年金・社会保険セミナー

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第14章 国民年金 

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

高齢者福祉

障害基礎年金 障害厚生年金 労災補償年金の属性別受給内容 以下の表に 個人事業主 法人経営者 個人事業の労働者 法人会社の労働者別に障害基礎年金 障害厚生年金 障害補償年金を受給できるか できないかを一覧表にしてみました 国民年金厚生年金労災 障害基礎年金障害厚生年金障害補償年金 1 個人事業主 2

2. 特別障害給付金 象 次のいずれかに該当する方で 任意加入していなかった期間に初診日があり 現在 障害基礎年金 1 級 2 級相当の障がいに該当する方 平成 3 年 3 月以前に国民年金任意加入象であった学生 ( 夜間通学 通信制の学生は除く ) 昭和 61 年 3 月以前に国民年金任意加入象で

障害福祉制度あらまし目次

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退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

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現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

国民年金

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

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手当 年金 4-1 障害基礎年金 身 知 精 難 窓口 : 保険年金課国民年金係 ( 電話 FAX ) 病気やケガで障がいがあり 日常生活が困難な方に支給される国民年金です 支給条件( 次のいずれにも該当 ) 1 障がいの原因となった病気 ケガについての初診日に国民年金に

年金は 万が一のとき もしっかりサポートします! 一般的に 年金 と言いますと 老後の生活を支える 老齢年金 をイメージしますが それだけではありません! 年金には万が一のときに 障害厚生年金 や 遺族厚生年金 が支給される場合があります 障害厚生年金 病気やけがで障害の状態になったときは 厚生年金

年金・社会保険セミナー

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

ファイナンシャル プランニングと倫理 関 連法規 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 2

手当を受けられている方へのお願い手当を受けられている方は 次のようなときには資格喪失となる場合がありますので 必ずご連絡をお願いします (1) 施設に入所したとき (2) 障がいの程度が基準に該当しなくなったとき (3) 亡くなられたとき (4) 病院又は診療所に継続して3ヶ月を超えて入院するに至っ

Microsoft Word - 療養補償給付又は療養給付.doc

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが


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ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

第 7 章 年金 福祉 1 年金 日本の公的年金制度は, 予測できない将来へ備えるため, 社会全体で支える仕組みを基本としたものです 世代を超えて社会全体で支え合うことで給付を実現し, 生涯を通じた保障を実現するために必要です 働いている世代が支払った保険料を高齢者などの年金給付に充てるという方式で

2 厚年と国年の加入期間がある人 昭和 36 年 3 月以前 20 歳未満および 60 歳以後の厚年の被保険者期間 昭和 36 年 3 月以前の厚年期間のみの人 坑内員 船員 ( 第 3 種被保険者 ) の場合 昭和 61 年 3 月までの旧船員保険の

(2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職 再就職 老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 ( 一部又は全額支給停止 ) 3 年金決定請求 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありますの

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障害基礎年金はどんなときに受けられるの? 障害基礎年金は 次の条件の全てに該当する方が受給できます 20 歳前 国民年金の被保険者期間中または被保険者の資格を失った後でも 60 歳以上 65 歳未満で日本国内に住んでいる間に 障害の原因となった病気やけがの初診日 ( 用語の明参照 ) があること (

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被用者年金一元化法

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年金 手当について 特別障害給付金 任意加入対象者が, 任意加入をしていなかったことによって, 障害基礎年金を受けることができなかった方への福祉的措置として平成 17 年 4 月に創設された制度です 特別障害給付金 (1) 支給対象となる方次の1か2の期間に初診日があり, 障害基礎年金を受けることが

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

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社会保障 国民年金 問題 第 3 号被保険者とは 性別を問わず 第 2 号被保険者 ( 厚生年金保険の被保険者及び各共済組合等の組合員 加入者 ) の被扶養配偶者であって 20 歳以上 60 歳未満の者である 2 第 1 号被保険者の場合は 日本国内に住所を有する必要があるが 第 2 号

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

訪問介護(ホームヘルプサービス)

