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平成20年度税制改正(地方税)要望事項

平成 29 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 17 府省庁名経済産業省製造産業局自動車課 対象税目 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( 自動車取得税 自動車税 軽自動車税

新設 拡充又は延長を必要とする理由15-2 ⑴ 政策目的 1 平成 28 年度与党税政改正大綱等を踏まえ 以下の要望を行う 自動車取得税については 消費税率 10% への引き上げ時に廃止が決まっていたが 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 ( 平成 28 年 8 月 24 日閣議決定 ) を

平成 29 年度自動車局税制改正要望事項 1. 車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) 平成 28 年度与党税制改正大綱等及び 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 に沿って 以下の方向で所要の見直しを行う 1 自動車取得税については 消費税率 10% への

平成 31 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名車体課税の抜本的見直し 税 目 ( 経済産業省製造産業局自動車課 ) 自動車重量税 ( 自動車重量税法全文 自動車重量税法施行令全文 自動車重量税法施行規則全文 租税特別措置法第 90 条の 12 自動車重量譲

新設 拡充又は延長を必要とする理由16-2 ⑴ 政策目的 1 平成 29 年度与党税制改正大綱等を踏まえ ユーザー負担の軽減や簡素化等の観点から 自動車重量税の当分の間税率の廃止を前提にしつつ 自動車税の税率引下げ等の車体課税の抜本的な見直しに向けた検討を行い 必要な措置を講ずる 2 自動車市場の拡

②平成29年度環境省関係税制改正について

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 1 平成 26 年度与党税制改正大綱を踏まえ 以下の見直しを行う 自動車取得税のエコカー減税について対象車の基準を 2020 年度燃費基準へ切替え 自動車取得税について消費税率 10% への引上げ時点 ( 平成 27 年 10 月予定 ) で廃止

3 車体課税 自動車取得税の見直し 自動車取得税の税率 ( 一定税率 ) を以下のとおり引下げ ( 平成 26 年 4 月 1 日以降 ) 自家用自動車 ( 軽自動車を除く ) 5%( ) 3%( ) 営業用自動車 軽自動車 3%( ) 2%( ) いわゆる エコカー減税 について 環境性能に優れた

消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

エコカー減税の対象範囲を 平成 32 年度燃費基準の下で 政策インセンティブ機能を回復する観点から見直すとともに 基本構造を恒久化する また 平成 25 年度及び平成 26 年度与党税制改正大綱に則り 原因者負担 受益者負担の性格等を踏まえる 軽自動車税については 一定の環境性能を有する四輪車等につ

平成 27 年度税制改正 ( 消費税率 10% への引上げ時 ) における 車体課税に関する残された課題 平成 26 年度与党税制改正大綱 自動車取得税は 消費税率 10% への引上げ時に廃止 ~ 平成 26.3 平成 26.4~ 消費税率 10% 引上げ時 1 自動車取得税の廃止等及び自動車税にお

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平成18年度地方税制改正(案)について

新車販売台数のシェア 分析の前提条件 燃費 [km/l] 燃料種別新車販売台数のシェアは 自動車産業戦略 の平成 42 年度のシェアに向かって線形に変化し 技術開発等により乗用車販売平均燃費も改善すると仮定 2 この仮定を踏まえつつ 平成 27 年度燃費基準と平成 32 年度燃費基準の

(*2) ハイブリッド自動車 ハイブリッドバス トラック ハイブリッド乗用車等車両総重量 3.5t 以下は 車 (*4) かつ燃費基準 +25% 達成車 (*5) 車両総重量 3.5t 超は重量車 車 (*9) かつ重量車燃費基準達成車 (*7) (*3) クリーンディーゼル乗用車平成 21 年排出

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

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地方税法等の一部を改正する法律案の概要 総務省 1 地方法人課税における新たな偏在是正措置 平成 31 年 10 月 1 日施行 都市 地方の持続可能な発展のための地方税体系の構築の観点から 特別法人事業税及び特別法人事業譲与税に関する法律案 において特別法人事業税 ( 国税 ) を創設することに併

