第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

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(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

日本橋・東京駅前地区

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

都市計画図 外神田二・三丁目地区(PDF)

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新千里西町B団地地区地区計画


第2章

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

大阪市再開発地区計画にかかる

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建築物等の整備の方針 1 健全な地域環境の維持 形成を図るため 風俗営業等の用途の建築物を規制する 2 地域コミュニティの維持 再生を図るため ワンルーム形式の集合住宅の集中を避け 多様な住宅供給を誘導する 3 定住人口の回復を誘導するため 住宅等の用途に供する建築物に係わる容積率制限の特例を適用す

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

金沢都市計画地区計画の変更

地区 の 区分 名称駅南口西街区地区駅南口東街区地区駅北口駅前広場地区 面積約 2.8 ha 約 0.6 ha 約 1.7 ha 用途地域による用途制限の他に 次の各号に掲げる建築物は 建築し てはならない 地区整備計画 建築物等に関する事項 建築物の 用途の制限 1. 指定道路 1 に面する敷地の

<4D F736F F D2090E797A2836A B835E CC82DC82BF82C382AD82E88E77906A B8C91CE8FC6955C F97702E646F63>

スライド 1

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

地区施設の整備の方針建築物等の規制 誘導の方針 いとやすらぎの感じられる環境づくりに配慮する 1 A 地区 (1) 東京国際金融センター構想の一翼を担う資産運用業者等の起業 発展の支援拠点又は投資家と企業との対話 交流促進拠点の形成に資する機能等 ( 以下 育成業務用途 という ) の導入による業務

地区整備計画書地区整備計画建築物等に関する事項地区の区分 地区の名称地区の面積 建築物等の用途の制限 建築物の敷地面積の最低限度 建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合の最高限度建築物の建築面積の敷地面積に対する割合の最高限度 壁面の位置の制限 独立住宅地区 A 約 21.9 ha (1) 長屋

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立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

日影許可諮問(熊野小学校)

地区計画パンフレットP.1

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Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

Microsoft Word - 09池町通り.doc

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

区域の整備 開発及び保全に関する方針 江戸川一丁目地区地区計画 計画書 計画決定 H 江戸川区告示第 433 号 計画変更 H 江戸川区告示第 27 号 計画変更 H 江戸川区告示第 482 号 名称江戸川一丁目地区地区計画 位置 江戸川区江戸川一丁目 江戸

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

公津西地区地区計画運用基準

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建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位

第 2 章建築の基礎知識 第 1 章では 都市計画法を中心に 一定の範囲や広域的な観点から設けられたまちづくりのルールを解説しました 第 2 章では まちづくりの中でも 建築物の建築 に焦点を当てて それに関するルールを解説します 1 建築基準法 皆さんは 庭など敷地にゆとりがあり 頑丈で 部屋には

上野原市規則第××号

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

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旧(現行)

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スライド 1

その他当該区域の整備 開発及び保全に関する方針 近隣商業地区では 周辺地域との調和のとれた緑のネットワークの形成を図るため 敷地内の緑化や屋上緑化 壁面緑化を推進し その他の地区においても 緑豊かで潤いのある環境を創出するため 敷地内の緑化を推進する 位置東久留米市南沢五丁目地内 面積約 6.3ha

条例解説6~11条

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

< 地区整備計画の内容 > 項目 \ 地区区分 沿道地区 住宅地区 建物の用途 近隣商業地域が指定されている区域でパチ - ンコ店やゲームセンター等の遊戯施設の建築は禁止します 建物の高さ 20m 15m の最高限度 敷地面積の 65m2 最低限度 建物の壁等の位置 高さ2.5mまでを0.6m 後退

住宅地区 A 約 41.1 ha (1) 長屋 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) (2) 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 建基法 という ) 別表第 2( い ) 項第 3 号に掲げる共同住宅 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) 寄宿舎又は下宿 (3) 建基法別表第

(★ 方針・基準)

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都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

線路敷 河川道路敷地道路久留米市建築確認申請の手引き (2016 年版 ) 制限の緩和等 ( 公園 水面 線路敷 道路 等 )(2/4) 関係条文法第 2 条第 1 項第六号 令第 20 条第 2 項 法第 42 条第 2 項 法第 53 条第 3 項第二号 市細則 17 条 令第 134 条 令第

