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報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

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第 次石巻市地域情報化基本計画 資料 公共施設予約 イベント等申込システムの整備 生涯学習課体育振興課.5 身近な手続きの電子申請化の推進 公共事業や物品調達に係る電子入札の導入 削除 電子入札は 入札執行に伴う各種手続きを電子メールで行うため 入札会場へ出向くことなく社内に居ながら入札への参加が可

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2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

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取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

資料 安全 安心のまちづくりに係るデータを活用したスマートシティのあり方検討事業について 平成 30 年 5 月 28 日 兵庫県加古川市

都市サービスの高度化アクションプラン 年には 4000 万人と想定される訪日外国人の方が 入国時から滞在 宿泊 買い物 観光 出国まで ストレスなく快適に過ごすことが可能となる ICT 基盤を整備することが重要 また東京大会以降の日本のレガシーとして実現を目指す 1 枚あれば電車 バス

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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

北海道MICE戦略(仮称)

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

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姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下


札幌市 IT 産業の現状と課題 北海道情報産業総売上高の推移 リーマンショック 出典 : 一般社団法人北海道 IT 推進協会北海道 IT レポート 2016

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

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都市サービスの高度化 ~IoT おもてなしクラウド事業の推進 1 IoT 時代の技術進歩の成果を踏まえ 訪日外国人等のスムーズな移動 観光 買い物等の実現に向け スマートフォン 交通系 IC カードやデジタルサイネージ等と 共通クラウド基盤を活用した多様なサービス連携 ( 個人の属性 言語等に応じた

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データ流通 活用に関する取組状況等 ο 官民データ活用推進基本法 ( 平成 28 年 12 月公布 施行 ) や データ流通環境整備検討会 AI IoT 時代におけるデータ活用 WG 中間とりまとめ ( 平成 29 年 3 月 ) 等を受け 総務省 / 経済産業省の 情報銀行の認定に係る指針 Ver

各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

目的 川越市は 埼玉県の南西部に位置し 新河岸川の舟運や川越街道を通じた江戸との交流により発展してきました 蔵造りの町並みや時の鐘などの歴史的な観光資源に恵まれ 都心からのアクセスも良いことから 毎年多くの観光客が本市を訪れています このような中 本市では 平成 20(2008) 年に 川越市観光振

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屋内 3 次元 測位 + 地図 総合技術開発 現状 屋内 3 次元測位統一的な測位手法 情報交換手順がなく 共通の位置情報基盤が効率的に整備されない 技術開発 屋内外のシームレス測位の実用化 (1) 都市部での衛星測位の適用範囲拡大 (2) パブリックタグ 屋内測位の標準仕様策定 効果 3 次元屋内

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地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

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人材育成 に関するご意見 1) 独立行政法人情報通信研究機構富永構成員 1 ページ 2) KDDI 株式会社嶋谷構成員 8 ページ 資料 7-2-1

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資料 ( 文部科学省 ) 第 2 回国と地方のシステム WG 御説明資料 平成 29 年 3 月 6 日スポーツ庁提出資料

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3-2 都心まちづくりの 5 つの展開戦略 1 さっぽろ象徴戦略 ~さっぽろの持つ魅力を象徴する都心 ~ 札幌の新たな魅力と活力を都心において来街者がひと目で見て取り 体感できる象徴性を有 する街並みを創造します 骨格軸の強化と展開軸の形成を図ります にぎわいの軸 ( 駅前通 ) 地下歩行空間整備

2-1. システム概要 2-2. システムの設計 SNS Twitter Web-GIS 推薦システム スマートグラスを統合 平常時は観光回遊行動支援 災害時は避難行動支援 情報の蓄積 共有 推薦とナビゲーションを可能にする 有用性 時間的制約の緩和 スマートグラスの統合 動的 リアルタイム性 SN

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第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

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黎明期にあるデータ流通ビジネス

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

【課題1】海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境づくり~【参考】民間によるビジネス交流拠点の例

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

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(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

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平成 29 年 1 月 25 日 北海道ドライブ観光パス社会実験 ( 仮称 ) のパートナーを募集! ~ 民間アプリを活用し外国人レンタカー利用者のデータを収集 ~ 北海道開発局では 平成 29 年度に 北海道ドライブ観光パス社会実験 ( 仮称 ) を実施する予定です 今般 スマートフォンのアプリケ

