Microsoft Word - 【NITE】電源コード及び配線器具による事故の防止(注意喚起)

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消費者庁同時発表 平成 30 年 3 月 28 日 パナソニック株式会社が製造したノートパソコンのリコールが行われます ( 対策ソフトウェアの配信 ) パナソニック株式会社 ( 法人番号 : ) が製造したノートパソコンについて 当該製品から出火し 当該製品及び周辺を焼損する

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6. 特記事項 (1) 株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジを使用中 当該製品から出火するが発生し 当該製品を焼損しました 当該事故の原因は 現在 調査中ですが

表 1 経年劣化に起因する家電製品の事故発生件数 ( 平成 19 年 5 月 ~ 平成 27 年 3 月 ) 件数 割合 経過年数別の事故発生状況 ( 件 ) (%) ~9 10~14 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~ 扇風機

消費者庁同時発表 平成 29 年 1 月 24 日 パナソニックエコシステムズ株式会社が輸入し パナソニック株式会社が販売した扇風機のリコールが行われます ( 製品交換 設置 ) パナソニックエコシステムズ株式会社 ( 法人番号 : ) が輸入し パナソニック株式会社 ( 法

1. 事故の発生状況 (1) 年度別事故発生件数図 1 に 年度別事故発生件数 を示します 中古品の事故は 平成 25 年度から 29 年度の 5 年間で計 182 件の発生が確認されました 火災事故が毎年発生しており 事故発生件数における火災事故の割合は 70~80% 台を推移しています 70 6

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. ライターによる事故について () 年度別の事故発生件数について NITE 製品安全センターに通知された製品事故情報のうち 平成 年度から 0 年度に発生したライターによる事故は図 に示すとおり 件 ( ) 発生しています また 平成 年 月から平成 年 月までに 件発生しており 直近の カ月 (

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電気用品の製品事故について 電気用品安全法セミナー資料 ( 平成 30 年 11 月 26 日 : 広島合同庁舎 ) ( 独 ) 製品評価技術基盤機構中国支所 1

6. 特記事項 (1) 株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象について株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジを使用中 当該製品を焼損する火災が発生しました 当該事故の原因は 現在 調査中です 2 当該

平成 30 年 7 月 6 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項ありノートパソコン用 AC アダプターに関する事故 ( リコール対象製品 ) について ( 詳細は

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消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 平成 28 年 8 月 9 日 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項あり長期使用の扇風機についての注意喚起 ( 詳細は次頁以降参照 ) 1. ガス機器 石油機器に関す

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6. 特記事項 (1) シャープ株式会社が製造した電気冷蔵庫について ( 管理番号 A ) 1 事故事象について異臭に気付き確認すると シャープ株式会社が製造した電気冷蔵庫から発煙し 当該製品の内部部品を焼損する火災が発生していました 当該事故の原因は 現在 調査中ですが 当該製品の

消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 平成 27 年 8 月 11 日 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項あり長期使用の扇風機についての注意喚起 ( 詳細は次頁以降参照 ) 1. ガス機器 石油機器に関

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6. 特記事項三菱重工業株式会社 ( 現三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ) が製造したエアコンについて ( 管理番号 :A ) 1 事故事象について三菱重工業株式会社 ( 現三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ( 法人番号 : )) が製造したエアコンを

本公表内容については 速報段階のものであり 今後の追加情報 事故調査の進展等により 変更又は削除される可能性があります 6. 特記事項 (1) 株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社

6. 特記事項 (1) ダイキン工業株式会社が輸入した空気清浄機について ( 管理番号 A ) 1 事故事象についてダイキン工業株式会社が輸入した空気清浄機を使用中 当該製品を焼損する火災が発生しました 当該事故の原因は 現在 原因を調査中です 2 当該製品のリコール ( 無償製品交

6. 特記事項 (1) 小泉成器株式会社が輸入した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象について小泉成器株式会社が輸入した電子レンジを使用中 当該製品から出火するが発生し 当該製品を焼損しました 当該事故の原因は ドアの開閉を検知するスイッチが接触不良となり スパーク

6. 特記事項 (1) 小泉成器株式会社が輸入した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象について小泉成器株式会社が輸入した電子レンジを使用中 異音がしたため確認すると 当該製品及び周辺を焼損するが発生していました 当該製品の原因は 現在 調査中です 2 当該製品のリコ

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6. 特記事項 (1) 三洋電機株式会社が製造した石油温風暖房機 ( 開放式 ) について ( 管理番号 A ) 1 事故事象について三洋電機株式会社が製造した石油温風暖房機 ( 開放式 ) を使用中 当該製品の温風の吹き出し口から出火するが発生し 建物を全焼しました 当該製品の使用

