< F2D90AE94F58BC CA926D95B62E6A7464>

Similar documents
本条は 購入者等が訪問販売に係る売買契約等についての勧誘を受けるか否かという意思の自由を担保することを目的とするものであり まず法第 3 条の2 第 1 項においては 訪問販売における事業者の強引な勧誘により 購入者等が望まない契約を締結させられることを防止するため 事業者が勧誘行為を始める前に 相

Ⅱ. 法第 3 条の 2 等の適用についての考え方 1. 法第 3 条の2 第 1 項の考え方について本条は 購入者等が訪問販売に係る売買契約等についての勧誘を受けるか否かという意思の自由を担保することを目的とするものであり まず法第 3 条の 2 第 1 項においては 訪問販売における事業者の強引

4 行政措置の内容 (1) 指示 ( 特定商取引法第 7 条第 1 項 ) 公表 ( 同条第 2 項 ) 1 訪問販売をしようとするときは その勧誘に先立って その相手方に対し 販売業者の氏名 売買契約の締結について勧誘をする目的である旨及び当該勧誘に係る商品の種類を明らかにすること 2 訪問販売に

- 1 - 法務省 令第一号国土交通省宅地建物取引業法(昭和二十七年法律第百七十六号)第二十七条第二項の規定に基づき 宅地建物取引業者営業保証金規則の一部を改正する省令を次のように定める 平成二十九年三月二十四日法務大臣金田勝年国土交通大臣石井啓一宅地建物取引業者営業保証金規則の一部を改正する省令法

商品 CFD 取引契約締結前交付書面 注意喚起文書 新旧対照表 新 商品 CFD 取引のリスク等重要事項について 平成 31 年 3 月 1 日 ( 下線部分変更 ) 旧 商品 CFD 取引のリスク等重要事項について ( 省略 ) ( 省略 ) 商品 CFD 取引のリスクについて 本取引は 原資産の

.s...Y _.o..

<4D F736F F D B A815B836782CC8A C98C5782E9834B C4>

(2) 同社は 遅くとも平成 30 年 3 月以降 消費者宅において 消費者と本件土地の売買契約を締結したときに 本件土地の売買契約の内容を明らか にする書面を交付していましたが 当該書面には次のアからウまでの事項が記載されていませんでした ア特定商取引に関する法律施行規則 ( 昭和 51 年通商産

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

1 納税義務者ご本人が窓口に来られる場合 3 申請者欄に ご本人の住所 ( 運転免許証等の本人確認書類で確認できる住所 ) 氏名 連絡先電話番号をご記入ください ( 使者欄はご記入不要です ) 4 証明 閲覧の対象となる固定資産の納税義務者が ご本人である場合は 申請者に同じ のチェックボックス (

News Release 平成 24 年 3 月 2 9 日消費者庁 特定商取引法に基づく行政処分について 本日 関東経済産業局が特定商取引法に基づく行政処分を実施しましたので公表します 本件は 特定商取引法第 69 条第 3 項の規定に基づき 消費者庁長官の権限委任を受けた関東経済産業局長が実施し

改正犯罪収益移転防止法_パンフ.indd

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

個人情報保護規程

高齢者の場合には自分から積極的に相談に行くケースは少なく 表面化率は一層低いと考えなければならないこと したがって PIO-NETデータはきわめて重要なデータとして尊重すべきものであるとの意見があったことを追加頂きたい 2 理由などこの点については 調査会でも意見が出されています また 国民生活セン

- 1 - 国土交通省告示第三百十六号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行規則(平成十八年国土交通省令第百十号)第六条の二 第六条の三 第六条の四及び第二十三条の規定に基づき 同規則第六条の二の規定に基づく国土交通大臣が定める要件並びに移動等円滑化取組計画書 移動等円滑化取組報告書

