< F2D97768E7C88EA967B89BB2E6A7464>

Similar documents
1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2

事業目的 事業概要 事業管理体制等を記載した事業申請書を提出する 2 担当部局は 在外公館等と共に 提出された事業申請書により申請内容の妥当性 を審査するなどして承認の可否を決定する 3 承認された N 連事業については貴省本省又は在外公館等が NGO と贈与契約を締 結して 本省契約については貴省

1 検査の背景 一部の府県において 長年にわたり不適正な経理処理による資金のねん出が行われていた事態が平成 18 年から19 年にかけて明らかとなり 当時 公金を扱う地方公共団体の会計経理に関して社会的な関心が高まっていた 会計検査院は これらの府県を対象に不適正経理と国庫補助金 ( 補助金等に係る

1 目 次

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

二重床下地 という 参考図参照) として施工する方法がある 二重床下地は 支持脚の高さを一定程度容易に調整することができること また コンクリートスラブと床パネルとの間には給排水管等を配置できる空間があることから 施工が比較的容易なものとなっている 2 本院の検査結果 ( 検査の観点 着眼点 対象及

1 検査の背景 (1) 日本年金機構における個人情報 情報システム及び情報セキュリティ対策の概要厚生労働省及び日本年金機構 ( 以下 機構 という ) は 厚生年金保険等の被保険者等の基礎年金番号 氏名 保険料の納付状況等の個人情報 ( 以下 年金個人情報 という ) について 社会保険オンラインシ

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予定額各目明細書

ている このうち センサ局は 屋外に設置された方探用アンテナ 制御装置等 当該制御装置等を収納する方探舎等で構成されている ( 注 1) 5 総合通信局等 北海道 関東 北陸 九州各総合通信局 沖縄総 合通信事務所 そして これらの電波監視施設は 耐用年数を考慮するなどして更新が行われている (2)

1. 官庁会計システムの目的 概要 官庁会計システム ( 以下 ADAMSⅡ という ) は 主として各府省の予算の執行から決算の過程における会計事務を電子情報処理組織を使用して処理することにより その適正化 効率化を図ることを目的としている ADAMSⅡは 各府省の会計事務を取り扱う官署で整備する

1 検査の背景 我が国の郵政事業は 長期に及ぶ郵政省による運営の後 中央省庁の再編 公社化 民営化を経て 平成 27 年 11 月に 日本郵政株式会社 ( 以下 日本郵政 という ) 株式会社ゆうちょ銀行 ( 以下 ゆうちょ銀行 という ) 及び株式会社かんぽ生命保険 ( 以下 かんぽ生命 という

は 国が新たに補助を行うこととされた しかし 既存の特養ホームの改築 大規模改修等については国の補助の対象となっていないため 特養ホームが施設の改修等を行うに当たっては 自己資金の確保が重要となっている (3) 社会福祉法人の財務諸表社会福祉法人は社会福祉法 ( 昭和 26 年法律第 45 号 )

( 注 1) 被保険者の標準報酬月額は 健康保険では第 1 級 58,000 円から第 50 級 1,39 0,000 円までの等級に区分され 実際に支給される報酬月額をこの等級のいずれかに当てはめて決定される そして 傷病手当金の支給額は 平成 27 年度以前は 休業した日における標準報酬月額の

適宜の処置を要求し及び是正改善の処置を求めたものの全文 内閣官房及び内閣府本府における物品の管理等について ( 平成 28 年 10 月 27 日付け内閣総理大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 34 条の規定により 下記のとおり是正の処置を要求し及び是正改善の処置を求める 記 1 物品の管理

株式会社商工組合中央金庫における危機対応業務の実施状況 等についての報告書 ( 要旨 ) 平成 3 0 年 1 0 月 会計検査院

検査の背景 (1) 事業者免税点制度消費一般に幅広く負担を求めるという消費税の課税の趣旨等の観点からは 消費税の納税義務を免除される事業者 ( 以下 免税事業者 という ) は極力設けないことが望ましいとされている 一方 小規模事業者の事務処理能力等を勘案し 課税期間に係る基準期間 ( 個人事業者で

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

2 低入札対策の拡充

Microsoft PowerPoint - HP用(説明資料).ppt

21,085,449,993 21,085,449, ,194,200 9,323, , ,018,439 6,727,540 1,709, ,178,923,009 1,901,068, ,145, ,27

(Microsoft Word -

ホームページのバリアフリー化の推進に関する調査の結果に基づく勧告に対する改善措置状況 ( 回答 ) の概要 調査の実施時期等 1 実施時期平成 21 年 8 月から 22 年 6 月イーガブ 2 調査対象機関全府省 (16 府省 ) の本府省及び外局 34 機関 ( 電子政府の総合窓口 (e-gov

