3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定

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資料 1 子ども 子育て支援新制度における利用者負担について 1 設定が必要な利用者負担額 1 号認定 認定区分対象該当施設 事業 3 歳以上保育が必要ない 2 号認定 ( 標準時間 ) 3 歳以上 2 号認定 ( 短時間 ) 保育が必要 3 号認定 ( 標準時間 ) 0~2 歳 3 号認定 ( 短

居宅介護支援費Ⅰの算定上限(40件)の範囲

流山市子ども・子育て会議

教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

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幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

稚園型 ) は 利用者数に応じた事業担当職員の配置 (4 5 歳児は30:1 3 歳児は20:1) や職員資格 ( 幼稚園教諭 保育士 市町村の研修を受けた者 ) などの基準を守ることが必要です なお 一時預かり事業では 園児以外の地域の子ども (2 歳以下の子どもも含まれます ) の預かりについて

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幼児教育の効果に関する代表的な研究成果 ~ ペリー就学前計画 ~ ペリー就学前計画は 1960 年代のアメリカ ミシガン州において 質の高い幼児教育プログラムに参加したグループ と 参加しなかったグループ を対象に その後長期にわたり追跡調査を実施しているもの 質の高い幼児教育プログラムへの参加は

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幼児教育 保育の無償化の実施について 1 子ども 子育て支援新制度の趣旨に沿った無償化の実施を! 子ども 子育て支援新制度 では 一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会 子どもの最善の利益が実現される社会を目指しています まずこの目指すべき姿に沿った幼児教育 保育の無償化を図るべきです

子ども 子育て支援新制度市民説明会質問票でのご質問 (10/1 3 6)< 回答集 > 分類 質問 回答 全体で7000 億から1 兆円の予算が新制度のために確保で 新制度における質的向上 量的拡充のために 消費税増税 きる見込みとのことだが 大阪市のために割り当てられる予による増収分の一部が充てら

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子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

物価指数研究会(第2回) 2015年基準 モデル式の検討「授業料」・「保育料」

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(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

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2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

改正法律一覧 (15 法律 ) 2 法律重複 A 地方公共団体への事務 権限の移譲 (3 法律 ) 毒物及び劇物取締法 1 毒物又は劇物の原体の事業者の登録等に係る事務 権限を国から都道府県へ移譲 就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律 子ども 子育て支援法 2 幼保連携

2 市町村別 保育所等利用待機児童数の推移 市町村名 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 (A) 30 年度 (B) ( 各年 4 月 1 日現在 単位 : 人 ) 対前年比 (B-A) 保留児童数 横浜市 1,

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Ⅰ. 子ども 子育て支援新制度について 1 子ども 子育て支援新制度の概要 子ども 子育てを取り巻く課題 急速な少子化の進行 結婚 出産 子育ての希望がかなわない現状 ( 独身男女の約 9 割が 結婚し 子ども 2 人以上 を希望 ) 親の働く状況の違いによる幼児期の教育や保育の提供体制の違い 子育


平成26年11月4日

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

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2 職員資格 (1) 満 3 歳未満の子どもの保育に従事する職員は 保育士であることが必要です (2) 満 3 歳以上の子どもの保育に従事する職員は 幼稚園の教員の免許状を有する者を又は保育士であることが必要です (3) 満 3 歳以上の子どもの共通利用時間の保育に従事する職員は 原則 幼稚園の教員

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3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

( 補助金の交付申請 ) 第 4 条補助金の交付を受けようとする保護者 ( 以下 申請者 という ) は 大阪狭山市私立幼稚園就園奨励費補助金交付申請書 ( 様式第 1 号 ) を市長に提出しなければならない ( 補助金の交付決定 ) 第 5 条市長は 前条の申請があった場合は 内容を審査し適当と認

防府市一時預かり事業実施要綱

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1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

学校法人川崎学園幼保連携型認定こども園かわさきこども園 平成 30 年度入園児募集要項 かわさきこども園は 学校法人川崎学園が運営する幼保連携型認定こども園で 就学前の乳幼児期を通して一貫した方針に基づき 発達段階に応じた教育 保育を行います 子どもの多様な育成環境を整えるため 幼稚園 保育所それぞ

