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平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

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平成28年4月 地震・火山月報(防災編)

地震発生後の九州地方整備局の活動 4 月 16 日の夜明け 本震の後に再度調査を実施しておりま す その際は 道路崩壊の調査 土砂崩壊の箇所の調査 被 災地に入るための安全ルートの確認等を実施しております 次に九州地方整備局の活動について紹介させていただき ます まず最初に地震発生後の初動体制につい

水俣市 津奈木町大分県 : 大分市 臼杵市 津久見市 佐伯市 玖珠町宮崎県 : 延岡市鹿児島県 : 長島町 (3) 津波津波注意報平成 28 年 4 月 16 日 1 時 27 分気象庁発表有明 八代海 4 月 16 日 2 時 14 分解除 (4) 地震活動状況 (4 月 14 日 21 時 26

岡山県 ( 岡山市を含む ) 件数 ( 件 ) (%) 価格 ( 万円 ) 520 1,349 1,418 1,457 1,403 1,421 年 土地面積 ( m2 )

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30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

00 表紙・目次

長崎県 : 諫早市 島原市 雲仙市熊本県 : 荒尾市 南関町 人吉市 あさぎり町 山江村 水俣市 津奈木町大分県 : 大分市 臼杵市 津久見市 佐伯市 玖珠町宮崎県 : 延岡市鹿児島県 : 長島町 (3) 津波津波注意報平成 28 年 4 月 16 日 1 時 27 分気象庁発表有明 八代海 16

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月


緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

平成17年7月11日(月)

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

佐賀県の地震活動概況 (2018 年 12 月 ) ( 1 / 10) 平成 31 年 1 月 15 日佐賀地方気象台 12 月の地震活動概況 12 月に佐賀県内で震度 1 以上を観測した地震は1 回でした (11 月はなし ) 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 図 1 震央分布図 (2018 年 1

熊本地震の緊急調査報告

特集1-3表 4月14日21時26分以降に発生した最大震度以上の地震 番号 発生月日 発生時刻 震央地名 震源の深さ 地震の規模 マグニチュード 最大震度 21時26分 熊本地方 11km 6.5 7 22時7分 熊本地方 8km 5.8 6弱 ⑶ 平成28年4月15日 0時3分 熊本地方 7km

長崎県 : 諫早市 島原市 雲仙市熊本県 : 荒尾市 南関町 人吉市 あさぎり町 山江村 水俣市 津奈木町大分県 : 大分市 臼杵市 津久見市 佐伯市 玖珠町宮崎県 : 延岡市鹿児島県 : 長島町 (3) 津波津波注意報平成 28 年 4 月 16 日 1 時 27 分気象庁発表有明 八代海 16

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(/9) 07 年に発生した地震の概要. 佐賀県の地震活動 07 年に佐賀県で震度 以上を観測した地震は 9 回 (06 年は 85 回 ) でした ( 表 図 3) このうち 震度 3 以上を観測した地震はありませんでした (06 年は 9 回 ) 表 07 年に佐賀県内で震度 以上を観測した地震

日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第八報

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浦河沖を震源とする地震(第2報)

事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

2. 大規模津波防災総合訓練実行委員会設立準備会 日 場 時 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 所 : 四日市市役所 6F 本部員会議室 準備会参加機関 : 中部管区警察局 陸上自衛隊第 10 師団海上自衛隊横須賀地方総監部 航空自衛隊中部

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22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2


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日本医師会ニュース「平成28 年熊本地震」:情報提供第五報

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3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

被災状況等の情報の一元的把握 ヘリテレや地上設置カメラなどの画像等をリアルタイムで大型スクリーン表示 共有する災害時オペレーショ ンシステムや 被害情報の一元化等の災害応急対応機能や救援物資管理 罹災証明書発行等の被災者支援機能を 有する防災情報システムの整備を推進 緊急消防援助隊の自立的な活動体制

福岡県 < 朝倉市 > 1 名 ( 杷木林田 :60 歳代男性を発見し 死亡を確認 (7 月 6 日 )) 2 名 ( 山田 :80 歳代男性及び 80 歳代女性を発見し 死亡を確認 (7 月 6 日 )) 1 名 ( 宮野 :70 歳代男性を発見し 死亡を確認 (7 月 6 日 )) 1 名 (

