阪神港及び各港の構成比 ( 対全国 ) 全国における阪神港の構成比をみると 2014 年は輸出で 12.9% 輸入で 12.7% となり 阪神港が誕生した 2007 年と比べて 輸出は 0.8 ポイント 輸入は 0.7 ポイント拡大しました 阪神港の各港についてみると 輸出は神戸港の構成比が高く 輸

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2016 年の日本の対ロシア NIS 諸国輸出入通関実績 ( 確定値 ) ドル表示 輸出入前年輸出前年輸入合計前年 =100 =100 =100 バランス ロシア 16,410, ,125, ,285, ,159,423 ウクライナ 883,

平成28年 成田空港貿易概況(速報)

特集 平成 30 年分成田空港貿易概況 ( 速報 ) 平成 31 年 1 月 23 日 ( 水 ) 東京税関 本資料における 2018 年 の数値は速報値 本資料における 伸率 とは前年との比較によるもの 本資料における対中国の貿易額には対香港及び対マカオの貿易額を含む

財務省貿易統計

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近畿圏における電気機器の貿易動向 平成 24 年 10 月 22 日大阪税関調査統計課 貿易額推移 近畿圏における電気機器の貿易額は 2000 年に初めて輸出額が 3 兆円を突破し 輸入額が 1 兆円を突破しました 輸出額は 2001 年に一旦減尐しますが その後は右肩上がりで増加し 2005 年に

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統計特集 :2005 年 1~9 月の日本の対 CIS 主要国貿易統計 第 1 表 2005 年 1~9 月の日本の対 CIS 中東欧諸国 モンゴル輸出入通関実績 ロシア 第 2 表 2005 年 1~9 月の日本の対ロシア輸出品構成 第 3 表 2005 年 1~

地域 ( 国 ) 別輸出入 輸出輸入差引 価額伸率価額伸率価額伸率 総額 40,131, ,530, ,785 4 アジア 21,850, ,862, ,987, 中華人民共和国 7,655,

データバンク 2006 年上半期の日本の対 CIS 主要国貿易統計 1. ロシア /96 2. ウクライナ /98 3. カザフスタン /99 4. ウズベキスタン / アゼルバイジャン /101 表 年 1~6 月の日本の対ロシア NIS 諸国輸出入通関実績 輸出入合計

対中国における輸出入総額の推移を見てみると 1990 年頃より増加が目立ち始め ここ数年は微増傾向となっています 特徴的なのはリーマン ショックの影響が大きかった 2009 年において 対世界の輸出入総額の減少と比較して 対中国は減少の程度が少なかったことが伺えます この年の貿易額は 全国で 33.

平成 24 年 11 月 21 日財務省沖縄地区税関 管内貿易統計 ( 速報 ) 平成 24 年 10 月分 ( 単位 : 百万円 %) 24 年 10 月分 23 年 10 月分前年同月比全国比 24 年 1~10 月累計 23 年 1~10 月累計前年同期比全国比 輸出 2,978 3,392

2. 全国の輸出入 ( 金額 ) の動向 (1) 輸出 全国の輸出金額の動向について 五大港 ( 東京港 横浜港 神戸港 大阪港 名古屋港 ) 三空港 ( 成田国際空港 関西国際空港 中部国際空港 ) 及びその他の全国シェア ( 全国の輸出額に占める割合 ) からみると 三空港と地方港などのその他の

データバンク 2006 年 1~9 月の日本の対 CIS 主要国貿易統計 1. ロシア /92 2. ウクライナ /94 3. カザフスタン /95 4. ウズベキスタン /96 5. アゼルバイジャン /97 表 年 1~9 月の日本の対ロシア NIS 諸国輸出入通関実績 ( 単位

報道発表資料 平成 29 年 9 月 20 日東京税関 平成 29 年 8 月分成田空港貿易概況 ( 速報 ) 目 次 1. 輸出入額の推移表 P1 2. 港別輸出入額 P1 3. 輸出入額推移グラフ P1 4. 輸出入地域 ( 国 ) 別表 P2 5. 輸出品別表 P3 6. 輸入品別表 P4 7

