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平成 30 年 3 月 1 日 住友生命保険相互会社 スミセイ わが家の防災 アンケート 2018 住友生命保険相互会社 ( 社長橋本雅博 ) は わが家の防災 をテーマに ご家庭の防災対策の実態や意識を把握するアンケートを実施しました 以下は その集計 分析結果です 当アンケートは 東日本大震災 から5 年を経た2016 年に発表して以来 毎年実施しており 今回で3 回目を迎えます 昨年は 東日本大震災 から6 年 熊本地震 から1 年を迎え また震度 5を計測する地震も幾度か発生し 7 月には 九州北部豪雨 が 10 月には2 週連続で台風が上陸し各地で大きな被害をもたらすなど 自然災害が後を絶たない一年間でした 被災された皆さまにはあらためまして謹んでお見舞い申し上げるとともに 一日も早い復興と皆さまのご健康を心からお祈り申し上げます トピックス 約 8 割が 地震 の備えを重要視 2 番目に備えが必要な災害は 台風 わが家の防災対策の自己評価は 34.1 点 と依然低水準 非常用飲料水 非常用食品 の備蓄は3 日間が約 3 割 7 日間が約 2 割 防災対策費用は年間平均 3,319 円 と昨年より 818 円 アップ一方 約 6 割は依然 0 円 で 費用面での対策格差が広がっている可能性も Jアラート を 知っている は約 3 人に2 人 (64.8%) Jアラート の認知度は高いが 避難指示で 行動できる 派は31.5%

要約 < 質問 1-1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか 地震 が約 8 割で 3 年連続トップ 次いで 台風 大雨 洪水 < 質問 1-2> 質問 1-1 で選択した災害の次に 備えが必要だと思う災害は何ですか 2 番目に備えが必要な災害は 台風 次いで 大雨 洪水 津波 北海道は 大雪 雪崩 を警戒 < 質問 2> ご家庭の防災対策は 100 点満点で採点すると何点ですか 全体平均は 34.1 点 で 前年とほぼ同様の低い点数 地域別では 東北 関東 近畿 が前年よりも点数アップ < 質問 3-1> この一年間 ご家庭の防災対策で新たに実施したことは何ですか 特になし が約 5 割 次いで 非常用飲料水 非常用食品 を備蓄 < 質問 3-2> 一年以上前から ご家庭の防災対策で実施していることは何ですか トップ 3 は 一年間 新たに実施した防災対策と同様の 特になし 非常用飲料水 非常用食品 を備蓄 < 質問 3-3>この一年間かつ一年以上前から防災対策を実施していない理由は何ですか トップ3は 特になし つい先延ばしにしてしまう 何をしたらよいか分からない < 質問 3-4> ご家庭で 何日分の非常用飲料水および食品を備蓄していますか 非常用飲料水 非常用食品 の備蓄は 3 日分 がトップ 次いで 7 日分 < 質問 4> 今後 あなたのご家庭で実施しなくてはいけないと思う防災対策は何ですか 非常用食品の備蓄 非常用持ち出し袋の準備 非常用飲料水の備蓄 が上位 < 質問 5> この一年間で 防災対策にいくら支出しましたか 年間の防災対策費用は 全体平均 3,319 円 と前年より 818 円 アップ一方 約 6 割が依然 0 円 と回答し 費用面での対策格差が広がっている可能性も < 質問 6> この一年間で あなたの防災意識が変化したものは何ですか トップは 特になし の 58.7% 約 6 割は防災意識の変化なし < 質問 7> J アラートは 緊急情報を瞬時に伝達するシステムと知っていますか 知っている は約 3 人に 2 人 (64.8%) 地域別では 九州 がトップ実際に避難指示が発令された 北海道 東北 でも高い認知度 < 質問 8> J アラートで緊急情報が発信された時 とっさに避難行動ができると思いますか 行動できる 派は約 3 人に 1 人 (31.5%) 認知度は比較的高いが 行動できる人は少ない 1