< F2D A7926E8AEE8F8095D2967B95B C52E6A74>

< 賃貸住宅管理業者登録制度 > 国土交通省では 賃貸住宅管理業の適正化を図るため 平成 23 年から任意の登録制度として賃貸住宅管理業者登録制度を実施しています 賃貸住宅管理業者登録制度では サブリースを含む賃貸住宅管理業の遵守すべきルールを設けており 登録業者は このルールを守らなければなりませ

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

プレス資料作成例

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

Microsoft Word 免許審査基準案(同一法人の士業→削除、県議→×)

別記様式第一号 ( 第一条関係 ) 免許申請書 ( 第一面 ) 宅地建物取引業法第 4 条第 1 項の規定により 同法第 3 条第 1 項の免許を申請します この申請書及び添付書類の記載事項は 事実に相違ありません 地方整備局長北海道開発局長山形県知事 殿 申請者商号又は名称 郵便番号 ( - )

協会員の外務員の資格 登録等に関する規則 に関する細則 ( 平 ) ( 目的 ) 第 1 条この細則は 協会員の外務員の資格 登録等に関する規則 ( 以下 規則 という ) の施行に関し 必要な事項を定める ( 二種外務員の信用取引に係る外務行為 ) 第 2 条規則第 2 条第 4 号

旧なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であるこ用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であることに留意するものとする

2 低入札対策の拡充

p81-96_マンション管理ガイド_1703.indd

Microsoft Word - 【様式第一号】免許申請書(電話番号、写真番号、撮影年月日)

第一号様式 ( 第四条関係 ) (A4) 住宅宿泊事業届出書 ( 第一面 ) 住宅宿泊事業法第 3 条第 1 項の規定により 住宅宿泊事業の届出をします この届出書及び添付書類の記載事項は 事実に相違ありません 年月日 殿 届出者 商号又は名称氏名 ( 法人である場合においては 代表者の氏名 ) 電

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

<4D F736F F D F E968D8090E096BE82CC837C B4C8F7193E CC93C782DD91D682A62E646F63>

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

第 1 章 不動産の売却を検討されるお客様へ いらっしゃいませ! 初めての方も安心して お任せください 初めてだから 不安だわ PROFILE 夫 60 歳妻 65 歳 戸建てからマンションに買い換え検討中 子供も独立したし 広すぎるこの家は 売却しようか 売却までの流れ 物件調査 価格査定 媒介契

<4D F736F F D2081A181798E9197BF82572D32817A92B7956C8E738BF389C C98AD682B782E98FF097E18E7B8D738B4B91A C4816A89FC2E646F63>

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

2. 登録講習を実施している機関一般社団法人マンション管理業協会登録年月日平成 13 年 8 月 10 日所在地東京都港区虎ノ門 連絡先 株式会社プライシングジャパン 登録年月日 平成 26 年 10 月 3 日 所在地 埼玉県三郷市上口 連絡先

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

< F2D322E89FC90B38FC897DF8FF095B62E6A746463>

個人情報の保護に関する規程(案)

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

個人情報の取扱いに関する規則 平成 12 年 9 月 29 日 奈良県規則第 2 2 号 改正 平成 13 年 3 月 30 日 規則第 68 号 改正 平成 17 年 3 月 29 日 規則第 30 号 改正 平成 18 年 3 月 31 日 規則第 38 号 改正 平成 27 年 9 月 25

13清総契第   号

弁護士等の業務広告に関する規程

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

目次 2 級管工事施工管理技術検定学科試験の合格発表まで 2 2 級管工事施工管理技術検定学科試験 はじめに 2 級管工事施工管理技術検定は 建設業法第 27 条に基づき 管工事に従事する施工管理技術者の向上 技術水準の確保を図ることを目的とした国家試験で 同法第 27 条 2 に基づく国土交通大臣

財営第   号

消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法施行令

Microsoft Word - 法令解釈通知(新旧)

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

はじめに 宅地建物取引業は さまざまな個人情報を取り扱う職種であり 宅地建物取引業法第 45 条には業者の 秘密を守る義務 が明記されています 平成 17 年 4 月に 個人情報の保護に関する法律 いわゆる個人情報保護法が完全施行され 個人情報を保護するための法整備がなされました また今般 同法改正

