Web GIS Template Uploader 利用ガイド 概要 Web GIS Template Uploader について Web GIS Template Uploader は ESRI ジャパンが提供する ArcGIS ソリューションテンプレート ( ) をご使用の ArcGIS ポータル (ArcGIS Online もしくは Portal for ArcGIS の組織サイト ) にアップロードするためのツールです Web GIS Template Uploader を使用することで ArcGIS Desktop や ArcGIS Online の設定メニューを使用せずに ArcGIS ソリューションテンプレートに含まれるフィーチャサービスや Web マップなどを簡単に ArcGIS ポータル上に作成することができます ArcGIS ソリューションテンプレートは あるテーマに関連する一連の GIS データ Web マップ アプリケーションなどをパッケージとして提供します ArcGIS ソリューションテンプレートを利用することで 事前定義済みのフィーチャクラスのスキーマやドメイン シンボル設定 アプリケーションを使用してすぐに業務を開始することができます Web GIS Template Uploader のバージョン 本利用ガイドは Web GIS Template Uploader バージョン 2.1 を対象としています 必要に応じて以下 のダウンロードページから最新のバージョンの Web GIS Template Uploader もしくは利用ガイドをダ ウンロードしてください Web GIS Template Uploader ダウンロードページ https://solutions-esrij.maps.arcgis.com/home/item.html?id=0221123a0c0d498c98b62d11d6ff6f43 1
Web GIS Template Uploader の利用方法 Web GIS Template Uploader のダウンロード ブラウザーでダウンロードページを開き Web GIS Template Uploader をダウンロードします ダウン ロードページ右上の [ ダウンロード ] をクリックして ZIP ファイルを任意の場所に保存してください ArcGIS ソリューションテンプレートのアップロード 以下の手順で Web GIS Template Uploader を使用して ArcGIS ソリューションテンプレートをご使 用の ArcGIS ポータルにアップロードします 1. ダウンロードした ZIP ファイルを任意の場所に解凍し WGTU.exe を実行します 2
2. Web GIS Template Uploader が起動します [ サインイン ] をクリックします ArcGIS Online ではなく Portal for ArcGIS に対してアップロードを行う場合は Portal for ArcGIS に接続するための設定を先に実行してください 3. ArcGIS ポータルへのサインインダイアログが表示されます テンプレートをアップロード する ArcGIS ポータルのユーザーでサインインします ( サインインしたユーザーがテンプレ ートのアイテムの所有者になります ) テンプレートをアップロードするには サインインするユーザーに 公開者 以上のロ ールが割り当てられている必要があります 3
4. テンプレートのアップロード画面が表示されます [ 設定ファイルを選択 ] をクリックして事前 にダウンロードした ArcGIS ソリューションテンプレートの設定ファイルを読み込みます 設定ファイルは通常 ArcGIS ソリューションテンプレートのセットアップファイルのルー トディレクトリに格納されている [settings.json] という名前のファイルです 以下はセット アップファイルの構成の一例です 4
5. 設定ファイルの詳細が表示されます [ 次へ >] をクリックします 6. フォルダーの作成画面が表示されます 入力したフォルダー名で ArcGIS ポータル上にフォルダーが作成され その中に ArcGIS ソリューションテンプレートに含まれるアイテムが作成されます フォルダー名は半角英字 (A-Z, a-z) で始まり 半角英数字もしくはアンダースコア (A-Z, a-z, 0-9, _) のみ含めることができます フォルダー名を入力し [ 次へ >] をクリックします 5
7. 初期表示範囲の設定画面が表示されます この画面では ArcGIS ソリューションテンプレートのアップロードによって作成される Web マップが最初に表示する範囲を設定します 既定の範囲はサインインした ArcGIS ポータルの組織サイトに設定されている範囲です 必要であれば地図の表示範囲を任意の範囲に変更してください [ 次へ >] をクリックします 初期表示範囲の設定画面の操作方法については初期表示範囲の設定画面の操作を参照して ください 6
8. アップロードの実行画面が表示されます [ 実行 ] をクリックしてアップロードを開始します 9. アップロードが完了するとアップロード先の ArcGIS ポータルへのリンクが表示されます リ ンクをクリックします 7
