中部電力グループ アニュアルレポート 2018

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2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

会社案内 2015

社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

これは 平成 27 年 12 月現在の清掃一組の清掃工場等の施設配置図です 建替え中の杉並清掃工場を除く 20 工場でごみ焼却による熱エネルギーを利用した発電を行っています 施設全体の焼却能力の規模としては 1 日当たり 11,700 トンとなります また 全工場の発電能力規模の合計は約 28 万キ

CHIBA KOGYO BANK REPORT Contents Profile 01 CHIBA KOGYO BANK REPORT 2016

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お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

包括的アライアンスに係る基本合意書の締結について

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各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

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TO STOCKHOLDERS VALUE CREATION ~ 新たな価値創造 ~ 代表取締役社長 おおつきむねのり大朏宗徳 株主の皆様におかれましては ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます 29 年度は 年度後半にやや景気回復の兆しは見られまし

会社案内2015(日本語)

2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

2. カンパニー制の導入に伴う主な組織整備 (2018 年 7 月実施予定 ) (1) お客さま提案部の再編 お客さま提案部 について, 市場環境の変化に迅速に対応し, お客さまのニーズやご利用形態に応じたきめ細かなサービスを提供するため, 法人のお客さまを担当する 法人営業部 と一般のご家庭などの

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

長期経営計画 (2016~2025) 2025 年ビジョン 2015 年 04 月 20 日 2016/05/20 改版 1: P.2 数値を 2015 年度実績へ変更 2016 YASKAWA Electric Corporation

中部電力グループ アニュアルレポート 2018

スライド 1

豊田通商株式会社 CSR Report 2011

本日のポイント 事業のグローバル化の進展に伴い 長期ビジョンVG2020 * と共に現在のリスクマネジメントがスタート 経営陣とオムロンらしいリスクマネジメントは何かについて議論しながら 社会的責任の遂行 等を目標とする グローバル に 統合 された仕組み作りを目指して活動をしてきた 現在 取締役会

CONTENTS

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ご挨拶 連結財務ハイライト 未曾有の経済危機の中 19期連続 で増収 営業増益を達成 個別ベース 連結ベースでは 連結決算開始以来13期連続 売 上 高 D O N 株主 投資家の皆さまへ 4,89億円 前期比18.8 増 億円 営業利益/経常利益 172億円 前期比7.5 増 /16億円 前期比7

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小売電気事業者総覧第 2 章事業者戦略 東京電力エナジーパートナー 業種販売戦略顧客獲得目標ブランド戦略 大手電力より割安な料金メニュー ガスや通信などの各種商材とのセット販売で競合を迎え撃ち Web サービスの充実などで顧客拡大を狙う さらに 顧客の暮らし全般をサポートする新サービスを

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

夢と希望に満ちた 輝かしい明日の イノベーション実現へ Innovation for 明日 with 夢と希望 YK Inoas Co.Ltd. 株式会社YKイノアスは 総合化学メーカーである電気化学工業株式会 社 東証第一部上場 グループの中核商社として 2016年 平成28年 に は創業100年

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2017年度 決算説明会資料


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PowerPoint プレゼンテーション

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基本的な考え方/CSRマネジメント/マテリアリティ

「これからデンキ」サービス概要

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型



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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

自由民主党 IT 戦略特命委員会 IoT の世界における センシングデータ流通市場の重要性 2016 年 3 月 24 日オムロン株式会社 CTO 兼技術 知財本部長宮田喜一郎

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02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

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経営理念 宇宙と空を活かし 安全で豊かな社会を実現します 私たちは 先導的な技術開発を行い 幅広い英知と共に生み出した成果を 人類社会に展開します 宇宙航空研究開発を通して社会への新たな価値提供のために JAXAは 2003年10月の発足以来 宇宙航空分野の基礎研究から開発 利用に至るまで一貫して行

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

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中部電力グループ 経営ビジョン 全文

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東日本電信電話株式会社

申込代行事業者さまへのお知らせについて

1 Integration and Enhancement CSR 32 三益一如 事務革新のパイオニア として ESG Web

Transcription:

