等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原

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の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

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一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

個人情報の保護に関する規程(案)

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

第 7 派遣元事業主の講ずべき措置等 派遣元事業主が講ずべき措置に関する指針 ( 平成 11 年労働省告示第 137 号 ) ( 最終改正平成 29 年厚生労働省告示第 210 号 ) 第 1 趣旨この指針は 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律 ( 以下 労働者派遣法

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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Microsoft Word - 改訂 H28 H27施行状況記者発表(リード文)

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平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

株式会社フロンティアビジネス 別紙 1 1 処分内容 (1) 労働者派遣法第 21 条第 2 項に基づく労働者派遣事業停止命令 ( 労働者派遣事業停止命令の内容は 3 のとおり ) (2) 労働者派遣法第 49 条第 1 項に基づく労働者派遣事業改善命令 ( 労働者派遣事業改善命令の内容は 4 のと

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントの防止措置等について

て 労働者派遣契約書に休業手当等の支払いに要する費用を確保するための費用負担等に関する事項を記載していないもの (1 派遣元事業所 ) ウ派遣料金額の明示派遣労働者に対して 書面の交付 ファクシミリを利用してする送信又は電子メールの送信の方法により労働者派遣に関する料金の額を明示していないもの (5

●労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律案

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

Taro-別紙2

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

PowerPoint プレゼンテーション

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平成 31 年 4 月 1 日から平成 34 年 3 月 31 日まで 63 歳平成 34 年 4 月 1 日から平成 37 年 3 月 31 日まで 64 歳 4 定年について 労働者の性別を理由として差別的取扱いをしてはなりません ( 均等法第 6 条 ) ( 退職 ) 第 48 条前条に定める

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改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

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短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

題名

個人情報保護規程

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

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個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

中央教育審議会(第119回)配付資料

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

(6) 集団回収第 57 条の2 第 3 項に規定するリサイクル推進団体による再利用を目的として集団回収対象物 ( 再利用が可能な家庭廃棄物のうち 規則で定める廃棄物をいう 以下同じ ) を回収する活動をいう ( 処理 ) 第 19 条 2 3 前 2 項に規定する一般廃棄物の処理の基準は 規則で定

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

改正労働基準法

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に該当する者に支給されるものに限る ) 移転費及び 3の求職活動支援費の支給対象とすることとされた ( 第 56 条の3 第 1 項第 2 号及び同条第 2 項関係 ) 3 高年齢被保険者 ( 教育訓練を開始した日が高年齢被保険者でなくなった日から1 年以内にある者を含む ) について 教育訓練給付

Taro-議案第13号 行政手続条例の

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る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

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地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

Microsoft Word 建議と要綱の対応表

Microsoft Word - 【本省用】260808プレス発表資料.doc

として採用するものとする 第 2 条の3 前条に定めるほか 職員就業規則第 11 条第 1 項により退職 ( 以下 定年退職という ) した者であって 退職後引き続き研究所以外の機関 ( 以下 再就職先 という ) において勤務する者 ( 定年退職後 任期付職員就業規則または契約職員就業規則の適用を

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

四住宅の貸与 ( 昭六三労令三三 一部改正 平一〇労令七 旧第二条繰上 一部改正 平一二 労令四一 平一八厚労令一八三 一部改正 ) ( 実質的に性別を理由とする差別となるおそれがある措置 ) 第二条法第七条の厚生労働省令で定める措置は 次のとおりとする 一労働者の募集又は採用に関する措置であつて

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社団法人今治地方国立公園協会

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書 記入例

育児のための両立支援制度 制度の概要 ( イメージ ) 出生 1 歳 1 歳 6か月 3 歳就学 パパ ママ育休プラス 1 歳 6 か月延長 ( 子の年齢 ) ⑴ 育児休業 Ⅰ Ⅱ 努力義務 ⑵ 短時間勤務制度 ⑶ 所定外労働の免除 努力義務 努力義務 ⑷ 子の看護休暇 ⑸ 法定時間外労働の制限 ⑹

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- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

者が負う民事上の安全配慮義務の履行であり そのために必要な心身の状態の情報を適正に収集し 活用する必要がある 一方 労働者の個人情報を保護する観点から 現行制度においては 事業者が心身の状態の情報を取り扱えるのは 労働安全衛生法令及びその他の法令に基づく場合や本人が同意している場合のほか 労働者の生