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

平井二丁目付近地区地区計画の概要 平井二丁目付近地区地区計画の概要をお示しします 詳しくは 同封の 平井二丁目付近 地区計画書 計画図 をご確認ください 地区計画の区域地区計画の対象区域は 下図のとおりです 平井二丁目付近地区 ( 約 28.6ha) 江戸川区平井一丁目 平井二丁目及び 小松川三丁目

Microsoft Word - 別添資料

東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 2 建築物の各部分の高さは 当該部分から前面道路の反対側の境界線又は隣地境界線までの真北方向の水 資料 5 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種 類 面積 建築物の高さの最高限度又は最低限度 備考 約 ha 建築物の各部分の高さ (

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第 43 回四日市市都市計画審議会 第 80 号議案関連資料 1. 四日市都市計画地区計画の変更 ( 小古曽地区地区計画の決定 ) に関する地権者からの都市計画提案書について ( 関連資料 -1) 2. 小古曽地区地区計画比較表 ( 都市計画提案と地区計画決定 ) ( 関連資料 2) 1

絶対高さ制限を定める高度地区についてのQ&A

種別 名称 幅員等 延長又は面積 摘要 道路 区画道路 1 号区画道路 2 号区画道路 3 号区画道路 4 号区画道路 5 号区画道路 6 号区画道路 7 号 12.0m 12.0m 0.8~5.0m 2.6~8.3m 2.25m 1.65m 1.65m 約 790m 約 220m 約 700m 約

東京都市計画用途地域の変更 ( 東京都決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する ( 中野区分 ) 種類面積容積率建ぺい率 第一種低層住居専用地域 第 二 種 低層住居 専用地域 /10 15/10 4/10 5/10 外壁の後退距離の限度 建築物の敷

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

南部地区 地区の名称 南部地区建築物の用途の制限 ( ほなみ町 桜新町 ) 敷地面積の最低限度 ( 東原町 苗津町 長者町の各一部 ) 22.5ha 沿道業務地区 17.6ha 合計 40.1ha 建築物等の形態又は意匠の制限 沿道業務地区には 次に掲げる建物は建築してはならない マージャン屋 ぱち

千里ニュータウン地区の今後の土地利用の考え方 豊中市 はじめに市は 平成 4 年 (1992 年 )7 月に 千里ニュータウン地区住環境保全に関する基本方針 ( 以下 基本方針 という ) を策定し 同地区内で計画される建築物などに対して その用途をはじめ 建築物の建て方 ( 容積率 建ぺい率 高さ

(案)

緑ヶ丘地地計画 ( 前項つづき ) 地 計 画 地施設の設置及び規模 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地名称の分建築物の用途の制限 緑地広場歩道状空地行政センター地 ( A) 面積約 2,000 m2 計画図表示のとおり 面積約 150 m2 計画図表示のとおり 幅員 2m 延長約 290m

許可及び認定申請等


用途地域変更の考え方 ( 素案 ) 1 駅 駅前広場 アクセス道路沿道の土地利用の促進 駅 北側沿道 25m 以内及び沿道南側街区を近隣商業地域へ変更 18

計画書

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

平方・中野久木物流施設地区

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

名古屋都市計画地区計画の決定計画書 ( ノリタケの森地区計画 ) ( 名古屋市決定 )

印西都市計画地区計画の変更 ( 印西市決定 ) 都市計画滝野地区地区計画を次のように変更する 名称滝野地区地区計画 位 置 印西市滝字新野及び字大割 滝野一丁目 滝野二丁目 滝野四丁目 滝野五丁目 滝野六丁目及び滝野七丁目の全部の区域並びに滝字大門及び滝野三丁目の各一部の区域 面積約 56.3 ha

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

地区計画の届出とは

高度地区計画書


建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課

最高限度1 制限の緩和 (1) この規定の適用による隣地との関係等による緩和に関する措置は 次の各号に定めるところによる ただし イの規定については 北側の前面道路又は隣地との関係についての建築物の各部分の高さの最高限度 ( 以下 斜線型高さ制限 という ) が定められている場合において その高さを

