Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

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A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

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下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

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特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

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Microsoft Word - QandA-tyougai

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

2 低入札対策の拡充

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

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4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

財営第   号

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

PowerPoint プレゼンテーション

お知らせ 道発注 事における社会保険等未加 対策について 次以下の下請負 を含め 社会保険等加 者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設 事において 受注者の契約の相 となる 次下請負 を原則 社会保険等加 建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加 をさら

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

お知らせ 道発注工事における社会保険等未加入対策について二次以下の下請負人を含め 社会保険等加入者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設工事において 受注者の契約の相手方となる一次下請負人を原則 社会保険等加入建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加入をさ

Q4 建設業の許可を有しない下請負人 ( 下請業者 ) も対象になるのか A4 本対策は 建設業許可を有する者のうち 社会保険等の加入義務を履行していない者を取組みの対象としています 建設業の許可を有しない者との一次下請契約の締結を禁止していません ( 交通誘導員等の警備業のみを行う者も対象外 )

社会保険等の未加入対策 ( 建設業 ) に関する FAQ 平成 31 年度以後 Q1 発注者として 社会保険等の未加入対策に取り組んでいるのはなぜか A1 社会保険等に加入し 法定福利費を適正に負担する建設業者を確実に契約の相手方とすること等を通じて 技能労働者の処遇の向上を図り 建設業の持続的な発

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

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該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

様式 3 社会保険等一括管理届 ( 一括適用 継続事業一括 ) 11 ページ 本社や支社等ごとに適用されている適用事業所について 本社で人事 給与等が集中的に管理されており 事業主が同一である等 一定の基準を満たすときは 本社において支社等を含めた一つの適用事業所とされる場合があります ( 健康保険

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

監督職員用 社会保険等未加入対応マニュアル 1 目的これまで県土整備部においては 県営建設工事入札参加資格審査における社会保険等未加入業者の排除や 建設業許可申請時等における加入指導等の社会保険等加入促進に向けた取組を行ってきたところであるが 国の直轄工事においては 平成 29 年度からすべての下請

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重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

社会保険等未加入者及び相指名業者による下請負について(通知)

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

本マニュアルは 県発注工事における社会保険等加入対策について ( 平成 29 年 11 月 1 日付け 技管第 1021 号 ( 以下 本通知 という )) に関する事務処理や各種様式の参考例を示したものである ~ 目 次 ~ 1. 事務処理要領 2. 手続きフロー 3.Q&A 集 4. 各種様式例

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

現場代理人及び主任(監理)技術者の適正な配置等について

平成 29 年 12 月県土整備部技術検査課 社会保険等未加入対策に関する Q&A 全般 ( 一次 二次以下共通 ) 問 1 発注者 ( 岐阜県 ) が未加入対策をなぜ実施するのか 答 1 社会保険等への未加入は 労働技能者の処遇低下など 就労環境を悪化させ 若年入職者が減少する一因となっているとい

(2) 法定福利費の基本的な算出方法 法定福利費 = 労務費総額 法定保険料率 法定福利費は 通常 年間の賃金総額に各保険の保険料率を乗じて計算します しかし 各工事の見積りでは 労働者の年間賃金を把握することは不可能です そのため 見積額に計上した 労務費 を賃金とみなして それに各保険の保険料率

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

う ) の請求未加入者が参入していた工事の受注者に対し確認書類の提出を請求する際は 契約管理課が 財政局管財部工事管理室 ( 以下 工事管理室 という ) 及び工事等担当部と合議のうえ決定する ⑶ 受注者に対する確認書類の請求ア通知の方法様式 3により 契約管理課の窓口にて受注者に対し直接手交する

技術者等及び現場代理人の適正配置について

Q_3 現場代理人の兼務の取扱いは? A_3 下記のケースに該当する場合は現場代理人の兼務を申請することができます ケースⅠ( 次の (1)~(4) をすべて満たす場合 ) (1) 兼務するすべてが福井市発注の工事であること (2) 兼務できる工事は 2 件以内であること ( 近接工事は合わせて 1