6. 特記事項株式会社日立製作所 ( 現日立アプライアンス株式会社 ) が製造した長期使用の扇風機についての注意喚起 ( 管理番号 A ) 1 事故事象について株式会社日立製作所 ( 現日立アプライアンス株式会社 ) が製造した扇風機を焼損し 周辺を破損する火災が発生しました 当該事

6. 特記事項 (1) 株式会社世田谷製作所が製造したガスふろがま用バーナー (LP ガス用 ) について ( 管理番号 A ) 1 事故事象について株式会社世田谷製作所が製造したガスふろがま用バーナー (LP ガス用 ) から出火する火災が発生し 当該製品を焼損しました 当該事故の

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6. 特記事項 (1) 株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象について株式会社千石が輸入し 岩谷産業株式会社が販売した電子レンジを使用中 当該製品から出火する火災が発生し 当該製品を焼損 周辺を汚損しました 当該事故の原

令和元年 7 月 30 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項ありノートパソコン用 AC アダプター ( ノートパソコン として公表 ) 空気清浄機 エアコンに関す

平成 30 年 4 月 3 日 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について 以下のとおり公表します 特記事項あり空気圧縮機に関する事故 ( リコール対象製品 ) について ( 詳細は次頁以降参照 ) 1.

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6. 特記事項 (1) ダイキン工業株式会社が輸入した空気清浄機について ( 管理番号 A ) 1 事故事象についてダイキン工業株式会社が輸入した空気清浄機及び周辺を焼損する火災が発生しました 当該事故の原因は 現在 調査中ですが 当該製品の除湿エレメント ( 空気中の水分を吸着させ

6. 特記事項 (1) 介護ベッド用手すりについて ( 管理番号 A ) 消費者への注意喚起 当該製品をベッドサイドに2 本設置して使用していたところ 使用者 (80 歳代 ) の首が 2 本設置したすき間にのった状態で発見され 死亡が確認されました 当該すき間を埋める簡易部品が適正

6. 特記事項 (1) 東芝キヤリア株式会社が製造したエアコンについて ( 管理番号 :A ) 1 事故事象について東芝キヤリア株式会社 ( 法人番号 : ) が製造したエアコンを使用中 当該製品を焼損し 周辺を汚損する火災が発生しました 当該事故の原因は 現

6. 特記事項ダイキン工業株式会社が輸入した空気清浄機について ( 管理番号 :A ) 1 事故事象についてダイキン工業株式会社 ( 法人番号 : ) が輸入した空気清浄機を使用中 当該製品及び周辺を焼損するが発生しました 当該事故の原因は 現在 調査中です

6. 特記事項 (1) 小泉成器株式会社が輸入した電子レンジについて ( 管理番号 A ) 1 事故事象について小泉成器株式会社が輸入した電子レンジを使用後 異臭に気付き確認すると 当該製品から出火する火災が発生しており 当該製品を焼損しました 当該事故の原因は 現在 調査中ですが

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6. 特記事項 (1) アイリスオーヤマ株式会社が輸入した除湿機について ( 管理番号 :A ) 1 事故事象について火災警報器が鳴動したため確認すると アイリスオーヤマ株式会社 ( 法人番号 : ) が輸入した除湿機及び周辺を焼損する火災が発生していました

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6. 特記事項 (1) 除雪機についての注意喚起 ( 管理番号 :A ) 1 事故事象について使用者 (80 歳代 ) が除雪機 ( 歩行型 ) を使用中 当該製品の下敷きになった状態で発見され 死亡が確認されました 当該事故の原因は 事故発生時の状況を含め 現在 調査中です 消費生