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

幼児教育概要版案 xbd

目次 第 1 章再編計画策定の趣旨 2 第 2 章就学前の子育てを取り巻く状況の変化 3 第 3 章再編計画の基本的な考え方 7 第 4 章公立幼稚園再編 ( 認定こども園整備 ) 計画 9 2

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栃木市幼稚園等第三子以降就園する園 第三子以降就園する園 第 3 項に規定 私立幼稚園 私立幼保 第三子以降支援児の保育料軽減による 児の保育料に要する経 する就園する 連携型認定こども園又 保護者負担の緩和 費 園児と生計を は私立幼稚園型認定こ 一にする者の ども園の設置者 市町村民税の 課税状

2. 小規模保育等改修費支援 ( 一部推進枠 ) 18,540 百万円 (19,952 百万円 ) 保育対策総合支援事業費補助金 待機児童解消加速化プランに基づき 意欲のある自治体の取組を強力に支援するため 補助率の嵩上げ (1/2 2/3)( ) による小規模保育等の設置を促進する 賃貸物件による

Q6: 富田林市の現行保育料の区分は国のものより細かいが 新制度でもそうし てもらえるか A6: 現在検討中ですので まだお示しできていません Q7: 保育料を新制度スタートのタイミングで上げるつもりか A7: 新制度にあわせて 保育料そのものを引き上げる予定はありません できるだけ影響のないように

5 先に認定こども園に移行した園から 認定こども園に移行するための大阪市への応募書類の量が多いし内容も難しい と聞いて 移行を躊躇している 認定こども園になると 大阪市への毎月の報告など園の事務負担が大幅に増える と聞いて 移行を躊躇している 一般的に 認定こども園に移行すると説明していますが 法的

齢別人口等の推移と結婚等に対する住民意識 ( 人 ) 齢 ( 3 区分 ) 別人口の推移 2,000,000 推計値 1,800,000 1,600,000 1,400,000 1,200,000 1,000, , , , ,

<4D F736F F F696E74202D DC58F498F4390B3816A8E9197BF C E968BC697CA82CC8C9F93A2288DC48F4390B329202D B2E707074>

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1. 幼稚園及び幼保園 ( 幼稚園部 ) の入園申し込みについて平成 28 年 4 月 1 日時点で 満 3 歳から満 5 歳までの幼児が幼稚園 幼保園 ( 幼稚園部 ) に入園できます (1) 年齢別による入園可能幼稚園 幼保園 ( 幼稚園部 ) 1 3 歳児から 5 歳児まで入園できる幼稚園 幼

子ども・子育て支援新制度における施設・事業所について

3 今後の取組み 本県では 認可保育所等に対する潜在的ニーズも根強いことから 引き続き市町村と連携して 保育所等の整備を進め 定員の拡充に努めてまいります あわせて保育所の整備に伴って顕在化している保育士不足への対応として 潜在保育士の職場復帰支援や 全国共通の保育士試験の年 2 回実施などによる保

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

1. 平成 7 年度保育料の概要 1 保育所保育料について 国の保育所保育料の徴収基準額に対して 平成 7 年度は % 程度の水準とし 県内で中位の水準とすることを目標とする 目標を設定している多くの市町が 70% としており 高い市では 7% としている 階層の区分の仕方が 30 年前の国の徴収基


子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について

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1 認可保育所への入所と費用の流れ ( 日本保育協会 HP より抜粋 ) 保育所への入所と費用の流れの全体像 6 徴収 7 負担金 補助金 保護者 1 入所申し込み 市区町村 国 2 入所決定 保育に欠ける児童 4 保育 2 保育委託 5 保育費用の支払い 7 負担金 補助金 3 入所 保育所 都道

保育所

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千歳市におけるにおける新制度の新制度の保育料 ( 案 ) について 幼児期の教育及び保育 地域の子育て支援を総合的に進める 子ども 子育て支援新制度 ( 以下 新制度 という ) は 平成 27 年 4 月から本格施行される予定であり 市は実施主体として 現時点における新制度の保育料 ( 案 ) を

