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§14 障害の状態になったとき又は障害により退職したとき

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障害程度等級表

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Transcription:

Ⅹ 下肢 ( 下肢及び足指 ) の障害 1 障害の等級及び程度 (1) 下肢 ( 下肢及び足指 ) の障害について 省令別表第二に定める障害は次のと おりである ( 第 10 次改正 一部 ) ア下肢の障害 ( ァ ) 欠損障害 ( 系列区分 26 30) 第 1 級第 7 号両下肢をひざ関節以上で失ったもの第 2 級第 6 号両下肢を足関節以上で失ったもの第 4 級第 5 号 1 下肢をひざ関節以上で失ったもの第 4 級第 7 号両足をリスフラン関節以上で失ったもの第 5 級第 5 号 1 下肢を足関節以上で失ったもの第 7 級第 3 号 1 足をリスフラン関節以上で失ったもの ( ィ ) 機能障害 ( 系列区分 26 30) 第 1 級第 8 号両下肢の用を全廃したもの第 5 級第 7 号 1 下肢の用を全廃したもの第 6 級第 7 号 1 下肢の3 大関節中の2 関節の用を廃したもの第 8 級第 7 号 1 下肢の3 大関節中の1 関節の用を廃したもの第 10 級第 11 号 1 下肢の3 大関節中の1 関節の機能に著しい障害を残すもの第 12 級第 7 号 1 下肢の3 大関節中の1 関節の機能に障害を残すもの ( ゥ ) 変形障害 ( 系列区分 27 31) 第 7 級第 10 号 1 下肢に偽関節を残し 著しい障害を残すもの第 8 級第 9 号 1 下肢に偽関節を残すもの第 12 級第 8 号長管骨に変形を残すもの ( ェ ) 短縮障害 ( 系列区分 28 32) 第 8 級第 5 号 1 下肢を5センチメートル以上短縮したもの第 10 級第 8 号 1 下肢を3センチメートル以上短縮したもの第 13 級第 9 号 1 下肢を1センチメートル以上短縮したもの ( 第 10 次改 正 一部 ) イ足指の障害 ( ァ ) 欠損障害 ( 系列区分 34 35) 第 5 級第 8 号両足の足指の全部を失ったもの第 8 級第 10 号 1 足の足指の全部を失ったもの第 9 級第 14 号 1 足の第 1の足指を含み2 以上の足指を失ったもの第 10 級第 9 号 1 足の第 1の足指又は他の4の足指を失ったもの第 12 級第 11 号 1 足の第 2の足指を失ったもの 第 2の足指を含み2の足指を失ったもの又は第 3の足指以下の3の足指を失っ 79

たもの第 13 級第 10 号 1 足の第 3の足指以下の1 又は2の足指を失ったもの ( 第 10 次改正 一部 ) ( ィ ) 機能障害 ( 系列区分 34 35) 第 7 級第 11 号両足の足指の全部の用を廃したもの第 9 級第 15 号 1 足の足指の全部の用を廃したもの第 11 級第 9 号 1 足の第 1の足指を含み2 以上の足指の用を廃したもの第 12 級第 12 号 1 足の第 1の足指又は他の4の足指の用を廃したもの第 13 級第 11 号 1 足の第 2の足指の用を廃したもの 第 2の足指を含み 2の足指の用を廃したもの又は第 3の足指以下の3の足 指の用を廃したもの ( 第 10 次改正 一部 ) 第 14 級第 8 号 1 足の第 3の足指以下の1 又は2の足指の用を廃したもの (2) 下肢及び足指の運動機能の評価及び測定については 以下によるほか 別添 1 労災保険における関節の機能障害の評価方法及び関節可動域の測定要領 に準じて取り扱うものとする 2 障害等級決定の基準 (1) 下肢の障害ア欠損障害 ( ァ ) 下肢をひざ関節以上で失ったもの とは 次のいずれかに該当するものをいう a 股関節において 寛骨と大腿骨とを離断したもの b 股関節とひざ関節との間において 切断したもの c ひざ関節において 大腿骨と下腿骨とを離断したもの ( ィ ) 下肢を足関節以上で失ったもの とは 次のいずれかに該当するものをいう a ひざ関節と足関節との間において 切断したもの b 足関節において 脛骨及び腓骨と距骨とを離断したもの ( ゥ ) 足をリスフラン関節以上で失ったもの とは 次のいずれかに該当するものをいう a 足根骨 ( 踵骨 距骨 舟状骨 立方骨及び3 個の楔状骨からなる ) において 切断したもの b リスフラン関節において 中足骨と足根骨とを離断したものイ機能障害 ( ァ ) 下肢の用を全廃したもの とは 3 大関節 ( 股関節 ひざ関節及び足関節 ) の全部が強直したものをいう なお これらの障害に加えて 同一下肢の足指全部が強直したものもこれに含まれるものとする 80