<貿易見通し>

1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7%

第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2017 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 7,006 億円 ( 前年比 27.4% 増 ) で前年より増加し 4 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等であった 2017 年の九州の自動車生産台数

平成 28 年福島県の貿易概況のポイント ( 確定値 ) 1. 福島県の貿易概況 ( 前年比較 ) 輸出額:707 億 46 百万円 約 26 億円の増加 (3.8% 増 ) 輸入額:3,046 億 49 百万円 約 944 億円の減少 (23.6% 減 ) 輸出入合計:3,753 億 95 百万円

輸入動向平成 29 年の横浜税関における 自動車の輸入実績は 数量が 153,835 台 ( 対前年同期比 0.7% 増 ) 金額が 6,154 億 19 百万円 ( 同 12.5% 増 ) でした また 全国においては 数量が 359,907 台 ( 対前年同期比 2.4% 増 ) 金額が 1 兆

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(5月号)~輸出は好調も、旧正月の影響を均せば増勢鈍化

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(10月号)~輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持

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愛媛の工業 ( 速報 ) - 平成 30 年工業統計調査 ( 速報 ) 結果から - 平成 29 年の愛媛県の製造業について ( 従業者 4 人以上の事業所 ) この速報は 平成 30 年 6 月 1 日現在で実施した 平成 30 年工業統計調査 をもとに 愛媛県内の製造事業所 ( 従業者 4 人以

以前 製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

(Microsoft Word - 20\212T\220\340.doc)

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

(Microsoft Word - 21\212T\220\340)

外国貿易概況

神戸税関管内 コード品名 第 3 表輸出品別表 ( 単位 : 千円 ) 単 平成 29 年 平成 28 年 位 数 量 価 額 数 量 価 額 輸出総額 10,467,568,406 9,529,264,568 0 食料品及び動物 83,354,724 81,243,664 1 飲料及びたばこ 27

以前 製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

特集 切花の輸入 平成 29 年 2 月 24 日東京税関 成田空港の輸入品にも春が来る! 輸入される切花は 菊 と カーネーション で 6 割を占める 毎年 3 月は ばら が輸入のピークを迎える 3 月が最初のピーク 春が近づき 花の話題が増える季節となりました 輸入品においても季節ごとの商品が

製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

2. 港別の貿易概況 小名浜港 輸出額:286 億 14 百万円 3 年ぶりの増加 輸入額:3,405 億 84 百万円 2 年ぶりの減少 輸出入合計:3,691 億 98 百万円 2 年連続の増加 輸出動向 輸出伸率 (36.2%) は 平成 22 年 (27.7%) 以来 3 年ぶりの増加 主に

清涼飲料の輸出

トマトの輸入 2011 年門司税関は数量 価額とも全国シェア第 1 位 平成 24 年 6 月 20 日 門司税関 はじめに FAO( 国連食糧農業機関 ) の統計データによると 世界のトマト生産量 (2010 年 ) は 約 146 百万トンで 野菜の生産量の中では常にトップクラスを維持しています

九州経済国際化データ 7( ポイント ) アジア度 輸入額 を除く 5 項目 ( 輸出額 海外進出企業件数 外国人入国者数 国際航空路線数 姉妹提携自治体数 ) について 九州の アジア度 は全国よりも高く 九州経済とアジアとの結びつきの強さがうかがえる 貿易 貿易編ポイント 九州の貿易額等 6 年

第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2016 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 3,346 億円 ( 前年比 15.6% 増 ) と 3 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等となっている 2016 年の九州の自動車生産台数は 135

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[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

<貿易見通し>

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News Release 2018 年 12 月 27 日 香川県内民間企業の 2018 年冬季ボーナス支給見込みアンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 630 社を対象と して 2018 年冬季ボーナスの支給予想について アン

港別輸出シェア平成 29 年 1 月 8 月の全国における輸出金額の港別順位を見てみると 横浜税関管内では横浜港が第 2 位 ( 数量 18.8% 金額 20.5%) 川崎港が第 4 位 ( 数量 10.7% 金額 12.4%) 木更津港が第 6 位 ( 数量 5.6% 金額 4.8%) 日立港が第