HPのトップページ更新原稿

平成 30 年度与党税制改正大綱の概要 基本的考え方 我が国経済の成長軌道を確かなものとするため 生産性革命 と 人づくり革命 を断行するとともに 人生 100 年時代を見据え 誰もが生きがいを感じられる 一億総活躍社会 を作り上げる必要がある このため 税制面においては 働き方の多様化を踏まえ 様

平成 29 年度自動車局税制改正要望結果 1. 車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) 平成 28 年度与党税制改正大綱等に沿って 以下のとおり見直しを行う 1 自動車重量税のエコカー減税 自動車取得税のエコカー減税及び各種特例措置並びに自動車税及び軽自動車税のグ

(0830時点)PR版

租税特別措置法 ( 自動車重量税関係 ) の改正 701

て具体的な結論を得る その際 累次の与党税制改正大綱に則り 原因者負担 受益者負担としての性格等を踏まえる なお 消費税率 10% への引上げの前後における駆け込み需要及び反動減の動向 自動車をめぐるグローバルな環境 登録車と軽自動車との課税のバランス 自動車に係る行政サービス等を踏まえ 簡素化 自

平成26年 自動車関係税制のあり方に関する検討会


平成21年度 環境省重点施策

研究開発投資にかかる政府目標 安倍政権が 新 3 本の矢 の 1 つとして掲げた 2020 年頃の名目 GDP600 兆円達成 の目標や 日本再興戦略 2016( 閣議決定 ) 等に基づく 今後 5 年間での民間企業の研究開発投資の対 GDP 比 3% 目標の達成には 民間企業の研究開発投資を年平均

エコカー減税グリーン化特例(自動車税 軽自動車税)(自動車税 軽自動車税)環境性能割車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) トラック バス タクシーについては 営自格差 を堅持するとともに 一部見直しを行った上で エコカー減税 グリーン化特例を 2 年間延長 また

車体課税の見直しの考え方 ( 地方税 ) < 当面の対応 > 環境への配慮 我が国自動車産業の技術的優位性の確保 向上等の観点から 一律の負担軽減ではなく 環境性能等に優れた戦略的商品の普及を重点的に促進していくという視点が重要 自動車取得税 一律の負担軽減は 環境性能が劣る自動車が相対的に有利とな

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注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

確定版 平成 31 年度 エコカー減税等概要 平成 31 年 3 月 28 日

配布資料

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

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(2) 消費税率 10% への引上げ時に導入が予定されている軽減税率制度については 消費税 地方消費税の引上げ分のうち地方交付税原資分も含めると 約 3 割が地方の社会保障財源であり 仮に減収分のすべてが確保されない場合 地方の社会保障財源に影響を与えることになることから 確実に代替財源を確保するこ

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平成 30 年度 自動車局税制改正要望の概要 平成 29 年 8 月 国土交通省自動車局

平成 30 年 1 月現在禁無断転載 複製 7 平成 29 年度の税制改正の概要について エコカー減税 ( 自動車重量税 自動車取得税 ) の概要 適用期間 自動車取得税( 取得税 ): 平成 29 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3 月 31 日 自動車重量税( 重量税 ): 平成 29

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

H28秋_24地方税財源

揮発油税等の当分の間税率とその環境効果 揮発油税の概要 揮発油税及び地方揮発油税の税率は 昭和 49 年度税制改正において税率引上げが行われた際に 暫定的な措置として 租税特別措置法により税率の特例措置が講じられて以来 平成 20 年度改正において平成 30 年 3 月末までの 10 年間の措置とし

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参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

Microsoft Word 平成28年度税制要望修正版.doc

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新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

自動車の車体課税の見直しについて 平成 23 年 11 月 15 日 国土交通副大臣松原仁 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

て 1.6 兆円程度の減税措置を講じることになります なお このうち 昨年 10 月に消費税率引上 げに伴う対応として決定した税制措置による減収額は 国 地方合わせて 1 兆円程度になります ( 参考 ) 平成 26 年度の税制改正 ( 内国税関係 ) による増減収見込額 ( 単位 : 億円 ) 改