( ィ ) 関節の用を廃したもの とは 次のいずれかに該当するものをいう a 関節が強直したもの b 関節の完全弛緩性麻痺又はこれに近い状態にあるもの c 人工骨頭又は人工関節をそう入置換した関節のうち その運動可能領域 ( それが適当でない場合は 参考可動域による 以下同じ ) が健側の運動可能領域の2 分の1 以下に制限されるもの ( ゥ ) 関節の機能に著しい障害を残すもの とは 次のいずれかに該当するものをいう a 関節の運動可能領域が健側の運動可能領域の2 分の1 以下に制限されるもの b 人工骨頭又は人工関節をそう入置換した関節のうち 上記 ( ィ ) のc 以外のもの ( ェ ) 関節の機能に障害を残すもの とは 関節の運動可能領域が健側の運動可能領域の4 分の3 以下に制限されるものをいう ( ォ ) 廃用性の機能障害 に係る治ゆ認定及び キュンチャー等の除去 に係る取扱いについては 上肢における場合と同様とする ウ変形障害 ( ァ ) 1 下肢に偽関節を残し 著しい障害を残すもの とは 次のいずれかに該当し 常に硬性補装具を必要とするものをいう a 大腿骨の骨幹部等にゆ合不全を残すもの b 脛骨及び腓骨の骨幹部等にゆ合不全を残すもの c 脛骨の骨幹部等にゆ合不全を残すもの ( 注 ) ゆ合不全の意義は 上肢と同様である ( ィ ) 1 下肢に偽関節を残すもの とは 次のいずれかに該当するものをいう a 大腿骨の骨幹部等にゆ合不全を残すもので 上記 ( ァ ) のa 以外のもの b 脛骨及び腓骨の骨幹部等にゆ合不全を残すもので 上記 ( ァ ) のb 以外のもの c 脛骨の骨幹部等にゆ合不全を残すもので 上記 ( ァ ) のc 以外のもの ( ゥ ) 下肢における 長管骨に変形を残すもの とは 次のいずれかに該当するものをいい 変形が同一の長管骨に複数存する場合も含む なお 長管骨の骨折部が短縮なくゆ着している場合は たとえ その部位に肥厚が生じていても長管骨の変形としては取り扱わないものとする a 次のいずれかに該当する場合であって 外部から想見できる程度 (15 度以上屈曲して不正ゆ合したもの ) 以上のもの 81