内閣府及び厚生労働省所管 特別会計歳入歳出暫定予算予定額各目明細書

特別調整交付金のうち 非自発的失業財政負担増特別交付金 ( 以下 失業特別交付 金 という ) は 国民健康保険の調整交付金の交付額の算定に関する省令 ( 昭和 38 年 厚生省令第 10 号 ) 第 6 条第 12 号に規定する その他特別な事情がある場合に別に定める 額 とされているものであり

( 注 ) 年金 医療等に係る経費については 補充費途として指定されている経費等に限る 以下同じ (2) 地方交付税交付金等地方交付税交付金及び地方特例交付金の合計額については 経済 財政再生計画 との整合性に留意しつつ 要求する (3) 義務的経費以下の ( イ ) ないし ( ホ ) 及び (

独立行政法人鉄道建設 運輸施設整備支援機構の特例業務勘定における利益剰余金につき 国庫納付が可能な資金の額を把握し 将来においても 余裕資金が生じていないか適時に検討することとするとともに これらの資金が国庫に納付されることとなるように適切な制度を整備するよう国土交通大臣に対して意見を表示したものに

平成28年度子どものための教育・保育給付災害臨時特例補助金交付要綱

6. 間接経費の使途間接経費は 競争的資金を獲得した研究者の研究開発環境の改善や研究機関全体の機能の向上に活用するために必要となる経費に充当する 具体的な項目は別表 1に規定する なお 間接経費の執行は 本指針で定める間接経費の主な使途を参考として 被配分機関の長の責任の下で適正に行うものとする 7

入札公告 次のとおり一般競争入札に付します なお 本入札に係る落札及び契約締結は 当該業 務に係る平成 2 7 年度本予算が成立し 予算示達がな されることを条件とするものです 平成 2 7 年 2 月 5 日 分任支出負担行為担当官 関東地方整備局関東技術事務所長 山元 弘 1 調達内容 ( 1

格の継続について日雇労働被保険者の住所地等を管轄する公共職業安定所 ( 以下 安定所 という ) 又は日雇労働被保険者が雇用されている事業所 ( 以下 日雇適用事業所 という ) の所在地を管轄する安定所の長の認可を受けた場合には 引き続き日雇労働被保険者となることができるとされている ( 以下 こ

<4D F736F F D A C5817A93C192E8926E88E68DC490B68E968BC694EF95E28F958BE08CF D6A20646F63782E646

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

1 検査の背景 日本国政府は 日米安全保障条約 日米地位協定 特別協定等に基づき 日本国の安全に寄与するなどのために 日本国政府の負担の下 日本国内の施設等を合衆国政府に提供するなどしており 在日米軍が日本国内各地に配置されている また 日本国政府の負担の下に 在沖縄駐留米軍に関する沖縄県民の負担を

<4D F736F F F696E74202D208DE096B18FC893648E71905C90BF C982C282A282C428835A C5292E707074>

国会所管 一般会計歳出予算各目明細書

内部統制ガイドラインについて 資料

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

生涯現役促進地域連携事業に係る企画書の評価等について 1 評価委員会の設置等 (1) 厚生労働省職業安定局雇用開発部高齢者雇用対策課 ( 以下 事務局 という ) に生涯現役促進地域連携事業の企画書評価のため 生涯現役促進地域連携事業企画書等評価委員会 ( 以下 評価委員会 という ) を設置する

(2) 電気及びガスの小売市場の自由化 我が国の電気及びガスの小売市場は 近年自由化が進められている このうち 電 気については 16 年 4 月に 契約電力が原則として 500kW 以上の使用者は 一般の需要 に応じて電気を供給する事業者 ( 以下 一般電気事業者 という ) 以外の事業者か らも

個人住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)の記載内容に係る秘匿措置の促進(概要)

別添 社会福祉法人会計基準の制定について ( 平成 23 年 7 月 27 日厚生労働省雇用均等 児童家庭局長 社会 援護局長 老健局長連名通知 )- 対照表 - 雇児発 0727 第 1 号 雇児発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 老 発 0727

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

過払事案の処理要領 第 1 目的この要領は 過払事案に係る特別調査及び損害賠償請求その他の対応措置を定めることにより 過払事案の統一的かつ明確な処理を行うことを目的とする 第 2 職員の責務職員は 関係法令及びこの要領の定めるところにより 厳正かつ迅速に過払事案を処理しなければならない 第 3 過払