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自動車取得税の 税率の特例 ( 法附則第 12 条の 2 の 2 第 12 条の 2 の 3 第 12 条の 2 の 5) 電気自動車 ( 燃料電池自動車を含む ) 天然ガス自動車 対象車両新車中古車 平成 30 年排出ガス規制適合又は平成 21 年排出ガス規制 NOx10% 以上低減 プラグインハ

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

18 市税の税率等の推移 区分 年度 昭和 25 年度 昭和 26 年度 均等割 750 円 600 円 個 市 民 人 所得割 18.0% 税 法人 均等割 1,800 円 法人税割 15%( 標準税率 12.5%) 固定資産税 軽自動車税 昭和 25 年 ~ 昭和 28 年自転車税荷車税昭和 2

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

Microsoft Word - 【H27】改正概要  doc

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

平成 22 年度税制改正大綱 ( 抄 ) 第 3 章 各主要課題の改革の方向性 7. 個別間接税 (3) 暫定税率 地球温暖化対策のための税等 4 地方環境税の検討 喫緊の課題である地球温暖化対策を推進するためには 地域において主体的な取組を進め 地球環境に貢献することが求められています CO2の排

2020 年度税制改正に関するアンケート 公益財団法人全国法人会総連合 平成 31 年度税制改正では 消費税率の引上げに際し 需要変動の平準化等の観点から 住宅に対する税制上の支援策が講じられるとともに 車体課税について 地方の安定的な財源を確保しつつ大幅な見直しが行われました さらに デフレ脱却と

2 一般会計予算案の構成の概要 ⑴ 一般会計予算案のうち主な歳入の説明 Ⅰ 県 区 税 分 平成 31 年度予算案 平成 30 年度予算額 比 ( 単位百万円 ) 較 増減額増減率 % 県 民 税 57,320 59,877 2, 法人県民税 3,670 3, 個人

はじめに 一般社団法人日本自動車会議所は 自動車の生産 販売 使用の各段階にわたる総合団体として クルマ社会の健全な発展に貢献し 持続可能な社会の構築に寄与するため 諸課題に取り組んでおります 当会議所が最重要課題の 1 つとして掲げている 税制 に関しましては 過重で複雑な自動車関係諸税の負担軽減

⑵ 特例の内容 1 控除期間を現行 10 年から13 年に延長する 2 11 年目以後の3 年間については消費税率 2% 引上げ分の負担に着目した控除限度額を設ける 3 補助金等の交付を受ける場合であっても その補助金等の額を控除しない 4 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課

平成 31 年度 税制改正 ( 案 ) のポイント このパンフレットは 平成 31 年度税制改正の大綱 ( 平成 30 年 12 月 21 日閣議決定 ) 及び 所得税法等の一部を改正する法律案 ( 平成 31 年 2 月 5 日閣議決定 ) の内容を分かりやすくまとめたものです 法案成立前の内容で

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

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目次 ( 今回説明する事項 ) 平成 24 年度国土交通省税制改正要望 ( 主要項目 ) Ⅰ. 暮らしの安全 安心確保関連税制 2 Ⅱ. 成長戦略 地域の経済活性化関連税制 3 Ⅲ. 低炭素 循環型社会関連税制 4 平成 24 年度国土交通省税制改正要望に係る経済効果を示す事例 住宅取得等資金に係る

平成 31 年度 税制改正 平成 31 年 4 月 財務省

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 表紙.pptx

資料 1 平成 27 年度税制改正の大綱 ( 抜粋 ) 平成 27 年 1 月 14 日閣議決定 四消費課税 5 車体課税の見直し ( 国税 ) (1) 排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車に係る自動車重量税の等の特例措置 ( いわゆる 自動車重量税のエコカー減税 ) について 次

与党の平成 29 年度税制改正大綱 ( 平成 28 年 12 月 8 日 ) に記載された事項 森林吸収源対策の財源確保に係る森林環境税 ( 仮称 ) の創設について 第一 平成 29 年度税制改正の基本的考え方 6 森林吸収源対策 2020 年度及び2020 年以降の温室効果ガス削減目標の達成に向