平成 22 年基準 秋田県鉱工業生産指数月報 平成 30 年 12 月分 鉱工業生産指数の推移 季節調整済指数全国 東北 : 平成 27 年 =100 秋田 : 平成 22 年 =

ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 2011 年は 数量 価額ともに過去最高 平成 24 年 11 月 21 日 門司税関 はじめに ぶり は 刺身 寿司 照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが 近年 その ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 2011 年全国税関別

ビール系飲料の輸入

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日本 中国間コンテナ荷動きの動向について 掲載誌 掲載年月 : 日刊 CARGO1206 日本海事センター企画研究部研究員松田琢磨 はじめに ( 公財 ) 日本海事センターでは 日本 中国間コンテナ荷動き ( 以下日中航路 ) のトンベース荷動き量を算出し 11 年 5 月から毎月発表している 今回

製造業3. 東北の産業構造 ( 製造業 ) (1) 製造業 1 概況 製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% の増加 平成 26 年の東北地域の製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% と3 年連続の増加となった また 全国に占める割合は5.5% と前年

~ あめちゃんの輸出 平成 31 年 2 月 20 日大阪税関調査部関西から愛を込めて~ 調査統計課 2018( 平成 30) 年のキャンディの輸出は 全国の輸出数量 金額が過去最高! 経済圏別の輸出シェアは近畿圏が第 1 位! 近畿圏の輸出額は過去最高! 過去最高は 1988 年以降の比較 3 月

目 宮城県貿易概況 ( 平成 28 年上半期 ) 1. 入総額 1 2. 品目別動向 2 3. 地域 ( 国 ) 別動向 2 4. 主要入品目 3 5. 主要地域 ( 国 ) 別入品目 4 6. 過去 10 年間の県内貿易額推移 5 ( 参考 ) 県内各港別動向 1. 仙台塩釜港 (1) 品目別動向

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Microsoft Word ミル消費報告2014

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EXPORT PROMOTION STRATEGIES

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

仕出国別 来の知財侵害物品の差止件数は 660 件であり 仕出国別の構成比では 前年に続き全体の 8 割 (79.6%) を占めるに至っている 一方 2 位の来が構成比 9.0% 3 位の来が同 4.9% を占めるにとどまっており 来への一極化の傾向にあると言える なお 前年同期 2 位であった来は

RTE月次レポート企画

ビール系飲料の輸入

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29付属統計表(全体)

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28付属統計表(全体)

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度 わが国は エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し 衣食住の面で欠くことのでき ない多くの資源を輸入に頼っている わが国海運は こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている 石 炭 100% 原 油 99.6% 天然ガ

みかんの輸出 ( 生鮮及び乾燥したもの ) 門司税関の 2014 年輸出数量及び金額 全国第 1 位 平成 27 年 3 月 18 日 門司税関 はじめに 3 月になり 春の足音が聞こえてきますが まだまだ寒い日が続いています 寒い冬の日に コタツでみかんを食べるという日本人の姿はもはや遠い昔になり

指定統計Ⅱ 年報用XLSファイル

仕出国別 中国来の知財侵害物品の差止件数は 1,131 件であり 仕出国別の構成比では 前年に続き全体の約 8 割 (78.7%) を占めるに至っています 一方 2 位のフィリピン来が構成比 9.7% 3 位の香港来が同 4.8% を占めるにとどまっており 中国来への一極化の傾向にあると言えます な

輸入差止件数及び点数の推移 輸入差止件数は 前年に比べ 61.4% 増加の 7,923 件であり 年ベースでは過去 7 番目となりました ( 年ベースの過去最高は平成 25 年の 10,468 件 ) 輸入差止点数は 前年に比べ 31.0% 減少の 165,804 点であり 年ベースでは過去 16