柔軟で弾力的な給付設計について

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

<4D F736F F D E63188C4816A8D4C93878CA78BC696B18AC7979D91CC90A78A6D94468C9F8DB88EC08E7B97768D6A816989FC90B38CE3816A2E646F63>

一般会計予算

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

の上 交付金の交付を決定するものとし 交付金の交付を決定したときは 交付金交付決定通知書 ( 別紙様式 2) により 各県知事に通知するものとする ( 交付の条件 ) 第 8 この交付金の交付の決定には 次の条件が付されるものとする (1) 交付金事業の内容の変更 ( 軽微な変更を除く ) をする場

ワコープラネット/標準テンプレート

Taro-中期計画(別紙)

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

<4D F736F F F696E74202D E9197BF CBB8BE0974C89BF308E9197BF CBB8BE0974C89BF8FD88C CC93FC8E4495DB8FD88BE081458C5F96F195DB8FD88BE082CC8EE688B582A282C982C282A282C4>

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

Microsoft Word - 【施行②】第50条解釈適用指針Rev4.doc


< F2D91DE E8BE08B8B D8790CF97A78BE082CC>

9 地方歳入中に占める地方税収入の割合の推移 ( その 1) 区 都道府県 分 昭和 2 年度昭和 5 年度昭和 10 年度昭和 15 年度 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 地方税

1 目 次

内閣府及び厚生労働省所管 特別会計歳入歳出予定額各目明細書

1 目 次

内閣府及び厚生労働省所管 特別会計歳入歳出予定額各目明細書

< F2D AC48DB88EC08E7B8C7689E62E6A7464>

PowerPoint プレゼンテーション

遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の概要 目的国際的に協力して生物の多様性の確保を図るため 遺伝子組換え生物等の使用等の規制に関する措置を講ずることにより 生物多様性条約カルタヘナ議定書 ( 略称 ) 等の的確かつ円滑な実施を確保 主務大臣による基本的事項の公表 遺

契約の適正な執行に関する行政評価・監視 要旨

入札公告

件数表(神奈川)

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

特定個人情報の取扱いの対応について

意見を表示したものの全文 旧政府倉庫等の処分状況について ( 平成 25 年 10 月 24 日付け農林水産大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 36 条の規定により 下記のとおり意見を表示する 記 1 旧政府倉庫等の処分手続等の概要 (1) 旧政府倉庫等の概要貴省は 主要食糧の需給及び価格の

資料 1-1 資料 1-1 平成 29 年度財政融資資金運用報告について 平成 30 年度財政融資資金運用報告について 平成令和元年 30 年 7 月 26 日財務省理財局財務省理財局

本実務対応報告の概要 以下の概要は 本実務対応報告の内容を要約したものです 範囲 ( 本実務対応報告第 3 項 ) 本実務対応報告は 資金決済法に規定する仮想通貨を対象とする ただし 自己 ( 自己の関係会社を含む ) の発行した資金決済法に規定する仮想通貨は除く 仮想通貨交換業者又はが保有する仮想

に 市町村において 資格取得時の納付督励 年金制度に関する広報業務等を実施しているものである (2) 協力 連携交付金の概要ア協力 連携交付金に係る交付金のうち 協力 連携事務に係る交付金 ( 以下 協力 連携交付金 という ) の交付額は 交付要綱によれば 市町村が協力 連携を行う場合に各市町村に

が適正に整備されていない状況がみられた これらの河川事務所等は その主な理由について 都道府県に対し 河川法施行令第 5 条に規定する河川現況台帳の記載事項 ( 主要な河川管理施設の概要等 ) が変更される場合は資料を提供するよう依頼しているが 都道府県から主要な河川管理施設の概要に係る資料が提供さ

●租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案

< C8E C8E DA8E9F C95742E786C73>

このガイドラインは 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する留意事項 ( 制定 発出時点において最適と考えられる法令解釈 運用等 ) を示したものである 第一章 総則 1-1 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する内閣府令 ( 平成 19 年


将来返上認可 過去返上認可 6 基金 解散認可 1 基金 一括納付による解散である 3 指定基金制度ア概要年金給付等に要する積立金の積立水準が著しく低い基金を 厚生労働大臣が指定します この指定された基金に対して 5 年間の財政健全化計画を作成させ これに基づき事業運営を行うよう重点的に指導すること

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

 資 料 2 

が成立するが 本件処分日は平成 29 年 3 月 3 日であるから 平成 24 年 3 月 3 日以降 審査請求人に支給した保護費について返還を求めることは可能であ る 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件処分に係る生活保護