強制加入被保険者(法7) ケース1

強制加入被保険者(法7) ケース1

5. 手当 年金等 各種制度の対象者や支給額は 障害種別 等級 年齢や所得によって異なります 詳細は各担当窓口に お問い合わせください 手当 心身障害者福祉手当 ( 都の制度 ) 支給対象者 20 歳以上であって 次のいずれかの障害を有する方 1 身体障害者手帳 1 2 級 2 脳性まひ 3 進行性

Microsoft Word - 6 八十歳までの保証がついた終身年金

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しおり

年金制度のポイント

強制加入被保険者(法7) ケース1

年金 手当心身障害者扶養共済制度 障がいのある方を扶養している保護者が, 毎月掛金を納めることにより, 保護者が死亡 ( 重度障がいを生じた場合を含む ) した場合, 障がいのある方に年金が支給されます 任意加入の制度です 加入できる保護者の要件障がいのある方 ( 次の 障がいのある方の範囲 を参照

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

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1 どこに相談すればよいのでしょう?

年金・社会保険セミナー

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第9章 国民年金制度について

Microsoft PowerPoint - 老後の年金格差(前半)HP用

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年金・手当など

3-2 障害厚生年金 身 知 精 窓口 : 松阪年金事務所 ( ) 窓口 : 松阪年金事務所 ( ) 病気やケガで障がいがあり 日常生活が困難な方に支給される年金です 支給条件 ( 次のいずれにも該当 ) 1 障がいの原因となった病気 ケガについての初診日

2/5 ヘ ーシ Q1. 年金通算とは何ですか? A. これまで各企業や基金では 加入者の老後の安定の一助となるよう さまざまな年金制度をつくり運営してきました しかし 従来の終身雇用を前提とした制度では 現代のライフスタイルに対応することが難しくなってきています 転職など雇用の流動化に対応し これ

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平成 29 年 1 月度実施実技試験 ( 保険顧客資産相談業務 ) 73

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

スライド 1

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[ 特別障害給付金 ] 国民年金制度の任意加入期間に加入しなかったことにより 障害基礎年金等を受給していない障がい者の方について 国民年金制度の発展過程において生じた特別な事情にかんがみ福祉的措置として創設された給付金制度です 対象者 平成 3 年 3 月以前に国民年金任意加入対象であった学生 昭和

労災年金のスライド

1. 国保係 事業名 1. 国民健康保険運営協議会 ( 昭和 33 年度 ) 予算額 事 業 概 要 757 国民健康保険事業の運営に関する事項を審議する 被保険者の疾病 負傷 出産又は死亡に対し保険給付を行う 2. 保険給付 ( 昭和 29 年度 ) 5,695,009 一般被保険者療養給付費 退

長期家族介護者援護金 2 補償の内容 (1) 療養補償負傷又は疾病が治ゆするまでの間 必要な治療を行い 又は療養の費用を支給します 療養の範囲は次に掲げるもので 認定された傷病又は疾病の療養上相当と認められるものに限ります ア診察イ薬剤又は治療材料の支給ウ処置 手術その他治療エ居宅における療養上の管

第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

() 障がい年金法令で定める年金の障がい等級に該当する障がいの状態になった場合は, 障がい年金が支給されます 初診日 ( 障がいの原因となった病気やケガで, 初めて医師の診療を受けた日 ) の年齢, 加入していた年金の種類によって, 支給される年金が異なります 障がい者手帳の障がい等級と国民年金厚生

1 障害基礎年金 ( 国民年金 ) 国民年金の加入中に けがや病気で障がい者となった場合に 障害基礎年金が受けられます 支給要件 1 国民年金の加入中に初診日のある方 220 歳未満のときに初診日のある方が 20 歳に達したとき 360 歳で加入をやめたが 65 歳以前に初診日があり 老齢年金を繰り

8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

補償金テーブル表について

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1. はじめに 自ら変わります 社会保険庁を変えます 社会保険庁ホームページ : 社会保険庁改革リスタートプラン より やるき化 プロジェクト あたりまえ化プロジェクト 見える化 プロジェクト きれい化 プロジェクト 2007/4/14 Copyright

