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目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 ( 連絡先 ) 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

ウルグアイ東方共和国 (UY) ORIENTAL REPUBLIC OF URUGUAY ウルグアイの概要 : ウルグアイは 南米大陸の大西洋側に位置しブラジル及びアルゼンチンと国境を接しております ウルグアイの総面積は 約 17.6 万 k m2で人口は約 343 万人 首都はモンデビデオにありま

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度につ

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作成日 :2012 年 1 月 5 日 フィリピン共和国 特許庁の所在地 : Department of Trade and Industry, Intellectual Property Office P. O. Box 296 Manila Philippines T e l:

作成日 :2012 年 1 月 5 日 ルーマニア 特許庁の所在地 : State Office for Inventions and Trademarks Office de l Etat pour les Inventions et les Marques B. P. 52, Buc

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体

パラグアイ共和国 (PY) REPUBLIC OF PARAGUAY パラグアイの概要パラグアイ共和国は 南米大陸の内部に位置しブラジルやアルゼンチン又ボリビアと国境を接しております 総面積は約 41 万 k m2で 日本の約 1.1 倍の面積があります 総人口は約 607 万人で首都はアスンシオン

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3

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目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -SA S A 1 頁 サウジ特許庁 (SPO) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 SA.Ⅰ 略語のリスト国内官庁 : サウジ特許庁 (SPO) Law: 特許, 集積回路配置デザイン, 植

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目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -AL AL 1 頁 工業所有権総局 (GDIP) ( アルバニア ) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 AL.Ⅰ 委任状 附属書 AL.Ⅱ 略語のリスト国内官庁 : 工業所有権総局 (GD

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -MY MY 1 頁 マレーシア知的所有権公社 ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 MY.Ⅰ 国内段階移行手数料 ( 特許様式 No.2A) 附属書 MY.Ⅱ 特許代理人の選任又は変更 ( 特

第1回 基本的な手続きの流れと期限について ☆インド特許法の基礎☆

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現

作成日 :2006 年 10 月 1 日 世界知的所有権機関 World Intellectual Property Organization (WIPO) 所在地 :34 chemin des Colombettes, 1211 GENEVE 20, Switzerland Tel : (41 2

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性の有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 >

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 - ベトナム国家知的所有権庁 (NOIP) 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (3) に基づく期間 : 優先日から 31 箇月 PCT 第 39 条 (1)(b)

2.2.2 外国語特許出願の場合 2.4(2) を参照 2.3 第 184 条の 5 第 1 項に規定された書面 (1) 日本語特許出願 外国語特許出願を問わず 国際特許出願の出願人は 国内書面提出期間 ( 注 ) 内に 出願人 発明者 国際出願番号等の事項を記載した書面 ( 以下この部において 国

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -RU RU 1 頁 連邦知的所有権行政局 (ROSPATENT)( ロシア連邦 ) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 RU.Ⅰ 特許国内処理請求様式 附属書 RU.Ⅱ 実用新案国内処理請求

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

指定 ( 又は選択 ) 官庁 CL PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -CL 国立工業所有権機関 ( チリ ) 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 CL 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性の有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 >

作成日 :2017 年 10 月 21 日 インドネシア共和国 Republic of Indonesia 特許庁の所在地 : Directorate General of Intellectual Property (DGIP) Ministry of Law and Human Rights J

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

作成日 :2017 年 10 月 21 日 インド India 特許庁の所在地 : Ministry of Commerce and Industry Office of the Controller General of Patents, Designs and Trademarks (CGPDT

1 アルゼンチン産業財産権庁 (INPI) への特許審査ハイウェイ試行プログラム (PPH) 申請に 係る要件及び手続 Ⅰ. 背景 上記組織の代表者は

目次 ( 共通情報 ) 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 ( 特許制度 ) 1

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1

出願人のための特許協力条約(PCT) -国際出願と優先権主張-

Taro-052第6章1節(p ).jtd

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欧州特許庁における審査期間短縮手段 背景欧州出願は 日本 米国と比較して係属期間が長い また 欧州出願では 登録まで出願維持年金を特許庁に支払う必要があり 係属期間が長くなると費用が高くなる そこで 早期権利化と 権利化にかかる費用の削減のために 欧州特許庁における審査期

