生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

(事務連絡)公知申請に伴う前倒し保険適用通知廃止

保医発 第 9 号平成 2 9 年 3 月 2 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 公知申

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保医発 第 1 号平成 2 9 年 6 月 2 6 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 公

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審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

1. 今回の変更に関する整理 効能 効果及び用法 用量 ( 添付文書より転載 ) 従来製剤 ( バイアル製剤 ) と製法変更製剤 ( シリンジ製剤 ) で変更はない 効能 効果 用法 容量 B 型肝炎の予防通常 0.5mL ずつ4 週間隔で2 回 更に 20~24 週を経過した後に1 回 0.5mL

00【議連提出資料】B型肝炎ワクチンの定期接種化について

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

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事務連絡平成 28 年 2 月 5 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省健康局健康課 厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会の審議について 本日開催された厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会における審議の結果 B 型肝炎ワクチンの定期接種化について 以下の

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名称未設定

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

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3. 定期接種の接種時期について結核の定期接種の対象者については 1 歳に至るまでの間にある者と予防接種法施行令 ( 昭和 23 年政令第 197 号 ) 第 1 条の3に規定されているが 本件に伴い 2に記載した方法を検討してもなお やむを得ず1 歳を超えて接種を行った者に対して定期接種の対象外と

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

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( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて

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( 別紙 ) 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方について ( 平成 26 年 6 月 20 日付け薬食審査発 0620 第 6 号厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知 ) 新旧対照表 ( 別添 ) 改正後 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方 1. 承認申請時に電子データ提出を

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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Transcription:

B 型肝炎母子感染予防方法の変更について 従来より保険医療で HB-s 抗原陽性母体から出生した児には母子感染予防のために HB グロブリンと HB ワクチンが投与されていました しかし その投与方法が煩雑であり 約 3 割の児に接種漏れがあることが森島班 ( 岡山大学小児科教授 ) の調査で明らかとなり 現状の予防法の改善が 指摘されていました そこで 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会からエビデンスのある欧米のガイドラインに準じた投与法 (CDC など ) への変更を厚生労働省に要望しました もちろん HB 母子感染予防の主となる実施者である小児科医のコンセンサスを得るために 小児科学会の理事会 予防接種委員会 感染対策委員会での審議を頂き 新しい予防法への変更の賛同を頂き 日本産科婦人科学会と小児科学会共同の要望を行いました その結果 2013 年 10 月 18 日の薬事 食品衛生審議会医薬品第二部会で公知該当性が了承され 10 月 18 日から保険適用となりました ( 添付の資料参照 ) HB グロブリンと HB ワクチンの添付文書の改訂は来年春になりますが すでに保険適用されたので新方式が保険医療となり臨床使用可能です 新しい添付文書では従来の旧予防法は削除されます 新方式への変更日は各施設で十分に検討のうえ決定してください 但し すでに旧プロトコールで予防を開始している症例はそのまま従来法での予防の完遂をお願いします 今後は新投与法による HB 母子感染予防の実施をよろしくお願いします 従来と異なり 産科医の関与が増えるのでご注意ください また 6 カ月時に最終のワクチン接種を行うので 母親への説明 母子手帳への記載 小児科への連絡を必ずお願いします 特に 里帰り分娩の時には接種漏れの可能性があるので十分留意ください < 従来の旧予防法 > 出生直後 (48 時間以内 )HB グロブリン 1ml(200 単位 ) 筋肉注射生後 2 カ月 HB グロブリン 1ml 筋肉注射と HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 3 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 5 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 < 保険適用された新予防法 > 出生直後 (12 時間以内が望ましい ) HB グロブリン (0.5-)1ml(200 単位 ) 筋肉注射と HB ワクチン 0.25ml 皮下注射

生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

保医発 1018 第 1 号平成 25 年 10 月 18 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱いについて 本日開催の薬事 食品衛生審議会医薬品第二部会において 別添 1の4 成分 12 品目の適応外使用に係る公知申請についての事前評価が行われた結果 当該品目について公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られたところです ( 別添 2: 平成 25 年 10 月 18 日付け薬食審査発 1018 第 1 号 薬食安発 1018 第 1 号 ) これを踏まえ 別添 1の4 成分 12 品目について 今般追加される予定である効能 効果及び用法 用量において 本日より保険適用を可能とすることといたしましたので 貴管下の保険医療機関 審査支払機関等に対して周知徹底をお願いいたします