< 調査概要 > 調査期間 : 平成 29 年 12 月 1 日 ~12 月 4 日 調査方法 : インターネット応募による選択方式および自由記入方式 調査対象 : 1,000 人 ( 全国の男女各 500 人 ) < 調査対象者の内訳 > 男性 女性 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 全体 北海道地方 29 29 8 11 15 12 12 58 東北地方 27 24 14 15 7 6 9 51 関東地方 213 199 77 76 92 85 82 412 中部地方 73 74 32 26 33 28 28 147 近畿地方 91 102 35 40 34 40 44 193 中国 四国地方 38 30 14 21 10 13 10 68 九州地方 29 42 20 11 9 16 15 71 合計 ( 人 ) 500 500 200 200 200 200 200 1,000 北海道地方 ( 北海道 ) 東北地方 ( 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 ) 関東地方 ( 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 ) 中部地方 ( 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 ) 近畿地方 ( 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 ) 中国 四国地方 ( 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 ) 九州地方 ( 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) 2

< 質問 1-1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか 位全体北海道東北関東中部近畿 中国 四国 1 地震 79.4 67.21 74.51 85.41 80.31 76.71 66.21 76.11 2 台風 6.4 5.2 5.93 4.62 4.83 8.32 8.83 14.12 3 大雨 洪水 5.0 6.93 3.9 2.9 5.42 6.73 11.82 4.23 4 津波 4.2 8.62 7.82 3.63 4.1 3.1 7.4 1.4 5 土砂災害 1.3 3.4 0.0 0.2 1.4 3.6 1.5 0.0 6 噴火 1.1 0.0 0.0 0.7 2.0 0.5 2.9 2.8 7 大雪 雪崩 1.0 5.2 3.9 0.7 1.4 0.0 0.0 0.0 8 落雷 0.7 0.0 2.0 1.0 0.7 0.0 1.5 0.0 9 竜巻 0.2 0.0 0.0 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 その他全体 :0.7% 北海道 :3.4% 東北 :2.0% 関東 :0.2% 中部 :0.0% 近畿 :1.0% 中国 四国 :0.0% 九州 :1.4% 九州 地震 が約 8 割で 3 年連続トップ 次いで 台風 大雨 洪水 全体では 前年 前年々と同様に 地震 が約 8 割 (79.4%) で圧倒的トップでした これまで数々の震災に見舞われてきた日本において 季節や時刻に関係なく発生する 地震 への備えが最重要と考えるのは当然のことでしょう 以下 トップと大きく差は開きますが 昨年も数多く襲来し各地に被害をもたらした 台風 6. 4% が2 位に 大雨 洪水 5.0% が3 位という結果になりました 地域別では 最も数値が高いのは 関東 85.4% 次いで 中部 80.3% と 不安視され ている 東海地震 エリアにおいて 80% を超えているのが特徴的です 一方 最も数値が低いのは 中国 四国 66.2% で 同じ日本列島でも地域差がみられます なお この 3 年間のトップの顔ぶれは 変わっておらず その数値も大きな変化 は みられませんでした ( 右表参照 ) <3 年間の推移 > 今回 前年 前々年 地震 79.4 79.8 79.2 台風 6.4 5.9 7.3 大雨 洪水 5.0 3.7 4.7 津波 4.2 5.0 3.1 3