位 置 新宿区赤城下町 中里町 天神町 赤城元町 矢来町及び改代町各地内 面 積 約 4.6ha 地区名称住宅地区住工共存地区 A 住工共存地区 B 幹線道路沿道地区の区面積約 3.7ha 約 0.3ha 約 0.4ha 約 0.2ha 分 1 マージャン屋 ぱちんこ屋 射的場 勝馬投票券発売所 場

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地区の細区分 1 流通 業務地区 2 都市型居住地区 地区 建築物 建築物等の高さの最高限度 建築物等の高さの最高限度は 15mとする ただし 敷地面積が1,000m2以上あり かつ金沢市景観審議会において都市景観上支障がないと認められた場合は 25mとする 整備計画 等に関する事項 建築物等の形態

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平井二丁目付近地区のまちづくり 平井二丁目付近地区は JR 平井駅南東部の都市計画道路放射第 15 号線に接し 都市計画道路補助第 120 号線が南北に通るなど 交通利便性が高く 旧中川沿川のうるおいある環境を感じられる地区です しかし 耕地整理により形成された街区内などでは 幅員 4.0m 未満の

環状第二号線沿道新橋地区街並み再生地区及び街並み再生方針について

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築


《○○○○○》

表1-表4-2

Transcription:

地区計画の手引き 第 Ⅱ ゾーンにおけるまちづくりのルール 中央区

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により 1 1.25 または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設けることで容積率が緩和されます 全ての敷地で活用できます 全ての敷地で制度が活用できるため 狭い道路に面していたり 規模の小さい敷地でも 土地の有効利用が図れます 建物の最高高さと壁面の位置が統一されます 地域に応じた適切な建物の高さと 道路幅員に応じた壁面後退距離を定めることで 街並みが整います

まちづくりのルールを定めます 壁面の位置の制限 ( 1 参照 ) 建物を道路境界線から後退することにより 整った街並み 歩行者空間の確保と緑化の推進など 安全性と快適性の増進のための空間を整備します ただし 行き止まり道路に面する部分には適用しません 建物の高さの最高限度 ( 2 参照 ) 建物の高さの最高限度を定めることにより 街区や接する道路ごとに整った街並みを形成します 建物の高さの最高限度は 用途地域 指定容積率 接する道路幅員の状況に応じて それぞれの地区に適した高さが定められています ただし 行き止まり道路にのみ面する敷地には適用しません 容積率の最高限度 ( 3 参照 ) 定住性の高い住宅等を確保する建物については 用途地域 敷地規模 接する道路幅員などに応じて容積率の最高限度が緩和されます ただし 行き止まり道路にのみ面する敷地には適用しません 容積率の最低限度土地の高度利用を促進するため 容積率の最低限度が定められています 商業地域内では指定容積率が 5 00% 及び 600% の区域は 2 00% 指定容積率が 7 00% 及び 800% の区域は 300% です ただし指定容積率にかかわらず 4m の道路 ( 2 項道路を含む ) にのみ面する敷地では 200% 3 項道路にのみ面する敷地は 150% です 第二種住居地域内では 200% です ただし 5m 以下の道路にのみ面する敷地では 150% です 建物の用途制限住環境とのバランスに配慮し 店舗型性風俗特殊営業の用に供する建物は建てられません また 商店街の中で建替える場合 建物の 1 階部分は原則として店舗 飲食店などの商業用途に限定します ( 商店街の区域図参照 ) さらに 良好な住宅の確保を図るため 共同住宅 ( 高齢者の居住の安定確保に関する法律第 5 条に定めるサービス付き高齢者向け住宅その他高齢者の居住の安定に資する住宅は除く ) のうち 住戸数が 10 戸以上となる計画の場合 以下に該当する建物は建てられません 住戸専用部分の床面積 40 m2以上の住戸 ( 定住型住宅 ) の床面積の合計が 住宅の用途に供する部分の床面積 ( 容積対象面積 ) の合計の 1 /3 未満の建物 定住型住宅以外の住戸において 住戸の専用部分の床面積が 25 m2未満の建物 住戸の専用部分にメーターボックス及びバルコニーは含みません 敷地面積の最低限度土地の有効 高度利用を図るため 原則として 300 m2です ただし 300 m2未満の敷地においても 既存敷地のままで建替える場合はその敷地面積を最低限度とします 工作物の設置の制限建物の壁面を後退して整備した空間には 安全性や快適性を担保するために 広告物 看板などの工作物は設置できません ただし 別途 運用基準がありますのでご相談ください 建物の形態 意匠の制限街区ごとの街並みを整備するため 建物の形態 意匠については周辺の環境及び都市景観に配慮したものとしなければなりません また 屋外広告塔や広告板は 美観 風致を損なう恐れのないものとします 日本橋兜町 茅場町一丁目地区地区計画のみ上記のルールのほかに 建築物の建ぺい率の最高限度 と 建築物の建築面積の最低限度 が加わります 詳細については別紙 地区計画の決定について ( 日本橋兜町 茅場町一丁目地区 ) を区 H P および窓口でご案内しておりますので そちらをご覧ください