新潟市延長保育事業実施要綱の一部改正について

目 次 1 幼児期の教育 保育の需給画 ( 県 ) P 1 2 幼児期の教育 保育の需給画 ( 市町村別 ) P 4 横 浜 市 P 4 川 崎 市 P 6 相模原市 P 8 横須賀市 P 10 平 塚 市 P 12 鎌 倉 市 P 14 藤 沢 市 P 16 小田原市 P 18 茅ヶ崎市 P 20

広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その3

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Transcription:

子ども 子育て支援新制度のポイント 資料 1 子ども 子育て新制度と幼稚園 1 幼稚園のこれから 現行新制度 幼稚園 ( 施設型給付 ) 幼稚園 ( 私学助成 ) 幼稚園新幼保連携型認定こども園 ( 施設型給付 ) 学校教育法上の学校 + 児童福祉法上の保育所 : 一括認可 幼稚園型認定こども園 ( 施設型給付 ) 幼稚園型認定こども園 ( 私学助成 ) 幼稚園及び幼稚園型認定こども園は 新制度導入に向け 施設型給付対象施設となるか 私学助成対象施設として継続するかを選択することとなります また 新制度導入後に給付対象施設に移行することも可能です 国は平成 26 年夏頃までに意向調査を実施予定 県は平成 26 年秋頃に意向確認を行う予定 既存の幼保連携型認定こども園は 新制度導入に伴い 施設型給付対象施設に自動的に移行します ただし 移行にあたり 幼稚園部分と保育所部分の設置主体の法人格が異なる場合 ( 学校法人と社会福祉法人などの場合 ) 法人格の一本化が必要となります 新幼保連携型認定こども園の設置主体は 原則学校法人 社会福祉法人となります 既存の幼稚園 保育所の認定こども園への移行については 移行を希望する幼稚園 保育所があれば 認可 認定基準を満たす限り 移行できるようにする特例が設けられます この点の具体的な対応については 今後 県の ( 政令市 中核市は市の ) 子ども 子育て会議等で検討していくこととなります 1

3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定 1 号認定 保育短時間 保育標準時間 2 号認定 保育の必要あり 保育の必要なし 保育標準時間 : 主にフルタイムの就労を想定 現行の 11 時間開所時間に相当 保育短時間 : 主にパートタイムの就労を想定 ( 保育標準時間と教育標準時間の中間程度を想定 ) 教育標準時間 :1 日 3~4 時間の幼児教育の時間 認定制度導入の影響 : 預かり保育の実施状況による預かり保育の対象園児 (=2 号認定を受けられる可能性 ) への対応の選択肢施設類型預かり保育の対象園児への対応幼稚園 ( 施設型給付 ) 2 号認定の子どもは 原則的には受入れられない 市町村から一時預かり事業を受託し 2 号認定の子どもの教育時間外の保育を行う 幼稚園 ( 私学助成 ) 国の預かり保育補助を受け 教育時間外の保育を行う 市町村独自の預かり保育補助の新制度移行後については 現時点では未定 幼保連携型認定こども園 2 号認定の子どもの保育 ( 保育標準時間 保育短時間 ) ( 施設型給付 ) を行った実績に応じて施設型給付の支払いを受ける 幼稚園型認定こども園同上 ( 施設型給付 ) 幼稚園型認定こども園 国の預かり保育補助を受け 教育時間外の保育を行う ( 私学助成 ) 市町村独自の預かり保育補助の新制度移行後については 現時点では未定 2