(a) 大腿骨に変形を残したもの (b) 脛骨に変更を残したものなお 腓骨のみの変形であってもその程度が著しい場合にあっては 長管骨に変形を残すもの とする b 大腿骨若しくは脛骨の骨端部にゆ合不全を残すもの又は腓骨の骨幹部等にゆ合不全残すもの c 大腿骨又は脛骨の骨端部のほとんどを欠損したもの d 大腿骨又は脛骨 ( 骨端部を除く ) の直径が3 分の2 以下に減少したもの e 大腿骨が外旋 45 度以上又は内旋 30 度以上回旋変形ゆ合したもの ( この場合の外旋 45 度以上又は内旋 30 度以上回旋変形ゆ合したものは エックス線写真等により大腿骨の回旋変形ゆ合が明らかに認められ かつ 外旋変形ゆ合にあっては股関節の内旋が0 度を超えて可動できないもの また 内旋変形ゆ合にあっては股関節の外旋が15 度を超えて可動できないものをいう ) ( 参考 ) 大腿骨に一定以上の回旋変形ゆ合が認められる場合には 両ひざを揃え 膝蓋骨を左右同様に前方に向けた肢位で 正面から両下肢 ( 両大腿骨の全長 ) を撮影したエックス線写真等により 左右の大腿骨の骨頭及び頸部が異なる形状となっていることが確認できる ( 労災補償障害認定必携引用 ) エ短縮障害 下肢の短縮 については 上前腸骨棘と下腿内果下端間の長さを 健側の下肢と比較し 短縮した長さを算出するものとする (2) 足指の障害ア欠損障害 足指を失ったもの とは その全部を失ったものをいう したがって 中足指節関節から失ったものがこれに該当する イ機能障害 足指の用を廃したもの とは 次のいずれかに該当するものをいう ( ァ ) 第 1の足指の末節骨の2 分の1 以上を失ったもの ( ィ ) 第 1の足指以外の足指の中節骨若しくは基節骨を切断したもの又は遠位指節間関節若しくは近位指節間関節において離断したもの ( ゥ ) 中足指節関節又は近位指節間関節 ( 第 1の足指にあっては指節間関節 ) に著しい運動障害 ( 運動可能領域が健側の運動可能領域の2 分の1 以下に制 82

限されるものをいう ) を残したもの 3 併合等の取扱い (1) 併合次に掲げる場合にあっては 併合して等級を決定するものとする ( 注 ) 系列を異にする障害が 2 以上ある場合には 基準政令第 6 条第 2 項及び第 3 項により 併合して等級を決定することとなる ( 第 1 の 2 参照 ) ただし 併合して等級が繰り上げられた結果 障害の序列を乱すこととなる場合は 障害の序列に従って等級を決定するものとする ア下肢の障害 ( ァ ) 両下肢に器質的障害 ( 両下肢の亡失を除く ) を残した場合 ( 例 1) 両下肢に長管骨の変形を残した ( それぞれ第 12 級第 8 号 ) 場合は 併合等級第 11 級とする ( 例 2) 右下肢を3センチメートル以上短縮し ( 第 10 級第 8 号 ) かつ 左下肢を5センチメートル以上短縮した ( 第 8 級第 5 号 ) 場合は 併合等級第 7 級とする ( 例 3) 右下肢に偽関節を残し ( 第 8 級第 9 号 ) かつ 左下肢を 5センチメートル以上短縮した ( 第 8 級第 5 号 ) 場合は 併合等級第 6 級とする ( ィ ) 両下肢の3 大関節に機能障害 ( 両下肢の全廃を除く ) を残した場合 ( 例 1) 右下肢の足関節の用を廃し ( 第 8 級第 7 号 ) かつ 左下肢のひざ関節の用を廃した ( 第 8 級第 7 号 ) 場合は 併合等級第 6 級とする ( 例 2) 右下肢の用を全廃し ( 第 5 級第 7 号 ) かつ 左下肢のひざ関節及び足関節の用を廃した ( 第 6 級第 7 号 ) 場合は 併合等級第 3 級とする ( ゥ ) 1 下肢の3 大関節の機能障害及び他の下肢の器質的障害を残した場合 ( 例 1) 右下肢の足関節の用を廃し ( 第 8 級第 7 号 ) かつ 左下肢をリスフラン関節以上で失った ( 第 7 級第 8 号 ) 場合は 併合等級第 5 級とする ( 例 2) 右下肢のひざ関節に著しい機能障害を残し ( 第 10 級第 11 号 ) かつ 左下肢に偽関節を残した ( 第 8 級第 9 号 ) 場合は 併合等級第 7 級とする ( 例 3) 右下肢の用を全廃し ( 第 5 級第 7 号 ) かつ 左下肢を 3センチメートル以上短縮した ( 第 10 級第 8 号 ) 場合は 併合等級第 4 級と 83

