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(2) オープンデータの高度化 先進化への取組 2 総務省統計局及び ( 独 ) 統計センターは e-stat において 以下の高度な分析ツールも提供している - API 機能 (=Application Programming Interface) :API 機能とは プログラム間のインターフェイス Web サイトからの特定データを手作業によることなく 自動で取得することなどが可能に - jstat MAP : 統計データを地図上に表示して地域分析が可能に < 具体的な機能 > ユーザー保有データを取り込み分析する機能 任意に指定したエリアにおける統計データ算出機能 地域分析レポート作成機能等 - 統計ダッシュボード : 主要な統計データをグラフなど視覚的にわかりやすい形で提供 - LOD(=Linked Open Data) : メタデータ ( データを表す情報 ) を国際標準に準じた形式にし そのデータに関係する他のデータへのリンク情報を付与したもの オープンデータの最高水準ランクとして位置づけられている jstat MAP イメージ統計ダッシュボードイメージ

(3) 高度利用型統計データの拡充 e-stat において 原則全ての統計データを データの自動取得 更新 分析などの利用ができる高度利用型統計データに転換 高度利用型統計データに転換 e-stat 登録データ 約 20 万ファイル 約 115 万ファイル これにより e-stat のデータ更新に合わせたデータの自動取得や 利用者の保有データを組み合わせた分析処理の自動化が可能 (API 機能の活用 ) < 活用例 > ひなたGIS API 機能で取得した統計データや500Mメッシュ人口をGIS 上に可視化 ( 宮崎県が作成 ) https://hgis.pref.miyazaki.lg.jp/hinata/ 次世代統計アプリ API 機能で取得した統計データを表又はグラフでわかりやすく表示 ( 京都市が作成 ) http://www2.city.kyoto.lg.jp/sogo/toukei/opendata/jiseda i/index.html 3

(4) 公的統計データの有効活用の推進 調査票情報等の提供及び活用 統計調査により集められた情報を 秘密の保護を図った上で統計的な分析等に活用 1 オーダーメード集計 調査実施者が利用者からのオーダーを受けて 利用者の分析目的に対応した集計表を調査票情報を用いて新たに作成したもの 2 匿名データ 調査対象者が特定されないようにするため 個体識別情報を削除するなどの加工処理 ( 匿名化処理 ) を施したデータ 3 オンサイト利用 管理者が指定する場所 機器によりデータ分析を行うことで セキュリティを確保しつつ 調査票情報を用いて 高度な解析を可能とするもの 調査票情報の提供対象の拡大や利用成果の公表を含む統計法改正法案を国会に提出中 4

(5) 調査票情報のオンサイト利用 データの持ち出しができない仕組みや作業内容の監視システムなど 高度な情報安全性を備えることにより その場所限りで機密性の高い統計ミクロデータ の利活用を可能とする施設 ( イメージ例 ) 監視カメラ オンサイト施設 仮想 PC の画面だけを転送 オンサイト PC 専用線による接続 仮想 PC 外部にある仮想 PC を遠隔操作 画面は見られるが 統計ミクロデータは取り出せない 設置されたオンサイト PC のハードディスクや USB メモリなどの記憶装置は 使用できない 監視カメラ 入退室管理によるセキュリティの確保 統計ミクロデータは外には転送されない 仮想 PC サーバ ミクロデータ等 統計ミクロデータとは 統計調査によって集められ 一定の要件の下に利活用可能な調査票情報をいう 公的統計の整備に関する基本的な計画 ( 平成 30 年 3 月 6 日閣議決定 ) を踏まえ 利用拠点 ( オンサイト施設 ) 及び利用可能な統計調査の段階的な拡充を図る予定 5

(6) 公的統計基本計画について 1 公的統計基本計画とは 根拠 : 統計法 ( 平成 19 年法律第 53 号 ) 第 4 条 目的 : 政府全体として公的統計の整備に関する施策の総合的かつ計画的な推進 改定手続 : おおむね 5 年ごとに 統計委員会及び国民の意見を聴いた上で 総務大臣が閣議請議 ( 第 Ⅲ 期基本計画は平成 30 年度を始期 ) フォローアップ : 毎年 基本計画の推進状況を取りまとめて公表 統計委員会において推進状況を評価 2 公的統計基本計画の変更 現行の第 Ⅱ 期基本計画 ( 平成 26 年 3 月閣議決定 ) は平成 30 年度 (2018 年度 ) 末までを計画期間としていたものの 経済財政諮問会議や統計改革推進会議 ( 議長 : 官房長官 ) が示した統計改革の方向性を確かなものとするため 第 Ⅲ 期基本計画 ( 平成 30 年 (2018 年 )4 月からの 5 年間 ) を 1 年前倒しで策定 統計改革推進会議最終取りまとめ 1.EBPM 推進体制の構築 平成 29 年度 EBPM 推進委員会設置 平成 30 年度 ~ EBPM の実践 2.GDP 統計を軸とした統計改革 改善 3. ユーザー視点に立った統計システムの再構築 利活用推進 4. 統計業務 体制の見直し 基盤強化等 公的統計基本計画の前倒し改定 統計法制の見直し 統計改革の実現 実行 6