( 別添 1) 1. 一般名 : バンコマイシン塩酸塩販売名 : 塩酸バンコマイシン点滴静注用 0.5g 会社名 : 塩野義製薬株式会社追記される予定の効能 効果 : < 適応菌種 > バンコマイシンに感性のメチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌 (MRCNS) < 適応症 > 敗血症 感染性心内膜炎 外傷 熱傷及び手術創等の二次感染 骨髄炎 関節炎 腹膜炎 化膿性髄膜炎 バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 又はMR CNS 感染が疑われる発熱性好中球減少症対象の用法 用量 : 通常 成人にはバンコマイシン塩酸塩として1 日 2g ( 力価 ) を1 回 0.5g ( 力価 )6 時間ごと又は1 回 1g( 力価 )12 時間ごとに分割して それぞれ60 分以上かけて点滴静注する なお 年齢 体重 症状により適宜増減する 高齢者には 1 回 0.5g( 力価 )12 時間ごと又は1 回 1g( 力価 )24 時間ごとに それぞれ60 分以上かけて点滴静注する なお 年齢 体重 症状により適宜増減する 小児 乳児には 1 日 40mg( 力価 )/kgを2~4 回に分割して それぞれ60 分以上かけて点滴静注する 新生児には 1 回投与量を10~15mg( 力価 )/kgとし 生後 1 週までの新生児に対しては12 時間ごと 生後 1ヵ月までの新生児に対しては8 時間ごとに それぞれ60 分以上かけて点滴静注する 2. 一般名 : 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) 販売名 :1ヘプタバックス-Ⅱ 2ビームゲン (0.25mL1 瓶 0.5mL1 瓶 ) 会社名 :1MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所対象の効能 効果 : B 型肝炎ウイルス母子感染の予防 ( 抗 HBs 人免疫グロブリンとの併用 ) 変更後の用法 用量 ( 予定 ): 通常 0.25mLを1 回 生後 12 時間以内を目安に皮下に注射する 更に 0. 25mLずつを初回注射の1 箇月後及び6 箇月後の2 回 同様の用法で注射する ただし 能動的 HBs 抗体が獲得されていない場合には追加注射する 変更予定は下線部追記される予定の用法 用量に関連する接種上の注意 : B 型肝炎ウイルス母子感染の予防における初回注射の時期は 被接種者の状況に応じて生後 12 時間以降とすることもできるが その場合であっても生後できるだけ早期に行うこと 3. 一般名 :12 乾燥抗 HBs 人免疫グロブリン 34 抗 HBs 人免疫グロブリン販売名 :1ヘブスブリン筋注用 200 単位 ヘブスブリン筋注用 1000 単位 2 乾燥 HB グロブリン筋注用 200 単位 ニチヤク 乾燥 HBグロブリン筋注用 1000 単位 ニチヤク 3 抗 HBs 人免疫グロブリン筋注 200 単位 /1mL 日赤 抗 HBs 人免疫グロブリン筋注 1000 単位 /5mL 日赤 4ヘパトセーラ筋注 200 単位 /ml(200 単位 1mL1 瓶 1,000 単位 5mL1 瓶 ) 会社名 :13 一般社団法人日本血液製剤機構 2 日本製薬株式会社 4 一般財団法人化学及血清療法研究所

対象の効能 効果 : 新生児のB 型肝炎予防 ( 原則として 沈降 B 型肝炎ワクチンとの併用 ) 変更後の用法 用量 ( 予定 ): 初回注射量は0.5~1.0mLを筋肉内に注射する 初回注射の時期は生後 5 日以内とする なお 生後 12 時間以内が望ましい また 追加注射には 体重 1kg 当たり0.16~0.24mLを投与する 変更予定は下線部

