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JIS T 9216:1991 金属製下肢装具用ひざ ( 膝 ) 継手 評価 ( 可能 おそらく可 不可 評価対象外 ) 9 試験方法 9.1 継手の遊び ( がた ) 量の測定方法 ひざ継手の大腿支柱を固定し 下腿支柱の矢状面内の屈曲 伸展方向に引張力を加え 変位量と引張力を検出できる装置を用いて行う 装置の一例を図 2 に示す 継手部を完全に固定し 継手部の中心から 100mm はなれた下腿支柱の一点に 1N の引張力を屈曲 伸展方向に作用させ 継手部の中心から 50mm はなれた下腿支柱の一点の変位量を測定する 変位量と引張力を検出できる装置 ダイヤルゲージプッシュプルゲージ 9.2 静的曲げ試験方法 ひざ継手の静的強度を調べるために 集中荷重を徐々に加えることができる三点曲げ試験装置を用いて 矢状面と前額面について行う 試験条件は次のとおりとする 三点曲げ試験装置 (1) ひざ継手を完全にロックする (2) 負荷の方向と大きさは 表 4 のとおりとする (3) 支えから継手部の中心までの距離 l は 100mm とする (4) 押し金具の先端部と支えは円筒面の形状とし 円筒面の半径 (r 1 r 2 ) は 10mm 以上 幅は支柱の幅より大きいものとする 支えとして押し金具の軸は 互いに平行とする (5) 負荷は所定の大きさまで徐々に加え その後徐々に徐荷する 9.3 耐久試験 垂直圧縮力 曲げ継手部としちゅうの耐久性を調べるため 立脚期のひざ継手に加わる垂直圧縮モーメント ねじり (1) 試験装置力 曲げモーメント ねじりモーメントと同時の負荷を与えることができる装置を用モーメントと同時の い行う 装置の一例を図 4に示す負荷を与えることができる装置 (2) 試験条件 10 検査 10.1 抜取検査 11 包装 試験条件は 次のとおり (a). ひざ継手を完全にロックする (b). 負荷は表 5 のとおりとする (c). ひざ継手は 大腿支柱 下腿支柱とも長さ 150mm のところにチャックを取り付ける ( 注 ) このとき 継手軸と上下チャックの軸は平行であること (d). 繰返し周期は 0.3~0.5 秒 ( 繰返し周波数 2.0~3.3Hz) とする (e). 繰返し試験回数は 10 万回とする 抜取検査は 性能及び形状 寸法について 5. 及び 9. によって行い 4. 及び 5. の規定に適合しなければならない なお この場合の抜取方式及び合否判定方式は 受渡当事者間の協定による ( 注 ): チャック部には たとえばスリーブなどを入れ応力集中が生じないように十分注意すること 10.2 全数検査 全数検査は 外観について目視によって行い 6. の規定に適合しなければならない 外観について目視 防水 防食効果のあるものとし 運搬中及び保存中に損傷しないように包装しなければならない また 次の事項を記入した表示を入れなければならない (1) 規格名称 (2) 種類又は記号若しくはその略号 (3) 寸法 ( 支柱の幅 厚さ及び長さ ) (4) 左右の別 ( 注 ) ( 注 ) ブランジャーロック式にだけ適用する (5) JIS B 0205 及び JIS B 0207 に規定するメートル並目ねじ及びメートル細目ねじ以外のねじ部品を用いた場合は ねじの径とピッチ (6) 製造年月 ( 装具部品製造業者名 ) 又はその略号 (7) 装具部品製造業者名又はその略号

JIS T 9216:1991 金属製下肢装具用ひざ ( 膝 ) 継手 評価 ( 可能 おそらく可 不可 評価対象外 ) 12 製品の呼び方製品の呼び方は 規格名称 種類 寸法及び左右の別とする 13 表示 ひざ継手には 見やすい箇所に容易に消えない方法で 次の事項を表示しなければならない (1) 製造年月 ( 装具部品製造業者名 ) 又はその略号 (2) 装具部品製造業者名又はその略号

表 1 表 2 支柱の幅と厚さ 表 3 種類支柱材料記号 リングロック式 レバーロック式 ブランジャーロック式 記号 SR, SL, SP ALR, ALL, ALP 鋼系 SR 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 軽合金系 ALR 3.0 鋼系 SL 3.5 軽合金系 ALL 4.0 鋼系 SP 4.5 軽合金系 ALP 5.0 5.5 6.0 単位 kg 質量 1.4 以下 0.9 以下 表 4 負荷の方向と大きさ 厚さ t 幅 w 負荷方向負荷の大きさ N 備考 矢状面内屈曲方向 1000 図 3(1) 前額面内内側方向 ( 鼓ねじヘッド側から ) 200 図 3(2) 表 5 負荷 垂直圧縮力ねじりモーメント曲げモーメント 400N 10N m 50N m

