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第 6 節農業の高付加価値化等の推進 表 農業生産関連事業の年間総販売金額の推移 平成 22 年度 (2010) 23 (2011) 年間総販売金額 計 農産物の加工 農業経営体 農協等 計 農産物直売所 農業経営体 農協等 観光農園 ( 単位 : 億円 %) 農家レストラン等 16,5

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

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HACCP 導入率 ( 参考 ) 平成 27 年度 29% ( コーデックス原則のみ ) 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 30% 40% 50% 60% 80% 推進に当たっては 以下を 中間アウトカム目標 として取り組んでいく 1 平成 31 年度までに業界団体による手

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山形県米粉利用拡大プロジェクト

1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業

6次産業ガイドブック表1

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

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1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

工者 販売者 もち麦の消費者 そして 地域住民が 地域の振興をもちむぎの恵みと して実感できるような施設とする 数値目標 春日ふれあい会館利用者数 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 )

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6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援

ふくしま・地域産業6次化戦略

2 作物ごとの取組方針 (1) 主食用米本県産米は 県産 ヒノヒカリ が 平成 22 年から平成 27 年まで 米の食味ランキングで6 年連続特 Aの評価を獲得するなど 高品質米をアピールするブランド化を図りながら 生産数量目標に沿った作付けの推進を図る また 平成 30 年からの米政策改革の着実な

ウ WCS 用稲本市は県内最大の酪農地帯であるため 需要に応じた生産確保に努め 多収品種の推進 病害虫防除や雑草管理など適切な圃場管理を行う また についても実施する エ加工用米実需者の要望に対応できるよう 産地交付金を活用して複数年契約を進めることにより安 定的な供給を目指し 担い手の作付維持 (

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めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

目 次 Ⅰ 集落営農数 Ⅱ 集落営農数 ( 詳細 ) 1 組織形態別集落営農数 2 農業経営を営む法人となる画の策定状況別集落営農数 3 設立年次別集落営農数 4 経営所得安定対策への加入状況別集落営農数 5 人 農地プランにおける位置づけ状況別集落営農数 (1) 中心経営体として位置づけの有無別

2. 食料自給率の推移 食料自給率の推移 我が国の食料自給率 ( 総合食料自給率 ) は 長期的に低下傾向で推移してきましたが 近年は横ばい傾向で推移しています (%) (H5 ) 43 7

主な業務の内容

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ニュースリリース 農業景況調査 : 設備投資 平成 2 9 年 3 月 24 日 株式会社日本政策金融公庫 農業者の設備投資意欲が過去最高 ~ 生産効率関連の農業機械投資が最多 後継者確保に課題も ~ < 平成 28 年下半期農業景況調査関連 > ( 注 1) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公

少額の資金であれば 融資の可否の判断を迅速に行います < 資金名 : スーパー L 資金 農業近代化資金 ( クイック融資制度 )> 認定農業者等 ( スーパー L 資金 ) 認定農業者等及び一定の要件を満たす集落営農組織 ( 農業近代化資金 ) スーパー L 資金 農業近代化資金について 500

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個別の農産物など産業製品は市外への流通経路は確立しているが 市 内への流通が少なく 市民が地域の産業の素晴らしさを実感できておらず 地産地消が進んでいない 4-2 地方創生として目指す将来像本市特産物の産地である中山間地域では高付加価値のついた農産物を生産し 流通ルートの確保による農業収入の増加が図

資料 3 ー 1 環境貢献型商品開発 販売促進支援事業 環境省市場メカニズム室

流拠点としての那覇空港を備えており 沖縄県への物流を確立することにより本市農産物の輸出の可能性が広がることが期待できること さらには年間 790 万人の観光入込客数があり そのうち 160 万人が外国人であることから 今後のインバウンドの増加を見込んだPRを実施する場所として効果的であると考えている

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ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

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モスバーガー商品最終加工国および原料情報 商品名モスチーズバーガーモス野菜バーガー海老カツバーガーロースカツバーガーチキンバーガーフィッシュバーガー ハンバーガーバンズ 日本 小麦粉 アメリカ カナダ モスの生野菜 - トマト ミートソース 日本 ニュージーランド アメリカ その他 ハンバーガーバン

(1) 収益構造の概要 売上高総利益率は 1 年度に若干低下した後はほぼ横ばい傾向にある 売上高営業利益率は 1 年度に低下した後は上昇傾向にあったが 5 年度には若干低下している ここでは食品製造業 1,98 社の経営収益構造について概観する 5 年度の売上高総利益率は 対前年度比で横ばいとなって

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沖縄県 生食用パインアップル産地の育成とブランド化 活動期間 : 平成 23 年度 ~ 継続中 1. 取組の背景国産パインアップルは 沖縄県の本島北部地域及び石垣島で生産が行われており 土壌酸度が低い酸性土壌の地域で栽培が行われてきた 生産された大部分は缶詰に加工されており 昭和 60 年には生産量

3 売れる農産物づくり (1) 農業産出額 目標 評価 755 億円 (22 年度 ) 760 億円 (25 年度 ) 755 億円 A (2) 県オリジナル品種の作付面積 141ha (21 年度 ) 197 ha (26 年度見込み ) 190 ha A (3) オリーブ牛出荷頭数 100 頭

