表示されます. 4 文字を挿入したい位置まで移動します. 図 12 テキストの挿入ダイアログボックス文字にマウスカーソルを近づけると, マウスカーソルが左の図のように変わるので ( 上はラスタ, 下はベクタの場合 ), 挿入したい位置までドラッグします. 5 確定します. 右ボタンをクリックすると確定されます. (2) 文字の形式文字にはベクタとラスタがあります. いずれによるかは, テキストの挿入 ダイアログボックス ( 図 12) 中の 形式 のところで選択します. ベクタ文字をベクタで作成します. 選択範囲のみ文字を囲むような選択範囲を作成します. 文字の形で画像を切り抜くときなどに便利です. フローティング文字をラスタで作成します. スムージング文字の縁を滑らかにします. (3) 文字の色と模様文字の色と模様はそれぞれ, テキストの挿入 ダイアログボックス( 図 12) 中の スタイル と テクスチャ で指定します. 文字の色および模様 ( テクスチャ ) は文字の枠線と内部を別々に指定することができます. 指定の方法は, カラーパレット ( 図 4) 上で前景色と背景色に対する指定を行うときと同じです. 単色, グラデーション, およびパターンを選択することができます. - 10 -

詳細は 5.2 と 5.3 を参照してください. (4) 文字の修正 変更確定された文字の修正 変更は, ベクタ形式の文字では可能です. ラスタ形式の文字では修正 変更をすることはできません. ラスタ形式の文字では, 確定前であれは DEL キーを押すことにより挿入を取り消すことができます. 確定後は, ツールバー上の 元に戻す ボタンを押して元に戻してください. ベクタ形式の文字を修正 変更するには, テキスト ボタンを選択した後, 対象の文字列をクリックします. 表示される テキストの挿入 ダイアログボックス上で自由に修正 変更することができます. (5) 文字の影ラスタ形式の文字では, 文字に影をつけることができます. イメージ - 特殊効果 - 影を加える を使用します. その際, 影をぼかすことも可能です. 文字に影をつけるには, その文字が選択されている必要があるので, 文字を挿入した直後に行うのがよいでしょう. 挿入直後は, 文字が選択された状態になっています. ベクタ形式の文字では, 影を付けるなどの文字の加工はできません. 加工が必要なときは, ラスタ形式に変換してから行います. (6) その他の加工文字に関連した加工 ( 切り抜きなど ) には, 影のほかにもさまざまなものが用意されています. これらの加工も対象の文字が選択されている必要があるので, 文字の挿入時に行うのが便利でしょう. これには, イメージ メニュー中の 特殊加工 などが使用できます. これらの加工は, ラスタ形式の文字でのみ可能です. 加工が必要なときは, ラスタ形式に変換してから行います. 8 画像編集 8.1 画像編集の基本操作画像編集は基本的に, 次の手順で行います. 1 編集する範囲の選択まず, 編集しようとする範囲を選択します. 範囲の選択の方法には,8.2 に説明するような方法があります. 範囲を選択しない場合はキャンバス全体が編集の対象となります. 2 編集内容の選択メニューから編集内容を選択します. また, 編集の内容によっては, さらに詳細な指定をします. 8.2 範囲の選択画像の選択には次のような方法があります. (1) 選択ツールによる選択選択ツールを使用すると, 定型の領域を選択することができます. ツールパレット上の 選択ツール ボタンをクリックすると, マウスカーソルが左の図のように変わり, 長方形を描く要領 - 11 -