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

手続きガイドライン ( 日本語仮訳 ) ( ラオス関連特許出願に対する特許の付与円滑化に関する協力に基づく早期特許査定申請 ) 日本国特許庁 (JPO) により付与された特許を有する出願人は JPO での特許出願の審査結果を利用したラオス関連特許出願の 特許の付与円滑化に関する協力 ( 以下 CPG

Microsoft Word - 01.表紙、要約、目次

指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 国内段階 国内編 オーストリア特許庁 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1)(a) に基づく期間 : 優先日から 3

第26回 知的財産権審判部☆インド特許法の基礎☆

作成日 :2014 年 11 月 21 日 南アフリカ共和国 特許庁の所在地 Companies and Intellectual Property Commission (CIPC) 77 Meintjies Street, Sunnyside, Pretoria, 0002 Republic o

間延長をしますので 拒絶査定謄本送達日から 4 月 が審判請求期間となります ( 審判便覧 の 2.(2) ア ) 職権による延長ですので 期間延長請求書等の提出は不要です 2. 補正について 明細書等の補正 ( 特許 ) Q2-1: 特許の拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正は

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

作成日 :2016 年 11 月 1 日 台湾 ( 中華民国 ) Taiwan, Republic of China 特許庁の所在地 : 経済部 :Ministry of Economic Affairs (MOEA) 所属の 台湾知的財産局 :Intellectual Property Offic

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

目次 1. 現行法令について 2. 意匠出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10. 部分意匠制度の有無 11. 留意事項 12. 非登録

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

目次 1. 現行法令について 2. 商標出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10. 出願時点での使用義務の有無 11. 保護対象 12.

日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ ベトナム国家知的財産庁 (IP Viet Nam) と日本国特許庁 (JPO) との間の特許審査ハイウェイ試行プログラムに関するベトナム国家知的財産庁への申請手続 ( 仮訳 ) 日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1.

ことができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している さらに 台湾専利法第 76 条は 特許主務官庁は 無効審判を審理する際 請求によりまたは職権で 期限を指定して次の各号の事項を行うよう特許権者に通知することができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している なお

特許出願の審査過程で 審査官が出願人と連絡を取る必要があると考えた場合 審査官は出願人との非公式な通信を行うことができる 審査官が非公式な通信を行う時期は 見解書が発行される前または見解書に対する応答書が提出された後のいずれかである 審査官からの通信に対して出願人が応答する場合の応答期間は通常 1

マレーシア

調査報告書 ~ASEAN 各国における産業財産権権利化に係る費用及び期間 ~ 第 1 はじめに本報告書は 独立行政法人日本貿易振興機構バンコク事務所 ( 以下 貴機構 という ) の委託を受けて 弊事務所が行ったインドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ及びベトナムにおける産業財産権の

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1.

なって審査の諸側面の検討や評価が行われ 関係者による面接が開始されることも ある ベトナム知的財産法に 特許審査官と出願人またはその特許代理人 ( 弁理士 ) の間で行われる面接を直接定めた条文は存在しない しかしながら 審査官は 対象となる発明の性質を理解し 保護の対象を特定するために面接を設定す

目次 1. 現行法令について 2. 商標出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 10. 出願時点での使用義務の有無 11. 保護対象 12.