強制加入被保険者(法7) ケース1

年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての

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2. 事例 Q&A [1] 公的年金制度の仕組み Q. 私は昭和 37(1962) 生まれの男性で 現在 55 歳のサラリーマンです 何歳からどのような年 金が受け取れるのでしょうか A. 65 歳から老齢基礎年金と老齢厚生年金が それに加えて配偶者が 65 歳になるまで加給年金が 支給されます 確

番号制度の実施に伴う社会保障関係システムの改修について 国 都道府県 市町村 市町村 医療保険者等 システム名 社会保険オンラインシステム 労災行政情報管理システム ハローワークシステム 障害者福祉システム 児童福祉システム 生活保護システム 国民年金システム 国民健康保険システム 後期高齢者医療シ

12 ページ, 図表 ,930 円 保険料納付済月数 + 全額免除月数 1/2+4 分の 3 免除月数 5/8+ 半額免除月数 3/4+4 分の 1 免除月数 7/8 ( 出所 ) 厚生労働省 老齢年金ガイド平成 2730 年度版 より筆者作成 40 年 ( 加入可能年数

1 国民年金 第 10 年金と医療給付等 市民課 保険医療課 (1) 国民年金に加入する方 国民年金は すべての方が共通して受けられる 基礎年金 が大きな柱です そのため自営業などの方のほかに 会社員や公務員も国民年金に強制加入することになります また 20 歳から 60 歳未満の会社員などの被扶養

共済年金は厚生年金に統一されます 平成 27 年 10 月から被用者年金が一元化されます 目次 Ⅰ 被用者年金制度の一元化 2 改正の趣旨 公務員等も厚生年金に加入し 2 階部分の年金は厚生年金に統一されます 制度的な差異については基本的に厚生年金に揃えて解消します 保険料率は厚生年金の保険料率に統

障害年金とは 障害年金は 病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に 現役世代の方も含めて受け取ることができる年金です 障害年金には 障害基礎年金 障害厚生年金 があり 病気やけがで初めて医 師または歯科医師 ( 以下 医師等 といいます ) の診療を受けたときに 国民 年金 に

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

国民年金基金にご加入いただいたみなさまへ

Transcription:

障害年金知っておきたい 3 つのこと 年金研究所コンシリウス www.kinyuchishiki.jp

< 年金制度のしくみ > 3 階部分 2 階部分 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型 ) 確定拠出年金 ( 企業型 ) 確定給付企業年金 厚生年金保険 厚生年金基金 代行部分 年金払い退職給付 1 階部分 国民年金 ( 基礎年金 ) 自営業者など 会社員 第 2 号の公務員など被扶養配偶者 1805 万人第 1 号被保険者 3527 万人第 2 号被保険者 439 万人 945 万人第 3 号被保険者 6718 万人

< 公的年金の給付 > 国民年金 老齢給付 ( 老齢基礎年金 ) 65 歳以降終身支給 保険料納付済み期間などによる金額 障害給付 ( 障害基礎年金 ) 障害認定後一定の障害の状態にある限り終身支給 障害等級に応じた金額 1 級 780,100 円 1.25+ 子の加算 2 級 780,100 円 + 子の加算子の加算は第 1 子 第 2 子各 224,500 円第 3 子以降各 74,800 円 遺族給付 ( 遺族基礎年金 ) 世帯主が死亡後 子が 18 歳の年度末まで支給 支給額 780,100 円 + 子の加算子の加算は 障害基礎年金と同じ 厚生年金 ( 老齢厚生年金 ) 65 歳以降終身支給 保険料納付済み期間 平均標準報酬額による金額 ( 障害厚生年金 ) 障害認定後一定の障害の状態にある限り終身支給 平均標準報酬額 加入期間 障害等級による金額 1 級報酬比例年金額 1.25+ 配偶者の加給年金額 (224,500 円 ) 2 級報酬比例年金額 + 配偶者の加給年金額 (224,500 円 ) 3 級報酬比例の年金額 ( 最低保証 585,100 円 ) ( 遺族厚生年金 ) 世帯主が死亡後 結婚などがない限り終身支給 平均標準報酬額 加入期間 障害等級による金額報酬比例年金額 3/4 * 金額は平成 28 年 4 月からのもの

