Veeam Backup & Replication ライセンスガイド 2017 年 4 月 REV0.1
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はじめに 以下の方法でライセンスを選定します 本書では VMware vsphere 及び Microsoft Hyper-V 上の仮想マシンに対 して基本的なバックアップ レプリケーションを行う上での構成 及び構 成に対するライセンスの選定方法について説明します Veeam Agent for Linux/Windows を利用する構成については対象外です
構成の準備 以下の方法でライセンスを選定します 基本的なバックアップ レプリケーションを構成するための各コンポーネ ントについて説明します
バックアップに必要な基本コンポーネント 4バックアップ対象 3Backup repository 2Backup proxy ( バックアップ リポジトリ ) ( バックアップ プロキシ ) 1Veeam Backup server ( バックアップ サーバ )
基本コンポーネントの機能と要件 コンポーネント機能要件 1Veeam Backup server ( バックアップ サーバ ) 2Backup proxy ( バックアップ プロキシ ) リソースの割り当て タスクの調整やジョブのスケジューリングを行います バックアップのためのコンポーネントの設定 ユーザ権限なども含めた管理を行います 仮想マシンのデータ転送処理を実施します 重複排除 圧縮処理を行います 3Backup repository ( バックアップ リポジトリ ) 複数ジョブを実施する際には 複数の Backup Proxy を構成することで データ転送処理サーバの負荷をオフロードすることができます 仮想マシンのバックアップ ファイルとメタデータの保存先になります Windows サーバー Linux サーバー CIFS をサポートした NAS 重複排除ストレージ 4バックアップ対象 バックアップ対象の仮想マシンです vsphereまたはhyper-vがサポートしているゲスト OS システム要件とサポートされる構成の詳細なリストについては リリースノートのシステム要件のセクションをご参照ください
ライセンス選定方法 はじめに 以下の方法でライセンスを選定します その 1 その 2 その 3 バックアップ 対象の選択 エディション の選択 ライセンス種 の選択
その 1 バックアップ対象の選択 考え方 以下の方法でライセンスを選定します CPU ソケット単位でのライセンスとなります 仮想マシン単位でのライセンスは Veeam Cloud & Service Provides (VCSPs) のみでのご提供となりますので本書では対象と致しません
ライセンスの適用対象について : バックアップまたはレプリケーション対象となる仮想マシンをホストするハイパバイザー (vsphereまたはhyper-v) が動作するホストのCPUソケット単位でライセンスを計算します CPUソケットのコア数はライセンスの計算には影響しません 空きソケットはライセンスの計算対象になりません 例えば2ソケット搭載可能なサーバに1ソケット分のみCPUが搭載されていた場合などは1ソケット分のみでライセンスを計算します
CPU ソケット数の数え方 : VMwareの場合 : ホストのvSphere ClientやWeb ClientからESXiに接続します サマリ タブの プロセッサソケット数 で確認して下さい スクリーンショットの例 :
CPU ソケット数の数え方 : Hyper-V の場合 : タスクマネージャーより確認可能です スクリーンショットの例 :
構成例 1: VMware vspere 仮想マシンのバックアップ 3 ホストの仮想基盤を構成 (1 ノード上に CPU は 2 ソケット搭載 ) Veeam は仮想の Windows サーバへインストール NBD モードでバックアップを取得し サーバの HDD へバックアップデータを格納 保護対象 Veeam Backup server vsphere 環境でバックアップする際の基本的な構成です リポジトリとなる Windows サーバにライセンスの適用は必要ありません 2 CPU ソケット /1 台 3 台 Backup proxy バックアップ対象ライセンス数エディション ESXi 上の仮想マシン 6 (2 3) Standard Backup repository
構成例 2: VMware vspere 仮想マシンのレプリケーション 2ホストの仮想基盤を構成 (1ノード上にCPUは2ソケット搭載) Veeamは仮想のWindowsサーバへインストール 仮想マシンを他ホストにレプリケーション 保護対象 Veeam Backup server vsphere 環境でレプリケーションする際の基本的な構成です リポジトリとなる Windows サーバや レプリケーション先のホストにライセンスの適用は不要です 2 CPU ソケット /1 台 2 台 Backup proxy バックアップ対象ライセンス数エディション ESXi 上の仮想マシン 4 (2 2) Standard Backup repository