平成 27 年度特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書 商標制度におけるコンセント制度についての 調査研究報告書 平成 28 年 2 月 株式会社サンビジネス

目次 1. 現行法令について 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 加盟国について 4. 現地代理人の必要性有無 5. 出願言語 6. 特許出願時の必要書類 7. 料金表 8. 料金減免制度について 9. 実体審査の有無 10. 出願公開制度の有無 11. 審査請求制度の有無 12. 出願から登録

第5回 特許出願(2) ☆インド特許法の基礎☆

 

指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 - ドイツ特許商標庁 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1)(a) に基づく期間 : 優先

第41回 アクセプタンス期間と聴聞手続(2016年版) ☆インド特許法の基礎☆

第 32 回 1 級 ( 特許専門業務 ) 実技試験 一般財団法人知的財産研究教育財団知的財産教育協会 ( はじめに ) すべての問題文の条件設定において, 特に断りのない限り, 他に特殊な事情がないものとします また, 各問題の選択枝における条件設定は独立したものと考え, 同一問題内における他の選

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Ⅰ. はじめに 近年 企業のグローバル化や事業形態の多様化にともない 企業では事業戦略上 知的財産を群として取得し活用することが重要になってきています このような状況において 各企業の事業戦略を支援していくためには 1 事業に関連した広範な出願群を対象とした審査 2 事業展開に合わせたタイミングでの

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特許庁委託事業 ASEAN 各国における産業財産権情報への アクセス性に関する調査 2013 年 4 月日本貿易振興機構バンコク事務所知的財産部 協力 TMI Associates (Singapore) LLP

1. 特許法条約及び商標法に関するシンガポール条約とは 特許法条約 (PLT) 及び商標法に関するシンガポール条約 (STLT) は 各国で異なる国内出願手続の統一化及び簡素化に関する条約である 近年 出願件数が多い欧米諸国の加入が進んでおり 両条約の締約国は PLT が 36 か国 STLT が

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インド知的財産ニュースレター第 号 インド知的財産ニュースレター 第 号 2016 年 5 月 18 日 特許規則 2016 年改正 発行者株式会社サンガム IP 東京都千代田区永田町 アイオス永田町 415

ASEAN における商標登録の際 の言語について TMI 総合法律事務所 弁理士佐藤俊司

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優先権意見及び回答

文書管理番号

2012 3

Transcription:

ウクライナ共和国 特許庁の所在地 : Ukranian Industrial Property Institute State Department of Intellectual Property (SDIP) Ministry of Education and Science of Ukraine 45, Uritskogo 03035 Kyiv 35 T e l:380-44 494 06 06 Fax:380-44 494 06 69 1

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 ( 権利の発生日 ) 10. PCT に加盟している場合 その国内段階手続の概要 11. 留意事項 < 実用新案制度 > 1. 現行法令について 2. 実用新案出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 ( 権利の発生日 ) 10.( 無審査登録制度の場合 ) 第三者対抗要件について 11.PCT に加盟している場合 その国内段階手続の概要 12. 留意事項 2

< 意匠制度 > 1. 現行法令について 2. 意匠出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 ( 権利の発生日 ) 10. 部分意匠制度の有無 11. 留意事項 < 商標制度 > 1. 現行法令について 2. 商標出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体審査の有無 6. 出願公開制度の有無 7. 審査請求制度の有無 8. 出願から登録までの手続の流れ 9. 存続期間及びその起算日 ( 権利の発生日 ) 10. 出願時点での使用義務の有無 11. 保護対象 12. 留意事項 3

共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 (1) パリ条約 (Paris Convention) (2) 特許協力条約 (PCT) (3) WIPO 設立条約 (WIPO) (4) 微生物の寄託の国際承認に関するブタペスト条約 (Budapest Treaty) (5) 標章の国際登録に関するマドリッド協定議定書 (International Trademark Registration (Protocol) (6) 商標法条約 (Trademark Law Treaty) 2. 現地代理人の必要性有無ウクライナ国内に住所を有していない出願人は 現地代理人 ( 弁理士又は弁護士 ) を選任しなければなりません 3. 現地の代理人団体の有無 All-Ukrainian Association of Patent Attorneys 01001 Ukraine, Kiev, P/O Box 391, Email: ua.pa.assoc@gmail.com 4. 出願言語ウクライナ語 5. その他関係団体不明 4