JIS T 9214:1991 金属製下肢装具用足継手 評価 ( 可能 おそらく可 不可 評価対象外 ) 大分類 項目 小分類 説明 ( 認定基準 ) 確認方法 試験機 測定機等 備考 評価 1 適応範囲 金属製下肢装具用足継手について規定する 備考 1. JIS B 0205 メートル並目ねじ JIS B 0207 メートル細目ねじ JIS B 1501 玉軸受用鋼球 JIS B 2702 熱間成形コイルばね JIS B 2707 冷間成形圧縮コイルばね JIS T 9215 金属製下肢装具用あぶみ 2 用語の定義 (1) 継手部足継手のうち支柱とあぶみを除いた部分 (2) 制御ばね (3) 鋼球 足継手 (1 方向ばね制御つき ) 足継手(2 方向ばね制御つき ) に使用する足関節の底屈又は背屈制御用コイルばね足継手 (1 方向ばね制御つき ) 足継手(3 方向ばね制御つき ) の制御ばねとともに使用する玉軸受用鋼球 (4) 一体形 (5) 分離形 継手部と支柱が一体構造の継手 継手部と支柱が分離できる足継手 3 種類及び記号種類及び記号は 表 1 のとおりとする 4 性能 4.1 静的強度試験 足継手は 9.2 によて試験したとき 破損 永久変形 動作不良などの異常があってはならない 三点曲げ試験装 4.2 耐久試験 4.2.1 可動域内耐久性 (1) 足継手は 9.4 によって試験したとき 破損 永久変形 動作不良などの異常があってはならない 9.4 の試験による (2) 足継手は 9.3 の試験前と試験終了時に 9.5 及び 9.6 によって測定した遊び ( がた ) 量の差が 1.1mm 以下でなければならない 9.3 の試験による 4.2.2 可動制限部耐久性 (1) 足継手は 9.4 によって試験したとき 破損 永久変形 動作不良などの異常があってはならない 9.4 の試験による (2) 足継手は 9.4 の試験前と試験終了時に 9.7 によって測定した可動域の差が 1.5mm 以下でなければならない 9.4 および 9.7 の試験による 5 形状 寸法 5.1 支柱の幅と厚さ 5.2 支柱の長さ 支柱の幅 (w) と厚さ (t) は 図 1 及び表 2 の斜線部のとおり なお 寸法許容差は ±0.3mm とする 支柱の長さは 350mm 以上でなければならない ただし 表 2 の太枠内については 300mm 以上とする 測定ノギス 5.3 継手部の厚さ継手部の厚さは 15mm 以下とする 5.4 割の幅継手部の割の幅は 2.5 + 00.1 mm 3.0 + 00.1 mm 3.5 + 00.1 mm 4.0 + 00.1 mm のいずれかとする 5.5 軸の径軸の径は 6.0 0 0.05mm 7.0 0 0.05mm 8.0 0 0.05mm のいずれかとする 5.6 鋼球の直径 足継手 (1 方向ばね制御付き ) 足継手 (2 方向ばね制御付き ) に用いる鋼球の直径は 4mm 5mm 6mm のいずれかとする 5.7 質量足継手のあぶみを除き一対の質量は 表 3 のとおりとする はかり 6 外観足継手の表面は滑らかで 傷 さび 鋭い突起や縁があってはならない目視 7 材料 7.1 金属材料 7.2 鋼球 金属材料は 使用上必要な機械的性質をもち 耐食性のある材料又はさび止め処理を施したものとする 足継手 (1 方向ばね制御付き及び 2 方向ばね制御付き ) に用いる鋼球は JIS B 1501 に規定する玉軸受用鋼球とする 7.3 制御ばね 足継手 (1 方向ばね制御付き及び 2 方向ばね制御付き ) に用いる制御ばねは JIS B 2702 又は JIS B 2707 に規定する熱間成形コイルばね又は冷間成形圧縮ばねとする 7.4 ねじ ねじは 原則として JIS B 0205 及び JIS B 0207 に規定するメートル並目ねじ及びメートル細目ねじとする