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( 常任本部会議の設置等 ) 第 9 条本部に常任本部会議を設置する 2 常任本部会議は 委員長 副委員長及び委員で組織する 3 委員長は 第 11 条第 1 項に規定する最高情報統括責任者をもって充てる 4 委員長は 常任本部会議の事務を総理する 5 副委員長は ICTに関する事務を分掌するプロジ

昇龍道フ ロシ ェクト 資料 3 昇龍道プロジェクトの 平成 31 年度活動方針 ( 案 ) 2019 年 3 月 8 日第 10 回昇龍道プロジェクト推進協議会

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

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知創の杜 2016 vol.10

はじめに

g-contents world Geomedia Summit 東京のタクシー IoT 化 サービス向上からデータ活用まで タクシー新配車システムの変遷 ~ 日本でのアプリ配車における これまでの流れと今後の可能性 ~

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

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目次

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プレス発表資料 平成 22 年 1 月 22 日独立行政法人防災科学技術研究所 JAXA 陸域観測衛星 だいち (ALOS) によるハイチ大地震 ( 仮称 ) の緊急観測画像を 相互運用 g サーバー より WMS 配信開始 独立行政法人防災科学技術研究所 ( 理事長 : 岡田義光 ) は 独立行政

基本方針 2-1 観光資源の有効活用〇歴史 スポーツ 自然など 恵まれた観光資源を活用し 世界に向けた積極的な情報発信や意見交換の場の整備を行います 〇文化 芸術資源のデジタルアーカイブ 33 化により 資源の保護を進め インターネット上での有効活用も行います 2-2 活力ある産業〇ホームページ等の

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例えば お客様へのサービス提供の提案 検討として 1 予測通行量を生かした受発注システム (POS) 2 客層にあった商品の取扱 棚割検討 販促手法の検討 3 広告 宣伝の手法 位置の検討 4 出店立地の検討 5 配車サービスへの利用 6 自動運転車におけるエネルギー補給ポイントの案内として 都市計

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宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

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2020 年に向けた社会全体の ICT 化推進に関する懇談会 の開催について 1 平成 26 年より 総務大臣の懇談会として 2020 年に向けた社会全体の ICT 化推進に関する懇談会 を開催 アクションプランに基づき 2020 年以降のレガシーを視野に入れつつ ICT 化に向けた施策を進めてきた

2-3. 上記 2-2 以外の利用目的は以下の通りです 利用目的対応する利用者情報の項目 (1) 当社のサービスに関連して 個人を識別できない 端末情報形式に加工した統計データを作成するため ログ情報 Cookie 及び匿名 ID 位置情報 (2) 当社又は第三者の広告の配信又は表示のため 端末情報

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平成30年度 事業計画書・収支予算書 _01

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札幌市の ICT 活用の取組について 平成 29 年 12 月

計画体系指す都市像互いに手を携え 心豊かにつながる共生のまち目未来の札幌の姿1.1 札幌市 ICT 活用戦略の策定 総合計画個別計画産ビジョン編 戦略編 アクションプラン 2015 (H27~H31) まちづくり戦略ビジョン 計画期間 :H25~H34 10 年間のまちづくりの指針 まちづくり戦略ビジョンの基本的な方向性に沿って策定 北海道の未来を創造し 世界が憧れるまち 誰もが元気に活躍 街の魅力を一層高める活動の源 誰もが安心して暮らし生涯現役として輝き続ける街 世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街 観光まちづくりプラン第2 次都心まちづくり計画業振興ビジョンエネルギービジョン 札幌市 ICT 活用戦略 札幌市 ICT 活用戦略は個別計画の一つであるが ICT はあらゆる分野で活用されるため 各計画に対して横断的に位置する戦略 ICT の活用だけで目指す都市像や未来の都市像の達成は不可能であるが ICT は札幌市にとって極めて重要な存在 働く場の確保や税収増となって暮らしの充実につながる 経済の活性化 1