特許制度 1. 現行法令について 2003 年 6 月 25 日施行の2003 年の改正法が適用されています 2. 特許出願時の必要書類 < 特許の種類 > 特許には 以下の種類に分類されています まず 発明又は実用新案とは 技術の分野における自然人の知的な活動の所産とされています 1 発明特許 とは 発明に関する出願であって 実体的な審査を経た後に与えられる出願をいいます 2 発明の宣言的特許 とは 発明に関する出願であって 方式的審査を経た後に与えられる出願をいいます 3 実用新案の宣言的特許 とは 特許の一種ですが 実用新案に関する出願で方式的審査を経た後に与えられる出願をいいます (1) 願書 (Request) 出願人の名称 発明者の氏名 現地代理人の氏名 優先権主張の場合にはその情報等を記載します (2) 明細書 クレーム及び要約 (Specification, Claims & Abstract) 第一国出願の言語でも出願は認められます この場合 出願日から2ヶ月以内にウクライナ語の翻訳文を提出しなければなりません この2ヶ月の期間は 延長することができます (3) 必要な図面 (Drawings) (4) 委任状 (Power of Attorney) 出願日から2ヶ月以内に提出することができます (5) 優先権証明書 (Priority Document) 出願日から3ヶ月以内に提出することができます (6) 優先権証明書の翻訳文 (Translation of Priority Document) 基礎となる出願とウクライナ出願の内容が同一でない場合 特許庁は基礎となる出願の翻訳文を要求することができます 提出要求された場合には 提出要求日から2ヶ月以内に提出する必要があります 3. 料金表 ( 単位 : グリブナ<UAH>) (1) 出願料金 800 クレーム加算料(3クレーム以上 1クレーム当たり ) 80 (2) 期間延長料金 400 (3) 明細書自発補正料金 800 5

(4) 審査請求料金 ( 独立クレーム1 個に付き ) 3000 独立クレーム2 以上に付き1 個当たり 3000 (5) 出願変更料金 ( 特許出願から実用新案出願へ ) 400 (6) 審判請求料金 1700 (7) 特許付与料金 100( 米国ドル ) 公告料金 200 (8) 存続期間延長料金 400 (9) 年金 1 年度から2 年度 ( 各年当たり ) 300 3 年度 400 4 年度 500 5 年度 600 6 年度 700 7 年度 800 8 年度 900 9 年度 ~14 年度 ( 各年当たり ) 2100 15 年度 ~20 年度 ( 各年当たり ) 3800 21 年度 ~25 年度 ( 各年当たり ) 3800 4. 料金減免制度について料金減免制度の規定が存在するか 不明です 5. 実体審査の有無実体審査を採用しています 6. 出願公開制度の有無出願公開制度を採用しています 7. 審査請求制度の有無審査請求制度を採用しています 8. 出願から登録までの手続の流れウクライナ特許法は 出願公開制度及び出願審査請求制度を採用しております (1) 出願書類が提出されると まず方式的要件が満たされているか否かの審査が行われます (2) 方式的要件を満たした出願は 出願日 ( 優先権主張の場合は 優先日 ) から18ヶ月経過後 出願内容が公表されます 6

