目次 1. はじめに... 2 2. 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理... 3 2-1 剥離廃液を適正に処理する会 の考え方... 3 1) 廃棄物 ( ごみ ) には... 4 2) 排出事業者を決める際の区分け... 4 3) 事業系ごみの処理... 5 4) 現場処理可能 困難の分類... 6 2-2 事業系一般廃棄物... 7 2-3 現場処理可能な廃棄物... 8 2-4 現場処理困難な廃棄物... 9 2-5 廃棄物の処理装置 ( システム ) の紹介... 10 1) 現場処理可能な廃棄物の処理装置 ( 例示 )... 10 2) 現場処理困難な廃棄物の処理 ( 例示 )... 12 3. 剥離廃液を適正に処理する会 の排水ルール... 15 4. 行政の運用 見解事例... 18 4-1 行政が運用した事例... 18 4-2 都道府県の産業廃棄物所管部局が発表している見解事例... 19 5. 未処理で流して発生した事件... 20 6. 最後に... 21 参考資料... 22 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 1
1. はじめに 剥離廃液を適正に処理する会代表髙野健 剥離廃液を適正に処理する会 は2009 年 ( 平成 21 年 ) ビルメンテナンス関係 5 社により発足した任意の組織です 建築物の維持管理から発生する廃棄物の適正処理を目的としています 社会貢献と社会的責任を重点に関係法令を遵守した処理方法を専門の方に教えていただいたり 行政機関の指導を仰いだり 適正処理のあり方を検討して参りました 本会は2015 年 ( 平成 27 年 ) に開かれた環境分野の展示会 環境展 への出展を契機に入会が相次ぎ 全国に会員をもつ組織に発展しています 業種的にも広がりが進むなか会員からの強い要望を受け 建築物の維持管理から発生する廃棄物を適正に処理するための手引書を作成することになりました 美観維持や機能回復を目的とした建築物の維持管理には 様々な薬品類が使われています こうしたメンテナンスに伴って生じる薬品の廃液のなかには 簡単に処理できないものが少なくありません 廃棄物を適正に処理することは企業の社会的責任であり 環境負荷低減の持続的な努力と理念が求められています 私たちは 新たな課題を真摯に受け止め 関係法令を遵守し 社会貢献と社会的責任に重きをおき 一層真剣に対処していきたいと考えています 2 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
2. 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理 2-1 剥離廃液を適正に処理する会 の考え方 50 年前 日本の高度経済成長は 人々の生活を豊かにしましたが その反面 全国では人間に病を引き起こす公害が生まれました 東京の隅田川は墨汁を流した様に汚れ 臭いはきつく 背骨が曲がった魚が釣れたとのことで 上空では光化学スモッグが蔓延し 常に曇っていたようです このようなことが 水質汚濁防止法や大気汚染防止法といった法律制定の大きな要因となったようです 多くの企業は 企業の社会的責任を考えはじめ その結果 環境を配慮した技術が多く生まれてきました 現在 環境は行政と企業のたゆまぬ努力により 大きな改善がみられるようになりました 東京湾に注ぐ河川では アユが帰ってきて本来の自然に戻ってきたことをテレビで見聞きするようになり また 2013 年 5 月 17 日の日本気象学会の発表では 2012 年の1 年間で東京から富士山を覗けた日数は60 年代の2 倍以上 明治時代の記録と同等との数値が出ているとのことで 東京の本来の空が戻ってきているようです しかし 今でも環境問題が起きています 平成 24 年 5 月 利根川水系で 群馬県から流出した汚染物質のアミン類 ( ヘキサメチレンテトラミン ) が下流 4 県にまたがり上水道水源である河川を汚染し 3か所もの取水制限となる事故が起きました こうした大きな事故はニュースに取り上げられ 私たちも知ることができます この事故をきっかけに床ワックス剥離廃液を調査したところ 床ワックス剥離廃液にも原因物質と同種のアミン類 (2-アミノエタノール) が含まれていることを確認し i さらに流出事故と同様に消毒用の塩素と反応させるとホルムアルデヒドに変わることを確認しました ii 私たち 剥離廃液を適正に処理する会 では 企業の社会的責任の観点から建築物の清掃から排出される廃棄物を環境に負荷をかけているものであると考え 適正に処理する必要があるという考えに至りました 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 3
