2007財政健全化判断比率を公表いたします

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平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

貝監第  号

平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

地方公共団体財政健全化法

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

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47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

鯖監査第  号

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

Ⅱ 健全化判断比率の概要 1 健全化判断比率 財政健全化法の施行に伴い 地方公共団体は 平成 19 年度から 毎年度 次の健全化判断比率 (4 指標 ) を監査委員の審査に付した上で 議会に報告し 公表しなければならないことになっています 早期健全化基準を上回ると財政健全化計画の策定が義務付けられ

田川市水道事業会計

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

平成20年度決算に基づく

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15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

01 H30記者発表資料

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

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1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

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その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

各種財政分析指標の解説

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01_H28表紙

目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

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報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

別紙様式 1-1( 平成 19 年度承認計画用 ) 西総財第 7 7 号 平成 23 年 8 月 26 日 静岡財務事務所長 殿 西伊豆町長藤井武彦印 財政健全化計画等執行状況報告書 以下の財政健全化計画等の執行状況について 別紙のとおり報告します 財政健全化計画 公営企業経営健全化計画上水道事業

はじめにこの 釧路市の財政 は 釧路市の歳入 歳出等の状況をグラフを使って経年的に表すことにより 市民の皆様に釧路市の財政状況を出来るだけわかりやすくお知らせするために作成いたしました 本資料を通じて 釧路市の財政について 一人でも多くの市民の皆様にご理解をいただき ご意見をいただきながら今後の財政

スライド 1

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

平成17年度の決算状況

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

市税収入額(人口推移)

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市債の状況 一般会計基金の状況 円 計 円 地 発基金などの定額運用基金は含んでいません 主な財政用語の説明 会計区分 一般会計市税 国や県からの補助金 交付金 手数料などの収入や 市の行う仕事に必要な支出といったお金の処理をまとめて行うために設けられた会計で 市のお金の流れの中心となっています 企

1

外部監査

(7) 一般財源等一般財源に 歳入振替えに係るもの ( 特定財源に属する収入のうち その特定目的に充当してなお剰余がある場合 剰余額を一般財源に振り替えたもの ) を含めたもの (8) 地方譲与税形式上一旦国税として徴収し そのまま地方公共団体に対して譲与する税 地方公共団体の財源とされているものに

23家計簿syuusei.xls

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

2 決算規模及び収支 (1) 決算規模 特別の平成 26 年度普通会計決算は 歳入総額 3 兆 5,779 億 31 百万円 歳出総額 3 兆 4,423 億 40 百万円となった 決算規模は 前年度に比べて歳入は8.0% の増 歳出は8.3% の増となり 歳入 歳出ともに4 年連続の増となった (

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なまらわかる!財政のあらまし

決算報告 574 億 1,173 万円一般会計歳出決算内訳 ( 性質別 ) 歳出 歳出決算の特徴 平成 22 年度に比べ 2 億 5,161 万円増 (0.44% 増 ) となりました 増額となっている主なものは 社会福祉や医療助成の経費である扶助費 (10 億 1,310 万円増 ) 積立金 (1

なまらわかる!財政のあらまし

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Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

平成 29 年度福岡県市町村普通会計決算及び健全化判断比率等の概要 ( 速報 ) ( 政令市以外の県内 58 市町村 ) 1 ポイント 平成 29 年度における普通会計決算 歳入 歳出は ともに平成 27 年度以来 2 年ぶりに増加し 過去最大 経常収支比率は 平成 28 年度に引き続き 2 年連続

(Microsoft Word - \215\340\220\255\227p\214\352\211\360\220\340\(H24\))

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2. 歳入の状況 ( 単位 : 億円 ) 1,8 1,6 1,4 1, 1, 1, 市債 国庫 県支出金 地方交付税 地方譲与税 交付金 市税以外の自主財源 市税 自主財源総額 比率 1,384 1,525 1,529 1,539 1, ,564

平成 29 年度 浜田市健全化判断比率及び浜田市資金不足比率審査意見書 浜田市監査委員 1

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歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

滋賀県の概況と県内市町の姿 人口約 142 万人 (H 住基人口 ) 面積 4,017 km2 平成 27 年前後をピークに減少に転じる見込み ( 社人研 ) 平成 26 年 10 月人口推計値は前年比較で 48 年ぶりの減少 本県でも人口減少局面に入ったと推測 地域別には 大津地域 南

OTA シティ マネジメントレポート Ⅱ 決算から区財政の状況をお示しします 日本の官庁会計制度は 明治 22 年に当時のプロイセンからカメラル式簿記 ( 単式簿記 現金主義会計 ) が導入されたことが起源とされています 現在 欧米の各国では 行財政の効率化や世代間負担の公平性などをより精緻に分析で