<4D F736F F D20335F395F31392E31312E323895BD8BCF925089BF82C982E682E98EE688F88EC08E7B82CC82BD82DF82CC8BC696B191CC90A CC90AE94F

が適正に整備されていない状況がみられた これらの河川事務所等は その主な理由について 都道府県に対し 河川法施行令第 5 条に規定する河川現況台帳の記載事項 ( 主要な河川管理施設の概要等 ) が変更される場合は資料を提供するよう依頼しているが 都道府県から主要な河川管理施設の概要に係る資料が提供さ

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

<4D F736F F D CA926D95B68F A91CE937393B9957B8CA78EE58AC795948BC72E646F6378>

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

❶ 法律の義務づけなどの対象となる電子メール 広告宣伝のために送信される電子メール ( 広告宣伝メール ) が対象となります 広告宣伝メール全般について オプトイン方式や 特定の事項の表示が義務づけられています 携帯して使用する通信端末機器 ( 携帯電話 スマートフォン タブレット端末など ) 同士

金融商品取引法の改正 ~ インサイダー取引規制に係る見直しについて 1. はじめに 2013 年 4 月 16 日に 金融商品取引法等の一部を改正する法律案 が第 183 回国会に提出され 同年 6 月 12 日に成立 同月 19 日に公布されました ( 平成 25 年法律第 45 号 以下 改正法

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

○大阪府建設業法施行細則

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

個人情報の取り扱いについて TaoTao 株式会社 ( 以下 当社 という ) は お客様が安心して当社のサービスをご利用いただけるよう 個人情報保護方針に基づき お客様の個人情報 個人番号 特定個人情報 ( 以下 ここではすべてを総称し 個人情報 といいます ) のお取扱いに細心の注意を払っており

<4D F736F F D F80976C8EAE A836F815B F CC837E C815B836882C98AD682B782E98B4B92F689FC92E888C E646F63>

定款の一部改正新旧対照表 新 ( 受託に係る適切な措置 ) 第 31 条の2 正会員は 顧客から本所の市場における高速取引行為 ( 法第 2 条第 41 項に規定する高速取引行為をいう 以下同じ ) に係る有価証券の売買の委託 ( 有価証券等清算取次ぎの委託を除く 以下この条において同じ ) を受け

Microsoft Word - ○指針改正版(101111).doc

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

アナリスト レポートの取扱い等に関する規則 ( 平 ) ( 目的 ) 第 1 条この規則は アナリスト レポートの取扱い等に関し 協会員 ( 特別会員にあっては 金融商品取引法 ( 以下 金商法 という ) 第 33 条第 2 項第 3 号ハ又は同項第 4 号ロに掲げる行為 ( 以下

<4D F736F F D208B8F91EE89EE8CEC93998C5F96F18F912E646F63>

このガイドラインは 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する留意事項 ( 制定 発出時点において最適と考えられる法令解釈 運用等 ) を示したものである 第一章 総則 1-1 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する内閣府令 ( 平成 19 年

<4D F736F F D2092B7956C8E738BF389C C98AD682B782E98FF097E18E7B8D738B4B91A B95B6816A2E646F63>

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

「恒久的施設」(PE)から除外する独立代理人の要件

注意事項 委任状は 別添様式 2 を使用すること 委任期間は 入札及び開札日 ( 平成 30 年 12 月 13 日 ) とすること (7) 入札保証金及び契約保証金 1 入札保証金ア入札保証金等は 見積もった契約希望金額 ( 消費税及び地方消費税を含む 以下同じ ) の 100 分の 5 以上の金

千葉県住宅供給公社土地購入希望に関する情報提供者に対する成約報酬制度要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 千葉県住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) の保有土地の分譲を促進するため 土地売買契約に至った契約者に関する情報を提供した者に対する成約報酬の取扱いについて定めるものとする ( 対象と