で矩形領域を選択することができます. 選択された範囲は破線で示されます. 長方形の他に, 正方形, 円, 楕円, 角丸長方形, 星型などの形状を選ぶことができます. 選択計上は, ツールオプションパレットの タイプ で選択します. (2) 自由選択による選択自由選択を使用すると, 任意の範囲を選択することができます. ツールパレット上の 自由選択 ボタンをクリックすると, マウスカーソルが左の図のように変わり, フリーハンドで線画を描く要領で範囲を選択することができます. (3) 自動選択による選択自動選択を使用すると, 同じ色または同じ明るさで描かれた領域など, 画像内の同じような性質の範囲を自動的に選択させることができます. ツールパレット上の 自動選択 ボタンをクリックすると, マウスカーソルが左の図のように変わります. このカーソルを適当な位置に合わせてクリックすると, その位置の画像と同じようにして描かれた個所が範囲として選択されます. また, 許容誤差 を指定することにより, ある程度の範囲にある色や明るさの領域を選択させることができます. 誤差が大きいほど選択の範囲は広がります. これらの指定は, ツールオプションパレット上で行います. 8.3 画像の編集 さまざまな画像編集機能が用意されていますが, よく使用される主なものは次のとおりです. (1) 画像の方向反転上下および左右の反転ができます. 方向反転したい画像 ( または領域 ) を選択した後, メニューの イメージ - 上下反転 または 左右反転 を選択します. 図 13 のように反転することができます. (2) 画像の回転 (a) 元の図 (b) 上下反転 (c) 左右反転 (d) 回転図 13 図形の反転と回転 90,180,270 度あるいは任意の角度で, 選択した画像 ( または領域 ) を回転させることができます. 回転したい画像 ( または領域 ) を選択して, メニューの イメージ - 回転 を選択すると, 回転の方向と角度を指定するダイアログボックスが表示されので, ここで必要な指示をして OK ボタンを押します. 図 13 (d) はこのようにして, 元の図を左に 45 度回転した例です. (3) トリミングトリミングとは, 選択した範囲のみを残してあとを消去する機能です. トリミングを行うとキャンバスのサイズはトリミングした ( 選択した ) 範囲となります. トリミングを行うには, まずツールパレット上の トリミング ボタンを選択します. これでトリミングしたい範囲を選択した後, ツールオプションパレット上の トリミング ボタンを押します. また, 選択ツールで選択した後, メニューの イメージ - トリミング を選択することでも, トリミングを行うことができます. (4) コピーと貼り付け コピー と 貼り付け により, 選択した範囲の画像をコピーし, 指定した場所に指定した - 12 -

形で貼り付けることができます. コピー は選択した範囲の写し取りで, 写し取りたい範囲を選択して, メニューの 編集 - コピー を選びます. 写し取りには, 左の図のようなツールバーの コピー ボタンを利用することもできます. コピーしたものを貼り付けるには, メニューの 編集 - 貼り付け を使用します. 貼り付ける先が新しいイメージ ( 新たなキャンパス ) のときは, 左の図のようなツールバー上の 新しいイメージとして貼り付け ボタンを使用することもできます. メニューの 編集 - 貼り付け を使用すると, さまざまな貼り付けを行うことができます. 主な貼り付けの方法には, 次のものがあります. 新しいイメージ新しいキャンバスに貼り付けられます. 貼り付けられた画像は レイヤー 1 となります. 新しいレイヤー選択されているキャンバスに新しいレイヤーとして貼り付けられます. レイヤー名は レイヤー の形で自動的に付けられます. 新しい選択範囲選択されているレイヤーの適当な位置に自動的に貼り付けられ, 貼り付けられた画像が選択状態になって, 自由に移動することができます. 背景色を透過色として上記の 新しい選択範囲 への貼り付けと同様ですが, 背景色の部分が透明になり, 図 14 のような違いが生じます. 現在の選択範囲キャンバス上で選択された範囲に投影される形で貼り付けられます. 図 15 はその例で, 左側の四角形の範囲を右側の長方形の範囲に貼り付けたものです. 背景色を透過色として貼り付けた場合 背景色を透過色としないで貼り付けた場合 図 14 コピー / 貼り付け (5) 境界線の描画現在のキャンバスの縁取りを行います. 縁取りの色には, 背景色が使用されます. メニューの イメージ 図 15 現在の選択範囲への貼り付け - 境界線を加える を選ぶと, ダイアログボックスが表示されるので, 境界線の幅を指示して OK ボタンを押します.4 辺とも同じ幅にするときは, 対称にする を選択しておくと便利です. この機能で写真などに縁取りをすることができますが, 写真の外に縁取りされることになります. 写真の内側に縁取りするときは, 特殊効果 の ボタン化 や 縁取り を使用するとよいでしょう. (6) 画像の消去描かれた画像を消去する方法としては, 次のような方法が用意されています. 選択範囲の消去消去したい範囲を選択して DEL キーを押すかメニューの 編集 - クリア を選択します. 消去したあとは背景色で塗りつぶされます. メニューの 編集 - 切り取り またはツールバー - 13 -