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News Release 安全とあなたの未来を支えます 1 / 6 平成 2 7 年 3 月 2 6 日 N I T E ( ナイト ) 独立行政法人製品評価技術基盤機構 電源コード及び配線器具による事故の防止 ( 注意喚起 ) 3 月 16 日に神奈川県で 延長コードをねじり接続したことが原因と推測される火災が発生しました また 2 月 11 日には静岡県で コードリールの定格容量を超えて使用していたことが原因と推測される火災が発生しており 電気製品の電源コード及び延長コード ( 配線器具 ) による事故が連続して起きています 電源コード及び配線器具は 電気製品に電力を供給する重要な役割を担う部分ですが 見た目での危険を認識しづらく 誤った取扱いを続けることによって電源コードが異常発熱して事故に至るおそれがあります ( 写真 ) 電源コードのねじり接続 電源コード及び配線器具の事故防止のための注意喚起に関しては 平成 27 年 1 月 29 日 ( 木 ) にも実施しているところですが 今回 電源コード及び配線器具が原因と推測される事故が発生したことをふまえ 事故を防止するため 再度注意喚起を行うこととしました なお NITE( ナイト ) に通知された製品事故情報 1 において 平成 21 年度から平成 25 年度までの 5 年間に 電源コード類の改造 修理等 不適切な接続によって接続部の接触不良が生じ 異常発熱した 事故は 36 件 2 配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため 電源コードが異常発熱した 事故は 12 件ありました 被害状況別に見ると 死亡事故 2 件 軽傷事故 3 件 拡大被害 38 件 製品破損 3 5 件となっています これらの事故のうち 火災と判断されたものは 20 件 (41.7%) ですが いずれの事故においても 電源コード等の異常発熱によって電源コードやタップ類 電気製品 周囲の家具等が焼損しており 重大な事故へと至るおそれがあるため 注意が必要です ( 1) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え 事故情報収集制度により収集された非重大製品事故 ( ヒヤリハット情報 ( 被害なし ) を含む ) ( 2) 平成 26 年 11 月 28 日現在 施工業者の施工不良による事故 施行者が不明な事故は除外する ( 3) 被害状況別で 人的被害と同時に物的被害が発生している場合は 人的被害の最も重篤な分類でカウントし 物的被害には重複カウントしない

1. 事故の概要 安全とあなたの未来を支えます 2 / 6 (1) 平成 27 年 3 月 16 日 ( 神奈川県 死亡 女性 50 歳代 10 歳代 ) 事故の内容 使用中の延長コード付近から出火して 住宅の一部を焼損し 家人 2 人が死亡した 事故の原因 延長コードのマルチタップ根元付近で 他の延長コードとねじり接続した状態で テレビ 電気ポット ヒーター等複数の電気製品を使用していたため ねじり接続部で接触不良となり 異常発熱して芯線間でショート スパークが生じ 火災に至ったと推定される 図事故発生当時の延長コードの接続状況 (2) 平成 27 年 2 月 11 日 ( 静岡県 拡大被害 性別 年齢不明 ) 事故の内容 使用中のコードリール付近から出火し 建物を全焼した 事故の原因 コードリールは ほとんど巻き取られた状態であり 巻き取り時の許容電気量を超える電気製品を接続して使用したため 過電流によりコードが発熱し ショート 発火したと推定される

安全とあなたの未来を支えます 3 / 6 2.NITE に報告された類似事故の発生状況平成 21 年度から平成 25 年度までの 5 年間に NITE( ナイト ) に通知された製品事故情報のうち 今回の事故に類似する事故事例について (1)~(3) に示します (1) 現象別製品別事故件数表 1 に 現象別製品別事故件数 を示します 製品別に見ると 電源コード類の改造 修理 不適切な接続 ( ねじり接続等 ) で接続部の接触不良が生じ異常発熱した 事故は エアコン 冷風機及び電気暖房機器において多く発生しています また 配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため 電源コードが異常発熱した事故 は 延長コード テーブルタップ及びコンセント付の家具等において多く発生しています 表 1 現象別製品別事故件数 ( 単位 : 件 ) 4 件数 電源コード類の改造 修理 不適切な接続 ( ねじり接続等 ) で接続部の接触不良が生じ異常発熱した 36 エアコン 冷風機 14 電気暖房機器 8 除湿機 4 その他 ( 炊飯器 照明器具 扇風機等 ) 10 配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため電源コードが異常発熱した 12 延長コード テーブルタップ 7 その他 ( コンセント付家具等 ) 5 ( 4) 平成 26 年 11 月 28 日現在 重複 対象外情報を除いた事故発生件数

安全とあなたの未来を支えます 4 / 6 (2) 現象別被害状況別事故件数表 2 に 現象別被害状況別事故件数 を示します 人的被害が 5 件 ( 死亡 2 件 軽傷 3 件 ) 発生していますが これはいずれも火災を伴う事故となっています 現象の内容 5 表 2 現象別被害状況別事故件数 ( 5) 平成 26 年 11 月 28 日現在 重複 対象外情報を除いた事故発生件数 ( ) は被害者数 [ ] は火災件数 人的被害と物的被害が同時に発生している場合は 人的被害の最も重篤な分類でカウントし 物的被害には重複カウント しない 被害状況 電源コード類の改造 修理 不適切な接続 ( ねじり接続等 ) で接続部の接触不良が生じ異常発熱した 配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため電源コードが異常発熱した 合計 人的被害 死亡重傷軽傷 拡大被害 物的被害 製品破損 被害なし 合計 1 2 29 4 36 ( 1 ) ( 2 ) ( 3 ) [ 1 ] [ 2 ] [ 16 ] [ 19 ] 1 1 9 1 12 ( 1 ) ( 1 ) ( 3 ) ( 5 ) [ 1 ] [ 1 ] 事故件数 2 0 3 38 5 0 48 被害者数 ( 2 ) ( 1 ) ( 5 ) ( 8 ) 火災件数 [ 2 ] [ 0 ] [ 2 ] [ 16 ] [ 20 ] (3) NITE に報告された類似の事故事例 1 電源コード類の改造 修理 不適切な接続で 接続部の接触不良が生じて異常発熱平成 21 年 10 月 31 日 ( 岩手県 死亡 性別 年齢不明 使用期間約 2 年 ) 事故の内容 火災が発生し 1 人が死亡した 現場に温水ルームヒーターがあった 事故の原因 温水ルームヒーターの室外機の電源コードをねじり接続し使用していたことから 接続部で接触不良による異常発熱が生じ 火災に至ったと推定される 2 配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため 電源コードが異常発熱平成 26 年 1 月 2 日 ( 滋賀県 死亡 男性 20 歳代 使用期間不明 ) 事故の内容 コードリール付近から出火して住宅を全焼し 1 人が死亡 3 人が重軽傷を負った 事故の原因 定格を超える電気製品を接続し コードリールからコードを全て引き出さない状態で使用したことから コードが異常発熱して芯線間で短絡 スパークが生じ 出火したと推定される