求人票:リクルートスタッフィング様

数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

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清涼飲料水の規制

石川県水田フル活用ビジョン 1 地域の作物作付の現状 地域が抱える課題 水稲作付面積については 昭和 60 年の 37,700ha から 平成 25 年では 26,900ha と作付 面積で約 10,000ha 作付率で約 30% と大きく減少したものの 本県の耕地面積に占める水稲作 付面積の割合は

農林水産省より 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) が公表されましたので 富山県の概要について 次のとおりお知らせいたします 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) について ( 農林業経営体調査 富山県分 ) - 農業経営体数が減少する一方 法人化や経営規模の拡大が

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書き方 ( 例 ) 別記第 17 号様式 農業生産法人報告書 自 至 平成 年 月 日平成 年 月 日 伊達市農業委員会会長様 平成年月日 主たる事務所の所在地伊達市 町 番地 法人の名称株式会社 代表者氏名 印電話番号 次のとおり農地法第 6 条第 1

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宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

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平成 29 年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書 食品ロス削減の周知及び実践状況に関する調査 平成 30 年 3 月 消費者庁消費者政策課

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

第 1 章市内の農作物の生産状況 1. 村山市内アンケート調査について 市内の米作農家 2,485 件を対象に 農作物の生産状況と直売所に関するアンケート調査を実施しました ( 平成 27 年 7 月 ) (1) 調査対象件数と回答数 対象件数 2,485 件 回答件数 550 件 農業形態 有効回

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

資料 オリ パラ東京大会を契機とした GAP の推進と県産農畜水産物のプロモーション 平成 30 年 9 月 18 日 持続可能性に配慮した日本の食の魅力発信のための研修会 岐阜県農政部

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

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主な国 地域別内訳 ( 単位 : 億円 ) 国 地域名 平成 27 年 平成 28 年 増減額 増減率 世界 7,451 7, % 香港 1,794 1

ニュースリリース

国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1

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商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 (2) 賞味期限 消費期限 (3) 主原料産地 ( 漁獲場所等 )(4) JAN コード (5) 内容量 (6) 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム

沖縄公庫の業務との関連で見た 沖縄の中小企業

が懸念されている 平成 22 年の就業人口は 15,475 人で 年々減少傾向にある 産業別就業者の構成比は 第 3 次産業就業者が最も高く 56.3% と 5 割を超え 産業構造の 3 次化が進んでいる 一方 第 2 次産業は 28.5% 第 1 次産業は 15.2% と減少傾向にある (4) 農

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H30年産そば方針

重点戦略事業土地改良事業補助事業 土地改良区が行う土地改良事業 ( 用排水施設の整備等 ) について 農家負担の軽減を図るため 事業費の一部を補助した 土地改良区が行う土地改良事業 ( 用排水施設の整備等 ) について 農家負担の軽減を図るため 事業費の一部を補助する 重点戦略事業基盤整備促進事業

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(4) 産業平成 27 年の国勢調査によると 本市の就業者数は28,649 人で 平成 17 年と比較して1,897 人 (6.2%) 減少している 産業別にみると 第 1 次産業が4,643 人 (16.2%) 第 2 次産業が6,315 人 (22.1%) 第 3 次産業が17,682 人 (6

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岡山県農業研報 8:13-17(2017) 13 稲作経営の規模拡大過程とその対応 岡山県の事例から 河田員宏 Scale Expansion Process of Rice Farm Management and Its Response :A Case Study in Okayama Pref

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化することが課題である 4-2 地方創生として目指す将来像錦町では 市場ニーズに応じて農産物を安定的に供給するための生産者の活動を支援することに加え 観光誘客による物産振興を図り 本町の基幹産業である農業を稼げる魅力的な産業に変えることによって 人口減少の抑制及び新たな雇用創出による活力に満ちたまち

品目別の現状と克服すべき課題 食料 農業 農村基本計画 ( 平成 22 年 3 月閣議決定 ) をもとに整理

平成 25 年度道内クリエイティブビジネス先進事例等調査事業委託業務 道内在住外国人の北海道に対する印象等調査結果 [ 対面式又は WEB] ( 概要版 ) 平成 26 年 2 月 北海道経済部産業振興課 ( 受託先 :Neeth 株式会社 )

Microsoft Word 製造業 収益構造

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

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新規前年度継続 ( 変更あり ) 前年度継続 加工用米助成 ( 基幹作物 ) 豊郷町農業再生協議会整理番号 2 加工用米 ( 基幹作物 ) 1,079 円 /10a 参考となる 3 1,300 円 /10a 豊郷町では加工用米を地域振興作物に位置付けている 一定品質を確保するために 種子更新を行って

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

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夏バテ予防の薬膳料理 7/24( 全 1 回 ) ヘルシーキッチン 3/3( 全 1 回 ) 夏に向けて暑さや体調不良に備える薬膳料理を作り食し その効能を学ぶ 森永乳業より講師を迎え カルシウム 乳製品を多く含み塩分の少ない料理を学ぶ こだわりキムチ作り 11/28~12/10 材料 調味料等すべ