< 質問 1 2> 質問 1-1 で選択した災害の次に 備えが必要だと思う災害は何ですか 位全体北海道東北関東中部近畿 中国 四国 1 台風 38.5 22.42 29.41 40.81 35.41 44.01 33.81 40.81 2 大雨 洪水 23.3 15.53 29.41 25.72 20.42 21.82 19.13 25.42 3 津波 13.4 15.53 2.0 12.93 19.03 13.53 7.4 16.93 4 地震 9.2 10.3 13.73 7.3 6.8 9.8 20.62 8.5 5 大雪 雪崩 4.5 27.61 13.73 1.7 6.8 2.1 1.5 0.0 6 土砂災害 3.6 0.0 3.9 2.9 4.8 2.1 11.8 4.2 7 落雷 2.7 3.4 5.9 2.7 3.4 2.1 1.5 1.4 8 噴火 2.4 1.7 2.0 3.2 2.0 2.1 1.5 1.4 9 竜巻 1.7 1.7 0.0 1.9 1.4 1.6 2.9 1.4 その他全体 :0.7% 北海道 :1.7% 東北 :0.0% 関東 :1.0% 中部 :0.0% 近畿 :1.0% 中国 四国 :0.0% 九州 :0.0% 九州 2 番目に備えが必要な災害は 台風 次いで 大雨 洪水 津波 北海道は 大雪 雪崩 を警戒 次に 2 番目に備えが必要だと思う災害を聞いたところ 全体のトップは 台風 38.5% でした 昨年 10 月には列島を縦断した超大型台風 21 号に続き 2 週連続で22 号が上陸したように 季節限定とはいえ 台風 への備えは重要のようです 2 位は 河川の氾濫 家屋の浸水などの被害をもたらした昨年 7 月の 九州北部豪雨 が記憶に新しい 大雨 洪水 23.3% でした ゲリラ豪雨が多発するなど 近年の天候不順を反映した結果でしょうか 地域別では 北海道 以外は 台風 がトップでした 特に 大都市圏を抱え交通マヒなど混乱が大きい 関東 や 近畿 直撃による被害が大きい 九州 では4 割超という高い割合を占めました 北海道 では 大雪 雪崩 が27.6% で1 位に 東北 では 台風 大雨 洪水 が同率 1 位と 地域によって備えを優先すべき災害が異なることを改めて確認できる結果となりました 特徴的なところでは 2014 年に広島で発生した大規模な土砂災害の教訓からか 中国 四国 で 土砂災害 が11.8% という高い割合を占めています 一方 東北 では 津波 が僅か2. 0% でした 4

< 質問 2> ご家庭の防災対策は 100 点満点で採点すると何点ですか 全体 男女別 ( 数字は平均点 内数字は順位 ) 今回 前年 前々年 全体 34.1 34.2 35.2 男性 35.4 37.1 37.4 女性 32.8 31.3 33.0 年代別 順位 年代 今回 前年 前々年 1 60 代 39.6 41.9 42.1 2 50 代 36.4 35.9 38.0 3 40 代 34.4 33.4 35.5 4 30 代 30.9 30.8 30.1 5 20 代 29.3 28.8 30.3 地域別 順位 地域 今回 前年 前々年 1 関東 38.2 36.31 40.01 2 東北 37.4 32.2 36.82 3 近畿 33.5 31.0 31.5 4 中部 32.7 35.42 35.83 5 中四国 29.4 32.73 28.3 6 九州 25.3 31.5 29.5 7 北海道 24.2 31.7 25.2 全体平均は 34.1 点 で 前年とほぼ同様の低い点数 地域別では 東北 関東 近畿 が前年よりも点数アップ 全体平均は 34.1 点 にとどまりました 多くの人がご家庭の防災対策をまだまだ不十分と自 己評価しているようで 前年 前々年の調査とほぼ同様の低い点数となりました 年代別では 60 代の 39.6 点 が最も高いものの 40 点超えには至りませんでした 年代と ともに点数が低い傾向にあり 20 代 30 代は 前年同様の全体平均点以下 40 代は若干ながら 全体平均点を上回りました 地域別では 3 年連続で 関東 が 38.2 点 でトップでした 続いて 東北 が前年から5 点以上アップの 37.4 点 で2 位となりました 全体平均点を上回ったのは 関東 東北 のみで 熊本地震 から1 年以上が経過した 九州 では 25.3 点 と5 点以上ダウンしています 実際に被災したことで 防災対策の採点基準が厳しくなった結果でしょうか トップの 関東 と7 位の 北海道 では14 点の差があり 地域によって差がみられます 5