の 切り取り ボタンを利用することもできます. この場合は, 切り取った画像をコピーと同様にして貼り付けることができます. (7) 描画や編集の取り消しと再実行描画や編集など実行した動作はすべて, 取り消して元の状態に戻すことができます. また, 取り消した後, 再実行もできます. 取り消すには 元に戻す ボタンを, 再実行するには やり直し ボタンを押します. いずれも 1 回のクリックで 1 ステップ (1 操作分 ) 後退 前進します. (8) キャンバスのサイズキャンバスのサイズを変更することができます. サイズは大きくも小さくもすることが可能です. これによって画像の大きさが変わることはありません. 小さくする場合に元の画像が入りきらないと, はみ出す部分がカットされます. これを行うにはメニューバー上の イメージ - キャンバスのサイズ を選択し, 表示されるダイアログボックスでキャンパスのサイズを指定します. (9) サイズ変更この機能により, 画像のサイズを変更することができます. サイズ変更の単位は レイヤー となります. またすべてのレイヤーを同時にサイズ変更することもできます. これを実行するには, まず対象のレイヤーを レイヤーパレット 上で選び, メニューバー上の イメージ - サイズ変更 を選択します. ここで表示されるダイアログボックスで, 変更内容を指定します. なお, ベクトル図形の場合は, サイズ変更はオブジェクト単位になり, そのオブジェクトを選択してドラッグすることによってサイズ変更 ( 変形 ) ができます. (10) 変形左の図のようなツールパレット上の 変形 ボタンを使用すると, 左右, 上下の拡大縮小ができます. このボタンを押すと, 現在選択されているレイヤーの画像が長方形枠で囲まれ,4 角と 4 辺に四角形のハンドルが表示されます. マウスポインタでこれらのハンドルをドラッグすると, その方向に拡大縮小ができます. ただし, 縦横の比率を保持したままの拡大縮小はできません. 9 カラー編集 カラー編集機能は, 画像のカラー構成を変更する機能です. 9.1 カラー編集の基本手順カラー編集の基本手順は画像編集と同様で, まずカラー編集の範囲を選択した後, 編集の内容を指示します. 範囲を選択しない場合は, キャンバス全体が編集の対象となります. 9.2 カラー調整機能画像の色調を変更する機能で, 主なものとして次のような機能があります. 明るさ / コントラスト調整機能ガンマ補正機能ハイライト / 中間調 / シャドウ調整機能色合い / 鮮やかさ調整機能 - 14 -

色相の調整機能 RGB カラー調整機能これらの機能は, メニューの カラー - 調整 にあります. その操作はほぼ同じです. たとえば, 明るさ/ コントラスト 機能は次のようにして操作します. 1 補正をする画像を選択します. 2メニューの カラー - 調整 - 明るさ / コントラスト を選択します. 3 表示される図 16 のダイアログボックスで, 明るさとコントラストを指定します. このとき, プレビュー画面で結果をあらかじめ見ることができます. 4 OK ボタンを押します. 9.3 単色効果図 16 明るさ / コントラストの変更画像全体や選択範囲を, 明るさはそのままにして, 均一な色相と色彩に変換します. この機能を使用すると, 画像全体が同一の色調になり, セピア調の画像を作ったりすることができます. 単色効果は, メニューの カラー - 単色効果 により行います. 表示されるダイアログボックスで色相と彩度を指定し, OK ボタンを押すと実行されます. 結果はあらかじめ, プレビュー画面で見ることができます. 色相は,0 から 255 までの値で指定します.0 は赤,255 は紫で, 赤橙黄緑青藍紫の順に値が大きくなります. 彩度も 0 から 255 までの値で指定します. 値が大きいほど鮮やかになります. 9.4 グレースケール画像中のすべてのカラーを同じ明るさの灰色で置き換え, モノクロ調の画像に変換します. メニューの カラー - グレースケール を選択すると実行されます. 10 効果 効果とは, 画像にさまざまな効果を加える機能で, 図 17 のメニューのような機能があります. その主なものについて, 機能と操作法を説明します. ただしこれらの 効果 は, ラスタ形式の 画像に対してのみ有効で, ベクタ形式の画像では使用できません. 10.1 3D 効果 3D 効果は画像を立体的に見せる効果で, 次のような方法があります. (1) 影を加える選択された画像に影を付けます. 影にはぼかしの効果を加えたり, 影を落とされた画像が見えるように影を半透明にしたりすることができます. 影を付けることにより, 図 18 (a) のような効果が得られます. 影を付けるには, その画像を選択した後, メニューの - 15 - 図 17 効果 のメニュー