基金通信

5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

<4D F736F F F696E74202D20984A93AD8C5F96F CC837C A815B C F38DFC8BC68ED28D5A90B38CE3816A2E707074>

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

協会員の従業員に関する規則 及び 協会員の従業員における上場会社等の特定有価証券等に係る売買等に関する規則 等の一部改正について ( 案 ) 平成 29 年 5 月 17 日日本証券業協会 Ⅰ. 改正の趣旨本協会では 平成 28 年 7 月 19 日付で 自主規制規則の見直しに関する検討計画について

sannomaruriyou

<4D F736F F D C A838A815B F A>

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

4. 個人情報の提供 当社では 次の場合を除いてお客さまの個人情報を外部に提供することはありません (1) お客さまが同意されている場合 (2) 法令により必要と判断される場合 (3) お客さままたは公共の利益のために必要であると考えられる場合 (4) 他社との共同事業における共同事業者または販売会

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

( 育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限 ) 第 9 条略 4 前 3 項の規定は, 第 16 条第 1 項に規定する日常生活を営むのに支障がある者を介護する職員について準用する この場合において, 第 1 項中 小学校就学の始期に達するまでの子のある職員 ( 職員の配偶者で当該子の

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

特定個人情報の取扱いの対応について

「配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱い等について」の一部改正について

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

20歳代に増える投資用マンションの強引な勧誘に注意!

Microsoft Word - ’Ή´”†”‚Š¿‡Q.doc

文書管理番号

privacypolicy

Transcription:

国土動指第 26 号平成 23 年 9 月 16 日 各地方支分部局主管部長 あて 国土交通省土地 建設産業局不動産業課長 宅地建物取引業法施行規則の一部を改正する命令 の運用について 宅地建物取引業法施行規則 ( 昭和 32 年建設省令第 12 号 ) の一部を改正する命令が平成 23 年 8 月 31 日に公布され 平成 23 年 10 月 1 日付で施行されることとされたところである ついては 改正施行規則の具体的な運用に当たって留意すべき事項等を下記のとおりとするので通知する 記 第 1 勧誘に先立つて 宅地建物取引業者名 担当者名 勧誘目的を告げずに勧誘を行うことの禁止 ( 宅地建物取引業法施行規則 ( 以下 省令 という ) 第 16 条の12 第 1 号ハ関係 ) 宅地建物取引業に係る契約の締結の勧誘に際して 会社の名称や勧誘の目的等を告げないことに起因する苦情やトラブルが多く見受けられる実態にかんがみ 相手方等が宅地建物の勧誘を受けているという認識を明確に持ち得るよう 勧誘に先立って 所定の事項を告げなければならないことを規定したものである (1) 勧誘に先立つて について 勧誘に先立つて とは 契約締結のための勧誘行為を開始する前という意味である 勧誘を行うに当たっては 相手方等が勧誘を受けるか拒否するかを判断する機会を勧誘行為を開始する前に確保することが重要であることから 勧誘に先立つて 所定の事項を明確に告げなければならない 具体的には 個々の事例ごとに判断することになるが 一般的には 電話による勧誘 ( 以下 電話勧誘 という ) の場合は 相手方等に電話が繋がった時点で告げなければならず 訪問による勧誘 ( 以下 訪問勧誘 という ) 等の場合は相手方等と接触し 会話を開始した時点で告げることになる また 相手方等が宅地建物取引業者の事務所等を訪れた場合には 相手方等に物件の具体的な内容等について説明を開始する時点で告げる必要がある (2) 宅地建物取引業者の商号又は名称 について宅地建物取引業者の宅地建物取引業の免許における 商号又は名称 を相手方等が明確に認識できるよう告げる必要がある 例えば 名称の一部や略 - 1 -