< 質問 3-1> この一年間 ご家庭の防災対策で新たに実施したことは何ですか ( 複数回答 ) 位 今回 1 特になし 46.7 2 非常用飲料水の備蓄 25.6 3 非常用食品の備蓄 22.4 4 非常用持ち出し袋の準備 20.9 5 寝室に懐中電灯やスリッパ等を用意 15.0 6 家具などの転倒 落下防止策 14.2 7 避難場所 経路の確認 12.6 8 ハザードマップ ( 被害予測地図 ) の確認 11.6 9 家族間での連絡方法の確認 10.7 10 防災訓練の実施 参加 6.1 11 家屋の耐震化 5.6 12 自治体や勤務先の防災情報メールに登録 4.9 13 防災冊子の入手 購入 3.4 (%) その他 :0.7% 消火器購入 地震 火災保険加入 市の防災アプリ登録等 特になし が約 5 割 次いで 非常用飲料水 非常用食品 を備蓄 特になし が 46.7% でトップでした 次いで 非常用飲料水の備蓄 が 25.6% 非常用食品 の備蓄 22.4% と 防災対策として 水と食べ物 が重要と考えている人が多いことが分かりました < 質問 3-2> 一年以上前から ご家庭の防災対策で実施していることは何ですか ( 複数回答 ) 位 今回 1 特になし 52.2 2 非常用飲料水の備蓄 14.6 3 非常用食品の備蓄 12.4 4 避難場所 経路の確認 12.0 5 家具などの転倒 落下防止策 11.6 6 寝室に懐中電灯やスリッパ等を用意 10.8 7 非常用持ち出し袋の準備 9.9 8 家族間での連絡方法の確認 6.7 9 ハザードマップ ( 被害予測地図 ) の確認 4.8 10 家屋の耐震化自治体や勤務先の防災情報メールに登録 4.7 12 防災訓練の実施 参加 4.1 13 防災冊子の入手 購入 3.5 (%) その他 :0.9% カセットコンロ 石油ストーブ 防災用簡易トイレの準備等 トップ3は 一年間 新たに実施した防災対策と同様の 特になし 非常用飲料水 非常用食品 を備蓄一年以上前から実施している防災対策も トップが 特になし 52.2% 次いで 非常用飲料水の備蓄 14.6% 非常用食品の備蓄 12.4% でした 6

< 質問 3-3> この一年間かつ一年以上前から防災対策を実施していない理由は何ですか ( 複数回答 ) 質問 3-1,2 両方で 特になし の回答者 ( 該当数 :347 人 ) が対象 全体北海道東北関東中部近畿 中国 四国 九州 位 ( 人 ) 347 27 21 115 51 74 32 27 1 特になし 38.6 44.41 57.11 34.81 35.31 43.21 34.42 33.32 2 つい先延ばしにしてしまう 30.0 25.92 33.32 33.02 17.6 31.12 28.13 40.71 3 何をしたらよいか分からない 26.5 25.92 19.03 25.23 29.42 21.63 37.51 33.32 4 面倒 17.9 7.4 14.3 20.9 17.6 18.9 15.6 18.5 5 お金がかかる 13.8 18.5 4.8 13.9 19.63 12.2 15.6 7.4 6 やっても無駄 5.5 11.1 0.0 6.1 5.9 6.8 0.0 3.7 トップ 3 は 特になし つい先延ばしにしてしまう 何をしたらよいか分からない この一年間かつ一年以上前から実施している防災対策が 特になし と回答した人にその理由を聞 いたところ 全体では 特になし が 38.6% でトップとなりました 以下 つい先延ばしにし てしまう 30.0% 何をしたらよいか分からない 26.5% と続いています 地域別では 中国 四国 九州 以外は 特になし が 中国 四国 は 何をしたらよいか 分らない 37.5% 九州 は つい先延ばしにしてしまう 40.7% がトップでした 九州 では 防災対策よりも復興が優先されているのかもしれません 7

< 質問 3-4> ご家庭で 何日分の非常用飲料水および食品を備蓄していますか (%) 40 35 35.9 34.1 30 25 20 20.6 17.5 15 13.4 12.9 11.8 10 5 0 7.5 6.5 6.7 6.3 5.5 4.0 4.3 3.0 3.2 2.5 1.4 1.51.1 0.2 0.0 1 日分 2 日分 3 日分 4 日分 5 日分 6 日分 7 日分約 10 日分約 15 日分約 20 日分約 30 日分 非常用飲料水 非常用食品 30 日分以上 の回答は非常用飲料水 非常用食品ともに 0.0% 非常用飲料水 非常用食品 の備蓄は 3 日分 がトップ 次いで 7 日分 防災対策で 非常用飲料水の備蓄 または 非常用食品の備蓄 実施と回答した人を対象に それぞれ何日分を備蓄しているかを聞いてみました 非常用飲料水の備蓄 ( 対象者 402 人 ) では 3 日分 が34.1% でトップに 次いで 7 日分 20.6% という結果になりました 非常用食品の備蓄 ( 対象者 348 人 ) も 同様に 3 日分 が 35.9% でトップに 7 日間 が17.5% でした 飲料水及び 食品の備蓄は最低でも3 日分は必要と考えている人が多いようです 8