地区計画区域内の建築ルール 1. 壁面の位置の制限 ( 1 ) 整った街並みの形成や 快適な歩行空間の形成のため 建築物の部分 ( 庇等の突出物がある場合はその先端 ) は道路境界線から道路幅員ごとに後退距離を定めます 道路幅員 ( 認定 ) 8m 以上の道路 壁面の位置の制限 道路境界線から 1.0 m 以上の後退 8 m 未満の道路道路境界線から 0.5 m 以上の後退 2 項 3 項道路道路中心線から 2.2 m 以上の後退 敷地が不整形であったり 規模が小さいなどの場合の壁面の位置の制限については 区 ( 建築課 ) にご相談下さい ( 2 ) 総合設計の許可を受ける建物 ( 明石町の第二種住居地域のみ ) の外壁から敷地境界線 ( 敷地が道路に接する場合においては 前面道路の反対側 ) までの距離は 8 m 以上となります 2. 建物の高さの最高限度 ( 1 ) 敷地の指定容積率と前面道路幅員により 建物の高さの最高限度を定めます 道路幅員 20m 以上 12m 20m 未満 指定容積率 指定容積率 400% 500% 600% 700% 800% 36m 38m 42m 50m 8 m 12m 未満 25m 36m 又は 3 ( W +2 ) のいずれか小さい数値 6 m 8 m 未満 18m 24m 又は 3 ( W +1 ) のいずれか小さい数値 4 m 6 m 未満 15m 18m 又は 3 ( W +1 ) のいずれか小さい数値 2 項道路 3 項道路 13m 注 : W は道路の認定幅員 ( m ) 階段室等は建築面積の 1 /8 以内の場合においては その部分の高さ 12m までは上記の高さに含みません 本建築ルールに基づく道路斜線制限の緩和を受ける場合は 別途 認定申請が必要となります なお 隣地斜線制限の緩和はありません ( 2 )2 以上の道路に面している敷地の場合の制限そのいずれかが 2 項又は 3 項道路の場合は 2 項又は 3 項道路以外の道路の道路境界線からの水平距離が当該道路の幅員の 2 倍 ( 35m を超える場合は 3 5 m ) を超える区域で かつ 2 項又は 3 項道路の道路中心からの水平距離が 10m 以下の区域にあっては 13m とします ただし 敷地の形態等によっては 運用基準がありますのでご相談ください 指定容積率 500% で と 2 項道路に接している敷地の場合 前面道路の幅員の 2 倍 ( 35m を超える場合は 35m) ( 8m 2= 16m) 30m 13m 10m の高さの限度 ( 30m) 建築基準法第 42 条第 2 項道路 中心 2 項道路の高さの限度 ( 13m) ( 3 ) 総合設計の許可を受ける建物 ( 明石町の第二種住居地域のみ ) は 前面道路幅員により 高さの最高限度を定めます 道路幅員 ( 認定 ) 高さの最高限度 8 m 12 m 未満 60m 12m 以上 80m