1.2 札幌市 ICT 活用戦略について 目指すべき都市像 ( 札幌市まちづくり戦略ビジョン ) 北海道の未来を創造し 世界が憧れるまち 互いに手を携え 心豊かにつながる共生のまち 未来の札幌の姿 ( 札幌市まちづくり戦略ビジョン アクションプラン 2015) 誰もが安心して暮らし 生涯現役として輝き続ける街 世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街 ICT の活用により 目指すべき都市像 未来の札幌の姿 の実現に寄与 地理的価値人的価値技術的価値創造的価値 価値の創造 価値の向上 < 位置付け > 先進的 分野横断的な取組であり イノベーションの創出により新たな価値の創造につながるプロジェクト < 構成 > イノベーションを生む 環境 づくり その環境のもとでの具体的な 事業 < 具体的な取組 > データを収集 管理するためのプラットフォーム ( システム及び体制 ) 構築 札幌駅前通地下歩行空間を先行的な実施エリアに位置付け データ活用の取組を実施 1-1 暮らしの質の向上 ( 生活 ) 1-2 安全 安心の実現 ( 生活 ) 2-1 産業の振興 ( 経済 ) 2-2 多様な雇用と働き方の創造 ( 経済 ) 3 人材の育成 ( 教育 ) 4 効率的で信頼される行政 ( 行政 ) 多様な価値を創造し 向上させた取組の成果を内外へ積極的に発信していく 札幌が ICT 活用のトップランナーとして注目されることで さらなる価値の創造 向上につながる 2

集まるめるノベーション 環境イノベーション人材の育成に係る在り方検討イ えるイノベーション 事業 活かす3 1.3 札幌市 ICT 活用戦略 イノベーション プロジェクトの取組イメージ 蓄札幌駅前通り地下歩行空間 ( チ カ ホ ) での取組 (ICT 活用のショーケース化 ) チ カ ホに設置した各種センサー等からデータを収集 ( 移動ルート 滞留状況 属性情報など ) 都心版データプラットフォーム 反映 統合 行政保有データ 札幌市 ICT 活用プラットフォームセンサー等によるその他の取組集民間保有データリアルタイムデータ 札幌市 ICT 活用プラットフォーム データ管理 収集 変換 蓄積 提供 ネットワーク ユーザー管理 共通 ID 認証 アクセス制御 連携 札幌市 IoT イノベーション推進コンソーシアム 先端技術を活用した新たなビジネスを創出していくことを目指す産学官連携組織 ( 平成 28 年 8 月設立 ) 大学 研究機関等が保有する技術シーズと企業等のビジネスニーズのマッチングやプロジェクト創出 事業化支援を実施 実証実験事業の支援窓口に係る在り方検討 1 誘客 案内サイネージやスマートフォンを活用した各種サービスの実施 2 マーケティング周辺民間事業者による活用 3 防災支援災害発生時の誘導支援等 分析 生活の向上 可視化 経済の活性化 自動制御 行政の信頼性 透明性の向上 クリエイティブ コンベンション NoMaps 映像 音楽 インタラクティブ (ICT 先端技術等 ) の 3 つのクリエイティブ分野を統合したビジネスイベント このイベントを通じて 札幌を 世界屈指のイノベーティブなまち にすることを 指す

1.4 札幌市 ICT 活用プラットフォーム検討会 札幌市 ICT 活用プラットフォーム検討会 データ活用の推進指針オープンデータ ビッグデータの収集 蓄積 活用の指針 プラットフォームの要件機能 システム構成 個人情報保護 情報セキュリティ等 プラットフォームの運用体制運営 維持管理組織の検討等 ( 平成 28 年 7 月 1 日設立 ) ( 平成 28 年 7 月 25 日設立 ) ( 平成 28 年 12 月 13 日設立 ) ( 平成 29 年度設立予定 ) スポーツ 観光 ICT 推進部会 交通 雪対策 ICT 推進部会 健康 ICT 推進部会 スポーツイベント等に関する 観客 選手 運営者向け ICT 活用検討 観光客の利便性向上 誘導 効果的なプロモーションに関する ICT 活用検討 公共交通機関の利用促進 運用最適化に関する ICT 活用検討 除雪事業についての市民満足度 運用効率化に関する ICT 活用検討 市民の健康促進の向上等に向けた ICT 活用検討 4

札幌市 ICT 活用プラットフォームデータ提供者 2.1 プラットフォームの全体イメージ 5 センサー等データ行政保有データ民間保有データデータ編集者データ活用者札幌市民間事業者大学 研究機関 人流データ 画像データ 各種センシングデータ等 行政オープンデータ等 購買情報 交通機関データ等民間事業者大学 研究機関市民 コミュニティ 匿名化 クレンジング 統計化 データ形式変換民間事業者大学 研究機関市民 コミュニティ 分析 サービス提供 プログラム開発 コンサル マーケティング札幌市民間事業者大学 研究機関札幌市民間事業者大学 研究機関札幌市民データベースサーバー WEB アプリケーションサーバー カタログサイト ダッシュボード データ検索 データ登録 データ提供 ユーザ管理 データ蓄積 管理プラットフォーム運営者データ サービス利用者システム管理 システム維持管理 ヘルプデスク対応 機能追加 修正対応データ利活用活性化 ニーズ把握 マッチング データ提供拡大 普及啓発活動 各種取組連携支援協議会運営 参画団体検討 自走化検討 ルール策定 ダッシュボード参照 データ取得 利用 サービス利用