< 質問 4> 今後 あなたのご家庭で実施しなくてはいけないと思う防災対策は何ですか ( 複数回答 ) 位全体 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 前年全体 1 非常用食品の備蓄 37.0 32.53 40.51 39.51 33.02 39.51 36.92 2 非常用持ち出し袋の準備 36.1 38.01 38.03 36.02 35.51 33.03 40.81 3 非常用飲料水の備蓄 35.3 34.52 39.52 33.03 32.53 37.02 33.53 4 家具などの転倒 落下防止策 26.3 26.5 24.5 23.5 25.5 31.5 28.65 5 家族間での連絡方法の確認 24.3 19.5 27.0 27.0 20.0 28.0 29.14 6 特になし 22.7 28.0 22.5 21.0 24.0 18.0 19.9 7 寝室に懐中電灯やスリッパ等を用意 21.6 22.5 23.0 21.0 19.5 22.0 24.1 8 避難場所 経路の確認 18.7 21.0 19.5 19.0 18.5 15.5 22.9 9 家屋の耐震化 15.1 17.0 15.0 11.5 17.5 14.5 13.2 10 ハザードマップ ( 被害予測地図 ) の確認 12.7 15.0 16.5 10.5 9.0 12.5-11 防災訓練の実施 参加 8.7 10.5 10.5 9.5 5.5 7.5 9.5 12 自治体や勤務先の防災情報メールに登録 8.6 10.5 9.0 9.0 6.0 8.5 10.6 13 防災冊子の入手 購入 7.3 10.0 10.5 7.0 3.5 5.5 - その他 :0.5% 非常用持ち出し袋の中身点検 子どものオムツなどの備品 家の中の片付け等 非常用食品の備蓄 非常用持ち出し袋の準備 非常用飲料水の備蓄 が上位 全体では 非常用食品の備蓄 が37.0% でトップとなりました 以下 非常用持ち出し袋の準備 36.1% 非常用飲料水の備蓄 35.3% と続いています やはり この3 項目が最低限必要だと考えている人が多いようです 一方 すでに準備万端な人も含まれるのか 特になし との回答が22.7% に上りました 年代別では 順位に多少の変動はありますが 全世代でトップ 3 は変わらず いずれも 30% を超 える高い割合を占めています また 特になし は 60 代では 18.0% にとどまっているのに対 して 20 代は 28.0% と高くなっており 防災対策への意識の違いが見られます 9

< 質問 5> この一年間で 防災対策にいくら支出しましたか 全体 男女別 今回前年前々年 全体 3,319 2,501 3,207 男性 4,062 2,867 3,473 女性 2,581 2,135 2,940 0 円 回答の割合 ( 円 ) 地域別 ( 円 ) 順位地域今回前年前々年 1 中部 6,155 2,233 5,131 2 近畿 3,317 2,473 1,943 3 九州 3,081 1,589 2,086 4 関東 3,077 2,694 3,484 5 中四国 2,281 3,355 1,301 6 東北 1,611 1,892 5,083 7 北海道 836 2,945 1,412 全体男性女性 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 (%) 今回 57.8 58.6 57.0 65.0 66.5 56.5 53.5 47.5 前年 57.7 57.7 57.6 61.5 61.5 62.0 51.5 51.8 支出金額別の人数 ( 人 ) 10,000 円以上 1~9,999 円 302 117 336 87 今回 前年 0% 20% 40% 60% 80% 100% 年間の防災対策費用は 全体平均 3,319 円 と昨前年より 818 円 アップ 一方 約 6 割が依然 0 円 と回答し 費用面での対策格差が広がっている可能性も 今回 0 円 から 50 万円 まで幅広い回答が寄せられましたが 全体の平均金額は 3,3 19 円 で 昨年より 818 円 アップしました 1 万円以上支出した人数が前年より増加したことが 全体平均金額アップの要因と考えられます 地域別では 中部 が最も高く 6,155 円 で 最も低い 北海道 の 836 円 の約 7 倍で 地域差が大きく表れました 一方 全体平均金額は前年よりアップしたものの 約 6 割 (57.8%) が 0 円 と回答してお り 防災対策に費用を全くかけない派が半数以上を占め 特に 20 代と 30 代の若い世代では 6 5% を超える結果となりました 防災対策の自己評価点数 ( 質問 2) 及び 対策費用を 0 円 とする回答層の割合 が前年と ほぼ変化がないにも関わらず 防災対策費用の平均金額が前年よりアップしているという結果は 費 用面での対策格差が広がっている可能性を示唆しているのかもしれません 10