1) 廃棄物 ( ごみ ) には 廃棄物には 生活から排出される家庭ごみと事業活動から排出される事業系ごみがあり 事業系ごみは 事業系一般廃棄物と産業廃棄物の2 種類に区分されます 家庭ごみと事業系一般廃棄物は 各市町村の処理場で処理されますが 事業系一般廃棄物は有料で引取りとなり 家庭ごみと区別されます 各市町村の処理場で処理できないものは 産業廃棄物として事業者の責任で自ら処理するか 専門業者に委託して処理されます 廃棄物 ( ごみ ) 家庭ごみ 処理 各市町村 事業系一般廃棄物 各市町村 事業系ごみ 産業廃棄物 自社または委託業者 2) 排出事業者を決める際の区分け 1 もともと建築物にあるごみを集めたものはオーナー又は管理者が排出事業者と考えます ( 例 ) ごみ箱に捨てたごみ シュレッダー内のごみ掃き掃除で集めたごみ グリストラップの汚泥 たばこ消化廃液 など 2 業者が持参した処理剤と汚れが混ざって回収したものは各業者が排出事業者となります ( 例 ) 床ワックス剥離廃液 エアコン洗浄廃液 厨房洗浄廃液 カーペット洗浄廃液 表面洗浄廃液など 4 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
3) 事業系ごみの処理 1 事業系一般廃棄物市町村の処理場で受入できる事業系一般廃棄物は市町村の処理場へ排出事業者が自ら運搬を行うか 許可を受けている運搬業者へ委託します 処理料は有料となります 2 産業廃棄物 (1) 自ら処理する場合は 事業者の責任で処理が法律の基準に沿って排出しているかを確認し 記録を5 年間保存します ( 現場から事業所へ持ち帰った廃棄物は産業廃棄物として管理します ) (2) 専門業者に委託する場合は マニフェストをもって管理し記録を 5 年間保存します iii 行政から処理の提示を受けた場合 事業者は必要に応じて処理の記録を提示します 現場 産業廃棄物 産業廃棄物 現場 作業 持ち帰る (1) 自ら処理 5 年間保管 事業所 記録 産業廃棄物 (2) 専門業者へ委託 マニフェスト 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 5
4) 現場処理可能 困難の分類 建築物の清掃から排出される産業廃棄物は 床ワックス剥離廃液 エアコン洗浄廃液 厨房洗浄廃液 表面洗浄廃液 カーペット洗浄廃液 たばこ消火廃液 グリストラップの汚泥などが挙げられます 当会は 当初 すべて現場で処理することを目標にしてきましたが 現場処理できるものと現場処理できないものがありました 表面洗浄廃液 カーペット洗浄廃液 たばこ消火廃液は 現場での処理が可能でしたが 床ワックス剥離廃液 エアコン洗浄廃液 厨房洗浄廃液 グリストラップの汚泥は生活環境に支障なく処理が可能かを検討した結果 現実的には 化学的 物理的 要因から 現場では処理ができないという結論になりました そこで 本手引書では 建築物の清掃から排出される産業廃棄物を現場処理可能な廃棄物と現場処理困難な廃棄物とに分類しました 清掃作業事業系ごみ産業廃棄物 建築物 業者 化学的に処理ができるか? 物理的に処理ができるか? 現場処理可能な廃棄物 現場処理困難な廃棄物 表面洗浄廃液 カーペット洗浄廃液 たばこ消火廃液 床ワックス剥離廃液エアコン洗浄廃液厨房洗浄廃液グリストラップの汚泥 6 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
2-2 事業系一般廃棄物 紙くず 生ごみ 木くず 繊維くずなどは 事業系一般廃棄物に該当し 主に市町村の処理場で処理されます 家庭ごみは ごみステーションに捨てることが出来るのに対し 事業系一般廃棄物は 有料引取りとなるため ごみステーションに捨てることができません 市町村の処理場へ排出事業者が自ら運搬を行うか 許可を受けている運搬業者へ委託する方法があります 市町村の処理場 建築物 事業系一般廃棄物の種類 1) 紙くず ( 例 ) ダンボール カタログ シュレッダー内の紙くずなど 2) 生ごみ ( 例 ) 一般のオフィスから出る茶殻 厨芥など ( 食品製造業の残渣は産業廃棄物 ) 3) 木くず ( 例 ) 清掃で集めた落ち葉や枝など 4) 繊維くず ( 例 ) 制服 作業服など 事業系一般廃棄物は 各市町村が受入れるか 各市町村が一般廃棄 物処理計画に基づいて受入先を紹介します ダンボールカタログシュレッダー内の紙くず制服 / 作業服 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 7