6 2.2 収集データ例 行政保有データ 民間保有データ 防災関連 ( 例 : 避難所情報 ) 商業施設購買情報 人口関連 ( 例 : 住民基本台帳人口 ) 各交通機関運行情報 交通関連 ( 例 : 都市交通データ ) 宿泊施設情報 センサー等データ 路面データ ( 画像 温度等 ) 環境データ ( 温度 湿度 CO 2 等 ) 各種センシングデータ ( 赤外線 重量等 ) 人流データ (GPS Beacon 等 )

2.3 プラットフォームの機能 多様なデータの収集 行政データ 手動 API 民間データ静的 動的データ管理 データ分析 ( 一部実証にて実施予定 ) センサー等データ ダッシュボード API 単一 複数データをグラフやマップ上に可視化表示 各種アプリケーションから必要なデータを直接抽出可能 利活用シーンに合わせたデータ閲覧 提供 7

2.4 データ利活用型スマートシティ推進事業事業概要 市民 地元ベンチャー 大学など多様な主体によるデータ活用 サービス開発 サービス提供 3 持続可能な体制整備 A サービス B サービス C サービス 多様なデータの活用 札幌市 ICT 活用プラットフォーム 1 分野別の実証の実施 観光分野 交通分野 健康分野 1 生活の向上 2 経済の活性化 3 行政の信頼性 透明性の向上 分野の拡大 スマートシティ 官民にわたる多様なデータの収集 蓄積 収集データの拡大 拡充 多様なデータの収集 蓄積 2 実証の結果も踏まえたプラットフォームの構築 分野観光観光雪対策雪対策健康 実証名 インバウンドの周遊誘導及び消費拡大 観光客向け交通情報一元化 スマート除排雪 冬季路面情報の収集 提供及び砂まき行動促進 健康ポイント活用型市民健康活動促進 テーマ 複数分野の民間データ共有による外国人観光客の行動と消費のマッチング 交通情報の集約と情報発信環境の整備 ビッグデータを活用した効果的 効率的な除排雪のあり方検討 市民との協働による滑り止め材散布の促進 健康活動状況や健康状態の可視化による健康意識向上 収集データ 携帯基地局データ GPS ビーコンの位置情報 商業施設の購買データ 各交通機関の運行 遅延情報 路面情報 路肩積雪データ GPS データ 除排雪実施記録データ 気象データ ABS 作動データ 砂箱位置情報 歩行者転倒者情報 路面観察情報 ( 市民等からアップロードされた情報 ) 砂箱在庫情報 属性情報 ( 性別 身長 体重など ) 歩行に関する活動量情報 食生活情報 8

3.1 札幌オープンデータ協議会様事例 平成 27 年度総務省オープンデータ実証事業 オープンデータによる都市全体の外国人観光客の受入環境整備に関する実証事業 ( 平成 27 年 9 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) https://ckan-sapporo.odcity.org/ 9

10 3.2 実証 観光 人流 購買データを活用したインバウンド向け消費促進 / 周遊促進サービス テーマ民間企業が有効にデータを利活用できる仕組みの構築 課題 インバウンドの滞在中の移動 購買行動等の把握 市内中心部に偏っている観光客の郊外施設等への誘客案内 取得するデータ 人流データ : 携帯基地局データ GPS ビーコンの位置情報 購買データ : 商業施設の購買データ 実証ポイント 人流 購買データの分析 インバウンドの動態把握分析に基づいたマーケティングによる販路拡大 購買データ比較による 自社販促 ( 品揃え等 ) の検討 インバウンドの呼び込みのためのプロモーション検討 観光アプリ活用 魅力ある郊外施設への誘導おすすめスポットに誘客するための施設情報 交通手段情報等の提供 概要図 購買情報を提供することで人流データとクロス分析した結果を入手 自社のマーケティングに活用 分析結果 商業施設 購買データ 携帯基地局データ 人流データ 観光アプリと連動した GPS Beacon データ 人流データ 観光アプリ利用者 駅に到着した際 (GPS やビーコンを測位した際 ) に近隣のおすすめスポットを Push 配信することで誘客 札幌市 ICT 活用プラットフォーム 二次利用 民間企業等 人流 購買情報をプロモーション等に活用