早期公開の請求も認められ 公開後には仮保護の権利が生じます (3) 出願審査請求制度が採用されていますので 特許を得るためには出願審査請求を 出願日から3 年以内に行わなければなりません この期間は 6ヶ月延長することが認められています (4) 出願審査請求後の実体審査について説明します 1 不特許事由について : 以下の発明は特許を得ることができません 公序良俗に反する発明 植物や動物の品種 集積回路の回路配置 技術創作の成果 等です 2 新規性について : 発明が技術水準の一部を構成していないことが必要です 技術水準は 世界主義が採用されており 優先日前いずれかの場所で公衆が利用可能とされている全てのものが含まれます 更に この技術水準には先の出願が出願公開されることを条件として 先願の願書に最初に添付した明細書に記載された発明も含まれます わが国の特許法 29 条の2に規定と同様です 3 進歩性について : 発明が当業者にとって自明でない場合には 進歩性を有します 4 産業上の利用性について : 発明が産業活動分野において実施可能な場合には 産業上利用可能性があると判断されます 5 実体審査の結果 審査官が特許要件を満たしていないと判断した場合 拒絶理由が通知され 出願人は当該理由通知に対して2ヶ月以内に意見書や明細書の補正書を提出することができます この期間は 請求により6ヶ月間期間を延長することができます 6 意見書や補正書の提出にも拘わらず 依然として特許要件を満たしていないと判断された場合 出願は拒絶されます 出願人は この拒絶に対して不服を有する場合 その拒絶査定の通知から2ヶ月以内に裁判所又は審判部に対して不服を申立てることができます 更に 審判部等の決定に対して不服を有する場合には 決定の日から2 ヶ月以内に裁判所に上訴することができます 7 一方 審査の結果特許要件を満たしていると判断された場合 特許を付与すべき旨の決定がされます この特許付与の決定に対して その日から3ヶ月以内に特許付与手数料 7

及び印刷手数料を納付する必要があります 8 上記手数料が納付されると 特許付与の旨が公報に公告され 登録から 1 ヶ月以内に特許証が発行されます 出願から登録までのフローチャート 出 願 3 年以内 方式審査 出願公開 審査請求 特許査定 拒絶理由 3 ヶ月以内意見書 補正書 登録 拒絶査定 特許権消滅 ( 出願日から20 年 ) 不服申立て 2 ヶ月以内 8

9. 存続期間及び起算日 ( 権利の発生日 ) (1) 発明特許の存続期間は 出願日から20 年で 特許権の設定登録日より発生します (2) 出願維持年金は不要です 特許後に納付する必要があり 最初の年金は特許日から4ヶ月以内に納付する必要があります (3) 発明の宣言的特許の存続期間は 出願日から6 年です 10.PCT に加盟している場合 その国内段階手続の概要 (1) 国内段階移行期限 : 優先日から31ヶ月以内です この31ヶ月の期間は 期間延長が申請され 手数料が納付されることにより2ヶ月間延長されるとされています (2) 提出すべき書類 : 国際公開された国際出願の明細書等の写し 必要な図面 国際公開のフロント頁 該当する場合は 19 条及び34 条補正書 国際調査報告書 国際出願時の国際出願のウクライナ語による翻訳文 委任状: 出願日から2ヶ月以内に提出することができます 19 条補正がされた場合 国際出願時の請求の範囲及び補正後の翻訳文 (3) 審査請求は 国際出願日から3 年以内に行う必要があります 11. 留意事項 (1) 出願の際 1まず ウクライナ国で発明等の保護を求める場合の出願ルートとしまして パリルートによる出願形態 PCT 出願経由による出願形態の2 通りのルートが可能です しかし ウクライナ国はユーラシア条約には加盟しておりませんので この条約による出願で発明等の保護を求めることはできませんので 留意して下さい 2 出願書類を現地代理人に送付する場合には 書類を必ず Air Courier 等を使用し 同時に E-mail にて平行して送付することを勧めます 郵便だけですと 書類が目的地に届くまでに相当な日数がかかる場合があり 優先期間内に出願が間に合わない場合が生じるからです また 書類を送付した場合には 必ず同封した書類全ては受領したか否かを確認してもらい 受取り通知を即座に送付してもらうようにすべきでしょう 9

