資料 2-4 家電製品協会の省エネ啓発活動について 行動科学を活用した家庭部門における省エネルギー対策検討会 ( 第 3 回 ) 平成 29 年 11 月 1 日 一般財団法人家電製品協会技術部薬師寺康博
家電製品協会の主な事業 家電製品に共通する諸問題を総合的にとらえた調査研究 啓発活動 製品安全家電製品安全の確保アフターサービスの充実 ユニバーサルデザインの推進 省エネルギー省エネ法への対応省エネ情報の提供 家電リサイクル関連事業 家電リサイクル券の運用 自治体支援事業不法投棄防止 / 離島輸送支援 資格認定事業 家電製品事故に係る紛争に関する相談手続 斡旋手続 裁定手続 2
省エネルギーに関連する動き ( イメージ ) 1979 年 1997 年 1999 年 2000 年 2005 年 2006 年 2008 年 2009 年 2011 年 2012 年 2013 年 2015 年 昭和 54 年 平成 9 年 平成 11 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 18 年 平成 20 年 平成 21 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 27 年 社会の動き オイルショック 1973 年 ( 第 1 次 ) 1979 年 ( 第 2 次 ) COP3 京都議定書採択 京都議定書発効 リーマンショック 東日本大震災 COP21 パリ議定書採択 発効 省エネ関連の動き 省エネ法制定 省エネ法改正 トップランナー制度 省エネラベル 省エネ法改正 統一省エネラベル 家電エコポイント 2009 年度 ~2010 年度 FIT 固定価格買取制度 国民運動など 国民運動 チームマイナス 6% 2007 年 10 月 ~2013 年 3 月 省エネ家電普及促進フォーラム 2013 年 7 月 ~ 2005 年 ~ 2009 年 スマートライフジャパン推進フォーラム 3
省エネ家電普及促進フォーラムの活動 1. 設立経緯と会員 組織など 省エネ家電普及促進フォーラム ( 略称 : 省エネ家電フォーラム ) は 家庭におけるエネルギー消費量の大幅な削減が可能となる省エネ型家電製品 ( エアコン 冷蔵庫 照明等 ) の普及に向けて 家電製造事業者 家電販売事業者 消費者 行政等の関係者が連携しながら国民運動として展開していくことを目的として 下記の通り設立総会を開催し 正式に活動をスタートさせた 設立総会平成 19 年 10 月 18 日 15:00~16:00 中村会長と甘利経済産業大臣 設立総会会場 設立 ( 平成 19 年 10 月 ) 第 1 期 ( 平成 19 年 11 月 ~ 平成 20 年 10 月 ) 第 2 期 ( 平成 20 年 11 月 ~ 平成 21 年 10 月 ) 第 3 期 ( 平成 21 年 11 月 ~ 平成 22 年 10 月 ) 第 4 期 ( 平成 22 年 11 月 ~ 平成 23 年 10 月 ) 第 5 期 ( 平成 23 年 11 月 ~ 平成 25 年 3 月 ) 設立総会では 第 1 期の会長及び副会長として下記の方々が選出された 活動のシンボルであるロゴマーク 会長 中村邦夫 財団法人家電製品協会理事長 副会長 庄山悦彦 社団法人日本電機工業会会長 副会長 町田勝彦 社団法人電子情報技術産業協会会長 副会長 中村一幸 社団法人日本冷凍空調工業会会長 副会長 伊藤清文 社団法人日本電球工業会会長 副会長 恒川眞一 社団法人日本照明器具工業会会長 副会長 斉藤博 全国電機商業組合連合会会長 副会長 宮嶋宏幸 大手家電流通懇談会株式会社ビックカメラ代表取締役社長 副会長 土井栄次 大手家電流通懇談会上新電機株式会社代表取締役社長 副会長 青山理恵子 社団法人日本消費生活アドバイザー コンサルタント協会副会長 4