報道発表 ( 速報 ) 平成 31 年 3 月 18 日沖縄地区税関 輸入差止点数が 5 年連続で 3,000 点越え著作権侵害物品の輸入差止点数が前年比 12.3 倍と増加 ( 平成 30 年の沖縄地区税関における知的財産侵害物品の差止状況 ) 沖縄地区税関は 平成 30 年の偽ブランド品などの知

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News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

< 図表 1> 米国の仕出し国 地域別自動車部品輸入実績 ( 単位 :100 万ドル ) 輸出国 シェア 1 メキシコ 11,740 13,692 16,045 17,056 19, % 2 カナダ 7,638 8,253 8,932

バナナの輸入 門司税関の 2016 年輸入金額過去最高 はじめに 大正後期 貿易港として発展していた門司港は 台湾バナナが大量に荷揚げされました 当時 輸送中に熟してしまったバナナをいち早く換金するため 露天商などが口上に工夫をこらして客を集め 売りさばいていたそうです この様子が全国に知られるよう

企業経営動向調査0908

平成10年7月8日

ビール系飲料の輸入

目 次 Ⅰ. 電気機器 電気機器の生産額推移 1 Ⅱ. 重電機器 重電機器の生産額推移 2 年度重電機器生産見通し ( 一覧表 ) 3 Ⅲ. 白物家電機器 白物家電機器の額推移 4 年度白物家電機器見通し ( 一覧表 ) 5 白物家電機器の額推移 6 年度白物家電機器生産見通し ( 一覧表 ) 7

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

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企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 9 月調査 ) 2008 年 10 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

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平成 27 年 3 月 18 日 神戸税関調査統計課 大阪税関調査統計課 2014 年の阪神港の貿易額は 輸入は 10 兆 8,999 億円で過去最高 原油及び粗油 天然ガス及び製造ガスが大きく伸びる 輸出は 9 兆 4,017 億円で リーマン ショック前の水準近くまで回復 プラスチック 科学光学機器はリーマン ショック超えを果たす 差引額は -1 兆 4,981 億円で輸入超過 対アジア貿易は全国 ( 輸出 :54.1% 輸入 :45.0%) に比べ 阪神港 ( 輸出 :65.6% 輸入 :60.4%) は高い構成比 2007 年 ( 平成 19 年 )12 月 1 日港則法施行令改正により 大阪港 ( 堺泉北区を含む ) 神戸港 尼崎西宮芦屋港の 3 港が一開港化され 阪神港 が誕生しました この阪神港の誕生から 5 年目を迎えた 2012 年 ( 平成 24 年 )2 月 神戸税関が 阪神港の貿易 について と題する特集を発表しましたが その後 民の視点による効率的な港湾運営を推進することにより 阪神港の国際競争力の強化を図ることを目的として 2014 年 ( 平成 26 年 )10 月 1 日に神戸港と大阪港の両港の埠頭会社が統合され 阪神国際港湾株式会社 が発足しました そこで 今回は改めて 阪神港 に係る輸出入の貿易額等の動向 ( とりわけ大阪港と神戸港に着目し リーマン ショック前の 2007 年から ) について それぞれを管轄する大阪税関と神戸税関との共同で特集として取り上げることとしました 本特集の 阪神港 は 大阪 堺 神戸 尼崎の通関官署ベースで統計計上された数値を使用しています 近畿圏 は 大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山の 2 府 4 県を指します 阪神港及び各港の 2014 年貿易額 輸出 : 5 兆 4,858 億円 輸入 : 3 兆 1,416 億円 輸出 : 984 億円 輸入 : 797 億円 神戸港 大阪港 2007 年 ( 平成 19 年 )12 月 1 日阪神港誕生 2014 年 ( 平成 26 年 )10 月 1 日阪神国際港湾株式会社発足 輸出 : 3 兆 2,628 億円 輸入 : 5 兆 1,474 億円 阪神港輸出 : 9 兆 4,017 億円 阪神港輸入 : 10 兆 8,999 億円 1 堺泉北港輸出 : 5,547 億円輸入 : 2 兆 5,312 億円