3 富士市産業支援センター 起業 経営相談 セミナー 講演 相談者と一緒の目線に立ち 戦略構築 f-biz( 静岡県富士市 ) 会 地域産業支援機関へのコーデ を共に行い 結果が出るまで徹底支援 ィネート 図書館連携 情報発信 販路開拓 新商品 新サービス開発 など 新分野進出 に重点を置いたきめ細

平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

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6-1 指定食肉 ( 豚肉及び牛肉 ) の安定価格肉用子牛の保証基準価格等算定概要 生産局 平成 27 年 1 月

資料 6-1 指定食肉 ( 豚肉及び牛肉 ) の安定価格肉用子牛の保証基準価格等算定概要 生産局 平成 27 年 12 月

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

第5回 農地・農村部会 資料 /8

Transcription:

2 農林漁業者団体など複数の農林漁業者による取組

JA が ラズベリーソースと阿寒丹頂黒和牛の意外な組み合わせでおいしさの相乗効果を狙う 平成 24 年 10 月 阿寒農業協同組合 所在地 : 北海道釧路市 代表者 : 代表理事組合長 野村宏 取組内容:JA 自ら肥育した牛をハンバーグに ( 特徴 ) 加工し Aコープや直売所 各種イ ベントで販売 雇用者数:154 名 (H28) URL :http://www.ja-akan.or.jp/ ハンバーグラズベリージャムラズベリーソース 枝肉価格の低迷を受け 畜産物の高付加価値化により組合員の所得向上のため JA 自ら加工と販売に取り組むこととした また 地域高齢者の生きがい対策として 北海道の冷涼な気候に適したラズベリーを作付けし 栽培を地域の高齢者に委託した 牛肉料理に合うラズベリーソースの味付け 調理師 飲食業等の様々の業種の方からアドバイスを受けるとともに 各種イベント等でアンケートを実施し 商品開発に反映した 加工作業の効率化に繋がるラズベリーの保存方法 収穫後にそのまま冷凍保存していたが 洗浄後に冷凍保存する方法へ変更した ハンバーグの販路拡大 A コープや直売所 地域イベントで販売する他 小学校の出前授業で地場産の具材を使ったハンバーガーを作る等 地域の食育にも取り組んでいる 売上高 (6 次産業化関連 ) 180 万円 (H23) 1,600 万円 (H28) 地場産農畜産物を活用した特産品を開発し 各種イベントでの販売等新たな販売ルートの開拓 生産加工に係るコスト削減を行うことで 収益向上や新たな雇用の創出に繋がった 食品関連コンサルタントの指導を受けて新商品開発を進める ハンバーグやラズベリーソースなどの味付けや製造方法などの研究 開発を進め 地域ブランドを確立する ( 農林水産省 )6 次産業化推進整備事業 ( 加工施設 ) (H23) 阿寒農業協同組合 農畜産物の付加価値を向上させ 組合員の所得に繋げたい! おから等栄養価の高い飼料を給与して 良質な肉を生産 地元レストランの料理長からアドバイスを受けて商品開発 既存販路の活用 各種イベントで販路開拓 JA 阿寒組合員育成 素牛 果樹 肥育 ラズベリー < 加工部門 > ジャム ソース ハンバーグ 商品 < 販売部門 > A コープ 直売店 各種イベント 肥育牛 と畜場枝肉処理場 部分肉 商品開発の支援 地元レストラン 70

酪農を核としたフットパスをきっかけに 6 次産業化で酪農地域の魅力アップへ! 平成 23 年 10 月 有限会社伊藤畜産 / 酪農家集団 AB-MOBIT 所在地 : 北海道根室市 代表者 : 代表取締役 伊藤泰通 取組内容: 旅行会社と連携しフットパスを利用した ( 特徴 ) ツアーを企画し 自社生産の短角牛と生 乳を使った肉料理 菓子等の提供 販売 を行う 売上高 :1 億 9,600 万円 (H28) 雇用者数:13 名 (H28) URL :http://www.nemuro-ootpath.com/gyuu/ FB :https://ja-jp.facebook.com/pg/ AkesatoItoDairyFarm/posts/ 酪農や地域の魅力を多くの人たちに伝えることにより 農村と都市の交流 子供たちの教育 地域の活性化に貢献したかった 平成 15 年 同世代の酪農家と連携してフットパスを整備し フットパスプログラムを充実させた結果 6 次産業化に発展することができた 集客を増やすためのリピーター確保 地域の牧場や神奈川県の大学生と連携して フットパスを整備するとともに 旅行会社と協力して ツアーを企画 農家レストランが旅行代理店のツアーコースに設定される等 観光と連携した事業を展開した 地域交流の場として 酪農喫茶をコンサートやイベントの会場として提供した フットパス 隣町のフットパスと連携してルートを拡大することで 根室市にとどまらない観光資源に発展させたい 四季を通じて魅力を発信する酪農地域にしたい 短角牛料理 売上高 1 億 4,100 万円 (H22) 1 億 9,600 万円 (H28) 来場者数 6,000 人 (H15) 20,000 人 (H28) ( 農林水産省 )6 次産業化推進事業 ( 加工 販売施設 )(H24) ( 中小企業庁 ) ものづくり 商業 サービス新展開支援補助金 ( 食肉冷凍保存施設 )(H27) 地域の 5 つの牧場による 根室フットパス ( 酪農家集団 AB-MOBIT) 酪農の魅力 根室の魅力を伝えたい! 生産者と消費者の交流のきっかけをたくさん作りたい! 酪農 肥育 生乳 短角牛 ( 有 ) 伊藤畜産 フットパスプログラムの充実によるリピーター作り レストラン ATTOKO 肉料理 ソフトクリーム等の提供 酪農喫茶 Grassy Hill 喫茶メニュー シフォンケーキ 菓子類等の提供 販売 酪農体験プログラム ミニ動物園 イベント開催 5 つの牧場の魅力をつなぐことで 大スケールの観光資源が誕生 小笠原牧場 馬場牧場 富岡牧場 村島牧場 71 旅行ツアー共同開発 来場 来場 旅行会社地元住民観光客 フットパス とは イギリスを発祥とする 森林や田園地帯 古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと Foot ができる小径 ( こみち ) Path のこと ( 日本フットパス協会より )

