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Transcription:

政策提言セミナー 政策提言のポイント再点検 NPO 法人シーズ 市民活動を支える制度をつくる会 北澤哲弥 日時平成 24 年 1 月 20 日 ( 金 ) 場所環境パートナーシップオフィス

NPO 法人シーズ 市民活動を支える制度をつくる会 市民活動を支える制度をつくる それにより人々の社会を変える力を強くする シーズは 1994 年の設立以来 この理念に基づいて NPO 法制定 / 認定 NPO 制度 NPO 会計基準の策定など 市民活動を支える制度づくりに一貫して取り組んできました

NPO の社会的な役割 市民の力を束ね 社会的な課題を解決する存在 どう解決するか? 自ら実践する 社会の意識改革を進める 他のセクターをチェック 他のセクターと協働 政策提言 ( 狭義 )

自ら実践 社会の意識改革を進める NPO 市民オンブズマン等 障害者施設 大学生協 他のセクターをチェック 他のセクターと協働

政策とは? 行政機関に対して をやって と要望する 働きかけることが政策提言 提言する相手がやれること やれないことをしっかりと調べておくことが大切 行政政策評価法によれば - 政策 とは 行政機関が その任務又は所掌事務の範囲内において 一定の行政目的を実現するために企画及び立案をする行政上の一連の行為についての方針 方策その他これらに類するもの 行政とゴールを共有できない場合 ( 行政のニーズに合わない場合 ) 提言してもうまくいかない

政策提言とは? 政策は 社会的な行動を規制したり 資源を分配するルールであり 多数の市民を強制的に巻き込む力を持つ 社会への高い波及効果 NPO にとって政策提言 ( 提案 ) とは 行政機関が行う 方針 方策等 を提案し 行政にその採用を求める活動 NPO にとって政策提言 ( 実現 アドボカシー ) とは 提言した政策を行政に採用 実行させることによって 団体の目的を達成しようという活動

アドボカシー活動のプロセス 課題発見 解決策の検討 企画化 実行 結果 効果 次の段階 STEP1 STEP2 STEP3 1 課題の発見 2 情報の収集 3ステークホルダーを洗い出す 4 構想の企画化 5 組織化 6 資金調達 政策提言 ( 提案 ) 1 ステークホルダーの拡大 2 調停者をつくる 3 成果の測定 記録 中間評価 4 企画や組織の見直し 5 合意形成 6 提言のまとめ 7 ロビー活動 1 検証 評価 記録 2 フォローアップの目標設定 企画 体制の見直し 3 活動の継続

アドボカシー活動のプロセス 課題発見 解決策の検討 企画化 実行 結果 効果 次の段階 STEP1 STEP2 STEP3 1 課題の発見 2 情報の収集 3 ステークホルダーを洗い出す 4 構想の企画化 5 組織化 6 資金調達 1 ステークホルダーの拡大 2 調停者をつくる 3 成果の測定 記録 中間評価 4 企画や組織の見直し 5 合意形成 6 提言のまとめ 7 ロビー活動 1 検証 評価 記録 2 フォローアップの目標設定 企画 体制の見直し 3 活動の継続

情報の収集 (p.9) 解決したい課題を明確にする ( 立法事実 ) 具体的な事例を集める 優先的に解決されるべき課題か? 他に困っている人は?

解決したい課題を明確に 誰が (Who) いつ (When) どこで (Where) なにを (What) なぜ (Why) どのように (How) 具体的事例証明方法 10

課題が解決されないデメリット ( たくさん ) 誰にとって (Whom) いつ (When) どこで (Where) なにが (What) なぜ (Why) どの程度 (How) 証明方法 課題は解決されないと本当に大変なの? 重要なことなの? 緊急なことなの? 11

アドボカシー活動のプロセス 課題発見 解決策の検討 企画化 実行 結果 効果 次の段階 STEP1 STEP2 STEP3 1 課題の発見 2 情報の収集 3 ステークホルダーを洗い出す 4 構想の企画化 5 組織化 6 資金調達 1 ステークホルダーの拡大 2 調停者をつくる 3 成果の測定 記録 中間評価 4 企画や組織の見直し 5 合意形成 6 提言のまとめ 7 ロビー活動 1 検証 評価 記録 2 フォローアップの目標設定 企画 体制の見直し 3 活動の継続