3. 容積率の最高限度 定住性の高い住宅等について 容積率を緩和します なお 容積率制限の緩和を受ける場合は 別途 認定申請が必要な場合があります 住宅等とは 住宅 共同住宅 ( 定住型住宅及び高齢者の居住の安定確保に関する法律第 5 条に定めるサービス付き高齢者向け住宅 その他高齢者の居住の安定に資する住宅に限る ) 寄宿舎 下宿をいいます 定住型住宅とは 住戸の専用部分の床面積が40m2以上の住戸をいいます ウィークリーマンション マンスリーマンションについては ホテルとして扱い 住宅等に対する容積率の緩和の対象から除外します 住宅関連施設とは 日用品を販売する店舗 飲食店 理髪店 美容院 公衆浴場 保育所 診療所などです ( 1 ) 商業地域で幅員 5 m 以上の道路に面する場合又は第二種住居地域で幅員 6 m 以上の道路に面する場合 1 敷地面積が 300 m2以上かつ建物がすべて住宅等の場合基準容積率の 1.2 倍となります 住宅等と併せて 住宅関連施設を設ける場合は 100% を限度として住宅等とみなして容積率の緩和対象と なります ( 以下 2 も同様です ) また 商店街 ( 建物の用途制限を適用する商店街の区域図参照 ) に面した 敷地では 1 階部分に飲食店などの商業用途が設けられた計画に限定します ただし すべて定住性の高い良質な住宅の建物であって 住宅関連施設を設ける場合 その住宅関連施設部 分について基準容積率の 0.2 倍を限度として 1.2 に加えることができます この場合 1,000% を限度とします 基準容積率とは 指定容積率と敷地に面する道路の幅員に商業地域では 0.6 第二種住居地域では 0.4 を掛けた値に 100 を 乗じた数値のいずれか小さい値です この場合建築基準法第 52 条第 9 項の特定道路に関する規定を適用し て算定できます 良質な住宅とは 敷地面積が 300 m2以上の敷地において 空地を 20% 以上確保し 住戸の専用部分の床面積がすべて 75 m2 以上の住宅をいいます 2 敷地面積が 300 m2未満かつ建物がすべて住宅等の場合 敷地面積 100 m2以上 300 m2未満の場合 1 により求められる容積率の最高限度から基準容積率を引いた値 ( 以下 緩和容積率 という ) に 2 /3 を掛けた値に基準容積率を加えた値になります 敷地面積 100 m2未満の場合 緩和容積率に 1 /2 を掛けた値に基準容積率を加えた値になります 3 住宅等と非住宅 ( 40 m2未満の住戸を含む ) を含む場合基準容積率と同じです 4 建物がすべて非住宅の場合基準容積率と同じです ( 2 ) 商業地域で幅員 5 m 未満の道路にのみ面する場合又は 第二種住居地域で幅員 6 m 未満の道路にのみ面する場合敷地面積に関係なく 280% となります ただし 基準容積率を超える部分は住宅等に限定します 基準容積率 500% の場合 500% 住宅等 600%( 1.2 倍 ) 住宅等 ( 40 m2以上 ) 700%( 1.4 倍 ) ( 1.2+0.2) 良質な住宅 ( 1.2 倍 ) ( 75 m2以上 ) 非住宅 非住宅 ( 40 m2未満 ) 住宅関連施設 ( 100% ) 住宅関連施設 ( 0.2 倍 )

私の計画の場合は? 商業地域 指定容積率 500% での場合 15m ケース 1 前面道路幅員 8 m 敷地面積 150 m2すべて住宅等として建替える場合 敷地面積 150 m2 10m 基準容積率を求めます 前面道路幅員が1 2 m 未満の場合 前面道路幅員に0.6 を掛けた値と指定容積率 500% と比べて小さい値が基準容積率となりますので この場合は 480% となります 8m 0.6 100% =480% <500% 容積率の最高限度を求めます 480% 1.2=576% 緩和される容積率を求めます 576% -480% =96% 敷地面積により 緩和される容積率が異なります 敷地面積が 1 0 0 m2以上 300 m2未満の場合は 緩和される容積率は 96% 96% 2/3=64% の 2/3 となります 容積率の最高限度は 480% +64% =544% 建築基準法のみでの計画 地区計画による計画 高さの最高限度 30m 道路斜線制限 壁面の後退距離 1m 480% 544% ケース 2 2 項道路 ( 4 m ) の場合 建築基準法のみでの計画 道路斜線制限 地区計画による計画 壁面の後退距離 2.2m 高さの最高限度 13m 4m 道路 240% 280% 4m 道路 基準容積率 240% を超える部分 ( 40% ) を住宅等とする