二頁労働時間を延長し 又は休日に労働させることができる場合( 三 ) 対象期間における一日 一箇月及び一年のそれぞれの期間について 労働時間を延長して労働さ( 四 ) せることができる時間又は労働させることができる休日の日数労働時間の延長及び休日の労働を適正なものとするために必要な事項として厚生労働

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

無期契約職員就業規則

い ( ただし 当該書面を交付しないで是正の要求等をすべき差し迫った必要がある場合 は この限りでない ) こととされていることに留意すること (2) その他地方自治法第 245 条の5 第 5 項の規定により 是正の要求を受けた地方公共団体は 当該事務の処理について違反の是正又は改善のための必要な

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PowerPoint プレゼンテーション

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東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 第六条 ) 第二章障害を理由とする差別に関する相談及び紛争の防止又は解決のための体制等第一節障害を理由とする差別の禁止 ( 第七条 ) 第二節障害を理由とする差別に関する相談体制 ( 第八条 ) 第三節障害を理由

●租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案

市報2016年3月号-10

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スライド 1

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

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アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

○財団法人足利市体育・文化振興会職員育

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( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の


Press Release 参考配布 平成 30 年 10 月 5 日 照会先 職業安定局需給調整事業課課長 牛島 聡 主任中央需給調整事業指導官新田峰雄 課長補佐 冨田英晴 ( 代表電話 )03(5253)1111( 内線 ) ( 直通電話 )03(3502)5227 常時雇用す

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総額表示義務に関する消費税法の特例に係る不当景品類及び不当表示防止法の 適用除外についての考え方 平成 25 年 9 月 10 日一部改定平成 27 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 11 月 28 日消費者庁 第 1 はじめに 1 法律の概要等消費税の

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4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

Transcription:

パートタイム労働法について パートタイム労働法 ( 正式な名称は 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律 ) は 短時間労働者に対する労働条件差別や均衡のとれた処遇を実現するために さまざまな事業主の義務や国の援助などについて定めた法律です この法律は 平成 5 年の制定以降 順次内容が拡充されてきましたが 平成 26 年 4 月に 正社員との差別的取扱いが禁止されるパートタイム労働者の範囲の拡大や パートタイム労働者の待遇の原則などを定めた改正がおこなわれ 平成 27 年 4 月から施行されることになりました パートタイム労働法は 労働基準法や労働契約法と異なって 直接契約の内容を規制したり 罰則によってその内容を強制したりする法律ではありませんが 事業主に対する行政の援助 指導 勧告によってその内容を実現することを目指しています 以下の条文は 平成 27 年 4 月から施行される内容です パートタイム労働法 ( 抄 ) 平成 27 年 4 月 1 日施行 ( 目的 ) 第 1 条この法律は 我が国における少子高齢化の進展 就業構造の変化等の社会経済情勢の変化に伴い 短時間労働者の果たす役割の重要性が増大していることにかんがみ 短時間労働者について その適正な労働条件の確保 雇用管理の改善 通常の労働者への転換の推進 職業能力の開発及び向上等に関する措置等を講ずることにより 通常の労働者との均衡のとれた待遇の確保等を図ることを通じて短時間労働者がその有する能力を有効に発揮することができるようにし もってその福祉の増進を図り あわせて経済及び社会の発展に寄与することを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この法律において 短時間労働者 とは 一週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者 ( 当該事業所に雇用される通常の労働者と同種の業務に従事する当該事業所に雇用される労働者にあっては 厚生労働省令で定める場合を除き 当該労働者と同種の業務に従事する当該通常の労働者 ) の一週間の所定労働時間に比し短い労働者をいう ( 事業主等の責務 ) 第 3 条事業主は その雇用する短時間労働者について その就業の実態等を考慮して 適正な労働条件 の確保 教育訓練の実施 福利厚生の充実その他の雇用管理の改善及び通常の労働者への転換 ( 短時間労働者が雇用される事業所において通常の労働者として雇い入れられることをいう 以下同じ ) の推進 ( 以下 雇用管理の改善等 という ) に関する措置等を講ずることにより 通常の労働者との均衡のとれた待遇の確保等を図り 当該短時間労働者がその有する能力を有効に発揮することができるように努めるものとする 2 ( 略 ) 第 4 条 第 5 条 ( 略 ) ( 労働条件に関する文書の交付等 ) 第 6 条事業主は 短時間労働者を雇い入れたときは 速やかに 当該短時間労働者に対して 労働条件に関する事項のうち労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 第 15 条第 1 項に規定する厚生労働省令で定める事項以外のものであって厚生労働省令で定めるもの ( 次項及び第 14 条第 1 項において 特定事項 という ) を文書の交付その他厚生労働省令で定める方法 ( 次項において 文書の交付等 という ) により明示しなければならない 2 事業主は 前項の規定に基づき特定事項を明示するときは 労働条件に関する事項のうち特定事項及び労働基準法第 15 条第 1 項に規定する厚生労働省令で定める事項以外のものについても 文書の交付 82