JA と道の駅の連携による Win-Win の関係から生まれたラーメン食を通じて地域のために 平成 25 年 10 月 美幌町農業協同組合 所在地 : 北海道網走郡美幌町 代表者 : 代表理事組合長清野政彦 取組内容: 組合員が生産した小麦を地元業 ( 特徴 ) 者が製麺し 道の駅などでラーメンの販売を行う URL :http://www.jabihoro.or.jp/ のぼりデザイン 美幌小麦中太ちぢれ麺 JA は農産物のブランド化と地産地消を進め 食を通じた地域貢献をしたいと考えていた 一方 道の駅 ( 美幌峠物産館 ) は地域の特産物が欲しいと考えていた 両者の想いが一致して 地域住民や観光客に愛される商品づくりを企画 町内の製麺業者と連携して 地元産小麦を使ったラーメンの開発を開始した 生ラーメンの在庫リスクを回避する生産管理体制の構築 生ラーメンの販売事業者 ( 道の駅 町内レストラン等 ) が 製麺業者に直接製造オーダーする体制を構築することで JA の在庫リスク回避が可能となった 地域住民や観光客への販路開拓 町内のスーパー及び道の駅等が生ラーメンを取り扱ったり 町内レストランが新メニューの開発をするなど 地域の販売事業者や飲食店の協力を得て 販売体制を確立し 売上拡大を図った 売上生ラーメン : 約 25,000 食 (H28) 乾燥中華麺 : 約 8,400 食 (H28) 生産者が自主的に良質麦生産のための講習会を開催するなど生産意欲の向上につながった ネーミングやのぼり等のデザインをコピーライターが考案 視覚にも訴えるブランド化に成功した 美幌和牛と玉ねぎを使用したレトルトカレーと乾燥ラーメンをギフトセットにし 相乗効果を狙った販売 販路の拡大を目指す 生ラーメンが町の特産物として地域住民や観光客に定着するよう 町内の多くの飲食店で取り扱ってもらえるよう働きかけを行う なし 美幌町農業協同組合 農産物のブランド化と地産地消を進め 食を通じた地域貢献をしたい ネーミングやのぼり等を考案することで 視覚に訴えるブランド化に成功 小麦の生産 ( 組合員 ) 新商品の総合マネジメント 販売事業者が製麺業者に製造オーダーすることで 在庫を抱えない体制を構築 乾麺販売 町内のスーパー 観光物産協会 道の駅等 16 店舗 小麦 < 製粉委託 > 小麦粉小麦粉 < 製麺委託 > 乾麺江別製粉 ( 株 ) ( 株 ) ツムラ ( 製麺業者 ) 生ラーメン出荷 製造オーダー 道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠 等 72

酪農家の女性たちが夢を実現! 地元食材を原料にジェラート工房を開業 平成 24 年 2 月 くずまき乳製品加工研究会 所在地 : 岩手県岩手郡葛巻町 代表者 : 代表 中村 和子 取組内容: 会員が生産した牛乳を活用してジェ ( 特徴 ) ラートを製造し 自社工房で販売 会員が生産した野菜等を使用したラ ンチも提供 売上高 :400 万円 (H28) 会員数 :9 名 (H28) URL : http://clover-batake.com 笑顔で迎えてくれる会員の皆さん 地元素材にこだわったジェラート 昭和 51 年に酪農家の女性で よつば会 を発足 自分たちが生産した牛乳でジェラート工房を運営するため 平成 22 年 6 月に有志 9 人で くずまき乳製品加工研究会 を立ち上げた 平成 25 年 3 月に工房 クローバー畑 を設置し ジェラート及びランチの製造 販売を開始した 地元食材の風味を生かしたジェラート開発 30 種類以上のジェラートを試作し 常時 10 種類の商品を提供している 工房運営のための人材不足 開店当初は 集客が見込める金 土 日及び祝日の月曜日を営業日とした 製造 販売行程の効率化により人員を確保することができ 平成 27 年 9 月から木曜日も営業日とすることができた くずまき乳製品加工研究会 葛巻町の自然を感じながら 私達のジェラートを味わって欲しい! 会員の牧場で生産される搾りたての牛乳 生産部門 生乳生産 鮮度を活かし 添加物をできるだけ使用しない 地元食材を取り入れた商品開発 加工部門 ジェラート製造 売上高 0 円 (H23) 400 万円 (H28) 牛乳生産から加工 販売まで一貫した取組により酪農経営の発展と安定した活動が実現 地元食材の使用により地域が活性化 葛巻町の魅力向上に貢献 女性の能力開発 ( 新しい分野への挑戦 ) 自信と生きがいの構築 酪農業のイメージアップにつながった お歳暮用ギフトなどの商品販売を行う ランチ及び冬期間のカフェメニューを充実させる くずまき型農畜産物加工ブランド力強化支援事業 ( 店舗 加工施設 機械 )(H24) ( 農林水産省 )6 次産業化推進整備事業 ( 加工施設 )(H24) 工房でジェラート直売の他 ランチ カフェメニューを提供 販売部門 工房直売 カフェ営業 情報提供 販売 ブログによる情報発信 消費者 73 地元食材 ( 野菜 果物等 ) 提供 地域農家 会員