阪神港及び各港の構成比 ( 対全国 ) 全国における阪神港の構成比をみると 2014 年は輸出で 12.9% 輸入で 12.7% となり 阪神港が誕生した 2007 年と比べて 輸出は 0.8 ポイント 輸入は 0.7 ポイント拡大しました 阪神港の各港についてみると 輸出は神戸港の構成比が高く 輸入は大阪港の構成比が高くなっており 2014 年の対全国構成比は 輸出で神戸港 7.5% 大阪港 4.5% 堺泉北港 0.8% 尼崎西宮芦屋港 0.1% の順 輸入では大阪港 6.0% 神戸港 3.7% 堺泉北港 2.9% 尼崎西宮芦屋港 0.1% の順となっています 2

阪神港及び各港の構成比 ( 対近畿圏 ) 近畿圏における阪神港の構成比をみると 輸入のほうが輸出よりも高い傾向にあり 2014 年は輸出で 60.0% 輸入で 66.8% を占めています 阪神港の各港についてみると 輸出は神戸港の構成比が高く 輸入は大阪港の構成比が高くなっており 2014 年の対近畿圏構成比は 輸出で神戸港 35.0% 大阪港 20.8% 堺泉北港 3.5% 尼崎西宮芦屋港 0.6% の順 輸入では大阪港 31.6% 神戸港 19.3% 堺泉北港 15.5% 尼崎西宮芦屋港 0.5% の順となっています 3

輸出入構成比と年推移 2014 年の全国の貿易額は 輸出が 73 兆 930 億円 輸入が 85 兆 9,091 億円で 差引額は -12 兆 8,161 億円で輸入 超過となりました また 阪神港の貿易額は 輸出が 9 兆 4,017 億円 輸入が 10 兆 8,999 億円で 差引額は -1 兆 4,981 億円で輸入超過となりました 年別推移をみると 全国の輸出から輸入を差引いた額は 2010 年まで輸出超過が続いていましたが 東日本大震災後に原油及び粗油 天然ガス及び製造ガスの輸入が増加したことにより輸入超過に転じ 阪神港も 1 年遅れて 2012 年に輸入超過となりました 4

2014 年の大阪港の貿易額は 輸出が 3 兆 2,628 億円 輸入が 5 兆 1,474 億円で 差引額は -1 兆 8,846 億円で輸入 超過となりました また 神戸港の貿易額は 輸出が 5 兆 4,858 億円 輸入が 3 兆 1,416 億円で 差引額は 2 兆 3,442 億 円で輸出超過となりました 2007 年以降の貿易額の推移を大阪港と神戸港で比べてみると 大阪港は輸入が多い港 ( 輸入超過 ) で 神戸港は輸 出が多い港 ( 輸出超過 ) であることが分かります 5

全国の上位輸出品目 2014 年全国輸出金額前年比構成比総額 730,930 104.8% 100.0% 1 自動車 109,194 104.9% 14.9% 2 鉄鋼 39,584 104.4% 5.4% 3 半導体等電子部品 36,908 103.9% 5.0% 4 自動車の部分品 34,750 100.0% 4.8% 5 原動機 25,397 100.8% 3.5% 全国の上位輸出品目をみると 自動車が 2008 年以前の水準まで回復していないものの 他を大きく引き離してトップで推移しています また 鉄鋼が 2011 年に半導体等電子部品を抜き第 2 位となっています 2014 年の構成比では 自動車 14.9%( 主に乗用車 ( 新車 ) など ) 鉄鋼 5.4%( 主にフラットロール製品 鋼管など ) 半導体等電子部品 5.0%( 主にメモリーなど IC 関連 ) 自動車の部分品 4.8%( 主にギヤボックスなど ) 原動機 3.5%( 主にエンジンなど内燃機関 ガスタービンの部分品など ) の順となっています 阪神港の上位輸出品目 2014 年阪神港輸出金額前年比構成比全国比総額 94,017 106.2% 100.0% 12.9% 1 半導体等電子部品 5,775 112.1% 6.1% 15.6% 2 プラスチック 5,656 105.5% 6.0% 23.4% 3 科学光学機器 4,021 115.5% 4.3% 16.5% 4 織物用糸及び繊維製品 3,692 101.1% 3.9% 53.1% 5 建設用 鉱山用機械 3,613 105.2% 3.8% 36.5% 阪神港の上位輸出品目をみると 半導体等電子部品とプラスチックの 2 品目が他を引き離して推移しています また ここ数年は科学光学機器が伸びています 特に プラスチック 科学光学機器については 2008 年の輸出額がそれぞれ 5,626 億円 2,370 億円であった一方 2014 年はそれぞれ 5,656 億円 4,021 億円になっており リーマン ショック前の水準を超える状況となっています 2014 年の構成比では 半導体等電子部品 6.1%( 主にメモリーなど IC 関連 ) プラスチック 6.0%( 主にプラスチックシート アクリルポリマーなど ) 科学光学機器 4.3%( 主に液晶デバイス 偏光材料製シートなど ) 織物用糸及び繊維製品 3.9%( 主に合成繊維織物 プラスチックを染み込ませた織物など ) 建設用 鉱山用機械 3.8%( 主にエキスカベーター ブルドーザーなど ) の順となっています 6