< 質問 6> この一年間で あなたの防災意識が変化したものは何ですか ( 複数回答 ) 位全体北海道東北関東中部近畿 中国 四国 九州 前年全体 1 特になし 58.7 72.41 64.71 57.51 55.81 58.51 66.21 49.31 52.41 2 防災対策への関心度 22.6 17.22 17.62 23.52 20.42 24.92 13.22 32.42 27.12 3 4 5 6 7 節電や省エネへの取組み 家族とのコミュニケーションをふやす 外出先等での避難経路の確認 避難訓練などへの積極的な参加 自治会など地域のコミュニティに参加 8 ボランティア活動への参加 9 寄付 寄付付き商品の購入 12.8 5.23 17.62 12.93 16.33 10.43 7.4 19.73 13.73 8.1 3.4 5.9 7.5 6.1 9.3 11.83 14.1 7.4 7.7 1.7 5.9 7.0 10.2 8.8 5.9 11.3 7.8 6.5 0.0 5.9 5.8 9.5 6.7 7.4 8.5 5.0 4.4 0.0 3.9 4.6 5.4 2.1 8.8 7.0 4.1 4.1 0.0 2.0 4.6 4.8 3.1 2.9 8.5 4.4 2.8 5.23 2.0 2.7 1.4 2.1 1.5 8.5 3.7 その他全体 :0.2% 北海道 :0.0% 東北 :0.0% 関東 :0.2% 中部 :0.0% 近畿 :0.0% 中国 四国 :0.0% 九州 :1.4% 前年全体 :0.2% トップは 特になし の 58.7% 約 6 割は防災意識の変化なし 全体では 特になし が 58.7% とトップで 前年 (52.4%) よりも上昇しました 次い で 防災対策への関心度 (22.6%) 節電や省エネへの取組み (12.8%) という結果にな り いずれも前年よりも数値は減少しております 地域別でも全ての地域で 特になし がトップでした 九州 では半数を切る49.3% であるのに対して 北海道 では72.4% と地域差が大きく表れました 九州 は 防災対策への関心度 が 32.4% と唯一 30% を超えています 熊本地震や昨年 7 月の 九州北部豪雨 の影響からでしょうか また ボランティア活動への参加 も8.5% と他の地域よりも比較的高い割合を占めているのが特徴的です 11

< 質問 7> J アラート ( 全国瞬時警報システム ) は 弾道ミサイル情報だけではなく 緊急地震速報 津波警報など対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を瞬時に伝達するシステムと知っていますか 全体 男女別 全体男性女性 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 知っている 64.8 64.8 64.8 53.55 61.54 66.03 68.52 74.51 知らない 35.2 35.2 35.2 46.5 38.5 34.0 31.5 25.5 地域別 北海道東北関東中部近畿 中国 四国 知っている 70.73 76.52 61.95 61.26 66.84 57.47 77.51 知らない 29.3 23.5 38.1 38.8 33.2 42.6 22.5 九州 知っている は約 3 人に 2 人 (64.8%) 地域別では 九州 がトップ 実際に避難指示が発令された 北海道 東北 でも高い認知度 2007 年 一部の地方公共団体で運用が開始されたJアラートですが 注目を集めたのは昨年でした 全体では 知っている が約 3 人に2 人 (64.8%) の割合で 男性 女性ともに同率となり 認知度は比較的高いといえる結果となりました 年代別では 知っている は 60 代が約 4 人に 3 人 (74.5%) と最も高い割合を占めました 一方 20 代は約 2 人に 1 人 (53.5%) と最も低く 年代が高くなるにつれて認知度が高くなる 傾向にあります 地域別では 知っている は 九州 が77.5% と最も高く 次いで 東北 76.5% 北海道 70.7% と続いています 一方 中国 四国 では57.4% と最も低い結果となりました 隣国に近い 九州 と 昨年実際にJアラートで避難指示が発令された 北海道 東北 で認知度が高いという傾向がみられます 12