不思議な話しですが 書類を同封したにも拘わらず ある書類は受領しているが ある書類は受領していないとの 連絡を受けることが間々あるからです また 優先期限内に出願が無事完了したか否か 必ず確認をするようにすべきでしょう (2) 出願後審査中 1ウクライナ国では 出願審査請求制度が採用されていますので 出願と同時に審査請求をしない場合には 出願人側で十分その期限管理に注意を払う必要があります 審査請求期間は出願日から3 年と比較的短いですので 可能な限り出願と同時に請求しておくことを勧めます 一方 同時に請求をしない場合には 現地代理人に対して必ずその期限のリマインダーを送付してもらうよう 出願書類送付時の依頼書 ( オーダーレター ) 中に 明記することを勧めます 2 特許庁から拒絶理由通知 (Office Action) を受領したら 現地代理人に必ず特許庁からの通知及びその英訳文を送付してもらうようにすべきでしょう ウクライナ語は 殆ど理解不可能かと思われますが 拒絶理由通知の発行の日付と現地代理人からその英訳文により 一応期限の確認をすることができると思われるからです 3 拒絶理由通知に対して現地代理人に応答書を送付した場合 必ずその応答書の受取通知の送付を依頼すべきでしょう 書類を送付したにも拘わらず 現地代理人から受領していない等の連絡を受けることが実務的に間々あるからです (3) 特許後特許になった場合 最終的なクレームの英訳文を送付してもらうよう 現地代理人に依頼することを勧めます 拒絶理由通知に対する応答に際して その都度応答の内容の英訳文を送付してもらい クレームの内容の確認をする場合は別ですが 最終的なクレームの内容が出願人の意図した内容とズレが生じていると 後日問題が生じる可能性があるからです 10

実用新案制度 1. 現行法令について特許法と同様です 2. 実用新案出願時の必要書類以下 発明の特許出願と同様です (1) 願書 (Request) 出願人の名称及び住所 代理人の氏名及び住所 優先権を主張する場合は 国名 出願年月日及び出願番号を記載します (2) 明細書及び請求の範囲 (Specification & Claims) (3) 図面 (Drawings) 図面は 出願時の必須書面ではありません (4) 委任状 (Power of Attorney) 提出不要です (5) 優先権証明書 (Priority Document) 特許出願の場合と同様です 3. 料金表 ( 単位 : グリブナ<UAH>) 出願料金 800 明細書等の自発補正料金 800 出願変更料金 ( 実用新案から特許出願へ ) 400 特許料金 100( 米国ドル ) 公告料金 200 年金 : 1 年度 ~2 年度 ( 各年度当たり ) 300 3 年度 400 4 年度 500 5 年度 600 6 年度 700 7 年度 800 8 年度 900 9 年度 ~10 年度 ( 各年度当たり ) 2100 4. 料金減免制度について料金減免制度の規定が存在するか 不明です 11

5. 実体審査の有無方式的要件の審査のみで 実体的な審査は行われません 6. 出願公開制度の有無出願公開制度は採用しておりません 7. 審査請求制度の有無審査請求制度は採用しておりません 8. 出願から登録までの手続の流れ特許の種類の所で触れましたが 実用新案の宣言的特許 とは 特許に属しますが 実用新案に係る出願について実体審査を行わず 方式的審査のみで登録を認める出願です 従いまして 発明特許とは 次のような点において相違します (1) 特許の要件として 発明特許 は新規性 進歩性更に産業上の利用性が必要となります 一方 実用新案 の場合は 新規性と産業上の利用性が要件とされており 進歩性は要件とされておりません (1) 出願の単一性の要件について 発明特許 は1の発明若しくは単一の発明概念を形成するように関連している 1 群の発明とされています 一方 実用新案 の場合は 1の実用新案に係るものでなければならないとされております (2) 実用新案 の場合には 出願公開制度や出願審査請求制度は採用されておりません (3) 出願後 方式的要件及び出願の単一性の要件を満たした場合 登録されます 12

