マイナンバー管理表 操作説明書 管理者用 2015 年 11 月 30 日 ( 初版 ) 概要 マイナンバー管理表 の動作環境は以下の通りです 対象 OS バージョン Windows7 Windows8 Windows8.1 Windows10 対象 Excel バージョン Excel2010 Excel2013 対象ファイル形式 Microsoft Excel マクロ有効ワークシート (.xlsm) マイナンバー管理表 のセキュリティ マイナンバー管理表 に関わるセキュリティには以下のものがあります 1. マクロ実行のセキュリティ マイナンバー管理表 はマクロ(VBA スクリプトを含む ) を使用しています マクロは PC に様々な影響を与える可能性があります マクロ実行のセキュリティ はマクロを信用するかどうかの判断することでコンピューターへの悪影響を予防するためのものです このセキュリティ機能は以下で述べるデータ保護機能とは別物で コンピューターを悪意のあるプログラムから保護するための機能です 2. ファイル内容の参照の保護 マイナンバー管理表 は Microsoft Excel マクロ有効ワークシート の形式で提供されます Excel ではデータ保護の機能として 読み取りパスワード と 書き込みパスワード の設定が可能です 特に 読み取りパスワード は強力な保護機能です 読み取りパスワード はデータ保護に非常に重要な要件です マイナンバー管理表 の運用では必ず設定してください 3.PSYS 機能 PSYS 機能は特定のコンピューターでだけシートの表示を可能にする機能です マイナンバー管理表 の初期状態ではどのようなコンピューターでもシート表示ができるようになっています PSYS 機能を有効化するには後述の PSYS 設定手順 の操作が必要になります PSYS 機能のメリットは前述の 読み取りパスワード を把握している人が指定外のコンピューターで マイナンバー管理表 を参照しようと試みても重要なシートを表示できないということにあります PSYS 機能 はオプション機能ですので 設定は任意です 1
各種パスワードについて マイナンバー管理票では 3 種のパスワードを使用します (1) 読み取りパスワード Excel 機能の読み取りパスワードです 任意に設定可能です (2) 管理者パスワード マイナンバー管理表 の管理者のパスワードです 管理者パスワード はパスワードの流出を防ぐ目的で この操作手順書には記載されていません メールにてご案内しています (3) PSYS パスワード PSYS 機能のパスワードです 任意に設定可能ですが 既定 PSYS パスワードが設定されています PSYS 機能を使用しない場合このパスワードを考慮する必要はありません 既定 PSYS パスワード パスワードの流出を防ぐ目的で この操作手順書には記載されていません メールにてご案内しています マイナンバー管理表 の使用開始手順 この操作手順は Excel2010 での操作例になります 注意事項 以降の説明で必要になる 管理者パスワード の番号は パスワードの流出を防ぐ目的で こ の操作手順書には記載されていません メールにてご案内しています 1. 読み取りパスワード の設定 ここでは マイナンバー管理表.xlsm に Excel の機能で設定できる 読み取りパスワード を設定し 別のファイル名で保存する手順を示します 最初に 入手した マイナンバー管理表.xlsm を開きます マイナンバー管理票.xlsm を起動後に下記のような画面が表示された場合は [ 編集を有効にする (E)] をクリックしてください 2
[ 編集を有効にする (E)] をクリック後 下記のエラーメッセージが表示される場合があります その場合は以下の動作をお願いいたします 1 表示されたエラーメッセージの OK ボタンをクリックします 2OK をクリック後 入力者画面が表示されたら 終了をクリックします 3 保存確認メッセージが表示されたら [ 保存しない ] を選択してください 以上の動作が終了いたしましたら 再度 マイナンバー管理表.xlsm を開き 次の手順へとお進みください 3
マイナンバー管理表.xlsm を 信頼できる場所 に置いていない場合は下記のような画面が表示 されます この場合 コンテンツの有効化 をクリックしてください 1 入力者 画面が表示されます 入力者 画面の右上の をクリックしてください 2 保存時の確認メッセージが表示されます [ キャンセル ] を選んでください 4
3Excel メニュー [ ファイル ]-[ 名前を付けて保存 ] を選択してください [ 名前を付けて保存 ] ダイアログが表示されます 保存場所は任意の場所とします [ ファイル名 ] に任意の名前を入力してください ここでは例として マイナンバー管理表 _ 重要.xlsm と入力しています 4 続けて [ ツール ] をクリックし [ 全般オプション ] をクリックします 5 [ 全般オプション ] ダイアログが表示されます [ 読み取りパスワード ] に任意のパスワードを入力し [OK] ボタンをクリックします このパスワードは重要です 忘れないようにしてください 5
6[ パスワードの確認 ] ダイアログが表示されます 同じパスワードを入力し [OK] ボタンをクリックします 7 最後に [ 保存 ] ボタンをクリックします Excel の右上の ボタンをクリックして 一度 ファイルを閉じます 6
2. 担当者の設定 1 上記で保存したファイルを開きます [ パスワード ] ダイアログが表示されるので Excel で設定した 読み取りパスワード を入力してください コンテンツの有効化 ボタンが表示される場合は コンテンツの有効化 をクリックしてください 2 入力者 画面が表示されます 3[ 担当者保守 ] ボタンをクリックします 4[ 管理者パスワード ] 画面が表示されます 別途メールでご連絡してある 管理者パスワード を入力し [OK] ボタンをクリックします 5 担当者 画面が表示されます 最初の 担当者 を追加するために [ 追加 ] ボタンをクリックします 7