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この業務規程は 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律 ( 平成 2 年法律第 30 号 以下 法 という ) 第 39 条において準用する同法第 22 条第 1 項の規定に基づき 調査業務の実施に関し必要な事項を定めることを目的とする ( 調査業務実施の

-2- 経済産業大臣茂木敏充国土交通大臣太田昭宏環境大臣石原伸晃防衛大臣小野寺五典(認定申請書の提出)第一条研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律(平成二十年法律第六十三号)第二条第七項に規定する試験研究機関等(以下 試験研究機関等 という )

会計を巡る最近の動向について

<81698CA982A68FC182B5816A904596B18CA08CC088EA C E786C73>

Transcription:

官庁会計システムを利用した国庫債務負担行為に係る事務処理の作業手順を見直すなどして誤びゅう発生を防止するための取組を行うことにより 債務に関する計算書の計数の正確性が確保されるよう財務大臣に対して是正改善の処置を求めたものについての報告書 ( 要旨 ) 平成 2 5 年 7 月 会計検査院

1 制度の概要 (1) 債務に関する計算書の概要財政法 ( 昭和 22 年法律第 34 号 ) 及び特別会計に関する法律 ( 平成 19 年法律第 23 号 ) の規定により 内閣が国会に提出する歳入歳出決算には 各省各庁の長が作成する 債務に関する計算書 ( 以下 計算書 という ) を添付しなければならないとされている 各省各庁の長は この計算書の計数を 支出負担行為担当官 ( 以下 担当官 という ) から提出される報告書に基づき把握している また 計算書は 財務大臣の定めるところにより作成するとされていることから 財務省は 通達において 債務の種類 様式等を定めている (2) 財政法第 15 条第 1 項の規定に基づく国庫債務負担行為計算書に計上する債務の種類の一つに 財政法第 15 条第 1 項の規定に基づく国庫債務負担行為 がある 国庫債務負担行為とは 複数年度にわたって国が支出の義務を負担することであり 予算を以て 国会の議決を経なければならない こととされている 具体的な手続は次のとおりとなっている 1 初年度予算に 当該年度以降 国が債務を負担することのできる限度額を計上して国会の議決を経る 2 1の限度額の範囲内で国が後年度にわたって支出義務を負うことについて 国庫債務負担行為の決議を行う 3 各年度の歳出予算に国が実際に支出を行うための歳出予定額を計上して 国会の議決を経る 4 3の歳出予定額の範囲内で代金を支払うための支出負担行為を行い 支出を行う (3) 計算書における国庫債務負担行為の計上 (2) のとおり 国庫債務負担行為は これに係る予算と歳出予算の2 種類の国会の議決を基に行われる この債務は 反対給付の有無にかかわらず 支出義務の発生と消滅に伴って発生し消滅する このため 計算書においては これらの行為に応じて 既往年度からの繰越債務額 + 本年度の債務負担額 - 本年度の債務消滅額 = 翌年度以降への繰越債務額(= 年度末の債務額 ) の式のとおり計上されることとなっている このように 計算書は 翌年度以降への繰越債務額 を示すことにより予算編成に資する目的を有している - 1 -

(4) 官庁会計システムによる負担行為の事務処理国の会計は 原則として 官庁会計システム ( 以下 システム という ) で処理することとなっている つまり 国庫債務負担行為の手続でいえば 担当官が 国庫債務負担行為に必要な情報をシステムに入力することにより 債務額が増加したことがシステム上で認識され これとともに整理番号が付番される そして 歳出予算に基づき支出を行う場合には 上記の整理番号を入力することにより 国が負担する債務額が減少したことがシステム上で 関連付け される また 契約額の減額等により債務額が減少した場合には 支出外消滅 の登録を行うことにより 同様に減少させることとなっている 分任支出負担行為担当官 ( 以下 分任官 という ) の負担した債務額を担当官が把握するに当たっては システムを導入していないものが過半を占めることから システム上では分任官に示達された限度額示達額を債務額とみなして集計する仕組みとなっている したがって 分任官が契約を締結する際に契約額がこの示達額を下回る場合には この示達額も減額する示達を行うことにより 債務額を変更することとされている また システムは 国庫債務負担行為に関する入力データの一覧表 ( 以下 一覧表 という ) を担当官等が自ら入力した分に限り出力できる仕様となっている そして 一覧表には 国庫債務負担行為の金額や債務の減少額が集計され表示されることから 報告書を作成するに当たっての基礎数値として活用できることになっている 2 本院の検査結果 ( 検査の観点 着眼点 対象及び方法 ) 内閣は 平成 24 年 11 月 21 22 両年度分の計算書の正誤表を国会に提出した 誤びゅうの原因について本院が確認したところ 国庫債務負担行為に係る事務処理を行う際に必要な情報が入力されていなかったことなどに起因するものであった そこで 本院は 正確性 有効性等の観点から 担当官や分任官の会計経理が正しく反映され 国庫債務負担行為に係る年度末の債務額が正確に計上されているか システムが 必要な情報の入力漏れなどを防止するものとなっているかなどに着眼して検査を行った 検査に当たっては 財務本省 財務局等における21 年度から23 年度までの年度末の債 - 2 -