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原則 ) 第 8 条事業主が その雇用する短時間労働者の待遇を 当該事業所に雇用される通常の労働者の待遇と相違するものとする場合においては 当該待遇の相違は 当該短時間労働者及び通常の労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度 ( 以下 職務の内容 という ) 当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して 不合理と認められるものであってはならない ( 通常の労働者と同視すべき短時間労働者に対する差別的取扱いの禁止 ) 第 9 条事業主は 職務の内容が当該事業所に雇用される通常の労働者と同一の短時間労働者 ( 第十一条第一項において 職務内容同一短時間労働者 という ) であって 当該事業所における慣行その他の事情からみて 当該事業主との雇用関係が終了するまでの全期間において その職務の内容及び配置が当該通常の労働者の職務の内容及び配置の変更の範囲と同一の範囲で変更されると見込まれるもの ( 次条及び同項において 通常の労働者と同視すべき短時間労働者 という ) については 短時間労働者であることを理由として 賃金の決定 教育訓練の実施 福利厚生施設の利用その他の待遇について 差別的取扱いをしてはならない ( 賃金 ) 第 10 条事業主は 通常の労働者との均衡を考慮しつつ その雇用する短時間労働者 ( 通常の労働者と同視すべき短時間労働者を除く 次条第 2 項及び第 12 条において同じ ) の職務の内容 職務の成果 意欲 能力又は経験等を勘案し その賃金 ( 通勤手当 退職手当その他の厚生労働省令で定めるものを除く ) を決定するように努めるものとする ( 教育訓練 ) 第 11 条事業主は 通常の労働者に対して実施する教育訓練であって 当該通常の労働者が従事する職務の遂行に必要な能力を付与するためのものについては 職務内容同一短時間労働者 ( 通常の労働者と同視すべき短時間労働者を除く 以下この項におい て同じ ) が既に当該職務に必要な能力を有している場合その他の厚生労働省令で定める場合を除き 職務内容同一短時間労働者に対しても これを実施しなければならない 2 事業主は 前項に定めるもののほか 通常の労働者との均衡を考慮しつつ その雇用する短時間労働者の職務の内容 職務の成果 意欲 能力及び経験等に応じ 当該短時間労働者に対して教育訓練を実施するように努めるものとする ( 福利厚生施設 ) 第 12 条事業主は 通常の労働者に対して利用の機会を与える福利厚生施設であって 健康の保持又は業務の円滑な遂行に資するものとして厚生労働省令で定めるものについては その雇用する短時間労働者に対しても 利用の機会を与えるように配慮しなければならない ( 通常の労働者への転換 ) 第 13 条事業主は 通常の労働者への転換を推進するため その雇用する短時間労働者について 次の各号のいずれかの措置を講じなければならない 一通常の労働者の募集を行う場合において 当該募集に係る事業所に掲示すること等により その者が従事すべき業務の内容 賃金 労働時間その他の当該募集に係る事項を当該事業所において雇用する短時間労働者に周知すること 二通常の労働者の配置を新たに行う場合において 当該配置の希望を申し出る機会を当該配置に係る事業所において雇用する短時間労働者に対して与えること 三一定の資格を有する短時間労働者を対象とした通常の労働者への転換のための試験制度を設けることその他の通常の労働者への転換を推進するための措置を講ずること ( 事業主が講ずる措置の内容等の説明 ) 第 14 条条事業主は 短時間労働者を雇い入れたときは 速やかに 第 9 条から前条までの規定により措置を講ずべきこととされている事項 ( 労働基準法第 15 条第 1 項に規定する厚生労働省令で定める事項及び特定事項を除く ) に関し講ずることとしている措置の内容について 当該短時間労働者に説明しなければならない 2 事業主は その雇用する短時間労働者から求めがあったときは 第 6 条 第 7 条及び第 9 条から前条までの規定により措置を講ずべきこととされている事項に関する決定をするに当たって考慮した事項について 当該短時間労働者に説明しなければならない 83