( 別添 2) 薬食審査発 1018 第 1 号薬食安発 1018 第 1 号 平成 25 年 10 月 18 日 都道府県 各 保健所設置市 衛生主管部 ( 局 ) 長殿 特 別 区 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省医薬食品局安全対策課長 ( 公印省略 ) 新たに薬事 食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品の適応外使用について 薬事 食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品については 平成 22 年 8 月 30 日付け薬食審査発 0830 第 9 号 薬食安発 0830 第 1 号厚生労働省医薬食品局審査管理課長及び安全対策課長連名通知 薬事 食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品の適応外使用について ( 以下 連名通知 という ) にて各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長宛て通知しましたが 平成 25 年 10 月 18 日開催の薬事 食品 衛生審議会医薬品第二部会において 別添の医薬品について 医療上の必要性の高い未承認薬 適応外薬検討会議報告書に基づき 公知申請についての事前評価が行われ 公知申請を行っても差し支えないとされました つきましては 別添の医薬品について 連名通知における取扱いと同様の取扱いを行っていただきますよう 貴管下関係医療機関及び関係製造販売業者に対する周知徹底及びご指導方よろしくお願いいたします

( 別添 ) 1. 一般名 : バンコマイシン塩酸塩販売名 : 塩酸バンコマイシン点滴静注用 0.5g 会社名 : 塩野義製薬株式会社追記される予定の効能 効果 : < 適応菌種 > バンコマイシンに感性のメチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌 (MRCNS) < 適応症 > 敗血症 感染性心内膜炎 外傷 熱傷及び手術創等の二次感染 骨髄炎 関節炎 腹膜炎 化膿性髄膜炎 バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 又はMR CNS 感染が疑われる発熱性好中球減少症対象の用法 用量 : 通常 成人にはバンコマイシン塩酸塩として1 日 2g ( 力価 ) を1 回 0.5g ( 力価 )6 時間ごと又は1 回 1g( 力価 )12 時間ごとに分割して それぞれ60 分以上かけて点滴静注する なお 年齢 体重 症状により適宜増減する 高齢者には 1 回 0.5g( 力価 )12 時間ごと又は1 回 1g( 力価 )24 時間ごとに それぞれ60 分以上かけて点滴静注する なお 年齢 体重 症状により適宜増減する 小児 乳児には 1 日 40mg( 力価 )/kgを2~4 回に分割して それぞれ60 分以上かけて点滴静注する 新生児には 1 回投与量を10~15mg( 力価 )/kgとし 生後 1 週までの新生児に対しては12 時間ごと 生後 1ヵ月までの新生児に対しては8 時間ごとに それぞれ60 分以上かけて点滴静注する 2. 一般名 : 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) 販売名 :1ヘプタバックス-Ⅱ 2ビームゲン (0.25mL1 瓶 0.5mL1 瓶 ) 会社名 :1MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所対象の効能 効果 : B 型肝炎ウイルス母子感染の予防 ( 抗 HBs 人免疫グロブリンとの併用 ) 変更後の用法 用量 ( 予定 ): 通常 0.25mLを1 回 生後 12 時間以内を目安に皮下に注射する 更に 0. 25mLずつを初回注射の1 箇月後及び6 箇月後の2 回 同様の用法で注射する ただし 能動的 HBs 抗体が獲得されていない場合には追加注射する 変更予定は下線部追記される予定の用法 用量に関連する接種上の注意 : B 型肝炎ウイルス母子感染の予防における初回注射の時期は 被接種者の状況に応じて生後 12 時間以降とすることもできるが その場合であっても生後できるだけ早期に行うこと 3. 一般名 :12 乾燥抗 HBs 人免疫グロブリン 34 抗 HBs 人免疫グロブリン販売名 :1ヘブスブリン筋注用 200 単位 ヘブスブリン筋注用 1000 単位 2 乾燥 HB グロブリン筋注用 200 単位 ニチヤク 乾燥 HBグロブリン筋注用 1000 単位 ニチヤク 3 抗 HBs 人免疫グロブリン筋注 200 単位 /1mL 日赤 抗 HBs 人免疫グロブリン筋注 1000 単位 /5mL 日赤 4ヘパトセーラ筋注 200 単位 /ml(200 単位 1mL1 瓶 1,000 単位 5mL1 瓶 ) 会社名 :13 一般社団法人日本血液製剤機構 2 日本製薬株式会社 4 一般財団法人化学及血清療法研究所

対象の効能 効果 : 新生児のB 型肝炎予防 ( 原則として 沈降 B 型肝炎ワクチンとの併用 ) 変更後の用法 用量 ( 予定 ): 初回注射量は0.5~1.0mLを筋肉内に注射する 初回注射の時期は生後 5 日以内とする なお 生後 12 時間以内が望ましい また 追加注射には 体重 1kg 当たり0.16~0.24mLを投与する 変更予定は下線部