農地を守り 地域と共に発展する経営体を目指す 平成 25 年 10 月 有限会社アグリードなるせ 所在地 : 宮城県東松島市 代表者 : 代表取締役 安部 俊郎 取組内容: 自社加工の米粉 小麦粉を活用して ( 特徴 ) バウムクーヘン等を製造 販売 売上高 :9,200 万円 (H28) 雇用者数:10 名 (H28)( 常時雇用 ) URL :https://agriead.jp/ 加工施設 NOBIKO( ノビコ ) 自社栽培 自社製粉小麦粉使用の のびるバウム 地域農業の受け皿となる組織を目指し 米 大豆等の土地利用型作物の生産を中心とした法人を平成 18 年に設立した 東日本大震災後 地域の復興と発展につながる経営を目指し 加工 業務用ばれいしょ 子実トウモロコシ等の生産 販売 米粉 小麦粉等の農産加工等に取り組む 米 大豆等の土地利用型作物を主体とした生産から 安定した経営に向けた収益性の向上 通年雇用の実現 実需者との連携による園芸作物の生産 販売 地域の農業者等との協力による自社産 地場産農産物を活用した加工品の開発 販売により通年雇用を実現 農産物加工技術の取得と人材確保 職員が有名洋菓子店で研修し バウムクーヘンの製造技術を取得した また 農産物加工部門に新規職員を採用した 売上高 3,900 万円 (H22) 9,200 万円 (H28) 雇用者数 ( 常時雇用 ) 1 名 (H22) 10 名 (H28) 農産物生産面積 43ha(H22) 100ha(H28) 自社の直売所を新設して販売を強化することに加え 他の農業法人等との連携を強化して自社で生産していない野菜 果実等を使用した商品を開発 販売するなど 地域全体の底上げを目指す ( 農林水産省 ) 強い農業づくり交付金 ( 加工施設 )(H27) みやぎの農業地域活性化拠点整備モデル事業 ( 冷蔵保管施設 )(H27) 地域農業者 農地集積雇用 有限会社アグリードなるせ 新たな付加価値を創造する 6 次産業化の取組 加工 業務用野菜の契約販売 食品メーカー 生産法人等 加工用の野菜 卵等の提供 野菜の製粉加工 地域の農地を引き受けて 多品目を栽培 < 生産部 > 水稲 大豆 麦 野菜栽培 農作業受託 生産物加工用原料 自社産 地場産の農産物を自社で加工 販売 < 加工販売部 > 精米 製粉 バウムクーヘン製造 出荷 販売 農協 消費者 栽培 技術指導 農機具メーカー 農業試験場 出資 農産物の提供 デイサービス施設 施設利用者の農作業体験受入れ 74

高齢者に届けるお弁当と思いやり野菜をふんだんに使ったお弁当で地域を元気に! 平成 23 年 10 月 農事組合法人坊沢営農組合 所在地 : 秋田県北秋田市 代表者 : 代表理事長崎克彦 取組内容 : 組合員が生産する大豆で 豆腐を製 ( 特徴 ) 造し量販店等へ販売 高齢者向けの宅配弁当の製造 販売にも取り組む 売上高 :1 億 1,000 万円 (H28) 組合員数 :67 名 (H28) URL :http://bozawa.com/ 高齢者向け宅配弁当 豆腐 弁当の加工所 規格外となる大豆の付加価値向上と地元での通年雇用の創出を図るため 大豆を豆腐に加工する取組を開始した 買物が不便な地域であるため 自社生産野菜を中心に製造した高齢者が食べやすい弁当の宅配事業を着想した 豆腐の製造技術 各種研修会に参加したほか 豆腐製造業者から指導を受けて製造技術を習得した 高齢者向け宅配弁当のニーズ把握 高齢者世帯へのアンケート調査によりニーズを把握した 資金の確保 政策金融公庫や農林中央金庫 JA と協議し融資を活用して 自己資金と借入金の平準化を実現した 売上高 6,900 万円 (H22) 1 億 1,000 万円 (H28) 雇用者数 ( パート含む ) 0 名 (H22) 47 名 (H28) 水稲 大豆の生産面積 69ha(H22) 81ha(H28) 豆腐など加工品の競争力をさらに高め 販路の開拓を図るとともに 地産地消を進める 味へのこだわりと添加物等の使用を抑えた商品の提供をすることにより 安心 安全な食品の利用を進めていく 秋田県農業法人経営発展支援事業 ( 農業機械 )(H23) 農事組合法人坊沢営農組合 買い物が困難な高齢者に野菜たっぷりのおいしいお弁当を届けたい! 各構成員の得意分野を生かした組織運営により安定した生産基盤を確立 < 稲作部会 > 米 < 転作部会 > 大豆 野菜 防腐剤を使用しない安全 安心な加工品製造 < 加工部会 > 豆腐 宅配弁当等 販売 地域高齢者のニーズを捉まえ弁当を宅配 量販店 地元学校給食 地元イベント 高齢者向け宅配弁当 75