トップコミットメント プロフィール 代表取締役社長社長執行役員勝野哲 ( かつのさとる ) 1954 年 愛知県生まれ 慶應義塾大学工学部電気工学科卒 1977 年中部電力入社 工務部発変電グループ部長 岡崎支店長 東京支社長などを歴任 2010 年からは 取締役専務執行役員経営戦略本部長 2013 年には代表取締役副社長執行役員経営戦略本部長に就任 2015 年 6 月から現職 2016 年 6 月から電気事業連合会会長に就任 信条は 誠実 新しい 中部電力グループ を創る 代表取締役社長社長執行役員 エネルギー事業を取り巻く環境の変化が さらに加速しています この変化の波を大きな成長のチャンスと捉え エネルギーの安定供給という変わらぬ使命の完遂と新たな価値の創出を目指して 経営ビジョン を改定するとともに その実現に向けた 2018 年度経営課題への取り組み を策定しました ステークホルダーの皆さまとともに新しい中部電力グループを創っていくにあたり 経営ビジョン改定の背景や意図 その実現に向けた主な取り組みをご説明します 17

2017 年度は 3 年ぶりに増収増益を達成 2018 年度は 経営目標達成へ 2017 年度の振り返り私たちは 2018 年度までに連結経常利益 1,500 億円以上 の達成を経営目標に掲げています 2017 年度を振り返ると 電力に続きガス小売全面自由化がスタートし 競争状況は 私の想像を超える厳しい一年になりました いよいよ首都圏 関西圏に並ぶ激戦区になってきた という印象です そうしたなか 当社グループの連結業績は グループを挙げて経営効率化を推進した結果 売上高は 2 兆 8,533 億円 ( 前期比 9.6% 増 ) 経常利益は 1,285 億円 ( 同 5.8% 増 ) と 3 年ぶりに増収増益を達成できました 2018 年度見通し 2018 年度は いよいよ経営目標の最終年度となります 競争状況は 市場活性化に向けた制度整備が進むことから 2017 年度にも増して厳しくなると考えて います グループを挙げた効率化の取り組みを着実に進めていくことで 経営目標を達成していきます 投資 株主還元の基本的な考え方投資浜岡原子力発電所の安全対策をはじめ 電力の安全 安定的な供給に必要な投資を 効率化も徹底しながら継続的に進めていきます あわせて 将来の成長に向けて 事業成長 発展のための戦略的投資を着実に実施していきます 株主還元 2017 年度は 1 株あたり35 円 ( 前期に比べ5 円増 ) となり 4 期連続で増配を行うことができました 2018 年度については 1 株あたり40 円を予定しています P11~12 財務 非財務ハイライト参照 P83~ 5 年間の主な経営 財務データ参照 連結経常利益の変動要因 ( 単位 : 億円 ) 1,300 1,100 2016 年度経常利益 1,214 期ずれによる影響 250 効率化の進展 250 その他 70 関係会社の利益増など 2017 年度経常利益 1,285 2018 年度経常利益 ( 見込み ) 1,350 900 電気 230 ガス 20 700 500 期ずれ除き経常利益 1,150 程度 燃料調達の効率化 +100 修繕費 その他経費等の削減 +150 期ずれを除いた利益の増加 (+320 程度 ) 期ずれ除き経常利益 1,470 程度 期ずれ除き経常利益 1,500 程度 Chubu Electric Power Company Group Integrated Report 2018 18

激動の時代へ 変革で未来を切り拓く 経営ビジョン改定の主な背景や意図 今回 2年ぶりに経営ビジョンの改定を決めた背景 を 3つの環境変化からお話しします 1つ目は エネルギー事業の大きな制度改革の進展 です 電力 ガスの小売全面自由化に続き 2020年4 1つ目の柱 発販分離型の事業モデル へ移行 当社グループは 創業以来 自社で発電した電気を 自社で開発した送配電網で 自社の手で販売する 垂 直統合型の事業モデル で 中部エリアの発展とともに 成長してきました 月には 送配電網をより公平に利用できるようにする しかし エネルギー需要の伸びは期待できず 中部エ ため 送配電部門の分社化 法的分離 が行われ 従来 リアの競争も熾烈化しています さらに 競争活性化に の 発電 送配電 販売 という一連のバリューチェー 向けた取引市場の整備が進められています ンが分断されます 当社の従業員数でいえば 発電は 約2.5千人 送配電は約1万人 販売は約1.3千人にな ります 2つ目は 一般に 第4次産業革命 と呼ばれるデジタ ルイノベーションです IoTやAIなどの次世代技術によ り 私たちの生活 経済 社会構造が大きく変わりつつ あります こうしたなか すでに 発電部門は 株 JERA 以降 JERA が国内外で燃料発電事業を展開し 一方 販売 部門は 中部から首都圏へ進出し 電力だけでなくガス 販売も手掛けています 発電 販売部門の事業領域は エリア 商材いずれも 大きく異なり 拡大しています そこで私は 発電 販売部門が それぞれ異なる市場 に向き合い 他事業者との連携や卸電力市場の活用な 3つ目は CO 2 削減をはじめとした地球環境問題で ど より自律的に事業を進めることができるよう 発販 す パリ協定の締結など 厳しい国際的な枠組みが形 分離型の事業モデル へ移行していく決断をしました 成され 従前の延長線では難しい 一層の対策が求め 送配電部門の分社化に加え 火力部門のJERAへの られています このように 事業環境が大きく変化するなか 私たち は 一歩先を行く総合エネルギーサービス企業グルー 全面統合 さらには 販売部門も分社化を進めること で この新しい事業モデルを早く築き上げ 持続的な グループの成長を目指していきます プを目指し さらなる変革へ向かう決意を固めました 新しい経営ビジョンでは エネルギーの安定供給を 4つの重点的な取り組み より高い次元で実現するための 発販分離型の事業モ デル への移行 そして 時代の先を見据えた新たな価 値の創出として 新しいコミュニティの形 の提供 とい う2つの柱を掲げました これらを順に ご説明します P25 28 特集1 経営ビジョン 参照 浜岡原子力発電所 における安全性の さらなる向上 新たな時代の 安定供給 成長に向けた 事業基盤の強化 2019 2022年度 見通し 連結経常利益 1,500億円 以上 19 成長に向けた 環境変化に 事業基盤の強化と 即応できる事業体制 持続的な成長の実現 経営基盤の構築