ArcGIS ポータルにサインインし 手順 (6) で指定した名前のフォルダーに移動して ArcGIS ソリューションテンプレートのアイテムが作成されているか確認します ( 作成されるアイテム の詳細は各テンプレートのガイドを参照してください ) アイテムが作成されていることを確認したら [ 完了 ] をクリックして Web GIS Template Uploader を終了します 以上で ArcGIS ソリューションテンプレートのアップロードは完了です [ 別のテンプレートをアップロード ] をクリックすると 設定ファイルの読み込み画面に戻り 続けてテンプレートをアップロードすることができます 8
Web GIS Template Uploader のオプション オプションの変更方法 Web GIS Template Uploader にはいくつかのオプション設定があり 用途に応じて設定を変更すること ができます 設定を変更するにはアプリケーションの起動画面で [ 変更する ] をクリックします 設定画面が表示されます 必要な項目を変更して [ 保存 ] をクリックするとオプションの値を変更するこ とができます アプリケーションの既定値にオプションの値を戻すには [ 既定値に戻す ] をクリックして から [ 保存 ] ボタンをクリックしてください 9
変更可能なオプション 変更可能なオプションは以下の通りです 1 ポータルの URL ArcGIS ソリューションテンプレートをアップロードする ArcGIS ポータルの URL を設定し ます 2 Portal for ArcGIS を使用する Portal for ArcGIS にソリューションテンプレートをアップロードする場合にチェックを入れ ます 3 アプリケーション ID Portal for ArcGIS の組織サイトに Web GIS Template Uploader を登録した際に発行される アプリケーション ID を設定します (2 "Portal for ArcGIS を使用する " にチェックが入っ ている場合にのみ表示されます ) 10
4 テンプレートに設定しているベースマップを使用する ベースマップは テンプレートに含まれるマップ内に表示されるコンテンツの背景地図を提供します チェックが入っている場合は テンプレートに設定しているベースマップを使用してテンプレートをアップロードします チェックが入っていない場合は ArcGIS ポータルの組織サイトで設定しているデフォルトベースマップを使用してアップロードします 2 "Portal for ArcGIS を使用する " にチェックが入っている場合 この設定にはデフォルトではチェックが入っていません チェックを入れることも可能ですが インターネットに接続できない環境で Portal for ArcGIS を運用している場合など テンプレートに設定しているベースマップにアクセスできない場合はアップロード時にエラーが発生します エラーが発生する場合は チェックを外してアップロードを再度実行してください ArcGIS ポータルの組織サイトで設定しているベースマップギャラリーの設定は考慮しません ベースマップギャラリーでベクターベースマップを設定している場合でも アップロード時はデフォルトベースマップの設定を使用します 5 マップの範囲 ArcGIS ソリューションテンプレートのアップロードによって作成される Web マップの範囲 の初期範囲です " ポータルの既定の範囲を使用する " にチェックが入っている場合 接続して いる ArcGIS ポータルの組織サイトに設定されている初期表示範囲が使用されます 6 カスタムの範囲 マップの範囲の " ポータルの既定の範囲を使用する " にチェックが入っていない場合は このカスタムの範囲に指定された範囲が既定の Web マップの範囲として使用されます 緯度経度 (10 進 ) で最小 XY および最大 XY の座標値を設定します この値は初期表示範囲の設定画面からも設定することができます 詳細は初期表示範囲の設定画面の操作を参照してください 7 フィーチャの最大配信数 テンプレートをアップロードした際に作成されるフィーチャサービスがリクエストに対して返す最大のフィーチャ数です 1,000( 推奨値 ) ~ 100,000 フィーチャの値を指定してください 8 サービス作成待機時間 ( 分 ) ArcGIS ソリューションテンプレートをアップロードする際に フィーチャサービスなどのアイテムが作成されるまで処理を待機する時間を指定します 1~60( 分 ) の値を指定してください 11
初期表示範囲の設定画面の操作 以下は初期表示範囲の設定画面の操作方法です 1 ホームボタン 既定の地図の範囲に移動します 既定の地図の範囲は 設定画面の " ポータルの既定の範囲を使用する " にチェックが入っている場合 接続している ArcGIS ポータルの組織サイトに設定されている地図の範囲です チェックが入っていない場合は 設定画面のカスタムの範囲に設定されている範囲です 2 住所検索バー 検索ボタン ( 虫眼鏡アイコンのボタン ) をクリックすると表示されます 入力した住所の場所 に移動することができます ( 接続している ArcGIS ポータルの組織サイトに有効なジオコーデ ィングサービスが設定されている必要があります ) 3 既定の範囲に設定ボタン 設定画面の " ポータルの既定の範囲を使用する " にチェックが入っていない場合に表示されま す 現在表示されている地図の範囲を設定画面のカスタムの範囲に設定することができます 12