する ( ェ ) 同一下肢に欠損障害及び変形障害を残した場合 ( 例 1) 1 下肢をリスフラン関節以上で失い ( 第 7 級第 8 号 ) かつ 同下肢の長管骨に変形を残した ( 第 12 級第 8 号 ) 場合は 併合等級第 6 級とする ( 例 2) 1 下肢を足関節以上で失い ( 第 5 級第 5 号 ) かつ 同下肢の大腿骨に偽関節を残した ( 第 7 級第 10 号 ) 場合は 併合すると第 3 級となるが 当該障害は 1 下肢をひざ関節以上で失ったもの ( 第 4 級第 5 号 ) の程度には達しないので 併合等級第 5 級とする ( ォ ) 同一下肢に機能障害及び変形障害又は短縮障害を残した場合 ( 例 1) 1 下肢の足関節に機能障害を残し ( 第 12 級第 7 号 ) かつ 同下肢の脛骨に変形を残した ( 第 12 級第 8 号 ) 場合は 併合等級第 11 級とする ( 例 2) 1 下肢のひざ関節に機能障害を残し ( 第 12 級第 7 号 ) かつ 同下肢を3センチメートル以上短縮した ( 第 10 級第 8 号 ) 場合は 併合等級第 9 級とする ( ヵ ) 1 下肢に器質的障害及び機能障害を残すとともに他の下肢等に障害を残した場合 ( 例 ) 右下肢の足関節の用を廃し ( 第 8 級第 7 号 ) 同下肢を 1センチメートル以上短縮し ( 第 13 級第 9 号 ) かつ 左下肢を足関節で失った ( 第 5 級第 5 号 ) 場合は まず 右下肢の機能障害と短縮障害とを併合の方法を用いて第 7 級とし これと左下肢の欠損障害とを併合して併合等級第 3 級とする ( 第 10 次改正 一部 ) ( キ ) 同一下肢に 踵骨骨折治ゆ後の疼痛 ( 第 12 級第 13 号 ) 及び 足関節の機能障害 ( 第 12 級第 7 号 ) を残した場合は 併合等級第 11 級とする ( 参考 ) 足関節は 脛骨 腓骨と距骨とにより構成され 一方 踵骨は 距骨との間で距骨下関節を構成し 舟状骨 距骨及び立方骨との間でショパール関節を構成している このように 足関節と踵骨とは別の部位である ( 労災補償障害認定必携引用 ) ( 参考 ) 次の場合には 併合によることなく それぞれに示すところにより等級を定める ア組合せ等級が定められている場合 ( 例 ) 左右の足をリスフラン関節以上で失った場合 右足をリスフラン関節以上で失ったもの ( 第 7 級第 8 号 ) と 左足をリスフラン関節以上で失ったもの ( 第 7 84