称 フランチャイズの名称のみを告げることは本規定における 商号又は名称 を告げたことにはならない 実際の勧誘行為を宅地建物取引業者から委任された代行業者 ( 宅地建物取引業法 ( 以下 法 という ) 第 47 条の 2 に規定する 代理人 をいう ) が行っている実態も見受けられるが その場合は 委任をした宅地建物取引業者の 商号又は名称 を告げることが必要となる また この場合において 相手方等が当該勧誘の内容について代行業者に問い合わせ等を行うことも想定されることから 代行業者の 商号又は名称 並びに当該代行業者が宅地建物取引業者から委任をされている旨も勧誘に先だって告げることが望ましい なお 訪問勧誘等 相手方等に直接勧誘を行う場合には 法第 48 条第 2 項の規定により 相手方等の求めに応じて従業者証明書を提示しなければならないことに留意する必要がある (3) 勧誘を行う者の氏名 について実際に勧誘を行う担当者の氏名を告げることが必要である なお 宅地建物取引業者から委任された代行業者が勧誘を行う場合においても 実際に勧誘を行う当該代行業者の担当者の氏名を告げることとなる (4) 契約の締結について勧誘をする目的である旨 について勧誘の対象となる物件の契約を締結することが勧誘の目的である旨を告げることが必要であり 投資用マンションの購入について説明をさせて頂きたい など 具体的な勧誘目的を明確に告げなければならない 例えば マンションの売買契約の締結を行うことが具体的な勧誘目的であるにもかかわらず それを明確に告げる前に 年金や老後の生活設計に関する提案をさせて欲しい 将来の資産運用に関して説明をさせて欲しい などの説明を行うことは その説明自体が勧誘行為に該当するものであることから 勧誘に先立つて 勧誘目的を告げたことにはならない 第 2 相手方等が当該契約を締結しない旨の意思 ( 当該勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含む ) を表示した場合の再勧誘の禁止 ( 省令第 16 条の12 第 1 号ニ関係 ) 宅地建物取引業に係る契約の締結の勧誘に際して 相手方等が勧誘を断っているにもかかわらず 執拗に面会を求めたり 繰り返し電話を架ける行為を行うことによる苦情等が多く見受けられる実態にかんがみ 相手方等が 契約を締結しない旨の意思 勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思 を表示した場合の再勧誘の禁止を明示的に規定したものである (1) 契約を締結しない旨の意思( 当該勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含む 以下同じ ) について相手方等の 契約を締結しない旨の意思 は 口頭であるか 書面であるかを問わず 契約を締結する意思がないことを明示的に示すものが該当する 具体的には 相手方等が お断りします 必要ありません 結構です - 2 -

関心ありません など明示的に契約の締結の意思がないことを示した場合が該当するほか ( 当該勧誘行為が ) 迷惑です など 勧誘行為そのものを拒否した場合も当然該当することとなる (2) 勧誘を継続すること について相手方等が契約を締結しない旨の意思表示を行った場合には 引き続き勧誘を行うことのみならず その後 改めて勧誘を行うことも 勧誘を継続すること に該当するので禁止される 同一の宅地建物取引業者の他の担当者や同一の宅地建物取引業者から委任されたすべての代行業者の担当者による勧誘も同様に禁止される 電話勧誘又は訪問勧誘などの勧誘方法 自宅又は会社などの勧誘場所の如何にかかわらず 相手方等が 契約を締結しない旨の意思 を表示した場合には当該勧誘行為は禁止される 再勧誘の禁止の対象については 勧誘の相手方等が契約を締結しない旨の意思をどのように示したかにより異なるため 個別の事例ごとに判断することとなる 例えば 投資用マンションの売買契約の締結に係る勧誘において 相手方等から 1 投資用マンションは結構です との意思表示がなされた場合には 投資用マンション の勧誘を行うことは再勧誘に該当する 2 マンションの勧誘は結構です との意思表示がなされた場合には 投資用 のみならず 居住用 も含め 広くマンションの勧誘を行うことは再勧誘に該当する 3 御社( 宅地建物取引業者 ) からの勧誘は結構です との意思表示がなされた場合には 当該勧誘を行った宅地建物取引業者が行う勧誘はすべて再勧誘に該当する なお 当該契約について 勧誘を継続すること がどの程度の期間にわたって禁止されるかについては 個別の事例ごとに判断することになるが 相手方等もある一定期間が経過することにより 勧誘を受けることの意思が変化することも十分考えられることから 相手方等が将来にわたってすべての勧誘を拒否した場合など 明確な意思の表示があった場合を除き 将来にわたって当該相手方等への勧誘がすべて禁止されるものではないと考えられる いずれにしろ 相手方等が契約を締結しない旨の意思をどのように具体的に示したかという事実を踏まえ判断されることになるため 慎重に対処することが望ましい 例えば ある一定期間経過後に同様の勧誘を行う場合は 相手方等から 契約を締結しない旨の意思 が示されたことを踏まえ トラブル防止の観点から 新たな勧誘であることについて 相手方等に改めて意思の確認を行うなどした後に勧誘を行うことなどが考えられる - 3 -