現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

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現場代理人及び主任技術者等の資格要件について 平成 30 年 9 月 18 日 本市では この度銚子市建設工事請負契約約款 ( 工事約款 ) を一部改正し 現場代理人の常駐義務を緩和する旨の規定 ( 工事約款第 12 条第 4 項 ) を追加しました これを受け 下記のとおり取り扱うこととしますので

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Microsoft Word Q&A1~30(ガイドライン関係).docx

Microsoft Word - 13.業者用解説書.doc

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2 入札方法等 ⑴ 入札参加者は, 原則として, 書面により入札を行うものとする ただし, 町長が特に認める場合は, 海田町電子入札実施要綱 ( 平成 25 年海田町告示第 44 号 ) に規定する電子入札システムを使用して行うものとする ⑵ ⑴の書面による入札を行う者は, 指定した入札日時までに入

Excel00 の場合 セキュリティの警告の コンテンツの有効化 をクリックします マクロを有効にしないと正しく入力できません 必ず入力前にマクロを有効にしてください 3 申請までの流れ 申請書 (Excel) の入力方法 ~ 申請までの流れを簡単に記載します 申請書 (Excel) の入手 必ず

4. 施工者とは 当該工事の受注者をいう ( 品質証明者 ) 5. 品質証明者とは 一定の資格及び実務経験を有し 施工者と品質証明業務について契約した組織又は個人で 以下の要件に該当しないものをいう 1 組織においては 以下のいずれかに該当する者 (1) 当該工事の施工者 (2) 当該工事の施工者と

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1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

適正化法に係る書類 ( 様式目次 ) 下記書類は( 甲 ) 第 23 号に添付の上提出のこと 名 称 様 式 備 考 頁 請負工事において 元 施工体制台帳 請が下請契約を締結し工事適正化推進要領様式第 1 号た場合に提出する 110 再下請負通知書工事適正化推進要領様式第 2 号 112 施工体系

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

国官技第 70 号国営技第 30 号平成 13 年 3 月 30 日 最終改正 : 国官技第 62 号国営整第 154 号 平成 30 年 12 月 20 日 各地方整備局企画部長 殿 営繕部長 殿 北海道開発局事業振興部長 殿 営繕部長 殿 内閣府沖縄総合事務局開発建設部長殿 大臣官房技術調査課長

( 別紙 ) 施工体制台帳に係る書類の提出に関する実施要領 1 目的公共の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 平成 12 年法律第 127 号 ) 及び建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) に基づく適正な施工体制の確保等を図るため 発注者から直接建設を請け負った建設業者は 施工

書類名

2. その他 (1) 現場事務所や工事現場の出入口等の 建退共対象労働者の見やすい場所に 建設業退職金共済制度適用事業主工事現場標識 を貼り付けてください (2) 元請業者においては 下請業者に建退共制度への加入指導に努めるとともに 下請業者の建退共制度の事務処理能力が十分でない場合には 下請業者に

PowerPoint プレゼンテーション

第2章 材    料

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

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株式会社殿 住所 株式会社 見積金額 L ( 消費税込 ) ( 内訳 ) 項目数量歩掛単価金額 工事材料費 A 労務費 B 経費 ( を除く ) D=A+B +C 事業主負担額対象金額金額雇用保険料 B 1.050% p E B p 消費税等合計 御見積書 ( 例 ) 料率 健康保険料 ( 1 )

建設業における社会保険未加入問題への行政の取り組み

管理技術者の手持ち業務量の制限等の試行について【改正全文】

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

Taro-H22.4.1 承継取扱要

社会福祉法人 佐賀整肢学園 佐賀整肢学園こども発達医療センター改築工事(2期工事)に関する一般競争入札公告

資料3 国土交通省における取組み等<再修正>

株式会社殿 住所 株式会社 見積金額 L ( 消費税込 ) ( 内訳 ) 項目数量歩掛単価金額 工事材料費 A 労務費 B 経費 ( を除く ) D=A+B +C 事業主負担額対象金額金額雇用保険料 B 1.050% p E B p 消費税等合計 御見積書 ( 例 ) 料率 健康保険料 ( 1 )