Portal for ArcGIS に接続するための設定 Web GIS Template Uploader を使用して ArcGIS ソリューションテンプレートを Portal for ArcGIS にアップロードするには アップロードを行う前に以下の手順を実行してください Portal for ArcGIS のバージョンの確認 Web GIS Template Uploader および使用する ArcGIS ソリューションテンプレートのダウンロード ページに記載されている動作環境セクションを確認し アップロード先の Portal for ArcGIS のバージョ ンがサポートされていることを確認してください Web GIS Template Uploader の Portal for ArcGIS への登録 この手順では Web GIS Template Uploader を Portal for ArcGIS の組織サイトにアプリケーションと して登録します 以下の手順は Portal for ArcGIS 10.5.1 の場合の手順です ご使用の Portal for ArcGIS のバージョンにより 手順が異なる場合があります 1. Portal for ArcGIS の組織サイトにサインインして [ マイコンテンツ ] ページに 移動します 2. ページ上部のメニューから [ アイテムの追加 ] > [ アプリケーション ] をクリックします 13
3. アプリケーションの追加ダイアログが表示されます タイプとして [ アプリケーション ] を選 択します タイトルとタグに任意の値を入力して [ アイテムの追加 ] をクリックします 4. 組織サイトにアプリケーションの登録情報がアイテムとして作成され アイテムページが開 きます ページ上部の [ 設定 ] タブを選択し ページ下部の Application 設定セクションにあ る [ 登録情報 ] をクリックします 14
5. アプリケーションの登録情報が表示されます Web GIS Template Uploader から Portal for ArcGIS に接続するにはこの登録情報の [ アプリケーション ID] が必要になるので ブラウザ ーを開いたままにするか 値を記録してください 6. ( オプション )Web GIS Template Uploader の登録情報のアイテムを Portal for ArcGIS から削除すると登録情報のアプリケーション ID が無効になります あやまって登録情報を削 除しないように以下の設定を行うことをお勧めします アプリケーションのアイテムページ上部の [ 設定 ] タブを選択し 一般設定セクションの [ このアイテムが誤って削除されないようにします ] にチェックをいれて [ 保存 ] をクリック します 15
Web GIS Template Uploader の接続先の変更 この手順では Web GIS Template Uploader の接続先を ArcGIS Online( 既定値 ) から Portal for ArcGIS に変更します 1. Web GIS Template Uploader を起動し 起動画面で [ 変更する ] をクリックします 2. 設定画面に移動します [ ポータルの URL] に 接続する Portal for ArcGIS の URL を入力します 通常この URL は https://[ サーバー名 ]/[Web Adaptor 名 ] です ( ) [Portal for ArcGIS を使用する ] にチェックをいれ [ アプリケーション ID] に 事前に取得したアプリケーション ID を入力します 例 : https://myserver.maps.local/arcgis 3. [ 保存 ] をクリックして変更を保存したら [ 戻る ] をクリックしてサインイン画面に戻りま す ArcGIS ソリューションテンプレートのアップロードに戻り アップロードを行います ( アップロード手順は ArcGIS Online にテンプレートをアップロードする場合と同じです ) 16
Web GIS Template Uploader 利用ガイド 2018 年 6 月 ESRI ジャパン株式会社 https://www.esrij.com/ Copyright(C) Esri Japan. 無断転載を禁ず 本書に記載されている社名 商品名は 各社の商標および登録商標です 本書に記載されている内容は改良のため 予告なく変更される場合があります 本書並びにテンプレートは参考情報の提供を目的としており 含まれる情報はその使用者の自己の責任において利用して頂く必要があります 17