2-3 現場処理可能な廃棄物 現場処理可能な廃棄物は 未処理や安易な処理の状態で公共用水域や下水道へ排水すると 水質汚濁防止法や下水道法の基準値を超える可能性があります そのような状態の場合は 現場処理を行わず産業廃棄物として専門の業者に委託します 当会では 処理コスト削減を目的に 表面洗浄廃液 カーペット洗浄廃液 たばこ消火廃液を現場処理可能な廃棄物として分類しました 廃液を処理する方法としては 薬品を用いて処理する方法と処理装置を用いて処理する方法があり 本手引書では 装置による処理方法を紹介します 処理装置を用いる方法では 処理水と残渣に分離します 処理水は各法令の排水基準に適合させて排水し 残渣の処理については 産業廃棄物として処理します 現場処理可能な廃棄物の種類 1 表面洗浄廃液 ( 化学床材などの表面洗浄を行う際に発生 ) 2 カーペット洗浄廃液 3 たばこ消火廃液 たばこの吸殻は 事業系一般廃棄物として処理できますが 火災の恐れがあ るため安全面を確保する目的で消火の水が利用されています 8 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
2-4 現場処理困難な廃棄物 当会では 作業現場で処理までできることが 現場処理可能な廃棄物と定義づけして検討を行った結果 下記 4 種類は 現場で処理することができませんでした よって これらを現場処理困難な廃棄物と分類しました 本手引書では 産業廃棄物の委託による処理方法と関係装置について紹介します 現場処理困難な廃棄物の種類 1 床ワックス剥離廃液 2 エアコン洗浄廃液 3 厨房洗浄廃液 4 グリストラップの汚泥 現場で処理が困難と考えた理由 1 床ワックス剥離廃液床ワックス剥離廃液の分析データでは 生物化学的酸素要求量 (BOD) 数値 75,000 mg /L で水質汚濁防止法一律排水基準 160 mg /L に適合して排水するためには 469 倍の希釈水が必要となります たとえば 3,000 m2の床を剥離作業すると 約 1t の廃液が発生し 希釈水を計算した場合 469t 必要になるため 現場での処理が困難と考えました iv 2 エアコン洗浄廃液エアコン洗浄廃液では たとえば 業務用エアコン 1 台あたり 20L 程の廃液が発生し 産業廃棄物や特別管理産業廃棄物となり管理の基準が異なります 水質汚濁防止法一律排水基準に適合して排水するためには 水素イオン濃度 (ph) が 5.8~8.6 でなければなりません 分析データでは 9.4~13.2 の数値を示しているため 10~ 100,000 倍の希釈水が必要となるため 現場での処理が困難と考えました v 3 厨房洗浄廃液厨房洗浄廃液で 水質汚濁防止法一律排水基準に適合して排水するためには 水素イオン濃度 (ph) が 5.8~8.6 でなければなりません 分析データでは 9.7~13.5 の数値を示しているため 100~100,000 倍の希釈水が必要となるため 現場での処理が困難と考えました vi 4 グリストラップの汚泥汚泥は 脱水 乾燥 焼却 などの処理方法によって減量 減容化されます これらの処理方法は現場で対応できるものではなく また 悪臭や害虫の発生リスクもあるため 現場での処理が困難と考えました 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 9
2-5 廃棄物の処理装置 ( システム ) の紹介 1) 現場処理可能な廃棄物の処理装置 ( 例示 ) 例示 1 洗浄廃液濾過システム ( 資料提供 : 株式会社クリンテック小泉 ) (1) システム概要 1 次濾過装置 2 次濾過装置 カーペット洗浄汚水を1 次濾過装置に回収し10μまで濾過 その後自動的に2 次濾過装置に送り逆浸透膜で綺麗な水と汚水に分離 汚水は1 次濾過装置に戻し 綺麗な水は排水する * 使用例 ( カーペット洗浄廃液 ) カーペット洗浄廃液は機械の自動排水装置で 1 次濾過装置に送り込まれ 10μ まで 濾過 その後 2 次濾過装置に送り込まれ右図のように綺麗な水で排水 (2) パックテスト排水するに当たってパックテストを行い排水基準に準じているかテストを行い排水する 一律排水基準では BOD が検査に日にちを要するが COD がその近似値を示す為 COD のパックテストをもって BOD を判断する 右図 COD の検査結果 60~100 の値を示している為 160 mg /L 未満で合格 (3) まとめこのシステムはカーペット洗浄廃液以外にも流用でき 外壁洗浄やインターロッキング洗浄の廃液に使用可能である 土砂等は凝集剤によってもある程度濾過可能だが BOD COD は洗浄廃液の場合殆どが排水基準を満たさない 2 次濾過装置で逆浸透膜を採用することでイオン類を98%, バクテリア 通常の清掃行為から排出されると想定される有害物質は ほぼ100% 除去できるシステムである 10 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