6[ 担当者名入力 ] 画面が表示されます 担当者名 を入力し [OK] ボタンをクリックします ここでは 例として 鈴木 を入力しています 7[ 担当者 ] 画面が表示され 追加した 担当者名 が一覧に表示されます 8[ 適用 ] ボタンをクリックします 9[ 入力者 ] 画面が表示されます 10[OK] ボタンをクリックします 11[ 入力者 ] 画面が閉じられます 8
以上で使用開始手順は終了です このシートを閉じるときには 必ず [ 保存 ] をクリックします 9
ここからの操作手順は PSYS の設定が必要な場合のみの操作になります PSYS の設定手順 PSYS 機能はデータ保護のためのオプション機能です 設定を行わなくても マイナンバー管理票 を使用することができます 注意事項 以降の説明で必要になる 既定 PSYS パスワード の番号はパスワードの流出を防ぐ目的でこの操作手順書には記述していません 別途メールにてご案内しています 1. PSYS の仕組みについて プロテクト対象の Excel ファイル ( 拡張子は xlsm) を開いた時点で PSYS 内の判定処理を呼び出します 判定処理では以下の処理を行ないます 現在のコンピューターのコンピューター名が [ 許可コンピューター名 ] リストが存在するかチェックします コンピューター名が登録されていればワークシート ([ 特定個人情報 ] シートと [ 処理履歴 ] シート ) を表示状態に設定します 基本的な方式は上記の条件が成立した場合にワークシートを表示するというものです ファイルを閉じる時にはワークシートを自動的に非表示にして終了します この方式では以下の方法でファイルを開いた場合にも対応できます マクロの実行を許可しないで開いた場合 シフトキーを押しながら開いた場合 VBA が機能しない機器 (Android 等 ) で開いた場合 2. 設定する内容 [PSYS] 設定ワークシートの [ 許可コンピューター名 ] リストに マイナンバー管理シートを表示できるコンピューター名を登録します [ 許可コンピューター名 ] リストに1 件も記載がない場合は PSYS による制約はないものとみなされ 重要なワークシートはどのコンピューターにおいても表示されます 3. 注意事項 この保護方式は VBA プロジェクトの保護 に依存しているため その保護が意図的に解除された場合 非表示シートの内容は表示されてしまいます ご留意ください また 他シート等からVBAなどのプログラム言語を利用して閲覧する事も可能な場合がありますのでご留意ください 10
4. 設定の手順 使用開始手順の処理が済んでいるファイルを開きます 1 入力者 画面から 担当者名 を選択し [OK] ボタンをクリックします 2 リボンの [ 設定 ] ボタンをクリックすると [ 設定 ] 画面が表示されます 3[PSYS ボタン表示 ] ボタンをクリックします 11
4[ 管理者パスワード ] 画面が表示されます メールで送信されている 管理者パスワード を入力し [OK] ボタンをクリックします 5 リボンに PSYS の [ 設定開始 ] ボタンと [ 設定終了 ] ボタンが表示されます 6[ 設定開始 ] ボタンをクリックします 7[PSYS パスワード入力 ] 画面が表示されます メールで送信されている 既定 PSYS パスワード を入力し [OK] ボタンをクリックします 12
8[PSYS 設定 ] シートが表示されます 初期状態では [ 許可コンピューター名 ] 列は空欄になっています これはどのようなコンピューターでもシート表示が可能なことを意味しています 9[ 許可コンピューター名 ] の列に 重要なワークシートの表示を許可するコンピューター名を入力します この例では コンピューター名が titan, gaia, jupiter のコンピューターでのみ重要なワークシートの表示が可能であるように設定しています コンピューター名の確認の操作がわからない場合は 13 ページ以降の補足資料を参照してください 13
注意事項 [ 許可コンピューター名 ] リストのセルを入力する場合 他の場所からコピーして書式付きの貼り付けを行なうとコピー元の書式で設定されてしまいます [Ctrl]+V キーで貼り付けを行なった場合にもコピー元に書式がある場合はその書式で設定されてしまいます この場合 書式を変更するにはマウス右ボタンクリックで セルの書式設定 を選択し 書式を変更することができます 上記の理由から 直接文字を入力するか 貼り付けのオプション で 値 を選択して貼り付ける方法を推奨いたします 10[ 設定終了 ] ボタンをクリックします 11[ 設定終了 ] 画面が表示されます 12 既定の PSYS パスワードを独自のパスワードに変更するために [ パスワード ] 欄と [ 再入力 ] 欄に独自のパスワードを入力します 13[OK] ボタンをクリックします パスワードを変更しない場合は 2 つの欄を空欄のままにして [OK] ボタンをクリックします PSYS パスワードは [ 設定開始 ] ボタンをクリックし [ 許可コンピューター名 ] を追加したり削除したり する場合に必要になります 14
14 保存確認のメッセージが表示されます [ 保存 ] をクリックします 15 メッセージが表示されます [OK] ボタンをクリックします 以上で PSYS の設定手順は終了です 15
補足資料 コンピューター名の確認方法 操作手順 (Windows7) 1[ スタート ] をクリックします 2[ コンピューター ] で右クリックし [ プロパティ ] をクリックします 3[ コンピューター名 :] に 使用しているパソコンのコンピューター名が表示されます 16
操作手順 (Windows8.1) 1 タスクバーの [ エクスプローラー ] をクリックします 2[PC] で右クリックし [ プロパティ ] をクリックします 17
3[ コンピューター名 :] に 使用しているパソコンのコンピューター名が表示されます 18