アドボカシー活動の現状 ( シーズ 2011 調べ ) ステークホルダーに関する取り組みは非常に弱い

課題のステークホルダー 組織 人 具体名 課題に対する立ち位置 ( ポジション ) 利害の内容 環境省政府他省庁政党 議員自治体企業 業界外国政府 NGO/NPO 研究者 学者国際機関専門機関地域住民その他自団体 14

アドボカシー活動のプロセス 課題発見 解決策の検討 企画化 実行 結果 効果 次の段階 STEP1 STEP2 STEP3 1 課題の発見 2 情報の収集 3 ステークホルダーを洗い出す 4 構想の企画化 5 組織化 6 資金調達 1 ステークホルダーの拡大 2 調停者をつくる 3 成果の測定 記録 中間評価 4 企画や組織の見直し 5 合意形成 6 提言のまとめ 7 ロビー活動 1 検証 評価 記録 2 フォローアップの目標設定 企画 体制の見直し 3 活動の継続

誰を 誰がどう変われば課題が解決する? いつ ( までに ) 何を どのように どの程度 ( 量 比較 ) どの課題は いつ ( までに ) どの程度 どのように 変えれば ( アウトプット ) 解決するのか ( アウトカム ) 解決策は 他の機関や団体がやっていることとどう違うかもはっきりさせよう 他がやっていることと同じことはやる必要がない

( ) 政策 事業 投入資源 (input) 活動 (activity) 結果 (output) 効果 (outcome) 目標 (goal) 17

結果 / 効果を予測して活動を企画 (p.15) 1 将来像を描く 現在 課題 活動 1 活動 2 活動 3 結果 効果 望ましい将来将来像 3 企画化 2 結果 / 効果を予測

小さい力を効果的に使い 大きく動かす (p.15) ステークホルダー 個々の活動 行政 議員 ロビー活動 提言書 事業提案 セミナー 勉強会 土地所有者 地域住民 国際会議 ネットワーク 協議会 パブリックコメント 企業 研究者 デモ活動 マスコミの活用 キャンペーン ファンドレイジング マスコミ 観察会調査活動活動記録

( 投入資源 (input) 活動 (activity) 結果 (output) 効果 (outcome) 目標 (goal) ) 政策 事業 予算 人員 スケジュール ( 時間 ) など 政策を実施するために投入される資源 スケジュールは 問題の状況や相手の都合に留意 投入資源を用いて実際に行われる具体的な活動 誰に いつ 何を どのようにして 何回 おこなうか 小さい力で大きく動かす 活動によって生み出される直接的な結果 成果物 結果によって生み出される社会への間接的な効果 望ましい将来像など 最終的に達成したい目標 バックキャスティングで考える 20

C s ブックレットシリーズ No.12&13 はじめよう市民のアドボカシー ~ 環境 NPO の戦略的問題提起から解決まで ~ お問い合わせはシーズの HP NPO WEB まで

環境 NPO のためのアドボカシー入門 政策提言成功への道! ~ 環境問題を根っこから解決する活動プロセスを身につけよう ~ http://envadvocacy.jp/

環境 NPO のための政策提言実践セミナー 環境アドボカシー成功への道! Part1 2 日連続講座 ロビー活動を 自分ごと で考えよう 講師 : 草刈秀紀氏 ( 市民がつくる政策調査会 ) 日時 :2012 年 1 月 28 日 ( 土 )14:00~16:00 1 月 29 日 ( 日 )13:00~16:00 2 日連続で参加できる方に限ります 会場 :TKP 新橋ビジネスセンターカンファレンスルーム 3C ( 東京都 港区 ) Part2 狭山丘陵発ここがポイント! ステークホルダーとのつきあいかた 講師 : 永石文明氏 ( 東京農工大学非常勤講師 ) 他日時 :2012 年 2 月 4 日 ( 土 )10:00~16:00 会場 : さいたま緑の森博物館展示ホール ( 埼玉県 入間市 ) 定員いずれも 20 名 ( 先着順 )

ご清聴ありがとうございました