地域農業はみんなで守り伝統野菜による地域ブランドの創出 平成 26 年 2 月 農事組合法人村木沢あじさい営農組合 所在地 : 山形県山形市 代表者 : 代表理事開沼雅義 取組内容: 伝統野菜の 悪戸芋 を活用した冷 ( 特徴 ) 凍加工品等を製造し 直売所等で販売 売上高 :9,600 万円 (H28) 雇用者数:66 名 (H28)( パート含む ) URL : http://murakisawa-ajisai.or.jp 次代を担う従業員 農メンズ 地域農業の後継者不足や高齢化による耕作できなくなった農地の受皿組織として 作業受託組織 集落営農組織を経た後 平成 25 年 4 月には組合員約 250 名からなる法人組織になった 組織で生産した農産物を活用して加工品の開発 製造を行い 付加価値を高め 直売所等での販売に取り組むほか 地域の伝統野菜 悪戸芋 ( あくといも ) を生産し 加工 販売を進めている 人材の育成 20 歳代から 30 歳代の若い人を雇用し 農業機械の操作等の指導と栽培技術の教育を行うとともに経営継承のため法人運営を担う人材の育成 地域農業の PR 組合員に農作業やイベント状況等を便りにして情報共有するとともに 組合員と地域住民や一般市民との農業体験 交流会や観光イベント等を開催 農産物加工品 農産物加工品の売上高 1,500 万円 (H26) 1,900 万円 (H28) 雇用者数 ( パート含む ) 60 名 (H26) 66 名 (H28) 主な原材料生産面積 ( 大豆 ) 35ha(H26) 65ha(H28) 悪戸芋の生産量の拡大と 無菌加工急速冷凍真空パック として通年販売を目指し 地域ブランドの創出を図る 農業体験 交流会 季節ごとのイベント等一般市民の受け入れの場を拡充 体系化し 地域の活性化に繋げる 伝統野菜 悪戸芋 ( 農林水産省 ) 農の雇用事業 (H27~) ( 山形県 ) 雇用就農促進事業 (H28~) 農事組合法人 村木沢あじさい営農組合 地域農業はみんなで守り 伝統野菜による地域ブランドを創生 若手の人材育成 農業体験 交流会等の開催 < 委託加工 > そば ラーメン用の麺 豆菓子 豆腐等 農産物 加工品 < あじさい営農組合 > 大豆 小麦 そば 味噌等 伝統野菜 悪戸芋 の生産 加工 枝豆もぎ取り体験 そば祭り等のイベント いも煮ツアー等の観光イベント 直売所や直接販売 農業体験等 消費者 76

多彩な果実をはじめとする 地域の宝がここにある! その 強み を最大限に活用し 6 次産業化に取り組む株式会社産直あぐり 所在地 : 山形県鶴岡市 代表者 : 代表取締役 澤川 宏一 取組内容: 特産のラ フランスを活用して ( 特徴 ) ジュース等を製造し直売所等で 販売 地元食材を使用した農家 レストランの運営にも取り組む 売上高 :1 億 5,700 万円 (H28) 雇用者数:25 名 (H28)( パート含む ) URL :http://www.santyokuagri.jp/ 旧櫛引町 ( 現鶴岡市 ) の果樹 野菜等を振興するフルーツタウン構想の実現に向け 農業者等で任意団体を設立して産直の取組を開始し 平成 20 年に法人化した 行政と連携しながら 首都圏での産直や修学旅行の農業体験受入れ等の都市農村交流 規格外の果実等を使ったジュース 菓子等の加工 レストラン等の幅広い事業に取り組む 食品の 安全 安心 の確保 やまがた農産物安全 安心取組認証制度 の認証団体として 出荷者に対して農産物の出荷前の農薬分析を義務化する等の取組を行っている 他の産直施設や商品との差別化 構成員の女性を中心とするグループ あぐり女性の会 が中心となってのオリジナル商品の開発 販売や観光果樹園紹介所の設置による誘客等に取り組む 新鮮な農産物が並ぶ直売所 産直会員の売上高合計 2 億 7,200 万円 (H13) 4 億 3,000 万円 (H28) 加工 レストラン等の売上高 4,300 万円 (H16) 6,300 万円 (H28) 来客数 47 万 6 千人 (H16) 54 万 4 千人 (H28) 冷蔵 貯蔵体制を整備することにより 周年で 6 次産業化商品の製造 販売に取り組み 事業を拡大する 果実の加工品 ( ジュース等 ) について香港 東南アジア等への輸出も見据えて販路拡大を図る プレミアム ラ フランスジュース ( 農林水産省 )6 次産業推進支援事業 ( 商品開発 )(H25) ( 中小企業庁 ) 小規模事業者持続化補助事業 ( 商品開発 )(H25 H27) 山形県中小企業トータルサポート補助金 ( 機材購入 H27 販路開拓 H28) 産直施設内に紹介所を設置し情報発信 観光果樹園 < 産直部門 > ー産直あぐりー 果物 野菜 米 加工品等 株式会社産直あぐり 地域生産者と連携し 地域資源を活用した 6 次産業化に取り組む! 新鮮な農産物販売地域特産果物は多彩 原料はすべて新鮮な地元農産物 < 加工部門 > ー加工あぐりー 各種ジュース もち お菓子等 地元の食材を使用した田舎料理を提供 < レストラン部門 > ー食彩あぐりー 田舎料理のバイキング等 地域外の消費者を呼び込みながら 直売 ギフト等を展開 消費者 77 安心 安全 新鮮な農産物を提供 農業者 地域の農業者が産直へ参加 ( 会員 90 名 )