例示 2 廃液分離装置 ( 資料提供 : 株式会社グンビル ) 現場処理対象廃液 : 表面洗浄廃液 カーペット洗浄廃液 たばこ消化廃液 装置概要 ( テスト機 ) 排水 1 汚水分離装置では 廃液投入口より装置へ汚水をポンプアップし 自動運転により分離し 排水 1 は放流 排水 2は濾過放流することができます また 残渣は 濾過フィルターを通して脱水することができます 排水 2 廃液投入 主な仕様電源 :100V 処理能力 :30L~100L 1 回バッチ式最大消費電力 :1000W 濾過フィルター この装置は 平成 27 年度ぐんま新技術 新製品開発推進補助金 ( 市町村 県パートナーシップ支援型 ) の採択を受けて製作したものです 処理状況写真 廃液処理水残渣 表面洗浄廃液 カーペット洗浄廃液 たばこ消火廃液 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 11
2) 現場処理困難な廃棄物の処理 ( 例示 ) 現場処理困難な廃棄物に床ワックス剥離廃液 エアコン洗浄廃液 厨房洗浄廃液 グリストラップの汚泥を分類しましたが 産業廃棄物処分業者へ処理を委託する際は 処理委託する産業廃棄物が許可の品目に含まれているか確認が必要です 本手引書では 現場処理困難な廃棄物を処理する方法として 例示 1 焼却処理方法と例示 2 再資源化処理方法 3グリストラップ関係装置について紹介します 例示 1 焼却処理方法 ( 資料提供 : 日本感材銀工業組合 ) 処理工程は施設により異なります 排ガスの排出基準は施設の規模 施設の設置時期 及び設置自治体により異なり ます 12 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
例示 2 再資源化処理方法 ( リサイクル処理方法 )( 資料提供 : 株式会社グンビル ) 産業廃棄物の種類 : 床ワックス剥離廃液 エアコン洗浄廃液 厨房洗浄廃 液 施設写真 1 次処理装置 ( 大気汚染防止法 ) 2 次処理装置 ( 水質汚濁防止法 ) 2 次処理装置 施設写真の 2 次処理装置では 水質汚濁防止法に対応した装置と大気汚染防止法 に対応した装置があります リサイクル処理フロー図 処理システムの特徴は CO 2 の排出量を抑え ( 焼却と比較した場合 60% 削減 ) ポ リマーと残渣をリサイクルし 捨てるものが何もないシステムとなっています 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 13
例示 3 グリストラップ関係装置 ( 資料提供 : 株式会社丸八 ) グリストラップ浮上油自動回収機 環境省 環境技術モデル事業で実証されました ( 実証番号 020-0402) グリストラップ内の浮上油は柄杓で掬うかバキュームの2 種類の方法しかありません グリスバキューマを設置する事により常に油がない状態を維持出来る装置です 装置ではグリストラップ内の汚泥は回収できないのでバキューム業者に依頼したり人為的に汚泥清掃する事になります 特徴 1 浮上油を毎日 短時間で効率的に回収してグリストラップの性能を最大限に引き出す 2 油の多い工場の水処理の前処理に最適 常に油がない状態を維持出来るので悪臭の軽減 3 薬剤やフィルターを使用していないのでランニングコストが掛らない 4 本体はオールステンレス (SUS304) 製で耐久性に優れています 5 1 台の装置 (GB-20) で2 台のポンプが設置出来ます 6 コックを捻れば約 18lの油が回収出来ます 回収した油は産業廃棄物として処理して頂きます < 水中ポンプ 3 種類 > 置き型 ポンプ型 吊り下げ型 グリストラップ内に水中ポンプを沈めて水面の上側の水と油を吸込み装置内で比重分離 使用前 グリスバキューマ設置例 使用後 14 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
3. 剥離廃液を適正に処理する会 の排水ルール 排水先を間違えるとさまざまなトラブルが発生します 当会では お客様 ( 建物のオーナーなど ) へ安心して頂くために証明 ( 分析 ) や確認 また 第 3 者 ( 行政など ) に説明できる排水方法を検討してきました 適正な処理を求めた結果 環境に配慮すると同時に基準を守る ( 基準は確認出来る方を取る ) 排水ルールを以下のように考えました 排水先は次の 3 通りとなります 1) 川 ( 公共用水域 ) 2) 下水道 3) 浄化槽 1) 排水先が川 ( 公共用水域 ) 2) 排水先が下水道 下水処理場 2) 下水道法の排除基準 1) 水質汚濁防止法の一律排水基準 3) 排水先が浄化槽 浄化槽 3) 浄化槽へは流入させない 公共用水域 浄化槽については 環境省関係浄化槽法施行規則に下記の条文が書かれております 第一条第 2 号殺虫剤 洗剤 防臭剤 油脂類 紙おむつ 衛生用品等であって 浄化槽の正常な機能を妨げるものは 流入させないこと 第一条第 4 号浄化槽にあっては 工場排水 雨水その他の特殊な排水を流入させないこと 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 15