3 新制度における利用用 公費の流れ ( 施設型給付幼稚園 認定こども園 ) 県等利用者 認定証 5 保育料 3 入園申込 入園 認可 2 教育 保育必要量の認定 1 認定の申請 4 入園許可教育の提供 ( 施設型給付 ) 6 施設型給付費 ( 法定代理受領 ) 幼稚稚園 認定こども園 市町村 確認 施設型給付対象施設に移移行した場合 利用の流れが一部変わります 利用者は 教育 保育育の必要量認定が必要となります 認定申請 認定証交付付の手続きは 利用者の負担を軽減するために 幼稚園 認定こども園を通じて行える方式が検討されています 施設型給付対象施設に移移行した場合 公費の流れは大きく変わります 園 : 県からの私学助成 市町村からの施施設型給付 ( 私学の自主的的な運営を支援 ) ( 公費で教育 保保育経費を保障 ) 園児の在住市町村村から受け取ることになります 利用者 : 市町村からの就園奨励費 市町村が定める所所得に応じた保育料 ( 事後的に所得得に応じて負担を軽減 ) ( あらかじめ負負担を軽減 ) 園児の家庭の所得得状況によって 保育料の額が異なることになります 公費を受けるためには 県 政令市 中核市による 認可 に加えて 所在する市町村の 確認 が必要となりますが 新制度移行時 既存園は 確認 を受けたこととみなされる経過措置が適用用されます 3

公定価格4 公費のしくみの違いのイメージ 私学助成対象幼稚園 現行制度 幼稚園の自主的運営の支援 施設型給付対象幼稚園 給付制度 子どもの教育 保育の保障 私学助成 施設型給付費 保育料 保護者の負担軽減就園奨励費 所得が低いほど多額 法律に基づき国 県 市町村に負担義務 園ごとに金額設定 同じ園の園児は 同一額 所得に 応じた 金額 保育料 市町村が金額設定 所得が低いほど低額 預かり保育事業に 対する国庫補助 利用料 ( 利用者負担 ) 地域子ども 子育て支援事業 ( 一時預かり事業 ) に対する国交付金利用料 ( 利用者負担 ) 私立幼稚園に対する公費は 現行制度と給付制度では大きく異なります 私学助成 ( 県 ): 保育料の水準 + 私学助成の水準 が運営経費に影響 施設型給付 ( 市町村 ): 公定価格の水準 が運営経費に影響 保育料の水準は運営経費に影響しない 利用者にとっては 施設型給付の幼稚園になると 市町村が所得に応じて定めた保育料となります このため 同一市町村内の施設型給付対象幼稚園では 園による保育料の違いはなくなります 4

5 施設型給付の算定方法公定価格 - 保育料 = 施設型給付費 施設型給付費 ( 市町村から ) 保育料 ( 園児の保護者から ) のほかに 保護者から入学時納付金 入学検定料 教材費等の納入を受け 園の収入とすることができます 1 公定価格 教育 保育に通常要する費用の額を勘案し 内閣総理大臣が定める基準により算定 想定される単価設定の考え方 施設規模別 : 施設規模が大きいほど低い設定 スケールメリットを反映 地 域 別 : 園の所在地域による 都市部ほど高い設定 物価水準を反映 児童の年齢別 : 年齢が低いほど高い設定 人員配置の手厚さを反映 認定区分別 :1 号より2 号 2 号より3 号が高くなる設定 時間の長さを反映 ( 幼稚園については1 号認定の子どものみ ) 加 算 等 : 現時点では不明 2 保育料 ( 利用者負担 ) 利用者の所得 ( 市町村民税を基準 ) に応じて利用者の居住地の市町村が定める保育料 保護者の所得 在住市町村によって保育料が異なります 保育料は現在と同様 利用者が直接 園に納めます 3 施設型給付費 利用者の在住市町村に請求し 在住市町村から園に支払われます ( 毎月支払い ) 施設型給付費の算定イメージ ( 施設型給付対象の幼稚園の場合 ) 園児数は当該月の初日在籍児童数 園の規模 所在地に応じた単価表の単価で計算 公定価格に基づく教育 保育経費の合計 - 保育料収入合計 = 施設型給付費 3 歳児 公定価格単価 3 歳児数 3 歳児 第 階層保育料 該当園児数 第 階層保育料 該当園児数 第 階層保育料 該当園児数 4 歳児 公定価格単価 4 歳児数 4 歳児 第 階層保育料 該当園児数第 階層保育料 該当園児数第 階層保育料 該当園児数 5 歳児 公定価格単価 5 歳児数 5 歳児 第 階層保育料 該当園児数第 階層保育料 該当園児数 5