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平成 31 年度自動車取得税の軽減措置について 平成 31 年度の自動車取得税の軽減措置について 次のとおり変更がありました 平成 31 年 4 月岐阜県 エコカー減税 について 環境インセンティブ機能を強化する観点から 軽減割合等の見直しを行いました なお 平成 31 年 4 月 1 日から平成

1. 復興基本法 復興の基本方針 B 型肝炎対策の基本方針における考え方 復旧 復興のための財源については 次の世代に負担を先送りすることなく 今を生きる世代全体で連帯し負担を分かち合うこととする B 型肝炎対策のための財源については 期間を限って国民全体で広く分かち合うこととする 復旧 復興のため

平成 28 年 12 月 農林水産省 平成 29 年度税制改正主要事項 1. 新規 拡充事項 (1) 生産資材価格の引下げ及び農産物の流通加工構造の改革のための法整備を前提とした次の措置の創設 ( 所得税 法人税 登録免許税 ) 1 同法の認定を受けた事業再編事業者が事業再編計画に記載された機械装置

自動車税 納税義務者 ( 法 123) 1 自動車の所有者に課税します ( 所有者課税 ) なお 割賦販売などで売主が自動車の所有権を留保している場合は 買主を自動車の所有者とみなして課税します 2 国または地方公共団体等が所有する自動車の貸与を受けてその自動車を使用する場合は その使用者が納税義務

平成 29 年度自動車取得税の軽減措置について 平成 29 年度の自動車取得税の軽減措置について 次のとおり変更がありました 平成 29 年 4 月岐阜県 エコカー減税 及び 中古車の取得に係る課税標準の特例措置 の対象範囲を平成 32 年度燃費基準の下で見直し 政策インセンティブ機能を強化した上で

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Microsoft Word - HP用 全体版:140826税改要望PR版

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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平成 27 年度税制改正 予算に関する要望項目 ( 案 ) 税制改正関連要望項目 1. 自動車関係諸税の簡素化 軽減の実現 (1) 一般財源化により課税根拠を失った軽油引取税について旧暫定税率の廃止 少なくとも燃料価格高騰時における旧暫定税率の課税停止措置の発動 (2) 自動車税における営自格差見直

平成21年度 厚生労働省税制改正要望項目

「自動車税制に関するアンケート調査」結果

< 軽量車 ( 車両総重量.5t 以下のバス トラック )> 天然ガス自動車 30 規制適合又はポスト新長期規制からOx0% 低減 ガガソソリリンンハ自イ動ブ車リッド自動車 平成 30 年排出ガス基準 50% 低減達成車又は平成 7 年排出ガス基準 75% 低減達成車 ( ) かつ 平成 7 年度燃

自動車税制に関するアンケート調査[2016年9月]

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第 8 章 税 金 外国人の方であっても, 一定の要件に当てはまる場合には, 税金を納める必要があります 例えば, 日本国内で働いて得た収入があると, 原則として所得税を納めなければなりません また,1 月 1 日現在で日本に住所がある方は, 前年の所得について課税される住民税を納めなければなりませ

Transcription:

関係省の平成 29 年度税制改正要望のポイント ( 関係項目の抜粋 ) 経済産業省 車体課税の抜本見直し ( 自動車税 軽自動車税 自動車取得税 自動車重量税 ) 新設 拡充 延長 簡素化 ユーザー負担軽減による国内市場活性化 国内の産業 雇用基盤の維持 強化 環境対策の促進 ( グリーン化 ) の観点から 自動車税の税率引下げ エコカー減税及びグリーン化特例の延長 見直し 税制の簡素化を含む車体課税の抜本的見直しを行う 基本的な考え < 簡素化 ユーザー負担軽減による国内市場活性化 > 自動車は消費者の経済 社会活動を支える生活必需品( 就業人口の約半数は通勤 通学手段が自動車のみ ) しかし 保有段階で自動車重量税と自動車税又は軽自動車税の 2 つが課税される等 自動車ユーザー 特に地方にとって複雑かつ過大な負担となっており 自動車ユーザーの車離れ 国内市場低迷の一因 < 国内の産業 雇用基盤の維持 強化 > 不透明な景気情勢や漸進的な円高の中 国内販売は 2014 年 4 月の消費税 8% 増税以降 28 カ月中 25 カ月で対前年同月比マイナスを記録する等自動車の国内販売 生産は継続的な低迷傾向 自動車産業は裾野が広く 関連産業を含め 500 万人超を雇用 自動車製造業の出荷額は主要製造業の約 2 割 ( 約 53 兆円 ) を占める等他産業への生産波及効果も大きい 国内販売 生産台数の低迷は国内の雇用や生産基盤の維持を困難にし 中小企業 地方経済含む日本経済全体に影響大 < 環境対策の促進 > エコカー減税( 自動車取得税 ) とグリーン化特例 ( 自動車税 軽自動車税 ) は平成 29 年 3 月 31 日 エコカー減税 ( 自動車重量税 ) は 4 月 30 日が期限 これまでの優遇税制により 自動車の燃費等は着実に向上 気候変動 環境 エネルギー制約に対応するため 不透明な景気情勢や漸進な円高という経済情勢にも配慮しつつ 引き続き 環境性能に優れた自動車の普及促進が不可欠 特に 次世代自動車は有望な成長産業 車体課税の抜本的見直し 低迷する国内販売 生産の底上げのため 上記考えに基づき 税制の簡素化 より一層のユーザー負担の軽減 グリーン化を可能とする 恒久的措置を含む車体課税の抜本的な見直しが必要 1 / 6

要望内容平成 28 年度与党税制改正大綱等を踏まえ 以下の要望を行う 1. 自動車税 軽自動車税 自動車税 ( 排気量割 ) について 税率の引き下げ( 排気量 1000cc 以下の負担水準が軽自動車の 3 倍程度になっているところを 2 倍程度とする等 ) 初年度月割課税の廃止 グリーン化特例について 自動車税 軽自動車税のグリーン化特例を現行制度のまま継続 延長 2. 自動車取得税 消費税 10% 引上げ延期に伴う自動車取得税の廃止及び環境性能割の導入延期を受け 自動車取得税のエコカー減税を延長 28 年度与党大綱で決定していた環境性能割の課税水準と同程度に負担を軽減 また 減税区分を簡素化 3. 自動車重量税 自動車重量税のエコカー減税の基本構造を恒久化 当分の間税率 ( 旧暫定税率 ) の廃止を前提としつつ さらなるユーザー負担の軽減 簡素化 グリーン化 自動車重量税のエコカー減税について 自動車取得税同様に 負担を環境性能割の課税水準と同程度に軽減 研究開発税制 ( 法人税 所得税 法人住民税 ) 延長 拡充 第 4 次産業革命を強力に推進するため AIやビッグデータ等を活用した高付加価値なサービス開発を支援 ビジネスモデルが大きく変貌し 経営の不確実性が高まる中 あらゆる産業の様々な研究開発投資をしっかり後押しし GDP 目標の着実な実現を図るため 研究開発投資の増減に応じて支援にメリハリをつける仕組みを導入するとともに 中小企業向け支援を強化する等の充実を図る 要望内容 1 試験研究 の定義中に サービス開発 を追加する 2 増加型の廃止に伴って 総額型の控除率について 試験研究費の増減に準じてメリハリがつく仕組み等を導入する 3 上乗せ措置のうち 高水準型については延長する 4オープンイノベーション型の運用改善を行う 所得拡大促進税制の見直し ( 法人税 所得税 法人住民税 ) 拡充 中堅 中小企業の賃上げを強力に後押しし 成長と分配の好循環 を地域の中堅 中小企業にもたらすため これら企業に対する所得拡大促進税制の支援措置を強化する ( 税額控除率の拡充等 ) 2 / 6