財政基礎講座

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図 4-1 総額 と 純計 の違い ( 平成 30 年度当初予算 ) 総額ベース で見た場合 純計ベース で見た場合 国の財政 兆円兆 国の財政 兆円兆 A 特会 A 特会 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定

21年度表紙面付け

一般会計 特別会計を含めた国全体の財政規模 (1) 国全体の財政規模の様々な見方国の会計には 一般会計と特別会計がありますが これらの会計は相互に完全に独立しているわけではなく 一般会計から特別会計へ財源が繰り入れられているなど その歳出と歳入の多くが重複して計上されています また 各特別会計それぞ

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の自主財源では 分担金 負担金 使用料 手数料 寄付金 繰入金が増加しましたが 財産収入や諸収入が大幅に減少したことにより 自主財源は前年より 6,952 万円の減 (3.8% 減 ) となっております 国や県などの制度に影響を受ける依存財源は 53 億 9,090 万円で 県支出金や町の借金である

石巻市わかりやすい財政用語

第 1 部平成 28 年度決算にみる中野区の財政 平成 28 年度普通会計決算の概要 ( 歳入 歳出 ) 歳入歳出 実質収支の推移 歳入歳出実質収支 ( 実質収支 ) 1,4 1,2 1, ,324 1,333 1,23 1,265 1,95 1,43 1,52 1,89 1,14

国庫支出金国と市の行う事業の経費負担区分に基づいて, 国が市に対して支出 負担金, 委託費, 特定の施設の奨励または財政援助のための補助金など 県支出金県が市に対して支出 県自らの施策として単独で交付するものと, 県が国庫支出金を経費の全部または一部として交付するもの ( 間接補助金 ) がある 財


財 政 の 現 状

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

Web用-広報4月号-Vol.169.indd

第 Ⅰ 部横浜市の財政規模 横浜市の財政状況 目次 1 歳入 歳出決算額の推移 2 第 Ⅱ 部歳入の状況 1 歳入構造 (1) 歳入決算額の推移 3 (2) 歳入決算構成比の推移 4 2 市税の状況 (1) 市税決算額と伸び率の推移 5 (2) 税目別構成比の推移 6 3 地方交付税の状況 7 4

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

キャッシュ・フロー計算書について

Ⅳ 地方交付税

【あ行】

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

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もくじ Ⅰ 財政 ってどんなもの? (1) 財政 とは? (2) お金の使い方はどうやってきまる?( 予算から決算まで ) 1 Ⅱ 決算について ( 普通会計 ) (2) 平成 26 年度の決算 3 Ⅲ 歳入 ( 普通会計 ) (1) (2) Ⅳ 歳出 ( 普通会計 ) (1) (2) 目的別にみた

その 1 花巻市の財政状況は? 平成 27 年度一般会計決算から花巻市の財政状況を説明します 1 平成 27 年度の主なお金の使い道は? 扶助費 81 億 3,922 万円 16.5% その他の経費 225 億 941 万円 45.7% 義務的経費 218 億 5,720 万円 44.4% 人件費

バランスシート等による都留市財政の分析

Transcription:

平成 28 年度決算に基づく 財政健全化判断比率及び資金不足比率 北海道佐呂間町 平成 28 年度決算に基づく財政健全化の指標として 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 の 4 指標及び公営企業会計に係る 資金不足比率 を公表いたします 実質赤字比率 健全化判断比率 15% 2 5 連 結 実 質 赤 字 比 率 2 3 5 5.8% 25% 35% 5 実質公債費比率 35 50 将来負担比率 健全団体早期健全化団体財政再生団体佐呂間町の比率 簡 易 水 道 特 別 会 計 資金不足比率 2 5 公共下水道特別会計 2 5 健全団体経営健全化団体佐呂間町の比率 本町は 健全化判断比率及び資金不足比率のいずれも早期健全化基準及び経営健全化基準を下回っています 1 健全化判断比率 平成 28 年度決算に基づく健全化判断比率は 算定の結果 いずれの指標についても早期健全化基準を下回る状況です 表 1 指標のうち一つでも早期健全化基準を超えた場合は 財政健全化計画 を策定し 議会の議決を経て 自主的な改善努力による財政の健全化を図る必要があります

