OpenOffice.orgユーザーのための LibreOffice移行ガイド オープンソースカンファレンス2011 Tokyo/Fall 2011年11月20日日曜日10 00-10 45 501教室 主催 オープンソースカンファレンス実行委員会 協賛 明星大学/明星大学 情報学部 企画運営 株式会社びぎねっと
自己紹介 特 定 非 営 利 活 動 法 人 OpenOffice.org 日 本 ユーザー会とは 2002年 ユーザーどうしのOpenOffice.orgに関す る情報交換を行うコミュニティとして誕生 2010年11月にNPO法人として認可 2011年2月から本格的に法人活動を開始
本日のプログラム OpenOffice.org/LibreOffice の コ ン テ ン ツ 発信機能について OpenOffice.org 日本ユーザー会の Web 出 版事業について OpenOffice.org ユ ー ザ ー の た め の LibreOffice 移行ガイド 発行開始
OpenOffice.org/LibreOfficeの コンテンツ発信機能について
拡張機能によるコンテンツ発信 Writer で記事を作成し Web にアップロード Sun Weblog Publisher WordPress Bloggerなどに対応 http://extensions.services.openoffice.org/project/s wp Sun Wiki Publisher Wikipediaで知られるMediaWikiに対応 http://extensions.services.openoffice.org/en/proje ct/wikipublisher
Webに適したメディアへのエクスポート HTML へのエクスポート Writer Calc Impressのファイルが対象 PDF へのエクスポート Writer Calc Impress Drawのファイルが対象 Oracle PDF Import Extentionがあればインポートも 可能 http://extensions.services.openoffice.org/en/proje ct/pdfimport Macromedia Frash へのエクスポート Impressのファイルが対象
今回のWeb出版で活躍した機能 Impress の HTML エクスポート エクスポートウィザードが起動し フレームでページ ナビゲーションできるWebページを自動生成 無料で閲覧できるページとして利用 PDF へのエクスポート Impressのアウトラインがそのまま しおり に変換さ れる PDF化後の書籍の目次として利用できる
Impressで作成したWebページ
Web出版事業をスタートしました
出版ワーキンググループの目指すもの OpenOffice.orgやGoogleドキュメントの登場 書店の棚は 依然としてMicrosoft Office中心 OpenOffice.org日本ユーザー会が 改善したい 電子出版で 版元を通さなくても 誰でも出版できるようになった その先駆けとしての役割を果たしたい
事業計画 どんな本を作ったらよいか どんな売り方をしたらよいか ライターや編集者の確保にはどんな工夫が 必要か
どんな本を作ったらよいか 1. オフィスソフトの入門者向きの解説書 2. すでに Microsoft Office を使っている人向けの解 説書 3. 小学生 中学生向けの解説書 4. シニア向けの解説書
どんな本を出すかの結論 目的から機能の使い方を知る 逆引きマニュア ル 逆引きマニュアル Calc編 逆引きマニュアル Writer編 100 200項目程度 一般書籍に換算して300 400 ページ
どんな売り方をしたらよいか キーワード Web 出版 電子出版 低価格 ゼロ円を含 む ポイント NPO の事業計画は 赤字にならなければ よい 必要なら 既存の出 版社と提携 印刷と 製本を外注
ライターや編集者の確保に向けて 1冊1000円でダウンロードした場合の内訳 書籍単価 1,000 円 執筆者 編集者 決済コストなど ユーザー会の運営 オープンソース活動支援 40% 30% 10% 10% 10% 400 300 100 100 100 既存書籍の報酬 印税 の4倍から7倍 1版で1000ダウンロードを目指す
作成する書籍のポリシー 1. 素人が作った同人誌のようなものではなくて きちんと編集されたしっかりした書籍 2. ページレイアウトの美しさよりも 読みやすさ 分かりやすさを重視する コンテンツ優先 3. 読者の利便を最優先とし そのための冗長を許 す 一般の書籍と違い Web 出版なら可能 4. 具体的な事例を取り上げる 題材は きちんと作 り込む
Web出版サイト ベータ公開 8 月 19 日にニュース リリース公開 http://oooug.jp/newsr elease/20110819.pdf 同時に以下の URL で ベータ公開 http://pub.oooug.jp/