級第 8 号 ) とを併合するのではなく 障害等級表に定められた 両足をリスフラン関節以上で失ったもの ( 第 4 級第 7 号 ) となる イ通常派生する関係にある場合 ( 例 1) 脛骨の遠位骨端部の欠損 ( 第 12 級第 8 号 ) と同一下肢の 足関節の著しい機能障害 ( 第 10 級第 11 号 ) を残した場合は 上位の等級である第 10 級第 11 号と認定する ( 例 2) 大腿骨又は下腿骨の骨折部にゆ合不全又は長管骨の変形を残すとともに その部位に疼痛を残す場合には いずれか上位の等級に認定する ( 労災補償障害認定必携引用 ) ( 第 1の2のア及びイ参照 ) イ足指の障害 ( ァ ) 1 側の足指の欠損障害及び他足の足指の欠損障害 ( 両足の足指の全部を失ったものを除く ) を残した場合 ( 例 1) 右足の第 1の足指を失い ( 第 10 級第 9 号 ) かつ 左足の足指の全部を失った ( 第 8 級第 10 号 ) 場合は 併合等級第 7 級とする ( 例 2) 右足の第 1の足指を失い ( 第 10 級第 9 号 ) かつ 左足の第 1 及び第 2の足指を失った ( 第 9 級第 14 号 ) 場合は 併合等級第 8 級とする ( ィ ) 1 足の足指の機能障害及び他足の足指の機能障害 ( 両足の足指の全廃を除く ) を残した場合 ( 例 1) 右足の第 1の足指の用を廃し ( 第 12 級第 12 号 ) かつ 左足の足指の全部の用を廃した ( 第 9 級第 15 号 ) 場合は 併合等級第 8 級とする ( 例 2) 右足の第 1の足指の用を廃し ( 第 12 級第 12 号 ) かつ 左足の第 1 及び第 2の足指の用を廃した ( 第 11 級第 9 号 ) 場合は 併合等級第 10 級とする ( ゥ ) 1 足の足指の欠損障害及び他足の足指の機能障害を残した場合 ( 例 1) 右足の足指の全部を失い ( 第 8 級第 10 号 ) かつ 左足の足指の全部の用を廃した ( 第 9 級第 15 号 ) 場合は 併合等級第 7 級とする ( 例 2) 右足の第 1の足指を失い ( 第 10 級第 9 号 ) かつ 左足の第 1 及び第 2の足指の用を廃した ( 第 11 級第 9 号 ) 場合は 併合等級第 9 級とする (2) 準用次に掲げる場合にあっては併合の方法を用いて準用等級を定めるものとする ただし その結果 障害の序列を乱すこととなる場合は その等級の直近上位又は直近下位の等級をもって決定するものとする ア下肢の障害 85

( ァ ) 同一下肢に2 以上の変形障害を残した場合 ( 例 ) 1 下肢の大腿骨に偽関節を残し ( 第 7 級第 10 号 ) かつ 同下肢の脛骨に変形を残した ( 第 12 級第 8 号 ) 場合は 準用等級第 6 級とする ( ィ ) 同一下肢に欠損障害及び機能障害を残した場合 ( 例 1) 1 下肢を足関節以上で失い ( 第 5 級第 5 号 ) かつ 同下肢の股関節及びひざ関節の用を廃した ( 第 6 級第 7 号 ) 場合は 併合の方法を用いると準用等級第 3 級となるが 1 下肢をひざ関節以上で失ったもの ( 第 4 級第 5 号 ) の程度には達しないので その直近下位の準用等級第 5 級とする ( 例 2) 1 下肢をひざ関節以上で失い ( 第 4 級第 5 号 ) かつ 同下肢の股関節の用を廃した ( 第 8 級第 7 号 ) 場合は 併合の方法を用いると準用等級第 2 級となるが 1 下肢の最上位の等級 ( 第 4 級第 5 号 ) を超えることとなり 障害の序列を乱すので 準用等級第 4 級とする ( 例 3) 1 下肢をリスフラン関節以上で失い ( 第 7 級第 8 号 ) かつ 同下肢の足関節の用を廃した ( 第 8 級第 7 号 ) 場合は 併合の方法を用いると準用等級第 5 級となるが 1 下肢を足関節以上で失ったもの ( 第 5 級第 5 号 ) 程度には達しないので その直近下位の準用等級第 6 級とする ( ゥ ) 同一下肢の3 大関節に機能障害を残した場合 ( 用廃を除く ) ( 例 1) 1 下肢の足関節の機能に障害を残し ( 第 12 級第 7 号 ) かつ 同下肢のひざ関節に著しい機能障害を残した ( 第 10 級第 11 号 ) 場合は 準用等級第 9 級とする ( 例 2) 1 下肢の股関節及びひざ関節の用を廃し ( 第 6 級第 7 号 ) かつ 同下肢の足関節に著しい機能障害を残した ( 第 10 級第 11 号 ) 場合は 併合の方法を用いると準用等級第 5 級となるが 1 下肢の用を全廃したもの ( 第 5 級第 7 号 ) の程度には達しないので その直近下位の準用等級第 6 級とする なお 1 下肢の3 大関節のすべての関節の機能に著しい障害を残したもの は 障害の序列を考慮し 準用等級第 8 級とし また 1 下肢の3 大関節のすべての関節の機能に障害を残したもの は 障害の序列を考慮し 準用等級第 10 級として取り扱うものとする ( ェ ) 1 下肢の3 大関節の機能障害及び同一下肢の足指の欠損障害又は機能障害を残した場合 ( 例 1) 1 下肢の足関節の機能に障害を残し ( 第 12 級第 7 号 ) かつ 同下肢の第 1の足指の用を廃した ( 第 12 級第 12 号 ) 場合は 準用等級第 11 級とする ( 例 2) 1 下肢の股関節及びひざ関節の用を廃し ( 第 6 級第 7 号 ) かつ 86