1) 川 ( 公共用水域 ) 当会では 川 ( 公共用水域 ) が排水先の場合 水質汚濁防止法の一律排水基準に従って排水します なお 条例で定められた上乗せ基準がある場合はその基準に従います 一律排水基準は以下の通りです 有害物質 生活環境項目 水質汚濁防止法による一律排水基準 物質の種類又は項目 許容限度 物質の種類又は項目 許容限度 カドミウム及びその化合物 0.03 mg Cd/L 以下 1,1-ジクロロエチレン 1 mg /L 以下 シアン化合物 1 mg CN/L 以下 シス-1,2-ジクロロエチレン 0.4 mg /L 以下 有機燐化合物 ( パラチオン メチルパラチオン メチルジメトン及び 1 mg /L 以下 1,1,1-トリクロロエタン 3 mg /L 以下 EPNに限る ) 鉛及びその化合物 0.1 mg Pb/L 以下 1,1,2-トリクロロエタン 0.06 mg /L 以下 六価クロム化合物 0.5 mg Cr(VI)/L 以下 1,3-ジクロロプロペン 0.02 mg /L 以下 砒素及びその化合物 0.1 mg As/L 以下 チウラム 0.06 mg /L 以下 水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物 0.005 mg /L 以下 シマジン 0.03 mg /L 以下 アルキル水銀化合物 検出されないこと チオベンカルブ 0.2 mg /L 以下 ポリ塩化ビフェニル 0.003 mg /L 以下 ベンゼン 0.1 mg /L 以下 トリクロロエチレン 0.1 mg /L 以下 セレン及びその化合物 0.1 mg Se/L 以下 テトラクロロエチレン 0.1 mg /L 以下 ほう素及びその化合物 10 mg B/L 以下 ジクロロメタン 0.2 mg /L 以下 ふっ素及びその化合物 8 mg F/L 以下 四塩化炭素 0.02 mg /L 以下 アンモニア アンモニウム化合物 亜硝酸化合物及び硝酸化合物 100 mg /L 以下 1,2-ジクロロエタン 0.04 mg /L 以下 1,4-ジオキサン 0.5mg/L 以下 水素イオン濃度 (ph) 5.8 以上 8.6 以下 亜鉛含有量 2 mg /L 以下 生物化学的酸素要求量 (BOD) 160 mg /L 以下 溶解性鉄含有量 10 mg /L 以下 化学的酸素要求量 (COD) 160 mg /L 以下 溶解性マンガン含有量 10 mg /L 以下 浮遊物質量 (SS) 200 mg /L 以下 クロム含有量 2 mg /L 以下 ノルマルヘキサン抽出物質日間平均 3,000 個 5 mg /L 以下大腸菌群数含有量 ( 鉱油類含有量 ) /ml 以下 ノルマルヘキサン抽出物質 120 mg /L( 日間平均含有量 ( 動植物油脂類含有 30 mg /L 以下窒素含有量 60 mg /L) 以下量 ) フェノ-ル類含有量 5 mg /L 以下 燐含有量 16 mg /L( 日間平均 8 mg /L) 以下 銅含有量 3 mg /L 以下 16 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
2) 下水道 当会では 下水道が排水先の場合 下水道法の排除基準に従って排水します なお 条例で定められた上乗せ基準がある場合はその基準に従います 排除基準は以下の通りです ( 下水道法による除害施設も含みます ) 有害物質 生活環境項目 下水道法による排除基準 物質の種類又は項目 許容限度 物質の種類又は項目 許容限度 カドミウム及びその化合物 0.03 mg Cd/L 以下 1,1-ジクロロエチレン 0.2 mg /L 以下 シアン化合物 1 mg CN/L 以下 シス-1,2-ジクロロエチレン 0.4 mg /L 以下 有機燐化合物 ( パラチオン メチルパラチオン メチル 1,1,1-トリクロロエタ 1 mg /L 以下ジメトン及び E P N に限ン 3 mg /L 以下 る ) 鉛及びその化合物 0.1 mg Pb/L 以下 1,1,2-トリクロロエタン 0.06 mg /L 以下 六価クロム化合物 0.5 mg Cr(VI)/L 以下 1,3-ジクロロプロペン 0.02 mg /L 以下 砒素及びその化合物 0.1 mg As/L 以下 チウラム 0.06 mg /L 以下 水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物 0.005 mg /L 以下 シマジン 0.03 mg /L 以下 アルキル水銀化合物 検出されないこと チオベンカルブ 0.2 mg /L 以下 ポリ塩化ビフェニル 0.003 mg /L 以下 ベンゼン 0.1 mg /L 以下 トリクロロエチレン 0.1 mg /L 以下 セレン及びその化合物 0.1 mg Se/L 以下 テトラクロロエチレン 0.1 mg /L 以下 ほう素及びその化合物 10 mg B/L 以下 ジクロロメタン 0.2 mg /L 以下 ふっ素及びその化合物 8 mg F/L 以下 四塩化炭素 0.02 mg /L 以下 アンモニア性窒素等含有量 - 1,2-ジクロロエタン 