出版リスト 発売中 ただし一部の章のみ 逆引きマニュアル Writer編 逆引きマニュアル Calc編 著者 松井幹彦 発売開始 OpenOffice.orgユーザーのためのLibreOffice移行ガイ ド 著者 松宮哲 著者 あわしろいくや 鎌滝雅久 PayPal による Web 決済で購入可
OpenOffice.orgユーザーのための LibreOffice移行ガイド 発行開始
第1部 LibreOfficeリリースの経緯と そのプロジェクト OpenOffice.org の誕生 OpenOffice.org の発展 OpenOffice.org の終焉 OpenOffice.org とオープンソース LibreOffice の登場と発展 著者 あわしろいくや http://pub.oooug.jp/?p=599 ダウンロード販売 100円
第1部のページ内容 サンプル
第2部 LibreOfficeと OpenOffice.orgとの違い 全般編 Writer 編 Calc 編 Impress/Draw 編 著者 鎌滝雅久 個別記事は以下などから見られます http://pub.oooug.jp/?p=461
第2部 全般編 どのバージョンの LibreOffice を利用すれば良いですか LibreOffice のサポート情報はどこで得られるますか LibreOffice の不具合 要望の報告先は ヘルプを見ようとするとインターネット上の Wiki ページが表示されます OpenOffice. org の拡張機能は LibreOffice でも利用できますか OpenOffice. org のテンプレートは LibreOffice でも利用できますか Microsoft Office 2007/2010 のファイル形式 OOXML の扱いについて マクロの記録 機能がデフォルトの設定では利用できません ステータスバーにドキュメントの変更アイコンが追加 ツールバーのアイコンが異なり目的の機能が見つけづらい
第2部 全般編 サンプル
第2部 Writer編 Impress/Draw編 Writer 編 表紙ページの作成と管理を行えるツールが追加さ れました Writerの表内の数字の扱いについて ナビゲータのアウトラインの表示について Impress/Draw 編 SVG画像の扱いについて PowerPoint 2007/2010のグラフについて
第2部 Writer編 サンプル
第2部 Calc編 ショートカットキーの割り当てが Excel と一部 同じに変更 罫線に点線 破線が加わりました グリッド線の表示 非表示を切り替えるボタン がツールバーに追加 セル内の文字列の水平方向 垂直方向の均等割 付ができるようになりました シートを挿入できる [+] タブがシートタブの隣 りに追加 異なる 3 種類の数式の構文をサポート
第2部 Calc編 サンプル
第3部 LibreOffice 3.4の新機能 全般編 Writer 編 Calc 編 Impress 編 著者 鎌滝雅久 以下などから個別記事を見られます http://pub.oooug.jp/?p=899
第3部 全般編 Impress編 全般編 フォントプレビューの国際化 オートコレクトの改善 Writer Calc Impressにおいて線の形状と幅を別々で設定 可能に グラフの色が追加可能に パスワード付きのドキュメントのパスワードの変更が可能に 環境に合わせたGUIを採用 Impress 編 HTMLへのエクスポートはサムネール付き目次ページの作 成が可能に
第3部 全般編 サンプル
第3部 Impress編 サンプル
第3部 Writer編 Calc編 Writer 編 段組みの境界線と脚注の境界線について 色とスタイルが選べるよう になりました 番号付けでギリシャ文字が利用可能に フォントレンダリングを安定化及び高速化 Calc 編 シートの移動またはコピー ダイアログを改善 シートごとにオートフィルタの設定が可能に 図形描画オブジェクトの位置とサイズの再現性を向上 シート内でのみ有効な名前付き範囲の定義が可能に ピボットテーブル 元データパイロット の改善 Calcのその他の改善点
第3部 Calc編 サンプル
まとめ Web 時代にもぴったりのオープンソースソ フトウェアが OpenOffice.org/LibreOffice OpenOffice.org 日本ユーザー会の Web 出 版はセクション単位では 100 300 円 1 冊単位でも 300 1000 円ととっても安価 な学生の方にもやさしい出版事業 投げ銭 という意味合いでセクション単 位の購入には 100 円と設定
OpenOffice.org日本ユーザー会 のその他のホームページ OpenOffice.org 日本ユーザー会 OpenOffice.org 日本ユーザー会 SNS http://oooug.jp/sns/ ドキュメントプロジェクト こちらは無 料 http://oooug.jp/ http://openoffice-docj.sourceforge.jp/wiki/ 互換性研究室 http://oooug.jp/compati/3.0/