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表紙

Transcription:

NDIS 意見受付 NDIS 1204 原案作成委員会 この NDIS は 日本非破壊検査協会規格 (NDIS) 制定等に関する規則 に基づき関係者 に NDIS の制定前の意見提出期間を設けるために掲載するものです 意見は規格原案決定の際の参考として取り扱いさせていただきます 掲載されている NDIS についての意見提出は下記メールアドレスまでお願いいたします 意見受付締切日 :2014 年 10 月 17 日 ( 金 ) 意見提出先 :Email bsn@jsndi.or.jp 日本非破壊検査協会規格 NDIS 1204:XXXX 工業用 X 線フィルムの寸法 Dimensions for industrial X-ray films

目次 ページ 序文 1 1 適用範囲 1 2 引用規格 1 3 用語及び定義 1 4 寸法測定の条件 1 5 ロールフィルム 1 5.1 ロールフィルムの幅 1 5.2 ロールフィルムの長さ 2 6 シートフィルム 2 6.1 寸法 2 6.2 形状及び直線性 3 6.3 コーナの丸み付け 3 7 表示 4 (1)

日本非破壊検査協会規格 ( 案 ) NDIS 1204:0000 工業用 X 線フィルムの寸法 Dimensions for industrial X-ray films 序文この規格を適用する責任は, この規格の使用者に帰する また, 規格を適用した場合に生じるかもしれない安全上又は衛生上の諸問題に関しては, この規格の適用範囲外である この規格の適用に際して, 安全上又は衛生上の規定が必要な場合は, この規格の使用者の責任で, 安全又は衛生に関する, 規格又は指針などを併用しなければならない 1 適用範囲この規格は, 工業用 X 線フィルムの寸法について規定する 2 引用規格次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する これらの引用規格は, その最新版 ( 追補を含む ) を適用する JIS B 0680 製品の幾何特性仕様 (GPS)- 製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度 JIS L 1908 ジオテキスタイル試験方法 JIS Z 2300 非破壊試験用語 3 用語及び定義この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2300 よる 4 寸法測定の条件寸法は,JIS L 1908 に規定されるように, 裁断直後の試料を, 温度 23±2, 相対湿度 50±5 % の状態で測定する 寸法は, 経年による縮み, 及び湿度又は温度による一時的な縮み又は膨張によって変化することがある 通常, 寸法の安定したポリエステルベースがこのフィルム製品に使用され, 包装を開封した時点で, 規定された寸法から最大 0.05 % の伸び, 最小で 0.08 % の縮みを超えることはない 測定器具は JIS B 0680 で規定されるように, 温度 20, 相対湿度 50 % で校正される 5 ロールフィルム 5.1 ロールフィルムの幅 5.1.1 裁断寸法推奨されるロールの裁断寸法は, 表 1に与えられる数値とする - 1 -

表 1-ロールフィルムの裁断寸法 単位 公称幅 中心値 許容差 35 34.5 ±0.5 60 59.5 ±0.5 70 69.5 ±0.5 100 98.5 ±0.5 130 128.0 ±1.0 180 178.0 ±1.0 300 298.0 ±1.0 350 354.0 ±1.0 400 398.0 ±1.0 5.1.2 裁断の幅表 1に与えられていないロール幅の裁断は, 表 2に与えられる数値とする 公称幅 表 2- ロールの幅に対する裁断寸法及び許容差 裁断寸法 許容差 12 cm 以下 公称幅 -1.5 ±0.5 a) 12 cm を超え,65 cm 以下 公称幅 -2.0 ±1.0 65 cm を超える公称幅 -2.5 ±1.5 a) 注 35 cm 及び 43 cm に対しては, それぞれ公称幅 35.6 cm 及び 43.2 cm として裁断寸法を規定する 5.2 ロールフィルムの長さロールフィルムの公称幅が 100 以下の場合, 推奨する公称長は,90 m,100 m,150 m 及び 305 m とする ロールフィルムの公称幅が 100 を超える場合は, リーダ又はトレーラ部を省いて, 推奨する公称長は 60 m とする 6 シートフィルム 6.1 寸法 6.1.1 推奨される寸法フィルムの推奨寸法は, 表 3に与えられる数値とする 表 3-シートフィルムの寸法 公称寸法 cm 裁断寸法及び許容差 6 24 58.5±0.5 238.0±1.0 6 48 58.5±0.5 478.0±1.0 9 12 88.5±0.5 118.5±1.0 10 24 98.5±0.5 238.0±1.0 10 40 98.5±0.5 398.0±1.0-2 -