第 Ⅲ 期公的統計基本計画の概要 1 第 1 施策展開に当たっての基本的な視点及び方針 < 基本的な方針 > 統計の体系的整備 有用性の確保 向上 1 EBPM や統計ニーズへの的確な対応 2 国民経済計算 経済統計の改善を始めとする府省横断的な統計整備の推進 視点 3 国際比較可能性や統計相互の整合性の確保 向上 4 ユーザー視点に立った統計データ等の利活用促進 5 統計改善の推進に向けた基盤整備 強化 施策展開 第 2 第 3 公的統計の整備に関する事項 基盤 公的統計の整備に必要な事項 別表 今後 5 年間に講じる具体的な措置 方策 担当府省 実施時期 第 4 基本計画の推進 統計委員会による推進 支援 7

第 Ⅲ 期公的統計基本計画の概要 2 第 2 公的統計の整備に関する事項 より正確な景気判断に資する統計の改善 家計調査のオンライン家計簿の円滑な導入 機能拡充 情報提供の充実 四半期別法人企業統計調査の一部早期化に向けた実証検討 消費動向指数 (CTI) の開発 改善 CPI におけるインターネット販売価格の採用拡大に向けた検討 毎月勤労統計調査におけるローテーション サンプリングの全面導入による安定性の向上 国民経済計算を軸とした横断的な統計整備 サービス関連統計調査を統合した経済構造実態調査 ( 仮称 ) の創設 共管実施 国民経済計算の基礎となる産業連関表の SUT 1( 供給 使用表 ) 体系への段階的移行 生産物分類の段階的構築 ビジネスサーベイの枠組みを活用した経済センサス中間年の統計整備 建設 不動産 医療 介護及び教育の 5 分野の推計手法の改善 基礎統計の整備 人口減少社会をより的確に捉える統計の整備 国勢調査等における若年層を中心とする不在世帯等の対応 オンライン調査の利用促進等 学校基本調査等教育関連統計調査の改善 賃金構造基本統計調査の調査効率化に向け調査方法の見直し 公表の早期化等検討 政策ニーズを反映した統計の整備 地域観光統計の推計手法の改善 旅行形態の変化に対応した統計の改善 不動産登記簿情報の活用の可能性の検討 グローバル化に対応した統計の整備 SDGS 2 のグローバル指標の対応拡大 1 SUT:Supply and Use Tables 2 Sustainable Development Goals( 持続可能な開発目標 ) 8

第 Ⅲ 期公的統計基本計画の概要 3 第 3 公的統計の整備に必要な事項 統計作成の効率化及び報告者の負担軽減 ビッグデータを活用した経済指標の開発 ICT 技術を活用したオンライン調査の導入や回答率向上の更なる推進 統計ニーズや報告者の声に対する対応方策の公表と そのフォローアップの実施 統計の品質確保 日本標準産業分類の改定に向けた検討 統計調査の民間委託の品質確保 向上 統計棚卸しを実施し業務効率化等により統計に関する官民コストを 3 年間で 2 割削減 統計の利活用促進 環境改善 調査票情報のオンサイト利用の拡充 調査票情報等の提供 活用に関するワンストップサービスを担う管理施設等の具体化 e-stat への登録データの拡大 機能強化 (API 機能等 ) の推進 基幹統計調査における企業等への立入検査等の積極的な実施 統計リソースの確保 統計人材の育成 統計改革に必要な統計リソースの計画的な確保及び再配分 最適配置 人材の確保育成方針に基づき 若手研究者等外部人材の活用のため課題の改善 地方公共団体との人事交流 統計研修の充実 強化 9

第 Ⅲ 期公的統計基本計画の概要 4 第 4 基本計画の推進 基本計画の推進体制 各府省の統計を取りまとめる幹事を中心とした推進体制の整備 統計委員会に統計棚卸しチームを設置し 統計棚卸しを実施 統計委員会に評価チームを設置し 先端的 技術的課題の解決に向け検討 各種法定計画等との整合性の確保及び的確な情報提供の推進 統計関連法制の見直しを踏まえ 取組を推進 国民に対し的確な情報提供 公的統計に対する国民の意見 ニーズの把握と反映の推進 10