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平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

特集大規模自然災害からの復旧 復興 参考 警察が検視により確認している死者数 50 名 災害による負傷の悪化または避難生活等における身体的負担による死者数 106 名 6 月 日に発生した豪雨による被害のうち熊本地震と関連が認められた死者数 5 名建物被害全壊 8,360 棟, 半壊 3

129

た ( 派遣員数 4 名 ) (2) 全国知事会は 大分県等と連携しながら 引き続き情報共有に努めるとともに 各都道府県に対し 知事会の対応状況等を連絡することとしている (3) 全国知事会は 被災市町村と支援県によるカウンターパート方式による支援を決定 (4) 熊本県への救護班の派遣について 36

災害等の特徴 東日本大震災の被害状況 平成 23 年 3 月 11 日 ( 金 )14 時 46 分頃 三陸沖を震源とする東日本大震災 ( モーメントマグニチュード 9.0 最大震度 7 宮城県栗原市 ) が発生し 東日本に甚大な被害が発生 我が国の観測史上最大規模 ( モーメントマグニチュード9.

通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

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エコテックその他火災 ( 産業廃棄物 ) 概要 平成 29 年 6 月 14 日 ( 水 )17 時 00 分飯塚地区消防本部 下線部は 前回からの変更点 1 出火場所嘉麻市大隈 ( 有 ) エコテック代表者氏名代表取締役社長高山和仁 2 出火日時覚知平成 29 年 5 月 28 日 (

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第8章 災害復旧計画

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た ( 派遣員数 4 名 ) (2) 全国知事会は 大分県等と連携しながら 引き続き情報共有に努めるとともに 各都道府県に対し 知事会の対応状況等を連絡することとしている (3) 全国知事会は 被災市町村と支援県によるカウンターパート方式による支援を決定 (4) 熊本県への救護班の派遣について 36

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

平 成 28 年 熊 本 地 震 における 消 防 機 関 の 活 動 ( 熊 本 県 内 )について 被 害 の 状 況 ( 消 防 庁 被 害 報 第 54 報 ( 平 成 28 年 5 月 20 日 9 時 00 分 現 在 )) 平 成 28 年 4 月 14 日 ( 前 震 ) 及 び16

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日本医師会ニュース「平成28 年熊本地震」:情報提供第八報

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( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,400 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,400 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第十報

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これだけは知っておきたい地震保険

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

 

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被害情報 平成 29 年 11 月 13 日 16 時 30 分発表熊本県危機管理防災課 平成 28(2016) 年熊本地震等に係る被害状況について 第 258 報 1 この数値は 現段階の速報値であって 確定値ではありません 速報値 1 1 被害状況 ( 平成 29 年 11 月 13 日 13:

日向灘 佐伯市で震度 2 を観測 8 日 08 時 33 分に日向灘で発生した M3.9 の地震 ( 深さ 31km) により 佐伯市 愛媛県西予市 高知県宿毛市などで震度 2 を観測したほか 大分県 宮崎県 愛媛県および高知県で震度 1 を観測しました ( 図 1) 今回の地震の震源付近 ( 図

2019 年1月3日熊本県熊本地方の地震の評価(平成31年2月12日公表)

自衛隊の原子力災害派遣に関する達


福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,300 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

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この資料は速報値であり 後日の調査で変更されることがあります 時間帯 最大震度別回数 震度 1 以上を観測した回数 弱 5 強 6 弱 6 強 7 回数 累計 4/14 21 時 -24 時 /15 00 時 -24 時 30

第 1 章熊本地震の概要 執筆 : 阿部直樹 ( 国立研究開発法人防災科学技術研究所 ) 1-1 熊本地震動の概要 2016 年 4 月 14 日 21 時 26 分頃 熊本県熊本地方の深さ約 11km を震源とする M6.5 の地震が発生し 熊本県上益城郡益城町において震度 7を観測した また約

2 物的支援の実施について 物資については 各避難所への搬送などの課題が指摘されているが 被災自治体には地震発生直後から国や周辺自治体等による物資供給が行われていたため 都など他地域への支援要請は限定的であった こうした状況にあって 都は 区市町村等関係機関との緊密な連携により被災地からの要請に基づ

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福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,300 ~ 36,000 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,700 ~ 36,400 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 5