同下肢の足指の全部を失った ( 第 8 級第 10 号 ) 場合は 併合の方法を用いると準用等級第 4 級となるが 1 下肢の用を全廃したもの ( 第 5 級第 7 号 ) の程度には達しないので その直近下位の準用等級第 6 級とする イ足指の障害 ( ァ ) 足指を基部 ( 足指の付け根 ) から失った場合は 足指を失ったもの に準じて取り扱うものとする ( ィ ) 1 足の足指に 省令別表第二上組合せ等級のない欠損障害又は機能障害 を残した場合 ( 第 10 次改正 一部 ) ( 例 1) 1 足の第 2の足指を含み3の足指を失ったもの は 1 足の第 1の足指以外の4の足指を失ったもの ( 第 10 級第 9 号 ) と 1 足の第 2の足指を含み2の足指を失ったもの ( 第 12 級第 11 号 ) との中間に位するものであるが その障害の程度は第 10 級第 9 号には達しないので その直近下位の準用等級第 11 級とする ( 例 2) 1 足の第 2の足指を含み3の足指の用を廃したもの は 1 足の第 1 の足指以外の4の足指の用を廃したもの ( 第 12 級第 12 号 ) と 1 足の第 2の足指を含み2の足指の用を廃したもの ( 第 13 級第 11 号 ) との中間に位するものであるが その障害の程度は第 12 級第 12 号には達しないので その直近下位の準用等級第 13 級とする ( 第 10 次改正 一部 ) ( ゥ ) 1 足の足指に欠損障害を残すとともに同一足の他の足指に機能障害を残した場合 ( 例 1) 1 足の第 1の足指を失い ( 第 10 級第 9 号 ) かつ 同一足の第 2 指以下の用を廃した ( 第 12 級第 12 号 ) 場合は 準用等級第 9 級とする ( 例 2) 1 足の第 3の足指を失い ( 第 13 級第 10 号 ) かつ 同一足の第 1 の足指の用を廃した ( 第 12 級第 12 号 ) 場合は 準用等級第 11 級とす る ( 第 10 次改正 一部 ) ウ次に掲げる場合にあっては 他の障害の等級を準用するものとする ( ァ ) 下肢の動揺関節については それが他動的なものであると自動的なものであるとにかかわらず 次のように取り扱うものとする a 常に硬性補装具を必要とするものは 関節の機能障害として準用等級第 8 級とする b 時々硬性補装具を必要とするものは 関節の機能障害として準用等級第 10 級とする c 重激な労働等の際以外には硬性補装具を必要としないものは 関節の機能障害として準用等級第 12 級とする ( ィ ) 習慣性脱臼及び弾発ひざは 関節の機能障害として準用等級第 12 級とする 87