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

目 次 1. 建設工事における社会保険等未加入対策に係る手続きフロー 社会保険等未加入対策の運用手続きに使用する各種様式集 社会保険等の加入の事実を確認することができる書類の例

社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン改訂案 現行第 1 趣旨建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険 という ) について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未加入企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというときの公的保障が確保さ

注意事項 委任状は 別添様式 2 を使用すること 委任期間は 入札及び開札日 ( 平成 30 年 12 月 13 日 ) とすること (7) 入札保証金及び契約保証金 1 入札保証金ア入札保証金等は 見積もった契約希望金額 ( 消費税及び地方消費税を含む 以下同じ ) の 100 分の 5 以上の金

Microsoft Word - 01通知.doc

加入の手続きは 社会保険 : 年金事務所 ( 健康保険 厚生年金を同時に手続き ) 雇用保険 : 公共職業安定所で行っておりますので 未加入の場合はご相談ください 加入手続きに不安がある場合は 社会保険労務士にご相談ください 社会保険労務士は どのように社会保険の加入手続を行っていいかわからない と

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および


はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

Q3 なぜ 必要な添付書類が変わるのですか? A3 厚生労働省より 日本国内にお住いのご家族の方を被扶養者に認定する際の身分関係及び生計維持関係の確認について 申立のみによる認定は行わず 証明書類に基づく認定を行うよう 事務の取扱いが示されたことから 届出に際して 確認書類の添付をお願いすることとな

Microsoft Word - 工事現場における施工体制点検マニュアル

建設業における社会保険未加入対策 ( 今までの主な取組 ) 中央建設業審議会 建設産業における社会保険加入の徹底について ( 提言 ) ( 平成 24 年 3 月 ) 関係者を挙げて社会保険未加入問題への対策を進めることで 技能労働者の処遇の向上 建設産業の持続的な発展に必要な人材の確保 法定福利費

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Transcription:

平成 28 年 9 月 15 日 県発注工事における社会保険等未加入対策について お知らせ 岡山県土木部 平成 28 年 10 月 1 日以降に 入札公告 指名通知 随意契約のための見積依頼を行う工事から 元請業者が社会保険等未加入建設業者を相手方として下請契約を締結することについて 当該下請契約の請負代金総額にかかわらず 原則禁止することについては 同年 3 月にお知らせしたところですが その趣旨の徹底を図るため 改めてお知らせします なお 岡山県工事執行規則 ( 昭和 48 年岡山県規則第 61 号 ) 様式第 1 号 ( 工事請負契約書 ) についても 上記取扱いに合わせ改正する予定です 参考 現在の取扱い平成 27 年 10 月 1 日以降に 入札公告 指名通知 随意契約のための見積依頼を行う工事 ( 工事を施工するために締結した下請契約の請負代金の額 ( 当該下請契約が 2 以上あるときは それらの請負代金の額の総額 ) が 3,000 万円 ( 工事が建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上になるものに限る ) から 受注者は 原則として 社会保険等未加入建設業者を下請契約 ( 受注者が直接締結するものに限る ) の相手方としないこととする 岡山県技術管理課ホームページへのアクセス方法県のホームページ (http://www.pref.okayama.jp) から 画面左上の [ 組織で探す ] をクリック [ 土木部 ] をクリック [ 技術管理課 ] をクリック 問合せ先 入札 契約制度の見直しについて土木部技術管理課技術指導班 TEL 086-226-7460