トップコミットメント 2 つ目の柱 新しいコミュニティの形 の提供 もう 1 つの柱は 当社グループが お客さま 社会に提 供できるサービスは何かをあらためて見つめ直し 社会 課題の解決を通じて 新たな成長の柱を構築していく取 り組みです 現代社会に目を向けると 少子高齢化や人口減少な ど社会構造の変化により 人と人とのつながりが薄れ コミュニティの機能維持が難しくなっています こうしたなか 当社グループは あらゆるお客さまと 電力ネットワークでつながっているうえ 長年築き上げ た信頼関係もあります また スマートメーターの設置 拡大により お客さまの電気の使い方が リアルタイム でより詳しくわかるようになってきました これらの強みと サービスの可能性を拡げる次世代 技術を上手く組み合わせることで 単なる電気をお届け する一方通行のインフラを 人と人 人と地域が双方向 でつながるコミュニティサポートインフラへと進化させ ます これにより 離れた家族間での電気のシェアや高 齢者 子どもの見守りなど 新しいコミュニティの形 を 提供していきます 創業以来 私たちを支えていただき ともに歩んでき た地域社会が 安全 安心で快適に暮らせる持続可能な コミュニティになるよう しっかりと貢献するとともに 中 長期的な企業価値の向上を目指していきます 高い目標に向けチャレンジする 目指す姿実現のための方向性 変わらぬ使命の完遂 を礎として 新たな価値の創出 に挑戦 同時達成 持続的な成長の実現 2020 年代後半 ( 目指す姿 ) 連結経常利益 2,500 億円以上 連結経常利益 2,500 億円以上を目指します 当社グループの定量的な目指す姿についてお話し します 当面 2019~2022 年度においては 成長に向けた 事業基盤強化の時期であると考えており 競争は一層 厳しくなりますが 経営効率化の深掘り 新しい成長分 野の開拓 事業化などを進め 2018 年度の経営目標 連結経常利益 1,500 億円以上 の水準維持向上に努 めていきます 2020 年代後半には 今回掲げた 2 つの成長の柱を しっかりと育て上げ 連結経常利益 2,500 億円以上 まで伸ばしていきたいと考えています その内訳として 利益の半分は国内エネルギー事業 以外 具体的には 海外エネルギー事業や新しい成長 分野などで収益を拡大していくことを考えています そのうち新しい成長分野については 新しいコミュニ ティの形 の提供を通じて 1~2 割程度の利益創出を 目指していきます 目指す姿 期待を超えるサービスを 先駆けてお客さまへ一歩先を行く総合エネルギー企業グループ 新しい成長分野海外エネルギー事業ほか 新しい成長分野 1 1 国内エネルギー事業 変わらぬ使命の完遂 新たな価値の創出 グループ会社 バランスの取れた事業ポートフォリオの構築 海外 送配電 発電販売 発販分離型の事業モデル への移行 新しいコミュニティの形 の提供 詳しくはこちらをご覧ください 中部電力経営ビジョン Chubu Electric Power Company Group Integrated Report 2018 20