務額を対象に 一覧表に基づいた調書と報告書とを突合するなどして会計実地検査を行うとともに 財務本省を通じて全府省に対して上記と同様の調査の実施を求めて その結果を徴するなどして検査を実施した ( 検査の結果 ) 検査したところ 次のような事態が見受けられた (1) 計算書における誤びゅうについて調書によって把握した金額と計算書に計上された債務額とを比較したところ 24 年 11 月の正誤表で示された誤びゅうのほかに 内閣府 総務 法務 外務 財務 文部科学 厚生労働 農林水産 経済産業 国土交通 環境各省における21 年度から23 年度までの国庫債務負担行為に係る年度末の債務額において 債務額が過大に計上されていたものが112 件 101 億 1953 万余円 過小に計上されていたものが13 件 53 億 4557 万余円あった これらの誤びゅうについて 態様別に示すと次のとおりである ア 契約額を減額したのに 支出外消滅の登録を行っていなかったため 年度末の債 務額が過大となっていたもの 60 件過大計上額 73 億 0974 万余円 イ 分任官に対する国庫債務負担行為の限度額示達額の変更を行っていなかったなど のため 年度末の債務額が過大となっていたもの 26 件過大計上額 2 億 9374 万余円 ウ 支出の際に関連付けを行わなかったため 年度末の債務額が過大となっていたも の 21 件過大計上額 18 億 6502 万余円 エ その他 決議を二重に登録したり 登録を行っていなかったことなどにより 年 度末の債務額が過大又は過小となっていたもの 5 件過大計上額 6 億 5102 万余円 13 件過小計上額 53 億 4557 万余円そして アからエまでの事態については 財務省等においても本院の検査に並行して実態の把握を進めた結果 25 年 5 月に 21 年度から23 年度までの計算書についての正誤表を国会に提出するに至っている (2) システムの利用等について前記 125 件の誤びゅうの内容についてみると 事務機器の借入れ等が約半数を占めていた これは 近年 物品の調達や保守に係る契約等を国庫債務負担行為により行うようになり 従来 国庫債務負担行為を扱っていなかった官署においても それらの - 3 -

契約を国庫債務負担行為により行うようになってきたことなどによると認められる そして 国庫債務負担行為に関して担当官等の理解を高めるとともに システムを活用して報告書の計数の検証作業を行ったりするなどの取組が必要であるのに これが十分に行われていなかった ( 是正改善を必要とする事態 ) 上記のとおり 計算書において誤びゅうの発生やそれを防ぐための取組が十分に行われていなかった事態は適切ではなく 是正改善を図る要があると認められる ( 発生原因 ) このような事態が生じているのは 国庫債務負担行為に係るシステムの処理について一部の官署の担当官等の理解が十分でなかったり 債務の計数の確認が十分に行われていなかったりしていることのほか 財務省において 入力漏れ等を防ぐための作業手順等の検討や各府省に対するシステムの機能及び仕様や債務の計数の検証方法についての周知が十分でなかったことなどによると認められる 3 本院が求める是正改善の処置 国会に提出される計算書は 債務の現状を正確に表示したものでなければならない ついては 財務省において 計算書の計数の正確性が確保されるよう ア 各府省の 本府省において 当該各官署に係る一覧表を一括して出力できるようにするとともに 担当官において分任官の一覧表も出力できるような方策について検討すること イ 関 連付けを行う際の入力漏れを一層防止するために システムの入力画面を改良するなど の方策について検討すること ウ 支出外消滅の登録などの国庫債務負担行為に係る事 務処理に関するシステムの操作方法等について 担当者に周知徹底を図ること エ 上 記アの検討結果等に基づき 各府省に対して 一括して出力される一覧表と 契約書等 の関係資料とを確実に対照するなどして計算書に正確な計数が計上されていることの確 認を求めるなど 債務の計数の確認体制を充実させることの是正改善の処置を求める - 4 -