大阪港の上位輸出品目 2014 年大阪港輸出金額前年比構成比全国比総額 32,628 108.4% 100.0% 4.5% 1 半導体等電子部品 5,327 113.4% 16.3% 14.4% 2 プラスチック 2,070 100.2% 6.3% 8.6% 3 科学光学機器 1,642 100.8% 5.0% 6.7% 4 非鉄金属 1,614 110.2% 4.9% 11.1% 5 電気回路等の機器 1,032 102.3% 3.2% 5.6% 大阪港の上位輸出品目をみると 半導体等電子部品が他を大きく引き離してトップで推移しています また プラスチックはほぼ横ばいながらも第 2 位で推移しています 2014 年の構成比では 半導体等電子部品 16.3%( 主にメモリーなど IC 関連 ) プラスチック 6.3%( 主にプラスチックシートなど ) 科学光学機器 5.0%( 主に液晶デバイス 偏光材料製シートなど ) 非鉄金属 4.9%( 主に銅及び同合金など ) 電気回路等の機器 3.2%( 主に継電器 スイッチなど ) の順となっています 神戸港の上位輸出品目 2014 年神戸港輸出金額前年比構成比全国比総額 54,858 105.2% 100.0% 7.5% 1 プラスチック 3,417 108.6% 6.2% 14.2% 2 織物用糸及び繊維製品 2,884 100.7% 5.3% 41.5% 3 原動機 2,873 101.5% 5.2% 11.3% 4 建設用 鉱山用機械 2,773 103.4% 5.1% 28.0% 5 科学光学機器 2,356 128.2% 4.3% 9.7% 神戸港の上位輸出品目をみると プラスチックが 2010 年以降トップで推移しています また 織物用糸及び繊維製品と原動機がここ数年は僅差で推移しています 2014 年の構成比では プラスチック 6.2%( 主にプラスチックシート アクリルポリマーなど ) 織物用糸及び繊維製品 5.3%( 主に合成繊維織物 プラスチックを染み込ませた織物など ) 原動機 5.2%( 主にエンジンなど内燃機関 ガスタービンの部分品など ) 建設用 鉱山用機械 5.1%( 主にエキスカベーター ブルドーザーなど ) 科学光学機器 4.3%( 主に液晶デバイス 偏光材料製シートなど ) の順となっています 7