全社防災訓練 経営ビジョンの実現に重点的な取り組みを推 経営ビジョンの実現に向けたアクションが 経営課題への取り組 すでに推進中 および今後 取り組む主な施策をご紹介しま 1 浜岡原子力発電所における安全性のさらなる向上 より安全で信頼される発電所を目指す日本は 島国で資源に乏しく エネルギー自給率はわずか8%(2016 年 ) です 化石燃料を大量に使う火力発電に依存するのではなく 多様な電源を それぞれの特長を活かしバランスよく組み合わせていく必要があります そのなかで 原子力発電についても 安全性の確保を第一に 活用していきたいと考えています 浜岡原子力発電所では 現在 国による新規制基準への適合性確認審査を受けており 発電所の安全対策の前提となる 基準地震動 や 基準津波 に関する審査が佳境を迎えています これらが確定すると 発電所の安全性に関する審査が進み 国の審査内容も含めて ステークホルダーの皆さまへご説明できるようになります その意味で 2018 年度は大事な時期であり しっかりと審査に対応していきます 安全性向上対策に これで完璧 はあり得ません 設備を扱うのは人であるという考えのもと 技能 技量を常に向上させ 災害時の現場対応力をひたむきに強化し続けています 今後も 私自らが責任を持ち 継続的な安全性の向上に取り組んでいきます そして 地域をはじめ社会の皆さまから厳しい目が向けられていることを肝に銘じ その都度 丁寧に 状況をご説明し ご理解をいただくよう努めていきます P29~34 特集 2 浜岡原子力発電所参照 新たな時代の安定供給 浜岡原子力発電所における安全性のさらなる向上 経営 2019~2022 年連結経 1,500 を実現企業グル目指し 出典 : 経済産業省資源エネルギー庁作成パンフレット 日本のエネルギー 2017 詳しくはこちらをご覧ください 2 新たな時代の安定供給 中部電力経営課題への取り組み 電力ネットワークの高度化と効率化の推進時代がいかに変わろうとも 電力の安定供給は不変の使命です 私たちは 燃料調達 発電からお客さまへお届けするバリューチェーン全体の進化に取り組んでいますが なかでも重要な課題が 電力ネットワークの高度化になります 従来 電力ネットワークの電気の流れは 発電所からお客さまへ一方通行の流れでしたが お客さまの近いところに 再生可能エネルギーが大量に連系し 電気の流れが大きく変化しています その再生可能エネルギーのほとんどが 出力変動の大きい太陽光発電 風力発電です そういうなかでも これまで同様 世界トップレベルの高い品質で 24 時間 365 日 電気を安定してお届けできるよう さまざまな取り組みを進めています 2018 年度からは トヨタ自動車株式会社と協働し 使用済み車載バッテリーをリユースして電力需給の調整などに活用していく取り組みも始めました また 高度化とともに 新たな視点 発想による効率化も推進していきます スマートメーターなどの設置拡大により お客さまにつながる配電系統へ流れる電気の量 故障状況などが より詳しくリアルタイムでわかるようになることから 設備のスリム化や合理的な運用 そして 業務効率化を図っていきます P43~46 電力ネットワークカンパニー参照 21

トップコミットメント 向け進中です み で 4 つの重点施策を掲げました しょう 3 成長に向けた事業基盤の強化と持続的な成長の実現 既存火力事業等のJERAへの統合 JERAは 2019 年 4 月に既存火力発電を統合し 燃料上流 調達から発電 電力 ガス卸販売 に至る一連のバリューチェーンが完成します 2015 年 4 月に設立してから 4 年 ようやく 総合的な統合メリットを発揮できる段階に来ました 私は 電力需給全体のバランスを調整していく主役は 火力発電であると考えています 国内トップ 2 社の統合による世界最大級のスケールメリットを発揮すること そして 両社 のトップレベルの人財 技術力をしっかりと融合させ 安定供給の責務を果たし 競争力を 目標度 ( 見通し ) 常利益 億円以上 できるープをます 成長に向けた事業基盤の強化と持続的な成長の実現 高めていきます P37~42 JERA 発電カンパニー参照 お客さまに選ばれ続けるエネルギーサービスの提供電気 ガスの小売全面自由化のなか お客さまに選ばれ続けるため 料金をお安くするだけでなくサービスの多様化を図っています ご家庭向けは スマートメーターの設置により お客さまの電気の使い方 もっと言えば毎日の暮らし方も見えてきます 暮らしに寄り添うという姿勢で ご家庭向けWebサービス カテエネ などを通じ お役に立つサービスをお届けしていきます 一方 ビジネス向けは 中部エリアが ものづくり の盛んな地であり 最適なエネルギー利用を提案するソリューション技術を 多くのお客さまに育てていただきました 今後も このエネルギーソリューションに一層注力していきます また 今後も成長が見込める首都圏への販売進出では 2018 年 4 月 大阪ガス株式 環境変化に即応できる事業体制 経営基盤の構築 会社と共同で販売新会社を設立しました 首都圏に顧客基盤を持たない難しさはありますが 両社の異なる強み 電気 ガスの提案力や外部パートナーとのつながりなどを上手く融合し さらなる事業拡大に向けて挑戦し続けます P47~50 販売カンパニー参照 大阪ガス ( 株 ) との販売新会社設立会見 4 環境変化に即応できる事業体制 経営基盤の構築 新たなビジネス サービスを創出するための体制の構築スマートメーターの設置拡大などで お客さまの暮らしに関する膨大なデータを収集できるようになりますが これらを詳細に分析し 革新的なサービスを生み出す専門的なノウハウが当社グループにはまだ十分備わっていません 私たちは デジタルイノベーションを推進していくため 次世代技術の知見 ノウハウを有する大学や研究機関 企業から広くアイデアを募集するオープンイノベーションを推進する体制を構築するとともに 外部の人財も積極的に活用していきます P25~28 特集 1 経営ビジョン参照 Chubu Electric Power Company Group Integrated Report 2018 22