JIS T 9214:1991 金属製下肢装具用足継手 評価 ( 可能 おそらく可 不可 評価対象外 ) 8 試験場所の状態試験場所の状態は 温度状態 20±10 湿度状態 65±30% の室内とする 9 試験方法 9.1 一般条件 足継手の試験及び測定は JIS T 9215 に規定する各々の足継手部に適合するあぶみ ( 注 ) と組合わせて行う ( 注 )A 形を使用する場合は 適当な長さに切断して使用する 9.2 静的曲げ試験方法 足継手の静的強度を調べるために 集中荷重を徐々に加えることができる三点曲げ試験装置を用いて 矢状面と前額面について行う 試験条件は次のとおりとする 三点曲げ試験装置 (1) 遊動足継手は 屈曲 伸展がほとんどできない状態で試験する (2) 足継手 (2 方向ばね制御付き ) は 制御ばねと鋼球を鋼球の直径に等しい磨き鋼棒に代え ばね調節ねじの先端を平面に加工し 屈曲 伸展が生じない状態で試験する (3) 負荷の方向と大きさは 表 4 のとおりとする支えとして押し金具の軸は 互いに平行とする (4) 負荷は所定の大きさまで徐々に加え その後徐々に徐荷する (5) 支えから足継手軸中心までの距離 l は 100mm とする支えとして押し金具の軸は 互いに平行であること (6) 押し金具の先端部と支えは円筒面の形状とし 円筒面の半径 (r 1 r 2 ) は 10mm 以上 幅は支柱の幅より大きいものとする 9.3 可動域内耐久試験方法 足継手の可動部における遊び ( がた ) の発生を調べるために 可動域内で継手の屈曲繰返し試験を行う 試験に用いる装置の一例を図 3 に示す 試験条件は次のとおりとする 屈曲繰返し試験 装置があれば可 9.4 可動制限耐久試験 9.5 9.6 9.7 継手軸方向の遊び ( がた ) 量の測定方法 (1) 足継手の可動域が 10 度になるように あらかじめあぶみを加工する (2) 繰返し試験中に垂直負荷及びねじり負荷が作用しないように配慮する (3) 繰返し周期は 0.3~0.5 秒 (2.0~3.3Hz) とする (4) 繰返し試験回数は 10 万回とする 遊動足継手の可動制御部 ( ストッパ ) の衝撃によるつぶれなどを調べるために 可動制御部の繰返し衝撃試験を行う 試験に用いる装置の一例を図 3 に示す 試験条件は次のとおりとする 繰返し衝撃試験 装置があれば可 (1) 遊動足継手の可動域が ±3 度になるように あらかじめあぶみを加工する (2) 繰返し試験中に 垂直荷重及びねじれ負荷が作用しないように配慮する (3) 可動制御部に作用する最大衝撃応力が 約 50N/mm 2 になるように調整する (4) 繰返し周期は 0.3~0.5 秒 (2.0~3.3Hz) とする (5) 繰返し試験回数は 10 万回とする 継手軸と垂直方向の遊び ( がた ) 量の測定方法 継手軸可動方向の遊び ( がた ) 量の測定方法 10 検査 10.1 抜取検査 11 包装 図 4 に示すように足継手軸中心から上方 100mm の位置で支柱をしっかり固定し 足継手軸中心から下方 100mm の位置であぶみを外側方向に 1N の力で引っ張り ダイヤルゲージの数値を読み取り 変位量を測定する 図 5 に示すように支柱をしっかり固定し あぶみへ 2N の力を重力方向及び逆方向へ負荷したときのダイヤルゲージの数値を読み取り 変位量を測定する 図 6 に示すように足継手軸中心から上方 100mm の位置で支柱をしっかり固定し 足継手軸中心から下方 100mm の位置であぶみを屈曲 伸展方向に分銅 プーリ及び軟らかいひもを用いて 1N の力で引っ張り 足継手軸中心から下方 50mm の位置にあるダイヤルゲージの数値を読み取り 変位量を測定する 抜取検査は 性能及び形状 寸法について 5. 及び 9. によって行い 4. 及び 5. の規定に適合しなければならない なお この場合の抜取方式及び合否判定方式は 受渡当事者間の協定による 変位量を測定 ダイヤルゲージ 10.2 全数検査全数検査は 外観について目視によって行い 6. の規定に適合しなければならない外観について目視 (1) 規格名称 防水 防食効果のあるものとし 運搬中及び保存中に損傷しないように包装しなければならない また 次の事項を記入した表示を入れなければならない (2) 種類又は記号若しくはその略号 (3) 寸法 ( 支柱の幅 厚さ及び長さ ) (4) JIS B 0205 及び JIS B 0207 に規定するメートル並目ねじ及びメートル細目ねじ以外のねじ部品を用いた場合は ねじの径とピッチ (5) 製造年月 ( 装具部品製造業者名 ) 又はその略号 (6) 装具部品製造業者名又はその略号