第 3 迷惑を覚えさせるような時間の電話又は訪問による勧誘の禁止 ( 省令第 1 6 条の 12 第 1 号ホ関係 ) 宅地建物取引業に係る契約の締結の勧誘に際して 社会通念上 明らかに相手方等が迷惑を覚えるような不適当な時間に勧誘を行うことによる苦情等が多く見受けられる実態にかんがみ 不適当な時間帯における勧誘の禁止を明示的に規定したものである (1) 迷惑を覚えさせるような時間 について 迷惑を覚えさせるような時間 については 相手方等の職業や生活習慣等に応じ 個別に判断されるものであるが 一般的には 相手方等に承諾を得ている場合を除き 特段の理由が無く 午後 9 時から午前 8 時までの時間帯に電話勧誘又は訪問勧誘を行うことは 迷惑を覚えさせるような時間 の勧誘に該当するものと考えられる (2) 電話し 又は訪問すること についてここでは不適当な時間に電話勧誘又は訪問勧誘を開始することを禁止しているものであり 勧誘の途中で 迷惑を覚えさせるような時間 に該当するに至ったとしても 本規定の禁止行為の対象にはならない また 本規定は 電話勧誘又は訪問勧誘を禁止しているものであることから 例えば 相手方等が事務所に訪問した場合など これら以外の勧誘を 迷惑を覚えさせるような時間 に行ったとしても本規定の禁止行為の対象とはならない 第 4 深夜又は長時間の勧誘等によりその者を困惑させる行為の禁止 ( 省令第 1 6 条の 12 第 1 号ヘ関係 ) 本規定は 深夜における勧誘や長時間にわたる勧誘など 私生活又は業務の平穏を害するような方法により相手方等を困惑させる行為を禁止するものである 最近における宅地建物取引業に係る契約の締結の勧誘に際して 深夜にわたる執拗な勧誘が行われたことによる苦情等が多く見受けられた実態にかんがみ 特に その者を困惑させる行為 の例示として深夜における勧誘を加えたものである その者を困惑させる行為 については 個別の事例ごとに判断がなされるものであるが 深夜勧誘や長時間勧誘のほか 例えば 相手方等が勤務時間中であることを知りながら執拗な勧誘を行って相手方等を困惑させることや面会を強要して相手方等を困惑させることなどがこれに該当するものと考えられる - 4 -

参考 改正内容( 下線部が改正点 ) 省令第 16 条の12 一宅地建物取引業に係る契約の締結の勧誘をするに際し 宅地建物取引業者の相手方等に対し 次に掲げる行為をすること ハ当該勧誘に先立つて宅地建物取引業者の商号又は名称及び当該勧誘を行う者の氏名並びに当該契約の締結について勧誘をする目的である旨を告げずに 勧誘を行うこと ニ宅地建物取引業者の相手方等が当該契約を締結しない旨の意思 ( 当該勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含む ) を表示したにもかかわらず 当該勧誘を継続すること ホ迷惑を覚えさせるような時間に電話し 又は訪問すること ヘ深夜又は長時間の勧誘その他の私生活又は業務の平穏を害するような方法によりその者を困惑させること - 5 -