構成例 3 VMware vspere 仮想マシンのバックアップ ( 重複排除ストレージとの連携 ) 2 ホストの仮想基盤を構成 (1 ノード上に CPU は 2 ソケット搭載 ) 重複排除ストレージにバックアップすることでバックアップ パフォーマンスを向上 保護対象 Veeam Backup server 2 CPU ソケット /1 台 2 台 Service Proxy 対応ストレージ Dell EMC DataDomain Boost HPE StoreOnce Catalyst ExaGrid Accelerated Data MoverExaGrid バックアップ対象ライセンス数エディション ESXi 上の仮想マシン 4 (2 2) Enterprise Deduplication Storage
構成例 4 VMware vspere 仮想マシンのバックアップ ( ストレージスナップショットとの連携 ) 2 ホストの仮想基盤を構成 (1 ノード上に CPU は 2 ソケット搭載 ) SAN ストレージで取得したスナップショットを利用して高速なバックアップを行います 保護対象 2 CPU ソケット /1 台 2 台 バックアップ対象ライセンス数エディション ESXi 上の仮想マシン 4 (2 2) Enterprise Plus Create Storage Snapshot Veeam Backup server 対応ストレージ EMC: VNX VNX2 VNXe および Unity HPE: 3PAR StoreServ StoreVirtual StoreVirtual VSA NetApp: Data ONTAP をベースとしたストレージ FAS FlexArray(V シリーズ ) Data ONTAP Edge IBM N シリーズ ) Nimble: CS シリーズ AF シリーズ Backup proxy Backup repository
その 2 機能の選択 エディションについて 以下の方法でライセンスを選定します Veeam Backup & Replication には Standard(Std) Enterprise(Ent) Enterprise Plus(Ent+) の 3 種類のエディションがあります ご用件に応じ てお選びください
エディション比較 ( 概要 ) エディション機能 機能概要 Std Ent Ent+ バックアップ レプリケーション 重複排除ストレージとの統合 ストレージ連携機能 アプリケーション連携機能 基本的なバックアップ レプリケーションの機能 重複排除ストレージなどとの連携など HP/Netapp のストレージスナップショットからバックアップ アプリケーションレベルでの検証やリストア サポート制限あり各 Editionの詳細についてはエディションの比較をご参照ください https://www.veeam.com/jp/backup-version-standard-enterprise-editions-comparison.html
その 3 ライセンス種の選択 以下の方法でライセンスを選定します Veeam Backup & Replication のライセンスは 永続利用できる Perpetual と費用を年単位で支払う Subscription のライセンスがあ ります
ライセンス種について (1) Perpetual( 永続利用可能なライセンス ): 初年度の標準サポートと保守 ( 平日朝 8 時から夜 8 時まで ) が含まれます 2 年目以降の保守は年単位でご契約頂く必要があります (2) Subscription( 年単位で利用可能なライセンス ): 1 年から 3 年まで 年単位でご契約可能なライセンスです プロダクション サポート (24 時間 365 日 ) が含まれます
ライセンス種について - よくあるご質問 - 2 年目以降の保守契約は全て最長 5 年間です 新規購入されたライセンス ( 初年度のサポートを含む ) または年単位の更新と 最長 4 年間の前払い保守契約を購入することが可能です プロダクション サポートを複数年契約する際の SKU には 初年度分のアップグレードされたサポート (24 時間 365 日 ) が含まれます プロダクション サポートをご利用するには 対象となるすべてのソケットのライセンスがプロダクション サポートとして保守契約されている必要があります 保守契約が混在する場合には標準レベルのサポートになります 詳細につきましてはこちらをご覧ください
Thank you