JIS T 9214:1991 金属製下肢装具用足継手 評価 ( 可能 おそらく可 不可 評価対象外 ) 12 製品の呼び方製品の呼び方は 規格名称 種類及び寸法とする 13 表示 足継手には 見やすい箇所に容易に消えない方法で 次の事項を表示しなければならない (1) 製造年月 ( 装具部品製造業者名 ) 又はその略号 (2) 装具部品製造業者名又はその略号

表 1 表 2 支柱の幅と厚さ 種類支柱材料記号備考 遊動足継手 足継手 (1 方向ばね制御つき ) 足継手 (2 方向ばね制御つき ) 厚さ t 一体形 F1 付図 1 参照 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 分離形 FS ー 3.0 一体形 SI 付図 2 参照 4.0 分離形 SS ー 5.0 一体形 DI ー 6.0 分離形 DS 付図 3 参照 幅 w 表 3 単位 kg 支柱材料 継手部材料 質量 軽合金系 軽合金系 0.3 以下 軽合金系 鋼系 0.5 以下 鋼系 鋼系 0.8 以下 表 4 負荷の方向と大きさ 種類負荷方向負荷の大きさ N 備考 遊動足継手 矢状面内屈曲又は伸展方向 足継手 (1 方向ばね制御付き ) 矢状面内ばね制御のない方向 足継手 (2 方向ばね制御付き ) 矢状面内屈曲又は伸展方向遊動足継手前額面内内側方向足継手 (1 方向ばね制御付き ) ( 鼓ねじのヘッド側から ) 足継手 (2 方向ばね制御付き ) 1000 図 2(1) 200 図 2(2)

JIS T 9215:1986 金属製下肢装具用あぶみ 評価 ( 可能 おそらく可 不可 評価対象外 ) 1 適応範囲 JIS T 9214( 金属製下肢装具用足継手 ) に用いる金属製下肢装具用あぶみについて規定する 2 用語の定義 (1) あぶみ (A 型 ) 足継手のうち支柱とあぶみを除いた部分 (2) あぶみ (B 型 ) (3) 遊動足継手用あぶみ 足継手 (1 方向ばね制御つき ) 足継手(2 方向ばね制御つき ) に使用する足関節の底屈又は背屈制御用コイルばね足継手 (1 方向ばね制御つき ) 足継手(3 方向ばね制御つき ) の制御ばねとともに使用する玉軸受用鋼球 (4) ばね制御付き足継手用あぶみ継手部と支柱が一体構造の継手 3 種類及び記号種類及び記号は 表 1 のとおりとする 4 形状 寸法 4.1 軸穴の径軸穴の径は 6.0 + 00.05 mm 7.0 + 00.05 mm 8.0 + 00.05 mm のいずれかとする測定ノギス 5 外観あぶみの表面は滑らかで 傷 さび及び汚れがあってはならない目視 6 材料 材料は使用上必要な機械的性質をもち 耐食性のある材料又はさび止め処理を施したものとする また B 型の場合 溶接性の良い材料を使用する 7 試験方法 寸法は JIS B 7507( ノギス ) に規定されたノギス又はこれと同等以上の精度の測定工具を用いて測定する ノギス 8 検査 8.1 抜取検査 9 包装 抜取検査は 寸法について 7. によって行い 4. の規定に適合しなければならない なお この場合の抜取方式及び合否判定方式は 受渡当事者間の協定による 8.2 全数検査全数検査は 外観について目視によって行い 5. の規定に適合しなければならない外観について目視 (1) 規格名称 防水 防食効果のあるものとし 運搬中及び保存中に損傷しないように包装しなければならない また 次の事項を記入した表示を入れなければならない また 次の事項を記入した表示を入れなければならない (2) 種類又は記号若しくはその略号 (3) 寸法 ( 注 ) ( 注 )A 型の場合は軸間距離 l 1 B 型の場合は全長 l2 (4) 製造年月 ( 装具部品製造業者名 ) 又はその略号 (5) 装具部品製造業者名又はその略号 10 製品の呼び方製品の呼び方は 規格名称 種類及び寸法とする 11 表示 あぶみには 見やすい箇所に容易に消えない方法で 次の事項を表示しなければならない (1) 製造年月 ( 装具部品製造業者名 ) 又はその略号 (2) 装具部品製造業者名又はその略号

表 1 種類構造記号 遊動足継手用あぶみ 足継手 (1 方向ばね制御付き ) 用あぶみ 足継手 (2 方向ばね制御付き ) 用あぶみ A 型 B 型 A 型 B 型 A 型 B 型 FA FB SA SB DA DB