0.04 mg /L 以下 温度 45 以下 燐含有量 - 水素イオン濃度 (ph) 5.8 以上 9.0 以下 フェノ-ル類含有量 5 mg /L 以下 生物化学的酸素要求量 (BOD) 600 mg /L 以下 銅含有量 3 mg /L 以下 浮遊物質量 (SS) 600 mg /L 以下 亜鉛含有量 2 mg /L 以下 ノルマルヘキサン抽出物質含有量 ( 鉱油類含有量 ) 5 mg /L 以下 溶解性鉄含有量 10 mg /L 以下 ノルマルヘキサン抽出物質 含有量 ( 動植物油脂類含有 30 mg /L 以下 溶解性マンガン含有量 10 mg /L 以下 量 ) よう素消費量 220 クロム含有量 2 mg /L 以下 窒素含有量 - 3) 浄化槽 当会では 微生物を死滅させるものを流入させません 浄化槽へは 洗剤や殺虫剤 油脂類など浄化槽の正常な機能を妨げるものは 流入させてはいけないこととされています vii 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 17
4. 行政の運用 見解事例 産業廃棄物処理の運用は 各都道府県又は政令市の行政にゆだねられており ます 東京都大田区 大阪府 新潟市の判断 見解は以下の通りです 4-1 行政が運用した事例 viii 東京都大田区へ 9 月 14 日付けの循環経済新聞の記事掲載に関して 問い合せしたところ 下記の回答を頂きました 9 月 14 日付け循環経済新聞の記事掲載に関してのお問い合せに回答いたし ます 本件の記事につきましては 循環経済新聞の編集者から大田区が取材を受け お話しした内容を循環経済新聞が その紙面に掲載したものです 事前に記 事原稿の内容も確認しております 18 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
4-2 都道府県の産業廃棄物所管部局が発表している見解事例 大阪府 ( 大阪府環境農林水産部環境管理室事業所指導課調整グループ ) の発表 ix Q5 設備やビルのメンテナンスに伴い発生する産業廃棄物は誰が排出事業者になるか? A5 メンテナンスが廃棄物処理法第 21 条の3 第 1 項に規定する建設工事 ( 土木建築に関する工事 ( 建築物その他の工作物の全部又は一部を解体する工事を含む )) に該当する場合は 排出事業者は工事の元請業者です 建設工事に該当しない場合には 設備のメンテナンスに伴い生ずる部品 廃油等やビルのメンテナンスに伴い生ずる床ワックス剥離廃液等については 当該廃棄物を支配管理していて排出事業者責任を負わせることが最も適当なものとして メンテナンス事業において産業廃棄物を発生させたメンテナンス業者又は設備やビルを支配管理する所有者又は管理者が排出事業者となります この場合 メンテナンス契約において 産業廃棄物の排出事業者責任の所在及び費用負担についてあらかじめ定めておくことが望まれます ただし 廃水処理に伴って生じる汚泥の排出事業者は 当該廃水処理設備を設置している事業者ですので メンテナンス業者は 廃水処理設備のメンテナンスに伴い生ずる機器の部品 ランプ類 廃油等の排出事業者となることはできますが 汚泥の排出事業者となることはできません 新潟市 ( 新潟市環境部廃棄物対策課廃棄物指導室 新潟市保健所環境衛生課環境衛生係 ) の発表 x 近年 建築物の清掃業務に伴い発生する床ワックス剥離廃液等の処分に関し 下水道法における排除基準に不適合な状態のまま排出されるほか 公共用水域に不法投棄されるなどの事案が発生しております このような行為は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 下水道法 水質汚濁防止法など各種法令に違反するものであり 環境へ多大な負荷を与えることから 当該剥離廃液等については 各種法令に定めのある基準に従い適正に処分されますようお願いいたします また 建築物における衛生的環境の確保に関する法律で登録を受けた事業者におかれましては 事業において排出される廃液については 決められ作業実施方法に則り 適正な処理をしていただくようお願いします 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 19