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設業者であっても 従前から国民健康保険組合に加入している個人事業主が法人化したとき 又は常時使用する従業者が5 人以上に増加したときに 必要な手続きを行って加入しているものであれば 適法に加入していることとなることから 社会保険等未加入建設業者とはなりません 詳細については 年金事務所などに確認願います 参考: 国土交通省ホームページ 協会けんぽへの加入と国保組合への加入に係る国の事務連絡 Q3 社会保険等未加入対策とは どのようなものか A3 平成 27 年 4 月 1 日以降に入札公告 指名通知 随意契約のための見積依頼を行う工事から 社会保険等の加入の義務を果たしていない建設業者については 入札への参加資格を認めない取組みを行っています また 平成 27 年 10 月 1 日以降に入札公告 指名通知 随意契約のための見積依頼を行う工事から 下請契約の請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上である場合においては 当該下請契約の相手方となる一次下請負人 ( 建設業許可を有する者に限る ) が社会保険等の加入の義務を果たしていなければ 下請契約の相手方とすることを制限しています さらに 平成 28 年 10 月 1 日以降に入札公告 指名通知 随意契約のための見積依頼を行う工事からは 下請契約の請負代金の額にかかわらず 同様の制限を行います Q4 下請負人が社会保険等に加入しているかどうかは どのように確認を行えば 良いか

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書の 雇用保険加入の有無 健康保険加入の有無 厚生年金保険加入の有無 が 有 又は 除外 と表示されていることで 確認が行えます 経営事項審査を受審していない場合 社会保険等への加入の場合は 各保険料の領収書等で確認が行えます 健康保険又は厚生年金保険 領収証書 社会保険料納入証明書 ( 申請 ) 書 又は 資格取得確認及び標準報酬決定通知書 雇用保険 領収済通知書 及び 雇用保険資格取得等確認通知書 又は 雇用保険被保険者証 Q5 社会保険等の適用除外となる建設業者まで排除されてしまうのか A5 建設業許可を必要とする者のうち 社会保険等の加入が義務付けられていない いわゆる適用除外となる建設業者については 入札へ参加すること 下請契約の相手方として排除されることはありません 一例として 雇用保険制度では 一人親方で被保険者となる労働者が0 人である場合は雇用保険の加入義務はなく 入札へ参加すること 下請契約の相手方となることは可能です なお 社会保険等の詳細な加入要件については 年金事務所などに確認願います Q6 社会保険等の適用除外となる建設業者の条件は何か A6 健康保険及び厚生年金保険については 一人親方や 常時雇用の従業員が5 人未満である個人事業主の加入義務はありません また 雇用保険については 次に掲げる者については適用除外となり加入義務はありません (1) 65 歳に達した日以降に新たに雇用される者 (2) 1 週間の所定労働時間が20 時間未満である者や 同一の事業主に31 日以上雇用されることが見込まれない者 (3) 一人親方で被保険者となる労働者が0 人である場合なお 社会保険等において 一人親方や 常用雇用の従業者等の考え方については その働き方によって総合的に判断されますので 詳細な内容については

年金事務所などに確認願います Q7 か どのような場合でも 元請と未加入の一次下請負人との契約が禁止されるの A7 概ね7 日以内で提出を求める未加入建設業者と一次下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面 ( 以下 理由書面 という ) が提出され 未加入建設業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる等の特別の事情が存在すると発注者が認めた場合は 発注者が指定する期間内に未加入建設業者が社会保険等に加入することを条件として 例外的に認められます Q8 一次下請負人が 建設業許可を受けることを要しない場合においても その 者との契約が禁止されるのか A8 県が受注者と締結する工事請負契約により 受注者が直接締結する下請契約について 当該下請契約の請負金額にかかわらず 建設業許可を有する未加入の下請負人との契約を禁止しています 建設業許可を受けることを要しない一次下請負人については 工事請負契約の禁止事項の対象でありませんが 受注者においては 建設業の持続的な発展に必要な人材の確保等の観点から必要な措置をとっていただく必要があります Q9 なぜ 建設業許可を受けることを要しない一次下請負人との契約が禁止され ていないのか A9 この度は 企業単位で許可業者の加入率 100% を目指し取組を行っていることから 建設業許可を必要としない一次下請負人との契約を禁止していません Q10 一次下請負人が締結する二次以降の下請契約においても 未加入の下請負 人との契約が禁止されるのか A10 県が受注者と締結する工事請負契約により 受注者が直接契約する下請契約について未加入の一次下請負人との契約を禁止しています 一次下請負人以外の下請負人については 契約上の禁止事項の対象でありませんが 一次下請負人以外の下請負人が社会保険等に未加入であった場合は 建設業担当課へ通報します なお 受注者においては 建設業の持続的な発展に必要な人材の確保等の観