また 将来負担比率を除く 3 指標のうち一つでも財政再生基準を超える指標があれば 財政再生計画 を策定し 議会の議決を経た後 総務大臣への協議 同意が必要となり 確実な再生が求められることから国の管理下のもとで非常に厳しい行財政運営が強いられることとなります 表 1 ( 単位 :%) 指標名 平成 28 年度決算 早期健全化基準財政再生基準 実質赤字比率 15.00 20.00 連結実質赤字比率 20.00 30.00 実質公債費比率 5.8 25.0 35.0 将来負担比率 350.0 基準なし 比率として表れない場合は と記載しています 1 実質赤字比率 まちの一般会計の赤字の程度を指標化し 財政運営の深刻度を示すのが 実質赤字比率 です みなさんから納めていただいた 町税 や国から交付される 地方交付税 などを主な財源 ( 一般財源 ) として 福祉や教育 まちづくりなど そのまちの中心的な行政サービスを行う 一般会計 の実質的な赤字を指標化するものです 実質赤字比率 一般会計の実質赤字額標準財政規模 ( 一般会計の実質赤字額 歳入 歳出 翌年度に繰り越すべき財源 ) 歳入合計歳出合計 6,118,699 5,926,956 標準税収入額 936,304 翌年度に繰り越すべき財源 4,635 ( 標準財政規模 標準税収入額 普通交付税 臨時財政対策債 ) 普通交付税 2,354,124 臨時財政対策債 137,208 実質赤字比率 実質収支額 187,108 標準財政規模 3,427,636 5.45% 平成 28 年度決算では一般会計に実質赤字額がないため 実質赤字比率はありませんが あえて比率を算出すれば 黒字の 5.45%(27 年度 : 黒字の 4.97%) となっています

2 連結実質赤字比率 まちのすべての会計の赤字額と黒字額を合算し そのまち全体の赤字の程度を指標化し まち全体としての運営の深刻度を示すのが 連結実質赤字比率 です まちの会計は 福祉や教育などの中心的な行政サービスを行う 一般会計 のほか 料金収入など特定の収入を主な財源として行政サービスを行う 公営企業会計 など複数の会計に分かれていますが まち全体としては 一つの法人 ですので 一般会計が黒字であっても他の会計に多くの赤字があれば そのまち全体の財政状況は決して良好とはいえません このため それぞれの会計の黒字額と赤字額を合算し 通常収入されると見込まれる経常的な一般財源の規模 ( 標準財政規模 ) と比較して まち全体の資金不足の程度を把握するため指標化するものです 各会計実質収支の状況 会計名歳入歳出 翌年度に繰り越すべき財源 実質収支額 一 般 会 計 6,118,699 5,926,956 4,635 187,108 簡 易 水 道 特 別 会 計 286,160 274,709 11,451 国民健康保険特別会計 964,715 951,917 12,798 公共下水道特別会計 210,334 199,337 10,997 介 護 保 険 特 別 会 計 533,344 512,354 20,990 介護サービス事業特別会計 229,291 221,813 7,478 後期高齢者医療特別会計 83,286 82,831 455 実質収支額の合計 8,425,829 8,169,917 4,635 251,277 連結実質赤字比率 すべての会計の実質赤字額標準財政規模 ( すべての会計の実質赤字額 各会計歳入合計 各会計歳出合計 各会計の翌年度に繰り越すべき財源合計 ) 歳入合計歳出合計繰越明許費 事故繰越合計 8,425,829 8,169,917 4,635 ( 標準財政規模 標準税収入額 普通交付税 地方譲与税 臨時財政対策債 ) 標準税収入額普通交付税 936,304 2,354,124 臨時財政対策債標準財政規模 137,208 3,427,636 連結実質赤字比率 実質収支額 251,277 7.33% 平成 28 年度決算では連結実質赤字額がないため 連結実質赤字比率はありませんが あえて比率を算出すれば 黒字の 7.33%(27 年度 : 黒字の 7.58%) となっています