5. 未処理で流して発生した事件 xi, xii 日付都道府県区分事故の概要原因者に対する処置備考 H22.8 福島県 農業用水 路へ流 出 白濁 ワックス剥離廃液 630L を誤って排水溝へ流し 農業用水路へ流出 H22.2 神奈川県 白濁 床清掃業者がワックスの剥離剤の洗浄水を雨水溝へ流し 川が白濁 H21.9 岐阜県 魚の死亡 清掃業者がアル カリ性の掃除廃 液を 30L 流出 H21.5 神奈川県 白濁 市民より白濁の 通報があり 現地 調査したところ 床清掃業者が誤 って洗浄排水を 側溝に流した H20.9 神奈川県 白濁 由比ヶ浜で清掃 業者が作業道具 を洗浄した廃水 を洗い場に流し 白濁 H19.1 滋賀県 白濁 ワックス剥離廃 液 180L を清掃業 者が誤って水路 へ流す H17.5 東京都 魚の死亡 ワックス剥離廃 液 100L を雨水溝 へ流す H15.10 山形県 白濁 泡 ワックス剥離廃 液 72L を店舗敷 地内の排水溝へ 流す H15.5 広島県 白濁 清掃廃液を排水 溝へ廃棄し水路 が白濁 H12.11 兵庫県 河川の魚死亡 漁港内のいけすのたこ被害 清掃廃液 400L を雨水溝へ流す JR 東日本が用水路 排水溝の水 8t を回収 原因者に再発防止を指導した 県が原因者に再発防止を指導した 原因者に再発防止を指導した 原因者に再発防止を指導した 県立成人病センターが廃液を回収 廃棄物処理法違反で書類送検 水質汚濁防止法違反の疑いで事情聴取 水質汚濁防止法違反 その他の疑いで事情聴取 水質汚濁防止法違反の疑いで事情聴取 国 県 市に事情説明 瀬谷警察署 瀬谷土木事務所 青梅警察署 新庄河川事務所 中国新聞 その後 廃液を全量回収し 産業廃棄物として処理することを全現場で徹底 20 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
6. 最後に 本手引書を作成するにあたり 検討会を繰り返し行い 多くの皆様にご協力いただきながらこのような手引書を作成することができました 監修を頂いた長岡先生はじめ お力添えを頂いた皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます 本手引書において 至らない点や不足している部分があると思いますが お気付きの点など ご教授いただけましたら幸いに存じます 私たち 剥離廃液を適正に処理する会 は 床ワックスの剥離廃液をはじめ さまざまな廃棄物について話し合いをしてきました 当初 発注者である建物のオーナー様の中には 床ワックス剥離廃液の存在自体を知らない方が多くいました 私たちは 床ワックス剥離廃液は産業廃棄物のため 適正に処理する必要がある ということをオーナー様に説明し その主旨をご理解頂いております 現在 その輪は広がってきています ただ こうした話は床ワックス剥離廃液に限った話だけではありません 目に見えず気づいていないことが まだまだ数多くあると思います 本手引書に掲載させて頂いた処理装置以外にもさまざまな技術が生まれていると思います そうした事例等ご存知の方は是非ともお知らせください 私たちは 今後も新しい情報や新しい技術を積極的に取り入れ 皆様と共に問題解決に努めていきたいと考えています 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 21
参考資料 i 株式会社群馬分析センター ( 環境計量証明事業登録 )2012/7/3 計量結果による ii 株式会社群馬分析センター ( 環境計量証明事業登録 )2012/7/9 計量結果による iii iv v vi 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 14 条 17 項及び 第 7 条 15 項 16 項 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令 6 条 24 項及び 10 条 1 項 8 項 10 条 21 項 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/s45/s45ho137.html( 参照 2016/4/22) http://law.e-gov.go.jp/htmldata/s46/s46se300.html( 参照 2016/4/22) 床ワックス剥離廃液の分析データは 2015/11/24 計量結果による エアコン洗浄廃液の分析データは 2013/11/26 計量結果 2015/4/1 計量結果による 厨房洗浄廃液の分析データは 2013/11/26 計量結果 2015/4/1 計量結果による ⅱ ⅲ ⅳ の計量結果は 株式会社群馬分析センター ( 環境計量証明事業登録 ) によるものです 結果は下記の通りです vii viii ix x xi 環境省関係浄化槽法施行規則 第一条二項及び四項 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/s59/s59f03601000017.html( 参照 2016/4/19) 週刊循環経済新聞 2015 年 9 月 14 日付 大阪府 排出事業者は誰か?(QFA) Q5 http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/report/faq_1.html( 参照 2016/4/19) 床ワックス剥離廃液 都道府県 政令市の産業廃棄物所管部署が発表して いる見解事例 http://www.gunbiru.co.jp/kenkaijirei.pdf( 参照 2016/4/19) ( 社団法人 ) 全国ビルメンテナンス協会 ビルメンテナンス 2 月号 pp.27-28. xii ( 社団法人 ) 関西環境開発センター ビル管理の研究と開発 ( Vol37 No.2) p.4 22 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