要望内容 中堅 中小企業の税額控除の倍増等を実現し 賃上げのための環境整備を強力に進める 大企業向け支援措置のあり方については 足下の賃上げ動向等を踏まえて所要の見直しを検討する 中小企業投資促進税制 ( 法人税 所得税 法人住民税 事業税 ) 拡充 中小企業投資促進税制は 中小企業における生産性向上等を図るため 一定の設備投資を行った場合に 税額控除 (7%) 又は特別償却 (30%) の適用を認める措置 ( 上乗せ措置は税額控除 10% 又は即時償却 ) 上乗せ措置を含めて延長するとともに サービス産業の生産性向上を促進するため 対象設備に 高効率の冷蔵陳列棚 省エネ空調等の器具備品 建物附属設備を追加し 税制措置を強化する 要望内容 対象設備の追加 ( 器具備品 建物附属設備の追加 ) 等の拡充を図った上で 2 年間延長 ( 平成 30 年度末まで ) 中小企業者等の法人税率の特例 ( 法人税 法人住民税 ) 拡充 中小企業者等の法人税率について 年間 800 万円以下の所得金額に対する税率は 15% に軽減されている ( 軽減税率 ) 国際的な経済環境の変化等により 景気の先行きに不透明さが増す中 アベノミクスの地域 中小企業への波及を支えるため 大企業とのイコールフッティングも踏まえ 本措置の延長が必要 現行制度 中小企業者等の法人税率は 年 800 万円以下の所得金額について 19% に軽減されている ( 本則 ) 当該税率は時限的な措置として 更に 15% に軽減されている ( 租税特別措置 ) 要望内容 適用期限を 2 年間延長する ( 平成 30 年度末まで ) 非製品ガスに係る石油石炭税の還付の延長 ( 石油石炭税 ) 延長 海外との事業環境のイコールフッティングを図り 国内へのガソリン等の供給基盤である製油所等の維持 強化に向けた投資を促すため 非製品ガスに係る石油石炭税の還付制度を延長する 要望内容 適用期限を 3 年間延長する ( 平成 31 年度末まで ) 3 / 6

租税条約ネットワークの拡充 日本企業による取引や投資の実態 要望等を踏まえ 我が国の経済の活性化や我が国課税権の適切な確保に資するよう 租税条約ネットワークを迅速に拡充すべくその内容や交渉相手国の選定について具体的な検討を行う 熊本地震による被害等を踏まえた所要の税制上の措置 ( 法人税等 ) 熊本地震による被害 復旧 復興の状況等を踏まえ 所要の税制上の措置を検討する 中小企業等の貸倒引当金の特例の延長 ( 法人税 法人住民税 事業税 ) 事業協同組合等が取引先の倒産により弱体化することや他の組合員や債権者へ連鎖的に影響を及ぼすことを防止し 組合の健全な発展と組合員の利益保護を図るため 中小企業等の貸倒引当金の特例について 適用期限の延長 (2 年間 ) を図る 低公害自動車に燃料を充てんするための設備に係る課税標準の特例措置の延長 ( 固定資産税 ) 低公害車の燃料供給インフラの整備を促進するため 水素充てん設備及び天然ガス充てん設備に係る固定資産税の軽減措置について 適用期限の延長 (2 年間 ) を図る 共同要望 ( 他省庁主管 ) 被災自動車等に係る自動車重量税の還付 ( 自動車重量税 ) 被災自動車等について 納付済み自動車重量税の一部還付する特例措置について 適用期間の延長を図る 企業年金等の積立金に対する特別法人税の撤廃 ( 法人税 法人住民税 ) 企業年金をはじめとする年金資産にかかる特別法人税を撤廃することにより 企業年金の普及 充実を促し 社会保障の維持と経済成長の両立を図る 長期保有土地等に係る事業用資産の買換え等の場合の課税の特例措置の延長 ( 所得税 法人税 ) 長期保有(10 年超 ) の土地等を譲渡し 新たに事業用資産 ( 買換資産 ) を取得した場合の課税の特例について 適用期限の延長 (3 年間 ) を図る 4 / 6