< 障害年金の支給要件 > 支給要件 国民年金 ( 障害基礎年金 ) 厚生年金 ( 障害厚生年金 ) 1 初診日要件 初診日が国民年金に加入中 20 歳前だったので国民年金に加入していなかった 60 歳過ぎたので国民年金に加入していないが 65 歳未満で かつ日本国内に住所がある 2 障害認定日要件 障害認定日は 初診日から 1 年 6 か月後 または病気やけがが治った日のいずれか早い日 障害認定日において 障害 1 級 2 級に該当していること 3 保険料納付要件 保険料納付期間 ( 免除期間含む ) が 加入期間の 2/3 以上あること または死亡した月の前々月までの 1 年間に 保険料滞納がないこと 1 初診日要件 厚生年金に加入中 2 障害認定日要件 障害認定日は 初診日から 1 年 6 か月後 または病気やけがが治った日のいずれか早い日 障害認定日において 障害 1 級 2 級 3 級に該当していること 3 保険料納付要件 保険料納付期間 ( 免除期間含む ) が 加入期間の 2/3 以上あること または死亡した月の前々月までの 1 年間に 保険料滞納がないこと

< 障害の状態 > 支給の内容など 障害 1 級障害 2 級障害 3 級障害手当金 身体の機能の障害または長期にわたる安静を必要とする症状のため 日常生活を送るために他人の介助が必要な状態 身の回りのことはかろうじてできるが 活動の範囲が寝室や病室の範囲内である程度 ( 例 ) 両上肢または両下肢に著しい障害を有する 両眼の矯正視力の和が 0.04 以下など 身体の機能の障害または長期にわたる安静を必要とする症状のため 日常生活に著しい制限を受ける状態 日常生活において他人の介助は必要ないが 仕事をして収入を得ることは困難で 行動範囲が家屋内に限定される状態 ( 例 ) 上肢または下肢の片方の機能に著しい障害を有する 両眼の矯正視力の和が 0.05 以上 0.08 以下など 仕事に対して著しい制限が必要か 制限を加えることが必要な状態 傷病が治ったのち 仕事に制限が必要か 制限を加えることが必要な状態

< 障害年金の注意事項 特別障害給付金 > 障害年金の注意事項 特別障害給付金 支給の内容など 1 障害状態が解消すると支給は停止 2 支給停止後 3 年経過 かつ 65 歳に達していると失権 3 障害状態解消 未納期間多い 老齢年金支給額減少 のリスクを考慮する必要 障害年金の受給者は保険料全額納付免除となるが 申請により納付も可能 420 歳前の障害による場合所得制限があり 一定水準を超えると全額または半額支給停止 なお このケース以外に所得制限はない 1 初診日に国民年金に加入していなかった人について 福祉的措置として創設 国民年金制度の発展過程において生じた特別事情を考慮している 2 支給対象者は 初診日に国民年金に任意加入していなかった下記の人 平成 3 年 3 月以前に国民年金任意加入であった学生 昭和 61 年 3 月以前に国民年金任意加入であった会社員 公務員の配偶者 3 支給額 ( 平成 28 年度 ) 障害基礎年金 1 級相当基本月額 51,450 円 ( 年間 617,400 円 ) 障害基礎年金 2 級相当基本月額 41,160 円 ( 年間 493,920 円 ) 本人所得が一定額以上の場合は 全額または半額が支給停止 老齢年金 遺族年金 労災補償等を受給している場合は その受給額を差引いた額を支給

< 障害年金と老齢年金 遺族年金の選択 併給 > 65 歳以降の受給のパターン 1. 障害基礎年金を受けている人が 老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けられるようになったとき (1) 障害基礎年金と老齢基礎年金の 2 つの基礎年金を合わせて受けることはできない (2)65 歳以降 障害基礎年金と老齢厚生年金は合わせて受けることができ 次の組み合わせから選択する 1 障害基礎年金 + 障害厚生年金 2 障害基礎年金 + 老齢厚生年金 3 老齢基礎年金 + 老齢厚生年金 2. 障害基礎年金を受けている人が 遺族厚生年金 ( または遺族基礎と遺族厚生年金 ) を受けられるようになったとき (1) 障害基礎年金と遺族基礎年金の 2 つの基礎年金を合わせて受けることはできない (2)65 歳以降 障害基礎年金と遺族厚生年金は合わせて受けることができ 次の組み合わせから選択する 1 障害基礎年金 + 障害厚生年金 2 障害基礎年金 + 遺族厚生年金 3 遺族基礎年金 + 遺族厚生年金