< 質問 8> J アラート ( 全国瞬時警報システム ) で緊急情報が発信された時 あなたはとっさに避難行動ができると思いますか 全体 男女別 年代別 全体男性女性 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 行動できる 6.9 9.4 4.4 10.5 5.5 5.0 7.5 6.0 どちらかといえば行動できる 24.63 26.22 23.03 21.03 23.03 24.52 26.53 28.02 * 行動できる 派 31.5 35.6 27.4 31.5 28.5 29.5 34.0 34.0 どちらかといえば行動できない 30.61 29.01 32.21 29.01 28.52 32.01 30.01 33.51 行動できない 25.02 21.03 29.02 23.02 29.51 21.53 27.52 23.53 * 行動できない 派 55.6 50.0 61.2 52.0 58.0 53.5 57.5 57.0 避難行動を知らない 12.4 13.6 11.2 16.5 13.5 15.5 8.0 8.5 その他全体 :0.5% 情報の内容による 意味が無い とっさには行動しない等 地域別 北海道東北関東中部近畿 中国 四国 行動できる 5.2 5.9 5.3 7.5 9.3 10.3 7.0 どちらかといえば行動できる 九州 19.03 21.63 23.53 27.22 26.92 22.13 28.22 * 行動できる 派 24.2 27.5 28.8 34.7 36.2 32.4 35.2 どちらかといえば行動できない 27.62 27.52 31.11 32.01 31.61 25.02 32.41 行動できない 36.21 29.41 27.72 17.73 20.73 26.51 22.53 * 行動できない 派 63.8 56.9 58.8 49.7 52.3 51.5 54.9 避難行動を知らない 8.6 15.7 11.9 15.0 11.4 16.2 9.9 行動できる 派は約 3 人に 1 人 (31.5%) 認知度は比較的高いが 行動できる人 は少ない 全体では どちらかといえば行動できない が 30.6% でトップとなりました 行動できない の25.0% と合わせると半数以上 (55.6%) が 行動できない 派となり 高い割合を占めました 一方 行動できる 6.9% と どちらかといえば行動できる 24.6% を合わせた 行動できる 派は約 3 人に1 人 (31.5%) にとどまりました 全体的に 認知度は比較的高い ( 質問 7 参照 ) ものの 行動できる人は少ない というのが実態のようです 地域別では 行動できる 派が 北海道 東北 関東 で 20% 台であるのに対して 中部 近畿 中国 四国 九州 では 30% を超えています 昨年 実際に J アラートにより避難指示 が発令された 北海道 東北 関東 ( 一部 ) においては 実感に近い数値なのかもしれません 13

今年も防災対策や防災意識の変化を調査しましたが ご家庭の防災対策点数は 34.1 点 となり 依然として低水準でした また 年間の防災対策費用は約 6 割が 0 円 との回答であり 多くの方が対策を実践するに至っていないのではないかと思われます 防災 について抱いているイメージで 必要だが 実際に必要とされるまで意識されにくい という意見がありました 数字で示すとまだまだ防災対策は進んでいないようですが 意識の中では やってたほうがいいもの 大切 との気持ちを誰もが持っているのではないでしょうか いつ発生するか予測のできない災害に備え 日頃からの意識を変えて 防災対策を見直してみてはいかがでしょうか このアンケートが 一人でも多くの方の防災対策をするきっかけになることを願います 以上 14