国土交通省 車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) 拡充 延長 車体課税については 平成 28 年度与党税制改正大綱等及び 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 に沿って 以下の方向で見直しを行う 自動車取得税については 消費税率 10% への引上げ時に廃止する 自動車重量税のエコカー減税 自動車取得税のエコカー減税及び各種特例措置並びに自動車税及び軽自動車税のグリーン化特例について 延長するとともに 簡素化 自動車ユーザーの負担軽減 グリーン化等を図る 自動車の保有に係る税負担の軽減に関し総合的な検討を行い 必要な措置を講ずる 平成 30 年排出ガス規制の導入に伴い 必要な措置を講ずる 軽井沢スキーバス事故を受けた貸切バス車両に係る所要の措置 ( 自動車重量税 自動車取得税等 ) 新設 本年 1 月の軽井沢スキーバスの事故を受け 貸切バス事業について 安全 安心な輸送サービスの提供を図るため 貸切バス車両に係る新車の導入促進に資する税制上の所要の措置を検討する 中小企業者が機械等を取得した場合の特別償却制度又は税額控除制度 ( 中小企業投資促進税制 ) の拡充 延長 ( 所得税 法人税 法人住民税 事業税 ) 拡充 延長 中小企業の設備投資を促進するため 中小企業者がトラック( 車両総重量 3.5t 以上 ) その他機械装置等を取得した場合の特別償却制度又は税額控除制度について 対象設備を拡充の上 2 年間 ( 平成 29 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3 月 31 日 ) 延長する 特例措置の内容 所得税 法人税 取得価格の 30% の特別償却又は 7% の税額控除 ( 対象設備 : トラック 内航貨物船 機械装置 器具備品 ソフトウェア ) [ 主要項目以外の項目 ] 国土交通省主管 液化石油ガス車 (LPG 車 ) のエコカー減税等への追加 ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 ) 液化石油ガス (LPG) を燃料とする自動車のうち環境性能の優れたものを エコカー減税 及びグリーン化特例の対象車両に追加する 他省庁主管 試験研究を行った場合の法人税額等の特別控除の拡充 延長 ( 所得税 法人税等 ) 低公害自動車に燃料を充てんするための設備に係る課税標準の特例措置の延長 ( 固定資 産税 ) 中小企業等の貸倒引当金の特例の延長 ( 所得税 法人税 ) 被災自動車等の代替取得に係る非課税措置の延長 ( 自動車取得税 ) 5 / 6

環境省 税制全体のグリーン化の推進 持続可能な社会を構築するため 低炭素 循環型 自然共生等幅広い環境分野において税制全体のグリーン化を推進する ( 地球温暖化対策 ) 地球温暖化対策のための税 を着実に実施し 省エネルギー対策 再生可能エネルギー普及 化石燃料のクリーン化 効率化等のエネルギー起源二酸化炭素排出抑制の諸施策に充当する また 揮発油税等について グリーン化の観点から 当分の間税率 を維持し その税収を地球温暖化対策等に優先的に充当する ( 自動車環境対策 ) 平成 28 年度税制改正大綱 ( 平成 27 年 12 月 16 日自由民主党 公明党 ) に沿って 地球温暖化対策 公害対策の一層の推進 汚染者負担の性格を踏まえた公害健康被害補償のための安定財源確保の観点から 車体課税の一層のグリーン化を推進する 個別のグリーン化措置 低公害自動車に燃料を充てんするための設備に係る課税標準の特例措置 ( 固定資産税 ) 延長 低公害車の燃料等供給設備天然ガス充填設備(4,000 万円以上 ) 及び水素充填設備 (1 億 5,000 万円以上 ) に係る固定資産税について 課税標準を最初の 3 年間 2/3 とする特例措置について 適用期限を 2 年間延長する 試験研究を行った場合の法人税額等の特別控除 ( 法人税 所得税 法人住民税 ) 拡充 延長 試験研究を行った場合の法人税額等の特別控除について 試験研究 の定義及び総額型 ( 試験研究費総額にかかる控除制度 ) の控除率の見直し さらに高水準型 ( 試験研究費の対売上比率が 10% を超えた場合の控除制度 ) の延長等を図る 以上 ( 日本自動車会議所まとめ ) 6 / 6