3. 電源コード及び配線器具による事故の防止 安全とあなたの未来を支えます 5 / 6 電源コード及び配線器具等による事故を防ぐため 取扱説明書の注意事項をよく読み 正しく使用していただくとともに 機器の異常や事故の予兆に早めに気がつくことが必要です 不具合や故障が判明した時は 使用を中止して お買い求めの販売店や製造事業者等に相談してください 1 電源コードを改造 加工 修理しない電源コードをねじり接続などによって他のコードと途中接続する 断線部分をビニールテープで補修する等 電源コードの改造 加工及び修理は行わないでください 接続不良によって 発煙 発火するおそれがあります ( 写真 ) ねじり接続の様子 2 コンセントに接続可能な最大電力を超えて使用しない一つのコンセントで使用できる電気の容量には限りがあります テーブルタップに電気製品を接続する際は 接続可能な最大電力を超えないよう注意してください 接続できる電気製品の合計消費電力は テーブルタップ本体やパッケージに記載されている場合があります 複数の電気製品をテーブルタップに接続する際には それぞれの消費電力を確認し 合計が超えないよう注意してください 消費電力の限度内であっても オイルヒーターなどの暖房器具やエアコンなど テーブルタップの使用を禁止している製品があります 接続する電気製品の取扱い説明書を確認してください また コードリールの場合 コードを巻き付けた状態と引き出した状態とでは 使用できる消費電力が異なります 接続できる電気製品の合計消費電力は コードリール本体やパッケージに記載されている場合があります 複数の電気製品を接続する際は それぞれの消費電力を確認し 合計が超えないよう注意してください

安全とあなたの未来を支えます 6 / 6 参考主な電気機器の消費電力目安 製品名 消費電力 製品名 消費電力 アイロン 1,200~1,400W オイルヒーター 500~1,500W ヘアドライヤー 600~1,200W セラミックヒーター 1,200W 掃除機 1,000~1,100W 電気温風暖房機 600~1,200W 電子レンジ (30リットルクラス) 1,500W 電気カーペット 250~750W ホットプレート 1,300W 電気こたつ 500W オーブントースター 1,300W エアコン (100ボルト) 440~1,040W 食器洗乾燥機 1,200~1,300W 除湿機 300~600W 電気ポット ( 湯沸かし時 ) 700W 加湿器 20~300W 炊飯器 350~1,200W 空気清浄機 10~90W 冷蔵庫 150~500W プラズマテレビ (50インチ) 400~500W 液晶テレビ (50インチ) 120~160W 3 事故の予兆に注意する電気製品を使用中 以下のような現象が見られる場合は使用を中止して 電源プラグをコンセントから外し お買い求めの販売店や製造事業者に相談してください ブレーカーが頻繁に落ちる異音や異臭がする電源コードを動かすと 製品の電源が消えたり入ったりする電源コードや電源プラグが部分的に熱くなる電源コードの一部が破れている 傷が入っている 内部の配線が見えている電源コードの一部が硬くなっている こぶができている NITE が実施した過去の注意喚起 関連情報 電源プラグ コード及び配線器具による事故の防止 ( 注意喚起 )( 平成 27 年 1 月 29 日 ) http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2014fy/prs150129.html お問い合わせ先独立行政法人製品評価技術基盤機構製品安全センター所長大福敏彦担当者長田 池谷 西澤 記者説明会当日電話 :03-3481-6566 FAX:03-3481-1870 記者説明会翌日以降電話 :06-6942-1113 FAX:06-6946-7280