a) 注 表 3- シートフィルムの寸法 ( 続き ) 公称寸法 cm 裁断寸法及び許容差 10 48 98.5±0.5 478.0±1.0 13 18 128.0±1.0 178.0±1.0 15 40 148.0±1.0 398.0±1.0 18 24 178.0±1.0 238.0±1.0 18 43 a) 178.0±1.0 430.0±1.0 24 30 238.0±1.0 298.0±1.0 30 40 298.0±1.0 398.0±1.0 35 43 a) 354.0±1.0 430.0±1.0 8.5 30.5 84.3±0.4 303.2±0.8 8.9 43 a) 88.1±0.4 430.0±0.8 11.4 25.4 113.5±0.4 252.8±0.8 11.4 43 a) 113.5±0.4 430.0±0.8 20.3 25.4 201.6±0.8 252.8±0.8 25.4 30.5 252.8±0.8 303.2±0.8 27.9 35 a) 278.6±0.8 354.0±0.8 35 cm 及び 43 cm に対しては, それぞれ公称寸法 35.6 cm 及び 43.2 cm として裁断寸法を規定する 6.1.2 裁断の寸法表 3に与えられていない寸法の裁断は, 表 4に与えられる数値とする 公称寸法 表 4- シートフィルムに対する裁断寸法及び許容差 裁断寸法 許容差 12 cm 以下 公称値 -1.5 ±0.5 a) 12 cm を超え,65 cm 以下 公称値 -2.0 ±1.0 65 cm を超える公称値 -2.5 ±1.5 a) 注 35 cm 及び 43 cm に対しては, それぞれ公称寸法 35.6 cm 及び 43.2 cm として裁断寸法を規定する 6.2 形状及び直線性シートフィルムの形状は, その四辺上のすべての点が, この規格で与えられた裁断寸法の最大値をもった長方形から外に出ないようにする また, この規格で与えられた裁断寸法の最小値をもった長方形より内側に入らないようにする 6.3 コーナの丸み付けシートフィルムの 4 か所のコーナに丸み付けをする場合, 丸み付けした部分が, 図 1に示す範囲に入っているようにする また, 丸み付けした部分は, 滑らかな曲線になっているようにする なお,6.1 の寸法に関する規定は, 丸み付けした部分には適用しない - 3 -

単位 1.0( 最大 ) 15.0( 最大 ) フィルムの丸み付けした部分の範囲 10.0 2.8( 最小 ) 45 45 1.0( 最大 ) 2.8( 最小 ) 2.0( 最小 ) 6.4( 最大 ) 10.0 15.0( 最大 ) 図 1- コーナの丸み付けの範囲 7 表示適切に使用し取り扱われるために, 製品の包装上に, 十分な情報が与えられるようにする 包装には, 次の事項を表示することが望ましい a) 製品名及び寸法 b) 使用条件 ( 安全灯など ) c) 輸送条件及び保管条件 - 4 -

NDIS 1204:0000 工業用 X 線フィルムの寸法解説 この解説は, 規格に規定 記載した事柄を説明するもので, 規格の一部ではない この解説は, 一般社団法人日本非破壊検査協会が編集 発行するものであり, これに関する問合せ先は, 一般社団法人日本非破壊協会である 1 制定の趣旨この規格は,JIS K 7521(X 線写真フィルムの寸法 ) が廃止されたため, 工業用 X 線フィルムの寸法の国内規格が存在しないこととなり, 工業用増感紙や工業用 X 線フィルムカセッテの寸法が合わないという使用者側の混乱を避けるために制定した 2 制定の経緯以前,NDIS 1201( 工業用 X 線フィルムの寸法 ) 及び JIS K 7521 に規定していた寸法を基準に, 近年使用されている寸法を踏まえて今回新たにこの規格を制定する 工業用 X 線フィルムは, インチ単位に基づくサイズ ( インチサイズ ) 及びセンチメートル単位に基づくサイズ ( メトリックサイズ ) があり, 最近の放射線透過試験の変化から様々な寸法が使用されている これらの実態を踏まえて, 工業用 X 線フィルムの寸法の規格を制定した 3 審議中に特に問題となった事項 JIS K 7521 の寸法規格では, インチサイズ及びメトリックサイズがあり, インチサイズについては, 当分のあいだの使用とされていたが, 現在でも両方のサイズが使用されている 実際の使用実態に合った寸法とする方が使用者側にとって混乱を回避できることから, 寸法一覧を一本化することとした 4 適用範囲について工業用に使用するX 線フィルムの寸法に適用する 工業用 X 線フィルムは,γ 線透過試験に用いることができる 5 規定項目の内容 5.1 ロールフィルムの幅 ( 本体の 5.1) ロールフィルムの幅は, 次による a) 裁断寸法 ( 本体の 5.1.1) 表 1に推奨されるロールの裁断寸法及び許容差を示す b) 裁断の幅 ( 本体の 5.1.2) 表 2に表 1で与えられていないロール幅の裁断寸法と許容差を示す c) ロールフィルムの長さ ( 本体の 5.2) ロールフィルムの長さを規定する - 5 -

5.2 シートフィルム ( 本体の箇条 6) シートフィルムは, 次による a) 推奨される寸法 ( 本体の 6.1.1) 表 3にフィルムの推奨寸法及び許容差を示す b) 裁断の寸法 ( 本体の 6.1.2) 表 4にシートフィルムに対する裁断寸法及び許容差を示す c) 形状及び直線性 ( 本体の 6.2) 形状及び直線性は, 解説図 1 の灰色部分の長方形の許容範囲に入る ことが求められる 裁断寸法 ( 最大 ) 裁断寸法 ( 最小 ) 裁断シートフィルム 解説図 1- シートフィルムの形状及び直線性 d) コーナの丸み付け ( 本体の 6.3) 図 1にコーナの丸み付けの範囲を示す シートフィルムのコーナの形状は, 図 1のハッチングの範囲内に入る形状とする 5.3 表示 ( 本体の箇条 7) 製品の包装上に, 次の情報を表示することが望ましい a) 製品名及び寸法 ( フォントの大きさを大きくするなどにより安全灯下で確認できるようする ) b) 使用条件, 輸送条件及び保管条件 c) 製造業者の名称又は商標 d) リサイクルに関する情報 e) 包装に含まれる数量 f) 公称寸法 ( 小さい方を先にメトリック単位で記載する ) g) バッチ又はロット番号又は元ロール番号 h) 使用期限 i) 製造業者が推奨する安全灯の条件 - 6 -