( 指針 ) 第 15 条厚生労働大臣は 第 6 条から前条までに定めるもののほか 第三条第一項の事業主が講ずべき雇用管理の改善等に関する措置等に関し その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針 ( 以下この節において 指針 という ) を定めるものとする 2 ( 略 ) 第 1 項及び第 12 条から第 14 条までに定める事項に関し 短時間労働者から苦情の申出を受けたときは 苦情処理機関 ( 事業主を代表する者及び当該事業所の労働者を代表する者を構成員とする当該事業所の労働者の苦情を処理するための機関をいう ) に対し当該苦情の処理を委ねる等その自主的な解決を図るように努めるものとする ( 相談のための体制の整備 ) 第 16 条事業主は 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する事項に関し その雇用する短時間労働者からの相談に応じ 適切に対応するために必要な体制を整備しなければならない ( 短時間雇用管理者 ) 第 17 条事業主は 常時厚生労働省令で定める数以上の短時間労働者を雇用する事業所ごとに 厚生労働省令で定めるところにより 指針に定める事項その他の短時間労働者の雇用管理の改善等に関する事項を管理させるため 短時間雇用管理者を選任するように努めるものとする ( 報告の徴収並びに助言 指導及び勧告等 ) 第 18 条厚生労働大臣は 短時間労働者の雇用管理の改善等を図るため必要があると認めるときは 短時間労働者を雇用する事業主に対して 報告を求め 又は助言 指導若しくは勧告をすることができる 2 厚生労働大臣は 第 6 条第 1 項 第 9 条 第 11 条第 1 項 第 12 条から第 14 条まで及び第十六条の規定に違反している事業主に対し 前項の規定による勧告をした場合において その勧告を受けた者がこれに従わなかったときは その旨を公表することができる 3 前二項に定める厚生労働大臣の権限は 厚生労働省令で定めるところにより その一部を都道府県労働局長に委任することができる ( 事業主等に対する援助 ) 第 19 条国は 短時間労働者の雇用管理の改善等の促進その他その福祉の増進を図るため 短時間労働者を雇用する事業主 事業主の団体その他の関係者に対して 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する事項についての相談及び助言その他の必要な援助を行うことができる 第 23 条 ( 略 ) ( 紛争の解決の援助 ) 第 24 条都道府県労働局長は 前条に規定する紛争に関し 当該紛争の当事者の双方又は一方からその解決につき援助を求められた場合には 当該紛争の当事者に対し 必要な助言 指導又は勧告をすることができる 2 事業主は 短時間労働者が前項の援助を求めたことを理由として 当該短時間労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならない ( 調停の委任 ) 第 25 条都道府県労働局長は 第 23 条に規定する紛争について 当該紛争の当事者の双方又は一方から調停の申請があった場合において当該紛争の解決のために必要があると認めるときは 個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律第 6 条第一項の紛争調整委員会に調停を行わせるものとする 2 前条第 2 項の規定は 短時間労働者が前項の申請をした場合について準用する 第 26 条 第 29 条 ( 略 ) ( 過料 ) 第 30 条第 18 条第 1 項の規定による報告をせず 又は虚偽の報告をした者は 20 万円以下の過料に処する ( 過料 ) 第 31 条第 6 条第 1 項の規定に違反した者は 10 万円以下の過料に処する 第 20 条 第 21 条 ( 略 ) ( 苦情の自主的解決 ) 第 22 条事業主は 第 6 条第 1 項 第 9 条 第 11 条 84