3 実質公債費比率 借入金の返済額及びこれに準ずる額の大きさを指標化し 資金繰りの危険度を示すのが 実質公債費比率 です まちが政府や銀行から年度を越えて借り入れる長期の借金を 地方債 といい この元金及び利息の支払いを 公債費 といいますが 一般会計の公債費は 当然一般会計の負担となりますが これ以外に公債費に準じる経費として 公営企業会計の公債費に充てるために一般会計から繰り出す経費 また ごみ処理施設など 近隣市町村との広域組合により実施する事業の地方債に対して それぞれのまちの一般会計が負担する経費があげられます このような公債費に準じるものとされる経費も一般会計の公債費に加算し 実質的な公債費を算出の上 標準財政規模に対する比率の 3 ヵ年平均を指標化するもので 18% を超えると資金の借り入れをするために国の許可が必要となり 25% を超えると単独事業に係る資金の借り入れが制限されます 実質公債費比率 (3 ヵ年平均 ) (A: 地方債の元利償還金 B: 準元利償還金 ) C: 特定財源 D: 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 標準財政規模 D: 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 元利償還金 特定財源 26 年度 27 年度 28 年度 27 年度 28 年度 A C 26 年度 616,573 607,620 619,301 37,784 42,061 42,056 準元利償還金 基準財政需要額算入額 26 年度 27 年度 28 年度 B 26 年度 27 年度 28 年度 D 168,563 160,251 153,847 573,622 562,815 559,989 標準財政規模 基準財政需要額算入額 26 年度 27 年度 28 年度 26 年度 27 年度 28 年度 D 3,423,394 3,520,635 3,427,636 573,622 562,815 559,989 26 年度 27 年度 173,730 162,995 26 年度 2,849,772 28 年度 171,103 27 年度 28 年度 2,957,820 2,867,647 単年度実質公債費比率 26 年度 27 年度 28 年度 6.09628 5.51065 5.96667 実質公債費比率(3ヵ年平均) 5.8% 平成 28 年度における実質公債費比率は 5.8%(27 年度 :6.3%) となっています

4 将来負担比率 まちの一般会計の地方債や将来支払わなければならない可能性のある負担等の年度末時点での残高の程度を指標化し 将来の財政を圧迫する可能性が高いかどうかを示すのが 将来負担比率 です まちの一般会計が将来支払っていく負債には 一般会計の地方債のほか 契約等により将来の支払いを約束したもの ( 債務負担行為 ) 公営企業会計の地方債のうち一般会計が負担するもの 広域組合の地方債のうち それぞれのまちの一般会計が負担すべきものがあげられます こうした将来見込まれるすべての負担を含め 現時点で想定される将来の負担額を標準財政規模と比較して指標化するもので この比率が高い場合 今後の財政運営が圧迫されるなどの問題が生じる可能性が高くなります 将来負担比率 A: 将来負担額 B: 充当可能基金 C: 特定財源見込額 D: 地方債現在高に係る基準財政需要額算入見込額標準財政規模 E: 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 A 将来負担額 9,325,324 B 充当可能基金 5,229,308 C 特定財源 376,307 D 基準財政需要額算入見込額 5,703,186 標準財政規模 3,427,636 E 基準財政需要額算入額 559,989 将来負担比率 69.1% 平成 28 年度における将来負担比率は 将来負担額に対して控除できる基金の額や地方債残高に係る地方交付税措置額の合計が大きいため マイナスとなることから将来負担比率はありませんが あえて算出すれば黒字の 69.1%(27 年度 : 黒字の 55.1%) となっています

2 公営企業会計に係る資金不足比率 平成 28 年度決算に基づく各公営企業会計の資金不足比率は 算定の結果 実質的な資金不足額が生じておらず 経営健全化基準を下回る状況です 表 2 資金不足比率が経営健全化基準 (2) を超えた場合には 経営健全化計画 を策定しなければなりません 公営企業は すべての住民が同じ量の行政サービスを受けられる事業とは別に 特定の方が受けられる行政サービスとして そのサービスを受ける方が費用を負担することが公平とされている事業を指しますが 本町では 簡易水道特別会計 と 公共下水道特別会計 が対象となります 公営企業の資金不足を公営企業の事業規模である料金収入の規模と比較して指標化し 経営状況の深刻度を示すのが 資金不足比率 です 表 2 ( 単位 :%) 特別会計の名称 資金不足比率 経営健全化基準 簡易水道特別会計 20.0 公共下水道特別会計 20.0 歳入 歳出 が黒字となり 資金不足額が生じていないため としています 公営企業会計の資金不足額の計算にあたっては 例えば 施設の耐用年数は 施設整備のために借り入れた地方債の償還期間より長いため 当初は資金不足でも地方債の償還が終わった後は解消される場合があることや 下水道事業では 各家庭に下水道が整備される前に処理施設を建設する必要があるため 予定していた下水道料金が納められるまでは資金不足となるものの 後の料金収入等で解消される場合があります このように 将来の料金収入等で解消されることが見込まれる範囲の資金不足分を差し引いて資金不足額を算出し 事業規模である料金収入の規模と比較して指標化するもので この比率が高くなるほど料金収入等で資金不足を解消することが困難になることから 公営企業として経営に問題があることとなります 資金不足比率 資金の不足額事業の規模 資金の不足額 0 事業の規模 197,790 簡易水道特別会計 公共下水道特別会計とも資金の不足額はありません 簡易水道特別会計 142,658 公共下水道特別会計 55,132 資金不足比率 平成 28 年度における資金不足比率は 資金不足が生じた公営企業会計がないため 該当ありません