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2 受入施設別献血量 ( 推計値 ) ブロ都ック道府県 合計 全国血液センター献血者数速報 (Ⅰ) 血液センター 平成 30 年 12 月分 L % L % 日 L L % 日 L L % 台 L L % 台 L 8, ,768

4:10 防災科学技術研究所第 2 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 9:34 防災科学技術研究所第 3 回災害対策本部会議を開催 各班による状況報告による情報共有等を実施 11:50 防災科学技術研究所職員が熊本県庁 ( 熊本県災害対策本部 ) に到着 16:00

福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 41,200 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 54,300 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 41,300 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

【集約版】国土地理院の最近の取組

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熊本地震における 西原村の現状と今後の対応等

角田徹副会長日赤や各医療救護班が展開し活動しているために 東日本大震災の時のような現場での医療活動はほとんどなかった 今後は 地域医療への引き継ぎに際してのコーディネーター役 並びに現地医療機関の手が回らない分野の医療的補助 ( 巡回 往診 福祉避難所等 ) が主と思われる 今後の南阿蘇村の地域医療

3) 仲宿地区 被災 共助 ) 資料 2 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 ) をまとめました 1 建物倒壊 注 1) の ) は活動内容を示し ) は活動準備を示す 木造密集市街地老朽木造住宅余震による被害激しい揺れブロック塀 電柱の

札幌 ( 千歳 ) 沖縄 東京 ( 羽田 ) ,500 ~ 28,500 43,300 ~ 43,300 57,400 ~ 66,100 札幌 ( 千歳 ) 沖縄 東京 ( 羽田 ) ,700 ~ 29,300 43,300 ~ 43,300 57,400 ~

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

内閣官房ホームページ ( 国民保護ポータルサイト ) 掲載内容別添 1 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム (J アラート ) による情報伝達について 北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し 平成 28 年 8 月以降 弾道ミサイ

Transcription:

第 22 回地方公共団体の危機管理に関する懇談会 資料 1-2 熊本地震への対応について 平成 28 年 11 月 11 日 消防庁

平成 28 年熊本地震における消防機関の活動 ( 熊本県内 ) について 1 被害の状況 消防庁被害報第 85 報 ( 平成 28 年 11 月 2 日 10 時 00 分現在 ) 平成 28 年 4 月 14 日 ( 前震 ) 及び 16 日 ( 本震 ) を含む一連の地震活動により 熊本県を中心とした広い範囲で建物倒壊や地滑り等による人的 物的被害が発生した 前震 本震共 熊本県内で最大震度 7 を記録し 本震では大分県内でも震度 6 弱を記録した ( 当初 本震の最大震度は熊本県内で 6 強とされた ) 人的被害住家被害 1 死者負傷者全壊半壊一部破損 火災 被害状況 140 名 2,586 名 8,305 棟 31,353 棟 142,448 棟 15 件 うち熊本県内 140 名 2,514 名 8,296 棟 31,136 棟 134,450 棟 15 件 1 内訳 1 警察が検視により確認している死者 50 名 2 災害による負傷の悪化又は身体的負担による疾病による死者 ( 市町村において災害が原因で死亡したものと認められた死者 )77 名 3 6 月 19 日から 25 日に発生した被害のうち 熊本地震との関連が認められた死者 5 名 4 災害による負傷の悪化又は身体的負担による疾病により死亡したと思われる死者 8 名 ( 正式には市町村に設置される審査会等を経て決定 ) 南阿蘇村阿蘇大橋付近の状況 写真提供 : 熊本県 消防機関の活動 ( 速報値による ) 〇大規模火災には至らなかったまでも 地震によって発生した火災への消火活動や 県内の随所で発生した建物倒壊による閉じ込め事故 並びに土砂災害による生き埋め事故での捜索を含む救助活動を実施 〇地元消防本部を含む消防機関 警察 自衛隊 国土交通省 (TEC-FORCE) 及び DMAT 等が連携した活動を実施 〇その他避難所内で発生した傷病者等も含む救急搬送を実施 熊本県内における消防機関全体での救助者数は 363 名 救急搬送者数は 2,241 名 緊急消防援助隊 活動人員数ピーク時 2 (4 月 17 日 ) 1,990 名 熊本県地元消防本部 ( 県内応援消防本部を含む ) 消防団 732 名 3 約 9,200 名約 15,000 名 活動延べ人員数 15,613 名 ( 調査中 ) 約 59,000 名 - 合計 高野台 熊本県庁 益城町 2 緊急消防援助隊の活動ピークは 4 月 16 日 ( 数値は 緊急消防援助隊の活動 に記載 ) 3 地元消防本部の活動ピークは 4 月 16 日 ( 活動人員数 :968 名 ) 写真提供 : 香川県大隊 1