事業主が講ずべき短時間労働者の雇用管理の改善等に関する措置等についての指針 第 1 趣旨 この指針は 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律 ( 以下 短時間労働者法 という ) 第 3 条第 1 項の事業主が講ずべき適正な労働条件の確保 教育訓練の実施 福利厚生の充実その他の雇用管理の改善及び通常の労働者への転換の推進 ( 以下 雇用管理の改善等 という ) に関する措置等に関し その適切かつ有効な実施を図るため 短時間労働者法第 6 条から第 14 まで条に定めるもののほかに必要な事項を定めたものである 第 2 事業主が講ずべき短時間労働者の雇用管理の改善等に関する措置等を講ずるに当たっての基本的考え方事業主は 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する措置等を講ずるに当たって 次の事項を踏まえるべきである 1 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 9 最低賃金法 ( 昭和 34 年法律第 137 号 ) 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 ) 労働契約法( 平成 19 年法律第 128 号 ) 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律 ( 昭和 47 年法律第 113 号 ) 育児休業 介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 ( 平成 3 年法律第 76 号 ) 労働者災害補償保険法( 昭和 22 年法律第 50 号 ) 雇用保険法( 昭和 49 年法律第 116 号 ) 等の労働に関する法令は短時間労働者についても適用があることを認識しこれを遵守しなければならないこと 2 短時間労働者法第 6 条から第 14 条までの規定に従い 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する措置等を講ずるとともに 多様な就業実態を踏まえ その職務の内容 職務の成果 意欲 能力及び経験等に応じた待遇に係る措置を講ずるように努めるものとすること 3 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する措置等を講ずるに際して その雇用する通常の労働者その他の労働者の労働条件を合理的な理由なく一方的に不利益に変更することは法的に許されないこと また 所定労働時間が通常の労働者と同一の有期契約労働者については 短時間労働者法第二条に規定する短時間労働者に該当しないが 短時間労働者法の趣旨が考慮されるべきであることに留意すること 第 3 事業主が講ずべき短時間労働者の雇用管理の改善等に関する措置等事業主は 第 2の基本的考え方に基づき 特に 次の事項について適切な措置を講ずるべきである 1 短時間労働者の雇用管理の改善等 ⑴ 労働時間イ事業主は 短時間労働者の労働時間及び労働日を定め 又は変更するに当たっては 当該短時間労働者の事情を十分考慮するように努めるものとする ロ事業主は 短時間労働者について できるだけ所定労働時間を超えて 又は所定労働日以外の日に労働させないように努めるものとする ⑵ 退職手当その他の手当事業主は 短時間労働者法第 9 条及び第 10 条に定めるもののほか 短時間労働者の退職手当 通勤手当その他の職務の内容に密接に関連して支払われるもの以外の手当についても その就業の実態 通常の労働者との均衡等を考慮して定めるように努めるものとする ⑶ 福利厚生事業主は 短時間労働者法第 9 条及び第 12 条に定めるもののほか 医療 教養 文化 体育 レクリエーション等を目的とした福利厚生施設の利用及び事業主が行うその他の福利厚生の措置についても 短時間労働者の就業の実態 通常の労働者との均衡等を考慮した取扱いをするように努めるものとする 2 労使の話合いの促進 ⑴ 事業主は 短時間労働者を雇い入れた後 当該短時間労働者から求めがあったときは 短時間労働者法第 14 条第 2 項に定める事項以外の 当該短時間労働者の待遇に係る事項についても 説明するように努めるものとする ⑵ 事業主は 短時間労働者の就業の実態 通常の労働者との均衡等を考慮して雇用管理の改善等に関する措置等を講ずるに当たっては 当該事業所における関係労使の十分な話合いの機会を提供する等短時間労働者の意見を聴く機会を設けるための適当な方法を工夫するように努めるものとする ⑶ 事業主は 短時間労働者法第 22 条に定める事項以外の 短時間労働者の就業の実態 通常の労働者との均衡等を考慮した待遇に係る事項についても 短時間労働者から苦情の申出を受けたときは 当該事業所における苦情処理の仕組みを活用する等その自主的な解決を図るように努めるものとする 3 不利益取扱いの禁止 ⑴ 事業主は 短時間労働者が 短時間労働者法第七条に定める過半数代表者であること若しくは過半数代表者になろうとしたこと又は過半数代表者として正当な行為をしたことを理由として不利益な取扱いをしないようにするものとする ⑵ 事業主は 短時間労働者が 短時間労働者法第 14 条第 2 項に定める待遇の決定に当たって考慮した事項の説明を求めたことを理由として不利益な取扱いをしてはならない また 短時間労働者が 不利益な取扱いをおそれて 短時間労働者法第 14 条第 2 項に定める説明を求めることができないことがないようにするものであること ⑶ 短時間労働者が 親族の葬儀等のために勤務しなかったことを理由として解雇等が行われることは適当でないものであること 4 短時間雇用管理者の氏名の周知事業主は 短時間雇用管理者を選任したときは 当該短時間雇用管理者の氏名を事業所の見やすい場所に掲示する等により その雇用する短時間労働者に周知させるよう努めるものとする 85

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