点から必要な措置をとっていただく必要があり 社会保険の加入に関する下 請指導ガイドライン において定められている元請企業の下請企業に対する指 導等の責務を果たす必要があります 参考 : 国土交通省ホームページ 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_fr2_000008.html Q11 特別の事情 が認められるのは 具体的にどのような場合か A11 県が設計図書等で示している特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) が必要される工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達する事ができないことや その下請負人でなければ目的を達する事が困難となることが明らかな場合です なお 次に掲げる場合は 特別の事情 に該当しません 長年の元下関係があり他の業者では施工のマネジメントが出来ない場合 発注者との契約締結前に予め下請契約を締結していた場合 他の下請負人を探す時間的余裕がなかった場合 過去に同一箇所の工事を行った際に 下請として施工していた場合 Q12 ペナルティーは具体的には どの様な内容か A12 1 制裁金の請求 ( 受注者が建設業許可を有する社会保険等未加入建設業 者と契約した一次下請契約の最終請負代金額の10 分の1に相当する額 ) 2 指名停止 3 工事成績評定の減点 Q13 当初は 社会保険等に未加入であった一次下請負人が社会保険等に加入し た場合や 一次下請契約を解除した場合はどうなるのか A13 社会保険等未加入建設業者と一次下請契約を締結した場合 原則的には ペナルティーの対象となりますが 一次下請契約の履行が全く行われていない場合において 一次下請負人が 社会保険等に加入したとき 又は一次下請契約の解除を行ったときは ペナルティーの対象とはしません

Q14 当初は 社会保険等に加入済みとして施工体制台帳等が提出されたが その後において 一次下請負人が社会保険等未加入建設業者であったことが判明した場合はどうなるのか A14 元請負人が確認した時点で 社会保険等が適用除外であった建設業許可を有する一次下請負人が その後に新たな従業者を雇用したこと等により 社会保険等の加入義務が生じた場合や 理由書面が提出され 未加入建設業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる等の特別の事情が存在すると発注者が認めた場合を除き ペナルティーの対象となりますので 元請負人にあっては 一次下請負の相手先選定に当たって 社会保険等の加入状況を十分に確認してください また 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人にあっては 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断して下さい Q15 元請負人が確認した時点では 社会保険等が適用除外であった一次下請負人が その後に新たな従業者を雇用したこと等により 社会保険等の加入義務が発生した場合はどうなるのか A15 速やかに受注者に対し理由書面の提出を求める必要があります なお 理由書面が提出され 発注者が指定する期間内に一次下請負人が社会保険等に加入すれば ペナルティーの対象にはなりません Q16 社会保険等未加入建設業者である一次下請負人が 現場着手は行っていな いが 一部契約の履行を行っていた場合はどうなるのか A16 一部でも一次下請契約の履行が行われてるい場合は 理由書面が提出され 未加入建設業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる等の特別の事情が存在すると発注者が認めた場合を除き ペナルティーの対象となります Q17 建設業者としての社会保険等の加入状況を確認するのか それとも個々の 労働者の加入状況を確認するのか A17 この度の取組は 健康保険法 厚生年金保険法 雇用保険法に基づき 加入義務のある建設業者が各保険に加入していることを確認するものであり 個々の労働者まで確認を行うものではありません

なお 個々の労働者でも各保険に加入義務がある場合には 適切に加入する 必要があります Q18 二次下請以下の未加入建設業者は どのように取り扱われるのか A18 建設業担当課に未加入の事実が通報され 個別に加入指導が行われることとなります また 受注者は 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン において定められている元請企業の下請企業に対する指導等の責務を果たす必要があります 参考 : 国土交通省ホームページ 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_fr2_000008.html