< 労災保険からの障害給付 (1)> 障害 ( 補償 ) 年金 障害 ( 補償 ) 一時金 障害等級 1~7 級 給付基礎日額の各日数分支給 ( 第 1 級 第 7 級 / 年額 ) 313 277 245 213 184 156 131 日分 障害等級 8~14 級 給付基礎日額の各日数分を一時金で支給 ( 第 8 級 第 14 級 ) 503 391 302 223 156 101 56 日分 障害特別支給金一時金を支給 ( 第 1 級 第 14 級 / 単位 : 万円 ) 342 320 300 264 225 192 159 65 50 39 29 20 14 8 万円 障害特別年金 障害特別一時金 算定基礎日額の各日数分支給 ( 第 1 級 第 7 級 / 年額 ) 313 277 245 213 184 156 131 日分 算定基礎日額の各日数分を一時金で支給 ( 第 8 級 第 14 級 ) 503 391 302 223 156 101 56 日分

< 労災保険からの障害給付 (2)> 介護 ( 補償 ) 給付 支給の内容など 1. 常時介護を要する被災労働者 (1) 親族 友人 知人の介護を受けていない場合 介護の費用として支出した額 ( ただし上限 104,950 円 ) (2) 親族 友人 知人の介護を受けているとともに 介護費用を支出していない場合 一律定額 57,030 円 介護費用の支出額が 57,030 円を下回る場合 一律定額 57,030 円 介護費用の支出額が 57,030 円を上回る場合 支出した額 ( ただし上限 104,950 円 ) 2. 随時介護を要する被災労働者 (1) 親族 友人 知人の介護を受けていない場合 介護の費用として支出した額 ( ただし上限 52,480 円 ) (2) 親族 友人 知人の介護を受けているとともに 介護費用を支出していない場合 一律定額 28,520 円 介護費用の支出額が 28,520 円を下回る場合 一律定額 28,520 円 介護費用の支出額が 28,520 円を上回る場合 支出した額 ( ただし上限 52,480 円 )

障害年金知っておきたい 3 つのこと 1 公的年金では 病気やけがによって障害の状態にある人に対して 障害年金が支給されます 国民年金 厚生年金には 老齢給付 障害給付 遺族給付の 3 つの給付があります 障害の状態にある人には障害年金が支給されます 障害給付の支給要件は 初診日要件 障害認定日要件 保険料納付要件の 3 つです 2 障害給付は 加入していた公的年金により内容が異なります 国民年金 ( 個人事業者等 ) 障害基礎年金 厚生年金 ( 会社員等 ) 障害基礎年金 障害厚生年金 障害年金は 障害の状態に該当しなくなると支給が停止されます 3 労災保険には 障害 ( 補償 ) 給付があります 労働者が業務災害 通勤災害で一定の障害が残った場合には 障害 ( 補償 ) 給付が支給されます 障害の状態が重度で介護を受けている場合には 介護 ( 補償 ) 給付が支給されます 労災保険の障害 ( 補償 ) 給付などは 国民年金や厚生年金との併給が可能です ( 一部減額あり )

( データ出所 ) 以下の文献のデータから当研究所が作成 厚生労働省年金局年金財政ホームページ年金のポイント平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 日本年金機構知っておきたい年金のはなし遺族基礎年金または障害基礎年金を受けられる方へ障害厚生年金 障害基礎年金を受けられる方へ遺族厚生年金 遺族基礎年金を受けられる方へ ( 公財 ) 労災保険情報センター労災保険保険給付等の種類 ( 免責事項 ) 本資料は 当研究所が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが これらの情報が完全 正確であるとの保証はいたしかねます 本資料は お客様に対して税金 法律 投資上のアドバイスを提供する目的で作成されたものではありません 本資料にある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても お客様の判断と責任において使用されるものであり 本資料にある情報の使用による結果について当研究所が責任を負うものではありません 本資料は当研究所の著作物です 本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず いかなる目的であれ 無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします

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