9. 存続期間及びその起算日実用新案の宣言的特許の存続期間は 出願日から10 年です 権利は 設定登録日から発生します 10.( 無審査登録制度の場合 ) 第三者対抗要件について規定が存在するか 不明です 11.PCT に加盟している場合 その国内段階手続の概要 (1) 国内段階移行時期 : 優先日から31ヶ月以内です (2) 提出すべき書類 : 以下のウクライナ語による翻訳文の提出が必要です 国際出願時の明細書 請求の範囲 図面中の説明 19 条補正書及び陳述書 34 条補正書等 12. 留意事項原則として 特許出願の場合と同様です ウクライナ国への出願自体 実際件数は少ないかと思われます ウクライナ国に出願することを決定した場合 発明特許 にするか それとも 実用新案 出願にするかは 実体審査を受けた安定性のある権利及び存続期間の長さ等を考慮して 出願人にとってどちらの出願が好ましいか 判断する必要があろうかと思います 14

意匠制度 1. 現行法令について 2003 年 6 月 25 日施行の改正意匠法が適用されています 2. 意匠出願時の必要書類 (1) 願書 (2) 意匠を表わす写真 必要に応じて図面 (3) 意匠の説明書 (4) 優先権証明書 ( 出願日から3ヶ月以内 ) (5) 優先権翻訳 ( 出願日から3ヶ月以内 ) 英語による意匠登録出願も可能ですが 出願日から2ヶ月以内にウクライナ語による翻訳文を提出する必要があります 3. 料金表 ( 単位 : グリブナ<UAH>) (1) 出願手数料 *1 意匠 800 *2~10 意匠 (1 意匠につき ) 100 *10 意匠以上 (1 意匠につき ) 350 (2) 期間延長 400 (3) 譲渡 600 (4) 拒絶査定不服審判 1700 (5) 年金 ( 各年につき ) 第 1-2 年 100 第 3 年 200 第 4 年 300 第 5 年 450 第 6 年 700 第 7 年 900 第 8 年 1200 第 9 年 1500 第 10-12 年 1800 第 13-15 年 3300 4. 料金減免制度について料金の減免制度はありません 15

5. 実体審査の有無新規性等の実体審査が行われます 6. 出願公開制度の有無出願公開制度は採用されておりません 7. 審査請求制度の有無意匠出願の審査請求制度は採用されておりません 8. 出願から登録までの手続の流れ最初に意匠出願に係る意匠が保護対象に該当するか否かの方式的要件の審査を行ない 次に 新規性 出願の単一性等の実体審査を行います 審査の結果 出願書類の要素の信頼性について十分根拠のある疑義を認める場合には 特許庁は出願人に追加書類の提出を求めることができます 所定の期間内に追加書類を提出しない場合には 出願は取り下げられたものとみなされます 出願が登録すべきものと認められる場合には 特許意匠付与の公告がなされます 公告日から3ヶ月以内に手数料が納付されると意匠は登録され 同時に公報に掲載されます 16

出願 方式審査 新規性等の審査 拒絶理由 出願日から10 年 ( 最長 15 年 ) 登録可能? 応答 付与の公告 拒絶査定 登録 公告 不服申立て 審判委員会へ 無効請求 満了 裁判所へ 9. 存続期間及びその起算日意匠権の存続期間は 出願日から10 年です 意匠権者の請求により更に5 年を限度として存続期間を延長することができます 10. 部分意匠制度の有無部分意匠制度は採用されていません 17

11. 留意事項 (1) 意匠の保護意匠は 特許意匠 として保護されます (2) 意匠の定義意匠とは 工業意匠を意味し 芸術的意匠の分野における人の創作活動の成果をいうものとされています 具体的には 意匠の外観を決定し かつ 審美的及び人間工学的要件を満たす形状 図形 彩色又はそれらの組み合わせは意匠の対象となります したがって 建築物 ( 小建築形態を除く ) 液体 不安定形態の物体は保護対象とはなりません (3) 新規性 新規性喪失の例外意匠の本質的特徴が 出願日 ( 又は優先日 ) 前に世界のいずれにおいても公表されていない場合には 新規性を有するものとみなされます 出願日 ( 又は優先日 ) 前の創作者自身による意匠の開示は 新規性は喪失しないものとみなされます (4) 出願に関する決定に対する不服申立て出願人は 出願に関する特許庁のいかなる決定に対しても 特許庁の審判委員会又は裁判所に対して3ヶ月以内に不服申し立てを行うことができます 出願人は審判委員会の決定に対してその決定書の受領から2ヶ月以内に裁判所へ訴えを提起することができます (5) 不実施に対する強制実施権登録意匠 ( 特許意匠 ) が3 年間実施されていない場合には 実施を望む者に対して実施権が設定される場合があります (6) 登録の無効特許意匠が登録要件を満たしていない場合には 第三者はその登録の取り消しを請求することができます 無効認定がされた場合には 特許意匠付与の公告日から無効とみなされます 18