社会の多様なニーズに鋭敏にしなやかに 応え 社会とともに持続的に成長 CSR コンプライアンスは経営の根幹 企業価値を高めるESG経営に挑む 電力会社にとって CSRやコンプライアンスはあえ て言う必要もなかったくらい 昔からある概念です 安全 安定供給と安価な料金との両立 さらには 自 然環境にも十分に配慮しながら 発電所などの設備を 建設し 運用 保守を続けてきました 2018年度 経営課題への取り組み では CSRを果た すとともに中長期的な企業価値向上 社会の持続的発 展に貢献するため ESG 環境 社会 ガバナンス 経営の 推進を打ち出しました 環境 E においては 低炭素社会の実現に向けた取り このような社会の多様なニーズにバランスよく し かも鋭敏にしなやかに応えていくのが 当社グループ のCSRおよびコンプライアンスの考え方です 組みを進めていきます 社会 S においては 性別 年齢 障がいの有無にかか わらず グループ全従業員が持てる能力を存分に発揮 コンプライアンスは まさに経営の根幹であり 単な できるよう ダイバーシティを推進するとともに ライ る遵法ではありません 今後 分社化を見据え カンパ フ ワーク バランス を掲げ 従業員の働きがい 生産性 ニーごとの自律的な推進はもちろん グループ全体 を高める働き方改革を進めていきます で 互いに連携しながら推進していく体制を構築して いきます ガバナンス G においては 公正 透明性を経営の中 心に据え コーポレート ガバナンスの一層の充実に努 めています 1 CHUDEN RUNNING FESTA 2017 応援挨拶 2 従業員との意見交換 1 3 カーリング部の選手とともに 4 5 第一線事業場での督励 3 2 4 23 5

トップコミットメント ステークホルダーの皆さまへ お伝えしたいこと 今後は 国連のSDGs で示されているグローバルな 社会課題も踏まえつつ あらためて何ができるかを考 え 行動していきます 皆さまとともに新たな価値を創る 私たちは一歩先を行く総合エネルギーサービス企 P51 価値創造の基盤 ESG 参照 SDGs Sastainable Development Goals 2015年9月に国連サミットで採択 された持続可能な開発目標 業グループとして お客さまや社会に対し 新たに提供 できる価値とは何かを考え その実現に挑み続けてい ます 一歩先を行く という言葉には先取りしていくと 答えはいつも現場にある いう時間軸だけではなく お客さまの期待を超えて 私たちの事業は 設備を建設する際の用地交渉 設備 完成後の保安 保守作業 電気 ガス販売時の対話など の意味を込めています このレポートをお読みになったステークホルダーの さまざまなお客さまと現場で直に接する機会に恵まれ 方々から もっと こんなことはできないか などのご ています その機会を捉え 従業員一人ひとりが それ 要望をいただき その期待を超える新たな価値を皆さ ぞれの地域に暮らすお客さまのニーズに応えられる まとともに創出していけるよう 全従業員が一丸となっ サービスを創り続けることが やがて 新しいコミュニ て努めます ティの形 に結び付いていくのだと考えます ステークホルダーの皆さまには引き続き ご指導 ご いくつもの現場で経験を重ねてきた私は 答えはい 鞭撻をいただきたく よろしくお願い申しあげます つも現場にある という思いを大切にしています 6 新任配属先であり 会社生活の原点 となった 静岡県にある畑薙第一水力発電所 6 Chubu Electric Power Company Group Integrated Report 2018 24