イメージ - 特殊効果 - 影を加える を選択します. すると図 19 のダイアログボックスが表示されます. ここ (a) 影で, 影の付け方を指示します. 影の色, 影の不透明度, 影のぼかしの程度, および画像とその影のオフセット ( 離れ具合 ) を指定することができます. (b) 切り抜き (2) 切り抜き図 18 (b) のように, 選択された領域で画像を切り抜きます. 切り抜いた後には立体感を持たせるように影が付けら (c) ボタン化れます. 切り抜きを行うにはまず, 切り抜く範囲を選択します. (d) 縁取り次に, メニューの 効果 - 3D 効果 - 切り抜き を選択します. すると図 19 と同様のダイアログボックスが表図 18 3D 効果の例示されます. ここで, 影を付けるかどうかと影の付け方を指示します. 図 18 (b) は, テキストの挿入で KOKA という文字列を 選択範囲のみ として作成し, これを確定する前に切り抜きを行ったものです. (3) ボタン化ボタン化は図 18(c) のように, 選択された図形を囲むようにして矩形のボタンを作成します. 矩形以外のボタンを作るときは, 後述の 縁取り を利用するとよいでしょう. ボタン化をするにはまず, ボタン化す図 19 影の設定を行うダイアログボックスる範囲を選択し, メニューの 効果 - 3D 効果 - ボタン化 を選択します. つづいて, 表示されるダイアログボックスで, エッジ ( ボタンの縁 ) のサイズとエッジを透過とするか非透過とするかを指定します. エッジを非透過にすると図 18 (c) のように, 角張ったボタンが, 透過にすると丸みをおびたエッジのボタンが得られます. (4) 縁取り図 18(d) のように選択範囲の境界に縁取りを行います. この図は楕円形の選択範囲の内側に縁取りを行ったものです. 縁の形状, 光源の明るさや方向などを選ぶことができます. 図 20 は写真に縁取りを行ったものです. この図では, 画像の周辺に縁取り行ったあと, 縁取りの外周でトリミングしています. 10.2 変形 図 20 縁取りの例 - 16 -

画像全体や選択範囲を何らかの特定の効果で変換する機能です. (1) 変形効果 画像全体あるいは選択範囲を指定した形状に変換します. 図 21 の (a) 変形前の図ような形状に変換することができます. 変形を行うには, 対象の画像や範囲を選択後, メニューの 効果 -- 変形効果 の中から目的の変形を選択します. また大半の変形では, さらに詳細な設定ができます. (b) 球面 (c) 円柱 ( 垂直 ) (d) 遠近 ( 水平 ) (e) 風 10.3 アーティスティック効果アーティスティック効果とは, 写真などの画像に対して, スケッチや油絵風といった芸術作品的な画像に加工する機能です. 図 22 は上段の写真を, ブラシストローク で油絵風に加工したものです. 図 21 変形効果の例 10.4 その他の効果以上のほかにもさまざまな 効果 ありますが, その主なものを挙げておきます. (1) エッジ画像全体あるいは選択された画像の輪郭 ( 色や濃度の変化する位置 ) について, 輪郭の強調, 輪郭の検出, および輪郭のトレースを行います. (2) ぼかしとシャープ化画像全体あるいは選択された画像について, ぼかし, ソフト化, シャープ化を行います. 図 22(a) はぼかしの例です. これらの効果は, 色や明るさの境界で行われるので, 図 22(a) のように文字に適用するときは, 文字を 囲むような範囲を選択する必要があります. 図 22 ブラシストローク効果の例 (3) テクスチャ効果選択された画像にさまざまなテクスチャを付加します. 図 22(b)(c) はその 1 例で, エンボスと彫刻です. エンボスの場合, この例のように文字に適用するには, 文字を囲むような範囲を選択する必要があります. 11 その他 - 17 -