省エネ家電普及促進フォーラムの活動 2. 実施した活動内容例 (1) キャンペーン 1) 冬の統一キャンペーンウィーク 統一ロゴマーク & キャッチフレーズ 販売店向ポスター 懸垂幕の例 店頭での陳列模様 2) 夏の統一キャンペーンウィーク 3) 会員の取り組み キャンペーン告知チラシ (2) 省エネ情報提供 1) イベント 展示等 1エコプロダクツへの出展 2ENEXへの出展 2)Webサイト ( ホームページ ) 3) 省エネ出前授業 4) 小冊子の製作 5) 市民講座等への講師派遣 エコプロダクツ 2010 ENEX2011 家電フォーラム HP 省エネ出前授業省エネ家電情報冊子 (3) 省エネ診断 ( しんきゅうさん ) エアコン 冷蔵庫 テレビ 照明器具 温水洗浄便座の 5 製品を対象として 省エネ製品への買換え効果をシミュレーションできる しんきゅうさん の制作に フォーラムの WG( ワーキンググループ ) が協力 5
家製協におけるフォーラム支援活動 Ⅰ. 出前授業 教材作成と講師派遣 全国の小 中学校及び教育委員会に案内をするとともに フォーラムの WEB サイト等にて告知 授業の講師には 省エネルギーセンターに登録されている省エネルギー普及指導員の中から学校教育関連の者と会員企業からの推薦者を加えた約 360 名の方々を 省エネ家電コンシェルジェ として任命し 全国の小 中学校に派遣した 省エネ出前授業実施数 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度累計 フォーラム全体 7 校 340 校 340 校 622 校 378 校 39 校 1,726 校 家製協委員担当分 未実施 41 校 40 校 45 校 44 校 15 校 185 校 授業風景 教材用パワーポイント 内容 0. 省エネ家電フォーラム 省エネ出前授業 はじめに 1. いま 地球環境は!? 2. 温室効果ガスと地球温暖化 3. 地球温暖化の影響 4. 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素はどこから? 5. 地球温暖化を防ぐ くらしの省エネ 6. くらしの省エネー家電製品の上手な使い方 7. くらしの省エネー家電製品の上手な選び方 8. くらしの省エネー省エネ型家電製品の上手な選び方 9. くらしの省エネーコツは上手な使い方と選び方の組み合わせ! 10. 省エネ家電フォーラム 省エネ出前授業 まとめ 6
家製協におけるフォーラム支援活動 Ⅱ. 情報提供冊子の発行 企画 制作 配布 主な配布先 (2017 年 ) 2008 年度版 ( 初版 )30 万部 販売員が省エネの基礎知識を修得し消費者に省エネ啓発できる内容とした 2010 年度版 42 万部 新たに 温水洗浄便座を掲載した 2012 年度版 55 万部 誌面拡大 ページ構成変更 イラスト 図を多く採用し 見易くした 販売事業者 家電製造メーカー 経産省 環境省 団体 2009 年度版 40 万部 エコポイント制度の訴求啓発を掲載した 2011 年度版 69 万部 東日本大震災による電力需給問題等を鑑み政府の節電取組を掲載 2013 年度版 50 万部 新たに 太陽光発電 蓄電池を加えスマートライフを基軸に編集 2014 年度版 50 万部 スマートライスおすすめ BOOK として発行 初めてタレントを採用 2017 年度版 40 万部 パリ協定の発効をうけて制作 B6 サイズを採用 イラスト 文字を大きくした 7
家製協におけるフォーラム支援活動 Ⅲ. 省エネ情報の提供 家製協にて専用 Web サイトを制作 運営 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年 平成 16 年 平成 17 年 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年 社会の動き 省エネ関連の動き 京都議定書発効 統一省エネラベル 家電エコポイン 2009 年度 ~2010 年度 固定価格買取制度 パリ議定書採択発効 国民運動など 国民運動チームマイナス 6% 2005 年 ~2009 年 省エネ家電普及促進フォーラム スマートライフジャパン推進フォーラム Web サイトタイトル 家電製品暮らしの省エネ 家電製品チームマイナス 6% 省エネ家電 de 温暖化防止 2013 年 4 月からスマートフォン対応開始 省エネ家電 de スマートライフ 8