3歳未満児3歳以上児教育標準時間 子ども 子育て新制度と保育所 1 保育所のこれから 現 行 新 制 度 保育所 いずれも施設型給付の対象施設 保育所 保育所型認定こども園 新幼保連携型認定こども園 認可保育所 + 幼児教育機能 認可保育所 + 幼稚園機能 ( 認可外保育施設 ) ( 認可外 ) 児童福祉法上の保育所 + 認可保育所教育基本法上の学校 + 認可幼稚園一括認可 特に希望しなければ 保育所として継続することとなります 認定こども園への移行は 新制度導入後も可能です 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用で きるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 新制度における公的保育の対象 = 保育を必要とする児童 ( 保育標準時間 認定の児童 + 保育短時間 認定の児童 ) 現行制度の公的保育の対象 ( 保育に欠ける児童 ) は 保育標準時間 に相当する児童のみ 保育短時間 保育標準時間 3 号認定 保育短時間 1 号認定 保育標準時間 2 号認定 保育の必要あり 保育の必要なし 保育標準時間 : 主にフルタイムの就労を想定 現行の 11 時間開所時間に相当 保育短時間 : 主にパートタイムの就労を想定 ( 保育標準時間と教育標準時間の中間程度を想定 ) 教育標準時間 :1 日 3~4 時間の幼児教育の時間 6

3 新制度における利用用 公費の流れ ( 保育所 ) 利用者 県等 認定証 3 利用 = 通園 認可 2 保育必要量の認定 入所決定 1 認定申請入所申請 5 保育育料 4 保育の提供 ( 現物給付 ) 6 市町村からの委託費 保育所 市町村 確認 新制度においても 保育育所の利用の基本的なしくみは変わりません 保育の実施主体は市町村村で 民間保育所は子どもの保育を市町村村から委託される 保育所の利用は 市町村村に申し込み 市町村が入所決定を行う 利用者は所得に応じた保保育料を市町村に納める 新制度における変更点は 利用者の 認定 制度が導入されることです 子どもの保護者は 市町町村に保育必要量の認定を申請し 認定証証の交付を受けます 新制度においても 保育育所に対する公費の流れは変りません 保育所は 子どもの保育育を行うための経費を市町村から受け取る ( 現在の保育所運営費負負担金に相当する公費を委託費として受領領する ) 委託費は 4の利用用者個人に対する保育の提供 (= 現物給給付 ) を行うための費用を 保育所が利用者に代わって受領するものです 延長保育など特別保育の補助金を市町村から受け取る ( 延長保育など特別保育育の利用料は保護者から保育所が直接受領領する ) 保育所が公費を受けるためには 県 政令市 中核市による 認可 に加えて 施設が所在する市町村の 確認認 が必要となりますが 新制度移行時時 既存の保育所は 7

公定価格による積算 確認 を受けたこととみなされる経過措置が適用されます 4 公費のしくみの変更イメージ ( 保育所 ) 現行新制度 保育所運営費負担金 A 委託費 扶助費など市町村によって名称はさまざま 保育料 ( 利用者負担 ) 法律に基づき国 県 市町村に負担義務 施設型給付費 A 市町村からの委託費保育料 ( 利用者負担 ) B B 特別保育事業に対する国庫補助 C 利用料 ( 利用者負担 ) 地域子ども 子育て支援事業に対する国交付金 C 利用料 ( 利用者負担 ) 保育所への公費の名称は変わりますが 大枠のしくみはこれまでと変わりません A 保育所運営費負担金 施設型給付費 保育単価 公定価格 年齢別 施設規模別 地域別 年齢別 施設規模別 地域別 認定区分別 いずれも法定の義務的経費 ( 国 県 市町村は必要額を確保する義務 ) B 保育料 ( 利用者負担 ) 保育料 ( 利用者負担 ) 年齢別 所得階層別 年齢別 所得階層別 認定区分別 これまでと同様 国の基準に基づいて市町村が保育料の金額を決定します C 延長保育事業や休日保育事業に対する国庫補助事業 ( 保育対策等促進事業 ) 地域子ども 子育て支援事業 ( 延長保育事業等含む ) に対する国交付金事業 8