全国の上位輸入品目 2014 年全国輸入金額前年比構成比総額 859,091 105.7% 100.0% 1 原油及び粗油 138,734 97.4% 16.1% 2 天然ガス及び製造ガス 89,374 109.9% 10.4% 3 衣類及び同付属品 32,602 100.4% 3.8% 4 半導体等電子部品 28,710 117.4% 3.3% 5 通信機 28,652 107.0% 3.3% 全国の上位輸入品目をみると 原油及び粗油が他を大きく引き離してトップ 次いで天然ガス及び製造ガスも他を引き離して第 2 位で推移しています 2014 年の構成比では 原油及び粗油 16.1%( 主に石油製品精製用 発電用など ) 天然ガス及び製造ガス 10.4%( 主に LNG など ) 衣類及び同付属品 3.8%( 主にズボン シャツ 肌着 セーター類など ) 半導体等電子部品 3.3%( 主に光電性半導体デバイス IC など ) 通信機 3.3%( 主にスマートフォンをはじめとする携帯電話など ) の順となっています 阪神港の上位輸入品目 2014 年阪神港輸入金額前年比構成比全国比総額 108,999 107.4% 100.0% 12.7% 1 原油及び粗油 13,306 110.6% 12.2% 9.6% 2 衣類及び同付属品 10,690 98.3% 9.8% 32.8% 3 天然ガス及び製造ガス 9,047 110.1% 8.3% 10.1% 4 肉類及び同調製品 4,017 115.5% 3.7% 30.1% 5 織物用糸及び繊維製品 3,053 108.3% 2.8% 32.7% 阪神港の上位輸入品目をみると 原油及び粗油 ( 堺泉北港 ) が 2009 年に大きく落ち込んだものの 2012 年に衣類及び同付属品を抜いてトップとなりました また 天然ガス及び製造ガス ( 主に堺泉北港 ) も大きく伸びています 2014 年の構成比では 原油及び粗油 12.2%( 主に石油製品精製用 発電用など ) 衣類及び同付属品 9.8%( 主にズボン シャツ 肌着 セーター類など ) 天然ガス及び製造ガス 8.3%( 主に LNG など ) 肉類及び同調製品 3.7%( 主に豚肉 牛肉など ) 織物用糸及び繊維製品 2.8%( 主に紡織用繊維製品 織物用繊維糸など ) の順となっています 8

大阪港の上位輸入品目 2014 年大阪港輸入金額前年比構成比全国比総額 51,474 106.0% 100.0% 6.0% 1 衣類及び同付属品 8,583 97.7% 16.7% 26.3% 2 肉類及び同調製品 2,936 116.7% 5.7% 22.0% 3 織物用糸及び繊維製品 2,175 110.1% 4.2% 23.3% 4 家庭用電気機器 2,152 110.4% 4.2% 33.5% 5 事務用機器 1,788 78.6% 3.5% 6.6% 大阪港の上位輸入品目をみると 衣類及び同付属品が他を大きく引き離してトップで推移しています また 肉類及び同調製品も伸びています 2014 年の構成比では 衣類及び同付属品 16.7%( 主にズボン シャツ 肌着 セーター類など ) 肉類及び同調製品 5.7%( 主に豚肉 牛肉など ) 織物用糸及び繊維製品 4.2%( 主に紡織用繊維製品 織物用繊維糸など ) 家庭用電気機器 4.2%( 主に洗濯機 掃除機 冷蔵庫 電子レンジなど ) 事務用機器 3.5%( 主にプリンター パソコン サーバーなど ) の順となっています 神戸港の上位輸入品目 2014 年神戸港輸入金額前年比構成比全国比総額 31,416 106.6% 100.0% 3.7% 1 衣類及び同付属品 2,072 100.7% 6.6% 6.4% 2 たばこ 1,344 82.1% 4.3% 33.7% 3 有機化合物 1,318 105.5% 4.2% 8.5% 4 無機化合物 986 123.7% 3.1% 15.8% 5 プラスチック 982 105.9% 3.1% 10.2% 神戸港の上位輸入品目をみると 衣類及び同付属品がほぼ横ばいながらもトップで推移しています また たばこが 2009 年以降 第 2 位で推移していますが ここ数年は減少傾向にあります 2014 年の構成比では 衣類及び同付属品 6.6%( 主にズボン シャツ 肌着 セーター類など ) たばこ 4.3%( 主に紙巻たばこなど ) 有機化合物 4.2%( 主にプラスチックや医薬品の原料など ) 無機化合物 3.1%( 主にけい素 ( シリコン ) など ) プラスチック 3.1%( 主にペットボトルやプラスチックシートの原料など ) の順となっています 9