寸評 (BUN 環境課題研修事務所主宰長岡文明 ) 監修にあたり 建築物からは 種々の廃棄物が排出される 日常の生活や事業活動はもとより 時には引っ越しや増改築 施設 機材のメンテナンス等により排出される場合もあり 種類も 排出者も 処理責任の所在も違うものとなる 当手引書は 建築物の清掃行為から排出される廃液 特に近年 時折 環境被害を引き起こした剥離液の処理を中心としてまとめられたものである 剥離廃液を適正に処理する会 の環境保全を願う強い志を知り 一部 監修 という形で関与させていただいた 廃液の位置づけは 廃棄物処理法の中でも特に取り扱いが難しい その要因として 排出者は誰であるか という法令上の定義がないことがある ( 過去において 清掃廃棄物の排出者は施設の管理者である 旨の通知はあるが 清掃業者が持ち込む薬剤が主体となる廃液については 一塊 一括の仕事を支配管理できる存在 という抽象的概念を援用するしかないであろう ) これにより 処理業許可の要 不要が異なってくる また それを排出する際の法的基準が複数登場することも難しい一因である 今回の手引では詳細の記述は見送ったが 公共河川水に直接放流する際の廃棄物処理法の不法投棄の概念 水質汚濁防止法に規定する排水基準 下水道に放流する排除基準 浄化槽に放流する際の浄化槽法に規定する使用の準則 各自治体の条例等である 監修に当たっては 剥離廃液を適正に処理する会 の原案を極力尊重した 表現によっては 一部 法令上の用例とは異なる箇所もあるが より安全側の記載となるよう配慮したものであることをご高察いただきたい 当手引書が 環境保全を志す清掃業者 建築物の管理者等の一助となれば幸いである 長岡文明 元山形県職員 保健所 本庁で 営業衛生 浄化槽 廃棄物処理法等担当を歴任 栃木県環境審議会専門委員 環境省環境調査研修所 基礎研修 産廃アカデミー講師 ( 財 ) 日本環境衛生センター専任講師 ( 財 ) 日本産業廃棄物処理振興センター講習会講師など 2009 年 4 月 BUN 環境課題研修事務所開設 BUN 環境課題研修事務所主宰 主な著書 土日で入門廃棄物処理法 ( 財団法人日本環境衛生センター ) どうなってるの? 廃棄物処理法 ( 財団法人日本環境衛生センター ) ここまでわかる! 廃棄物処理法問題集 ( 社団法人産業環境管理協会 ) 廃棄物処理法の重要通知と法令対応 ( 株式会社クリエイト日報 ) 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 23
協力 ( アドバイザー ) 小島昭 ( 独立行政法人国立高等専門学校機構群馬工業高等専門学校特命教授 ) 米本正 ( 国立大学法人群馬大学特任教授産学官連携コーディネーター ) 資料提供 日本感材銀工業組合 141-0031 東京都品川区西五反田 2-6-3 東洋ビル 2F 03-6821-0244 株式会社クリンテック小泉 166-0016 東京都杉並区成田西 4-11-25 03-3391-7221 株式会社丸八 351-0112 埼玉県和光市丸山台 1-6-14 048-467-8082 株式会社グンビル 372-0039 群馬県伊勢崎市ひろせ町 4088-12 0270-23-2124 制作委員 髙野健 ( 株式会社グンビル代表取締役 ) 遠藤信也 ( 日本感材銀工業組合専務理事 ) 山田浩 ( 剥離廃液を適正に処理する会事務局 ) 浦野政俊 ( 元産学官コーディネーター ) 庄田雅一 ( 元伊勢崎市職員 ) 蜂須崇史 ( 株式会社グンビル営業技術開発担当 ) 相川裕保 ( 株式会社グンビル営業販売促進担当 ) 監修長岡文明 (BUN 環境課題研修事務所主宰 ) 剥離廃液を適正に処理する会 会員企業 ( 五十音順 ) アックスボード北関東株式会社伊藤ビル管理有限会社 AM 工業株式会社大谷化学工業株式会社株式会社釜屋環愕堂クリーン研究所株式会社グンビル株式会社サンユーサービス誠和工業株式会社有限会社トータルワークサービス株式会社日本資材有限会社水谷ケミカル 24 建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書
建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書 発行日 : 2016 年 5 月 23 日発行所 : 剥離廃液を適正に処理する会発行者 : 代表髙野健連絡先 : 372-0039 群馬県伊勢崎市ひろせ町 4088-12 URL: http://www.gunbiru.co.jp/a_syorisuru_kai.html