新設の直売所で地産地消を推進! 小麦新品種 ( ゆめかおり ) の普及と米粉加工品の製造 販売 平成 23 年 5 月 新ひたち野農業協同組合 所在地 : 茨城県石岡市 代表者 : 代表理事組合長 久保田 惠一 取組内容: 地元産小麦 米粉を原料としたパン 菓 ( 特徴 ) 子のほか地元農産物を使用した惣菜を製 造 販売 直売所の運営も行う 雇用者数:35 名 (H29)( パート含む )( 直売所 ) URL :http://daichinomegumi.jimdo.com/ 直売所 : 大地のめぐみ 直売所内 米粉パン 直売所は 農業振興はもとより 農業者にとって自分の生産する農産物の評価の場として重要であると考えた 平成 24 年 9 月に直売所 大地のめぐみ がオープンした 直売部会員数 208 名 (H29) 直売所雇用者数 ( パート含む ) 35 名 (H29) 来店者数 26 万人 (H29) パン 菓子職人等の確保 外部のパン職人から技術指導を受けた 新品目の導入と年間を通じた地元産農産物の品揃えの充実 直売部会員会議を開催し 作付出荷計画を作成するとともに 栽培技術向上のための講習会を開催した 直売所の整備 6 次産業化推進整備事業の活用により直売所の整備を行った 贈答用商品の開発 販売を行う 大地のめぐみ オリジナル商品を開発する ( 農林水産省 )6 次産業化推進整備事業 ( 加工 直売施設 )(H23) 新ひたち野農業協同組合 大地のめぐみ 地元農家と住民の距離を縮め 地産地消を推進したい! 直売所会員 農産物 県の育成品種 ゆめかおり や米粉を利用したパンの製造 販売 地元の野菜を使用し こだわった惣菜 調味料 弁当を製造 販売 生産者の顔が見える売り場作り POP 作成 年 6 回のイベントでは生産者も参加 消費者 < 加工部門 > パン 惣菜 弁当 調味料等 < 販売部門 > 直売 78

平塚漁港発! おいしい地どれ魚の消費拡大地産地消推進に向けた販路開拓 平成 25 年 5 月 平塚市漁業協同組合 所在地 : 神奈川県平塚市 代表者 : 代表理事組合長 後藤 勇 取組内容: 平塚漁港で水揚げされる低 未利用 ( 特徴 ) 魚の加工 直売とレストラン事業を 行う 売上高 :6,000 万円 (H28) 組合員数:93 名 (H28) URL :http://www.jf-hiratsuka.org 市民が漁港の存在を知らないという現状を変え 魚が獲れる平塚市に住み 地どれ魚を食べる幸せを知ってもらいたい という思いを伝える 消費者の購入意欲をより刺激するパッケージの作成 注目度と集客力の高いレストランを中心に地元で水揚げされる魚の認知度を上げ 地域を盛り上げる 平塚漁港周辺を散策できる MAP 須賀散歩 M AP を改訂発行し イベントでの来場者や周辺商業者等も巻き込み地域活性化につなげる取組みを行った 店舗 売上高 ( 加工品 ) 500 万円 (H23) 284 万円 (H28) 直売会来場者数 720 人 (H23) 1,000 人 (H28) 食堂利用者数約 47,000 人 (H28 年 4 月 ~ H29 年 3 月 ) 雇用者数 17 名 (H28)( パート含む ) 商品 : 須賀湊の燻し魚 二軒目のレストランの建設を予定 更に 地元飲食店やラジオ局の協力により キッチンカーを活用して地元消費者への認知度を高めていく 消費者等との繋がりを積極的に作り 地元 FM 局 行政 飲食業組合 農協と連携し 更なる販売促進を図る なし 平塚市漁業協同組合 79 平塚の魚を知って消費拡大! おいしい地どれ魚の普及キャンペーン大作戦 収益性の低い低 未利用魚の活用 ( 低 未利用魚 ) 加工用 販売用 ( 外食 ) 外食販売食材販売 レストラン ( 平塚漁港の食堂 ) 店舗運営 地元の加工業者や料理飲食店との連携開発 < 開発部門 > 商品開発 商品包装 メニュー開発 加工用 < 加工部門 > 魚の燻製 製造協力 JA 直売所や直売会 食堂 イベントでの販売 < 販売部門 > 直売所 直売会 外部催事出店 HP 作成 更新 販売促進 PR 支援 ( 株 ) ロコロジ加工業者 ( モスギャング ) 平塚市 平塚市料理飲食業組合連合等 商品