(3) 加重ア次に掲げる場合にあっては 加重として取り扱うものとする ( ァ ) 1 下肢に障害を有していた者が 同一下肢に系列を同じくする障害を加重した場合 ( 例 1) 1 下肢をリスフラン関節又は足関節以上で失っていた者が 更に同一下肢を足関節又はひざ関節以上で失った場合 ( 例 2) 1 下肢の足関節に著しい機能障害を残し 又はひざ関節の用を廃していた者が 更に同一下肢を足関節又はひざ関節以上で失った場合 ( 例 3) 1 下肢の足関節の機能に障害を残し 又はひざ関節の用を廃していた者が 更に同一下肢を足関節の著しい機能障害又は足関節とひざ関節の用を廃した場合 ( 例 4) 1 下肢の脛骨に変形を有していた者が 更に同一下肢の大腿骨に偽関節を残した場合 ( 例 5) 1 下肢を1センチメートル以上短縮していた者が 更に同一下肢を5 センチメートル以上短縮した場合 ( ィ ) 1 下肢に障害を有していた者が 更に既存の障害の部位以上を失った場合 ( 上記アの ( ァ ) に該当する場合を除く ) ( 例 1) 1 下肢の脛骨に変形を残していた者が 更に同一下肢をひざ関節以上で失った場合 ( 例 2) 1 下肢を1センチメートル以上短縮していた者が 更に同一下肢をひざ関節以上で失った場合 ( ゥ ) 1 足の足指に障害を残していた者が 更に同一足の同指又は他指に障害を加重した場合 ( 例 ) 1 足の第 5の足指の用を廃していた者が 更に同一足の同指又は他指に障害を加重した場合 ( ェ ) 左右両下肢 ( 両足指を含む ) の組合せ等級に該当する場合 1 下肢に障害を残す者が 新たに他の下肢にも障害を残し 又は同一下肢 ( 足指を含む ) に新たに障害を残すとともに 他の下肢にも障害を残した結果 次に掲げる組合せ等級に該当するに至ったときの障害補償の額についても 加重として取り扱うものとする a 両下肢をひざ関節以上で失ったもの ( 第 1 級第 7 号 ) b 両下肢を足関節以上で失ったもの ( 第 2 級第 6 号 ) c 両足をリスフラン関節以上で失ったもの ( 第 4 級第 7 号 ) d 両下肢の用を廃したもの ( 第 1 級第 8 号 ) e 両足指の全部を失ったもの ( 第 5 級第 8 号 ) f 両足指の全部の用を廃したもの ( 第 7 級第 11 号 ) イ下肢又は足指の障害で 次に掲げる場合に該当するときは 基準政令第 6 条 88

第 8 項の規定にかかわらず 新たな障害のみが生じたものとみなして取り扱う ものとする ( 第 10 次改正 一部 ) ( ァ ) 1 下肢に障害を残していた者が 新たに他の下肢に障害を残した結果 組合せ等級に該当する場合 ( 両足指を含む ) において 基準政令第 6 条第 8 項の規定により算定した障害補償の額が 他の下肢のみに新たな障害のみが生じたものとした場合の障害補償の額に満たないとき ( 第 10 次改正 一 部 ) ( ィ ) 1 足の足指に障害を残していた者が 同一足の他指に新たな障害を加重した場合において 基準政令第 6 条第 8 項の規定により算定した障害補償の額が 他指に新たな障害のみが生じたものとした場合の障害補償の額に満 たないとき ( 第 10 次改正 一部 ) ( ゥ ) 1 足の複数の足指に障害を残していた者が 新たにその一部の足指について障害を加重した場合において 基準政令第 6 条第 8 項の規定により算定した障害補償の額が その一部の足指に新たな障害のみが生じたものとした場合の障害補償の額に満たないとき ( 第 10 次改正 一部 ) (4) その他次の場合には いずれか上位の等級によるものとする ア骨切除が関節部において行われたために 下肢に短縮障害及び関節機能障害を残した場合イ長管骨の骨折部位が不正ゆ合した結果 長管骨の変形又は偽関節と下肢の短縮障害とを残した場合ウ大腿骨又は下腿骨の骨折部に偽関節又は長管骨の変形を残すとともに その部位に疼痛 ( 第 12 級程度 ) を残した場合 89

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