平成 28 年熊本地震における消防機関の活動 ( 熊本県内 ) について 2 緊急消防援助隊の活動 1 出動状況〇 4 月 14 日 ~27 日 (14 日間 ) 20 都府県から出動出動部隊総数 人員 :1,644 隊 5,497 名 ( 交替を含む派遣部隊 人員の実総数 ) 延べ活動部隊数 人員 :4,336 隊 15,613 名活動ピーク時 (4 月 16 日 ) の部隊数 人員 :569 隊 2,100 名 4 月 14 日前震発生後 消防組織法第 44 条に基づき 10 県から緊急消防援助隊が出動 指揮支援隊 : 福岡市 北九州市 広島市 神戸市 岡山市 陸上隊 : 福岡県 佐賀県 長崎県 大分県 宮崎県 鹿児島県 航空隊 : 福岡市 高知県 〇 4 月 16 日本震発生後 消防組織法第 44 条に基づき 10 都府県から緊急消防援助隊が新たに出動 さらに 先に出動の 9 県 ( 大分県を除く ) から増隊出動 指揮支援隊 : 大阪市 陸上隊 : 京都府 大阪府 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 沖縄県 航空隊 : 東京消防庁 京都市 大阪市 神戸市 鳥取県 島根県 岡山市 広島県 広島市 山口県 香川県 愛媛県 長崎県 宮崎県 鹿児島県 宿営場所 ( 熊本県消防学校 ) の状況 2 活動状況 主に 熊本市 益城町 西原村及び南阿蘇村において活動 益城町 阿蘇大橋 陸上隊は 関係機関 ( 警察 自衛隊 国土交通省及び DMAT 等 ) と連携し 市街地や 住宅街における捜索救助 土砂で埋もれた現場でのシャベル等による捜索救助 救急車 による転院搬送及び避難所等で発生した傷病者の救急搬送等を実施 〇航空隊は ヘリテレ等を活用した情報収集 ホイスト等による人命救助及び救急搬送 写真提供 : 鹿児島県大隊 を実施 高野台 〇隊員が接近することが困難な地滑り発生現場では 消防防災ヘリコプターに土砂災害 の専門家を搭乗させ 上空から情報収集を実施 〇地上においても二次災害防止のため 地震警報機や無人重機などを活用し 安全を 確保した活動を展開 熊本県内における陸上隊 航空隊を合わせた救助者数は86 名 救急搬送者数は388 名 写真提供 : 広島県防災航空隊 写真提供 : 大阪府大隊 2

平成 28 年熊本地震における消防団の活動 1 平成 28 年 5 月消防庁 平成 28 年 4 月 14 日 21 時 26 分以降に発生した熊本県を中心とする一連の地震活動により 家屋の倒壊や大規模な土砂崩れなど甚大な被害が発生 各消防団は 自ら被災した団員がいたにも関わらず 震災直後から昼夜を分かたず消火 救助活動 安否確認及び避難誘導を行うとともに その後の避難所での活動など地域の安心 安全を守るための幅広い活動を実施 消防団の活動人員 ( 速報値 ) 平成 28 年 5 月 4 日現在 消防庁による 熊本県 延べ活動人員 約 59,000 名 (4 月 15 日 ~5 月 4 日 ) 最大活動時人員 約 9,200 名 (4 月 17 日 ) 大分県 延べ活動人員 約 4,700 名 (4 月 16 日 ~4 月 17 日 ) 消防団の主な活動 震災直後の活動 消火活動 ( 益城町消防団 (4 月 14 日 ) 八代市消防団 (4 月 16 日 )) 倒壊家屋等からの救助活動 ( 南阿蘇村消防団が 5 名 西原村消防団が 7 名 益城町消防団が 47 名の要救助者を救助 ) 土砂災害現場における活動 ( 南阿蘇村消防団 ) 発生直後から速やかな安否確認 避難誘導 その後の活動 避難所運営の支援 ( 給水活動 炊き出し 食料配布 搬入支援 ) エコノミークラス症候群の注意喚起 ( 避難所等での呼びかけ ) 被災地域での巡回 警戒活動等被害確認 空き巣窃盗等の防止等を兼ねた定期的な巡回土砂崩れの警戒堤防一部崩落の応急処置立ち入り禁止区域への車両進入の警戒など 写真提供 : 宇城市 避難所での声かけ ( 宇城市消防団 ) 写真提供 : 代広域 政事務組合消防本部 地震発生時に出火した家屋の消火活動 ( 八代市消防団 ) 写真提供 : 南阿蘇村 土砂崩れ現場での活動 ( 南阿蘇村消防団 ) 3