家製協におけるフォーラム支援活動 Ⅲ. 省エネ情報の提供 家製協にて専用 Web サイトを制作 運営 参考 家製協の Web サイトへのアクセス状況 家製協省エネ情報提供サイトの月別閲覧数 (PV: ページビュー ) の推移 2010 年 ~2013 年度 2010 年度 ( 平成 22 年 ) 2011 年度 ( 平成 23 年 ) 2012 年度 ( 平成 24 年 ) 2013 年度 ( 平成 25 年 ) サイト内容大幅変更 7 月と 11 月はアクセスが増える 家製協省エネ情報提供サイトの月別閲覧数 (PV: ページビュー ) の推移 2014 年 ~2017 年度 2014 年度 ( 平成 26 年 ) 2015 年度 ( 平成 27 年 ) 2016 年度 ( 平成 28 年 ) 2017 年度 ( 平成 29 年 ) スマートライフ訴求に変更 % 家製協省エネ情報提供サイトスマホでの閲覧率 (PV 数 ) の推移 2014 年 ~2017 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 スマホからのアクセスが伸長 9
2014-4 月 2014-5 月 2014-6 月 2014-7 月 2014-8 月 2014-9 月 2014-10 月 2014-11 月 2014-12 月 2015-1 月 2015-2 月 2015-3 月 2015-4 月 2015-5 月 2015-6 月 2015-7 月 2015-8 月 2015-9 月 2015-10 月 2015-11 月 2015-12 月 2016-1 月 2016-2 月 2016-3 月 2016-4 月 2016-5 月 2016-6 月 2016-7 月 2016-8 月 2016-9 月 2016-10 月 2016-11 月 2016-12 月 2017-1 月 2017-2 月 2017-3 月 2017-4 月 2017-5 月 2017-6 月 2017-7 月 2017-8 月 2017-9 月 家製協におけるフォーラム支援活動 Ⅲ. 省エネ情報の提供 家製協にて専用 Web サイトを制作 運営 参考 アクセスが多いコンテンツ 家製協省エネ啓発 HP 閲覧数推移 (2014 年 4 月 ~2017 年 9 月 ) 平成 26 年 4 月 ~ 平成 29 年 9 月 温暖化による影響 進化した省エネ技術 ( 製品合計 ) エネルギー消費の現状と節電 省エネラベル 統一省エネラベル 国内外の温暖化防止の取り組み トップページ 10
家製協におけるフォーラム支援活動 Ⅳ. エコプロダクツへの出展 (2016 年度から 家製協ブース を出展 ) エコプロ 2016 家製協ブース 出展小間数 :12 小間 ブーステーマ : 省エネ家電 de スマートライフ 温暖化から地球を守れ! 地球環境防衛隊スマートレンジャー 内容 : パネル展示によるクイズラリー ( 常時 ) スマートレンジャーによるミニステージ (58 回 ) ブース来場者 :6,700 名 クイズラリー参加者 4,350 名 ステージ見学者 : 累計 1,704 名 (1 ステージ当たり約 30 名 ) 11
省エネ情報提供における課題 これまでの情報提供活動を通して感じた事 出前授業 展示会 冊子配布 情報を提供できる範囲が圧倒的に小さい 受講者から 周りに省エネ意識は広がって行く ( いる ) のか? ホームページ サイト訪問者が求める ( 欲しい ) 内容になっているか? 対象者とする年齢層は正しいか? 全般 省エネ家電への買換えをプッシュする一助ではあるが 決定打になっていない! 買換えを後押しするキラーコンテンツは何か? 大きな目標に向けた国民運動等による盛り上げが必要? 12