商標制度 1. 現行法令について 2003 年 6 月 25 日施行の改正商標法が適用されています 2. 商標出願時の必要書類 (1) 願書 (2) 商標の表示物 (3) 標識の説明書 ( 言葉を含む場合 図形で構成されない場合 ) (4) 商品 サービスのリスト ( ウクライナ語の翻訳も必要です ) (5) 優先権証明書 ( 必要な場合 ) (6) 音響テープ 音響の種類の説明書 楽曲の場合には楽譜 ( 音響商標の場合 ) 3. 料金表 ( 単位 : グリブナ<UAH>) (1) 出願手数料 *3 区分まで 1000 *4 区分以降 (1 区分ごと ) 1000 * 分割出願 1700 (2) 譲渡 600 (3) 期間延長 400 (4) 拒絶査定不服審判 1700 (5) 異議申し立て 1000 (6) 更新 3000 4. 料金減免制度について料金減免制度は採用されていません 5. 実体審査の有無商標出願は 実体審査の対象となります 6. 出願公開制度の有無出願公開制度は採用されておりません 7. 審査請求制度の有無商標出願は全件審査の対象となりますので審査請求制度は採用されておりません 19

8. 出願から登録までの手続の流れ商標出願については最初に商標の明瞭な複製が含まれているか 商品 サービスの記載があるか等の方式要件を満たしているか否かの審査が行われ 次いで 識別性の有無 他人の業務との誤認 混同のおそれの有無等の実体審査が行われます 審査部の拒絶決定に対しては 2ヶ月以内に審判委員会又は裁判所に不服申し立てを行うことができます 先行商標を引用されて拒絶された場合には 当該先行商標の権利者からの同意書 ( コンセント ) を提出することにより拒絶理由を解消することが可能です 拒絶理由がない場合には 登録証付与の決定がなされ 3ヶ月以内に手数料を納付することにより出願内容が公報に掲載され同時に登録されます 登録から1 ヵ月後に登録証が発行されます なお 第三者は 出願係属中はいつでも異議申し立てを行うことができます 20

出願 方式審査 識別性等の審査 拒絶理由 出願日から 10 年 登録可能? 応答 異議申立て 拒絶査定 付与の公告 不服申立て 登録 公告 審判委員会へ 無効請求 満了 裁判所へ 更新 9. 存続期間及びその起算日存続期間の起算日は出願日であり 存続期間は出願日から10 年です 存続期間は10 年毎に更新が可能です 更新時の使用証明は不要です 10. 出願時点での使用義務の有無 21

出願時点での使用義務はありません 11. 保護対象人名を含む語 文字 数字 図形要素 色彩及び色彩の組み合わせである標識又はこれらの標識の組み合わせが保護対象となります また 音響 3 次元商標も保護可能とされています 12. 留意事項 (1) 不使用取消し登録から3 年以上登録商標を使用していない場合には 登録が取り消される可能性があります ドメインネームの使用を含むインターネットでの使用も商標の使用とみなされます (2) 譲渡消費者が 商品の製造者 サービスの提供者について誤認混同をしないことを条件として商標権の譲渡が認められます (3) 周知商標の認定審判委員会に対して 自己の商標が周知である旨の認定を申請することができます 審判委員会は 当該商標の認識の程度 使用期間 範囲 広告の期間などを総合的に判断して周知性の決定を行います 22