南阿蘇村消防団 実団員数 570 人分団数 18 分団 平成 28 年熊本地震における消防団の活動 2 4 月 16 日未明の地震 ( 本震 ) による影響で主要道路が寸断され 救助機関等が到着できなかったため 消防団のみで直ちに救助活動等を開始 震災発生直後の活動 個々に声かけをしながら安否確認 救助活動を行い 倒壊家屋から5 名の住民を救助 翌朝(4 月 17 日 ) から 安否不明者の情報収集 被害状況の巡視 確認写真提供 : 南阿蘇村土砂崩落現場での除去作業 実団員数及び分団数は平成 28 年 4 月 1 日現在 ( 速報値 ) その後の活動 避難所において 支援物資の搬入支援 給水活動 地域内における不審者警戒のための巡回活動 災害現場への進入規制や消防隊 警察車両の交通誘導 雨の日に備えての土のう準備 物資搬入支援 写真提供 : 南阿蘇村 西原村消防団 実団員数 255 人分団数 8 分団 4 月 16 日未明の地震 ( 本震 ) において多くの建物が被災したため 救助機関等の到着を待つことなく 震災直後から救助活動等を開始 震災発生直後の活動 安否確認 救助活動を行い 倒壊家屋から 7 名の住民を救助 住民の避難誘導 高齢の避難者への声かけ 危険箇所の巡視 確認 その後の活動 避難所において 支援物資の搬入支援 給水活動 地域内における不審者警戒のための巡回活動や がれきの撤去 道路応急補修 水道復旧作業などについて 村役場等と連携して対応 がれきの撤去 写真提供 : 原村 4

益城町消防団 実団員数 618 人分団数 5 分団 八代市消防団 実団員数 2,387 人分団数 73 分団 火災発生時 (4 月 16 日の本震時 ) における消火活動 堤防一部崩落の応急処置 土砂崩れの前兆の確認 避難所におけるエコノミークラス症候群の注意喚起 熊本市消防団 実団員数 4,805 人分団数 87 分団 平成 28 年熊本地震における消防団の活動 3 震災発生直後の活動 火災発生時 (4 月 14 日の前震時 ) における消火活動 倒壊家屋から 47 名の住民を救助 同報系防災行政無線が使用できなくなったことから 巡回による広報活動を実施 その後の活動 倒壊家屋 土砂災害等の状況調査 地域内における道路上のがれきの撤去 地域内における不審者警戒のための巡回活動 避難所へ誘導 搬送 避難所において 支援物資の搬入支援 給水活動 実団員数及び分団数は平成 28 年 4 月 1 日現在 ( 速報値 ) 災害対応方針の調整 避難所における活動 エコノミークラス症候群の注意喚起 大学生による機能別消防団員 ( 熊本市防災サポーター ) が支援物資を仕分け 避難所において炊き出し 給水活動 女性消防団の活動 避難所における活動 女性及び高齢者に配慮した声かけや荷物移動のサポート ( 玉名市消防団 ) 高齢者を中心に 要望や困っていることがないかなどの声かけ ( 八代市消防団 ) 簡易間仕切りセットなどの設置支援 ( 竹田市消防団 ) 等のきめ細やかな活動を実施 写真提供 : 宇城市 避難所での対応 ( 支援物資の配布 ) 写真提供 : 宇城市 避難所での対応 ( 支援物資の搬入支援 ) 5