たまごからみんなを笑顔に! ~ 対面販売を中心とした販路展開 ~ 平成 24 年 10 月 神奈川中央養鶏農業協同組合 所在地 : 神奈川県愛川町 代表者 : 代表理事組合長 彦坂 茂 取組内容: 組合員が生産した規格外卵を使用し ( 特徴 ) たソフトクリームと焼き菓子を製造 し 直売所で販売する 売上高 :41 億 1,600 万円 (H28) 組合員数:68 名 (H28) URL :http://chuoyokei.or.jp/l 直売所卵菓屋 ( らんかや ) 店舗内部 商品 : 焼き菓子 ( シフォンケーキ シュークリーム ) 生卵の生産販売だけでなく 品質に問題のない規格外卵も美味しく食べてもらえるよう 新鮮な卵をふんだんに使用したソフトクリーム 焼き菓子を開発した 卵の風味を最大限に活かすため 商品ごとの卵使用量の調整等レシピの開発 卵を使用したお菓子作りに取り組むため 専門の担当者を新たに配置して研究を重ねた 開発に当たっては 低カロリー 低コレステロールなどの健康志向ニーズを勘案した 観光土産や贈答品用の商品を開発した 売上高 (6 次産業化関連 ) 2 億 6,000 万円 (H23) 3 億 5,200 万円 (H28) 直売所来店者数年間 41,000 人 (H24) 73,000 人 (H28) 雇用者数 ( 直売所 ) 4 名 (H24) 13 名 (H28) 消費者ニーズを踏まえた季節ごとの商品を提供する デパートの催事や地域のイベント等への積極的な参加による販促 バスツアーによる集客を図る ( 農林水産省 )6 次産業化推進整備事業 ( 加工設備 )(H23) 神奈川中央養鶏農業協同組合 新鮮たまごで 皆様を笑顔にしたい 安心 安全たまごを食卓に! 指定配合飼料でかつ非遺伝子組み換えとうもろこしを使用 ( 規格外卵 ) 加工用 販売用 販売 加工用 < 開発部門 > 商品開発 商品包装 収益性の低い規格外の卵を使用し商品ごと卵の風味を活かす工夫 < 加工部門 > ソフトクリーム 焼き菓子 商品 ゆでたまご 1 個の試食が可能な直売所や農協観光とも連携 < 販売促進部門 > 直売所 HP 作成 更新 外部催事出店 出店販売 マルシェ店舗 加工業者 80

鮮度ばつぐんのアジを見て 感じて 味わって! 養殖アジの料理で地域を活性化 平成 24 年 5 月 内浦漁業協同組合 所在地 : 静岡県沼津市 代表者 : 代表理事組合長 土屋 孝次 取組内容 : 新鮮な養殖アジを使った料理 ( 特徴 ) を漁協直営の食堂で提供 売上高 : 5 億 3,700 万円 (H28) URL : http://ikesuya.com/ 活あじわさび葉寿司 地元の養殖業者の所得の向上のため 水揚げしたばかりの新鮮な養殖アジを使った新商品 わさび葉寿司 を開発し 直売所で販売 日曜のみの営業だった直売所の売上増と地元地域の活性化を図るため 通年で平日も営業できる漁協直営食堂を設置 地域に密着したメニュー開発 飲食店経営の専門家から店のコンセプトと運営方法についてアドバイスを受け 地域に根ざしたメニューを開発し 集客増につなげた 食堂への来客対応の改善 混雑を緩和するため団体予約客の受け入れ時刻を開店直後とすることで 限られた人員でも来客の対応が出来るようになった 内浦漁業協同組合 新鮮な魚を 直接見て味わって欲しい! 漁協直営食堂 いけすや 売上高 ( 共済部門除く ) 4 億 6,200 万円 (H23) 5 億 3,700 万円 (H28) 養殖アジ販売数量 8.4 万尾 (H23) 16.2 万尾 (H28) 他事業者向けにわさび葉寿司のレシピと原料を合わせて販売し 更なる認知度向上 原料の販路拡大を図る 〇まき網船で獲れるサバを使った商品開発も進めていく 〇イベントを積極的に開催し アジの消費拡大を図る ( 水産庁 ) もうかる漁業創設支援事業 ( 漁船 )(H26) ( 農林水産省 水産庁 ) 水産業振興事業 ( 食堂 )(H26) 水温変化が激しい漁場のため 身の引き締まった良質の魚に成長 漁業 養殖業 加工向 活きたアジをすぐ締めて調理することで 生鮮と同じ味を維持 < 加工部門 > 活あじフライ わさび葉寿司 生食向 小売店 提供 魚を知り尽くした漁師の奥さん達と漁協がタッグを組み 客の目の前で新鮮な魚を調理 提供 直営食堂 いけすや 活あじ等の魚介類を使った料理 おさかな市場 ( お土産販売 ) 加工場 ( 養殖マダイのフィレ加工等 ) 販売 提供 一般消費者 81