11.1 透明化 GIF の作り方 (a) ぼかし透明化 GIF とは,WWW のホームページ上において, 特定の色の部分が透明になるようにした GIF フォーマットの (b) エンボス画像です. 透明部分では背景が表示されるので, 埋め込んだ画像が不透明の部分だけから成るように見せることができ (c) 彫刻ます.Paint Shop Pro ではこのような透明化 GIF の画像を作成することができ図 22 その他の効果ます. 透明化 GIF の作成は, 画像をメニューバーの ファイル - エクスポート - 透過 GIF でエクスポートすることによってできます. 画像を保存する形で GIF 形式を選んで保存しても透明化 GIF の画像にはなりません. 透明化には, 次の 2 つの方法があります. PaintShopPro の画像上で透過な部分を透過にする. 指定した特定の色(1 色 ) で描かれた部分を透過にする. (1) 透過部分をそのまま透過にする場合 PaintShopPro の各レイヤーは透明フィルムのように透過です. このような透明フィルムの上に画像を描いていることになります. これをそのまま透過な部分は透過として GIF 画像を作るのがこの方法です. その手順は次のとおりです. 1 レイヤーパレット上でエクスポートするレイヤーだけ ( 複数でもよい ) を選択する ( バックグラウンドや他のレイヤーを 非表示 にします. 2 メニューバーの ファイル - エクスポート - 透過 GIF を選択します. 図 23 のような 透過 GIF のエクスポート ダイアログボックスが表示されます. 3 このダイアログボックス上で, 既存のイメージまたはレイヤーの透過領域 を選択します. 4 必要に応じてその他の指定をし図 23 透過 GIF エクスポートのダイアログボックスます. 通常は特に指定の必要はありません. 5 OK ボタンを押します. 6 エクスポートする画像の保存先を選択して 保存 ボタンを押します. (2) 特定の色で描かれた部分を透過にする場合 - 18 -

既存の画像のように既に背景が 1 つのレイヤー上に描かれているような場合は, 上記 (1) の方法は使用できません. このような場合, 背景が画像とは別の 1 色で描かれておれば, この色を透過にするという形でエクスポートすることができます. その手順は次のとおりです. 1 レイヤーパレット上でエクスポートするレイヤーだけ ( 複数でもよい ) を選択する ( 不要なバックグラウンドや他のレイヤーを 非表示 にします. 2 メニューバーの ファイル - エクスポート - 透過 GIF を選択します. 図 23 のような 透過 GIF のエクスポート ダイアログボックスが表示されます. 3 このダイアログボックス上で, 次の色に合致する領域 を選択します. 4 透過にする色を選択します. その際, 許容誤差 によって, その色に近い一定の範囲の色を透過にするように指定することができます. 許容誤差が 0 のときは, 完全にその色に一致する色だけが透過になり, 値を上げるほど, その色を中心に広い範囲の色が透過になります. 5 必要に応じてその他の指定をします. 通常は特に指定の必要はありません. 6 OK ボタンを押します. 7 エクスポートする画像の保存先を選択して 保存 ボタンを押します. 11.2 画像の保存作成 編集した画像は通常,PaintShopPro 特有のファイルです. そのまま保存すると, この形式で保存されます. 他の形式で保存するときは, ファイルの種類 を変えて保存します. 他の形式で保存すると, 作成 編集中の PaintShopPro 上の画像もその形式に変わります.PaintShopPro 形式のファイルを残しておく必要があるときは ( 以後も PaintShopPro を使って編集する可能性があるときは必要 ), 先に PaintShopPro 形式で保存した後, 他の形式で保存する必要があります. これに対して,JPEG または GIF 形式の場合は, エクスポート ( ファイル メニュー中にあります ) を使用するのが適当です. 元の画像は PaintShopPro 形式のままで, これらの形式の画像を作成することができます. また, より詳細な指定を行うことができます. - 19 -